JPH056112Y2 - - Google Patents
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- JPH056112Y2 JPH056112Y2 JP14680787U JP14680787U JPH056112Y2 JP H056112 Y2 JPH056112 Y2 JP H056112Y2 JP 14680787 U JP14680787 U JP 14680787U JP 14680787 U JP14680787 U JP 14680787U JP H056112 Y2 JPH056112 Y2 JP H056112Y2
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Description
(産業上の利用分野)
本考案は建造物構内で使用する動力運搬車に装
着するタイヤに用いられるノーマーキングプレキ
ユアトレツドに関する。 (従来の技術) 食品等の工場、倉庫の床等は例えば緑色、黄
色、オレンジ色などに塗装され美しくしてある。
そして、このような工場、倉庫等の構内ではフオ
ークリフト、ケーリートラツクなどの動力運搬車
が多く使われているが、これらがブレーキをかけ
たり、小さい半径で旋回するとき、床にタイヤの
黒い跡がつきやすく汚なくなる。そこで、このよ
うな場合にタイヤの跡が目立たない色のタイヤが
望まれていた。 しかしながら、この種のタイヤのサイズは多
く、又、希望される色の種類も多く、それらの組
合せとなつて、その数は多数になるが、需要量は
比較的少ない。従つて、一般にタイヤは大量生産
方式で製造されるので、上記タイヤの製造には適
していない欠点がある。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は床を汚染することのないノーマ
ーキングタイヤに用いられるプレキユアトレツド
を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案は A (a)天然ゴム及び合成ゴムより選ばれた非汚染
性ゴム100重量部、(b)シリカ30〜70重量部、(c)
非汚染性の通常のゴム用配合剤、(d)カーボンブ
ラツク0〜1重量部及び(e)着色剤を含有するゴ
ム組成物からなるトレツドゴムと、 B その裏面全面に重合した(f)ハロゲン化ブチル
ゴム30〜70重量部及び(g)天然ゴム及び合成ゴム
より選ばれた1種以上70〜30重量部を含有する
ゴム組成物からなる移行防止層との積層構造か
らなるノーマーキングプレキユアトレツドに係
る。 本考案において天然ゴム及び合成ゴムより選ば
れる非汚染性ゴムが用いられるが、合成ゴムとし
ては例えばポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタ
ジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム
(SBR)、これらの変性物、これらのブレンド物
等がいずれも使用できる。 一般に床を汚なくする原因はブレーキをかけた
とき、或いは車輌を小さい半径で旋回させたとき
に、タイヤが激しく摩耗して摩耗屑が微粉末とな
つて床に付着することにある。又、トレツドゴム
組成物の中に汚染性物質が含まれていると、長時
間車を止めているとトレツド中の汚染性物質が床
に移行、拡散して汚なくなる。汚染性物質として
はアロマ系のプロセスオイル、アミン系の老化防
止剤等が知られているが、本考案ではこれらの汚
染性物質をトレツドゴム組成物に実質的に含まれ
ないことが特徴である。 従つて本考案ではカーボンブラツクの代りに白
色粉末のシリカを使用して補強する。シリカの使
用量はゴム成分100重量部に対して30〜70重量部
が好ましい。この範囲ではムーニー粘度も適当で
加工性も良く、補強効果も十分である。 更に本考案では非汚染性の通常のゴム用配合
剤、例えば加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、
加硫遅延剤、補強剤、オイル、充填剤、可塑剤、
