JPH0557455B2 - - Google Patents
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- JPH0557455B2 JPH0557455B2 JP59252045A JP25204584A JPH0557455B2 JP H0557455 B2 JPH0557455 B2 JP H0557455B2 JP 59252045 A JP59252045 A JP 59252045A JP 25204584 A JP25204584 A JP 25204584A JP H0557455 B2 JPH0557455 B2 JP H0557455B2
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- JP
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- brake device
- brake
- hub
- sliding
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/22—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
- F16D55/224—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/02—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
- F16D55/025—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members with two or more rotating discs at least one of them being located axially
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D55/24—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member
- F16D55/26—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with a plurality of axially-movable discs, lamellae, or pads, pressed from one side towards an axially-located member without self-tightening action
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D55/00—Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
- F16D2055/0004—Parts or details of disc brakes
- F16D2055/0062—Partly lined, i.e. braking surface extending over only a part of the disc circumference
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16D2055/0075—Constructional features of axially engaged brakes
- F16D2055/0091—Plural actuators arranged side by side on the same side of the rotor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、キー装置によつて回転被動要素上を
摺動できるように装架された少なくとも1つのデ
イスクを備えている、特に自動車での使用に適し
たブレーキ装置に関するものである。
摺動できるように装架された少なくとも1つのデ
イスクを備えている、特に自動車での使用に適し
たブレーキ装置に関するものである。
本発明は特に、摩擦要素を回転デイスクの一方
の面に係合させると共に回転被動要素上でのデイ
スクの摺動を介して間接的に他の摩擦要素をデイ
スクの他方の面に摩擦係合させるブレーキアクチ
ユエータをキヤリパが備えている型のデイスクブ
レーキを包含するブレーキ装置に関している。
の面に係合させると共に回転被動要素上でのデイ
スクの摺動を介して間接的に他の摩擦要素をデイ
スクの他方の面に摩擦係合させるブレーキアクチ
ユエータをキヤリパが備えている型のデイスクブ
レーキを包含するブレーキ装置に関している。
上述した型のブレーキ装置は米国特許第
2985259号から周知であり、この特許においては、
固定キヤリパが3つの摺動自在に装架された摩擦
要素を収蔵し、回転被動要素上を摺動するデイス
クがこれら摩擦要素間に介装されている。この型
のブレーキ装置では、摺動デイスクは回転被動要
素にブレーキトルクを伝達できなければならない
が、ブレーキアクチユエータが円周方向に等間隔
に配置されていて、デイスクを案内スプライン上
でロツクさせることによつてデイスクの摺動を妨
げる危険性がないため、軸線方向のガイドを特に
必要としてはいない。スプライン機構でのロツク
を防止するために、摺動部のガイドを固定部のガ
イドに略等しく軸線方向に延長させ、これらガイ
ドが長くなる程デイスクのロツクの危険性が少な
くなることは知られている。又、ロツクの危険性
は摺動域を潤滑することによつても減少できる。
しかし、特に摺動デイスクは摩擦要素が完全に摩
耗した時にその全移動行程を完了するだけである
ので、ガイドの長さが大きくなるにつれて、作動
スプライン部分の全長に亘つて適切に潤滑を行う
ことはより困難となる。摩擦要素の2回の交換時
の途中で、潤滑剤の欠乏のためにデイスクがロツ
