JPH055814U - チヤコホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 電子出願以前の出願であるので 要約・選択図及び出願人の識別番号は存在しない。

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、縫製業において、生地に型紙をマーキング するためのチャコを、使用し易くするために工夫したも のであり、詳しくは、チャコ保持具装置、チャコの形状 および、チャコのカッテング装置に関するものである。

［従来の技術］ 従来、この種のチャコはチャコの素材をそのまま圧縮 成形し、第４図に示すのように、厚手の角型ａ、三角型 ｂ、定規型ｃの形状にしたものが一般的である。これを 使用する際には、まず手が汚れることと、使用している うちに、チャコの先端が太くなり、精度が悪くなるため、 グラインダーまたは、ナイフ、ヤスリ、専用器具などで、 先端を削って細くしながら使用する。

［考案が解決しようとする課題］ 従来のチャコは使用中に手が汚れ、生地を汚してしま うことと、生地にマーキングする際に、チャコの先端が だんだん太くなり、精度の高いマーキングができなくな り、そのたびごとに先端を削り、シャープにしなければ ならない不便さがあった。これにより労力の無駄、チャ コの無駄が多大な経費増となっていた。

本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に、 鑑みてなされた物であり、その目的とすることは、保持 具の工夫により、手や生地の汚れを防止し、また、チャ コの形状を工夫することにより、先端が太くなるのを防 せぎ、無駄のないチャコ器具を提供するものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案におけるチャコ保 持具装置は、薄手のチャコＢの強度を保持しながら、か つ、チャコＢの使用に応じてスライドしながら出し入れ を自由に調節できるようにした。また、チャコＢは使用 しているうちにチャコＢのチャコ角部８が減って円形状 になりがちで、この場合、直線書きとかカーブ書きがで きなくなるので、チャコＢに一定間隔にチャコ切り溝１ ０を入れ、チャコカッターＣでカットしながら使用する ように工夫した。

［作用］ チャコ保持具Ａは、薄手のチャコＢを保護しながら、 かつ、自由自在に長さを調節できるように工夫してある。

チャコ角部８が円形状になった時はチャコ切り溝１０を チャコカッターＣで切断し、新しい細い直線の切り口で 使用することができる。

［実施例］ 実施例について図面を参照して説明する。

第１図〜第３図において、チャコ保持具Ａは、例えば、 アクリル樹脂のようなプラスチックを用い、組立加工に より、厚み４〜６mm程度の中空状で片方が四角形で、 もう一方が半円形に作られている。さらに詳しくは第１ 図−ｂに示される保持具上板１と第１図−ｄに示される 保持具下板２とが第１図−ａ、ｃのように保持具止めネ ジ７によって合わされ固定される。さらに保持具上板１ にはたて長溝６が穿たれ、第１図−ｅのスライス板５と スライス板止めネジ４がこのたて長溝６を上下し、さら にそれに連結しているチャコＢが、上下にスライスでき るようになっている。

第１図−ｅのスライス板５は厚さ１〜２mm程度のプ ラスチック板の四角形の形状のもので中間にスライス板 止めネジ４のスライス板雌ネジ９を有している。

第１図−ｆに示されるスライス板止めネジ４はチャコ Ｂの芯の長さを調節する役目を担っている。

チャコＢは第２図−ａ、ｂ、ｃに示されるような構造 をもっている。

詳しく説明すると、第２図−ａは側面図、第２図−ｂ は平面図、第２図−ｃは立面図、第２図−ｄは立体図で ある。チャコＢの両面には、一定間隔にチャコ切り溝１ ０を有しており、このようなチャコＢはチャコ保持具Ａ の保持具上板１と保持具下板２の間にできた保持具空洞 ３の中に、入っており、チャコ保持具Ａの半円形部イか ら突き出している。この部分で、目的の生地に型紙の通 りに線を描く際に、型紙の直角、円形、直線の部分を描 く時には、チャコＢのチャコ角部８の直角の部分を多用 することになる。その結果どうしてもこの部分が円形と なってくる。ある限度になった時に第３図−ａ、ｂ、ｃ、 ｄに示されるチャコカッターＣを使用してチャコＢのチ ャコ切り溝１０の部分から切断して、新しいチャコ角部 ８を再生する。なおチャコカッターＣを詳しく説明する と、第３図のカッター上板１２とカッター下板１３をカ ッタ−中板１４を挟んでカンタ−空洞１１を作り、ここ に第２図チャコＢを挿入して上下に手動で力を加えチャ コ切り溝１０から切断するようにしたものである。