老化防止剤、粘着付与剤、着色剤等を使用する。 尚、本考案ではカーボンブラツクを原則として
使用しないが、カーボンブラツクを配合したゴム
組成物を加工する機械を共用したとき、機械内に
付着していた黒ゴムが混入して黒くなることがあ
るので、予め少量のカーボンブラツクを緩衝剤と
して配合しておき、万一黒ゴムが混入しても色が
変動しないようにすることもできる。一般にはゴ
ム成分100重量部に対して0〜1重量部の範囲で
使用するのが好ましい。尚、更にトレツドの跡が
床についても目立たない色の着色剤を使用する。 上記各成分を含有するゴム組成物を一定の形を
した口金を設けた押出し機を用いて成型してトレ
ツドゴムを作成する。 次に本考案では上記で得られたトレツドゴムの
裏面全面にシート状の移行防止層を重合し、それ
を一体加硫成型して目的とするノーマーキングプ
レキユアトレツドを得る。 移行防止層はハロゲン化ブチルゴムと、天然ゴ
ム及び合成ゴムより選ばれた1種以上とを含有す
るゴム組成物からなる。合成ゴムとしては前述の
トレツドゴムにおいて述べたと同様のゴムを使用
できる。ハロゲン化ブチルゴムが30〜70重量部の
場合は汚染性物質の移行防止作用が十分であると
共に、トレツドゴムと同種のゴムを含んでいるの
でトレツドゴムと移行防止層との接着性が良好で
ある。 本考案のプレキユアトレツドを通常のタイヤ又
は使用済みタイヤの残余トレツドゴムを削り取つ
て得たケーシングに積層することによりノーマー
キングタイヤを得ることができる。 未加硫のトレツドゴムを未加硫のケーシングに
重合した後、加硫成型する従来方法では加硫のと
き両者の境界面で相互に相手側に流れこんで色の
異なる両者の境界線が入り組み見苦しくなる。両
者を個別に加硫成型した後、貼り合わせる本考案
の方法によれば境界線が鮮明になつて美観に優れ
る。本考案では汚染性物質の移行防止層をトレツ
ドゴムとケーシングの間に存在するので、トレツ
ドゴムの変色の防止効果に一層優れている。又、
サイズ毎にケーシングを製造し、複数サイズに共
用できるプレキユアトレツドを別途製造してお
き、必要に応じて両者を組合わせれば種類が多い
問題が軽減される。 本考案のノーマーキングプレキユアトレツドの
1例の1部断面図を第1図に示す。図において、
1はトレツドゴム、2は移行防止層、3は溝であ
る。 (実施例) 以下に実施例を挙げて説明する、尚、単に部と
あるのは重量部を示す。 参考例 1 天然ゴム60部、SBR20部、BR20部、亜鉛華3
部、ステアリン酸2部、ワツクス1部、老化防止
剤(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフエ
ノール)1部、緑色カラーバツチ5部、カーボン
ブラツク0.5部、促進剤(CZ)2部、促進剤
(DT)0.5部、硫黄2部及び下記第1表に記載の
成分をバンバリーミキサーにより混練してトレツ
ドゴム用混合ゴムを得た。 上記混合ゴムの一部を円盤状の試験片に加硫成
型してピコ摩耗量をASTM D2228に従つて測定
し、ゴム組成物のムーニー粘度(JIS K6700)と
共に第1表に示した。尚、ピコ摩耗はASTMの
参照配合の摩耗指数を基準にして指数表示し、数
値が大きい程、良好である。配合Aはピコ摩耗が
著しく劣り実用的でない。一方、配合Eはムーニ
ー粘度が高すぎて、混合、押出しなどの作業性が
悪いので実用的でない。
着するタイヤに用いられるノーマーキングプレキ
ユアトレツドに関する。 (従来の技術) 食品等の工場、倉庫の床等は例えば緑色、黄
色、オレンジ色などに塗装され美しくしてある。
そして、このような工場、倉庫等の構内ではフオ
ークリフト、ケーリートラツクなどの動力運搬車
が多く使われているが、これらがブレーキをかけ
たり、小さい半径で旋回するとき、床にタイヤの
黒い跡がつきやすく汚なくなる。そこで、このよ
うな場合にタイヤの跡が目立たない色のタイヤが
望まれていた。 しかしながら、この種のタイヤのサイズは多
く、又、希望される色の種類も多く、それらの組
合せとなつて、その数は多数になるが、需要量は
