JPH0553619U - 尿 器 - Google Patents

尿 器

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JPH0553619U
JPH0553619U JP11181591U JP11181591U JPH0553619U JP H0553619 U JPH0553619 U JP H0553619U JP 11181591 U JP11181591 U JP 11181591U JP 11181591 U JP11181591 U JP 11181591U JP H0553619 U JPH0553619 U JP H0553619U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患者が自分自身で排尿を行うのに適した構造
の尿器を提供する。 【構成】 実質的に楕球状を有する容器の一方の端部か
ら、外側上方に向かって、筒状の採尿管部1が延びた構
造を有する尿器本体Aにあって、採尿管部1上部側の外
壁面に、実質的にコの字状の握持部材2の両端部が、そ
の他端に位置する]型の握持部3が上記採尿管部1の受
尿口5の上方前方に突出するように、取り付けられ、握
持部材2の中心線が採尿管部1を垂直に二分割する面上
に位置し、かつ、握持部材2の両端部は実質的に平行に
形成されているが、握持部3へ至るまでの間で幅広く形
成され、握持部3では、握持可能な幅に形成されてい
る。 【効果】 握持部材を片手で握ることにより患者自身で
尿器の位置を体に合わせることができ、寝た状態であっ
ても尿器が水平であるか否かがわかる。又、この握持部
材は、尿器を尿器収納箱から出し入れするのにも便利で
ある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、患者が一人で排尿を行うのに適した構造を有する尿器に関するもの である。
【0002】
【従来の技術】
従来より、寝たきりの患者が排尿をする際には、尿器(溲瓶)が使用されてき ており、最も一般的な尿器は、底面が平らである楕球状の容器本体の一端から、 円筒形状の採尿管部が外側上方に向かって延び、かつ尿器の上部には、持ち運び し易いように持ち運び用の把手が設けられているものである。 しかしながら、このような構造の尿器の場合、患者自身が尿器を持って排尿を 行う際、尿器の上部に設けられた把手を握るのに、手を一杯に伸ばさなければな らず、背中を曲げなくては把手を握ることができなかった。このため、特に、背 筋を曲げることができない患者の場合には、仰向けに寝て安静にしている状態で 排尿を行うことが困難であり、手を離してしまうと尿器が固定されないのでうま く尿を受けることができない。又、このような尿器では、採尿管部の先端部(受 尿口)近傍を握っても、尿器が水平に保持されているのか、傾いているのかがわ かりにくく、患者に不安感を与え、尿が10〜20分間もでないという問題点も あった。 このように、従来から使用されてきている尿器は、患者が寝たままの状態で一 人で排尿を行うのに適したものではなかった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、上記の欠点を改良し、寝たきりの患者が一人で排尿をするのに適し た構造を有する尿器を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の尿器は、実質的に楕球状を有する容器の一方の端部から、外側上方に 向かって、筒状の採尿管部が延びた構造を有する尿器本体にあって、 上記採尿管部の上部側の外壁面には、実質的にコの字状を有する握持部材の両 端部が、その他端に位置する ]型の握持部が上記採尿管部の受尿口の上方前方に 突出するように、取り付けられているものであり、上記握持部材の中心線が、上 記採尿管部を垂直に二分割する面上に位置しており、かつ、上記握持部材の両端 部は実質的に平行に形成されているが、上記握持部へ至るまでの間で、幅広く形 成され、上記握持部では、握持可能な幅に形成されていることを特徴とする。
【0005】 まず、本考案の尿器の一例を図面に示し、本考案を詳細に説明する。 図1は、男性用の、本考案の尿器の好ましい一例を示す正面図であり、図2は 、図1に示される尿器を上方から見た時の図である。尚、図1及び図2には、受 尿口5を密閉するための蓋材Bが併せて示されている。 一方、図3及び図4には、女性用の、本考案の尿器の好ましい一例が示されて おり、図3は、女性用の尿器の好ましい一例における正面図であり、図4は、図 3に示される尿器を上方から見た時の図である。尚、図3及び図4には、受尿口 5を密閉するための蓋材Bが併せて示されている。
【0006】 図1〜図4に示されるように、本考案の尿器における容器本体Aは、外側上方 に向かって延びた筒状の採尿管部1と、実質的に楕球状を有する容器とが、上記 容器の一方の端部の位置で一体化したものであって、図1及び図2の尿器では、 この採尿管部1が実質的に円筒形状となっているが、図3及び図4の尿器では、 開口端部の受尿口5側が広がった形状となっている。
