JPH0554996A - 電磁式飛翔体加速装置 - Google Patents

電磁式飛翔体加速装置

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JPH0554996A
JPH0554996A JP3215496A JP21549691A JPH0554996A JP H0554996 A JPH0554996 A JP H0554996A JP 3215496 A JP3215496 A JP 3215496A JP 21549691 A JP21549691 A JP 21549691A JP H0554996 A JPH0554996 A JP H0554996A
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JP
Japan
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rails
flying body
plasma
pair
flying
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Pending
Application number
JP3215496A
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English (en)
Inventor
Kazuki Shigeyama
和基 茂山
Tadashi Yabu
忠司 藪
Kenji Koide
憲司 小出
Chikayuki Ikeda
周之 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 飛翔体と加速導管とを備え、飛翔体を配した
加速導管内にプラズマよりなるプラズマ電機子体を形成
し、プラズマ電機子体に作用するローレンツ力により飛
翔体を加速推進する電磁式飛翔体加速装置において、従
来装置に比べて装置の繰り返し使用寿命の長い装置を得
る。 【構成】 飛翔体14を、打ち出し方向側及び加速導管13
の飛翔体通路を形成するために対向配置された一対の絶
縁レール12a,12b側が閉じられ、かつ、飛翔体通路を
形成するためのもう一方の対向配置された一対の導電レ
ール11a,11b側が開放されてなる空間部14Sを有する
ものとする。導電レール11a,11b間に放電電流が流さ
れると、プラズマよりなるプラズマ電機子体16は、飛翔
体14の上記空間部14Sに形成されるので、絶縁レール12
a,12bの飛翔体通路面が、高温高圧状態のプラズマ電
機子体16に直接さらされることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、高速、高圧を利用し
ての新素材の開発研究、高速輸送用システムの開発研究
などに用いられる電磁式飛翔体加速装置に関し、飛翔体
を配した加速導管内にプラズマよりなるプラズマ電機子
体を形成し、このプラズマ電機子体に作用するローレン
ツ力により飛翔体を加速推進するようにした、電磁式飛
翔体加速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁式飛翔体加速装置として
は、従来、その構成説明図の図3に示すようなものが知
られており、同図に示すように、導電性材料からなる一
対の板状の導電レール1a,1bと非導電性材料(電気的絶
縁材料)からなる一対の板状の絶縁レール2a,2bとを、
絶縁レール2a,2bが相対する側壁となるように、互いに
同種同士1a,1b、2a,2bを対向配置して内部に断面矩形
の長尺の通路を形成した加速導管3と、非導電性材料か
らなる加速すべき飛翔体4とを備えている。
【0003】このような構成の電磁式飛翔体加速装置に
おいては、その動作原理の説明図の図4に示すように、
加速すべき飛翔体4を加速導管3の飛翔体通路に配し、
一対の導電レール1a,1bの飛翔体4の打ち出し方向(白
抜きの矢印で示す)とは反対側の部位に電源5から放電
電圧を印加し、この一対の導電レール1a,1b間に放電電
流を流す。これにより、飛翔体4の背部にプラズマより
なるプラズマ電機子体6が形成され、導電レール1a,1b
に流れる放電電流によって加速導管3内に形成される磁
場と、プラズマ電機子体6を流れる放電電流との間にロ
ーレンツ力が働き、このプラズマ電機子体6に打ち出し
方向に作用するローレンツ力により飛翔体4を加速推進
するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
電磁式飛翔体加速装置では、加速導管を構成する非導電
