JPH05601A - ブレーキ付きキヤスター - Google Patents

ブレーキ付きキヤスター

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JPH05601A
JPH05601A JP19619291A JP19619291A JPH05601A JP H05601 A JPH05601 A JP H05601A JP 19619291 A JP19619291 A JP 19619291A JP 19619291 A JP19619291 A JP 19619291A JP H05601 A JPH05601 A JP H05601A
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JP
Japan
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leg
wheel
hole
caster
brake
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JP19619291A
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English (en)
Inventor
Tokuei Sakai
徳榮 坂井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】本発明が解決しようとする課題は、ブレーキ付
きキャスター、中でも重量用ブレーキ付きキャスターに
関するものであり、タイヤではなくホイールを制動する
ことにより、タイヤの磨耗に関係なく誰でも容易且つ正
確にキャスターを制止できるブレーキ付きキャスターを
提供することを目的としている。 【構成】本発明に係るブレーキ付きキャスターは、脚体
1aと、脚体の下に形成した車輪2と、制止棒5aとか
らなり、脚体は、両脚の所定の位置に貫通孔を孔設し、
車輪は、タイヤ2aとホイールとからなり、そのホイー
ルは、リム2bとディスク2cとハブ2dとからなり、
そのディスクに複数の貫通孔7aを孔設し、制止棒は、
脚体の所定の位置に形成した貫通孔6aとディスクに形
成した複数の貫通孔7aの内の何れか1つの貫通孔に着
脱自在に挿入する形状のブレーキ付きキャスターであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
【産業上の利用分野】本発明は、ブレーキ付きキャスタ
ーに関する。即ち、タイヤ付きキャスターにおいて、タ
イヤ部が磨耗して、タイヤの肉厚がなくなっても制動装
置であるブレーキの機能が十二分に機能するブレーキ付
きキャスターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のブレーキ付きキャスターは、実公
開昭64−2602号、実公開昭63−25603号、
実公開昭62−172603号、実公開昭62−103
605号、実公開昭64−26502号、実公開昭63
−197704号等を始めとし、タイヤ付き車輪のタイ
ヤ外周部方向から車軸方向に向け押圧するブレーキ装置
が主力であつた。即ち、脚体の下にタイヤ付き車輪を形
成し、車輪と脚体とブレーキ板とブレーキレバーとから
成っていた。このブレーキ付きキャスターを使用するに
は、次のようにしていた。先ず、ブレーキレバー前端を
強く押し下げることによりその動きに連動してブレーキ
板が押し下げられる。ブレーキ板上端に形成したブレー
キ部は、ブレーキ板の動きに連動して押し下げられ、車
輪に形成したタイヤを上から強力に押圧する。このよう
にして上方向からタイヤを押圧するから車輪は回転でき
なくなる。従来のブレーキ付きキャスターの制動装置の
原理は、以上のようにタイヤを放射方向とは逆に軸に向
かって圧迫することにより機能させるものが殆どであっ
た。例外として実公開昭59−111702号、実公開
昭57−117203号公報に記載されているブレーキ
付きキャスターがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】実公開昭64−260
2号、実公開昭63−25603号、実公開昭62−1
72603号、実公開昭62−103605号、実公開
昭64−26502号、実公開昭63−197704号
等を始めとした従来のブレーキ付きキャスターによると
きは、タイヤ付き車輪のタイヤ外周部方向から車軸方向
に向け押圧する。即ち、ブレーキレバーの操作によりタ
