JPH05508838A - Htlv―iおよびhtlv―iiウイルスに対する抗体を検出するためのペプチドおよびアナログおよびその混合物 - Google Patents

Htlv―iおよびhtlv―iiウイルスに対する抗体を検出するためのペプチドおよびアナログおよびその混合物

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JPH05508838A JP91511591A JP51159191A JPH05508838A JP H05508838 A JPH05508838 A JP H05508838A JP 91511591 A JP91511591 A JP 91511591A JP 51159191 A JP51159191 A JP 51159191A JP H05508838 A JPH05508838 A JP H05508838A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 11TLV−1およびIITLV−目ウイルスに対する抗体を検出するためのペ プチドおよびアナログおよびその A 本出願は、1990年7月18日出願の米国特許出願第071554.258号 の一部継続出願である。
及五象旦! 本発明は、HTL V−1およびI[TLV−目感染を検出し定量するのに有用 な、新規の直鎖状ペプチドおよび混合物並びにその化学的組み合せに関する。こ れらのペプチドは、HTLV−[およびITLV−11ウイルス性感染症に対す るワクチンにも有用である。
i豆旦!量 ヒトT細胞白血病ウィルスサブグループI (IITLV−1)は、成人T細胞 白血病/リンパ@ (ATL)に密接に関連するレトロウィルスである(Pof eszら、1980. Proc、 Natl、 Acad、 Sc1゜U、S 、A、、 l:、 7415−7419)。これは、熱帯性痙筆性不全体麻痺お よびHTLV−1関連ミニロバシー(RAM)と呼ばれる神経学的疾病にも関連 している(GessaInら、1985. Lancet if、 40?−4 10)。ヒトT細胞白血病ウィルスサブグループI I (HTLY−11)は 、屋切に、T@胞ヘアリーセル白血病の患者から単離された(にalyttna rawanら、19Jt2.5cience、 iJJ、 571−573)。
これは、ヘアリーセル白血病の子細胞変異体に関連している。
HTLV−[およびHTIJ−目ゲ/ムは、白血病細胞のヒト染色体DNA中に プロウィルスとして存在する。その完全なヌクレオチド配列はすでに解明されて いる( 5efkiら、1983. Proe、 Natl、Aead、Set 、U、S、^、、u、361g−3622: 5hisotohr+oら、19 85、 Ib1d、、 FJJ−、3101−3105)。その他のレトロウィ ルスと同様に、HTLV−1およびHTLV−+1ゲノムは、1.TR(eT  7グ9− ! f kリピート)構造によりフランキングされている。この構造 は、プロウィルスDNAの宿主染色体DNAへの組み込みに重要な役割を果たす と考えられている。4個の主要遺伝子が同定され、ゲノムにおいて以下の相対的 な位置を占めている: LTR−gag−pol−env−pX−LTR(Se ikiらi 5havら、L984.Proc、Natl、Acad、 Set 、、 、LL、 4544−4548)。gag遺伝子は、429個のアミノ酸 (、[ITLV−I +テは433個)からなる48.000ダルトンノ前駆体 タンパク質(p53と呼ばれることが多い)をコードする。この前駆体タンパク 質は、少なくとも3つの小さなタンパク質に開裂される(図2)。pol遺伝子 は、ウィルス性逆転写酵素をコードする。env遺伝子!±、グリフシル化され 、その後、gp4aおよヒgp21という2個の糖タンパク質に開裂される54 .000ダルトンのタンパク質をコードすると思われる。 (同じenv遺伝遺 伝子タンパク酸生成物われるものについて、わずかに異なる分子量が報告されて いる)。最後のフード領域はpXと呼ばれ、遺伝子の発現および調節にかかわる 4個のタンパク質(tax+、taK2、reXI、rax2)をコードすると 考えられている0図1および2に示すように、HTLV−1およびHTLV−1 1のenvタンパク質およびgagタンパク質は、アミノ酸配列の相同性が高い 。さらに、HTLV−1のタンパク質とHTL、V−21のタンパク質との間の 血清学的な交差反応が報告されている( Leeら、19114. Proe、  Natl、 Aead、 Set、。LL、 7579−7583)、このよ うな構造的な類似性および交差反応があるにもかかわらず、これらのenvおよ びgagタンパク質の領域には、IIITLV−1またはHTLV−11ウイル スのいずれかに感染した患者に存在するいずれかの抗体によってのみ区議される 領域もある。
111TLV−1およびHTLV−[1は共に、形態学的および遺伝子的構造に おいて、ヒト免疫不全ウィルス(旧Vs)とは異なっている。
その結果、HIVタンパク質に対する抗体は、Il[TLV−1抗原および+( TLV−+!抗原と交差反応するはずはない。しかし、エイズ患者から採取した 血清試料には、HTLV抗原に、ある程度の交差反応を示すものもある( Es 5exら、19113.5cience、 、iJj;j、 859−462) 。
