JPH0560799U - シーリング材除去装置のツール - Google Patents

シーリング材除去装置のツール

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Publication number
JPH0560799U
JPH0560799U JP274192U JP274192U JPH0560799U JP H0560799 U JPH0560799 U JP H0560799U JP 274192 U JP274192 U JP 274192U JP 274192 U JP274192 U JP 274192U JP H0560799 U JPH0560799 U JP H0560799U
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JP
Japan
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tool
sealing material
cutting edge
connecting portion
ultrasonic
Prior art date
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Pending
Application number
JP274192U
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English (en)
Inventor
晴司 浜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taga Electric Co Ltd
Original Assignee
Taga Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Taga Electric Co Ltd filed Critical Taga Electric Co Ltd
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Publication of JPH0560799U publication Critical patent/JPH0560799U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーリング材の除去を簡単に行うことができ
る除去装置のツールを提供することである。 【構成】 先端にツール接続部10が形成された超音波
振動子8を備えた超音波発生装置7と、この超音波振動
子8の前記ツール接続部10に接続されたツール9とよ
り形成し、しかも、ツール9には前切刃17と横切刃1
8とを形成し、一つのツール9でシーリング材の切断と
シーリング材の除去とを行うようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、建造物の外壁材の隙間や、窓枠の接合部などに充填されているシー リング材を除去するためのシーリング材除去装置のツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、建造物の隙間や窓枠の接合部等には、主に防水の目的でポリウレタン やシリコンゴム或いはポリサルファイド系等の材料よりなる弾性シーリング材が 充填されている。しかしながら、このシーリング材は、自然環境のもとに曝され て経年劣化を起し、初期の弾性が失われて硬化することにより雨漏りや漏水等の 事故が発生する。したがって、このような事故を防止するために、定期的に古い シーリング材を除去し、新しいシーリング材を再充填する必要がある。特に、直 射日光に曝される屋外建造物の外壁部の場合は、経年劣化が著しく、数年に一度 の割合で再施工を行わなければならない場合がある。この工事は、晴天の時を選 んで迅速に施工する必要があり、建造物が大型の場合、施工者の負担は非常に大 きい。
【0003】 建造物の構造は多岐に渡っており、シーリング材の充填方式も特定できないが 、図9に外壁のシーリング材充填部の一例を示す。すなわち、構造母材1の表面 に外壁材のタイル2がセメント3により接着されている。前記タイル2は所定の 隙間を空けて配設されているとともに、前記セメント3はその隙間内にはみ出し た状態になっている。また、タイル2間の隙間には、シーリング材4が塗布され ており、これにより、外観を整えるとともに防水の目的を達成させている。
【0004】 そこで、新しい充填材を再充填する場合、古くなって劣化したシーリング材を まず除去しなければならないが、経年変化で初期の弾性は失われて硬化している のが殆どで、その上、シーリング材4とタイル2及び構造母材1とは強固に接着 されており、除去作業は作業者にとって大きな負担となっている。
【0005】 しかして、一般に行われている除去方法は、まず、カッターや切りだしナイフ 状の鋭利な刃物でシーリング材4の両側5,6に切込みを入れてタイル2から切 り離した後、マイナスドライバーやノミ状の工具をシーリング材4の底面に刺し 込み、ハンマー等で叩きながら構造母材1より引き剥がしている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
シーリング材4が充填されている部分は、構造母材1とタイル2との接着のた めに用いられたセメント3が突出したりして凹凸状を呈しており、その凹凸が障 害となってスムーズな切断作業ができない上、工具の刃先が鋭利で脆いのですぐ に欠けや摩耗が生じ、その都度、新しい刃に交換する必要があった。
【0007】 このような不具合を解消するために、圧搾空気を利用したエアーハンマー式の 除去装置も存在するが、大きな振動と騒音とが作業者や居住者に不快感を与え、 長時間作業は困難であり、工具摩耗も著しいので、実際はシーリング材4の底面 の引き剥がし作業の一部で実用化されているに過ぎない。従って、シーリング材 4の両側5,6とタイル2部分との切り離し作業は、従来通りカッターや切りだ しナイフ状の刃物を使用する必要があり、作業が煩雑であった。特に、高所作業 の場合は、作業者の安全性の面からも、一つの工具で迅速に除去作業が可能な工 法が実現されることを望まれていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、先端にツール接続部が形成された超音波振動子を備えた超音波発生 装置と、この超音波振動子の前記ツール接続部に接続されたツール先端端部に前 切刃が形成され側方に前記前切刃に連なる横切刃が形成されたツールとよりなる ものである。
【0009】
【作用】
ツールは超音波発生装置から駆動されて超音波振動しているため、シーリング 材部分まで突出したセメント等を簡単に粉砕し、これにより、シーリング材の切 離しやシーリング材の除去を容易に行うことができ、しかも、ツールには前切刃 と横切刃とが形成されているため、一つのツールでシーリング材の切断とシーリ ング材の除去とを容易に行うことができ、作業者の作業負担を著しく軽減するこ とができるものである。