イヤをブレーキ部で上から押圧する以外に方法がなかっ
た。このため工場等で使用する台車等に形成したブレー
キ付きキャスターのタイヤは、タイヤが磨耗する(使用
状況の激しい現場では、1〜2ヶ月のところもある)
と、ブレーキ部が制動機能を果たさなくなってしまう。
そのため忙しい作業現場では、作業の安全性・確実性確
保の観点から、従来のブレーキ付きキャスターの機能を
全く信用せず、ブレーキ機能のないキャスターを台車に
取り付け、別途脚等の台車固定具を形成することが多か
った。特に重量用ブレーキ付きキャスターにおいては、
上記のようなものが殆どであった。例外的に存在する実
公開昭59−111702号、実公開昭57−1172
03号公報に記載されているブレーキ付きキャスター
は、構造的にやや複雑な形状をしており、その構成から
して特に重量用ブレーキ付きキャスターとしては、やや
不向きで、軽中量用ブレーキ付きキャスターとし開発さ
れたものであった。本発明が解決しようとする課題は、
ブレーキ付きキャスター、中でも重量用ブレーキ付きキ
ャスターに関するものであり、タイヤではなくホイール
を制動することにより、タイヤの磨耗に関係なく誰でも
容易且つ正確にキャスターを制止できるブレーキ付きキ
ャスターを提供することを目的としている。尚、本発明
は、中軽量用ブレーキ付きキャスターにも使用すること
ができるものである。
【0004】
【発明の構成】
【課題を解決するたろの手段】本発明に係るブレーキ付
きキャスターは、以上のような課題を解決するものであ
って、次のようなものである。即ち、本発明に係るブレ
ーキ付きキャスターは、下部に車輪を形成した脚体と、
車輪と、軸とからなり、脚体は、両下端に貫通孔を孔設
し、車輪は、タイヤとホイールとからなり、そのホイー
ルは、リムとディスク又はスポークとハブとからなり、
その車輪の中央に貫通孔を孔設し、軸は、車輪と脚体両
下端に形成した貫通孔に挿入し、車輪を回動自在にした
キャスターにおいて、請求項1では、脚体と、脚体の下
に形成した車輪と、制止棒とからなり、脚体は、両脚下
部の所定の位置に貫通孔を孔設し、車輪は、タイヤとホ
イールとからなり、そのホイールは、リムとディスク又
はスポークとハブとからなり、そのディスクに複数の貫
通孔を孔設し、制止棒は、脚体の両脚の所定の位置に形
成した貫通孔とディスクに形成した複数の貫通孔の内の
何れか1つの貫通孔又は任意のスポークとスポークの間
に挿入自在とする形状のブレーキ付きキャスターであ
る。
【0005】請求項2では、脚体と、脚体の下に形成し
た車輪と、制止棒とからなり、脚体は、脚体のゲート部
上に孔を孔設し、車輪は、車輪の外周面からタイヤとホ
イールに連通する放射状複数の孔を孔設し、制止棒は、
脚体のゲート部上に形成した孔から車輪のタイヤとホイ
ールに連通する放射状複数の孔の内いずれか1つの孔に
挿入する形状の請求項1記載のブレーキ付きキャスター
である。
【0006】請求項3では、制止棒の頭部付け根に1個
以上の〈状部を形成した板ばね×を形成した請求項1又
は請求項2記載のブレーキ付きキャスターである。請求
項4では、車輪と、脚体と、操作レバーとからなり、車
輪は、リム内側に複数の突起を形成し、脚体は、一方の
脚に切り欠き部を形成し、その切り欠き部に切り起こし
部を形成し、その切り起こし部に貫通孔を形成し、操作
レバーは、中央に貫通孔を形成し、その貫通孔に貫通す
る軸を挿入し、その軸の一端にばねを挿着して操作レバ
ーを回動自在且つ摺動自在に形成し、一端にばねを挿着
した軸を貫通した操作レバーを前記切り起こし部に形成
した貫通孔に回動自在に挿入したブレーキ付きキャスタ
ーである。
【0007】四番目の構成は、下部に車輪を形成した脚
体と、車輪と、軸とからなり、脚体は、一方の下端に貫
通孔を孔設し、車輪は、タイヤとホイールとからなり、
そのホイールは、リムとディスクとハブとからなり、そ
の車輪の中央に貫通孔を孔設し、軸は、車輪と脚体の一
方の下端に形成した貫通孔に挿入し、車輪を回動自在に
したキャスターにおいて、リム内側に複数の突起を突設
し、脚体の一方に切り欠き部を形成し、その切り欠き部
に切り起こし部を形成し、その切り起こし部に貫通孔を
形成し、制止片とばねと軸を形成し、その制止片中央に
貫通孔を形成し、一端にばねを挿着した軸を回動自在且
つ摺動自在に挿入し、一端にばねを挿着した軸を貫通し
た制止片を、前記切り起こし部に形成した貫通孔に回動
自在に挿入したブレーキ付きキャスターである。
【0008】請求項5では、車輪と、脚体と、操作レバ
ーとからなり、車輪は、リム内側に複数の突起を形成