成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL)は、日本の南西部、カリブ海域、および 中央アメリカ並びに南アメリカの一部で主に発生する。これらの地域では、血清 学的有病率は一般集団では5%から15%の間であり、より高齢者グループでは 30%に達する。米国ではIITLV−1/II感染症は、主に静脈注射による 麻薬使用者(IVDU)の間に存在する。最近のアメリカ赤十字社の調査では( Williamsら、198g、 5cience、 ■、 643−646) 、HTLV−1に対する抗体は、米国の8都市における39.898人の無作為 な血液提供者のうち10人に検出された:これは血清学的有病率0.025%に 当たる。北部エジプトからの3158人の個体を用いた同様の研究では、2人の キャリアが確認された(有病率0.06%) (El−Farrashら、19 8L Mierobfol、1m+1uno1.、且@、 981−984)。
これらの2つの研究において、HTLY−[i:よる感染とHTLV−11によ る感染とは明確に区別されていなかった。
これらのデータかられかることは、血液生成物受血者へのウィルスの不注意な蔓 延を防ぐためには、血液銀行に持ち込まれるすべての血液試料をスクリーニング するための、信頼性のあるテストが必要とされていることである。
このようなテストを開発するために、従来から様々な努力が重ねられてきた。こ のうち、IITLV感染流体の、十分に特徴づけがなされた市販パネルの一部で ある、血清および血漿試料を、すべて検出することに成功したものはなかった。
さらに、非常に低いレベルのBTLV感染症を検出して、血液供給の安全性、お よび迅速で早期のHTLV惑染症感染療を確実にできるものもない。
Saxingerら(1984,5cience、 LLL、 1473−14 75)は、ウィルスに対する抗体を検出するために、酵素免疫アッセイ(Il’ lA)において、IITLY−1粒子を免疫吸着剤として泪いることを報告して いる。このような第一世代のテストの改良においては、ウィルスの粒子の代わり に、特異的HTLV抗原が免疫吸着剤として用いられてきた。たとえば、Sam uelら(1984,5cience。
l、 1094−1097)は、組換えDNA技術によって得られた抗原につい て述べている。これらの抗原は、Saxingerらによって開発されたものと 類似の全ウィルス溶解産物によるEIAによって、ll[TLV−1に対する抗 体を含有していることが示された11の血清をそれぞれ検出した。 Slamo nら(PCT/US85101803)は、HnJ−1およ゛びHTIv−11 のpX(01域のタンパク質に存在する免疫原田位に関連する、ポリペプチドお よびその切片を泪いたアッセイについて述べている。これらの報告されたアッセ イの精度は77%と87%との間であった。Fukufら(H−cr ツバ特許 出願87116787)は、gag遺伝子のすべてまたは一部と、any遺伝子 のすべてまたは一部とを含む融合遺伝子によってコードされた、ポリペプチドを 用いるアッセイについて述べている。
偽陽性のない100%(57157)の感度であったと報告されている。
これらの結果は好印象には見えるが、米国においては非常に一般的であるように 、上記アッセイを実行するのに用いられる血清の抗体価が日本よりずっと低いと いう特徴を有している、血清で反復させることは難しい。
HTLV−1またはIIITLV−11タンパク質に由来するペプチドを用いる アッセイも報告されている。たとえば、Pa1kerら(1989゜J、 Im munol、、 ■、 971−978)は、36人の患者のうち28人(78 %)の血清中の、抗体が、HTLV−1エンベロープの、190位から209位 のペプチドに広がるアミノ酸(ペプチド4a: env 190−209)と反 応したと報告している。°(° 本明細書においては、HTLV−1および1[ TLV−I I遺伝子生成物について、(参照を容易にする目的のみで) 5e ikiら(上記)およびShfmotohnoら(上記)によって発表されたア ミノ酸配列および番号が用いられている。)35個の血清試料のうち10個(2 9%)がペプチド6 (env 06−3f2)と反応し、331Wのうち6個 (18%)がペプチド7 (env 374−392>と結合した。 Pa1k erら(1986,J、INmunol、、 出、 2393−2397)も、 IITLV−1に血清学的に陽性の18個の試料のうち1611Iと反応するペ プチド(5P−71; gag 120−130)について述べている。
HTLV−1に対して血清学的に陽性な12人の個体のうちの4人由来の抗体を 認識するペプチド(SP−70; any 296−306>が、Copala ndら(1986,J、 INmunol、、 u!、 2945−2951) によって報告されている。
fangら(米国特許4.1133.071)は、FiTLY−1の膜貫通タン パク質(gp21)の、重複する3つの直鎖状ペプチドスバンニング領域につい て言及している。これらのペプチドCenv 381−400、eny 377 −400およびany 3711−393)は、混合物で用いられると、ATL 患者からの102個の血清試料のうち102個を、そしてエイズ/ARC患者3 0人やうち5人を検出した。12人の正常被検者からの血清または自己免疫疾病 の12人の患者からの血清には、まったく免疫反応性を示さなかった。