クしてしまい、車両のブレーキ作動を完全に又は
部分的に停止させる可能性がある。
2985259号から周知であり、この特許においては、
固定キヤリパが3つの摺動自在に装架された摩擦
要素を収蔵し、回転被動要素上を摺動するデイス
クがこれら摩擦要素間に介装されている。この型
のブレーキ装置では、摺動デイスクは回転被動要
素にブレーキトルクを伝達できなければならない
が、ブレーキアクチユエータが円周方向に等間隔
に配置されていて、デイスクを案内スプライン上
でロツクさせることによつてデイスクの摺動を妨
げる危険性がないため、軸線方向のガイドを特に
必要としてはいない。スプライン機構でのロツク
を防止するために、摺動部のガイドを固定部のガ
イドに略等しく軸線方向に延長させ、これらガイ
ドが長くなる程デイスクのロツクの危険性が少な
くなることは知られている。又、ロツクの危険性
は摺動域を潤滑することによつても減少できる。
しかし、特に摺動デイスクは摩擦要素が完全に摩
耗した時にその全移動行程を完了するだけである
ので、ガイドの長さが大きくなるにつれて、作動
スプライン部分の全長に亘つて適切に潤滑を行う
ことはより困難となる。摩擦要素の2回の交換時
の途中で、潤滑剤の欠乏のためにデイスクがロツ
クしてしまい、車両のブレーキ作動を完全に又は
部分的に停止させる可能性がある。
本発明の目的は、上記欠点を解消したブレーキ
装置を提供することにある。
装置を提供することにある。
従つて、本発明は、摩擦要素によつて制動され
且つキー装置に沿つて回転被動要素上を軸線方向
に摺動できるように装架された少なくとも1つの
デイスクを備えているブレーキ装置において、上
記キー装置を強制的に潤滑する一体型強制潤滑装
置を備えており、上記強制潤滑装置が、潤滑剤を
収容すると共に上記キー装置を介して互いに連結
された2つの密封された室を有し、上記室の各々
が、デイスクの初期位置からの軸線方向変位に比
例してこれらの室の容積を変化させるようにデイ
スクと共に変位する可動壁を有していて、デイス
クの軸線方向変位によりキー装置内の潤滑剤の一
部を、容積の減少する室から容積の増大する室へ
移送させることを特徴とするブレーキ装置を提案
している。
且つキー装置に沿つて回転被動要素上を軸線方向
に摺動できるように装架された少なくとも1つの
デイスクを備えているブレーキ装置において、上
記キー装置を強制的に潤滑する一体型強制潤滑装
置を備えており、上記強制潤滑装置が、潤滑剤を
収容すると共に上記キー装置を介して互いに連結
された2つの密封された室を有し、上記室の各々
が、デイスクの初期位置からの軸線方向変位に比
例してこれらの室の容積を変化させるようにデイ
スクと共に変位する可動壁を有していて、デイス
クの軸線方向変位によりキー装置内の潤滑剤の一
部を、容積の減少する室から容積の増大する室へ
移送させることを特徴とするブレーキ装置を提案
している。
このように、本発明によると、摩擦要素の摩耗
状態に拘わりなく、デイスクを被動要素上で摺動
させるキー装置が規則的に潤滑されるのである。
状態に拘わりなく、デイスクを被動要素上で摺動
させるキー装置が規則的に潤滑されるのである。
本発明の他の特徴によると、強制潤滑装置は、
ブレーキ作動終了後にデイスクを所定距離だけ戻
すと共に、デイスクの好ましくない動きを防止す
るようにデイスクを定位置に保持するのに利用さ
れている。
ブレーキ作動終了後にデイスクを所定距離だけ戻
すと共に、デイスクの好ましくない動きを防止す
るようにデイスクを定位置に保持するのに利用さ
れている。
本発明の他の目的は、車両のハブのキー装置を
機械加工し易くすると共に、ハブの脆化の危険性
を減少させることにある。本発明の更に他の目的
は、特に摺動ハブと強制潤滑装置との組立が汚染
された環境の中で行わなければならず、且つこの
環境で組立を行うとキー装置内に塵埃が入り込ん
でデイスクのロツク及び車両のブレーキの不完全
作動を生じさせ得る場合において、この組立を簡
素化することにある。本発明の更に他の特徴によ
ると、被動要素は2つの部分から成り、一方の部
分はキー装置の強制潤滑装置とで、他方の部分か
ら別個に且つ完全に離脱できるサブアセンブリを
形成している。このような離脱可能なサブアセン
ブリを用いることにより、キー装置を容易に機械
加工できると共に、汚染された環境内でも強制潤
滑装置を安全に組立てることができるのである。
機械加工し易くすると共に、ハブの脆化の危険性
を減少させることにある。本発明の更に他の目的
は、特に摺動ハブと強制潤滑装置との組立が汚染
された環境の中で行わなければならず、且つこの
環境で組立を行うとキー装置内に塵埃が入り込ん
でデイスクのロツク及び車両のブレーキの不完全
作動を生じさせ得る場合において、この組立を簡
素化することにある。本発明の更に他の特徴によ
ると、被動要素は2つの部分から成り、一方の部
分はキー装置の強制潤滑装置とで、他方の部分か
ら別個に且つ完全に離脱できるサブアセンブリを
形成している。このような離脱可能なサブアセン
ブリを用いることにより、キー装置を容易に機械
加工できると共に、汚染された環境内でも強制潤
滑装置を安全に組立てることができるのである。
以下、本発明の実施例について添付図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第1図ないし第3図に示す本発明の第1実施例
において、ブレーキ装置は符号10で示すデイス
クブレーキを備えている。デイスクブレーキ10
は、従来と同様に、2つの軸線方向のピン18と
19を介して固定支持体16上に摺動自在に装架
されたキヤリパ14を備え、ピン18と19は固
定支持体16に取付けられると共に、キヤリパ1
4に形成された孔20を貫通している。従来と同
様に、固定支持体16は車両の固定部分(図示し
ない)に結合される。
において、ブレーキ装置は符号10で示すデイス
クブレーキを備えている。デイスクブレーキ10
は、従来と同様に、2つの軸線方向のピン18と