【0007】 そして、この採尿管部1の上部側の外壁面には、棒状体を、図2あるいは図4 に例示されるような実質的にコの字状の形状に折り曲げて成形した握持部材2の 両端部が、その他端に位置する ]型の握持部3が採尿管部1の受尿口5の上方前 方に突出するように、取り付けられている。この際、握持部材2の中心線は、採 尿管部1を垂直に左右対称に二分割する面上に位置しており、握持部材2の両端 部は実質的に平行に形成されている。更に、この握持部材2は、両端部の取り付 け位置から握持部3へ至るまでの間で、幅広く形成され、握持部3の位置におい ては、握持可能な幅に形成されている。本考案における握持部3は、片手で握り 易い幅を有していれば形状等が限定されるものではないが、一般的な握持部3の 幅としては80〜90mm程度である。 尚、図1〜図4に示される尿器にあっては、握持部材2と容器本体Aとが細長 い帯状の部材を介して接着一体化されているが、この握持部材2と容器本体Aを 取り外し可能な構造としても良く、この場合には採尿時に組み立てて使用し、採 尿後に分解して収納できるので収納スペースを小さくすることができる。
【0008】 このように、本考案の尿器では、図面に示されるように、握持部材2の握持部 3における幅が、握持部材2の取り付け位置における幅よりも広くなっており、 握持部3が握り易く採尿が行い易い。又、握持部3が、採尿管部1の受尿口5の 上方前方に突出する位置にあるために、患者自身が採尿時に握持部3を片手で握 った際、握持部3が下腹部の近傍に位置することとなり、手を一杯に延ばす必要 がなく、安静にした状態での採尿が可能である。 更に、図1や図3に示される握持部材2の部分を見た際にわかるように、本考 案では、取り付け位置の部分から握持部3へ至るまでの間に、取り付け位置の角 度よりも上方へ傾いた部分を形成することで、握持部材2が体と接触するのを避 けることができ、受尿口が完全に体と密着されるので尿が外部にこぼれにくい構 造の尿器となる。
【0009】 本考案では、このような握持部材2が設けられることによって、患者が採尿を 行う際、握持部材2の握持部3を片手で握ることにより簡単に尿器を股の間に入 れて体に密着させることができ、受尿口がぴったりと密着しているか否かを感じ ながら安心して採尿が行える。又、患者が寝た状態であっても尿器が水平である か否かを知ることができ、患者は、もう一方の手で自分の下腹部を軽くたたいた り、なでたりすることで、排尿を促すことができ、排尿排便が容易に行える。
【0010】 更に、この握持部材2は、図1に示されるように斜め上方に延びているので、 採尿時において上布団を持ち上げる作用をし、患者の下腹部を圧迫することがな く、患者に安心感を与える効果もあり、採尿後においては握持部3を持つことに よって、尿器を簡単に尿器収納箱の中に収納することができ、便利である。 尚、本考案における握持部材2は、患者の体位に応じて適宜手で自由に折り曲 げることができ、最も適した角度を保持し得る素材からなるものであれば特に限 定されないが、好ましいものとしては、ポリエチレンチューブの中に鉄線の入っ たものが挙げられる。
【0011】 一方、本考案の尿器にあっては、採尿された尿を貯蔵する部分の容器の形状が 特に限定されるものではないが、図1〜図4に示されるような底面が平らで、全 体が丸みのある楕球状になったものが一般的である。又、容器本体Aの上部には 、尿器を持ち運びするのが便利なように持ち運び用の把手4を設けるのが好まし く、この把手4は容器本体Aと一体化成形されたものであっても良い。 尚、このような容器本体Aは、ベッドの脇に置かれた尿器収納箱に入れ易い大 きさとすることが好ましく、一般的な大きさとしては、長さ約31cm×幅約1 1cm程度で、高さは男性用の場合(図1参照)約15cm、女性用の場合(図 3参照)約19cm程度であって、容器本体Aの容量は約1リットル程度である ことが好ましい。
【0012】 本考案の尿器においては、容器本体Aの採尿管部1の端部に位置する受尿口5 を、適度な屈曲性を有する素材からなる蓋材Bによって密閉可能な構造とするこ とが好ましく、この場合には、受尿口5が蓋材Bと密着可能な形状に形成されて いれば良いが、特に密閉性を高めるためには、受尿口5の外周部に、適度な変形 性を有するリング状のパッキング材6を設けることが好ましく、このようなパッ キング材6を設けた場合には、受尿口5を蓋材Bで密閉すると、採尿された尿が 漏れて外部に流出することもない。 更に、本考案の尿器における採尿管部1の下側壁面には、採尿管部1が延びる 方向に沿って図1及び図3に示されるような、下方に膨らんだ段差部7を設ける ことが好ましく、この段差部7によって、尿が尿器の外部に漏れるのを防止する ことができる。
【0013】 尚、図1に示される男性用の尿器にあっては、円筒状の採尿管部1の上側壁面 の長さが下側壁面の長さよりも少し長くなっており、このような形状であること によって、仰向きの体位で採尿を行う際、尿が勢い良く出ても尿器からこぼれる ことがなく、患者は安心して採尿を行うことができる。 一方、女性用の尿器における、容器本体Aの採尿管部1及び受尿口5の形状は 、図3に示されるような受尿口5側が広がった形状であることが好ましく、しか も受尿口5の下側壁面が、上方に向かって傾斜した形状とすることにより、尿が 外部に漏れるのを防止することができる。
