JPH0557519B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はガスダクトの横断面変更によつてガス
圧を調整し、横断面積変更のために運動可能に配
設されておりかつ管を有する装置によつて操作さ
れる絞り装置を備えた、ガス圧によつて作動され
る連続発射弾丸数調整器に関する。

（従来の技術） この種の公知の連続発射弾丸数調整器（西独国
特許明細書1053977号）では装置は高温のガスに
よつて伸長されかつその際絞り横断面積を減少さ
せる管を有する。減少された絞り横断面積によつ
て僅かなガスのみがガスピストンに達し、それに
よつて連続発射弾丸数調整器が長い連続発射の際
でも一定に保持されるべきである。しかし時間と
共に管が伸長するだけではなく、ハウジングも管
中にあり、それによつて絞り横断面積は再び増大
されかつ連続発射弾丸数調整器が一定に保持され
ない。

更に２つの同心の管を有し、管は高温ガスの通
過の際に相違して伸長しかつその一端で相互に結
合されている、温度に依存する同心の管（英国特
許明細書第279729号）が公知である。この絞り装
置では同様に通過横断面積が減少される。相違し
た熱膨張率は想定してない。この絞り装置はその
他加熱装置にとつて好適であるが、火器には適し
ない。

その他特公昭31−4000号公報から火器の温度が
一定値を越えると種劇が停止される構成が、そし
て特公昭50−10479号公報から熱膨張率の装置を
利用したスチームトラツプ用弁が公知であるが、
いずれも本発明とは全く異なる構成を示す。

（発明の課題） 本発明は、簡単かつ許容可能な構成を有しかつ
火器の加熱の際に連続発射弾丸数調整器の許容で
きない上昇を阻止するような連続発射弾丸数調整
器を創造することを課題てする。

（課題の解決のための手段） 本発明の課題は、装置は追加の管を有し、その
際２つの管は相互に同心に配設されており、高温
のガスの通過の際に相異なる伸びを生じ、かつ２
つの管はその端で相互に結合されており、そして
外方管は内方管よりも大きな熱膨張率を有し、従
つて均一な加熱の際に内方管よりも大きな伸びを
生ずることによつて解決される。

本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

（実施例） 第１図によれば、砲身１から小さい部分のみが
示されている。この砲身１は横孔２を有し、横孔
２を通つてガスが引き出されかつ砲身１と平行に
配設されているガス取り出し管３に通じている。
ガス取り出し管３はその下端に横孔４を有し、横
孔４は連続発射弾丸数調整器２１に通じている。
連続発射弾丸数調整器２１及び砲身１は火器ハウ
ジング６中に固定されており、火器ハウジング６
の中の極一部分が示されている。連続発射弾丸数
調整器２１はシリンダ７を有し、シリンダ中には
ガスピストン８が移動可能に支承されている。ガ
スピストン８によつてそれ自体公知の方法で、火
器が操作され、即ち連続発射の際の各発射後にガ
スピストン８によつて先ず発射がリリースされ
る。横孔２、ガス取り出し管３及び横孔４によつ
て砲身１から排出されたガスピストン８の操作に
役立ち、その際連続発射弾丸数調整器２１は、排
出されたガスのガスピストン８への供給を制御す
るという役割を有する。

連続発射弾丸数調整器２１の構成は次の通りで
ある。

ガスピストン８が移動可能に支承されているシ
リンダ７はその中央部分に底９を有し、底９は中
心開口１０を有する。シリンダ７はその中央部分
に外方リング溝１２を有し、外方リング溝１２に
は横孔４が通じている。シリンダ７の底９は中心
開口１０と平行に、一方では外方リング溝１２に
通じまたは他方では上部室１４に通じている多数
の孔１３を有する。この上部室１４からガスが一
方では阻止されずに中心開口１０を通つてガスピ
ストン８を付勢し、他方では同様に上部室１４に
ある挿入体２３の孔２２を通過する。シリンダ７
の上端には特にアルミニウムから作られた円筒状
管２４が固定されている。円筒状管２４の上端に
は軸頸２５がねじ込まれ、軸頸２５には第２の円
筒状管２６が挿入されている。この第２の円筒状
管２６は第１の円筒状管２４と同心に配設されて
おりかつ第１の円筒状管２４の内方にある。第２
の円筒状管２６の下端には絞り体２７が固定され
ている。絞り体２７と挿入体２３との間には絞り
開口が存在し、絞り開口は管２４中にねじ込まれ
た軸頸２によつて調整可能である。軸頸２５が管
２４中にねじ込まれればねじ込まれる程、絞り開
口は小さくなる。ガスは挿入体２３の孔２２から
絞り開口を通つて両円筒状管２４及び２６の間に
達する。外方の円筒状管２４はその上端に流出開
口２８を有し、これを通つて両円筒状管２４及び
２６の間にあるガスが大気中に排出されることが
できる。係止装置２９によつて軸頸２５は不意の
回転を阻止されることができる。

連続発射弾丸数調整器２１は次のように作用す
る。

各発射の際に高温の排気は横孔２、ガス取り出
し管３及び横孔４を通つてリング溝１２中に達す
る。このリング溝１２から熱い排気が孔１３を通
つて室１４に達する。上部室１４から熱い排気が
一方では中央開口１０を通過しかつガスピストン
８を付勢し、そして他方では熱い排気は上部室１
４から絞り体２７と挿入体２３との間を通りかつ
内方の円筒状管２６及び外方の円筒状管２４の間
を通りかつ流出開口２８を通つて大気中に出る。
熱い排気はその際外方の円筒状管２４及び内方の
円筒状管２６を加熱する。しかし外方の円筒状管
２４は内方の円筒状管２６よりも大きな熱膨張率
を有するので、大きく伸長する。図から明らかな
ように、絞り横断面積、即ち絞り体２７と挿入体
２３との間の遊隙は大きく、従つて多くの排気が
大気中に達し、ガスピストン８を支承するシリン
ダ７内のガス圧が急激に低下する。

（発明の効果） 本発明による連続発射弾丸数調整器によれば、
火器の加熱の際に連続発射弾丸数の許容できない
上昇を確実に阻止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による連続発射弾丸数調整器の
縦断面図である。 図中符号、１１……絞り装置、２４……外方の
円筒状管、２６……内方の円筒状管。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ ガスダクトの横断面変更によつてガス圧を調
   整し、横断面積変更のために運動可能に配設され
   ておりかつ管２６を有する装置２４，２６によつ
   て動かされる絞り装置１１を備えた、ガス圧によ
   つて操作される連続発射弾丸数調整器において、 装置２６，２４は追加の管２４を有しその際２
   つの管２４，２６は相互に同心に配設されてお
   り、高温のガスの通過の際に相異なる伸びを生じ
   かつ２つの管はその端で相互に結合されておりそ
   して外方管２４は内方管２６よりも大きな熱膨張
   率を有し、従つて均一な加熱の際に内方管２６よ
   りも大きな伸びを生ずることを特徴とする前記装
   置。 ２ 両管２４，２６の加熱の際に絞り横断面積が
   増大される、請求項１記載の連続発射弾丸数調整
   器。 ３ 外方管２４がアルミニウムから、また内方管
   ２６が鋼から作られている請求項１記載の連続発
   射弾丸数調整器。