JPH0554796A - シヤドウマスク自動脱着装置 - Google Patents
シヤドウマスク自動脱着装置Info
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- JPH0554796A JPH0554796A JP21338491A JP21338491A JPH0554796A JP H0554796 A JPH0554796 A JP H0554796A JP 21338491 A JP21338491 A JP 21338491A JP 21338491 A JP21338491 A JP 21338491A JP H0554796 A JPH0554796 A JP H0554796A
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- panel
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- panel pin
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パネルピンとスプリング孔の芯出し精度の向
上及びシャドウマスク脱着ミスを完全に無くする。 【構成】 パネルピン受け板30は、パネルピンを受け
るピン受け部30bをU字形溝とし、かつU字形溝幅を
パネルピンの該当箇所に合致した寸法とする。マスクセ
ンターリングピン31は、2段階の段付形状で、小さい
方の第1段部31bをスプリング孔3aが嵌合するパネ
ルピンの位置における直径寸法に合致させ、大きい方の
第2段部31bをパネルピン受け板30のピン受け部3
0bのU字形溝幅寸法に合致させ、かつ第1段部31b
の先端部31aを円錐形状とする。そして、マスクセン
ターリングピン31によってパネルピン受け板30の位
置出しを行う。
上及びシャドウマスク脱着ミスを完全に無くする。 【構成】 パネルピン受け板30は、パネルピンを受け
るピン受け部30bをU字形溝とし、かつU字形溝幅を
パネルピンの該当箇所に合致した寸法とする。マスクセ
ンターリングピン31は、2段階の段付形状で、小さい
方の第1段部31bをスプリング孔3aが嵌合するパネ
ルピンの位置における直径寸法に合致させ、大きい方の
第2段部31bをパネルピン受け板30のピン受け部3
0bのU字形溝幅寸法に合致させ、かつ第1段部31b
の先端部31aを円錐形状とする。そして、マスクセン
ターリングピン31によってパネルピン受け板30の位
置出しを行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシャドウマスク自動脱着
装置に係り、特にパネルピンを支持して該パネルピンの
芯出しを行うパネルピン受け板と、スプリングのスプリ
ング孔に嵌合して該スプリングの芯出しを行うマスクセ
ンターリングピンの構造に関する。
装置に係り、特にパネルピンを支持して該パネルピンの
芯出しを行うパネルピン受け板と、スプリングのスプリ
ング孔に嵌合して該スプリングの芯出しを行うマスクセ
ンターリングピンの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】カラーブラウン管は、図8に示すよう
に、パネル1の内面にパネルピン2が設けられ、このパ
ネルピン2に嵌合されるスプリング孔3aを有するスプ
リング3がシャドウマスクフレーム4に固定されてお
り、スプリング孔3aをパネルピン2に嵌合させること
によってシャドウマスク5はパネル1内に保持される。
なお、図中、シャドウマスク5はシャドウマスクフレー
ム4に固定されて一体化されている。
に、パネル1の内面にパネルピン2が設けられ、このパ
ネルピン2に嵌合されるスプリング孔3aを有するスプ
リング3がシャドウマスクフレーム4に固定されてお
り、スプリング孔3aをパネルピン2に嵌合させること
によってシャドウマスク5はパネル1内に保持される。
なお、図中、シャドウマスク5はシャドウマスクフレー
ム4に固定されて一体化されている。
【0003】ところで、カラーブラウン管の蛍光膜製造
工程においては、パネル1にシャドウマスク5を着(取
付け)またはパネル1よりシャドウマスク5を脱(取外
し)工程がある。このシャドウマスク脱着工程は、シャ
ドウマスク自動脱着装置によって行われる。シャドウマ
スク自動脱着装置は、パネルピン2の芯出しを行うパネ
ルピン受け板と、スプリング孔3aの芯出しを行うマス
クセンターリングピンとを有する。なお、この種の装置
に関連するものとして、例えば特開昭53ー53959
