JPH0559295U - 汚泥用物理量検出装置 - Google Patents

汚泥用物理量検出装置

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JPH0559295U
JPH0559295U JP001451U JP145192U JPH0559295U JP H0559295 U JPH0559295 U JP H0559295U JP 001451 U JP001451 U JP 001451U JP 145192 U JP145192 U JP 145192U JP H0559295 U JPH0559295 U JP H0559295U
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勉 安田
康彦 渡辺
章 熊田
正太郎 漆原
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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  • Activated Sludge Processes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定対象の液中にある夾雑物が付着するのを
防止し、汚泥濃度等の物理量を良好に測定できるように
した汚泥用物理量検出装置を提供すること。 【構成】 汚泥用物理量検出装置の先端検出部のキャッ
プ4に中間から底面に切り落とした平側部6を形成し、
平側部6の上辺段状部6aをテーパ面又は滑らかな曲面
に形成し、キャップ4の底面角周部を大きな円曲面7に
形成したこと。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、下水処理場で処理される汚泥の濃度、粒度等の各種物理量を光学 的に測定する汚泥用物理量検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に下水処理場で発生した汚泥は、汚泥処理工場に送られて、そこで処理さ れる。
【0003】 汚泥処理工場で汚泥を処理する際には、汚泥の濃度を把握しておく必要がある ため、送泥用のパイプに汚泥用物理量検出装置を設置して汚泥濃度の測定を行っ ている。
【0004】 即ち、図5に例示するごとく送泥用のパイプ1には枝管2が一体的に形成され ており、この枝管2には汚泥用物理量検出装置3がその先端部をパイプ1の内周 面より僅かに突き出すようにして取り付けられている。
【0005】 これは、汚泥用物理量検出装置3のパイプ1内への突き出し長さが長すぎると 夾雑物等が先端部にからみ付いてしまい、汚泥用物理量検出装置3が枝管内に引 っ込んで位置すると検体の性状が粘度があるものであるため、その引っ込んだ凹 部に汚泥がたまって、実際の濃度測定が困難になってしまい、また、先端部が水 流に直接当たらないので流速による洗浄効果が期待できず、メンテナンス作業を 行う頻度が高くなってしまうためである。
【0006】 汚泥用物理量検出装置3は、図6乃至図8に示すように構成さている。3は汚 泥用物理量検出装置であり、汚泥用物理量検出装置3は検出器本体3aと、検出 器本体3aの先端の検出部を覆う有底円筒状のキャップ4をねじ込むことによっ て取り付けて構成されている。
【0007】 5はキャップ4の側面に形成された一対の凹状溝であり、この凹状溝5にスパ ナをかけることによって強固なねじ込みを行うことができるので、キャップ4を 検出器本体3aの先端部に確実に固定することができるものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
上述の如き従来の汚泥用処理量検出装置は、特に夾雑物が多い汚泥を測定対象 とする際には、微小な突起部分にも夾雑物がからみ付き易く、濃度の測定に支障 を生じてしまうという問題点がある。
【0009】 即ち、従来の汚泥用処理量検出装置は先端部をパイプの内周面より僅かに突き 出すようにして取り付けられているため、パイプ内に突出するキャップ底面外周 部位の角部において、夾雑物が滑らかに通り過ぎることができずにからみついて しまうという問題があった。
【0010】 従来のキャップは、底面外周を面取りを行っているものであったが、面取りを 行うだけでは夾雑物のからみ付きを防止することは不可能であった。
【0011】 更に、汚泥用処理量検出装置と枝管との間に夾雑物が入り込んだ際には、キャ ップの側面に形成された凹状溝の角部にからみ付いてしまうという問題があった 。
【0012】 そして、このようにして突起部分等にからみ付いた夾雑物には、更に別の夾雑 物がからみ付いて成長し、これが邪魔になって汚泥濃度の測定に支障を生じてし まうという問題があった。
【0013】 本考案は上述の点に鑑み、夾雑物がからみ付くのを防止し、汚泥濃度等の物理 量測定を良好に行えるようにした汚泥用物理量検出装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案の汚泥用物理量検出装置は、物理量を検出する検出器本体と、その検出 部を覆うキャップとから成り、送泥用のパイプライン内に先端を僅かに突出させ て取り付けられ汚泥用物理量検出装置において、このキャップの周側部に、中間 位置から底面まで平面状に切り落とすよう設けて成る平側部を形成し、この側部 の上辺部をテーパ面状又は滑らかな曲面に形成し、このキャップの底面角周部を 円曲面に形成したことを特徴とする。