し、脚体は、一方の脚の所定の位置に孔を形成し、その
孔を中心軸とした所定の位置に扇状切り欠き部を形成
し、操作レバーは、一端の内側に突起を形成し、その操
作レバーのほぼ中央に孔を形成し、前記突起を前記扇状
切り欠き部に嵌め込み、その操作レバーは、軸を形成し
て前記一方の脚の所定の位置に形成した孔と前記操作レ
バーのほぼ中央に形成した孔に貫通して挿入して回動自
在に固着したブレーキ付きキャスターである。
【0009】請求項6では、制止盤と、脚体と、操作レ
バーとからなり、制止盤は、中央に貫通孔を形成して車
輪と脚体の間に形成し、脚体は、一方の脚の所定の位置
に孔を形成し、その孔を中心軸とした所定の位置に扇状
切り欠き部を形成し、操作レバーは、一端の内側に先の
細い突起を形成し、ほぼ中央に孔を形成し、前記先の細
い突起は、前記扇状切り欠き部に嵌めこみ、その先の細
い突起の先端は、制止盤と脚体の間にあり、その操作レ
バーは、軸を形成して前記一方の脚の所定の位置に形成
した孔と前記操作レバーのほぼ中央に形成した孔に貫通
して挿入して回動自在に固着したブレーキ付きキャスタ
ーである。
【0010】請求項7では、2つの操作レバーからな
り、その2つの操作レバーのそれぞれの一端に孔を形成
し、その孔に軸を貫通して2つの操作レバーを回動自在
とし、2つの操作レバーのそれぞれの他端の内側にそれ
ぞれ突起を形成し、その2つの操作レバーの位置は、一
方の脚の外側にあるブレーキ付きキャスターである。請
求項8では、脚体と、2つの操作レバーとからなり、脚
体は、一方の脚の所定の位置に2つの孔を形成し、2つ
の操作レバーは、その2つの操作レバーのそれぞれの一
端に孔を形成し、その孔に2個の軸をそれぞれ貫通して
2つの操作レバーを回動自在とし、2つの操作レバーの
それぞれの他端の内側にそれぞれ突起を形成し、その2
つの操作レバーの位置は、一方の脚の外側にあり、2つ
の操作レバーのそれぞれの他端の内側にそれぞれ形成し
た突起は、車輪の外周面外側の前後にあるブレーキ付き
キャスターである。
【0011】
【作用】上記のように構成された本発明は、ホイールの
ディスクに複数の貫通孔を孔設し、制止棒を脚体の所定
の位置に形成した貫通孔とディスクに形成した複数の貫
通孔の内の何れか1つの貫通孔挿入したので、車輪は回
動不能となり、制止棒を抜けば、車輪は回動可能とな
る。次に、制止棒をゲート部上の孔から車輪のタイヤと
ホイールに連通する放射状複数の孔の内いずれか1つの
孔に挿入したので、車輪は回動不能となり、制止棒を抜
けば、車輪は回動可能となる。三番目は、1枚以上の
〈状部を形成した板ばね×を制止棒の付け根部に形成し
たので、制止棒は、車輪制止状態又は車輪可動状態を任
意に維持できるようになった。
【0012】四番目は、脚体の一方に切り欠き部を形成
し、その切り欠き部に制止片を回動自在且つ摺動自在に
形成し、リム内側に複数の突起の間に挿入したので、車
輪は制止し、その突起の間から外せば、車輪は回動す
る。五番目は、脚体の一方の所定の位置に孔と扇状切り
欠き部を形成し、その扇状切り欠き部に、制止片に形成
した突起を回動自在に嵌めこみ、リム内側に複数の突起
の間に挿入したので、車輪は制止し、その突起の間から
外せば、車輪は回動する。六番目は、車輪と脚体の間に
制止盤を形成し、一端の内側に先の細い突起を形成した
制止片により制止盤を摺動させ、車輪を側面から押圧し
たので、車輪は制止し、制止片を引き抜くと制止盤は押
圧を停止し、車輪は回動する。
【0013】七・八番目は、下部に車輪を形成した脚体
と、車輪と、軸とからなり、脚体2つの制止片それぞれ
の他端の内側にそれぞれ突起を形成し、その突起を制止
片の回動により、車輪接地面の前後に挿入したので、車
輪は制止し、制止片の回動により突起を引き抜けば、車
輪は回動する。
【0014】
【実施例】以下図面に示す実施例により、本発明を詳細
に説明する。図1に基づき実施例を説明する。下部に車
輪2を形成した脚体1aと、車輪2と、軸4とからな
り、脚体1aは、両下端に貫通孔3aを孔設し、車輪2
は、中央に貫通孔3bを孔設し、軸4は、車輪2と脚体
1a両下端に形成した貫通孔3aに挿入し、車輪2を回
動自在にしたキャスターにおいて、脚体1aと、脚体1
aの下に形成した車輪2と、制止棒5aとからなり、脚
体1aは、両脚下部の所定の位置に貫通孔6aを孔設
し、車輪2は、タイヤ2aとホイールとからなり、その
ホイールは、リム2bとディスク2cとハブ2dとから
なり、そのディスク2cに複数の貫通孔7aを孔設し、
制止棒5aは、脚体1aの両脚下部の所定の位置に形成