号公報、特開昭53ー115169号公報、特開昭61
ー21933号公報等が挙げられる。
工程においては、パネル1にシャドウマスク5を着(取
付け)またはパネル1よりシャドウマスク5を脱(取外
し)工程がある。このシャドウマスク脱着工程は、シャ
ドウマスク自動脱着装置によって行われる。シャドウマ
スク自動脱着装置は、パネルピン2の芯出しを行うパネ
ルピン受け板と、スプリング孔3aの芯出しを行うマス
クセンターリングピンとを有する。なお、この種の装置
に関連するものとして、例えば特開昭53ー53959
号公報、特開昭53ー115169号公報、特開昭61
ー21933号公報等が挙げられる。
【0004】従来のシャドウマスク自動脱着装置におけ
るパネルピン受け板及びマスクセンターリングピンは、
図9に示すように、パネルピン受け板6はパネルピン2
を支持するV字形状溝6aを持つ平板よりなり、マスク
センターリングピン7は先端が尖った円錐部7aとスプ
リング孔3aに装着される円筒部7bとを有する。前記
したように、パネルピン2にはスプリング孔3aが嵌合
されるので、パネルピン2を芯出しするパネルピン受け
板6とスプリング孔3aを芯出しするマスクセンターリ
ングピン7との同軸度を予め調整しておく必要がある。
るパネルピン受け板及びマスクセンターリングピンは、
図9に示すように、パネルピン受け板6はパネルピン2
を支持するV字形状溝6aを持つ平板よりなり、マスク
センターリングピン7は先端が尖った円錐部7aとスプ
リング孔3aに装着される円筒部7bとを有する。前記
したように、パネルピン2にはスプリング孔3aが嵌合
されるので、パネルピン2を芯出しするパネルピン受け
板6とスプリング孔3aを芯出しするマスクセンターリ
ングピン7との同軸度を予め調整しておく必要がある。
【0005】従来、前記パネルピン受け板6とマスクセ
ンターリングピン7との同軸度の調整は、図10に示す
ような位置決め用専用治具を用いて行っている。即ち、
基準ベース10には、パネルピン受け板ゲージ11及び
マスクセンターリングピンゲージ12を位置決めするノ
ックピン10aを有する。パネルピン受け板ゲージ11
には、前記ノックピン10aに挿入される取付長孔11
aと、パネルピン受け板6のV字形状溝6aを位置決め
する位置出しピン11bとが設けられている。マスクセ
ンターリングピンゲージ12も同様に、前記ノックピン
10aに挿入される取付長穴12aと、マスクセンター
リングピン7が挿入される位置出し穴12bとが設けら
れている。なお、図中、13は基準ベース10を図示し
ないセンターベースに取付けるための取付ボルトであ
る。
ンターリングピン7との同軸度の調整は、図10に示す
ような位置決め用専用治具を用いて行っている。即ち、
基準ベース10には、パネルピン受け板ゲージ11及び
マスクセンターリングピンゲージ12を位置決めするノ
ックピン10aを有する。パネルピン受け板ゲージ11
には、前記ノックピン10aに挿入される取付長孔11
aと、パネルピン受け板6のV字形状溝6aを位置決め
する位置出しピン11bとが設けられている。マスクセ
ンターリングピンゲージ12も同様に、前記ノックピン
10aに挿入される取付長穴12aと、マスクセンター
リングピン7が挿入される位置出し穴12bとが設けら
れている。なお、図中、13は基準ベース10を図示し
ないセンターベースに取付けるための取付ボルトであ
る。
【0006】パネルピン受け板6の位置調整は図11に
示すようにして行われる。14はパネルピン受け板6が
ねじ15によって固定されたパネル受け板取付台で、パ
ネル受け板取付台14はシャドウマスク自動脱着装置の
パネル受け板取付部16にねじ17によって固定され
る。またねじ15が挿入されるパネルピン受け板6の穴
は縦長穴となっている。
示すようにして行われる。14はパネルピン受け板6が
ねじ15によって固定されたパネル受け板取付台で、パ
ネル受け板取付台14はシャドウマスク自動脱着装置の
パネル受け板取付部16にねじ17によって固定され
る。またねじ15が挿入されるパネルピン受け板6の穴
は縦長穴となっている。
【0007】そこで、基準ベース10のノックピン10
aにパネルピン受け板ゲージ11の取付長孔11aを挿
入してパネルピン受け板ゲージ11を位置決めする。そ
して、ねじ15を緩めた状態で、パネルピン受け板6を
横方向に移動させてパネルピン受け板6のV字形状溝6
aをパネルピン受け板ゲージ11の位置出しピン11b
の中央に位置させ、パネルピン受け板6の横方向位置を
調整してねじ15を締める。次にねじ17を回してパネ
ルピン受け板6を上下動させ、パネルピン受け板6のV