【0010】
【実施例】
本考案の第一の実施例を図1乃至図4に基づいて説明する。まず、超音波発生 装置7が設けられ、この超音波発生装置7の超音波振動子8の先端にはツール9 が接続されている。すなわち、前記超音波振動子8の先端には、ネジにより形成 されたツール接続部10が形成されており、このツール接続部10には、前記ツ ール9が着脱自在に取り付けられている。このツール9が接続された状態で前記 超音波発生装置7は固有の共振振動数で超音波振動するように設定されている。 また、前記ツール9は例えば高硬度の焼き入れ鋼や超硬により形成されており、 耐摩耗性に優れている。
【0011】 しかして、前記超音波発生装置7は、円筒状ケース11の内部に2枚の電歪素 子12よりなる駆動部が結合された超音波振動子8がある。また、前記ケース1 1には、ケース裏蓋14が取り付けられており、このケース裏蓋14を通過する ケーブル15は、前記2枚の電歪素子12に接続されている。
【0012】 また、前記ツール9はその先端に薄い切刃16を有し、この切刃16はその先 端端部に形成されたノミ状の前切刃17とこの前切刃17の両側に連続して形成 されたノミ状の横切刃18とよりなる。
【0013】 このような構成において、超音波振動子8に通電すると超音波発生装置7は固 有の共振振動数で超音波振動し、ツール9を図2に示すようにシーリング材4と タイル2との間、すなわち、シーリング材4の両側5,6に刺すことが超音波振 動によりきわめて容易に行われる。また、図2と直交する方向から見た図3に示 すようにツール9を矢印方向に移動させることも容易であり、シーリング材4の 両側5,6の切断がきわめて簡単である。
【0014】 このようにしてシーリング材4の両側を切断してから、図4に示すようにツー ル9をシーリング材4と構造母材1との間に入れ、矢印の方向に移動させる。こ の時にも超音波振動するツール9によりシーリング材4は剥離される。この時に 、タイル2と構造母材1との間から飛びだしたセメント3を有効に粉砕すること ができ、作業は迅速に行われる。
【0015】 また、圧搾空気を利用したエアーハンマー式のように、大きな振動が手に伝わ らないので、疲労や不快感なく長時間作業が可能となる。さらに、超音波振動は 、縦振動に限られるものではなく、たわみ振動、ねじり振動でも有効である。
【0016】 つぎに、図5に示すものは、ツール9の第二の実施例であり、横切刃18が片 側にのみ形成されている形状のものである。
【0017】 また、図6に示すものは、ツール9の第三の実施例であり、前切刃17が傾斜 しているものである。
【0018】 さらに、図7に示すものは、ツール9の第四の実施例であり、前切刃17と横 切刃18との接続部が円弧状になっているものである。
【0019】 さらに又、図8に示すものは、ツール9の第五の実施例であり、前切刃17と 横切刃18とを両刃形状にしたものである。
【0020】
【考案の効果】
本考案は上述のように、先端にツール接続部が形成された超音波振動子を備え た超音波発生装置と、この超音波振動子の前記ツール接続部に接続されたツール 先端端部に前切刃が形成され側方に前記前切刃に連なる横切刃が形成されたツー ルとより形成したので、ツールは超音波発生装置により駆動されて超音波振動し ているため、シーリング材部分まで突出したセメント等を簡単に粉砕し、これに より、シーリング材の切離しやシーリング材の除去を容易に行うことができ、し かも、ツールには前切刃と横切刃とが形成されているため、一つのツールでシー リング材の切断とシーリング材の除去とを容易に行うことができ、作業者の作業 負担を著しく軽減することができると云う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図2】シーリング材の両側を切断している状態の縦断
正面図である。
【図3】シーリング材の両側を切断している状態の縦断
側面図である。
【図4】構造母材からシーリング材を剥がしている状態
の縦断側面図である。
【図5】ツールの第二の実施例を示す説明図である。
【図6】ツールの第三の実施例を示す説明図である。
【図7】ツールの第四の実施例を示す説明図である。
【図8】ツールの第五の実施例を示す説明図である。
【図9】構造母材上に接着されたタイルの間にシーリン
グ材が充填されている状態を示す縦断正面図である。
【符号の説明】
4 シーリング材 7 超音波発生装置 8 超音波振動子 9 ツール 10 ツール接続部 17 前切刃 18 横切刃

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端にツール接続部が形成された超音波
    振動子を備えた超音波発生装置と、この超音波振動子の
    前記ツール接続部に接続されたツール先端端部に前切刃
    が形成され側方に前記前切刃に連なる横切刃が形成され
    たツールとよりなることを特徴とするシーリング材除去
    装置のツール。
JP274192U 1992-01-29 1992-01-29 シーリング材除去装置のツール Pending JPH0560799U (ja)

Priority Applications (1)

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JP274192U JPH0560799U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 シーリング材除去装置のツール

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JP274192U JPH0560799U (ja) 1992-01-29 1992-01-29 シーリング材除去装置のツール

Publications (1)

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JPH0560799U true JPH0560799U (ja) 1993-08-10

Family

ID=11537776

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014526388A (ja) * 2011-09-08 2014-10-06 ザ・ボーイング・カンパニー 隆起する留め具からシーラントを除去するツール
JP2017115344A (ja) * 2015-12-22 2017-06-29 旭化成ホームズ株式会社 シーリング除去工具及びシーリング除去方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59187499A (ja) * 1983-03-15 1984-10-24 株式会社ブリヂストン 柔軟なゴム様材料の切断装置

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