【0015】
【作用】
上述のように構成することにより、検出器取付パイプの内側に臨ませる先端検 出部のキャップ部分に角ばった所をなくし、測定対象に含まれている夾雑物がそ のテーパ状面又は滑らかな表面を引掛らないように流れ、これが付着するのを防 止するものである。
【0016】
【実施例】
以下、本考案の汚泥用物理量検出装置の一実施例を図1ないし図4によって説 明する。なお、この図1ないし図4において、前述した図5ないし図8に示す従 来例に対応する部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0017】 図1は本例の汚泥用物理量検出装置の先端側要部を示す正面図、図2はその側 面図、図3はその底面図、図4はその要部拡大縦断面図であり、図で3は汚泥用 物理量検出装置、4はキャップである。キャップ4には、その周側部中段位置か ら底面にかけて平面状に切り落として形成したスパナかけ用の平側部6を直系方 向に対向させて一対形成する。この平側部6の上方段状部6aは段状となる部分 を角張らないようテーパ面に形成する。なお、このテーパ面の代わりに滑らかな 曲面に形成しても良い。
【0018】 キャップ4の底面の角となる周側部は円曲面7に形成する。この円曲面7の半 径Rは、図4に示すように汚泥用物理量検出装置3を検出器取付パイプ1の枝管 2内にセットしたとき、枝管2の根元から先端検出部のキャップ4の突出し距離 をdとすると、円曲面7の半径Rは、R<dの関係を外れないように滑らかな大 きな曲率の曲面に形成するのが好ましい。
【0019】 上述のように構成した装置を、実際に夾雑物の多い測定対象に用いたところ、 夾雑物がパイプ1内に突出した円曲面7の表面にからみ付くことなく滑らかに流 れ、またスパナをかける部分は角部をなくした形状なので、平側部6に入り込ん だ夾雑物もからみ付くことはなかった。よって、夾雑物が付着して測定障害が起 こることがないことが確かめられた。
【0020】 なお、本考案は上述の実施例に限定されるものではなく、検水中の汚泥濃度検 出ばかりでなく、粒度等の汚泥中の各種物理量を光学的に検出するものにも適用 できるものであり、本考案の要旨を逸脱しない範囲内においてその他種々の構成 を取り得ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案の汚泥用物理量検出装置によれば、先端部に取付け るキャップの周側部に、その中間位置から底面にかけて平面状に形成した平側部 を設け、この平側部の上辺部をテーパ面又は滑らかな曲面に形成し、キャップの 底面の角になる周側部を円曲面に形成したので、検出器取付パイプの内側に臨ま せる先端検出部のキャップ部分に角ばった所がないので、測定対象に含まれてい る夾雑物がその表面を滑らかに流れるようにして、これが付着するのを防止し、 汚泥濃度等の物理量の測定に支障を生じないようにできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の汚泥用物理量検出装置の一実施例を示
す要部正面図。
【図2】上記実施例の要部側面図。
【図3】上記実施例の先端検出部底面図。
【図4】上記実施例の要部拡大縦断面図。
【図5】従来の汚泥用物理量検出装置の取付要部を示す
要部縦断面図。
【図6】上記従来例の要部正面図。
【図7】上記従来例の要部側面図。
【図8】上記従来例の底面図。
【符号の説明】
1…パイプ 2…枝管 3…汚泥用物理量検出装置 4…キャップ 6…平側部 7…円曲面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 康彦 東京都町田市山崎町1380 シーアイハイツ L−703 (72)考案者 熊田 章 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内 (72)考案者 漆原 正太郎 東京都品川区大崎2丁目1番17号 株式会 社明電舎内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理量を検出する検出器本体と、該検出
    器本体の検出部を覆うキャップとから成り、送泥用のパ
    イプライン内に先端を僅かに突出させて取り付けられる
    汚泥用物理量検出装置において、上記キャップの周側部
    に、中間位置から底面まで平面状に切り落とすように設
    けて成る平側部を形成し、当該平側部の上辺部をテーパ
    面状又は滑らかな曲面に形成し、上記キャップの底面角
    周部を円曲面に形成したことを特徴とする汚泥用物理量
    検出装置。
JP1992001451U 1992-01-20 1992-01-20 汚泥用物理量検出装置 Expired - Lifetime JP2589258Y2 (ja)

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JPH0559295U true JPH0559295U (ja) 1993-08-06
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001289780A (ja) * 2000-04-06 2001-10-19 Japan Organo Co Ltd 濃度計
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