JPH0556587U - 運転席 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転スペースを拡大する。 【構成】 前部に運転操作用のレバースタンド３を備
え、後部カバー４上にオペレータシート５を有する旋回
フレーム２上の運転席１において、オペレータシート５
前面下方の後部カバー４前面側壁４ａに所定の高さと幅
と深さとを有する凹部７を設けた構成とし、後部カバー
４の前面側壁４ａに設けた凹部７がオペレータシート５
に着座したオペレータの足元の後方に空間を形成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、運転スペースの拡大を図った運転席に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、図２に示すように、ミニバックホーのような建設機械の運転席１は、旋 回フレーム２上に設けられ、前部に運転操作用のレバースタンド３を備え、旋回 フレーム２の後部に配設した機器類を保護するために設けた後部カバー４の上に オペレータシート５を設け、前記レバースタンド３と後部カバー４の前面側壁４ ａとの間にステップ６を設け、該ステップ６上を運転スペースとしている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、前述の運転席１においては、スペースに制約のある旋回フレー ム２上に設けられているため、運転スペースが狭隘であり、特に超小型のミニバ ックホーのような建設機械にあっては、オペレータの足の置場を確保することも 難しいという問題があった。

【０００４】 本考案は、前述の実情に鑑み、オペレータシート前面下方の後部カバーの前面 側壁に凹部を成形することにより拡大した運転スペースを有する運転席を提供す ることを目的としてなしたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、前部に運転操作用のレバースタンドを備え、後部カバー上にオペレ ータシートを有するフレーム上の運転席において、オペレータシート前面下方の 後部カバー前面側壁に所定の高さと幅と深さを有する凹部を設けた構成としてい る。

【０００６】

【作用】 従って、本考案では、後部カバーの前面側壁に設けた凹部がオペレータシート に着座したオペレータの足元の後方に空間を形成する。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の実施例を図面を参照しつつ説明する。

【０００８】 図１は本考案の運転席の概略を表す側面図であり、図中、図２と同じものには 同じ符号を付すことにより説明を省略する。

【０００９】 本実施例の運転席１におけるオペレータシート５前面下方の後部カバー４の前 面側壁４ａには、ステップ６の高さと略同じ高さ位置から上方へ所定の高さを有 し、オペレータシート５幅より少し広い幅を有し、後部カバー４内に配設された 機器に支障ない程度の深さを有する凹部７を設けている。

【００１０】 後部カバー４の前面側壁４ａに設けた凹部７がオペレータシート５に着座した オペレータの足元の後方に空間を形成する。

【００１１】 本実施例の運転席によれば、オペレータシート５の前面下方の後部カバー４前 面側壁４ａに凹部７を設けたので、オペレータの足元の運転スペースが拡大され る。

【００１２】 なお、本考案は前述の実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を 逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。

【００１３】

【考案の効果】

本考案の運転席によれば、オペレータシートの前面下方の後部カバー前面側壁 に所定の高さと幅と深さとを有する凹部を設けたので、運転スペースが拡大され 、オペレータシートに着座したオペレータの足元に余裕が生じるという優れた効 果を奏し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の運転席の概略を表す側面図である。

【図２】従来の運転席の一例の概略を表す側面図であ
る。

【符号の説明】

１ 運転席 ２ 旋回フレーム ３ レバースタンド ４ 後部カバー ４ａ 前面側壁 ５ オペレータシート ７ 凹部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鍋島 孝 神奈川県横浜市金沢区昭和町3174番地 石 川島建機株式会社横浜工場内

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 前部に運転操作用のレバースタンドを備
   え、後部カバー上にオペレータシートを有するフレーム
   上の運転席において、オペレータシート前面下方の後部
   カバー前面側壁に所定の高さと幅と深さとを有する凹部
   を設けたことを特徴とする運転席。