JPH055293A - ロールの温度制御装置 - Google Patents

ロールの温度制御装置

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JPH055293A
JPH055293A JP15018191A JP15018191A JPH055293A JP H055293 A JPH055293 A JP H055293A JP 15018191 A JP15018191 A JP 15018191A JP 15018191 A JP15018191 A JP 15018191A JP H055293 A JPH055293 A JP H055293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
induction heating
heater
cooler
heating coil
Prior art date
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Pending
Application number
JP15018191A
Other languages
English (en)
Inventor
Junji Hirako
順治 平子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP15018191A priority Critical patent/JPH055293A/ja
Publication of JPH055293A publication Critical patent/JPH055293A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えば、抄紙製造工程において用いられるカ
レンダースタックのロールなど、短時間にロールの温度
をコントロールできるロールの温度制御装置を得る。さ
らに、上記制御装置の小型化をはかる。 【構成】 ロール(図示せず)の表面と所定の間隔をお
いて、ロールの表面を加熱する加熱器である誘導加熱コ
イル1を対向設置する。上記誘導加熱コイル1が加熱す
るロールの表面を冷却する冷却器である冷却ダクト2を
誘導加熱コイル1に一体構造として形成する。 【効果】 加熱器、冷却器の両方を有するので、短時間
でロールの温度のコントロールを行うことができる。ま
た、加熱器、冷却器を一体構造にすることで、制御装置
の小型化をはかることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば抄紙製造工程
に用いられるロールの温度をコントロールする制御装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】抄紙製造工程において、紙厚及び硬さは
触覚、視覚、化学的などの紙の主たる品質特性に大きく
影響するため、そのコントロールは非常に重要視されて
いる。抄紙の紙厚及び硬さは紙の坪量、水分、温度等の
要素のバラツキによりミクロン単位の凸凹が発生する。
その補正の一例として特公平1−60911 号公報に示され
た、ロールを部分的に加熱し、ロール径を微少に変化さ
せ、カレンダースタックのニップ圧を部分的に変える方
法が採られてきた。図8はカレンダースタックの構成図
である。抄紙10はロールに巻回され、矢印13の方向に流
れて巻き取られる。最下段のロール3の巾方向に複数個
1a〜1gに分割して並べられた誘導加熱コイル1は、ロー
ル3の表面とわずかな隙間をあけ、対向して取り付けら
れている。最下段のロール3から流れでた抄紙10は、紙
厚測定装置11により巾方向(矢印14)の紙厚が測定され
る。図9に従来のロールの温度制御装置を備えた厚み測
定装置を示す。1はロール3の表面と所定の間隔をあけ
て対向設置した誘導加熱コイルで、複数個設けられてい
る。4は高周波電源ユニットで複数個の誘導電磁コイル
にそれぞれ設けられており、7はその誘導加熱コイル1
と高周波電源ユニット4をそれぞれ接続する高周波ケー
ブルである。また9は交流電源で高周波電源ユニット4
に電力を供給し、12は紙厚測定装置11からの信号で、高
周波電源ユニット4を制御する。
【0003】従来装置の動作 図4において1a〜1gはロール3の表面に対向設置された
複数個の誘導加熱コイルである。12は紙厚測定装置11か
らの信号で、巾方向の紙厚変化を示している。12a 〜12
g は紙厚測定装置11の読み取りポイントで、この読み取
りポイントを誘導加熱コイルの巾と同じピッチに設定す
ることにより、紙厚の厚い部分(図中+側)、もしくは
薄い部分(図中−側)が誘導加熱コイル1a〜1gのどれに
相当するかを判定している。図4において上記信号12
は、読み取りポイント12b ,12fが+であることから、
紙厚が厚くなったロールの部分に対応する誘導加熱コイ
ル1b,1fの高周波電源ユニット4にそれぞれ駆動指令を
あたえる。これを受けた高周波電源ユニット4は、高周
波ケーブル7を介して誘導加熱コイル1b,1fに所定の電
力、周波数を送り込む。これにより、紙厚の厚くなった
部分に対応するロール3の部分が加熱され微少に膨張す
る。膨張した部分はニップ圧が高くなるので、この部分
を通る抄紙は押しつぶされて、紙厚が薄くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の厚み制御装置は
以上のような構成で、誘導加熱コイルという優秀な加熱
器を得たため、加熱方向に対しては短時間で行えた。し
かし、紙厚が規定値になって加熱器を停止させても、す
ぐにはニップ圧の上昇が止まらず、逆に紙厚が薄くなる
こともあった。このような場合、紙厚を再度厚くするに
は自然空冷によるロールの収縮に頼るしかなく、紙厚が
規定値にもどるまでに長い時間を要した。
【0005】発明の目的 この発明はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、短時間にロールの温度をコントロールできるロール