字形状溝6aを位置出しピン11bに当接させてパネル
ピン受け板6の上下位置を調整する。これにより、パネ
ルピン受け板6は位置決めされる。
aにパネルピン受け板ゲージ11の取付長孔11aを挿
入してパネルピン受け板ゲージ11を位置決めする。そ
して、ねじ15を緩めた状態で、パネルピン受け板6を
横方向に移動させてパネルピン受け板6のV字形状溝6
aをパネルピン受け板ゲージ11の位置出しピン11b
の中央に位置させ、パネルピン受け板6の横方向位置を
調整してねじ15を締める。次にねじ17を回してパネ
ルピン受け板6を上下動させ、パネルピン受け板6のV
字形状溝6aを位置出しピン11bに当接させてパネル
ピン受け板6の上下位置を調整する。これにより、パネ
ルピン受け板6は位置決めされる。
【0008】マスクセンターリングピン7の位置調整は
図12に示すようにして行う。マスクセンターリングピ
ン7は、エアーシリンダ20の作動ロッドに固定されて
おり、エアーシリンダ20はスタンド21に固定されて
いる。スタンド21は架台22に前後動及び横方向移動
可能に設けられている。スタンド21の前後方向は、前
後動用カム23によって移動させられ、スタンド21の
横方向は、品種切り替え用カム24の一つを選択してス
タンド21に当接させ、品種切り替え用カム24によっ
て移動させられる。
図12に示すようにして行う。マスクセンターリングピ
ン7は、エアーシリンダ20の作動ロッドに固定されて
おり、エアーシリンダ20はスタンド21に固定されて
いる。スタンド21は架台22に前後動及び横方向移動
可能に設けられている。スタンド21の前後方向は、前
後動用カム23によって移動させられ、スタンド21の
横方向は、品種切り替え用カム24の一つを選択してス
タンド21に当接させ、品種切り替え用カム24によっ
て移動させられる。
【0009】そこで、マスクセンターリングピン7の位
置調整を行う場合には、基準ベース10よりパネルピン
受け板ゲージ11を取外し、基準ベース10のノックピ
ン10aにマスクセンターリングピンゲージ12の取付
長穴12aを挿入してマスクセンターリングピンゲージ
12を位置決めする。次に前後動用カム23を回転させ
てスタンド21を前後動させ、マスクセンターリングピ
ン7の前後位置をマスクセンターリングピンゲージ12
の位置出し穴12bに合わせる。続いてパネルの品種に
適合する品種切り替え用カム24を選択して該品種切り
替え用カム24をスタンド21に接触させ、品種切り替
え用カム24を廻転させてスタンド21を横方向に移動
させ、マスクセンターリングピン7の横方向位置をマス
クセンターリングピンゲージ12の位置出し穴12bに
合わせる。これにより、マスクセンターリングピン7が
位置決めされる。
置調整を行う場合には、基準ベース10よりパネルピン
受け板ゲージ11を取外し、基準ベース10のノックピ
ン10aにマスクセンターリングピンゲージ12の取付
長穴12aを挿入してマスクセンターリングピンゲージ
12を位置決めする。次に前後動用カム23を回転させ
てスタンド21を前後動させ、マスクセンターリングピ
ン7の前後位置をマスクセンターリングピンゲージ12
の位置出し穴12bに合わせる。続いてパネルの品種に
適合する品種切り替え用カム24を選択して該品種切り
替え用カム24をスタンド21に接触させ、品種切り替
え用カム24を廻転させてスタンド21を横方向に移動
させ、マスクセンターリングピン7の横方向位置をマス
クセンターリングピンゲージ12の位置出し穴12bに
合わせる。これにより、マスクセンターリングピン7が
位置決めされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、パネ
ルピン受け板ゲージ11及びマスクセンターリングピン
ゲージ12を基準ベース10に差し換える間接的な調整
方法であるため、パネルピン受け板ゲージ11及びマス
クセンターリングピンゲージ12の取付け誤差又は組立
誤差が生じる。即ち、ノックピン10aとパネルピン受
け板ゲージ11の取付長孔11a及びマスクセンターリ
ングピンゲージ12の取付長穴12aとには僅かなギャ
ップがあり、このギャップのためにパネルピン受け板ゲ
ージ11とマスクセンターリングピンゲージ12の調整
ばらつきが生じる。このように調整ばらつきが生じる
と、図9に示すように、パネルピン2はパネルピン受け
板6のV字形状溝6aに片当りし、パネルピン受け板6
のV字形状溝6a部が磨耗する。即ち、パネルピン受け
板6はパネルピン2に2点で接しているので、片当りに
よる磨耗は早く、△X方向と△Y方向にずれが生じ易
