JPH0556459U - スタンプローラー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数色の転動押印が鮮明に区分けできるよう
に成すと共に複数色の押印ゾーンと単一色の押印ゾーン
とを得ることを目的とする。 【構成】 浸透印液式の第一ローラー１内に、複数色の
ための複数のインキ貯蔵室（９，１０）を有するローラ
ー軸体４を嵌合せしめて該第一ローラー１を区分けして
区分けゾーンを形成すると共に前記インキ貯蔵室（９，
１０）よりインキを該区分けゾーンへ流出すべく成す一
方、前記第一ローラー１に単一色のインキを浸出する第
二ローラー１７を連結体１８を介して着脱自在に成した
スタンプローラー

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、バラエティーに富んだ複数色のスタンピングが可能なスタンプロー ラーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来に於けるこの種のスタンプローラーにあってはその殆どが単一色用のもの であった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は複数色の転動押印が鮮明に区分けできるように成すと共に複数色の押 印ゾーンと単一色の押印ゾーンとを得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、浸透印液式の第一ローラー内に、複数のインキ貯蔵室を有するロー ラー軸体を嵌合せしめて該ローラーを区分けして区分けゾーンを形成すると共に 前記インキ貯蔵室よりインキを該区分けゾーンへ流出すべく成す一方、前記第一 ローラーに浸透印液式の第二ローラーを着脱自在に取付けてある。

【０００５】

【作用】

押印ローラーを紙面上に押圧しながら所定方向へ転動することにより複数色の 押印ゾーンと単一色の押印ゾーンとが得られる。

【０００６】

【実施例】

第１実施例（図１乃至図５） １は第一ローラーで、浸透印液式の筒状のローラー本体２の内側を３分割して１ ２０度ごとに隔壁となるキー溝２Ａ，２Ｂ，２Ｃを長手方向に形成してある。３ はローラー本体２の表面に形成した文字、図形、数字、記号等の凸状の印面であ るが、凹状にしても良い。４は合成樹脂製であって、１２０度に分割した隔壁（ ５，６，７）を備え、インキ貯蔵室（８，９，１０）を形成したローラー軸体で ある。

【０００７】 １１は各インキ貯蔵室（８，９，１０）の外側弧状壁１２に穿ったインキ流出 口である。１３は前記各隔壁（５，６，７）の延長上に突出せしめた嵌合片部で 、前記ローラー本体２のキー溝（２Ａ，２Ｂ，２Ｃ）に各々嵌合すべく成してあ る。１４は蓋体部１５に突設した軸部である。１６はローラー軸体４の中心軸筒 で、第二ローラー１７を連結するための連結体１８の連結キー部１９を嵌合すべ く成してある。この連結キー部１９は角状を成しており、中心軸筒１６の角状の 筒部２０に嵌合し空転しないようにしてある。

【０００８】 ２１は連結体１８の連結筒部で第二ローラー１７のローラー本体２２を嵌合せ しめてある。この連結筒部２１の筒部２３は角状を成しており、キャップ体２４ の角状嵌合部２５を嵌入すべく成してある。２６は軸部である。該第二ローラー １７のローラー本体２２には例えば緑色の単一色の印液を浸透せしめてある。又 、前記した第一ローラー１のインキ貯蔵室（８，９，１０）には例えば赤色、青 色、黄色のインキを充填してある。２７は支受枠体である。尚、インキ貯蔵室を ３区分ではなく２区分にしても良いことは勿論である。

【０００９】 次に、本考案品の組立て及び使用態様について説明する。 先ず、ローラー軸体４の各インキ貯蔵室（８，９，１０）に例えば赤色、青色、 黄色のインキを充填し、第二ローラー１７のローラー本体２２を有する連結体１ ８を連結キー部１９を筒部２０を介して第一ローラー１に連結し、該第二ローラ ー１７の側面にキャップ体２４を角状嵌合部２５、筒部２３を介してキャッピン グする。然る後、本考案品を紙面２８上に転動すると図５に示す如く第一ローラ ー１によって赤色、青色、黄色の複数の色彩を有する文字、図形、記号、数字等 が連続して且つ区分けされて押印されると共にそれに隣接して第二ローラー１７ によって緑色の単一の色彩を有する文字、図形、記号、数字等が押印される。尚 、本実施例では第二ローラー１７を取付けてあるが、第二ローラー１７に第三ロ ーラー、第四ローラー（図示せず）を順次並列に取付けても良い。

【００１０】 第２実施例（図６） 第１実施例と同じ部分には同じ番号を附してある。本実施例の特徴は連結体１８ が単一の環状のインキ貯蔵室２８を有している点にある。

【００１１】

【考案の効果】

本考案は叙上の如き構成及び作用を有するので、第一ローラーによって複数色 の押印ゾーンと第二ローラーによって単一色の押印ゾーンとを得ることが出来、 興味、面白味を増加せしめる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案品の正面図である。

【図２】本考案品の要部の縦断正面図である。

【図３】本考案品の要部の縦断側面図である。

【図４】本考案品の分解斜視図である。

【図５】本考案品を用いて紙面に転動押印した状態を示
した図である。

【図６】第２実施例の第二ローラーの要部の縦断正面図
である。

【符合の説明】

１ 第一ローラー ２ ローラー本体 ４ ローラー軸体 ８，９，１０ インキ貯蔵室 １７ 第二ローラー １８ 連結体 ２２ ローラー本体

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 複数色のインキを浸出する第一ローラー
   １と単色一のインキを浸出する第二ローラー１７とを連
   結体１８を介して着脱自在に成したスタンプローラー
2. 【請求項２】 浸透印液式の第一ローラー１内に、複数
   色のための複数のインキ貯蔵室（８，９，１０）を有す
   るローラー軸体４を嵌合せしめて該第一ローラー１を区
   分けして区分けゾーンを形成すると共に前記インキ貯蔵
   室（８，９，１０）よりインキを該区分けゾーンへ流出
   すべく成す一方、前記第一ローラー１に単一色のインキ
   を浸出する第二ローラー１７を連結体１８を介して着脱
   自在に成したスタンプローラー
3. 【請求項３】 前記第二ローラー１７のローラー本体２
   ２に単一色のインキを含浸せしめた請求項２記載のスタ
   ンプローラー
4. 【請求項４】 前記第二ローラー１７のローラー本体２
   ２内に単一色のインキを充填したインキ貯蔵室２８を有
   する請求項２記載のスタンプローラー