した貫通孔6aとディスク2cに形成した複数の貫通孔
7aの内の何れか1つの貫通孔7aに挿入自在とする。
以上のような構成のブレーキ付きキャスターである。以
上に示したブレーキ付きキャスターを使用して車輪2を
停止しておくときは、図1に示したように、先ず、脚体
1aの両脚に形成した貫通孔6aとディスク2cに形成
した複数の貫通孔7aの内の何れか1つの貫通孔7aの
位置を合わせる。この位置の合った貫通孔6aと貫通孔
7aに制止棒5aを挿入する。このようにして制止棒5
aを挿入した車輪2は回転することができなく、一定の
位置に制止することになる。従ってタイヤがいかに磨耗
して少なくなろうと、そのことには関係なくキャスター
を完全に制止しておくことができる。尚、貫通孔7aの
断面形状は、楕円形や長円形等であっても良い。
【0015】2図に示す本発明の異なる実施例につき説
明する。尚、本実施例以下の説明に当たって、前記本発
明の記載済み実施例と同一構成部分には、同一符号を付
して重複する説明は省略する。実施例2を図2に基づい
て説明する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、脚
体1ちと、脚体1ちの下に形成した車輪2と、制止棒5
bとからなり、脚体1aは、脚体1aのゲート部1b上
に孔6bを孔設し、車輪2は、車輪2の外周面からタイ
ヤ2aとホイールに連通する放射状複数の孔7bを孔設
し、制止棒5bは、脚体1aのゲート部1b上に形成し
た孔6bから車輪2のタイヤ2aとホイールに連通する
放射状複数の孔7bの内いずれか1つの孔7bに挿入す
る。以上のような構成のブレーキ付きキャスターであ
る。以上のような構成としたので、孔6bと孔7bの内
いづれか1つの孔7bを合わせ、それらの孔6b,7b
に制止棒5bを上から挿入すれば、前記実施例同様にキ
ャスターを完全に制止しておくことができる。勿論タイ
ヤの磨耗には無関係である。
【0016】実施例3を図3,図4,図5に基づいて説
明する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、制止棒
5a,5bの頭部付け根に2枚の〈状部を形成した板ば
ね5cを設けたことである。尚、この板ばね5cは、1
枚以上であれば何枚であっても良い。又、板ばね5cに
拘ることなく、制止棒5a,5bが孔6bを通過すると
きに収縮し、通過後は従来の形状に戻って制止棒5a,
5bの位置を保持できるものであれば、いかなる形状や
物質であっても良い。図3は、制止棒5の断面図、図4
は、図3のA−A断面図、図5は、図3のB−B断面
図。以上のような構成としたことにより、制止棒5a,
5bは安定して保持され、車輪2を制止中に制止棒5
a,5bが抜け落ちたり脱落して動き出すと言うことが
なくなった。尚、前述の実施例における複数の孔7a
は、図6に示した半貫通の孔7cであったり、図7に示
した放射状の筋状突起7dにより形成した窪みであった
り、スポークとスポークの間の空間であっても良い。こ
のときの制止棒5aの長さは、前記実施例における長さ
より短くなければならず、脚体1aの両脚に形成した孔
6aは、脚体1aの一方の脚にのみ形成してあれば良
い。又、本実施例では、車輪2の一方の側にのみブレー
キ装置を形成しているが、このブレーキ装置を車輪2の
両方の側に形成することもできる。
【0017】更に異なる実施例を図8に基づいて説明す
る。前記本発明の実施例と主に異なる点は、以下の通り
である。先ず、車輪2と、脚体1aと、操作レバー9a
とからなり、車輪2は、リム2b内側に複数の突起7を
形成し、脚体1aは、一方の脚に切り欠き部8aを形成
し、その切り欠き部8aに切り起こし部8bを形成し、
その切り起こし部8bに貫通孔8cを形成し、操作レバ
ー9aは、中央に貫通孔9eを形成し、その貫通孔9e
に貫通する軸9dを挿入し、その軸9dの一端にばね9
cを挿着して操作レバー9aを回動自在且つ摺動自在に
形成し、一端にばね9cを挿着した軸9dを貫通した操
作レバー9aを前記切り起こし部8bに形成した貫通孔
8cに回動自在に挿入したブレーキ付きキャスター。上
記のような構成のブレーキ付きキャスターの操作レバー
9aの一端を押し下げると、操作レバー9aの他端9b
が押し上げられてリム2b内側に形成した複数の突起7
の間に嵌まり、車輪2は制止する。一端を押し下げた操
作レバー9aは、ばね9cに押されて前記切り欠き部8
aに形成したフック部8dに引っ掛かり固定するから車
輪2は制止状態を維持できる。尚、本発明では、操作レ
