JPH0558898U - ポンプの凍結防止構造 - Google Patents

ポンプの凍結防止構造

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Publication number
JPH0558898U
JPH0558898U JP451492U JP451492U JPH0558898U JP H0558898 U JPH0558898 U JP H0558898U JP 451492 U JP451492 U JP 451492U JP 451492 U JP451492 U JP 451492U JP H0558898 U JPH0558898 U JP H0558898U
Authority
JP
Japan
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pump
casing
cover
liquid
impeller
Prior art date
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Pending
Application number
JP451492U
Other languages
English (en)
Inventor
明 西川
Original Assignee
岡部 侯朗
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Publication date
Application filed by 岡部 侯朗 filed Critical 岡部 侯朗
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  • Control Of Non-Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ケーシングで搬送路を形成し、この搬送路内に
インペラ等の動体を配設して、この動体の動力で液体を
吸引し吐出するポンプについて、外気の影響により液体
が凍結してしまうことを確実に防止すること。 【構成】ケーシング2,3,4の一部あるいは全体にカ
バー25を被着するとともに、このカバー25にヒート
手段26を装着した、ポンプの凍結防止構造。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、例えば、上下水道、灌漑、化学工業、鉱山、船舶、さらには家庭 用の泡風呂等に用いて水を汲み上げたりするポンプに関し、より詳しくは、寒冷 地においても内部の液体が凍結せずポンプを良好に使用できるような、ポンプの 凍結防止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
液体を搬送し吐出するポンプには多様な種類があるが、いずれも、液体の通る 搬送路をケーシングで形成し、内部にインペラ等の動体を収納した構造である。 すなわち内部の液体は、ケーシング一枚で外気と隔絶されている。 このため、寒冷地等、外気温が著しく低下する場合には、内部の液体が凍結し てしまう恐れがあった。そこで、ポンプのケーシングに断熱材を巻き付けたりす ることが適宜必要に応じて行なわれている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上述した方法では、巻き付け等の作業が面倒であるとともに外観が 良くなく、また、断熱材によって外気を遮断するだけであるので凍結防止効果の 確実性が低い。 そこでこの考案は、外観が良く、凍結防止効果が確実な、ポンプの凍結防止構 造の提供を課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するための手段を実施例の図1を用いて説明すると、その 構成は、液体の搬送路を形成するケーシング2,3,4にカバー25を被着する とともに、このカバー25にヒート手段26を装着したポンプの凍結防止構造で あることを特徴とする。
【0005】
【作用】
すなわち、上述の構成によれば、搬送路を形成するケーシングは直に外気と接 触せず、外気との間にカバー、およびこのカバーに包まれた空気層が介在するこ とになる。しかもその空気層はヒート手段によって加熱され、ケーシングの周囲 を不凍温度にすることができる。
【0006】
【考案の効果】
上述の結果、この考案によると、ケーシングがカバーで被覆されているので、 断熱材を巻き付けたりした場合に比して外観が良く、意匠観を向上させることが でき、また、ポンプの発する騒音を小さくすることもできる。 そして、そのカバーにはヒート手段を装着しているので、ケーシングの周囲を 積極的に所定の温度にすることができ、凍結防止効果を確実にすることができる 。
【0007】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 まず、ポンプの一例としての渦巻ポンプ1の概略構成から説明すると、この渦 巻ポンプ1は、液体の搬送路を形成する3つのケーシング材2,3,4と、この 内部に設けるインペラ5とで構成している。
【0008】 3つのケーシング材2,3,4のうち第1のケーシング材2は吸引口6を有し 、この吸引口6の内側部には逆止弁7を装着している。また、吸引口6先端の外 周面には連結用のネジ6aを螺刻している。 この第1のケーシング材2を固定する第2のケーシング材3は、上述の吸引口 6より吸引された液体をインペラ5方向へ導くための第1の搬送路8を中央部に 有し、また同時に、上部(前面と上面)には2つの吐出口9,10を有し、下部 には排出口11を有している。これらの吐出口9,10と排出口11との先端に も連結用あるいは封止用のネジ9a,10a,11aを螺刻している。 第3のケーシング材4は、第2のケーシング材3における第1の搬送路8対向 部位にインペラ収納部12を有しており、これの中央部には、収納するインペラ 5に回転力を入力する入力シャフト13用の挿通孔14を形成し、入力シャフト 13との間は、スプリング15とメカニカルシール16、シール17,18で封 止している。また、第2のケーシングの第1の搬送路8との間には、インペラ5 を包み込むようなガイド19を装着しており、インペラ5の回転力によって搬送 される液体が、このガイド19に形成した第2の搬送路20を通って、上部の吐 出口9,10方向に流れるようにしている。
