JPH0558239B2 - - Google Patents

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JPH0558239B2
JPH0558239B2 JP61048666A JP4866686A JPH0558239B2 JP H0558239 B2 JPH0558239 B2 JP H0558239B2 JP 61048666 A JP61048666 A JP 61048666A JP 4866686 A JP4866686 A JP 4866686A JP H0558239 B2 JPH0558239 B2 JP H0558239B2
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JP
Japan
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current
voltage
tube
tube current
ray
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JP61048666A
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Masaharu Ootakeguchi
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
Original Assignee
Hitachi Medical Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は特に高周波X線装置における管電流測
定に好適なX線装置用管電流測定回路に関するも
のである。
〔発明の背景〕
従来の管電流測定回路が適用されたX線装置の
要部を第5図に示す。この第5図において、1は
高圧トランス、2は高圧トランス1の二次低圧側
の電流を整流する低圧整流器、3は低圧整流器2
に流れる電流を検出する電流検出抵抗、4は高圧
トランス1の二次高圧側の電流(高圧トランス出
力電流)を整流する高圧整流器、5は高圧整流器
4の出力電圧が印加されるX線管、6は高圧側
(高圧トランス二次側)に分布する浮遊容量を高
圧トランス1の二次巻線間に置き換えて示したも
のである。またI1は高圧トランス1の二次巻線に
流れる電流、I2は浮遊容量6に流れる電流、I3
管電流、V1は電流検出抵抗3の端子電圧である。
すなわち上述装置では、管電流測定回路を低圧
整流器2と電流検出抵抗3で構成し、浮遊容量6
に流れる電流I2が無視できる場合、管電流I3を次
式(1)によつて求めていた。
I3=I1 ……(1) また、浮遊容量6に流れる電流I2が無視できな
い場合は次式(2)によつて求めていた。
I3=I1−I2 ……(2) ここで、(2)式中のI2は実際に直接測定するのが
困難であるので、一般には、まずX線管5のフイ
ラメント電流を流さず、I3=0の状態(無負荷状
態)で、管電圧に対してほぼ比例して流れる電流
I2を次式(3)に従つて求める。
I2=I1 ……(3) 次にX線管5に負荷をかけて電流I1を測定し、
あらかじめ各管電圧毎に(3)式により求めていた電
流I2を(2)式のように電流I1から引算し、管電流I3
を求めていた。
ところで近年、X線の出力効率向上の要請から
X線装置は高周波化されてきたが、高周波X線装
置では、無負荷時と負荷時では高圧トランス1の
入力波形及び管電圧波形が異なり、浮遊容量6に
流れる無負荷時の電流値が負荷時とは異なつてく
る。このため上述測定回路をこのような高周波X
線装置に適用した場合に、管電流I3を浮遊容量6
に影響なく測定することは困難であるという問題
点があつた。
第6図に高周波X線装置に適用された従来の管
電流測定回路を示す。この第6図において、7及
び8は各々管電圧平滑用コンデンサ、9はこのコ
ンデンサ7,8に流れる電流I4を検出する電流検
出抵抗、V2は電流検出抵抗9の端子電圧であり、
その他は第5図と同様である。
この第6図に示した従来回路では、管電流I3
次式(4)によつて求めていた。
I3=I1−I2−I4 ……(4) しかし高周波X線装置では、高圧トランス1の
1次側に高周波電圧を印加するため、浮遊容量6
が第5図に示したX線装置と同じであつても電流
I2は周波数が高められた分だけ増加する。例えば
第5図に示す装置の周波数を50Hz、第6図に示す
装置の周波数を2KHzとすると、電流I2は約40倍
となる。このため高圧トランス1をより小形に
し、また小容量の平滑用コンデンサ7,8で管電
圧の脈動を小さくしたりするために、装置の周波
数を十分高めると、電流I2が非常に大きくなり、
I3≪I2となつてしまう。また平滑用コンデンサ
7,8は、X線曝射のスタート時には0から設定
管電圧に充電されるため、電流I4は上記スタート
時に非常に大きくなり、I3≪I4となる。
このように第6図に示す従来回路では、電流
I2、I4がI3に比べて非常に大きくなる。このため、
(4)式で管電流I3を求める場合にその測定精度、特
に短時間撮影や低電流撮影(透視撮影など)のと