バー9aを上下に回動させて説明しているが、上下方向
の回動に拘ることなく、左右方向でも斜め方向でも良
く、その回動により操作レバー9aの他端9bが押し上
げられてリム2b内側に形成した複数の突起7の間に嵌
まり込む形状であればいかなる形状であっても良い。
(図8では、操作レバー9aの他端に上向き突起9bを
形成して説明した)又、欠き部9aに形成した切り起こ
し部9bについても図示した形状に拘ることはなく、操
作レバー9aを上下に回動できる形状であればいかなる
形状であっても良い。更に、切り欠き部8aに形成した
フック部8dの形状についても、操作レバー9aを制止
状態で維持できれば良く、ばね9cもコイルバネに拘る
ことなく、操作レバー9aを一方に押し付けて置ければ
板ばねを始めとした他の弾性体であっても良い。そし
て、複数の突起7をリム2bではなく、ハブ2dの外側
に形成し、フック部8dを切り欠き部8aの上部に形成
し、操作レバー9aの動きを逆にすることもできる。更
に、切り欠き部8aと操作レバー9aの形状の形状や位
置についても図8に図示した形状や位置に拘ることな
く、操作レバー9aの他端9bをリム2bやハブ2dに
形成した複数の突起7の間に嵌合できる形状と位置であ
れば、いかなる形状と位置であっても良い。
【0018】次の異なる実施例を図9に基づいて説明す
る。前記本発明の実施例と主に異なる点は、以下の通り
である。先ず、車輪2と、脚体1aと、操作レバー12
aとからなり、車輪2は、リム2b内側に複数の突起7
を形成し、脚体1aは、一方の脚の所定の位置に孔10
cを形成し、その孔10cを中心軸とした所定の位置に
扇状切り欠き部10aを形成し、操作レバー11aは、
一端の内側に突起11cを形成し、その操作レバー11
aのほぼ中央に孔11bを形成し、前記突起11cを前
記扇状切り欠き部10aに嵌め込み、その操作レバー1
1aは、軸12を形成して前記一方の脚の所定の位置に
形成した孔10cと前記操作レバー11aのほぼ中央に
形成した孔11bに貫通して挿入し、回動自在に固着し
たブレーキ付きキャスターである。以上のような構成と
したので、操作レバー11aの一端を下に押すと、その
操作レバー11aの一端の内側に形成した突起11c
が、車輪2のリム2bに形成した複数突起7の間から外
れ、車輪2は回動自在となる。操作レバー11aの他端
を下に押すと、その操作レバー11aの一端の内側に形
成した突起11cが、車輪2のリム2bに形成した複数
突起7の間に嵌まり、車輪2は制止される。扇状切り欠
き部10a中央に突起を形成し、操作レバー11aの一
端の内側に形成した突起11bを摺動し辛くすると、そ
の突起11cが車輪2のリム2bに形成した複数突起7
の間に嵌まった状態又は外れた状態、即ち、車輪2は制
止され又は解除された状態を維持できる。尚、本発明で
は、脚体1aに形成した孔10cを中心にした扇状切り
欠き部10bを形成しているが、この扇状切り欠き部1
0bを形成せず、操作レバー11aを長くして脚体1a
の前方に突出し、突出部内側に突起11cを形成するこ
ともできる。この突起11cが、操作レバー11aの回
動によりリム2b内側に形成した複数の突起7の間に嵌
まり込む形状であればいかなる形状であっても良い。
又、複数の突起7をリム2bではなく、ハブ2dの外側
に形成することもできる。
【0019】次の異なる実施例を図10に基づいて説明
する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、以下の通
りである。制止盤13aと、脚体1aと、操作レバー1
1aとからなり、制止盤13aは、中央に貫通孔13b
を形成して車輪2と脚体1aの間に形成し、脚体1a
は、一方の脚の所定の位置に孔10cを形成し、その孔
10cを中心軸とした所定の位置に扇状切り欠き部10
aを形成し、操作レバー11aは、一端の内側に先の細
い突起11dを形成し、ほぼ中央に孔11bを形成し、
前記先の細い突起11dは、前記扇状切り欠き部10a
に嵌めこみ、その先の細い突起11dの先端は、制止盤
13aと脚体1aの間にあり、その操作レバー11a
は、軸12を形成して前記一方の脚の所定の位置に形成
した孔10cと前記操作レバー11aのほぼ中央に形成
した孔11bに貫通して挿入して回動自在に固着したブ
レーキ付きキャスターである。以上のような構成とした
ので、操作レバー11aの一端を下に押すと、その操作
レバー11aの一端の内側に形成した先の細い突起11
dが、制止盤13aと脚体1aの間に嵌まり、制止盤1
1aが車輪2側に摺動し車輪2を強く押し付け回転を制
