JPH056014U - 結束機の捩りトルク調節装置 - Google Patents

結束機の捩りトルク調節装置

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JPH056014U
JPH056014U JP5177891U JP5177891U JPH056014U JP H056014 U JPH056014 U JP H056014U JP 5177891 U JP5177891 U JP 5177891U JP 5177891 U JP5177891 U JP 5177891U JP H056014 U JPH056014 U JP H056014U
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wire
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一郎 草刈
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結束機の捩りトルクを、工具を使用したり、
ハウジングケースを分解することなく簡単に調節できる
ようにする。 【構成】 捩り機構70の前部軸を雄ねじ121の中心
孔に遊嵌する。雄ねじ121の端部を本体フレームに固
定し、内周面に雌ねじを切ったギヤ123を雄ねじ12
1に螺合する。ギヤ123と平行に対向ギヤ125を設
け、その軸126を結束機1の外側へ突出させる。軸1
26に取付けた調節つまみ127はラチェット等の歯止
め手段によって固定する。調節つまみ127の固定を解
除して手動により回転させれば、ギヤ123が前部軸上
を移動する。これによりボールクラッチ75に対するス
ラスト荷重を変化させてトルクリミット設定値を調節で
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、結束機に関するものであり、特に、鉄筋コンクリート構造物の鉄 筋結束作業に使用する結束機の捩りトルク調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鉄筋コンクリート構造物を構築する際の鉄筋結束作業は、作業者が針金 を使用して手作業で結束しているが、構造物の規模によっては作業量が膨大なも のになる。そこで、労力の軽減及び作業効率の向上等の要望に応えて、結束すべ き鉄筋への針金の巻回及び針金を捩って緊締するまでの一連の結束作業を自動的 に行う結束機が提案されている。
【0003】 此種の結束機は、携帯用に形成され、結束用針金の案内管を本体の前方へ突出 させている。案内管の前部はフック状に湾曲されており、この湾曲部を結束すべ き鉄筋に掛け、手動スイッチをオンすれば、リールに巻回した長巻の針金が送り 機構によって案内管の前端部から送出される。針金は、前記湾曲部により湾曲さ れて連続的に送出され、鉄筋の周囲を複数回周回する。
【0004】 続いて、結束機本体の前面に突出する捩り機構に設けたチャック或いはフック 等の把持部が、巻回された針金を収束して把握し、把持部が回転して針金を捩り 鉄筋を緊締する。又、案内管の前端部位に設けた切断機が、案内管の出口で針金 を切断して結束作業を終了し、上記各機構の動作を逐次制御して1サイクルの作 業を自動的に遂行する。
【0005】 結束機は一つのモータを動力源として、カム機構により各機構部への動力伝達 を順次切換え、1サイクルの工程終了時に電源をオフするものであるが、捩り工 程に於ては、針金を捩る把持部が所定の捩り回転数に達する以前に、捩りトルク の限界に達してロックすることが考えられる。この状態では駆動モータが強制的 に停止されるので、カムの回転も停止されて1サイクルの工程を終了することが できず、緊締した針金を切断する等の対策を講じて把持部を針金から開放しなけ ればならない。又、ロック状態では、モータに過電流が流れ、モータコイルの焼 損事故やバッテリーの発熱等の危険がある。
【0006】 そこで、此種の事故を防止するために、捩り機構の軸を二分割し、駆動側の軸 と把持部側の軸とをクラッチを介して接続し、捩り機構に一定以上の回転負荷が 加わったときは、駆動側の軸がスリップして回転し、1サイクルの途中でモータ が停止しないようにしている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
