JPH0554977U - 恒温槽のガス供給装置 - Google Patents

恒温槽のガス供給装置

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JPH0554977U
JPH0554977U JP11085191U JP11085191U JPH0554977U JP H0554977 U JPH0554977 U JP H0554977U JP 11085191 U JP11085191 U JP 11085191U JP 11085191 U JP11085191 U JP 11085191U JP H0554977 U JPH0554977 U JP H0554977U
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JP
Japan
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gas
pressure
cylinder
constant temperature
container
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Application number
JP11085191U
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English (en)
Inventor
信博 萩原
雅彦 村田
幸史 大沢
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Graphtec Corp
Original Assignee
Graphtec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型でかつガスの供給切れを低減する。 【構成】 恒温槽1内に冷却ガスを導入する配管7の一
端に分岐接続体10を配設する。そして、この分岐接続
体10に、逆止弁体15およびバルブ20を介して、複
数のボンベ30を取付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、恒温槽に冷熱源であるガスを供給する装置に関し、特に小型の恒温 槽に適したガス供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、この種の恒温槽のガス供給装置は、高圧ガス容器であるガスボンベ をガス供給源としている。この場合、単にガスボンベを恒温槽に接続した構造の ものでは、恒温試験中にガスがなくなり、ガスボンベの交換作業が生じた場合に は、試験を中断しなければならなかったり、また交換用の予備のガスボンベがな い場合には、試験ができないといった不都合がある。
【0003】 そこで、これを改善する方法として、恒温槽にガスを供給するガス配管を2つ に分岐させ、分岐したガス配管のそれぞれにガスボンベを接続して、一方のガス ボンベの開閉器を開いて恒温槽にガスを供給し、他のガスボンベを予備とするも のである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した第2の方法では、一方のガスボンベのガスがなくなった場合にも、他 方のガスボンベに切換えることによって、恒温試験を中断することはなくなるが 、切換えは手動で行っているため、試験者が不在中にガスがなくなった場合には 、第1の方法と同様に恒温試験が中断してしまうといった欠点がある。このため 、常に、ガスボンベの残量をチェックする必要があり、煩雑な業務となっていた 。 そこで、これを改善し、ガスボンベの交換間隔を延ばそうとして、容量の大き なガスボンベを用いると、恒温槽を小型化したにもかかわらず装置全体は依然と して大型化するといった不都合がある。 また、高圧ガス取扱法により、容量の大きなガスボンベの販売は、特別な認可 が必要であり、ガスボンベの大型化は、小型恒温層の普及の妨げともなるといっ た問題もある。
【0005】 したがって、本考案は、上記したような従来の欠点、不都合あるいは問題点に 鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ガスボンベの小型化を図 ると共に、ガスボンベのガスがなくなった場合にガス供給を自動的に切換えるよ うにし、もって、小型でかつガス供給切れを低減した恒温槽のガス供給装置を提 供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る恒温槽のガス供給装置は、ガス流出 口を有する高圧ガス容器と、この高圧ガス容器が脱着自在に取付けられガス流出 口を開状態とするガス導入手段と、このガス導入手段から導入されたガス圧が外 気圧よりも低くなった場合に閉じる逆流防止弁と、この逆流防止弁に接続され恒 温槽にガスを供給するガス配管と、このガス配管の恒温槽接続側と反対側に配設 した分岐接続手段とからなり、この分岐接続手段に複数組の逆流防止弁とガス導 入手段と高圧ガス容器とを接続したものである。
【0007】
【作用】
本考案に係る恒温槽のガス供給装置においては、複数の高圧ガス容器のうち最 も高いガス圧の容器からガスが選択的に供給される。また、交換時、高圧ガス容 器をガス導入手段から取り外すと、この取り外した容器の逆流防止弁が閉じて高 圧ガスが外部に漏洩することがない。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る恒温槽 のガス供給装置を小型恒温槽に接続した状態を示す全体構成図、図2は同じく要 部側断面図である。 これらの図において、符号1で示すものは、小型恒温槽で、底面に開口部2a を有する中空状容器2と、この中空状容器2の内周面に配設されたセンサ3、ヒ ータ4および冷却ノズル5とから概略構成されている。センサ3とヒータ4とは 、容器2内を外部導出された配線6に接続され、また、冷却ノズル5は容器2内 を通って外部の配管7に接続されている。 8は、被試験物であるICが実装されたプリント基板である。
【0009】 配管7の他端は、分岐接続管10の一端に接続され、分岐接続管10の他端は 複数に分岐して、逆止弁体15に接続されている。20は残量計28を有し逆止 弁体15に接続されたバルブで、このバルブには、高圧の冷却ガスが内蔵された ボンベ30が接続されている。 そして、複数(n個)のボンベ30が、バルブ20および逆止弁15を介して 分岐接続管10に、同時に接続されている。
【0010】 以下、図2に基づいて本考案の詳細の構造を説明する。 逆止弁体15は、ガスを導入する導入部16とガスを導出する導出部17を有 し、これら導入部16と導出部17との合流部18が逆U字状を呈しており、合 流部18の一側面の上下には一対の窓18a、18bが設けられ、合流部18に は上下に移動自在な浮体19が配設されている。