止する。操作レバー11aの他端を下に押すと、その操
作レバー11aの一端の内側に形成した先の細い突起1
1dが、制止盤13aと脚体1aの間から外れ、車輪2
は回動自在となる。扇状切り欠き部10a中央に突起1
0bを形成し、操作レバー11aの一端の内側に形成し
た先の細い突起11dが摺動し辛くすると、その先の細
い突起11dが制止盤13aと脚体1aの間に嵌まった
状態又は外れた状態、即ち、車輪2は制止され又は解除
された状態を維持できる。尚、本発明では、制止盤13
aを車輪2のハブ部2dにのみ当たる大きさで形成して
いるが、車輪2のデイスク2cやリム2bに当たる大き
さに形成することもできる。又、先の細い突起11dを
回動自在な操作レバー11aの一端に形成し、その操作
レバー11aの回動により車輪2と脚体1aの間に挟
み、制止盤13aにより車輪2を制止しているが、脚体
1aのゲート部1b上に孔を孔設し、その孔に先端の細
い突起11dを先端に形成した操作レバー即ち棒を挿入
し、その先端の細い突起11dを上下に摺動させて制止
盤13aを操作することもできる。制止盤13aを軸4
に添って摺動させて車輪2を強く押し付け、車輪2を制
止できる形状であればいかなる形状であっても良い。
【0020】次の異なる実施例を図11に基づいて説明
する。前記本発明の実施例と主に異なる点は、以下の通
りである。2つの操作レバー14a,14bからなり、
その2つの操作レバー14a,14bのそれぞれの一端
に孔14e,14fを形成し、その孔14e,14fに
軸4を貫通して2つの操作レバー14a,14bを回動
自在とし、2つの操作レバー14a,14bのそれぞれ
の他端の内側にそれぞれ突起14c,14dを形成し、
その2つの操作レバー14a,14bの位置は、脚体1
aの一方の脚の外側にあるブレーキ付きキャスターであ
る。次の異なる実施例を図12に基づいて説明する。前
記本発明の実施例と主に異なる点は、以下の通りであ
る。脚体1aと、2つの操作レバー16a,16bとか
らなり、脚体1aは、一方の脚の所定の位置に2つの孔
15a,15bを形成し、2つの操作レバー16a,1
6bは、その2つの操作レバー16a,16bのそれぞ
れの一端に孔16e,16fを形成し、その孔16e,
16fに2個の軸17a,17bをそれぞれ貫通して2
つの操作レバー16a,16bを回動自在とし、2つの
操作レバー16a,16bのそれぞれの他端の内側にそ
れぞれ突起16c,16dを形成し、その2つの操作レ
バー16a,16bの位置は、脚体1aの一方の脚の外
側にあり、2つの操作レバー16a,16bのそれぞれ
の他端の内側にそれぞれ形成した突起16c,16d
は、車輪2の外周面外側の前後にあるブレーキ付きキャ
スターである。上記2実施例のような構成としたので、
それぞれの操作レバー16a,16bの他端を下に押す
と、その操作レバー16a,16bの他端の内側に形成
したそれぞれの突起16c,16dが、車輪2接地面の
前後に嵌まり込み車輪2が回動不能となる。それそれの
操作レバー16a,16bの他端を上に引き上げれば、
車輪2が回動自在となる。尚、図11、図12では、操
作レバー16a,16bを脚体1aの脚の外側に形成し
ているが、脚1の内側であっても良い。又、操作レバー
16a,16bを回動自在に固着する位置は、図11で
は軸4に、図12では、脚体1aの一方の御に2つの孔
15a,15bを形成し、2つの軸17a,17bによ
り、それぞれ回動自在に固着しているが、操作レバー1
4a,14bと操作レバー16a,16bにそれぞれ形
成した突起14c,14dと突起16c,16dが車輪
2の接地面の前後にそれぞれ嵌まり込み、車輪2が回動
不能となる位置であれば、いかなる形状であっても、
又、その孔も1点であっても2点であっても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明に係わるブレーキ付きキャスター
によるときは、車輪に周設した護謨や合成樹脂製のタイ
ヤが、擦り減り、磨耗し、最悪の場合はタイヤ部が全て
損傷した場合でも、その事実に全く関係無く、キャスタ
ーを停止しておくことができる。従来のブレーキ付きキ
ャスターの場合では、使用頻度にもより、各使用現場に
おける使用状況にもよるが、使用頻度の高い現場では、
1〜2ヶ月でタイヤ部が損傷し、残存タイヤ部が存在す
るにも係わらず、ブレーキ機能が稼働せず、ブレーキ付
きキャスターの交換をしなければならなかった。従って
キャスターの使用頻度の高い作業現場では、従来のブレ