前述した結束機のクラッチは、通常の捩り作業時にはスリップせず、負荷が設 定トルク以上の場合にのみスリップするように圧力を設定する必要がある。又、 使用する針金の線径によっては、針金の切断を防止するためにクラッチ圧力を調 節する必要が生じる場合もある。しかし、クラッチ板を単にばねで圧接させる構 成では、圧力を変更することは困難である。
【0008】 そこで、クラッチの圧力調節を容易迅速に行えるようにして結束機の実用性を 改善するために解決すべき技術的課題が生じてくるのであり、本考案は該課題を 解決することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記目的を達成するために、針金送り機構によって、針金Wを案内 管40へ送り込み、前記案内管40の前部を円弧状に湾曲させて鉄筋等に針金W を複数回巻回し、切断機構にて前記針金Wを所定の長さで切断し、巻回された針 金Wを捩り機構70によって捩り、上記各機構部を逐次制御して一連の結束作業 を行うように構成した結束機1であって、前記捩り機構70の軸71,72を二 分割してボールクラッチ75等の伝達トルク制限手段を介装した結束機1に於て 、雄ねじ121に中心孔120を開穿して前記捩り機構70の一方の軸72に遊 嵌し、該雄ねじ121を軸受部位に固定し、ギヤ123の中心孔に雌ねじ122 を刻設して、該ギヤ123を前記雄ねじ121に螺合し、該ギヤ123の端面を 前記伝達トルク制限手段に当接させ、且つ、対向ギヤ125を配設して該ギヤ1 23に噛合させ、前記対向ギヤ125の軸126をハウジング2の外側へ貫通さ せて手動調節機構を構成し、前記伝達トルク制限手段のクラッチ圧力を調整でき るようにするとともに、該手動調節機構に係脱自在な歯止め手段を設けて、前記 ギヤ123の回転を阻止できるように形成したことを特徴とする結束機の捩りト ルク調節装置を提案するものである。
【0010】
【作用】
結束機の捩り機構にはボールクラッチや摩擦クラッチ等の伝達トルク制限手段 が設けられている。捩り機構の軸には、中心孔を設けた雄ねじが遊嵌され、雄ね じの端部は本体側に固定されている。雄ねじには、中心に雌ねじを切ったギヤが 螺合されており、このギヤを回転すれば軸心方向へ移動し、伝達トルク制限手段 の一方のクラッチ板を押してクラッチのスラスト方向の圧接力が調節される。前 記ギヤに噛合する対向ギヤの軸はハウジングを貫通して外側へ突出しており、軸 を回転させれば、前記ギヤが連動して結束機の外側から捩りトルクを調整するこ とができる。又、対向ギヤとその軸からなる手動調節機構には、ラチェット等の 係脱自在な歯止め手段が設けられて対向ギヤの遊転を防止でき、使用中等にトル ク設定が変動することはない。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面に従って説明する。尚、説明の都合上、結束 機全体の構成を先に説明する。図1は結束機の側面カバーを取外した状態の側面 図、図2はハウジング部分の拡大側面図、図3はハウジング部分の横断平面図、 図4乃至図10は夫々図1のA−A線、B−B線、C−C線、D−D線、E−E 線、F−F線、G−G線矢視図である。
【0012】 図1に示す結束機1は、ダイカスト製のハウジング2の下面にグリップ3を設 け、ハウジング2の側面に収納するNi-cd バッテリ(図示せず)によってモータ 4を駆動する。モータ4は、ハウジング2後方下部の、同図中紙面の奥手に配設 され、図2及び図9に示すようにギヤ5,6を介して第1の中間軸7を駆動し、 前方で図7に示すようにギヤ8,9によって第1の中間軸7から第2の中間軸1 0に動力を伝達し、更にその前方で、図6に示すように主軸11へギヤ12,1 3によって減速された動力を伝達する。