きの測定精度が低くなるという問題点があつた。
〔発明の目的〕 本発明は上記のような問題点を解消するために
なされたもので、高圧トランスの二次側の浮遊容
量や管電圧平滑用コンデンサの影響を受けること
なく精度よく管電流を測定でき、特に高周波X線
装置の管電流測定に有用なX線装置用管電流測定
回路を提供することを目的とする。
〔発明の概要〕
本発明回路は、X線管の管電流通電路に、管電
流に応じた電圧が少なくとも2つの出力端子から
各々検出可能であるという電流検出器を設けると
共に、その各端子電圧を分圧する分圧器を各々設
け、両分圧器の分圧出力電圧の差を検出信号と
し、これと、前記電流検出器及び分圧器のインピ
ーダンスとから前記管電流を算出、測定し、上述
目的を達成するようにしたものである。
〔発明の実施例〕
以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。第1図は本発明による管電流測定回路が適用
されたX線装置の一例の要部を示す回路図で、図
中10はX線管5の管電流I3の通電路中に挿入さ
れた電流検出器としての抵抗(以下、電流検出抵
抗という)である。VD1は電流検出抵抗10の一
端及び接地間に接続された第1分圧器で、分圧抵
抗11,12の直列回路からなる。VD2は電流検
出抵抗10の他端及び接地間に接続された第2分
圧器で、分圧抵抗13,14の直列回路からな
る。I5は第1分圧器VD1を流れる電流、I6は第2
分圧器VD2を流れる電流、I7は電流検出抵抗10
を流れる電流である。またV3は分圧抵抗12の
端子電圧(第1分圧器VD1の分圧出力電圧)、V4
は分圧抵抗14の端子電圧(第2分圧器VD2の分
圧出力電圧)、VAは高圧整流器4の出力電圧、VB
はX線管5の管電圧である。その他、第1図にお
いて第5図と同一符号は同一又は相当部分を示
す。
次に上述本発明回路による管電流測定について
述べる。第1図に示すように、管電流通電路中に
電流検出抵抗10を挿入すると、管電流I3は次式
(5)で表わせる。
I3=I7−I6 ……(5) ここで電流I7は、電流検出抵抗10のインピー
ダンスをR10とすると、電圧VA及びVBを用いて次
式(6)で求まる。
I7=VA−VB/R10 ……(6) また電流I6は分圧抵抗14のインピーダンスを
R14すると次式(7)で求まる。
I6=V4/R14 ……(7) 上式(6)、(7)を(5)式に代入すると次式(8)となる。
I3=VA−VB/R10−V4/R14 ……(8) ここで電圧VAは、分圧抵抗11のインピーダ
ンスをR11、分圧抵抗12のインピーダンスを
R12すると次式(9)で表わせる。
VA=V3・R11+R12/R12 ……(9) また電圧VBは、分圧抵抗13のインピーダン
スをR13とすると次式(10)で表わせる。
VB=V4・R13+R14/R14 ……(10) よつて上式(8)は次式(11)となる。
I3=1/R10(R11+R12/R12・V3
R13+R14/R14・V4)+V4/R14……(11) ここでR11=R13、R12=R14とすると、上式(11)
は I3=R11+R12/R10・R12(V3−V4)+V4/R12
…(12) となる。
したがつて、あらかじめR10、R11、R12を測定
し、X線曝射中にV3とV4を測定すれば、上式(12)
から管電流I3が算出できる。
なお上式(12)は、R10、R11、R12が常に不変であ
る場合に、X線曝射中V3とV4を測定すれば管電
流I3が算出できるというものである。したがつ
て、X線管5などの温度上昇により抵抗10〜1
4の温度が上昇するとR10〜R14が変革し、管電
流I3の測定精度に支障を与えることになる。この
ため抵抗10〜14は温度変化によつてR10
R14が余り変化せず、またほぼ同様の温度特性を
もつことが好ましい。
第2図〜第4図はそれぞれ本発明の他の実施例
を示す図で、そのうち第2図は電流検出器として
カレントトランス15を用いた場合を例示する。
この第2図において第1図と同一符号は同一又は
相当部分を示すもので、この例によつても上述と
同様にして管電流I3を算出、測定できるが特にこ
の例によれば、電流検出抵抗10を管電流電路に
挿入した上述例に比べ、損失がなくなり、温度上
昇による誤差も軽減される。第3図は第1図にお
ける電流検出抵抗10をX線管電流の大きさによ
り調整可能にした場合を例示する。この第3図に
おいて16,17は電流検出抵抗10を構成する
抵抗、18はスイツチである。その他、第3図に
おいて、第1図と同一符号は同一又は相当部分を
示す。第3図の管電流検出回路においては、管電
流の小さい時は抵抗16,17の両端電圧を検出
し、管電流の大きい時は抵抗16の両端電圧を検
出する。したがつて管電流の大きい時は電流検出
抵抗10の発熱を抑えることができ、管電流の小
さい時は電流検出抵抗10のインピーダンスを大
きくするのでV3とV4の電位差の減少を抑えるこ
とができ、管電流の測定精度の低下を防ぐことが
できる。よつて第3図のようにスイツチ18を設
け撮影時と透視時などでスイツチ18を切り替え
ると、大きい管電流から小さい管電流まで精度よ
く検出できる。
第4図は、第1図において第1分圧器VD1と第