ーキ付きキャスターのブレーキ機能を全く信用せず、寧
ろその機能を無視してブレーキ無しキャスターを使用
し、ブレーキ機能は別途形成しているのが実情であつ
た。本発明によるブレーキ付きキャスターの場合は、ブ
レーキ機構が損傷した場合を除き、タイヤ部の存否に関
係なく、ブレーキ機能は100%確実に稼働するもので
ある。従ってタイヤ部が完全に損傷するまで、ブレーキ
付きキャスターを連続使用できるので、キャスター交換
経費を始め、種々間接経費を削減でき、非常に経済的で
ある。更に、本発明のブレーキ付きキャスターの構造
は、至って簡単であるため、従来の複雑な構造のブレー
キ付きキャスターよりも格段に製造コストを低減するこ
とができた。又、本発明のブレーキ付きキャスターの構
造が、至って簡単であるということは、ブレーキ部の故
障が大変低減する効果をもたらし、作業現場における間
接経費の低減をももたらした。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図3】 本発明の実施例を示す断面図である。
【図4】 図3のA−A断面図である。
【図5】 図3のB−B断面図である。
【図6】 本発明の実施例を示す斜視図である。
【図7】 本発明の実施例を示す斜視図である。
【図8】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図9】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図10】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図11】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【図12】 本発明の実施例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1aは、脚体、 1bは、脚体のゲート部、 2は、車
輪、 2aは、タイヤ、2bは、リム、 2cは、ディ
スク又はスポーク、 2dは、ハブ、 3aは、脚体下
端の貫通孔、 3bは、車輪中央の貫通孔、 4は、
軸、 5aは、制止棒、 5bは、制止棒、 5cは、
制止棒頭部付け根に〈状部を形成した板ばね、 6a
は、脚体両脚の貫通孔、 6bは、脚体ゲート部上の貫
通孔、 7aは、車輪ディスクの複数貫通孔、 7b
は、車輪のタイヤとホィールに連通する放射状複数の
孔、 7cは、車輪ディスクの複数半貫通の孔、 7d
は、車輪ディスクの放射状の筋状突起、 8aは、脚体
の一方の脚の切り欠き部、 8bは、切り欠き部の切り
起こし部、 8cは、起こし部の貫通孔、 8dは、切
り欠き部のフック部、 9aは、操作レバー、 9b
は、操作レバーの他端上の突起、9cは、ばね、 9d
は、軸、 9eは、操作レバーの貫通孔、 10aは、
扇状切り欠き部、 10bは、扇状切り欠き部中央の突
起、 10cは、孔、11aは、操作レバー、 11b
は、操作レバー中央の孔、 11cは、操作レバー一端
の内側の突起、 11dは、操作レバー一端の内側の先
の細い突起、12は、軸、 13aは、制止盤、 13
bは、制止盤中央の貫通孔、 14a,14bは、操作
レバー、 14c,14dは、操作レバー内側の突起、
14e,14fは、操作レバー一端の孔、 15a,
15bは、脚体の一方の脚の所定の位置の孔、 16
a,16bは、操作レバー、 16c,16dは、操作
レバー他端内側の突起、 16e,16fは、操作レバ
ー一端の孔、 17a,17bは、軸。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】 下部に車輪を形成した脚体と、車輪と、軸とからなり、
    脚体は、両下端に貫通孔を孔設し、車輪は、中央に貫通
    孔を孔設し、軸は、車輪と脚体両下端に形成した貫通孔
    に挿入し、車輪を回動自在にしたキャスターにおいて、
  1. 【請求項1】脚体と、脚体の下に形成した車輪と、制止
    棒とからなり、脚体は、両脚下部の所定の位置に貫通孔
    を孔設し、車輪は、タイヤとホイールとからなり、その
    ホイールは、リムとディスク又はスポークとハブとから
    なり、そのディスクに複数の貫通孔を孔設し、制止棒
    は、脚体の両脚の所定の位置に形成した貫通孔とディス
    クに形成した複数の貫通孔の内の何れか1つの貫通孔又
    は任意のスポークとスポークの間に挿入自在とする形状
    のブレーキ付きキャスター。
  2. 【請求項2】脚体と、脚体の下に形成した車輪と、制止