比較的少ない。従つて、一般にタイヤは大量生産
方式で製造されるので、上記タイヤの製造には適
していない欠点がある。 (考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は床を汚染することのないノーマ
ーキングタイヤに用いられるプレキユアトレツド
を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) 本考案は A (a)天然ゴム及び合成ゴムより選ばれた非汚染
性ゴム100重量部、(b)シリカ30〜70重量部、(c)
非汚染性の通常のゴム用配合剤、(d)カーボンブ
ラツク0〜1重量部及び(e)着色剤を含有するゴ
ム組成物からなるトレツドゴムと、 B その裏面全面に重合した(f)ハロゲン化ブチル
ゴム30〜70重量部及び(g)天然ゴム及び合成ゴム
より選ばれた1種以上70〜30重量部を含有する
ゴム組成物からなる移行防止層との積層構造か
らなるノーマーキングプレキユアトレツドに係
る。 本考案において天然ゴム及び合成ゴムより選ば
れる非汚染性ゴムが用いられるが、合成ゴムとし
ては例えばポリイソプレンゴム(IR)、ポリブタ
ジエンゴム(BR)、スチレン・ブタジエンゴム
(SBR)、これらの変性物、これらのブレンド物
等がいずれも使用できる。 一般に床を汚なくする原因はブレーキをかけた
とき、或いは車輌を小さい半径で旋回させたとき
に、タイヤが激しく摩耗して摩耗屑が微粉末とな
つて床に付着することにある。又、トレツドゴム
組成物の中に汚染性物質が含まれていると、長時
間車を止めているとトレツド中の汚染性物質が床
に移行、拡散して汚なくなる。汚染性物質として
はアロマ系のプロセスオイル、アミン系の老化防
止剤等が知られているが、本考案ではこれらの汚
染性物質をトレツドゴム組成物に実質的に含まれ
ないことが特徴である。 従つて本考案ではカーボンブラツクの代りに白
色粉末のシリカを使用して補強する。シリカの使
用量はゴム成分100重量部に対して30〜70重量部
が好ましい。この範囲ではムーニー粘度も適当で
加工性も良く、補強効果も十分である。 更に本考案では非汚染性の通常のゴム用配合
剤、例えば加硫剤、加硫促進剤、加硫促進助剤、
加硫遅延剤、補強剤、オイル、充填剤、可塑剤、
老化防止剤、粘着付与剤、着色剤等を使用する。 尚、本考案ではカーボンブラツクを原則として
使用しないが、カーボンブラツクを配合したゴム
組成物を加工する機械を共用したとき、機械内に
付着していた黒ゴムが混入して黒くなることがあ
るので、予め少量のカーボンブラツクを緩衝剤と
して配合しておき、万一黒ゴムが混入しても色が
変動しないようにすることもできる。一般にはゴ
ム成分100重量部に対して0〜1重量部の範囲で
使用するのが好ましい。尚、更にトレツドの跡が
床についても目立たない色の着色剤を使用する。 上記各成分を含有するゴム組成物を一定の形を
した口金を設けた押出し機を用いて成型してトレ
ツドゴムを作成する。 次に本考案では上記で得られたトレツドゴムの
裏面全面にシート状の移行防止層を重合し、それ
を一体加硫成型して目的とするノーマーキングプ
レキユアトレツドを得る。 移行防止層はハロゲン化ブチルゴムと、天然ゴ
ム及び合成ゴムより選ばれた1種以上とを含有す
るゴム組成物からなる。合成ゴムとしては前述の
トレツドゴムにおいて述べたと同様のゴムを使用
できる。ハロゲン化ブチルゴムが30〜70重量部の
場合は汚染性物質の移行防止作用が十分であると
共に、トレツドゴムと同種のゴムを含んでいるの
でトレツドゴムと移行防止層との接着性が良好で
ある。 本考案のプレキユアトレツドを通常のタイヤ又
は使用済みタイヤの残余トレツドゴムを削り取つ
て得たケーシングに積層することによりノーマー
キングタイヤを得ることができる。 未加硫のトレツドゴムを未加硫のケーシングに
重合した後、加硫成型する従来方法では加硫のと
き両者の境界面で相互に相手側に流れこんで色の
異なる両者の境界線が入り組み見苦しくなる。両
者を個別に加硫成型した後、貼り合わせる本考案
の方法によれば境界線が鮮明になつて美観に優れ