い。このようにパネルピン2の位置ずれが生じると、シ
ャドウマスク脱着ミスが発生する恐れがある。
ルピン受け板ゲージ11及びマスクセンターリングピン
ゲージ12を基準ベース10に差し換える間接的な調整
方法であるため、パネルピン受け板ゲージ11及びマス
クセンターリングピンゲージ12の取付け誤差又は組立
誤差が生じる。即ち、ノックピン10aとパネルピン受
け板ゲージ11の取付長孔11a及びマスクセンターリ
ングピンゲージ12の取付長穴12aとには僅かなギャ
ップがあり、このギャップのためにパネルピン受け板ゲ
ージ11とマスクセンターリングピンゲージ12の調整
ばらつきが生じる。このように調整ばらつきが生じる
と、図9に示すように、パネルピン2はパネルピン受け
板6のV字形状溝6aに片当りし、パネルピン受け板6
のV字形状溝6a部が磨耗する。即ち、パネルピン受け
板6はパネルピン2に2点で接しているので、片当りに
よる磨耗は早く、△X方向と△Y方向にずれが生じ易
い。このようにパネルピン2の位置ずれが生じると、シ
ャドウマスク脱着ミスが発生する恐れがある。
【0011】本発明の目的は、パネルピンとスプリング
孔の芯出し精度を向上させることができ、シャドウマス
ク脱着ミスを完全に無くすることができるシャドウマス
ク自動脱着装置を提供することにある。
孔の芯出し精度を向上させることができ、シャドウマス
ク脱着ミスを完全に無くすることができるシャドウマス
ク自動脱着装置を提供することにある。
【0012】本発明の他の目的は、パネルピン受け板と
マスクセンターリングピンの位置決め調整を容易に、か
つ高精度に行え、更に磨耗が発生してもその影響を殆ど
受けないシャドウマスク自動脱着装置を提供することに
ある。
マスクセンターリングピンの位置決め調整を容易に、か
つ高精度に行え、更に磨耗が発生してもその影響を殆ど
受けないシャドウマスク自動脱着装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、パネルピンを支持して該パネルピンの芯出しを行う
パネルピン受け板と、スプリングのスプリング孔に嵌合
して該スプリングの芯出しを行うマスクセンターリング
ピンとを備え、パネルとシャドウマスクを脱着するシャ
ドウマスク自動脱着装置において、前記パネルピン受け
板は、パネルピンを受けるピン受け部をU字形溝とし、
かつこのU字形溝幅をパネルピンの該当箇所に合致した
寸法とし、マスクセンターリングピンは、2段階の段付
形状で、小さい方の第1段部をスプリング孔が嵌合する
パネルピンの位置における直径寸法に合致させ、大きい
方の第2段部を前記パネルピン受け板のピン受け部のU
字形溝幅寸法に合致させ、かつ前記第1段部の先端部を
円錐形状となし、前記マスクセンターリングピンによっ
て前記パネルピン受け板の位置出しを行うようにしたも
のである。
に、パネルピンを支持して該パネルピンの芯出しを行う
パネルピン受け板と、スプリングのスプリング孔に嵌合
して該スプリングの芯出しを行うマスクセンターリング
ピンとを備え、パネルとシャドウマスクを脱着するシャ
ドウマスク自動脱着装置において、前記パネルピン受け
板は、パネルピンを受けるピン受け部をU字形溝とし、
かつこのU字形溝幅をパネルピンの該当箇所に合致した
寸法とし、マスクセンターリングピンは、2段階の段付
形状で、小さい方の第1段部をスプリング孔が嵌合する
パネルピンの位置における直径寸法に合致させ、大きい
方の第2段部を前記パネルピン受け板のピン受け部のU
字形溝幅寸法に合致させ、かつ前記第1段部の先端部を
円錐形状となし、前記マスクセンターリングピンによっ
て前記パネルピン受け板の位置出しを行うようにしたも
のである。
【0014】
【作用】パネルピン受け板は、パネルピンを受けるピン
受け部をU字形溝とし、マスクセンターリングピンは、
2段階の段付形状で大きい方の第2段部をパネルピン受
け板のピン受け部のU字形溝幅寸法に合致させてなる。
そこで、パネルピン受け板の位置出し調整は、マスクセ
ンターリングピンの第2段部にパネルピン受け板のU字
形溝を合わせることによって行えるので、パネルピン受
け板とマスクセンターリングピンの同軸度を高精度に調
整することができる。またパネルピン受け板のピン受け
部はU字形溝よりなるので、パネルピンの片当りがあっ
ても接触面が長いためにパネルピン受け板の偏磨耗量が
少なく、位置決め精度の維持、安定性が向上する。また
マスクセンターリングピンの第1段部をスプリング孔が
嵌合するパネルピンの位置における直径寸法に合致させ
てなるので、シャドウマスクの位置決め精度が向上す
る。