19を介して固定支持体16上に摺動自在に装架
されたキヤリパ14を備え、ピン18と19は固
定支持体16に取付けられると共に、キヤリパ1
4に形成された孔20を貫通している。従来と同
様に、固定支持体16は車両の固定部分(図示し
ない)に結合される。
回転組立体12が車両の車輪(図示しない)に
結合される。この回転組立体12は車輪ハブ22
を備え、このハブには、ねじ24によつて固定ブ
レーキデイスク34が固定されると共に、図示の
実施例ではねじ37によつて摺動ハブ26に固定
されたブレーキデイスク36から成る摺動デイス
クが取付けられている。摺動ハブ26は、同ハブ
26に形成された溝32に嵌まるハブ22に形成
されたスプライン30により、ハブ22に対し回
転方向に固定されているが、スプライン30に沿
つて軸線方向に移動できる。従つて、図示の実施
例では、ハブ2は摺動デイスク26,36のため
の回転被動要素であり、スプライン30及び溝3
2はキー装置を形成している。
結合される。この回転組立体12は車輪ハブ22
を備え、このハブには、ねじ24によつて固定ブ
レーキデイスク34が固定されると共に、図示の
実施例ではねじ37によつて摺動ハブ26に固定
されたブレーキデイスク36から成る摺動デイス
クが取付けられている。摺動ハブ26は、同ハブ
26に形成された溝32に嵌まるハブ22に形成
されたスプライン30により、ハブ22に対し回
転方向に固定されているが、スプライン30に沿
つて軸線方向に移動できる。従つて、図示の実施
例では、ハブ2は摺動デイスク26,36のため
の回転被動要素であり、スプライン30及び溝3
2はキー装置を形成している。
デイスクブレーキはブレーキデイスク34と3
6間に配置された摩擦要素を備えている。詳細に
は、デイスクブレーキ10は4つの摩擦要素、即
ち、ねじ40によつてキヤリパ14に固定された
第1摩擦要素38、デイスク34と36間で背中
合せに配置され固定支持体16に形成された摺動
面48に突起46を介して支持された第2及び第
3摩擦要素42と44、及びデイスク36とキヤ
リパ14に固定されたブレーキアクチユエータ5
2との間に配置された第4摩擦要素50を備えて
いる。又、摩擦要素50も、摩擦要素42と44
と同様な方法で、突起46を介し固定支持体16
の摺動面48に支持されている。図示の実施例で
は、ブレーキアクチユエータ52は複式のもので
あり、各半分はキヤリパ14に形成された孔56
内に摺動自在に嵌装されたピストン54を備え、
ピストン54は、例えば車両のマスターシリンダ
(図示しない)のような流体圧力源に連結される
室58内に存在する圧力に応動する。
6間に配置された摩擦要素を備えている。詳細に
は、デイスクブレーキ10は4つの摩擦要素、即
ち、ねじ40によつてキヤリパ14に固定された
第1摩擦要素38、デイスク34と36間で背中
合せに配置され固定支持体16に形成された摺動
面48に突起46を介して支持された第2及び第
3摩擦要素42と44、及びデイスク36とキヤ
リパ14に固定されたブレーキアクチユエータ5
2との間に配置された第4摩擦要素50を備えて
いる。又、摩擦要素50も、摩擦要素42と44
と同様な方法で、突起46を介し固定支持体16
の摺動面48に支持されている。図示の実施例で
は、ブレーキアクチユエータ52は複式のもので
あり、各半分はキヤリパ14に形成された孔56
内に摺動自在に嵌装されたピストン54を備え、
ピストン54は、例えば車両のマスターシリンダ
(図示しない)のような流体圧力源に連結される
室58内に存在する圧力に応動する。
本発明によると、ブレーキ装置は、キー装置3
0,32の近傍に配置されてこれを強制的に潤滑
する符号60で示す一体型強制潤滑装置を備えて
いる。第4図に拡大して示されているように、一
体型強制潤滑装置60はハブ26の両側に夫々配
置された2つの環状室62と64を備え、ハブ2
6は、室62の可動壁68を形成する軸線方向端
部を有する第1環状延長部66と、室64の可動
壁72を形成する軸線方向端部を有する第2環状
延長部70とを備えている。環状延長部66はの
外径部に摺動シール74を支持し、このシール
は、固定シール80を介してハブ22に密封的に
取付けられている部材78に形成された円筒状部
分76と協働し、部材78はハブ22に形成され
た孔82内に圧入されている。同様に、環状延長
部70はその外径部に摺動シール84を支持し、
このシールは、円周方向に等間隔に配置されたね
じ90によつてハブ22に固定されている他の部
材88に形成された円筒状部分86と協働する。
又、他の部材88は、同部材とハブ22の端部と
の間に配置された固定シール92を介して、ハブ
22に密封的に装着されている。図示の実施例で
は、円筒状部分76と86の直径は同一であり、
又延長部66と70の外径及びシール74と84
もこれと同一である。
0,32の近傍に配置されてこれを強制的に潤滑
する符号60で示す一体型強制潤滑装置を備えて
いる。第4図に拡大して示されているように、一
体型強制潤滑装置60はハブ26の両側に夫々配
置された2つの環状室62と64を備え、ハブ2
6は、室62の可動壁68を形成する軸線方向端
部を有する第1環状延長部66と、室64の可動
壁72を形成する軸線方向端部を有する第2環状
延長部70とを備えている。環状延長部66はの
外径部に摺動シール74を支持し、このシール
は、固定シール80を介してハブ22に密封的に
取付けられている部材78に形成された円筒状部
分76と協働し、部材78はハブ22に形成され
た孔82内に圧入されている。同様に、環状延長
部70はその外径部に摺動シール84を支持し、
このシールは、円周方向に等間隔に配置されたね
じ90によつてハブ22に固定されている他の部
材88に形成された円筒状部分86と協働する。
又、他の部材88は、同部材とハブ22の端部と
の間に配置された固定シール92を介して、ハブ
22に密封的に装着されている。図示の実施例で
は、円筒状部分76と86の直径は同一であり、