性材料からなる絶縁レールが、高温高圧のプラズマ電機
子体に直接さらされることから、その飛翔体通路面が荒
れるなどの損傷を受け易かった。このため、飛翔体の加
速効率の低下を招くとともに、装置の繰り返し使用寿命
が短いという欠点があった。
【0005】そこで、この発明の目的は、飛翔体の形状
を、打ち出し方向側及び絶縁レール側が閉じられ、かつ
導電レール側が開放されてなる空間部を有しているもの
とし、この空間部にプラズマ電機子体が形成されるよう
にすることにより、加速導管を構成する絶縁レールの飛
翔体通路面がプラズマ電機子体に直接さらされることを
なくし、飛翔体の加速効率の低下を防ぎ、従来装置に比
べて装置の繰り返し使用寿命の長い電磁式飛翔体加速装
置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明による電磁式飛翔体加速装置は、導電性
材料からなる一対の導電レールと非導電性材料からなる
一対の絶縁レールとを互いに同種同士を対向配置して内
部に通路を形成した加速導管と、加速すべき飛翔体とを
備え、この飛翔体を前記加速導管内に配し、前記一対の
導電レール間に放電電流を流すことにより、プラズマよ
りなるプラズマ電機子体を前記飛翔体に接するように形
成し、このプラズマ電機子体に作用するローレンツ力に
より前記飛翔体を打ち出し方向に加速推進する電磁式飛
翔体加速装置において、前記飛翔体は、前記プラズマ電
機子体が形成されるべくした、打ち出し方向側及び前記
一対の絶縁レール側が閉じられ、かつ前記一対の導電レ
ール側が開放されてなる空間部を有しているものである
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】飛翔体には、打ち出し方向側及び絶縁レール側
が閉じられ、かつ導電レール側が開放されてなる空間部
が設けられているので、加速導管を構成する一対の導電
レール間に放電電流が流されると、プラズマ電機子体
は、飛翔体の上記空間部に形成されることになる。した
がって、加速導管を構成する一対の絶縁レールの飛翔体
通路面が、高温高圧状態のプラズマ電機子体に直接さら
されることによって荒れる等の損傷を受けることがな
い。
【0008】
【実施例】以下、実施例に基づいてこの発明を説明す
る。図1は、この発明の一実施例による電磁式飛翔体加
速装置の構成説明図であって、その(a)図は一部切欠
き縦断面図、その(b)図は(a)図のA−A断面図で
ある。
【0009】電磁式飛翔体加速装置は、図1に示すよう
に、加速導管13と、白抜きの矢印で示す打ち出し方向に
加速推進すべき非導電性材料からなる飛翔体14とを備え
ている。加速導管13は、導電性材料からなる一対の板状
の導電レール11a,11bと非導電性材料からなる一対の
板状の絶縁レール12a,12bとを、絶縁レール12a,12
bが相対する側壁となるように、互いに同種同士11a,
11b、12a,12bを対向配置して、内部に断面矩形の長
尺の通路を形成したものである。
【0010】飛翔体14は、矩形筒状をなし、打ち出し及
び反打ち出し方向と絶縁レール12a,12b側とが閉じら
れ、放電電流が流される導電レール11a,11b側が開放
されてなる空間部14Sを有している。
【0011】このように構成される電磁式飛翔体加速装
置において、一対の導電レール11a,11b間に電源15か
ら放電電流が流されると、飛翔体14の空間部14Sにプラ
ズマよりなるプラズマ電機子体16が形成され、このプラ
ズマ電機子体16に作用するローレンツ力により、飛翔体
14が打ち出し方向に加速推進される。
【0012】この場合、飛翔体14には絶縁レール12a,
12b側が閉じられた上記空間部14Sが設けられているこ
とから、一対の絶縁レール12a,12bの飛翔体通路面
が、高温高圧状態のプラズマ電機子体16に直接さらされ
ることによって荒れる等の損傷を受けることがない。そ
の結果、絶縁レール12a,12bの飛翔体通路面が荒れる
ことによる飛翔体14の加速効率の低下を防ぐことができ
るとともに、従来装置に比べて装置の繰り返し使用寿命
を延ばすことができる。
【0013】図2は、この発明の他の実施例による電磁
式飛翔体加速装置の構成説明図であって、その(a)図
は一部切欠き縦断面図、その(b)図は(a)図のB−
B断面図である。なお、図2においては、図1と同様の
構成部分には同一の符号を付して説明する。
【0014】電磁式飛翔体加速装置は、図2に示すよう
に、加速導管13と、飛翔体24とを備えている。飛翔体24
は、平面視コ字形をなし、打ち出し方向側及び絶縁レー
