JPH0553835U - 工作機械のパレット交換装置 - Google Patents

工作機械のパレット交換装置

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JPH0553835U JP10746191U JP10746191U JPH0553835U JP H0553835 U JPH0553835 U JP H0553835U JP 10746191 U JP10746191 U JP 10746191U JP 10746191 U JP10746191 U JP 10746191U JP H0553835 U JPH0553835 U JP H0553835U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立型MC等の工作機械において、主軸への接
近性を良くするためのAPCの移動を自動的に、かつ特
別な駆動装置を用いることなく行えるようにする。 【構成】 ロータリ型APCの場合、パレット台3をガ
イド11とスライド体12等によりベッドの長手方向に
移動可能とし、アーム4の両端係合部をサドル83・パ
レット台3上のパレットPに係合させることにより、サ
ドル83とパレット台3を一体的に連結し、サドル83
の移動を利用してパレット台3を工作機械中央部から側
方へ退避可能とする。操作盤91からの移動指令により
パレット台3を容易かつ迅速に自動移動できると共に、
サドル83の移動により特別な駆動装置を用いることな
くパレット台3を移動できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、マシニングセンタ等工作機械に使用されるパレット交換装置に関す る。更に詳しくは、機械本体に沿って移動することが可能なパレット交換装置に 関する。
【0002】
【従来の技術】
パレット交換装置は、マシニングセンタ等工作機械の前面または側面に設けら れ、工作機械の本体内加工領域において一方のパレット上のワーク(被加工物) を加工中に、他方のパレット上に次のワークを段取りしておき、加工終了後、加 工済ワークのパレットと未加工ワークのパレットとを交換することにより、機械 本体の生産効率の向上を図る公知の装置である。 このパレット交換装置を機械本体の前面に設けた場合、作業者の機械本体への 接近性が悪くなる。そのため、切削状態や工具刃先の状態の目視による確認や、 機械異常時のメンテナンスなどの作業性を著しく低下させる。そのため、本出願 人は実開平1−149329号において、機械本体に沿って移動可能なパレット 交換装置に関する技術を開示している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、実開平1−149329号の技術は、パレット交換装置を作業 者が移動させるものであるため、パレットサイズが小型の場合にはよいが、パレ ットサイズが大型になると移動させることが容易でないという問題点を生じた。 そのため、操作盤よりのスイッチの指令で自動的にパレット交換装置を移動させ ることが可能な装置が望まれていた。 本考案は、前述のような問題点を解決するために創案されたものであり、その 目的は、操作盤よりの指令で自動的に移動し、機械本体への接近性をよくした自 動パレット交換装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、工作機械に設けられた第1の駆動体によって移動可能なサドルまた はテーブルとの間で、被加工物を搭載するパレットを搬出入し、未加工の被加工 物用パレットと加工済の被加工物用パレットとを交換する工作機械のパレット交 換装置であって、 前記工作機械の前面または工作機械基部の前面に、前記サドルまたはテーブル の移動方向と同一な方向に設けられるガイドと、 このガイドに案内されて前記工作機械とパレット交換を行う交換位置とこの交 換位置より所定量離隔した退避位置との間を移動自在に設けられると共に、前記 搬出されたパレットを載置する交換装置基体と、 この交換装置基体または前記工作機械基部に係脱自在に設けられ、係合したと き前記サドルまたはテーブルにこの交換装置基体を連結し、サドルまたはテーブ ルの移動による駆動力を伝達する駆動伝達手段と、 前記交換装置基体に進退自在に設けられ、前記工作機械基部に前記交換位置お よび前記退避位置に対応して形成された位置決め穴に挿入され、交換装置基体を 工作機械基部に位置決めする位置決め部材と、 前記交換装置基体に設けられ、前記位置決め部材を進退方向に駆動する第2の 駆動体と、 前記交換装置基体を前記交換位置と前記退避位置との間で移動させる移動指令 を入力する入力手段と、 この入力手段よりの移動指令を受けて前記駆動伝達手段、各駆動体を制御する 制御装置とを有し、 移動指令の入力により、前記位置決め手段を工作機械基部より離脱させ、前記 駆動伝達手段によって前記交換装置基体と前記サドルまたはテーブルとを係合し 、サドルまたはテーブルの移動による駆動力を伝達することによって前記交換装 置基体を工作機械前面の交換位置と退避位置の間を自動移動可能としたものであ る。