【0013】 図2に示すように主軸11の後部にはウォームギヤ14が嵌着され、図10に 示すように、該ウォームギヤ14の上部に左右方向へ配設されたカム軸15のウ ォームホイール16へウォームギヤ14が噛合し、カム軸15を回転させる。カ ム軸15には動作説明の際に詳述する4つのカム17,18,19,20が嵌着 されている。図10中、右端のカムはモータ制御カム17であり、図2に示すよ うに駆動電源入切用の常開形マイクロスイッチ21の押しボタン22をカム面に 当接させており、カム面の凹部に押しボタン22が嵌入したときに電源が切断さ れる。前述したバッテリーによる電源には、マイクロスイッチ21とグリップ3 に設けたノンロック形の手動スイッチ23とを並列に接続して自己保持回路を形 成している。従って、手動スイッチ23を一回押してモータ4を起動すれば、モ ータ制御カム17が回転し、マイクロスイッチ21の押しボタン22がカム17 の凹部から脱出してオンし、手動スイッチ23の押圧を解除しても、電源は切断 されない。そして、モータ4の回転に伴なって、モータ制御カム17が1回転し 、前記押しボタン22がカム17の凹部へ嵌入して電源が切断される。当該結束 機1は、このモータ制御カム17の1回転中に、他の3個のカム18,19,2 0によって針金の送りから結束までの一連の作業をシーケンス制御するように形 成している。
【0014】 前記主軸11の中間部位には、前後両面に爪を設けた爪クラッチ24をフェザ ーキー25によって主軸11上を移動できるように遊嵌し、該爪クラッチ24へ 噛合できる爪つきベベルギヤ26と爪つきスパーギヤ27とを爪クラッチ24の 前後に遊転自在に挿入している。爪つきベベルギヤ26は、その上方に配置され たベベルギヤ28に噛合し、図8に示すように、ベベルギヤ28と同軸に形成し たスパーギヤ29を対向するスパーギヤ30へ噛合させている。該スパーギヤ3 0の軸はハウジング2の上部隔壁31を貫通し、その上端部に主動ローラ32を 嵌着している。この主動ローラ32は、スパーギヤの外周中央部に周方向のV溝 33を刻設して形成し、図3に示すように同一形状の従動ローラ34と噛合し、 前記V溝33,33内に針金を挟持して送出すものである。
【0015】 従動ローラ34は、上部隔壁31に枢着した開放レバー35の一端部に軸着さ れている。図3に示すように開放レバー35にはコイルばね36を介装して、同 図中反時計方向へ付勢し、従動ローラ34を主動ローラ32に圧接して噛合させ ている。開放レバー35の他端部はハウジング2の外側へ突出しており、この突 出部位をハウジング2側へ押圧して開放レバー35を時計方向へ回動させれば、 従動ローラ34は主動ローラ32から離反する。当該結束機1を使用する際には 、針金を二つのローラ32,34の間に挿通することが必要であるが、開放レバ ー35の操作によって二つのローラ32,34の間隔を広げれば針金の先端部を 容易に挿入することができる。
【0016】 二つのローラ32,34の前方には案内管40が配設され、その管路の後端を 前記二つのローラ32,34の噛合部位に向けている。案内管40はハウジング 2内を一定範囲で前後に摺動でき、図2に示すようにハウジング2との間にコイ ルばね41を介装して常時前方へ付勢されているが、同図に示す停止状態では、 ハウジング2に設けたストッパピン42が案内管40の係合部43に係合して前 方への移動を規制されている。
【0017】 案内管40の後部にはケーブルワイヤ44の一端部が固定され、該ケーブルワ イヤ44の他端部はハウジング2の後部に枢着した案内管復帰レバー45の先端 部に固定されている。案内管復帰レバー45は、前述したカム軸15の案内管復 帰カム20の回転によって同図中反時計方向へ回動されたときに、ケーブルワイ ヤ44を介して連結された案内管40を後方へ引き戻す。
【0018】 一方、図2及び図3に示す案内管40の中間部上面へ水平方向に枢着したプー リ46の上部端板47には、側方へ突出する突部48を形成し、この突部48へ 調節ねじ49をプーリ46の回転方向へ向けて螺着している。プーリ46が後述 するカム機構によって図3中時計方向へ回動すると、調節ねじ49の頭がストッ パピン42を押圧して押込み、案内管40は移動規制を解除される。このときは 、案内管復帰レバー45は案内管復帰カム20によって押圧されておらず、案内 管40は前方へ突出する。そして、図2に示す案内管40の中間部位から側方へ 突設した突部50が、該突部50の前方のハウジング2内に設けたストッパ51 に衝突して移動を規制される。
