JPH0561163U - 延反機の通風遮断装置 - Google Patents

延反機の通風遮断装置

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JPH0561163U
JPH0561163U JP192192U JP192192U JPH0561163U JP H0561163 U JPH0561163 U JP H0561163U JP 192192 U JP192192 U JP 192192U JP 192192 U JP192192 U JP 192192U JP H0561163 U JPH0561163 U JP H0561163U
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JP
Japan
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sheet body
cutter unit
roll
winding
fabric
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JP192192U
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JPH072514Y2 (ja
Inventor
和博 古屋
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株式会社エヌシーエー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 昇降可能なカッタユニットが繰出しロールの
下部に設けられた延反機において、繰出しロールから下
方に向けて繰り出された原反が風の影響を受けることな
く所定の位置に確実に繰り出されるようにする。 【構成】 カッタユニット30に巻取り手段42を取り
付け、巻取り手段42から引き出されたシート体41の
端部をフレーム5側に取り付ける。巻取り手段42はシ
ート体41を常時巻取り方向に付勢している。シート体
41によって繰出しロール25とカッタユニット30と
の間の開口が塞がれる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、延反機を走行させながら原反を延反するときに、延反機の走行に伴 って発生する風で原反の繰出し位置が乱されないようにするための通風遮断装置 に関する。
【0002】
【従来の技術】
延反台の上に繰り出した原反を定尺に切断して積層するという延反機において は、解反ロールで原反ロールより解反された原反を繰出しロールで延反台の上に 繰り出すことが行われる。そして、延反台の上に原反が所定長さに亘って繰り出 された時点で、延反機に設けられたカータユニットが動作し、原反が横断方向に 沿って切断される。
【0003】 この種の延反機において、カッタユニットは、繰返し延反によって延反台に積 み重ねられる原反の積上げ高さが高くなるのに伴って逐次上昇されるようになっ ている。
【0004】 このような従来の延反機において、カッタユニットは繰出しロールの下方に配 備されており、また、繰出しロールとカッタユニットとの相互間は開口されてい る場合が多い。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、繰出しロールとカッタユニットとの相互間が開口されているような 従来の延反機にあっては、繰出しロールから下方に向けて繰り出された原反がそ の開口を覆うので、延反機が走行してその開口を通過する風が発生した場合には 、その風が原反に当たることにより原反の通過経路すなわち繰出しロールによる 原反の繰出し位置が乱されて原反が所定の位置に繰り出されなくなり、そのこと が円滑な延反作業の妨げになることがあった。
【0006】 本考案は以上の問題に鑑みてなされたものであり、昇降可能なカッタユニット が繰出しロールの下部に設けられた延反機において、繰出しロールから下方に向 けて繰り出された原反が風の影響を受けることなく所定の位置に確実に繰り出さ れるようにするための通風遮断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案による延反機の通風遮断装置は、繰出しロールで下方に向けて繰り出さ れた原反を横断方向に沿って切断するためのカッタユニットが繰出しロールの下 部に昇降可能に設けられた延反機において、カッタユニットまたは繰出しロール 直下の本体フレームのいずれか一方に、シート体を常時巻取り方向に付勢する巻 取り手段が取り付けられ、他方に、巻取り手段から引き出されたシート体の端部 の固定手段が設けられているものである。
【0008】
【作用】
上記構成において、巻取り手段がカッタユニットに取り付けられている場合、 巻取り手段から引き出したシート体の端部を、本体フレームの直下の固定手段に 固定すると、シート体によって繰出しロールとカッタユニットとの相互間の開口 が塞がれる。このため、延反機を走行させても風が上記開口を通過することがな くなり、それによって繰出しロールから下方に向けて繰り出された原反が風の影 響を受けにくくなる。また、シート体は巻取り手段によって常時巻取り方向に付 勢されているので、カッタユニットが上昇したときにはその上昇に追従して巻取 り手段にシート体が巻き取られ、逆に、カッタユニットが下降したときにはその 下降に追従して巻取り手段からシート体が引き出される。
【0009】
【実施例】
図1は本考案の実施例による通風遮断装置を適用した手押し式延反機の側面構 成図、図2は同装置を適用した図1の延反機の平面構成図である。
【0010】 この延反機は台車1とその上に搭載された原反処理ユニット2とからなる。
【0011】 台車1は前後の走行車輪3,4を有し、前走行車輪(以下、前輪という)3に は同軸にタイミングプーリ6が設けられており、このタイミングプーリ6とフレ ーム5に取り付けられたロータリーエンコーダ8側のタイミングプーリ9とにタ イミングベルト7が巻き掛けられている。この構成により、前輪3の回転速度に 応じた電気信号がロータリーエンコーダ8から出力される。10は手押し用のハ ンドルであり、このハンドル10は上記フレーム5の適切な高さ位置に設けられ ている。