【0005】
【作用】 パレット交換装置を機械本体前部のパレット交換位置より退避させるときには 、駆動伝達手段を係合状態に作動させ、サドルまたはテーブルの移動による駆動 力を伝達可能とする。次に、位置決め部材を交換装置基体側に引き込み、交換装 置基体を移動可能とする。サドルまたはテーブルを所定の位置まで移動させるこ とにより、交換装置基体を退避位置に移動させる。位置決め部材を機械本体側位 置決め穴に挿入し、交換装置基体を移動不能とする。そして、駆動伝達手段を離 脱状態に作動させる。機械本体の前部が空き、作業が容易となる。 退避位置よりパレット交換位置に戻すときには、前記順序の逆を行う。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示する実施例に基づいて詳細に説明する。 図1、図2は、立型マシニングセンタ(以下、MCと記載)80にロータリ型 のAPC1を取り付けた例を示す概略平面図、横断面図である。 図1、図2に示すように、立型MC80は、サドル83がX軸方向(図1にお いて左右方向)に移動し、主軸81を軸支する主軸ヘッド84をZ軸方向(図2 において上下方向)に移動自在に支持する図示しないコラムがY軸方向(図1に おいて上下方向)に移動するタイプである。サドル83は、機械本体のX軸方向 に延在するベッド82上にガイド85を介して案内支持され、図示しないサーボ モータによりボールスクリュー86を介して駆動されて移動する。
【0007】 サドル83には、パレットPを着脱自在に固定するクランプ手段87が設けら れている。このクランプ手段87は、パレットPの裏面の取付部Paに挿入され るクランプ部材88と、このクランプ部材88を上下動させるクランプシリンダ 89と、クランプ部材88をクランプシリンダ89の上下動によって所定角度回 転させるカム機構(図示省略)からなる公知な装置である。取付部Paの周囲に は凹凸部が複数形成され、クランプ部材88の周囲にも取付部Paに対応した凹 凸部が形成されている。前記取付部Paの凹部とクランプ部材88の凸部を一致 させることにより、クランプ部材88が取付部Paに挿入され、クランプ部材8 8を所定角度だけ回転させつつ下降させることにより、取付部Paの凸部とクラ ンプ部材88の凸部とが係合し、パレットPがサドル83に固定される。 ベッド82の側部上方には、この工作機械を制御するNC装置およびシーケン サとからなる制御装置98が、前部上方には、ロータリ型APC1を移動させる 移動指令用スイッチ91aなど各種操作スイッチが取り付けられた操作盤91が 設けられている。
【0008】 ロータリ型APC1は、サドル83の前面に取り付けられる基体2と、パレッ トPが載置されるパレット台3と、サドル83とパレット台3の間において基体 2に回転自在に設けられるアーム4を備えている。アーム4は、その中央部が両 側ロッド式のシリンダ5の一方のピストンロッド6Aの上端に取り付けられ、ピ ストン6の上下動により昇降可能とされている。さらに、ピストン6は回転自在 に支持されており、他方のピストンロッド6Bの下端に取り付けられたギヤ7に 後述する回転駆動機構を接続することにより、アーム4が回転できるようになっ ている。 このようなアーム4の両端部には、上方に突出する係合部4Aが形成されてい る。この係合部4Aは、平面形状長方形でX軸方向に間隔をおいて一対で配設さ れており(図1参照)、パレットPの端部に設けた係合部材8に係合部4Aが挿 入される係合凹部8Aが形成されている。
【0009】 ピストン6を下端位置から中間位置へ上昇させると、アーム4の係合部4Aが 係合凹部8Aに係合し、上端位置までさらに上昇させると、パレットPがサドル 83、パレット台3から離脱する。この状態でアーム4を180°回転させると 、パレットPが旋回してパレット交換がなされる。上端位置、中間位置、下端位 置は、バネにより上方に付勢された作動ロッド9と、3つのリミットスイッチ1 0により検出する。なお、両側ロッド式シリンダ5には、パレットPのクランプ 手段87のクランプ力より小さい荷重を発生させるための弱圧の圧力流体が供給 され、ピストン6およびアーム4のみを下降位置より中間位置まで上昇させる弱 圧供給用回路(図示せず)と、パレットP、ワーク(図示せず)などを、クラン プ手段87の係合を離脱させた状態で持ち上げる荷重を発生させる強圧の圧力流 体が供給され、ピストン6からパレットP上のワークまでの部材を下端位置から 上端位置まで上昇させる強圧供給用回路(図示せず)とが接続されている。