又延長部66と70の外径及びシール74と84
もこれと同一である。
第3図及び第4図に示されているように、保護
シールブーツ94が摺動ハブ26と車輪ハブ22
との間で摺動ハブの両側に装着されている。
シールブーツ94が摺動ハブ26と車輪ハブ22
との間で摺動ハブの両側に装着されている。
第1図及び第2図において、キヤリパ14に配
置されたスプリング96が、摩擦要素42,44
と50を半径方向に押圧して固定支持体16の摺
動面48に接触させている。
置されたスプリング96が、摩擦要素42,44
と50を半径方向に押圧して固定支持体16の摺
動面48に接触させている。
最後に、本発明によると、環状室62と64
は、図示の実施例ではグリースである潤滑剤を充
填されている。
は、図示の実施例ではグリースである潤滑剤を充
填されている。
第1図ないし第4図を参照して上述したデイス
クブレーキは次の態様で作動する。
クブレーキは次の態様で作動する。
圧力流体が室58内に導入されると、ピストン
54がキヤリパ14に対し第3図の矢印A方向に
移動される。ピストン54は摩擦要素50をブレ
ーキデイスク36に対し押圧する。ピストン54
のスラスト力により、デイスク36も矢印A方向
に移動されて、摩擦要素42が固定ブレーキデイ
スク34の一方の面に係合するまで、摩擦要素4
4と42を矢印A方向に移動させる。キヤリパ1
4はピン18と19上を自由に摺動できるので、
反力により、キヤリパ14が矢印A方向とは反対
方向に移動されて摩擦要素38をデイスク34の
他方の面に係合させる。勿論、摺動ハブ26及び
ブレーキデイスク36から成る摺動デイスクの小
さい移動により、ハブ26の2つの延長部66と
70が移動せしめられ、従つて室62と64の可
動壁68と72が移動される。可動壁の移動は室
62の容積を減少させる一方、室64の容積を増
大させることとなる。室62と64はシール80
と74及びシール92と84によつて夫々密封さ
れているので、室62内に収容されているグリー
スがスプライン30と溝32との間に押し出さ
れ、スプライン及び溝から成るキー装置の強制潤
滑が確実に行われるのである。ハブ26の移動
中、摺動シール74と84は円筒状部分76と8
6に対する摩擦により僅かに変形し、そしてブレ
ーキ作動終了時、デイスクブレーキのピストンに
通常用いられているシールと同様に、これらシー
ル74と84は、その幾何学的形状によつて決定
される長さに亘つて、ハブ26を矢印A方向とは
反対方向に戻すように働く。この戻り移動は前回
に起つた方向とは反対方向に室62と64の容積
を変化させることとなり、換言すると、室64の
容積が減少され、従つてグリースがスプライン3
0及び溝32に沿つて室62に向けて押し戻され
て強制潤滑を確実に行わせるのである。なお、円
筒状部分76と86に対するシール74と84の
摩擦は、デイスク36及びハブ26から成る摺動
デイスクの好ましくない動きを防止している。
54がキヤリパ14に対し第3図の矢印A方向に
移動される。ピストン54は摩擦要素50をブレ
ーキデイスク36に対し押圧する。ピストン54
のスラスト力により、デイスク36も矢印A方向
に移動されて、摩擦要素42が固定ブレーキデイ
スク34の一方の面に係合するまで、摩擦要素4
4と42を矢印A方向に移動させる。キヤリパ1
4はピン18と19上を自由に摺動できるので、
反力により、キヤリパ14が矢印A方向とは反対
方向に移動されて摩擦要素38をデイスク34の
他方の面に係合させる。勿論、摺動ハブ26及び
ブレーキデイスク36から成る摺動デイスクの小
さい移動により、ハブ26の2つの延長部66と
70が移動せしめられ、従つて室62と64の可
動壁68と72が移動される。可動壁の移動は室
62の容積を減少させる一方、室64の容積を増
大させることとなる。室62と64はシール80
と74及びシール92と84によつて夫々密封さ
れているので、室62内に収容されているグリー
スがスプライン30と溝32との間に押し出さ
れ、スプライン及び溝から成るキー装置の強制潤
滑が確実に行われるのである。ハブ26の移動
中、摺動シール74と84は円筒状部分76と8
6に対する摩擦により僅かに変形し、そしてブレ
ーキ作動終了時、デイスクブレーキのピストンに
通常用いられているシールと同様に、これらシー
ル74と84は、その幾何学的形状によつて決定
される長さに亘つて、ハブ26を矢印A方向とは
反対方向に戻すように働く。この戻り移動は前回
に起つた方向とは反対方向に室62と64の容積
を変化させることとなり、換言すると、室64の
容積が減少され、従つてグリースがスプライン3
0及び溝32に沿つて室62に向けて押し戻され
て強制潤滑を確実に行わせるのである。なお、円
筒状部分76と86に対するシール74と84の
摩擦は、デイスク36及びハブ26から成る摺動
デイスクの好ましくない動きを防止している。
ブレーキ作動による摺動デイスクの小さい移動
に加え、ハブ22に対する摺動ハブ26の位置
は、摩擦要素の摩耗に伴つて徐々に前進されるこ
ととなる。換言すると、摩擦要素のライニングの
摩耗に伴つて、室62の容積が徐々に減少する一
方、室64の容積が徐々に増大する。長期間に亘
つて行われるこの摺動ハブ26の大きい移動によ
り、室62内に収容されているグリースの略全部
が室64に移送され、従つて、この期間中、摺動
ハブがスプライン30及び溝32内に収容されて
いるグリースを入れ替えるという利点がある。こ
のようにして、摩擦要素が摩耗した後、グリース
は室64内に収容されることとなるので、ねじ9
0及び部材88を離脱することによりグリースを
容易に交換あるいは補給することができる。その
後は、摺動デイスク26,36を矢印A方向とは
反対方向に移動させてこのグリースを室64から
室62へ移送させることが必要なだけであり、こ
の結果一体型強制潤滑装置60が上述したように
作動状態となる。
に加え、ハブ22に対する摺動ハブ26の位置
は、摩擦要素の摩耗に伴つて徐々に前進されるこ