【0014】 本考案の尿器では、容器本体A及び蓋材Bの材質が特に限定されるものではな いが、容器本体Aとしては、透明性又は半透明性のものであることが好ましく、 特に、軽くて割れないプラスチック製のもの、例えば、塩化ビニル樹脂製のもの 等が適している。尚、容器本体Aが、このような透明性又は半透明性を有する材 質からなる場合には、容器本体Aの両側面に図1及び図3に示されるような目盛 りを設けることが好ましく、採尿量を外部から簡単に測定することができるので 便利である。 一方、蓋材Bの材質としては、尿の臭いが外部に漏れるのを防止することがで き、尿器の受尿口5の外周部に設けられたパッキング材6と密閉可能なものであ れば良いが、特に好ましいものはポリエチレン製のものである。 以下に、本考案における実施例を挙げるが、本考案はこれに限定されるもので はない。
【0015】
【実施例】
長さ210mm、幅110mm、高さ80mmの実質的に楕球状を有する容器 (内容量約1リットル)の一方の端部から、内径56mm、長さ約100mmの 実質的に円筒形状の採尿管部が、外側上方に向かって延びた構造を有する、長さ 307mm、幅110mm、高さ146mmの、図1及び図2に示される尿器本 体を作製した。尚、この尿器本体の上部には、持ち運びに便利なように把手を設 け、採尿管部の端部の受尿口の外周部分には、リング状のポリエチレン製パッキ ング材を取り付けた。 そして、この採尿管部の上部側の外壁面には、図1及び図2に示される形状の 握持部材を、握持部が、採尿管部の受尿口の上方前方に突出するようにして取り 付け、、全長340mm、全幅110mm、全高200mmの本考案の尿器を得 た。尚、握持部材には、ポリエチレンチューブの中に鉄線の入ったものを使用し 、握持部の幅を80mmとし、取り付け部の幅を35mmとした。 一方、上記の尿器本体の受尿口に対応する蓋材として、図1及び図2に示され る形状のポリエチレン製のものを作製した。
【0016】
【考案の効果】
このようにして作製された本考案の尿器を用いた場合には、患者自身で採尿を 行う際、尿器本体に取り付けられた握持部材を片手で握ることによって簡単に尿 器の位置を体に合わせ、密着させることができ、背中を曲げなくても良いので背 筋に負担がかからない。 又、本考案の尿器の場合には、患者自身が寝た状態で尿を採取する際にも、握 持部材を握持することにより尿器が水平であるか否かを簡単に知ることができ、 しかも、この握持部材が、患者の上に載った毛布等を持ち上げるので、患者にと って安心感が得られる。しかも、本考案の尿器では、握持部材を持つことにより 、尿器を簡単に尿器収納箱から出し入れすることができ、非常に便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】男性用の、本考案の尿器の好ましい一例を示す
図である。
【図2】図1に示される尿器を上方から見た時の図であ
る。
【図3】女性用の、本考案の尿器の好ましい一例を示す
図である。
【図4】図3に示される尿器を上方から見た時の図であ
る。
【符号の説明】
A 容器本体 B 蓋材 1 採尿管部 2 握持部材 3 握持部 4 持ち運び用の把手 5 受尿口 6 パッキング材 7 段差部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実質的に楕球状を有する容器の一方の端
    部から、外側上方に向かって、筒状の採尿管部1が延び
    た構造を有する尿器本体Aにあって、上記採尿管部1の
    上部側の外壁面には、実質的にコの字状を有する握持部
    材2の両端部が、その他端に位置する ]型の握持部3が
    上記採尿管部1の受尿口5の上方前方に突出するよう
    に、取り付けられているものであり、上記握持部材2の
    中心線が、上記採尿管部1を垂直に二分割する面上に位
    置しており、かつ、上記握持部材2の両端部は実質的に
    平行に形成されているが、上記握持部3へ至るまでの間
    で、幅広く形成され、上記握持部3では、握持可能な幅
    に形成されていることを特徴とする尿器。
JP1991111815U 1991-12-20 1991-12-20 尿 器 Expired - Lifetime JPH0621461Y2 (ja)

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JPH0553619U true JPH0553619U (ja) 1993-07-20
JPH0621461Y2 JPH0621461Y2 (ja) 1994-06-08

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006314783A (ja) * 2005-04-13 2006-11-24 Masaaki Inoue 排尿補助器具
KR20190000795U (ko) * 2017-09-21 2019-03-29 남병성 남녀공용 소변받이

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328319U (ja) * 1976-08-18 1978-03-10
JPS6129729U (ja) * 1984-07-25 1986-02-22 株式会社 ほ−あ企画 患者用尿器

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