ル12a,12b側が閉じられ、放電電流が流される導電レ
ール11a,11b側が開放されてなる空間部24Sを有して
いる。
【0015】このように構成される電磁式飛翔体加速装
置において、一対の導電レール11a,11b間に電源15か
ら放電電流が流されると、飛翔体14の空間部24Sにプラ
ズマよりなるプラズマ電機子体26が形成され、このプラ
ズマ電機子体26に作用するローレンツ力により、飛翔体
24が打ち出し方向に加速推進される。
【0016】この場合、飛翔体24には絶縁レール12a,
12b側が閉じられた上記空間部24Sが設けられているこ
とから、一対の絶縁レール12a,12bの飛翔体通路面
が、高温高圧状態のプラズマ電機子体26に直接さらされ
ることによって荒れる等の損傷を受けることがない。そ
の結果、上記の実施例と同様にして、絶縁レール12a,
12bの飛翔体通路面が荒れることによる飛翔体24の加速
効率の低下を防ぐことができるとともに、従来装置に比
べて装置の繰り返し使用寿命を延ばすことができる。
【0017】
【発明の効果】この発明による電磁式飛翔体加速装置
は、加速導管の飛翔体通路に配されこれに沿って加速推
進すべきその飛翔体が、打ち出し方向側及び加速導管の
飛翔体通路を形成するために対向配置された一対の絶縁
レール側が閉じられ、かつ、加速導管の飛翔体通路を形
成するためのもう一方の対向配置された一対の導電レー
ル側が開放されてなる空間部を有するものとされてい
る。したがって、上記一対の導電レール間に放電電流が
流されると、プラズマよりなるプラズマ電機子体は、飛
翔体の上記空間部に形成されるので、一対の絶縁レール
の飛翔体通路面が、高温高圧状態のプラズマ電機子体に
直接さらされることによって荒れる等の損傷を受けるこ
とがない。これにより、この発明によれば、絶縁レール
の飛翔体通路面が荒れることによる飛翔体の加速効率の
低下を防ぐことができるとともに、従来装置に比べて装
置の繰り返し使用寿命の長い電磁式飛翔体加速装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による電磁式飛翔体加速装
置の構成説明図であって、その(a)図は一部切欠き縦
断面図、その(b)図は(a)図のA−A断面図であ
る。
【図2】この発明の他の実施例による電磁式飛翔体加速
装置の構成説明図であって、その(a)図は一部切欠き
縦断面図、その(b)図は(a)図のB−B断面図であ
る。
【図3】従来の電磁式飛翔体加速装置の構成説明図であ
る。
【図4】電磁式飛翔体加速装置の動作原理の説明図であ
る。
【符号の説明】
11a,11b…導電レール 12a,12b…絶縁レール 13
…加速導管 14,24…飛翔体 14S,24S…飛翔体の空
間部 15…電源 16,26…プラズマ電機子体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性材料からなる一対の導電レールと
    非導電性材料からなる一対の絶縁レールとを互いに同種
    同士を対向配置して内部に通路を形成した加速導管と、
    加速すべき飛翔体とを備え、この飛翔体を前記加速導管
    内に配し、前記一対の導電レール間に放電電流を流すこ
    とにより、プラズマよりなるプラズマ電機子体を前記飛
    翔体に接するように形成し、このプラズマ電機子体に作
    用するローレンツ力により前記飛翔体を打ち出し方向に
    加速推進する電磁式飛翔体加速装置において、前記飛翔
    体は、前記プラズマ電機子体が形成されるべくした、打
    ち出し方向側及び前記一対の絶縁レール側が閉じられ、
    かつ前記一対の導電レール側が開放されてなる空間部を
    有しているものであることを特徴とする電磁式飛翔体加
    速装置。
JP3215496A 1991-08-27 1991-08-27 電磁式飛翔体加速装置 Pending JPH0554996A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022009268A (ja) * 2015-06-18 2022-01-14 クレメヤー ケビン 高速適用例を容易にする指向性エネルギー堆積

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022009268A (ja) * 2015-06-18 2022-01-14 クレメヤー ケビン 高速適用例を容易にする指向性エネルギー堆積

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