受け部をU字形溝とし、マスクセンターリングピンは、
2段階の段付形状で大きい方の第2段部をパネルピン受
け板のピン受け部のU字形溝幅寸法に合致させてなる。
そこで、パネルピン受け板の位置出し調整は、マスクセ
ンターリングピンの第2段部にパネルピン受け板のU字
形溝を合わせることによって行えるので、パネルピン受
け板とマスクセンターリングピンの同軸度を高精度に調
整することができる。またパネルピン受け板のピン受け
部はU字形溝よりなるので、パネルピンの片当りがあっ
ても接触面が長いためにパネルピン受け板の偏磨耗量が
少なく、位置決め精度の維持、安定性が向上する。また
マスクセンターリングピンの第1段部をスプリング孔が
嵌合するパネルピンの位置における直径寸法に合致させ
てなるので、シャドウマスクの位置決め精度が向上す
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7によ
り説明する。図1乃至図4に示すように、パネルピン受
け板30は、上方の案内部30aをV字形溝開口とし、
その下に続くピン受け部30bをU字形溝溝に形成され
ている。ここで、ピン受け部30bは、溝幅寸法Bを図
4及び図8に示すようにパネルピン2に嵌合する位置の
直径寸法φBに合致させ、深さ寸法Hをパネルピン2が
少なくとも半分は収まる深さとなっている。マスクセン
ターリングピン31は、先端形状を2段の段付形状とな
し、先端部31aは円錐形状で、この先端部31aの円
錐形状に続く第1段部31bはパネルピン2のZーZ部
(スプリング孔3aが嵌合する箇所の寸法φAに合致さ
せ、次の第2段部31cは前記マスクセンターリングピ
ン31の溝幅寸法Bに合致させている。
り説明する。図1乃至図4に示すように、パネルピン受
け板30は、上方の案内部30aをV字形溝開口とし、
その下に続くピン受け部30bをU字形溝溝に形成され
ている。ここで、ピン受け部30bは、溝幅寸法Bを図
4及び図8に示すようにパネルピン2に嵌合する位置の
直径寸法φBに合致させ、深さ寸法Hをパネルピン2が
少なくとも半分は収まる深さとなっている。マスクセン
ターリングピン31は、先端形状を2段の段付形状とな
し、先端部31aは円錐形状で、この先端部31aの円
錐形状に続く第1段部31bはパネルピン2のZーZ部
(スプリング孔3aが嵌合する箇所の寸法φAに合致さ
せ、次の第2段部31cは前記マスクセンターリングピ
ン31の溝幅寸法Bに合致させている。
【0016】次にパネルピン受け板30とマスクセンタ
ーリングピン31との同軸度調整を図5及び図6により
説明する。位置決め専用治具は、図10に示す基準ベー
ス10にマスクセンターリングピンゲージ12を取付け
たものを用い、パネルピン受け板ゲージ11は使用しな
い。先ず、図5に示すように、マスクセンターリングピ
ン31の位置決め調整を行う。この調整は、従来例と同
様にして行う。
ーリングピン31との同軸度調整を図5及び図6により
説明する。位置決め専用治具は、図10に示す基準ベー
ス10にマスクセンターリングピンゲージ12を取付け
たものを用い、パネルピン受け板ゲージ11は使用しな
い。先ず、図5に示すように、マスクセンターリングピ
ン31の位置決め調整を行う。この調整は、従来例と同
様にして行う。
【0017】次に図6に示すように、前記ように位置決
めされたマスクセンターリングピン31の第2段部31
cにパネルピン受け板30のピン受け部30bを合わせ
てパネルピン受け板30を固定する。
めされたマスクセンターリングピン31の第2段部31
cにパネルピン受け板30のピン受け部30bを合わせ
てパネルピン受け板30を固定する。
【0018】このように、マスクセンターリングピン3
1を基準としてパネルピン受け板30の位置決めを行う
直接調整方法であり、またマスクセンターリングピン3
1の第2段部31cにパネルピン受け板30のピン受け
部30bを嵌合させる構造で、かつ第2段部31cの直
径とピン受け部30bの幅は一致し、第2段部31cの
少なくとも半分がピン受け部30bに収まるので、マス
クセンターリングピン31とパネルピン受け板30との
同軸度は高精度に位置決めされる。またパネルピン受け
板30のピン受け部30bにマスクセンターリングピン
31の第2段部31cを嵌合させればよいので、その調
整作業も非常に容易に行える。またマスクセンターリン
グピン31の第1段部31bの直径寸法はパネルピン2
のZーZ部寸法φAに合致させてなるので、マスクセン
ターリングピン31はスプリング孔3aに対してパネル
ピン2と全く同一条件で嵌合し、シャドウマスク5の位
置決め精度が著しく向上する。またパネルピン受け板3