る。本考案では汚染性物質の移行防止層をトレツ
ドゴムとケーシングの間に存在するので、トレツ
ドゴムの変色の防止効果に一層優れている。又、
サイズ毎にケーシングを製造し、複数サイズに共
用できるプレキユアトレツドを別途製造してお
き、必要に応じて両者を組合わせれば種類が多い
問題が軽減される。 本考案のノーマーキングプレキユアトレツドの
1例の1部断面図を第1図に示す。図において、
1はトレツドゴム、2は移行防止層、3は溝であ
る。 (実施例) 以下に実施例を挙げて説明する、尚、単に部と
あるのは重量部を示す。 参考例 1 天然ゴム60部、SBR20部、BR20部、亜鉛華3
部、ステアリン酸2部、ワツクス1部、老化防止
剤(2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフエ
ノール)1部、緑色カラーバツチ5部、カーボン
ブラツク0.5部、促進剤(CZ)2部、促進剤
(DT)0.5部、硫黄2部及び下記第1表に記載の
成分をバンバリーミキサーにより混練してトレツ
ドゴム用混合ゴムを得た。 上記混合ゴムの一部を円盤状の試験片に加硫成
型してピコ摩耗量をASTM D2228に従つて測定
し、ゴム組成物のムーニー粘度(JIS K6700)と
共に第1表に示した。尚、ピコ摩耗はASTMの
参照配合の摩耗指数を基準にして指数表示し、数
値が大きい程、良好である。配合Aはピコ摩耗が
著しく劣り実用的でない。一方、配合Eはムーニ
ー粘度が高すぎて、混合、押出しなどの作業性が
悪いので実用的でない。
【表】
参考例 2
第2表に記載のゴム成分及び硫黄に、シリカ40
部、ナフテン系オイル5部、亜鉛華5部、ステア
リン酸1部、シランカツプリング剤〔ビス−(3
−トリエトキシシリルプロピル)テトラサルフア
イド〕3部、バルタツク#7(Pennwalt社製)
0.8部、促進剤(CZ)0.8部をバンバリーミキサー
で混練した後、シートにして移行防止層(イ)〜(ホ)を
得た。 上記移行防止層(イ)〜(ホ)と、前記配合(C)のト
レツドゴムとの接着力を以下の方法で測定した。 配合Cの厚さ5mmのシートとタイヤコードで裏
打ちした厚さ2mmの移行防止層配合のシートを積
層して加硫して、幅25mm、長さ150mmのタンザク
状に切り、JIS K6301に準拠して接着力を測定し
た。結果を第2表に示す。移行防止層(イ)と接着力
を100として指数表示した。 又、上記配合(C)の厚さ1mmのシートと移行
防止層(イ)〜(ホ)の厚さ1mmのシートとを重ねて加硫
して積層シートを得た。これの移行防止層側を裏
にしてクツシヨンゴムを介してタイヤのサイドウ
オールに加硫接着した後、1週間日光曝露し、タ
イヤに貼らずに日光曝露した積層シートと比較し
て、変色の差異を調べた。 ○は両者の差がないもの △は両者の差がわずかに認められるもの ×は両者の差が大きいもの
部、ナフテン系オイル5部、亜鉛華5部、ステア
リン酸1部、シランカツプリング剤〔ビス−(3
−トリエトキシシリルプロピル)テトラサルフア
イド〕3部、バルタツク#7(Pennwalt社製)
0.8部、促進剤(CZ)0.8部をバンバリーミキサー
で混練した後、シートにして移行防止層(イ)〜(ホ)を
得た。 上記移行防止層(イ)〜(ホ)と、前記配合(C)のト
レツドゴムとの接着力を以下の方法で測定した。 配合Cの厚さ5mmのシートとタイヤコードで裏
打ちした厚さ2mmの移行防止層配合のシートを積
層して加硫して、幅25mm、長さ150mmのタンザク
状に切り、JIS K6301に準拠して接着力を測定し
た。結果を第2表に示す。移行防止層(イ)と接着力
を100として指数表示した。 又、上記配合(C)の厚さ1mmのシートと移行
防止層(イ)〜(ホ)の厚さ1mmのシートとを重ねて加硫
して積層シートを得た。これの移行防止層側を裏
にしてクツシヨンゴムを介してタイヤのサイドウ
オールに加硫接着した後、1週間日光曝露し、タ
イヤに貼らずに日光曝露した積層シートと比較し
て、変色の差異を調べた。 ○は両者の差がないもの △は両者の差がわずかに認められるもの ×は両者の差が大きいもの
【表】