【0010】 以上のような構成において、本考案ではロータリ型APC1をガイド11とス ライド体12によりX軸方向に移動自在とし、サドル83の移動によりアーム4 を介して機械本体中央部から側方へ退避可能とする。ガイド11は、ベッド82 の前部に上下に間隔をおいて一対で配設され、また図1に示すように、機械本体 の中央部から操作盤91と反対側の端部まで延在させる。スライド本体12は、 基体2の下部に一体的に取り付け、ガイド11が挿入される。また、スライド体 12には、APC位置決めピン13が進退動作自在に設けられると共に、先端を ベッド82に穿設した位置決め孔14に挿入可能とする。この位置決め孔14は 、中央部と側部の2箇所に設け、APC1を中央のパレット交換位置と側部の退 避位置に位置決め固定できるようにする。この位置決めピン13は、位置決めピ ン用シリンダ20で自動的に着脱できる。
【0011】 アーム4等の構造は、従来のロータリ型APCと同じであり、アーム4を中間 位置に上昇させ係合部4Aと係合凹部8Aを係合させることにより、サドル83 上のパレットPとパレット台3上のパレットPとを一体化させることができる。 また、APC動作を行うための回転駆動機構は、従来と同様に基体2に設けた ラックとシリンダ等でもよいが、サドル83の移動によりアーム4を回転させる 機構とし、APCの軽量化や装置の簡略化を図ってもよい。この場合、サドル8 3の基体2側にブラケット15を介してラック16を設け、このラック16に噛 合するピニオン17を基体2に回転自在に、かつ上端位置に上昇したギヤ7に噛 合可能に取り付ける。
【0012】 このようにロータリ型APC1を構成することにより、サドル83のクランプ 部材88およびパレット台3の図示しないクランプ部材より離脱したパレットP を両側ロッド式シリンダ5によって上端位置まで上昇させた後、サドル83の移 動を利用してアーム4を回転させ、APC動作を行う。 <APC退避動作>(図1、図2参照) 次に、ロータリ型APC1を退避させる動作について説明する。操作盤91の 移動指令用スイッチ91aよりの入力を受けて制御装置98がロータリAPC1 に退避動作のための下記の制御を行う。 サドル83を中央部(図1の一点鎖線表示)位置へ移動させる。ここで、アー ム4は下端位置まで下降しており、サドル83上のパレットPはクランプ手段8 7によってクランプされている。 両側ロッド式シリンダ5に弱圧の圧力流体を供給しアーム4を中間位置まで上 昇させ、係合部4AをそれぞれのパレットPの係合凹部8Aに係合させる。 位置決めピン用シリンダ20によってAPC位置決めピン13をサドル83の 中央部の位置決め孔14から抜く。 サドル83を退避位置へ移動させる。アーム4は中間位置で回転自在であるが 、係合部4Aと係合凹部8Aの係合により回転が拘束され、クランプ手段87、 パレットP、アーム4を介してサドル83とAPC1が一体化し、APC1がサ ドル83と共に退避位置(図1実線表示)へ移動する。 APC位置決めピン13を側部の位置決め孔14へ位置決め用シリンダ20に よって挿入し、APC1をベッド82に固定する。 アーム4を下降させて、サドル83とAPC1の連結を解除すれば、退避が終 了する。立型MC80の前面中央部が空き、主軸81、工具T等に接近してテー プチェック、メンテナンス等を行うことができる。 なお、復帰させる場合も、操作盤91よりの指令で退避位置から中央部位置ま で移動させればよい。
