JPH0560416B2 - - Google Patents

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JPH0560416B2
JPH0560416B2 JP2999387A JP2999387A JPH0560416B2 JP H0560416 B2 JPH0560416 B2 JP H0560416B2 JP 2999387 A JP2999387 A JP 2999387A JP 2999387 A JP2999387 A JP 2999387A JP H0560416 B2 JPH0560416 B2 JP H0560416B2
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JP
Japan
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section
slide fastener
synthetic resin
teeth
head
Prior art date
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JP2999387A
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JPS63197634A (ja
Inventor
Haruo Matsushima
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YKK Corp
Original Assignee
Yoshida Kogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、合成樹脂製モノフイラメントを屈曲
成形して形成したスライドフアスナー用務歯とそ
の製造方法に関するものである。
従来の技術 従来の合成樹脂製モノフイラメントから形成さ
れたスライドフアスナー用務歯は、例えば特公昭
56−44号に示すように、断面円形の合成樹脂製モ
ノフイラメントを冷間延伸して楕円形の断面に形
成し、次いでこれに、スライドフアスナーの平面
に平行な楕円長軸と、こぶ状の頭部とを有する噛
合頭部と、スライドフアスナーの平面に平行な楕
円短軸を有する反転部と、1端の噛合頭部と他端
の反転部との間の脚部にねじれ部を夫々形成し、
これを屈曲形成して噛合状態となし、これを熱固
定して製造したねじれに対して強いスライドフア
スナー用務歯とその製造方法が知られていた。
(第9図参照) 発明が解決しようとする問題点 しかしながら前記のスライドフアスナー用務歯
は、脚部がスライドフアスナーの平面に平行な長
軸を有する偏平な楕円形状の断面を有するため、
隣接脚部間の隙間が狭くテープへの取付けに際し
て縫着しにくく、またスライダーの停止用爪との
係合が少くロツク強度が弱く、また左右のフアス
ナーストリンガーに横引き外力が作用したときに
外れて務歯を損傷うるという問題点があり、また
製造方法においては、合成樹脂製モノフイラメン
トを断面楕円に延伸したものを、務歯の各部の形
状に成形するため、断面楕円の合成樹脂製モノフ
イラメントがねじれて供給されたり、またこのた
めに各部の形状が不揃い成形されたりして問題と
なつていた。
そこで本発明は、前記の問題点を解消して、テ
ープへの縫着が容易でスライダーの停止爪とのロ
ツク強度が強いスライダー用務歯と、該スライダ
ー用務歯を不揃なく一様に能率よく成形できる製
造方法を提供することを目的としたものである。
問題点を解決するための手段 本発明は、前記の問題点を解決するため、第1
の発明のスライドフアスナー用務歯は、第1図に
示すように、合成樹脂製モノフイラメントを屈曲
形成した噛合頭部2、噛合頭部受入部4、脚部
5、反転部6からなるスライドフアスナー用務歯
1において、前記噛合頭部2は務歯の長手方向両
側に突出する突出部3,3を有し、噛合する務歯
の噛合頭部2を受入れる噛合頭部受入部4はその
断面が楕円形状をなし、かつ上下の噛合頭部受入
部4,4によつて前記突出部3を受入れる目穴9
を構成すると共に、脚部5はその断面が略円形を
なすように構成して、テープへの縫着の容易性と
スライダーのロツク強度を向上するようにしたも
のである。
また第2の発明のスライドフアスナー用務歯の
製造方法は、合成樹脂製モノフイラメントを屈曲
形成いた噛合頭部2、噛合頭部受入部4、脚部
5、反転部6からなるスライドフアスナー用務歯
の製造方法において、断面円形の合成樹脂製モノ
フイラメントに、第2図に示すように、脚部5を
形成する部分は断面略円形に、噛合頭部2を形成
する部分は偏平状に、噛合頭部受入部4を形成す
る部分は断面楕円に連続的に冷間成形し、次いで
成形した合成樹脂製モノフイラメント10を屈曲
形成して務歯に形成し、該務歯を噛合したのちに
熱固定処理を行い、務歯の形状をセツトすると同
時に噛合頭部2の両側に突出部3,3を形成する
ことにより、ねじれや形状に不揃のないスライド
フアスナー用務歯を能率的に製造するようにした
ものである。
実施例 以下本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は本発明のスライドフアスナー用務歯を
備えたスライドフアスナーを織込んで取付けた状
態を示したものである。
本発明のスライドフアスナー用務歯は、ポリエ
ステル、ポリアミド樹脂等の合成樹脂製モノフイ
ラメントより成形されるもので、務歯の各部の断
面形状に特徴があるものである。
合成樹脂製モノフイラメントから蛇行状、コイ
ル状に成形されるスライドフアスナー用務歯(以
下単に務歯という)は、通常その断面形状は偏平
な楕円形状に形成されているものが普通である
が、本発明の務歯1は各部において特有の断面形
状を形成させたもので、務歯1の噛合頭部2は偏
平をなし、その両側部には突出部3が形成されて
いて、噛合う相手の務歯の上下の噛合頭部受入部
4の間に嵌入して噛合強度を高めるように構成さ
れている。そして噛合頭部2に続く噛合頭部受入
部4は、第2図ハのaに示すように断面楕円形状