の温度制御装置を得ることを目的としており、さらに該
装置の小型化をはかることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に関わるロール
の温度制御装置においては、ロールの表面と所定の間隔
をあけて対向して設置した、ロールの表面を加熱する加
熱器と、この加熱器が加熱するロールの表面を、冷却す
る冷却器とを設置する。
【0007】また上記加熱器と冷却器を一体構造とす
る。
【0008】
【作用】上記のように構成されたロールの温度制御装置
で、加熱器、冷却器によりロールの温度を短時間にコン
トロールする。
【0009】また、加熱器と冷却器を一体構造とするこ
とにより、制御装置の小型化をはかることができる。
【0010】
【実施例】
実施例1. 図1は、この発明を抄紙製造工程に用いるロールの温度
制御装置に実施した一実施例を示す正面図である。図2
は、図1のII−IIの断面図である。図1において1は、
ロール(図示せず)と所定の間隔をあけて対向して設置
された、ロールの表面を加熱する加熱器としての誘導加
熱コイル、2は上記誘導加熱コイル1の上部に一体構造
に形成された冷却器としての冷却ダクト、2aは冷却風を
吹き出す冷却風吹出口である。図3は、本発明の実施例
を示すシステム構成図で、1は上記誘導加熱コイルで、
ロール3の巾方向に複数個設けられている。2は上記誘
導加熱コイル1の上部に一体構造に形成した冷却ダク
ト、3はロール、4はそれぞれの誘導加熱コイルに一個
ずつ用意された高周波電源ユニットであり、その接続は
高周波ケーブル7を介して行われており、この高周波電
源ユニット4は交流電源9から電源供給されている。5
は冷却器の空気の流通を制御する各々の電磁弁、6は空
気が通るホース、8は接点8a,8bを備えた加熱、冷却の
切り替えスイッチである。
【0011】図5は本実施例を示すブロック図である。
紙厚測定装置11は紙の巾方向(矢印14)に走査して、12
a 〜12g の読み取りポイントで紙厚を読みとり、その結
果を信号処理部に送る。このとき信号が+であった部分
(図4で示す12b ,12f )は、信号処理部で紙厚が厚い
と判定される。紙厚が厚いと判定された読み取りポイン
ト12b ,12f に対応するそれぞれの切り替えスイッチ8
は、信号処理部からの信号により、加熱器側の接点8aに
設定される。ここで読み取りポイント12b ,12f に相当
するロール3の部分、これと対応する誘導加熱コイル1
b,1fは、図3において信号処理部からの信号により切
り替えスイッチ8が、加熱器側の接点8aに接続されたこ
とにより、それぞれの高周波電源ユニット4が駆動され
る。駆動させられた高周波電源ユニット4は交流電源9
から供給される電力を、所定の電力、周波数に変調し、
高周波ケーブル7を介して誘導加熱ユニット1b,1fに与
える。これによりロール3の対応する部分を加熱膨張さ
せ、その部分のロールの隙間を小さくし、ここを通る抄
紙を押しつぶす。
【0012】逆に、紙厚の薄い部分(図4で示す12d
)、これに相当するロール3の部分と対応する誘導加
熱器1dに一体に形成された冷却器は、信号処理部からの
信号により切り替えスイッチ8が冷却器側の接点8bに接
続され、これにより電磁弁5が開かれ、冷却風がホース
6、冷却ダクト2を介して冷却風吹出口2aよりロール3
の対応する部分に吹き付けられる。以上により、誘導加
熱器1dに対応するロール3の部分が冷却風により冷却収
縮され、その部分のロール間の隙間が大きくなり、ここ
を通る抄紙の厚さが厚くなる。
【0013】実施例2. 上記実施例は誘導加熱コイル1の上部に、冷却ダクト
2、冷却風吹出口2aを一体に設けたが、図6、7に示す
ようにコイルの中央部にダクト2を設けてもよく、上記
実施例と同様の効果を奏する。
【0014】ところで上記実施例では、抄紙製造工程に
用いた場合について説明したが、その他の工程、例えば
金属箔製造工程などにも利用できることは言うまでもな
い。
【0015】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0016】加熱器、冷却器の両方を有するので、短時
間でロールの温度のコントロールを行うことができる。
【0017】また、加熱器、冷却器を一体構造とするこ
とで、制御装置の小型化がはかれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す正面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】この発明の一実施例を示すシステム構成図であ
る。
【図4】巾方向の紙厚の変化を示す図である。
【図5】実施例1のブロック図である。
【図6】この発明の他の実施例を示す正面図である。
【図7】図5のVII −VII 断面図である。
【図8】カレンダーロールの構成図である。
【図9】従来装置のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 誘導加熱コイル 2 冷却ダクト 3 ロール 4 高周波電源ユニット 5 電磁弁 6 ホース 7 高周波ケーブル 8 切り替えスイッチ 9 交流電源 10 抄紙 11 紙厚測定装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ロールの表面と所定の間隔をあけて対向
    して設置され、上記ロールの表面を加熱する加熱器、こ
    の加熱器が加熱する上記ロールの表面を冷却する冷却器
    を有することを特徴とするロールの温度制御装置 【請求項2】 加熱器と冷却器とを一体構造にしたこと
    を特徴とする請求項1項記載のロール表面の温度制御装
JP15018191A 1991-06-21 1991-06-21 ロールの温度制御装置 Pending JPH055293A (ja)

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