ととなる。換言すると、摩擦要素のライニングの
摩耗に伴つて、室62の容積が徐々に減少する一
方、室64の容積が徐々に増大する。長期間に亘
つて行われるこの摺動ハブ26の大きい移動によ
り、室62内に収容されているグリースの略全部
が室64に移送され、従つて、この期間中、摺動
ハブがスプライン30及び溝32内に収容されて
いるグリースを入れ替えるという利点がある。こ
のようにして、摩擦要素が摩耗した後、グリース
は室64内に収容されることとなるので、ねじ9
0及び部材88を離脱することによりグリースを
容易に交換あるいは補給することができる。その
後は、摺動デイスク26,36を矢印A方向とは
反対方向に移動させてこのグリースを室64から
室62へ移送させることが必要なだけであり、こ
の結果一体型強制潤滑装置60が上述したように
作動状態となる。
上述したブレーキ装置は次の態様で組立てられ
る。
る。
先ず、固定支持体16が車両の固定部分(図示
しない)に装着される。次に、シール80を装着
したままで部材78がハブ22に装着される。そ
れから、ブレーキデイスク34がねじ24によつ
てハブ22に装着される。その後、室62にグリ
ースが充填され、ブレーキデイスク36及びシー
ルブーツ94を予め装着しているハブ26がスプ
ライン30上に嵌入される。シール74が円筒状
部分76に達すると直ちに、室62が密封され、
第4図の矢印A方向へハブ26が更に前進される
と、スプライン30及び溝32が強制的に潤滑さ
れることとなる。ハブ26が第4図に示す位置に
達すると、シール92を介在させながら、他の部
材88がねじ90を正しくねじ込み得るように定
位置に配置される。最後に他のシールブーツ94
が定位置に配置される。その後、従来と同様に、
回転組立体12が車両のスタブアクスル(図示し
ない)に定位置に配置できる。
しない)に装着される。次に、シール80を装着
したままで部材78がハブ22に装着される。そ
れから、ブレーキデイスク34がねじ24によつ
てハブ22に装着される。その後、室62にグリ
ースが充填され、ブレーキデイスク36及びシー
ルブーツ94を予め装着しているハブ26がスプ
ライン30上に嵌入される。シール74が円筒状
部分76に達すると直ちに、室62が密封され、
第4図の矢印A方向へハブ26が更に前進される
と、スプライン30及び溝32が強制的に潤滑さ
れることとなる。ハブ26が第4図に示す位置に
達すると、シール92を介在させながら、他の部
材88がねじ90を正しくねじ込み得るように定
位置に配置される。最後に他のシールブーツ94
が定位置に配置される。その後、従来と同様に、
回転組立体12が車両のスタブアクスル(図示し
ない)に定位置に配置できる。
デイスクブレーキの組立が次に実施される。摩
擦要素42,44と50がブレーキデイスク34
と36に近接して配置され、そしてその突起46
を介して固定支持体16の摺動面48に当接され
る。次に、ねじ40によつてキヤリパにねじ止め
された摩擦要素38及びブレーキアクチユエータ
52を予め装備しているキヤリパ14が、デイス
ク34と36を跨ぐように半径方向に導びかれ
る。それから、ピン18と19がキヤリパ4の孔
20を挿通されそしてそのねじを介して固定支持
体16にねじ込むことにより、両ピンの装着が行
われる。
擦要素42,44と50がブレーキデイスク34
と36に近接して配置され、そしてその突起46
を介して固定支持体16の摺動面48に当接され
る。次に、ねじ40によつてキヤリパにねじ止め
された摩擦要素38及びブレーキアクチユエータ
52を予め装備しているキヤリパ14が、デイス
ク34と36を跨ぐように半径方向に導びかれ
る。それから、ピン18と19がキヤリパ4の孔
20を挿通されそしてそのねじを介して固定支持
体16にねじ込むことにより、両ピンの装着が行
われる。
ブレーキ装置の分解は上述した作業とは逆の手
順で行われる。
順で行われる。
第5図は本発明によるブレーキ装置の第2実施
例を断面で示しており、図面簡略のためブレーキ
自体を省いてある。
例を断面で示しており、図面簡略のためブレーキ
自体を省いてある。
第5図のブレーキ装置は、円周方向に等間隔に
配置された多数のねじ96によつて車両の車輪
(図示しない)に取付けられる符号12で示す回
転組立体を含む。回転組立体12は、2つの別個
の部分、即ち一体型強制潤滑装置60を含む第1
部分98及びねじ96を支持する第2部分100
から成る車輪ハブ22を包含する。固定ブレーキ
デイスク34がねじ24によつて第1部分98に
取付けれられる。又、第1部分98には、図示の
実施例ではねじ37によつて摺動ハブ26に固定
されたブレーキデイスク36から成る摺動デイス
クが摺動自在に嵌装されている。第2部分100
は2つのセンタリング面102と104を有し、
これらの面には、第1部分98に形成された2つ
の対応する円筒状面が当接して、第1及び第2部
分98と100を互いに確実に整合させている。
2つの部分98と100はねじ100によつて当
接状態に保たれる互いに対向する面106と10
8を夫々具え、ねじ110は2つの部分98と1
00を一緒に回転するよう互いに確実に固定す
る。第2部分100による第1部分98の回転
は、円周方向に等間隔に配置されて2つの部分9
8と100を互いに均一に押圧するねじ110に
より生起される2つの対向する面106と108
間の摩擦によつて本質的に行われるのである。
配置された多数のねじ96によつて車両の車輪
(図示しない)に取付けられる符号12で示す回
転組立体を含む。回転組立体12は、2つの別個
の部分、即ち一体型強制潤滑装置60を含む第1
部分98及びねじ96を支持する第2部分100
から成る車輪ハブ22を包含する。固定ブレーキ
デイスク34がねじ24によつて第1部分98に
取付けれられる。又、第1部分98には、図示の
実施例ではねじ37によつて摺動ハブ26に固定
されたブレーキデイスク36から成る摺動デイス
クが摺動自在に嵌装されている。第2部分100