【0019】 続いて、結束作業の終了段階で案内管復帰レバー45が案内管復帰カム20に よって回動され、案内管40がケーブルワイヤ44に引かれて後退し、ストッパ ピン42が係合部43に係合して案内管40は図2および図3に示す所定の位置 に復帰する。 図11は、案内管40の要部縦断面図であり、平行な2本の案内路52,53 が示されている。下側の案内路は針金案内路52であり、上側は切断機構のケー ブルワイヤ案内路53である。案内管40の湾曲部54の先端近傍には、案内路 52,53を横断する平坦なカッター室55が設けられ、カッター室55内の針 金経路にガイドピン56が立設されている。ガイドピン56には針金の通路であ る案内孔57が設けられ、後述する案内管40先端部の傾斜案内孔58への中継 路を形成している。
【0020】 又、ガイドピン56には、該ガイドピン56と略同径の孔を開穿したカッター プレート59を遊嵌し、該カッタープレート59の端部にケーブルワイヤ60の 一端部が係止され、その他端部は前記プーリ46に係止されている。カッタープ レート59は、ガイドピン56の案内孔57の入口近傍に対応する部位に開口部 61を設けるとともに、ガイドピン56の案内孔57の出口と、前記傾斜案内孔 58とを連結する孔62を設けている。従って、同図に示す状態では針金案内路 52内を送られる針金は、ガイドピン56の案内孔57、カッタープレート59 の孔62、傾斜案内孔58を夫々通過して先端部から送出される。
【0021】 一方、前記プーリ46を図3中時計方向へ回動させれば、図11に示すケーブ ルワイヤ60によりカッタープレート59が引かれて同図中、反時計方向へ回動 し、孔62によって針金を剪断する。尚、図4に示すように、プーリ46にばね 63を介装して図3中反時計方向への回転力を与え、後述するカム18の動作に よってプーリ46の下部に固設したレバー64が押圧されていないときは、前記 カッタープレート59を図11に示す位置に復帰させるように形成している。
【0022】 案内管40の湾曲部54には、図12及び図13に示すように、針金案内路5 2と平行に案内溝65が並設されている。案内溝65は、前記針金案内路52と 略同一半径で内周面が開放された周回溝であり、針金案内路52から送出された 針金を溝に沿って周回させて目標とする鉄筋に巻回するものである。案内溝65 の導入部位66には左右に拡開した案内片67,67を設け、針金案内路52か ら送出された針金の先端部を前記案内片67,67に当接させて案内溝65へ確 実に導入できるようにしている。又、針金案内路52の先端部位を案内溝65の 導入部位66の方向へ変位させて傾斜案内孔58を形成している。これにより、 送出された針金の左右のブレの中心を導入部位66の巾方向の中心と略一致させ ることができ、針金が案内片67,67に衝突してその反動により外側へ跳出す ことがなく、結束作業の巻回段階における失敗が解消される。
【0023】 次に、巻回された針金を捩って緊締する捩り機構を説明する。図2に示すよう に、捩り機構70は案内管40の下方に配設されている。前記捩り機構70は、 後部軸71と前部軸72とに二分割した軸をコイルばね73,73…とボール7 4,74…によるボールクラッチ75にて連結し、後部軸71の後端部に嵌着し たスパーギヤ76を、前述した主軸11に遊嵌した爪つきスパーギヤ27に噛合 させている。前部軸72には外筒77が摺動自在に外嵌され、図14に示すよう に外筒77に設けたすり割り78にフック79を挿入して該フック79の中間部 をコッターピン80にて枢着し、フック79の後端部に形成したフォーク部81 を、前部軸72先端部のすり割り82に挿入して止ピン83にて係止している。 従って、前部軸72に対して外筒77を後方へ摺動させれば、同図に示すように フック79は外側へ跳上げられる。又、外筒77を前方へ摺動させるとフック7 9は反対方向へ回動し、外筒77の先端に当接する。この当接部位84のみを前 方へ突出させて、フック79と外筒77の先端部間に針金を挟持できるように形 成されている。