【0011】 バルブ20の底面は、凹陥状のボンベ取付口21が設けられ、この取付口21 の内周面には、ねじ部21aが形成され、また取付口21の上面中央部に、ガス 導入口22aを有する穴開け用ピン22が垂直下方に突出している。 バルブ20の内部には、ガス導入口22aに連通したガス導入部23と、この ガス導入部23に連通し直角方向に向きを変えたガス導出部24が貫通形成され ている。
【0012】 ガス導入部23の上端部には、先端が尖角状に形成された弁体25が上下方向 に摺動自在に配設され、圧縮スプリング26によって、常時下方に押圧されガス 導入部23を閉じている。弁体25の上方側周囲には電磁石27が配設され、電 磁石27に通電することによって、弁体25を圧縮スプリング26に抗して上方 に吸引し、ガス導入部23を開放する。 残量計28は、ガス導入部23内のガス圧からボンベ30内のガスの残量を表 示するものである。
【0013】 ボンベ30の上部は略円筒状の口部31が設けられており、この口部31の周 囲には前記ボンベ取付口21のねじ部21aを螺合するねじ部31aが形成され 、また、口部31の上面は薄肉状の栓部31bが形成されている。
【0014】 以下、動作を説明する。 まず、ボンベ30のねじ部31aをボンベ取付口21のねじ部21aに螺合さ せて、口部31を取付口21に挿入するようにして取付ける。挿入し終わると、 穴開け用ピン22が栓部31bを貫通し、ボンベ30内の高圧ガスがバルブ20 内に流入する。 次に、電磁石27に通電すると、弁体25が上方に移動し、ガスはガス導入部 23からガス導出部24に流入する。 バルブ20のガス導出部24から逆止弁体15のガス導入部16に流入する高 圧ガスは、浮体19を上方に押し上げて、下方の窓18bを開放するので、ガス は分岐接続管10を通って、恒温槽1内に供給される。 同様な操作によって、他のボンベ30も取付口21にガス導入部23を開放さ せて、取付けておく。
【0015】 次に、ガスの残量が少なくなったボンベ30を交換する場合には、ボンベ30 のねじ部31aとボンベ取付口21のねじ部21aとの螺合を解除して、ボンベ 30をボンベ取付口21から外す。 このとき、逆止弁15のガス導入部16にはガスが供給されないので、ガス導 入部16でのガスあつPi は、大気圧となっている。一方、ガス導出部17のガ ス圧Po は、他のボンベ30からのガス圧が供給されるので、Po〉Piとなり、 ガス導出部17から、上方の窓18aにガスが供給され、浮体19が下方に移動 し、この浮体19の移動によって、逆止弁15のガス導入部16が閉じられて、 ガスが逆流することはない。また、ボンベ30の交換中においては、他のn番目 のボンベ30nのガス圧Pinがガス導出部17のガス圧Poよりも大となる(Pin 〉Po)となるので、n番目のボンベ30nの浮体19n が上方へ移動し、ボンベ 30n からガスが供給されるので、恒温槽1における試験を中断するようなこと もない。また、ボンベ30を交換した後には、Pn〈Poとなるので、ガスの供給 はボンベ30nからボンベ30へ切り換わる。
【0016】 このように、複数のボンベ30を取付けておくことによって、複数の高圧ガス 容器からガス圧の高い順に自動的にガスの供給が切り換わるので、煩雑なガス残 量チェック作業から開放されると共に、ガスの残量がなくなり、ガスの供給がで きなくなるといった不都合はきわめて稀にしか発生しなくなる。また、ボンベ3 0の容量を小さくすることができ、このため高圧ガス取扱い方の適用除外のボン ベを使用することが可能となり、安全でかつ一般への普及が容易となる。
【0017】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、高圧ガス容器が脱着自在に取付けられガ ス流出口を開状態とするガス導入手段と恒温槽にガスを供給するガス配管との間 に、容器内のガス圧が大気圧よりも低くなった場合に閉じる逆流防止弁を設ける と共に、分岐接続手段に複数組の逆流防止弁とガス導入手段と高圧ガス容器とを 接続した構成としたので、複数の高圧ガス容器のうち1つを交換のためガス導入 手段から取り外した場合、取り外した容器の逆流防止弁は閉じてガスが外部に流 出することがなく、しかも他の容器のうちガス圧が高圧の容器のガスが選択的に 供給されるているので、容器交換時にもガスを連続的に供給することができ、こ のため恒温槽の試験を中断することなく連続的に行うことができる。
【0018】 また、複数の高圧ガス容器からガス圧の高い順に自動的にガスの供給が切り換 わるので、煩雑なガス残量チェック作業から開放されると共に、容器の大きさを 小さいものとすることができ、小型の恒温槽に適した小型のガス供給装置を提供 することができ、また、高圧ガス取扱法での認可が不要な安価で安全なガス供給 装置を提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガス供給装置を恒温槽に接続した
状態を示す全体構成図である。
【図2】本考案に係る恒温槽のガス供給装置の要部側断
面図である。
【符号の説明】
1 恒温槽 10 分岐接続管 15 逆止弁体 20 バルブ 30 ボンベ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流出口を有する高圧ガス容器と、こ
    の高圧ガス容器が脱着自在に取付けられガス流出口を開
    状態とするガス導入手段と、このガス導入手段から導入
    されたガス圧が外気圧よりも低くなった場合に閉じる逆
    流防止弁と、この逆流防止弁に接続され恒温槽にガスを
    供給するガス配管と、このガス配管の恒温槽接続側と反
    対側に配設した分岐接続手段とからなり、この分岐接続
    手段に複数組の逆流防止弁とガス導入手段と高圧ガス容
    器とを接続したことを特徴とする恒温槽のガス供給装
    置。
JP11085191U 1991-12-19 1991-12-19 恒温槽のガス供給装置 Pending JPH0554977U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002115798A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Neriki:Kk バルブ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002115798A (ja) * 2000-10-06 2002-04-19 Neriki:Kk バルブ装置

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