実施例1及び比較例1〜2
トレツドゴム(C)に移行防止層(ハ),(ニ)又は(ホ)
の1mm厚さのシートを重合してプレキユアトレツ
ドを作成した。これを用いてタイヤサイズ6.50〜
10(荷重輪用)と5.00〜8(操舵輪用)の使用済み
タイヤを更生した。 プレキユアトレツドとケーシングの境界の一部
をアルミ箔でマスキングして1週間日光曝露しマ
スキングした部分と対比して変色を測定した。そ
の結果を第3表に示す。又、上記タイヤをフオー
クリフトに装着し、塗装したての構内で1週間使
用しタイヤによる汚れを判定し、結果を第3表に
示す。一方、従来タイヤを用いて同様の試験をし
たところ、床面は黒く汚染した。
の1mm厚さのシートを重合してプレキユアトレツ
ドを作成した。これを用いてタイヤサイズ6.50〜
10(荷重輪用)と5.00〜8(操舵輪用)の使用済み
タイヤを更生した。 プレキユアトレツドとケーシングの境界の一部
をアルミ箔でマスキングして1週間日光曝露しマ
スキングした部分と対比して変色を測定した。そ
の結果を第3表に示す。又、上記タイヤをフオー
クリフトに装着し、塗装したての構内で1週間使
用しタイヤによる汚れを判定し、結果を第3表に
示す。一方、従来タイヤを用いて同様の試験をし
たところ、床面は黒く汚染した。
第1図は本考案のノーマーキングプレキユアト
レツドの1例の1部断面図を示す。図において、
1はトレツドゴム、2は移行防止層、3は溝であ
る。
レツドの1例の1部断面図を示す。図において、
1はトレツドゴム、2は移行防止層、3は溝であ
る。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 A (a)天然ゴム及び合成ゴムより選ばれた非汚染
性ゴム100重量部、(b)シリカ30〜70重量部、(c)
非汚染性の通常のゴム用配合剤、(d)カーボンブ
ラツク0〜1重量部及び(e)着色剤を含有するゴ
ム組成物からなるトレツドゴムと、 B その裏面全面に重合した(f)ハロゲン化ブチル
ゴム30〜70重量部及び(g)天然ゴム及び合成ゴム
より選ばれた1種以上70〜30重量部を含有する
ゴム組成物からなる移行防止層との積層構造か
らなるノーマーキングプレキユアトレツド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14680787U JPH056112Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14680787U JPH056112Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6450921U JPS6450921U (ja) | 1989-03-29 |
JPH056112Y2 true JPH056112Y2 (ja) | 1993-02-17 |
Family
ID=31416637
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14680787U Expired - Lifetime JPH056112Y2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH056112Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2197694A4 (en) * | 2007-08-31 | 2011-08-31 | Michelin Soc Tech | TREAD BAND WITH PROTECTIVE AGENT TANK |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP14680787U patent/JPH056112Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6450921U (ja) | 1989-03-29 |
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