0はU字形溝のピン受け部30bでパネルピン2を受け
るのでパネルピン2が片当りした場合でも、接触面が長
いためにピン受け部30bの偏磨耗量が少なく、安定性
が著しく向上する。またマスクセンターリングピン31
の先端部31aの頂部は、従来尖っていたが、本実施例
に示すようにRを1.0乃至2.0mmの球状とするこ
とで、スプリング孔3aの位置が若干ずれた場合、スプ
リング孔3a以外の所を突いてそのまま押し込んでしま
う欠点がなくなる。即ち、先端部31aはスプリング3
の表面を移動し、スプリング孔3aへ滑り込んでいくた
め、シャドウマスク5を装置内にセットする場合の位置
精度に裕度が生まれる。
1を基準としてパネルピン受け板30の位置決めを行う
直接調整方法であり、またマスクセンターリングピン3
1の第2段部31cにパネルピン受け板30のピン受け
部30bを嵌合させる構造で、かつ第2段部31cの直
径とピン受け部30bの幅は一致し、第2段部31cの
少なくとも半分がピン受け部30bに収まるので、マス
クセンターリングピン31とパネルピン受け板30との
同軸度は高精度に位置決めされる。またパネルピン受け
板30のピン受け部30bにマスクセンターリングピン
31の第2段部31cを嵌合させればよいので、その調
整作業も非常に容易に行える。またマスクセンターリン
グピン31の第1段部31bの直径寸法はパネルピン2
のZーZ部寸法φAに合致させてなるので、マスクセン
ターリングピン31はスプリング孔3aに対してパネル
ピン2と全く同一条件で嵌合し、シャドウマスク5の位
置決め精度が著しく向上する。またパネルピン受け板3
0はU字形溝のピン受け部30bでパネルピン2を受け
るのでパネルピン2が片当りした場合でも、接触面が長
いためにピン受け部30bの偏磨耗量が少なく、安定性
が著しく向上する。またマスクセンターリングピン31
の先端部31aの頂部は、従来尖っていたが、本実施例
に示すようにRを1.0乃至2.0mmの球状とするこ
とで、スプリング孔3aの位置が若干ずれた場合、スプ
リング孔3a以外の所を突いてそのまま押し込んでしま
う欠点がなくなる。即ち、先端部31aはスプリング3
の表面を移動し、スプリング孔3aへ滑り込んでいくた
め、シャドウマスク5を装置内にセットする場合の位置
精度に裕度が生まれる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、マスクセンターリング
ピンを基準としてパネルピン受け板の位置決めを行うこ
とができると共に、マスクセンターリングピンの第2段
部にパネルピン受け板のピン受け部を嵌合させるので、
シャドウマスク自動脱着装置の生命であるパネルピン受
け板の精度が著しく向上する。またマスクセンターリン
グピンはパネルピンと同一条件でスプリング孔と嵌合す
るため、シャドウマスク自体の位置決め精度が向上す
る。更にパネルピン受け板のピン受け部の形状はパネル
ピンの片当りによる偏磨耗の影響を殆ど受けないので、
位置出し精度の維持及び安定性が向上する。これらのこ
とにより、シャドウマスク自動脱着装置のマスク脱着ミ
スが従来に比べて著しく減少する。
ピンを基準としてパネルピン受け板の位置決めを行うこ
とができると共に、マスクセンターリングピンの第2段
部にパネルピン受け板のピン受け部を嵌合させるので、
シャドウマスク自動脱着装置の生命であるパネルピン受
け板の精度が著しく向上する。またマスクセンターリン
グピンはパネルピンと同一条件でスプリング孔と嵌合す
るため、シャドウマスク自体の位置決め精度が向上す
る。更にパネルピン受け板のピン受け部の形状はパネル
ピンの片当りによる偏磨耗の影響を殆ど受けないので、
位置出し精度の維持及び安定性が向上する。これらのこ
とにより、シャドウマスク自動脱着装置のマスク脱着ミ
スが従来に比べて著しく減少する。
【図1】本発明の一実施例を示す要部斜視図である。
【図2】図1のパネルピン受け板の寸法を示す正面図で
ある。
ある。
【図3】図1のマスクセンターリングピンの寸法を示す
側面図である。
側面図である。
【図4】パネルのパネルピンの寸法を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本発明になるマスクセンターリングピンの位置
出し調整方法を示す一部断面側面図である。
出し調整方法を示す一部断面側面図である。
【図6】本発明になるパネルピン受け板の位置出し調整
方法を示し、(a)は一部断面側面図、(b)は正面図
である。
方法を示し、(a)は一部断面側面図、(b)は正面図
である。
【図7】パネルピンとパネルピン受け板との関係を示