2分圧器VD2をそれぞれX線管電流の大きさによ
り調整可能にした場合を例示する。この第4図に
おいて、19は第1分圧器VD1の低圧側分圧抵
抗、20は第2分圧器VD2の低圧側分圧抵抗、2
1−1a,21−1bはリレーの接点であり、ど
ちらか一方が接続するともう一方が開放する特性
を持つものであり、21−2a,21−2bもリ
レーの接点であり、上述のリレー接点21−1
a,21−1bと同様な特性を持つものである。
その他、第4図において、第1図と同一符号は同
一又は相当部分を示す。第4図の管電流検出回路
においては、分圧抵抗19のインピーダンスを
R19、分圧抵抗20のインピーダンスをR20とし、
R12<R19、R14<R20、R11=R13、R19=R20とし
て、管電流の小さい時は接点21−1bと接点2
1−2bがそれぞれ接続するとすると、管電流の
小さい時、V3とV4の電圧差は次式(13)となる。
V3−V4=R19/R10+R19(VA−VB) ……(13) また、管電流の大きい時は接点21−1aと接
点21−2aがそれぞれ接続するとすると、管電
流の大きい時、V3とV4の電圧差は次式(14)となる。
V3−V4=R12/R10+R12(VA−VB) ……(14) 上式(13)と(14)を比べると、VA−VBは管電流の差
の分だけ式(13)の方が式(14)の方より小さく、また式
(13)のR19/(R10+R19)は式(14)のR12/(R10
R12)より大きく、結局、V3−V4はほぼ同じレベ
ルで検出することが可能となる。このように第4
図に示すように構成すると、撮影、透視などのよ
うに管電流が大きく変化しても、分圧器VD1
VD2の分圧抵抗を調整又は切り替えることによ
り、ほぼ同じレベルで管電流信号(VA−VB)を
検出することができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明は、高圧整流器及びX
線管相互間の通電路、すなわちX線管の管電流通
電路(直流回路部)において電流検出するように
したので、高圧トランスの二次側の浮遊容量の影
響を受けることがない。また第6図に示すような
管電圧平滑用コンデンサを挿入しても、管電流の
検出がそのコンデンサの充電路で行うこととはな
らないので、上記コンデンサの影響をも受けず、
前記浮遊容量の影響を受けないことと相俟つて管
電流を精度よく測定でき、特に高周波X線装置の
管電流測定に有用である。また本発明は、電流検
出器の少なくとも2つの出力端子に各別に設けら
れた分圧器と分圧出力電圧を測定しているので、
低電圧部で測定できるという効果もある。また、
撮影、透視などのように管電流が大きく変化して
も電流検出器または分圧器の定数を変更して、測
定精度の低下を防ぐことができるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明回路が適用されたX線装置の一
例の要部を示す回路図、第2図〜第4図はそれぞ
れ本発明回路の他の実施例を示す図、第5図及び
第6図は各々従来回路が適用されたX線装置の要
部を示す回路図である。 1……高圧トランス、4……高圧整流器、5…
…X線管、10……電流検出抵抗(電流検出器)、
VD1,VD2……分圧器、I3……管電流、V3,V4
……分圧出力電圧。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高圧トランスと、この高圧トランスの出力電
    圧を整流する高圧整流器と、この高圧整流器の出
    力電圧が印加されるX線管とを備えてなるX線装
    置において、前記X線管の管電流の通電路に設け
    られ、各々管電流に応じた異なる値の電圧が両端
    から各別に検出可能の電流検出器と、この電流検
    出器の各端及び接地間に各別に接続された分圧器
    とを具備し、この両分圧器の分圧出力電圧によつ
    て前記管電流を算出、測定することを特徴とする
    X線装置用管電流測定回路。 2 前記電流検出器は、そのインピーダンスが調
    整可能であることを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のX線装置用管電流測定回路。 3 前記電流検出器は、その両端間に中間端子を
    設け、この中間端子といずれか一端との間に短絡
    用のスイツチを設けることにより、このスイツチ
    のオン、オフでそのインピーダンスが調整可能で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    のX線装置用管電流測定回路、 4 前記分圧器は、その出力電圧が調整可能であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項又は第
    2項記載のX線装置用管電流測定回路。
JP61048666A 1986-03-07 1986-03-07 X線装置用管電流測定回路 Granted JPS62208599A (ja)

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