は2つのセンタリング面102と104を有し、
これらの面には、第1部分98に形成された2つ
の対応する円筒状面が当接して、第1及び第2部
分98と100を互いに確実に整合させている。
2つの部分98と100はねじ100によつて当
接状態に保たれる互いに対向する面106と10
8を夫々具え、ねじ110は2つの部分98と1
00を一緒に回転するよう互いに確実に固定す
る。第2部分100による第1部分98の回転
は、円周方向に等間隔に配置されて2つの部分9
8と100を互いに均一に押圧するねじ110に
より生起される2つの対向する面106と108
間の摩擦によつて本質的に行われるのである。
第2実施例のブレーキ装置の作動は第1実施例
のものと類似であるので、その詳細については説
明しない。
のものと類似であるので、その詳細については説
明しない。
上述の説明からわかるように、特に摺動ハブ2
6によつて形成された強制潤滑装置60を含む第
1部分98は、単にねじ110をねじ戻すことに
よつて第2部分100から離脱することができ、
キー装置30,32については何の作業も必要と
しない。この特徴は、塵埃や不純物から隔離し
て、キー装置及び強制潤滑装置を安全に準備し組
立てることができるようにしている。
6によつて形成された強制潤滑装置60を含む第
1部分98は、単にねじ110をねじ戻すことに
よつて第2部分100から離脱することができ、
キー装置30,32については何の作業も必要と
しない。この特徴は、塵埃や不純物から隔離し
て、キー装置及び強制潤滑装置を安全に準備し組
立てることができるようにしている。
又、キー装置が第1及び第2部分98と100
に形成されているので、ハブ22の機械加工を最
小限に保つことができ、従つてハブのような鍛造
部品を機械加工する際に起り得る脆化の危険性を
最小限にすることができる。ハブに必要な機械加
工は、2つのセンタリング面102と104を形
成することのみに限られている。
に形成されているので、ハブ22の機械加工を最
小限に保つことができ、従つてハブのような鍛造
部品を機械加工する際に起り得る脆化の危険性を
最小限にすることができる。ハブに必要な機械加
工は、2つのセンタリング面102と104を形
成することのみに限られている。
本発明は図示の実施例にのみ限定されるもので
はなく、本発明の範囲から逸脱することなく幾多
の変更を加え実施できる。特に、室62と64は
液体潤滑剤を充填されるようになつていてもよ
く、この場合には注入装置が他の部材88に設け
られる。同様に、室62と64の容積を変え摺動
ハブ26の両側で発生される異なる圧力の作用に
よつて強制潤滑を行うために、円筒状部分76と
86を異なる直径のものとしてもよい。更に、部
材78はハブ22と一体的に形成されていてもよ
く、又シールブーツ94のリムによつてシール8
0の機能を行わせてもよい。
はなく、本発明の範囲から逸脱することなく幾多
の変更を加え実施できる。特に、室62と64は
液体潤滑剤を充填されるようになつていてもよ
く、この場合には注入装置が他の部材88に設け
られる。同様に、室62と64の容積を変え摺動
ハブ26の両側で発生される異なる圧力の作用に
よつて強制潤滑を行うために、円筒状部分76と
86を異なる直径のものとしてもよい。更に、部
材78はハブ22と一体的に形成されていてもよ
く、又シールブーツ94のリムによつてシール8
0の機能を行わせてもよい。
第1図は本発明の第1実施例を示すブレーキ装
置の端面図、第2図は一部分を断面で示す第1図
のブレーキ装置の平面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は第3図の一体型強制
潤滑装置の拡大断面図、第5図は本発明の第2実
施例を示すブレーキ装置の部分的断面図である。 10……デイスクブレーキ、12……回転組立
体、14……キヤリパ、22……車輪ハブ、26
……摺動ハブ、30……スプライン、32……
溝、34,36……ブレーキデイスク、38,4
2,44,50……摩擦要素、60……一体型強
制潤滑装置、62,64……環状室、66,70
……環状延長部、68,72……可動壁、74,
84……摺動シール、76,86……円筒状部
分。
置の端面図、第2図は一部分を断面で示す第1図
のブレーキ装置の平面図、第3図は第1図の−
線に沿う断面図、第4図は第3図の一体型強制
潤滑装置の拡大断面図、第5図は本発明の第2実
施例を示すブレーキ装置の部分的断面図である。 10……デイスクブレーキ、12……回転組立
体、14……キヤリパ、22……車輪ハブ、26
……摺動ハブ、30……スプライン、32……
溝、34,36……ブレーキデイスク、38,4
2,44,50……摩擦要素、60……一体型強
制潤滑装置、62,64……環状室、66,70
……環状延長部、68,72……可動壁、74,
84……摺動シール、76,86……円筒状部
分。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 摩擦要素44,50によつて制動され且つキ
ー装置30,32に沿つて回転被動要素22上を
軸線方向に摺動できるように装架された少なくと
も1つのデイスク26,36を備えているブレー
キ装置において、上記キー装置30,32を強制
的に潤滑する一体型強制潤滑装置60を備えてお
り、上記強制潤滑装置60が、潤滑剤を収容する
と共に上記キー装置30,32を介して互いに連
結された2つの密封された室62,64を有し、
上記室62,64の各々が、デイスクの初期位置
からの軸線方向変位に比例してこれらの室の容積
を変化させるようにデイスク26,36と共に変
位する可動壁68,72を有していて、デイスク
の軸線方向変位によりキー装置30,32内の潤
滑剤の一部を、容積の減少する室から容積の増大
する室へ移送させることを特徴とするブレーキ装
置。 2 可動壁68,72が、上記デイスク26,3
6の両側に設けられた軸線方向の環状延長部6