し、(a)は断面図、(b)はパネル内面より見た図で
ある。
し、(a)は断面図、(b)はパネル内面より見た図で
ある。
【図8】シャドウマスクが装着されたパネルの要部断面
図である。
図である。
【図9】従来例を示し、(a)はパネルピン受け板の正
面図、(b)はマスクセンターリングピンの側面図であ
る。
面図、(b)はマスクセンターリングピンの側面図であ
る。
【図10】従来例のパネルピン受け板及びマスクセンタ
ーリングピンの調整に用いる位置出し調整治具の斜視図
である。
ーリングピンの調整に用いる位置出し調整治具の斜視図
である。
【図11】従来例のパネルピン受け板の位置出し調整方
法を示し、(a)は一部断面側面図、(b)は正面図で
ある。
法を示し、(a)は一部断面側面図、(b)は正面図で
ある。
【図12】従来例のマスクセンターリングピンの位置出
し調整方法を示す一部断面側面図である。
し調整方法を示す一部断面側面図である。
1 パネル 2 パネルピン 3 スプリング 3a スプリング孔 5 シャドウマスク 30 パネルピン受け板 30b ピン受け部 31 マスクセンターリングピン 31a 先端部 31b 第1段部 31c 第2段部
Claims (1)
- 【請求項1】 パネルピンを支持して該パネルピンの芯
出しを行うパネルピン受け板と、スプリングのスプリン
グ孔に嵌合して該スプリングの芯出しを行うマスクセン
ターリングピンとを備え、パネルとシャドウマスクを脱
着するシャドウマスク自動脱着装置において、前記パネ
ルピン受け板は、パネルピンを受けるピン受け部をU字
形溝とし、且つこのU字形溝幅をパネルピンの該当箇所
に合致した寸法とし、マスクセンターリングピンは、2
段階の段付形状で、小さい方の第1段部をスプリング孔
が嵌合するパネルピンの位置における直径寸法に合致さ
せ、大きい方の第2段部を前記パネルピン受け板のピン
受け部のU字形溝幅寸法に合致させ、かつ前記第1段部
の先端部を円錐形状となし、前記マスクセンターリング
ピンによって前記パネルピン受け板の位置出しを行うこ
とを特徴とするシャドウマスク自動脱着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21338491A JPH0554796A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | シヤドウマスク自動脱着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21338491A JPH0554796A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | シヤドウマスク自動脱着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0554796A true JPH0554796A (ja) | 1993-03-05 |
Family
ID=16638311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21338491A Pending JPH0554796A (ja) | 1991-08-26 | 1991-08-26 | シヤドウマスク自動脱着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0554796A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9287015B2 (en) | 2010-02-01 | 2016-03-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Method and device for producing two different radioactive isotopes |
-
1991
- 1991-08-26 JP JP21338491A patent/JPH0554796A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9287015B2 (en) | 2010-02-01 | 2016-03-15 | Siemens Aktiengesellschaft | Method and device for producing two different radioactive isotopes |
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