    棒とからなり、脚体は、脚体のゲート部上に孔を孔設
    し、車輪は、車輪の外周面からタイヤとホイールに連通
    する放射状複数の孔を孔設し、制止棒は、脚体のゲート
    部上に形成した孔から車輪のタイヤとホイールに連通す
    る放射状複数の孔の内いずれか1つの孔に挿入する形状
    の請求項1記載のブレーキ付きキャスター。
  3. 【請求項3】制止棒の頭部付け根に1個以上の〈状部を
    形成した板ばね×を形成した請求項1又は請求項2記載
    のブレーキ付きキャスター。
  4. 【請求項4】車輪と、脚体と、操作レバーとからなり、
    車輪は、リム内側に複数の突起を形成し、脚体は、一方
    の脚に切り欠き部を形成し、その切り欠き部に切り起こ
    し部を形成し、その切り起こし部に貫通孔を形成し、操
    作レバーは、中央に貫通孔を形成し、その貫通孔に貫通
    する軸を挿入し、その軸の一端にはねを挿着して操作レ
    バーを回動自在且つ摺動自在に形成し、一端にばねを挿
    着した軸を貫通した操作レバーを前記切り起こし部に形
    成した貫通孔に回動自在に挿入したブレーキ付きキャス
    ター。
  5. 【請求項5】車輪と、脚体と、操作レバーとからなり、
    車輪は、リム内側に複数の突起を形成し、脚体は、一方
    の脚の所定の位置に孔を形成し、その孔を中心軸とした
    所定の位置に扇状切り欠き部を形成し、操作レバーは、
    一端の内側に突起を形成し、その操作レバーのほぼ中央
    に孔を形成し、前記突起を前記扇状切り欠き部に嵌め込
    み、その操作レバーは、軸を形成して前記一方の脚の所
    定の位置に形成した孔と前記操作レバーのほぼ中央に形
    成した孔に貫通して挿入して回動自在に固着したブレー
    キ付きキャスター。
  6. 【請求項6】制止盤と、脚体と、操作レバーとからな
    り、制止盤は、中央に貫通孔を形成して車輪と脚体の間
    に形成し、脚体は、一方の脚の所定の位置に孔を形成
    し、その孔を中心軸とした所定の位置に扇状切り欠き部
    を形成し、操作レバーは、一端の内側に先の細い突起を
    形成し、ほぼ中央に孔を形成し、前記先の細い突起は、
    前記扇状切り欠き部に嵌めこみ、その先の細い突起の先
    端は、制止盤と脚体の間にあり、その操作レバーは、軸
    を形成して前記一方の脚の所定の位置に形成した孔と前
    記操作レバーのほぼ中央に形成した孔に貫通して挿入し
    て回動自在に固着したブレーキ付きキャスター。
  7. 【請求項7】2つの操作レバーからなり、その2つの操
    作レバーのそれぞれの一端に孔を形成し、その孔に軸を
    貫通して2つの操作レバーを回動自在とし、2つの操作
    レバーのそれぞれの他端の内側にそれぞれ突起を形成
    し、その2つの操作レバーの位置は、一方の脚の外側に
    あるブレーキ付きキャスター。
  8. 【請求項8】脚体と、2つの操作レバーとからなり、脚
    体は、一方の脚の所定の位置に2つの孔を形成し、2つ
    の操作レバーは、その2つの操作レバーのそれぞれの一
    端に孔を形成し、その孔に2個の軸をそれぞれ貫通して
    2つの操作レバーを回動自在とし、2つの操作レバーの
    それぞれの他端の内側にそれぞれ突起を形成し、その2
    つの操作レバーの位置は、一方の脚の外側にあり、2つ
    の操作レバーのそれぞれの他端の内側にそれぞれ形成し
    た突起は、車輪の外周面外側の前後にあるブレーキ付き
    キャスター。 【0001】
JP19619291A 1991-05-07 1991-05-07 ブレーキ付きキヤスター Pending JPH05601A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489173B1 (ko) * 2002-09-13 2005-05-17 (주)오토씨에프티 캐스터
KR101520843B1 (ko) * 2013-11-27 2015-05-15 고재훈 운반대차용 바퀴

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100489173B1 (ko) * 2002-09-13 2005-05-17 (주)오토씨에프티 캐스터
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