【0012】 原反処理ユニット2のフレーム21には、原反ロール100が載架されるバケ ットロール22、その両側に並列された複数本の補助ロール23…、解反ロール 24、繰出しロール25などの各種のロールやドーム26などが取り付けられて おり、しかも、解反ロール24とドーム26との間には、原反101の垂下り空 間27が形成されている。繰出しロール25の回転駆動源にはサーボモータ39 が用いられている。このため、繰出しロール25の回転速度や回転開始および回 転停止の各タイミングなどは、サーボモータ39に付設されるサーボアンプ(不 図示)の入力信号により正確に制御される。なお、サーボモータ39の回転速度 は、上述したロータリーエンコーダ8の出力信号(電気信号)によって制御され るようになっている。
【0013】 カッタユニット30は、繰出しロール25の下部において台車1のフレーム5 の端部に昇降可能に設けられている。このカッタユニット30は、回転カッタ3 1や、ガイドバン32などを備えている。ガイド板32は、繰出しロール25か ら下方に向けて繰り出された原反101を延反台200の上に円滑に案内するこ とに役立っている。
【0014】 Aは通風遮断装置である。図2に拡大して示したように、この通風遮断装置A は、シート体41とシート体41の巻取り手段42とを備え、巻取り手段42が ガイドバン32の上端近傍箇所でカッタユニット30に取り付けられ、巻取り手 段42から繰り出されたシート体41が繰出しロール25の直下の本体フレーム としてのフレーム5に係止具(固定手段の一例である)43を介して引っ掛け状 に固定されている。上記巻取り手段42は、シート体41を常時巻取り方向に付 勢するばねを内蔵した外筒を備えているものである。このような通風遮断装置A において、シート体41は、繰出しロール25とカッタユニット30のガイドバ ン32との間の開口を覆う幅寸法を有しており、しかもその原反101がシート 体41と擦れ合っても静電気を帯びにくい素材で作られている。
【0015】 以上のように構成された手押し式延反装置において、作業者がハンドル10を 手で持つて延反機を走行させると、その走行時の速度、すなわち前輪3の回転速 度に応じた電気信号がロータリエンコーダ8から出力され、その出力信号によっ て繰出しロール25のモータ39の回転速度が制御される。したがって、原反ロ ール100からバケットロール22や解反ロール24によって解反された原反1 01が繰出しロール25によって下方に向けて繰り出され、シート体41および ガイドバン32の上を滑って延反台200の上に延反される。そして、延反台2 00の上に所定長さに亘って原反101が延反されたときにカッタユニット30 が始動され、回転カッタ31によってその原反101が横断方向に切断される。
【0016】 このような延反工程を行う場合、繰出しロール25とカッタユニット30のガ イドバン32との間の開口はシート体41によって塞がれているので、延反機を 走行させても風が上記開口を通過することがなくなり、それために繰出しロール 25から下方に向けて繰り出された原反101が風の影響を受けずに、あるいは ほとんど受けずに滑らかに所定の位置に繰り出される。また、延反工程を繰返し 行う場合、延反台200に積み上げられる原反101の積上げ高さが次第に高く なっていくので、積み上げられた原反101の高さに応じてカッタユニット30 が次第に矢符Xのように上昇するのであるけれども、シート体41は巻取り手段 42によって常時巻取り方向に付勢されているので、カッタユニット30が上昇 したときにはその上昇に追従して巻取り手段42にシート体41が巻き取られ、 シート体41に弛みを生じるといった事態は生じない。なお、延反開始時などに カッタユニット30を下降させたときには、その下降に追従して巻取り手段42 からシート体41が引き出されるので、シート体41により上記開口を塞いだ状 態が維持される。
【0017】 この実施例では、巻取り手段42をカッタユニット30側に取り付け、シート 体41の端部をフレーム5の係止具43に引っ掛けて固定してあるけれども、こ の逆に、巻取り手段42をフレーム5の係止具43側に取り付け、シート体41 の端部を係止具などの固定手段を介してカッタユニット30側に取り付けてもよ い。なお、シート体41で上記開口を塞いでおく必要がないときは、シート体4 1の端部を係止具43から取り外して巻取り手段42に巻き取らせておけばよい 。
【0018】 さらに、この実施例で説明した延反機は手押し式のものであるが、本考案を適 用することのできる延反機は手押し式に限定されず、モータ駆動式などの他の種 類のものにも適用することが可能である。
【0019】
【考案の効果】
本考案による延反機の通風遮断装置は、繰出しロールとカッタユニットとの相 互間の開口をシート体で塞ぐことによってその開口を風が通過しないようにする ものであるから、繰出しロールから下方に向けて繰り出された原反が風の影響を 受けにくくなり、そのために原反の繰出し位置が確実に所定の位置に規制され、 延反工程を円滑に進めることが可能になる。また、繰返し延反時にカッタユニッ トが逐次上昇するときには、カッタユニットの上昇に応じてシート体が逐次巻取 り手段に巻き取られるので、カッタユニットが上昇してもシート体に弛みが生じ るという事態がおこらず、そのために上記開口の通風遮断が常に確実に発揮され る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による通風遮断装置を適用した
手押し式延反装置の側面構成図である。
【図2】通風遮断装置を拡大した概略側面図である。
【符号の説明】
A 通風遮断装置 5 フレーム(本体フレーム) 25 繰出しロール 30 カッタユニット 41 シート体 42 巻取り手段 43 係止具(固定手段) 101 原反