［考案の効果］ 本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記 載する効果を奏する。

請求項１のチャコ保持具Ａは、第２図に示すように薄 手のチャコＢの強度の弱さを保護するとともに、手の汚 れを防ぐことと、また、スライス板５の出し入れにより、 自由に芯の長さを調節して、最良の条件でチャコＢを使 用することができる。

請求項２のチャコＢにおいては、厚さ１〜２mmの直 方体の物で、平面にチャコ切り溝１０が数mm間隔に彫 られているチャコＢであるが、この効果は厚さが１〜２ mmと薄いため、使用中に書く部分が太くならない効果 があり、チャコ削りが不必要である。また、チャコ切り 溝１０が設けられているため、チャコＢの先端のチャコ 角部８が円形状に減った場合、チャコカッターＣにより、 容易に直線状にカットでき、型紙の円形部や角部が、い つも最良の状態で描くことができる。

請求項３のチャコカッターＣにおいては、チャコＢの チャコ切り溝１０から正確に、かつ容易にカットできる ように工夫したカッターである。

【図面の簡単な説明】

第１図−ａはチャコ保持具Ａの側面図、第１図−ｂ はその表面図、第１図−ｃは立面図、第１図−ｄはチャ コ保持具Ａの背面図、第１図−ｅはチャコ保持具Ａのス ライス板５の立面、平面、側面図、第１図−ｆは、スラ イス板止めネジ４の側面図である。 第２図−ａはチャコＢの側面図、第２図−ｂは平面
図、 第２図−ｃは立面図、第２図−ｄは立体図である。 第３図−ａはチャコカッターＣの側面図、第３図−ｂ は平面図、第３図−ｃは立面図、第３図−ｄは立体図で ある。 第４図−ａは、従来のチャコの角型の側面、平面、立 面図である。第４図−ｂは、従来のチャコの三角型の側 面、平面、立面図である。第４図−ｃは、従来のチャコ の定規型の側面、平面、立面図である。 Ａ・・・・・・・チャコ保持具 Ｂ・・・・・・・チャコ Ｃ・・・・・・・チャコカッター １・・・・・・・保持具上板 ２・・・・・・・保持具下板 ３・・・・・・・保持具空洞 ４・・・・・・・スライス板止めネジ ５・・・・・・・スライス板 ６・・・・・・・たて長溝 ７・・・・・・・保持具止めネジ ８・・・・・・・チャコ角部 ９・・・・・・・スライス板雌ネジ １０・・・・・・・チャコ切り溝 １１・・・・・・・カッター空洞 １２・・・・・・・カッター上板 １３・・・・・・・カッター下板 １４・・・・・・・カッター中板 イ・・・・・・・半円形部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１図に示すように、チャコ(B)を保持
   するため のチャコ保持具(A)は、金属叉はプラスチッスで、 できており、チャコ保持具(A)には、チャコ(B) が入る保持具空洞(3)を有して、スライス板(5) とスライス板止めネジ(4)でチャコ(B)を押し出 すようにした装置
2. 【請求項２】 第２図に示すように、チャコ(B)は、厚
   さ１〜２ mmの直方体のチャコが、第２図−ａ、ｂ、ｄに示さ れるように、チャコ切り溝(10)が、数mm間隔に 彫られてるチャコ(B)
3. 【請求項３】 第３図に示すように、チャコカッター
   (C)は、チ ャコ(B)が挿入できる大きさのカッター空洞(11) を有し、チャコ(B)のチャコ切り溝(10)のとこ ろで、上下に力を加え切断する装置