に形成され、噛合頭部受入部4に続く脚部5に向
つて徐々に断面が略円形となるように形成されて
いる。また脚部5は第2図ハのbに示すように断
面が略円形に形成されており、これにより隣接す
る脚部5との間隙を大きくして、テープへの取付
けに当つて縫着し易いようにすると共に、停止用
爪を脚部5間に侵入させてスライダーをロツクす
るときに、停止用爪が脚部5と広い範囲で係合す
るようにしてロツク強度を高め、フアクナースト
リンガーに横引き外力が作用しても外れて務歯を
損傷しないように構成してある。そして隣接する
務歯同士を連結する反転部6は、第2図ハのcに
示すように偏平に形成されていて、務歯のテープ
への取付安定性を良好するように構成されてい
る。
次に本発明のスライドフアスナー用務歯の製造
方法について説明すると、まず、連続した断面円
形の1本の合成樹脂製フイラメントを、ロールの
表面に噛合頭部形成用突起12、反転部形成用突
起13を設けた1対のスタンピングロール11,
11の間を通過させて、第2図イ,ロに示すよう
に噛合頭部2、噛合頭部受入部4、脚部5、反転
部6の順に夫々の断面形状に連続して冷間成形し
てゆき、1工程でスライドフアスナーの屈曲成形
用の合成樹脂製モノフイラメント10を製造する
ものである。なお、合成樹脂製モノフイラメント
の成形加工に当つてはスタンピングロールを用い
る代りにプレス型を用いて1工程で行うようにし
てもよい。
そしてスタンピングロール11により連続的に
成形された合成樹脂製モノフイラメント10はフ
アスナーテープを織成するニードル織機に供給さ
れ、第1図に示すように緯糸7、経糸8によりテ
ープを織成すると同時に供給された合成樹脂製モ
ノフイラメント10を噛合頭部2、反転部6にお
いて屈曲させてスライドフアスナー用の務歯1を
形成させながらテープに織込み取付けられる。そ
して最後に左右の務歯を噛合せて噛合された状態
の務歯に熱固定処理を行いスライドフアスナーが
完成する。
第5図乃至第8図は噛合つた状態の務歯に熱固
定処理を施すことにより噛合頭部2の側面に突出
部3が形成される状態を示したもので、第5図は
熱固定処理前の務歯の平面図で第6図はその断面
を示したものである。熱固定処理前は上下の噛合
頭部受入部4,4の間隙の目穴9に、隣接する務
歯の偏平な噛合頭部2の側面が臨むように配置さ
れており、務歯に熱固定処理を施すことにより、
第7図および第8図に示すように務歯が収縮して
務歯間隔が縮小して、噛合頭部の側面が上下の噛
合頭部受入部4,4の間隙の目穴9に嵌入して第
8図に示すような突出部3が形成され、スライド
フアスナーの噛合強度を高める構造となる。
なお成形された合成樹脂製モノフイラメント1
0をテープ上において屈曲成形して務歯を製造す
る織込みスライドフアスナーについて説明した
が、成形された合成樹脂製モノフイラメント10
を単独で折たたみ加工部、熱固定加工部を通して
スライドフアスナーの務歯を製造することもでき
る。
発明の効果 本発明のスライドフアスナー用務歯は以上のよ
うに脚部の断面形状をほぼ円形に形成したため、
脚部間のピツチが断面楕円形状のものより広くな
つて縫着が容易となると共に、スライダーの停止
爪との係止範囲が広がりロツク強度が良好となり
横引き外力が作用してもロツクが外れて務歯を損
傷することがないという優れた効果を有する。
またスライドフアスナー用務歯の製造方法にお
いては、合成樹脂製モノフイラメントに、一工程
で務歯の断面形状を形成するため、従来のように
偏平加工したものに成形加工を行う多段階加工の
ときのようによじれや形状の不揃を生ずることが
なく、能率的に務歯を製造することができるとい
う格別の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のスライドフアスナー用務歯を
テープに織込んだ状態を示す平面図、第2図イ,
ロ,ハは、成形された合成樹脂製モノフイラメン
トの平面図、側面図、断面図、第3図、第4図は
本発明の務歯製造方法におけるスタンピングロー
ルによる成形状態を示した側面図、第5図乃至第
8図は熱固定処理によつて噛合頭部の突出部が形
成される説明図、第9図は公知のスライドフアス
ナー用務歯の斜視図である。 1……務歯、2……噛合頭部、5……脚部、6
……反転部、10……成形合成樹脂製モノフイラ
メント、11……スタンピングロール。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 合成樹脂製モノフイラメントを屈曲形成した
    噛合頭部2、噛合頭部受入部4、脚部5、反転部
    6からなるスライドフアスナー用務歯1におい
    て、前記噛合頭部2は務歯の長手方向両側に突出
    する突出部3,3を有し、噛合する務歯の噛合頭
    部を受入る噛合頭部受入部4は断面楕円形状をな
    し、かつ上下の噛合頭部受入部4によつて前記突
    出部3を受入る目穴9を構成すると共に、脚部5
    はその断面が略円形をなしていることを特徴とす
    るスライドフアスナー用務歯。 2 合成樹脂製モノフイラメントを屈曲形成した
    噛合頭部2、噛合頭部受入部4、脚部5、反転部
    6からなるスライドフアスナー用務歯1の製造方
    法において、断面円形の合成樹脂製モノフイラメ
    ントに、脚部5を形成する部分は断面略円形に、
    噛合頭部2を形成する部分は偏平状に、噛合頭部
    受入部4を形成する部分は断面楕円に連続的に冷
    間成形し、次いで成形した合成樹脂製モノフイラ
    メント10を屈曲形成して務歯に形成し、該務歯
    を噛合したのち噛合状態で熱固定処理を行つて、
    噛合頭部2の両側に突出部3,3を形成するよう
    にしたことを特徴とするスライドフアスナー用務
    歯の製造方法。
JP2999387A 1987-02-12 1987-02-12 スライドフアスナ−用務歯とその製造方法 Granted JPS63197634A (ja)

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