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繰出しロールで下方に向けて繰り出され
    た原反を横断方向に沿って切断するためのカッタユニッ
    トが繰出しロールの下部に昇降可能に設けられた延反機
    において、 カッタユニットまたは繰出しロール直下の本体フレーム
    のいずれか一方に、シート体を常時巻取り方向に付勢す
    る巻取り手段が取り付けられ、他方に、巻取り手段から
    引き出されたシート体の端部の固定手段が設けられてい
    ることを特徴とする延反機の通風遮断装置。
JP1992001921U 1992-01-23 1992-01-23 延反機の通風遮断装置 Expired - Lifetime JPH072514Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992001921U JPH072514Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 延反機の通風遮断装置

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Publication Number Publication Date
JPH0561163U true JPH0561163U (ja) 1993-08-10
JPH072514Y2 JPH072514Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=11515063

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JP1992001921U Expired - Lifetime JPH072514Y2 (ja) 1992-01-23 1992-01-23 延反機の通風遮断装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08192954A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 N C Ee:Kk 延反機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01103663U (ja) * 1987-12-25 1989-07-13

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JPH01103663U (ja) * 1987-12-25 1989-07-13

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JPH08192954A (ja) * 1995-01-13 1996-07-30 N C Ee:Kk 延反機

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JPH072514Y2 (ja) 1995-01-25

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