JPH0553039U

JPH0553039U - 芳香発生照明装置

Info

Publication number: JPH0553039U
Application number: JP11016391U
Authority: JP
Inventors: 英治柏倉
Original assignee: ナイルス部品株式会社
Priority date: 1991-12-13
Filing date: 1991-12-13
Publication date: 1993-07-13

Abstract

(57)【要約】【目的】ランプが発生する輻射熱によって熱芳香剤か
ら適度な香りを発生させる。【構成】ランプ１を収納したケース３の内壁３ｂに隣
接して熱芳香剤４を配置する。ケース３は、上部に香り
の放散穴３ａを有し、給電盤２に着脱自在に嵌合してい
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、ランプが発生する輻射熱によって熱芳香剤から香りを発生させるようにした芳香発生照明装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来のこの種技術として、特開平２―２７７４５７号公報は香り発生ランプを開示していた。この従来の香り発生ランプは、ランプを構成する外被ガラスの先端にくぼみを設け、このくぼみに芳香剤を配置し、フィラメントからの熱によって上記芳香剤を熱し、芳香剤から香りを発生させるようにしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、上記した従来技術の場合、次に列挙する欠点が有った。（ａ）外被ガラスの先端にくぼみを設けた特殊なランプが必要であり、汎用性に欠けていた。（ｂ）ランプのフィラメントから発生した熱が外被ガラスを介して芳香剤に直接伝達する為、芳香剤の温度が必要以上に上昇することが有り、その為、香りが発生し過ぎて、異臭が発生する場合があり、また、芳香剤の消耗が激しい。（ｃ）芳香剤の配置によってランプの照明範囲が制限され、特にランプの上方に照明光が及ばなくなる。その為、例えば床近辺の高さに設置した常夜灯に該ランプを使用する場合、芳香剤が影と成ってランプ本来の機能を損ねる原因と成った。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

この考案は、上記した従来技術の欠点を解消すべく、ランプを収納したケースの内壁に隣接して熱芳香剤を配置した芳香発生照明装置を提供する。

【０００５】

【実施例】図１〜図４は、この考案に係る芳香発生照明装置Ａの好適な実施例を示した図面である。同図に於いて、１はランプ、２は給電盤、３はケース及び４は熱芳香剤である。上記ランプ１は、点灯によって光と熱を発生するものであり、フィラメント１ａを有した白熱灯で構成している。また給電盤２はランプ１に電力を供給するものであり、ランプ１を差し込むソケット２ａと、周囲の照度を検出する光センサ２ｂと、該光センサ２ｂの出力信号を受けるとともに光センサ２ｂが所定以下の照度低下を検出すると閉成してランプ１を点灯する電気回路２ｃと、該電気回路２ｃを図４に示すごとく部屋内のコンセント５に接続するプラグ２ｄと、ランプ１を支持する基部２ｅとで構成している。

【０００６】またケース３は、上記給電盤２の基部２ｅに着脱自在に嵌合しかつランプ１を収納するものである。該ケース３は、例えば白色に着色した半透明のプラスチックで成型したものであり、図３に示すごとく上部に熱芳香剤４から発する香りを放出する放散穴３ａを有する。そして該ケース３の内壁３ｂと基部２ｅの突片２ｆとで熱芳香剤４を支持している。上記熱芳香剤４は、ランプ１から発する赤外線Ｌによる輻射熱を受けて発熱し、香りを発生させるものである。

【０００７】次に上記構成から成る実施例の作用を説明する。芳香発生照明装置Ａを使用する場合、先ず給電盤２の基部２ｅからケース３を取り外し、熱芳香剤４を装着し、再びケース３を基部２ｅに嵌合する。しかる後、プラグ２ｄを例えば部屋内のコンセント５に差し込んでおけば、夜間に室内の照明を消灯することによって室内が暗く成ったとき、光センサ２ｂがこの照度低下を検出し、電気回路２ｃが作動してランプ１を点灯する。

【０００８】ランプ１は点灯により可視光線とともに赤外線Ｌによる輻射熱を発生する。熱芳香剤４は、上記輻射熱を受けて発熱し、香りを発生する。この香りはケース３の放散穴３ａから部屋内に放出し、部屋に居る人に快感を与える。

【０００９】尚、上述した実施例では給電盤２に光センサ２ｂを採用し、室内の照度低下に伴ってランプ１を点灯し、熱芳香剤４から香りを自動的に発生させるようにしていたが、単なるスイッチの操作によってランプ１を点灯させるようにしてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

この考案に係る芳香発生照明装置は、ランプを収納したケースの内壁に隣接して熱芳香剤を配置したことに特徴があり、従来技術のごとき特殊なランプが必要でなく、汎用性がある。また、熱芳香剤は、ランプから発する輻射熱によって適度に発熱すべく配置しているので、香りが発生し過ぎるとか、芳香剤の消耗が激しいといった不具合がない。更に、熱芳香剤がランプ照明の影と成って照明装置の機能を損ねることが無いといった多くの効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の好適な実施例を示す縦断面図であ
る。

【図２】図１に示すものの側面図である。

【図３】図１に示すものの平面図である。

【図４】図１に示すものを部屋内のコンセントに差し込
んだ場合の斜視図である。

【符号の説明】

Ａ芳香発生照明装置１ランプ２給電盤３ケース２ｅ基部２ｆ突片３ａ放散穴３ｂ内壁４熱芳香剤

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ランプと、該ランプに電力を供給する給
電盤と、該給電盤に接続したランプを収納するケースと
を備えた照明装置に於いて、前記ケースの内壁に隣接し
て熱芳香剤を配置したことを特徴とする芳香発生照明装
置。