【0024】 続いて、前述した各機構部の作動を制御するカム機構を説明する。図15は図 10に示した三つのカム17,18,19を示し、クラッチカム19に係合する クラッチシフト軸90は、先端部に軸支したローラ91をクラッチカム19のカ ム面に当接している。このクラッチシフト軸90は、図2に示すように、カム軸 15の下方を通り前方へ延設され、同図及び図7に示すように、軸の先端部へ嵌 着したクラッチシフタ92を爪クラッチ24の中間部に設けた溝部93へ嵌合さ せている。又、図15に示す切断/把握カム18には、シフト軸100の先端部 に軸支したローラ101が当接しており、該シフト軸100は針金切断機構のプ ーリ46と、捩り機構70のフック79とを作動させる。図3及び図4に示すよ うに、シフト軸100の先端部に固着したシフタ102は、捩り機構70の外筒 77に設けた溝部85に嵌合されている。又、シフト軸100の中間部から上方 へピン103を突設して、該ピン103を、前述したプーリ46下部のレバー6 4の後面に対向させている。図15に示すモータ制御カム17は、前述したよう にマイクロスイッチ21をオン/オフするものである。
【0025】 結束機1は、図15に示す停止状態からカム軸15が時計方向に1回転して1 サイクルの工程を遂行するのであるが、図16のカム線図を参照して各機構部の 動作を説明する。先ず、図1に示すように、針金Wを巻装したリールRをハウジ ング2後部のリール取付部37に装着し、針金Wの先端部をハウジング2後面に 開口を有する挿入管38へ挿入する。次に、図3に示す開放レバー35を押圧し て二つのローラ32,34間に針金Wを挿通し、開放レバー35の押圧を解除す れば、針金Wは二つのローラ32,34に挟持され作業準備が終了する。
【0026】 結束作業を行うには、図1に示す案内管40の湾曲部54を結束すべき鉄筋( 図示せず)に掛け、グリップ3の手動スイッチ23を押す(時点A)。これによ りモータ4が起動し、主軸11が連動してモータ制御カム17を回転し、マイク ロスイッチ21をオンして、手動スイッチ23のオン/オフに係わらず1サイク ルの動作を行う。モータ4の起動とともに、クラッチシフト軸90は中立位置( 図16中N)から後退して,爪クラッチ24が主軸11に遊嵌した爪つきベベル ギヤ26に噛合し、ローラ32を駆動する。針金案内路52内を送られた針金W は、前述した傾斜案内孔58を通過して案内溝65に導入され、更に案内溝65 に沿って鉄筋へ所定のターン数巻回される。
【0027】 次に、時点Bで爪クラッチ24が中立位置へ戻り、ローラ32,34が停止す るとともに、切断/把握カム18に係合するシフト軸100が前進し、巻回され た針金Wをフック79にて把持する。同時に、中間部に設けたピン103でプー リ46の下部のレバー64を押圧し、案内管40先端部位のカッタープレート5 9によって針金Wを剪断する。又、プーリ46の上部に設けた調節ねじ49がス トッパピン42を押圧して案内管40の係止が解除され、案内管40はコイルば ね41の付勢によって前方へ突出する。案内管40が、鉄筋に巻回した針金より 前方へ移動したため、結束機1を後方へ引けば、鉄筋に巻回された針金Wはフッ ク79によって緊張される。これにより、複数回巻回された針金を捩った場合の 各ターンの緊締力を均一にすることができる。
【0028】 次に、時点Cで爪クラッチ24が爪つきスパーギヤ27に噛合して捩り機構7 0が回転し、フック79に把持された針金Wが捩られて鉄筋が結束される。そし て、爪クラッチ24が中立位置に復帰し、捩り機構70の回転が停止されるとと もに、シフト軸100が後退してフック79が跳上げられ、緊締された針金Wか ら離脱する(時点D)。
【0029】 続いて、図2に示した案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45を押圧して 回動し、案内管40が後退する(時点E)。案内管40が図2に示す位置まで後 退したときに、ハウジング2側に設けたストッパピン42が突出して案内管40 の係合部43に係合する。その後に案内管復帰カム20が案内管復帰レバー45 の押圧を解除してケーブルワイヤ44の緊張を解除するとともに、モータ制御カ ム17がマイクロスイッチ21をオフし、電源を切断して1サイクルの結束作業 を終了する(時点F)。このように、針金を鉄筋へ巻回し、捩って結束するまで の作業を自動的に行うものである。