6,70によつて形成されていることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載のブレーキ装置。 3 2つの室62,64の全容積が可動壁68,
72のいずれの位置においても一定であることを
特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記載
のブレーキ装置。 4 上記延長部66,70が、上記被動要素22
に固定された円筒状部分76,86と協働する摺
動シール74,84を装着していることを特徴と
する特許請求の範囲第2項又は第3項記載のブレ
ーキ装置。 5 上記摺動シール74,84が、摩擦要素4
4,50の作動終了時に上記デイスク26,36
を所定距離だけ戻すと共にこれを保持する装置を
形成していることを特徴とする特許請求の範囲第
4項記載のブレーキ装置。 6 上記円筒状部分76,86が上記被動要素2
2に密封的に取付けられていることを特徴とする
特許請求の範囲第4項又は第5項記載のブレーキ
装置。 7 上記円筒状部分の一方86が、潤滑剤を交換
あるいは補給できるように離脱可能であることを
特徴とする特許請求の範囲第6項記載のブレーキ
装置。 8 上記被動要素22が2つの回転的に結合され
た部分98,100から成り、第1の部分98及
び強制潤滑装置60がユニツトとして第2の部分
100から離脱できる別個のサブアセンブリを形
成していることを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第5項のいずれか1項に記載のブレーキ
装置。 9 キー装置30,32が、サブアセンブリを離
脱した後でも、保護された状態に保たれることを
特徴とする特許請求の範囲第8項記載のブレーキ
装置。 10 第2部分100が第1部分98のためのセ
ンタリング面102,104を有し、第1及び第
2部分98,100には、両部分98,100を
一緒に回転するように互いに確実に固定する取付
装置106,108,110が設けられているこ
とを特徴とする特許請求の範囲第9項記載のブレ
ーキ装置。 11 取付装置が、第1及び第2部分98,10
0に夫々形成されねじ装置110によつて互いに
押圧される2つの対向する面106,108から
成ることを特徴とする特許請求の範囲第10項記
載のブレーキ装置。 12 潤滑剤がグリースであることを特徴とする
特許請求の範囲第1項ないし第11項のいずれか
1項に記載のブレーキ装置。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8319140A FR2555685B1 (fr) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | Systeme de freinage comprenant au moins un disque de frein coulissant |
FR8319140 | 1983-11-30 | ||
FR8408544 | 1984-05-30 | ||
FR8408544A FR2565309B2 (fr) | 1983-11-30 | 1984-05-30 | Systeme de freinage comprenant au moins un disque de frein coulissant |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60132137A JPS60132137A (ja) | 1985-07-15 |
JPH0557455B2 true JPH0557455B2 (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=26223707
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59252045A Granted JPS60132137A (ja) | 1983-11-30 | 1984-11-30 | ブレーキ装置 |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4614254A (ja) |
EP (1) | EP0143709B1 (ja) |
JP (1) | JPS60132137A (ja) |
AU (1) | AU567779B2 (ja) |
BR (1) | BR8406204A (ja) |
DE (1) | DE3465371D1 (ja) |
ES (1) | ES8603979A1 (ja) |
FR (1) | FR2565309B2 (ja) |
HU (1) | HUT36235A (ja) |
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FR2606106B1 (fr) * | 1986-10-29 | 1989-03-10 | Bendix France | Frein a disques multiples |
FR2624232B1 (fr) * | 1987-12-04 | 1991-11-22 | Elf France | Dispositif de freinage d'un element rotatif |
FR2630795B1 (fr) * | 1988-04-28 | 1990-07-13 | Bendix France | Frein a disques multiples |
US5038904A (en) * | 1989-10-06 | 1991-08-13 | Jmw, Inc. | Friction clutch with improved pressure plate system |
JP2640383B2 (ja) * | 1990-05-30 | 1997-08-13 | 日信工業株式会社 | 車両用多板ディスクブレーキ |