【0013】 次に、図3、図4において、立型MC80にパラレルシャトル型APC51を 取り付けた実施例を説明する。図3は概略平面図、図4は図3のIV-IV 断面図で ある。 図3、図4に示すように、立型MC80の前面にパラレルシャトル型APC5 1は、通常、ベッド82の前面中央部に基体であるパレット台52を2台近接し て設置される。設置された一方のパレット台52aに対向するようにサドル83 をX軸移動させ、サドル83上でクランプ手段87をアンクランプにしたパレッ トPを一方のパレット台52a上に移載シリンダ56aによって移載する。次に 、空になったサドル83を他方のパレット台52bにX軸移動で対向させ、他方 のパレット台52b上のパレットPを移載シリンダ56bによって移載し、移載 後クランプ手段87によってクランプするように構成されている。 クランプ手段87は、パレットPの裏面のY軸方向に連続するT字状溝Pbに 係合するT字状のクランプ部材93と、このクランプ部材93を上下動させるク ランプシリンダ89からなる。クランプ部材93は、側面に案内ローラ94を複 数有し、このクランプ部材93が上昇することにより、T字状溝Pbの上面およ び側面に案内ローラ94が当接し、パレットPをY軸方向にスライド自在に支持 する。また、クランプ部材93を下降させることにより、パレットPを押圧部P cとサドル83との間で押圧してサドル83に係合固定できる公知のクランプ機 構となっている。
【0014】 パレット台52には、Y軸方向に沿うガイドレール53が一対で配設され、こ のガイドレール53にT字状溝Pbの下面に当接する案内ローラ54が複数配設 されている。また、パレットPの移載には、例えば図3に示すように、パレット Pの側面に設けた係合部材55にピストンロッド先端が係合する移載シリンダ5 6が使用される。 また、ロータリ型APC1と同様に、パレット台52に位置決め部材68が位 置決めピン用シリンダ69によって進退自在に設けられ、パレット台52をベッ ド82にパレット交換位置および退避位置に対応して形成された位置決め穴に挿 入されて位置決めを行っている。 そして、ベッド82の側部上方には、この工作機械を制御するNC装置および シーケンサとからなる制御装置98が、前部上方には、ロータリ型APC1を移 動させる移動指令用スイッチ91aなど各種操作スイッチが取り付けられた操作 盤91が設けられている。
【0015】 以上のような構成において、本考案では一対のパレット台52を走行レール6 0と車輪61によりX軸方向に移動自在とし、かつサドル83の移動をラック9 3a・ラック62と歯車伝達機構63を介してパレット台51に伝達し、一対の パレット台51を個別に機械本体中央部から側部へ退避可能とする。 歯車伝達機構63は、上部ギヤ64と下部ギヤ65を回転自在に支持された軸 66で連結して構成し、ベッド82の前部に一対のパレット台52に対応して配 設する。ラック93aは、クランプ部材93の前面に取り付け、クランプ部材9 3を上昇させた状態で上部ギヤ64に噛合可能とする。ラック93aは、それぞ れのパレット台52のベッド82側の面に取り付け、下部ギヤ65に噛合してい る。 また、歯車伝達機構63は、パレット交換するときのサドル83位置に一致す るように定置し、ラック93aはパレット交換時に上部ギヤ64に噛合し、ラッ ク62は下部ギヤ65に常に噛合している。
【0016】 以上のようなパラレルシャトル型APCにおいて、次のようにAPC退避動作 を行う(APC動作は公知の装置と同じため説明を省略する)。 <APC退避動作>(図3、図4参照) 操作盤91の移動指令用スイッチ91aよりの入力を受けて制御装置98がパラ レルシャトル型APC51に退避動作のための下記の制御を行う。 サドル83を中央位置から退避動作をさせる一方のパレット台52aに対向す る位置までX軸移動させる。 クランプ部材93を上昇させ、ラック93aと上部ギヤ64を噛合させ、サド ル83を中央位置に向けて所定量X軸移動させる。ラック93aにより上部ギヤ 64が回転し、同軸で回転する下部ギヤ65によりラック62がラック93aと 逆方向に移動する。すなわち、サドル83の移動によりパレット台52aが中央 部から側部へ退避移動する。 同様の操作により、他方のパレット台52bを中央部から側部へ退避移動させ る。 また、復帰させる場合は、サドル83を退避動作と逆に移動させればよい。
【0017】 以上は基体をベッドに沿って直線移動退避させる例を示したが、平行リンク機 構により揺動退避させてもよい。この場合、基体とベッドを互いに平行な一対の 水平部材で連結すると共に、水平部材の端部をそれぞれに垂直ピンを介して取り 付け、平面視で平行リンクが形成されるようにし、基体がベッドと平行に移動す るようにする。そして、ベッド側支持軸の一方をサドルの移動で回転可能とすれ ばよい。この平行リンク式は、ロータリ型、パラレルシャトル型の両方に適用で きる。 なお、以上はコラムがY軸移動する例について示したが、テーブルがY軸移動 する型式にも本考案を適用できることはいうまでもない。 また、立型マシニングセンタについて説明したが、これに限らずAPCが機械前 面に設置され、主軸への接近性を確保したいその他のAPC付工作機械にも本考 案を適用できることはいうまでもない。また、各APCの移動指令を入力する入 力手段をスイッチで説明しているが、MDIによる入力であってもよい。