【0030】 次に、ボールクラッチ75の詳細を説明する。図17に示すように前記ボール クラッチ75は、後部軸71に固設した玉受け板110と、前部軸72の後端部 に固設した中間ブロック111及び中間ブロック111の前方に配設され、前部 軸72上を摺動自在な圧力調節板112とからなっている。中間ブロック111 には、前後方向に貫通する孔113,113…が軸心から一定距離、一定間隔で 周方向に配列され、玉受け板110並びに圧力調節板112にも夫々前記孔11 3,113…に対応する位置に受け穴114,114…、115,115…を設 けている。前記孔113,113…には夫々コイルばね73,73…を挿入し、 前部に押しピン116,116…、後部にはボール74,74…を挿入し、ボー ル74,74…の先端部はコイルばね73,73…の付勢によって玉受け板11 0の受け穴114,114…に嵌入しており、前記押しピン116,116…は 前方へ突出して、圧力調節板112の受け穴115,115…に嵌入している。 従って、玉受け板110と中間ブロック111とはボール74,74…を介して 結合され、後部軸71の回転は前部軸72へ伝達される。ここで、前部軸72が 強制的に回転を阻止された場合は、後部軸71の回転トルクによりボール74, 74…が受け穴114,114…から中間ブロック111の孔113,113… 内へ押込まれ、後部軸71は回転を阻止されることはない。
【0031】 このようなトルク制限機能を有するボールクラッチ75の伝達トルク限界値の 調節は、圧力調節板112を前後に移動させて押しピン116,116…により コイルばね73,73…の圧縮量を調整し、玉受け板110へのボール74,7 4…の圧接力を調節することによって行われる。 続いて、この圧接力を調節する捩りトルク調節装置を説明する。図17に示す ように、前部軸72の後部には中心孔120を開穿した雄ねじ121を遊嵌し、 該雄ねじ121の前部はハウジング2の軸受部位に固着されている。雄ねじ12 1には、中心孔に雌ねじ122を切ったギヤ123を螺合し、ボールクラッチ7 5の圧力調節板112が、コイルばね73,73…の付勢により、スラストベア リング124を介してギヤ123の後端面に圧接している。ギヤ123を回転さ せれば、回転方向により該ギヤ123は雄ねじ121上を前或いは後に移動し、 圧力調節板112を連動させて伝達トルク限界値が調節される。
【0032】 図3及び図5に示すように、調節用のギヤ123に隣接して対向ギヤ125が 配設され、該対向ギヤ125をギヤ123に噛合させるとともに、図3に示すよ うに対向ギヤ125を嵌着した軸126は、ハウジング2の左側面に設けた段部 2aを貫通して前方へ突出し、先端に調節つまみ127を固着している。 軸126は軸方向へ摺動自在であり、図18に示すように中間部にフランジ1 28を固着し、軸126に冠装したコイルばね129が後部軸受部130を支点 としてフランジ128を前方へ押圧し、対向ギヤ125、軸126及び調節つま み127からなる手動調節機構を前方へ付勢している。
【0033】 ハウジング2の側面の前記調節つまみ127に対応する部位には凹部131を 形成し、調節つまみ127の外周面を凹部131へ一部没入させている。図19 に示すように調節つまみ127の外周面前端部には切欠部132,132…を設 ける一方、前記凹部131の前端部位に前記切欠部132,132…に対応する 係合部133を設けている。依って、コイルばね129によって前方へ付勢され た調節つまみ127は、切欠部132,132…が凹部131の係合部133へ 嵌合して対向ギヤ125の回転は阻止される。
【0034】 捩りトルクの調整を行う際には、調節つまみ127を後方へ押圧して切欠部1 32と係合部133との係合を解除し、この状態で調節つまみ127を回動すれ ば、調節用のギヤ123が連動してトルク調整を行うことができる。調整終了後 に調節つまみ127から手を離せば、調節つまみ127はコイルばね129の付 勢によって前方へ突出し、係合部133へ圧接する。そして、相対回転角度によ って切欠部132と係合部133とが嵌合しない場合は、調節つまみ127を任 意の方向へ回転させれば、切欠部132,132…が係合部133に自動的に嵌 合してロックされ、結束作業中等に不慮回動することはなく、トルク設定の変動 が防止される。
【0035】 尚、対向ギヤ125の歯止め手段は上記一実施例に限定すべきものではなく、 図示は省略するが、例えば凹部131の前部壁面に、ボールクラッチと同様にば ねとボールを埋め込んでボールを外方へ付勢し、調節つまみ127の前端面にボ ールの受け穴を設けてボールを圧接させた回り止め機構等でもよく、種々の歯止 め手段を応用することができる。