JP2553511Y2 (ja) * | 1990-12-11 | 1997-11-05 | 日信工業株式会社 | 反力式ディスクブレーキ |
US5348122A (en) * | 1993-02-01 | 1994-09-20 | The B. F. Goodrich Company | Sliding back leg brake |
DE102004023748A1 (de) * | 2004-05-11 | 2005-12-01 | Knorr-Bremse Systeme für Nutzfahrzeuge GmbH | Bremsscheiben-Nabenanordnung mit verschieblicher Bremsscheibe |
JP2006010048A (ja) * | 2004-06-29 | 2006-01-12 | Koyo Seiko Co Ltd | スプライン継手 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US2608275A (en) * | 1945-12-13 | 1952-08-26 | Hobbs Transmission Ltd | Power transmission apparatus |
US2462659A (en) * | 1947-04-07 | 1949-02-22 | George C Molotzak | Hermetically sealed, self-lubricating slide bearing |
US2928504A (en) * | 1957-03-12 | 1960-03-15 | Lambert & Brake Corp | Heavy duty oil-cooled friction device |
GB912423A (en) * | 1958-06-05 | 1962-12-05 | Birfield Eng Ltd | Improvements in or relating to rotary sliding couplings, and lubrication arrangements therefor |
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US3010542A (en) * | 1958-08-04 | 1961-11-28 | Lambert & Brake Corp | Disc brake having automatic adjuster means |
FR1320022A (fr) * | 1961-09-30 | 1963-03-08 | Applic Mach Motrices | Frein |
GB1201438A (en) * | 1968-02-24 | 1970-08-05 | Brd Co Ltd | Improvements in telescopic joints |
US3577746A (en) * | 1969-01-29 | 1971-05-04 | Gen Electric | Self-contained lubrication system for high speed drive shaft coupling |
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US3707207A (en) * | 1969-09-06 | 1972-12-26 | Aisin Seiki | Spot disc brakes for vehicles |
JPS4821036B1 (ja) * | 1970-12-30 | 1973-06-26 | ||
US3705641A (en) * | 1971-01-20 | 1972-12-12 | Gen Motors Corp | Disc brake |
US4562902A (en) * | 1980-05-09 | 1986-01-07 | Clark Equipment Company | Brake system |
JPS57137897U (ja) * | 1981-02-24 | 1982-08-28 | ||
JPS6120329Y2 (ja) * | 1981-03-09 | 1986-06-19 |
-
1984
- 1984-05-30 FR FR8408544A patent/FR2565309B2/fr not_active Expired
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- 1984-11-21 EP EP84402374A patent/EP0143709B1/fr not_active Expired
- 1984-11-23 AU AU35826/84A patent/AU567779B2/en not_active Ceased
- 1984-11-27 US US06/675,161 patent/US4614254A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-11-29 ES ES538088A patent/ES8603979A1/es not_active Expired
- 1984-11-29 HU HU844411A patent/HUT36235A/hu unknown
- 1984-11-30 BR BR8406204A patent/BR8406204A/pt not_active IP Right Cessation
- 1984-11-30 JP JP59252045A patent/JPS60132137A/ja active Granted
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EP0143709A2 (fr) | 1985-06-05 |
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