【0009】 なお、排出口11と上面の吐出口10とは、盲蓋21,22で封止している。 また、吸引口6と前面の吐出口9とには、先端側を細くする段部6b,9bを同 じ高さに形成している。なお、図中23はモータカバーで、24はモータベース である。
【0010】 つぎに上述のような渦巻ポンプ1の凍結防止構造としてのカバー25とヒータ 26とについて説明する。 カバー25は、一側面を開口した箱状であり、第1のケーシング材2がわから 第3のケーシング材4がわに向けて被着するものである。開口部27と対向する 側の前壁28は、下端部を除いて平面状に形成しており、渦巻ポンプ1の吸引口 6、吐出口9,10、排出口11に対応する部位には、各口6,9,10,11 を外方に出すための空所29,30,31,32を形成している。また、両側壁 33,34内面の開口部27側には、適宜数の被着突起35…を形成しており、 これらの被着突起35…は、渦巻ポンプ1の第2のケーシング材3の両側面に形 成した凹部36…に係合するようにしている。
【0011】 ヒータ26は薄い板状のシリコンラバーヒータで、上述したカバー25の各空 所29,30,31,32とケーシング材2,3,4の凹凸とを考慮して適宜切 欠いている。このヒータ26はカバー25の前壁28の内面に貼着して固定され る。図中37は入力部で、38はサーモスタットであり、加熱されたヒータ26 の温度は液体の凍結を起こさせない適宜の一定値に保持される。
【0012】 つぎに作用および効果を説明すると、このような凍結防止構造を装着した渦巻 ポンプ1では、ケーシング材2,3,4の略全体をカバー25が覆い、外気との 直接の接触を絶つとともに内側に空気層を形成し、また、平面部分の多いカバー 25がケーシング材2,3,4のような凹凸をなくし、外気との接触面積を小さ くして外気温の影響を緩和する。 そして同時に、カバー25の内面に装着したヒータ26が、カバー25とケー シング材2,3,4との間の空気層を、凍結を起こさせない所定の温度に保つ。
【0013】 したがって、液体の凍結を防止することが積極的に行なえ、その効果は確実で ある。しかも、カバーのヒータ装着部分には平面状の部分を広く形成しているた め、ヒータの大きさを大きくすることができ、急激な温度低下等にも即座に対応 でき、用途が広がる。 また、ケーシング材2,3,4をカバー25で被覆するため外観が良く意匠観 を向上させられ、さらに、渦巻ポンプの運転時の騒音を小さくすることもできる 。
【0014】 なお、以上の一実施例におけるケーシング材2,3,4は実用新案登録請求の 範囲のケーシングに対応し、ヒータ26はヒート手段に対応する。 また、上述の一実施例では、ポンプとして渦巻ポンプを例にあげて説明したが 、液体の凍結が心配されるポンプであればどの様なポンプであるもよい。さらに カバー25は、上述例のようにケーシング材2,3,4の略全体を被覆するので はなく、例えば吸引口6や吐出口9,10、あるいはインペラ5等各部分のみを 被覆するようにするも、また逆に全体をすっぽり被覆するようにするもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】凍結防止構造を示す一部切欠き斜視図。
【図2】凍結防止構造を装着した渦巻ポンプを示す断面
図。
【符号の説明】
1…渦巻ポンプ 2,3,4…ケーシング材 25…カバー 26…ヒータ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングで搬送路を形成し、該搬送路内
    に動体を配設して、該動体の動力で液体を吸引し吐出す
    るポンプであって、 上記ケーシングにカバーを被着するとともに、 該カバーにヒート手段を装着したポンプの凍結防止構
    造。
JP451492U 1992-01-11 1992-01-11 ポンプの凍結防止構造 Pending JPH0558898U (ja)

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JPH0558898U true JPH0558898U (ja) 1993-08-03

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109322856A (zh) * 2018-09-25 2019-02-12 珠海格力电器股份有限公司 水泵部件、室外机及室外机的控制方法
CN109579254A (zh) * 2018-12-14 2019-04-05 珠海格力电器股份有限公司 排水组件及空调

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CN109322856A (zh) * 2018-09-25 2019-02-12 珠海格力电器股份有限公司 水泵部件、室外机及室外机的控制方法
CN109322856B (zh) * 2018-09-25 2023-12-15 珠海格力电器股份有限公司 水泵部件、室外机及室外机的控制方法
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