【0018】
【考案の効果】
前述の通り、本考案のパレット交換装置は、機械本体の前面中央部に配置され る基体をベッドの側部に自動移動可能とし、この基体をロータリ型APCのアー ムなどでサドル(テーブル)とパレット台とを一体的に連結し、サドルの移動を 利用することにより、工作機械中央部から側部へ退避できるようにしている。そ のため、通常時には、工作機械前面にAPCを配置して比較的小さなスペースで 迅速かつ作業性良くパレット交換を行うことができ、しかもテープチェックなど 機械本体に接近して作業を行う場合には、工作機械前面を空けることにより主軸 への接近性を確保することができる。また、これらの基体移動を操作盤よりの指 令で自動的に行えると共に、サドルまたはテーブルの移動を利用して行えるため 、大型のパレット交換装置でも、退避移動・復帰移動を容易かつ迅速に行えると 共に、特別な駆動装置を必要とせず装置の簡略化等を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案をロータリ型APC付マシニングセンタ
に適用した例を示す概略平面図である。
【図2】図1のII-II 線断面図である。
【図3】本考案をパラレルシャトル型APC付マシニン
グセンタに適用した例を示す概略平面図である。
【図4】図3のIV-IV 線断面図である。
【符号の説明】
P パレット 1 ロータリ型APC 51 パラレルシャ
トル型APC 2 基体 52 パレット台 3 パレット台 56 移載シリンダ 4 アーム 60 走行レール 4A 係合部 61 車輪 5 シリンダ 62 ラック 11 ガイド 63 歯車伝達機構 13 APC位置決めピン 64 上部ギヤ 16 ラック 65 下部ギヤ 17 ピニオン 68 位置決め部材 80 立型マシニングセンタ 91 操作盤 81 主軸 91a スイッチ 82 ベッド 98 制御盤 83 サドル 87 クランプ手段

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工作機械に設けられた第1の駆動体によ
    って移動可能なサドルまたはテーブルとの間で、被加工
    物を搭載するパレットを搬出入し、未加工の被加工物用
    パレットと加工済の被加工物用パレットとを交換する工
    作機械のパレット交換装置であって、 前記工作機械の前面または工作機械基部の前面に、前記
    サドルまたはテーブルの移動方向と同一な方向に設けら
    れるガイドと、 このガイドに案内されて前記工作機械とパレット交換を
    行う交換位置とこの交換位置より所定量離隔した退避位
    置との間を移動自在に設けられると共に、前記搬出され
    たパレットを載置する交換装置基体と、 この交換装置基体または前記工作機械基部に係脱自在に
    設けられ、係合したとき前記サドルまたはテーブルにこ
    の交換装置基体を連結し、サドルまたはテーブルの移動
    による駆動力を伝達する駆動伝達手段と、 前記交換装置基体に進退自在に設けられ、前記工作機械
    基部に前記交換位置および前記退避位置に対応して形成
    された位置決め穴に挿入され、交換装置基体を工作機械
    基部に位置決めする位置決め部材と、 前記交換装置基体に設けられ、前記位置決め部材を進退
    方向に駆動する第2の駆動体と、 前記交換装置基体を前記交換位置と前記退避位置との間
    で移動させる移動指令を入力する入力手段と、 この入力手段よりの移動指令を受けて前記駆動伝達手
    段、各駆動体を制御する制御装置とを有し、 移動指令の入力により、前記位置決め手段を工作機械基
    部より離脱させ、前記駆動伝達手段によって前記交換装
    置基体と前記サドルまたはテーブルとを係合し、サドル
    またはテーブルの移動による駆動力を伝達することによ
    って前記交換装置基体を工作機械前面の交換位置と退避
    位置の間を自動移動可能としたことを特徴とする工作機
    械のパレット交換装置。
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WO2014024319A1 (ja) 2012-08-10 2014-02-13 ヤマザキマザック 株式会社 立型マシニングセンタ

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