【0036】 そして、この考案は、この考案の精神を逸脱しない限り種々の改変を為すこと ができ、この考案がそれらの改変されたものに及ぶことは当然である。
【0037】
【考案の効果】
この考案は、上記一実施例に於て詳述したように、特別な調整用工具等を必要 とせず、結束機の外側から簡単に捩りトルクを調節できる。又、手動調節機構は ラチェット等の歯止め手段によって遊転を阻止されるので、使用中等に調節つま みが不慮回動してトルク設定が変化することもなく、操作性、安定性及びメイン テナンスの作業性が著しく向上する実用的価値ある考案である。
【図面の簡単な説明】
【図1】側板を取外した結束機の側面図。
【図2】図1のハウジング部分の拡大図。
【図3】ハウジングの天板を切欠した平面図。
【図4】図1のA−A線矢視断面図。
【図5】同B−B線矢視断面図。
【図6】同C−C線矢視断面図。
【図7】同D−D線矢視断面図。
【図8】同E−E線矢視断面図。
【図9】同F−F線矢視断面図。
【図10】同G−G線矢視断面図。
【図11】案内管の一部切欠左側面図。
【図12】案内管の要部底面図。
【図13】案内管の右側面図。
【図14】捩り機構の要部を示す一部切欠平面図。
【図15】モータ制御カム、切断/把握カム、クラッチ
カムの側面図。
【図16】各カムの動作タイミングを示すカム線図。
【図17】ボールクラッチを示す一部切欠側面図。
【図18】手動調節機構を示す一部切欠側面図。
【図19】調節つまみと凹部の形状を示す要部斜視図。
【符号の説明】
1 結束機 40 案内管 70 捩り機構 71 後部軸 72 前部軸 75 ボールクラッチ 112 圧力調節板 120 中心孔 121 雄ねじ 122 雌ねじ 123 ギヤ 125 対向ギヤ 126 軸 127 調節つまみ 132 切欠部 133 係合部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 針金送り機構によって、針金Wを案内管
    40へ送り込み、前記案内管40の前部を円弧状に湾曲
    させて鉄筋等に針金Wを複数回巻回し、切断機構にて前
    記針金Wを所定の長さで切断し、巻回された針金Wを捩
    り機構70によって捩り、上記各機構部を逐次制御して
    一連の結束作業を行うように構成した結束機1であっ
    て、前記捩り機構70の軸71,72を二分割してボー
    ルクラッチ75等の伝達トルク制限手段を介装した結束
    機1に於て、雄ねじ121に中心孔120を開穿して前
    記捩り機構70の一方の軸72に遊嵌し、該雄ねじ12
    1を軸受部位に固定し、ギヤ123の中心孔に雌ねじ1
    22を刻設して、該ギヤ123を前記雄ねじ121に螺
    合し、該ギヤ123の端面を前記伝達トルク制限手段に
    当接させ、且つ、対向ギヤ125を配設して該ギヤ12
    3に噛合させ、前記対向ギヤ125の軸126をハウジ
    ング2の外側へ貫通させて手動調節機構を構成し、前記
    伝達トルク制限手段のクラッチ圧力を調整できるように
    するとともに、該手動調節機構に係脱自在な歯止め手段
    を設けて、前記ギヤ123の回転を阻止できるように形
    成したことを特徴とする結束機の捩りトルク調節装置。
JP5177891U 1991-07-04 1991-07-04 結束機の捩りトルク調節装置 Pending JPH056014U (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002364547A (ja) * 2001-05-22 2002-12-18 Eitetsu Ko ポンプガン
KR101223402B1 (ko) * 2011-03-09 2013-01-16 김유정 철근 자동결속장치
JP2016030313A (ja) * 2014-07-29 2016-03-07 マックス株式会社 鉄筋結束機
JP2019051995A (ja) * 2018-12-11 2019-04-04 マックス株式会社 鉄筋結束機
CN115255219A (zh) * 2022-07-18 2022-11-01 郭丹 一种建筑工地用自动钢筋扎线装置

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