Reyes (PCT/WO39106543)は、HTL、V−1のgp4g に由来する、グリフシル化されていない、41−アミノ酸組換えペプチド抗原に ついて述べている。この組換えペプチドである、any(163−203)は、 HTLV−1感染した6人の患者中の、血清抗体を測定するための固相アッセイ に用いられたと報告されている。
Vahlne (PCT/W01191011664)は、4つの合成ペプチド ASB。
CおよびHlつまりHTLV−1のエンベロープタンパク質のany (381 −404)、env (273−293)、any (223−242)および env(176−199)に広がるペプチドについて言及している。提供された 実施例から、ペプチドAのみが、テストされた試料に存在するIITLV−1に 特異的な抗体を検出するELISAにおいて有用であったと思われる。
HTLVに感染した血液生成物を血液銀行に入り込ませず、そして感染した個体 が迅速で早期の治療を受けられるようにするために必要な、高い特異性(偽陽性 がないこと)および高い感度(血清が非常に低いレベルのHTLV抗体を含有し ている時でさえも、全ての陽性を検出すること)を示したものは、上記のアッセ イにはなかった。本発明のペプチドはこれらの欠点を改善するものである。
及五二!量 本発明のペプチドは、以下のものからなる群から選択される: (i)以下の式を有するペプチド: a −ス1−b ここで、XIはgp45 enVタンパク質(HTLV−1)のAA21+3− AA3119からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 およびそのアナログであり; aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするの に効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するの に効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、lから8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である; (if)以下の式を有するペプチド: a −X2− b ここで、x2は、gpta enVタンパク質(HTLV−11)のAA273 −AA3a5からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (tit)以下の式を有するペプチド:a −Zl −b こコテ、zlは、gag p24タンパク質(IITLV−1)のAA236− AA257からブロックとして取られた、少な(とも6個のアミノ酸の配列、お よびそ9アナログであり、3およびbは上記と同義である; (iv)以下の式を有するペプチド: a −72−b こコテ、z2は、gag p24タンパク質(IITLV−11)のAA2j2 −AA263からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (v)以下の式を有するペプチド: x −82−b ここで、B2は、gp45 envタンパク質(HTLV−11)のAA+7+ −AA2@7からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; hi)以下の式を有する縦列ペプチド:a −<(((J)。−c)o −(( El)pea −d)r)s −bここで、JおよびUは、gp46 envタ ンパク質(HTLV−1>のAA+53−AA2+sまたはAA2ss−AA3 ssB p24 gagタンパク質(HTLV−1)のAA236−AA2S7 : p19 gagタンパク質(IITL、V−1)のAAI211−AAI3 @ ; gp46 anyタンパク質(HTLV−11)のAAI71−AA2 97またはAA2rs−AAstas ; p24 gagタンパク質(IIT LV−11)のAA2t2−AA2a3およびp19 gagタンパク質(HT LV−目)のAA+2s−AA+3s :およびこれらのアナログからなる群か ら、独立して選択される配列からブロックとして取られた、少なくとも6個のア ミノ酸の配列であり; aおよびbは上記と同義であり: Cおよびdは、存在する場合には、lから8!のアミノ酸、または、結合を容易 にするのに効果的な置換基であり、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活 性を改善するのに効果的な置換基であり; n s+ 1−5であり; Cが存在する場合にはo m 1−5であり、それ以外の場合には0冨1であり ; p −1−5であり; q −1−5であり; dが存在する場合にはr・1−iであり、それ以外の場合にはr+slであり: そして a 111−5である。
本発明のペプチドおよびその混合物は、HTLV−1およびHTLV−I+感染 の存在について、血液および体液のスクリーニングに有用であり、モしてEIT LV−1およびHTLV−11感染症に対する安全で効果的なワクチンの調製に おいて有用である。たとえば、本発明のペプチドおよびその混合物は、HTLV −1およびHTIJ−[■に対する抗体を検出するための、様々な特異的結合ア ッセイにおいて、HTLV−1およびHTLV−11抗原の検出に有用な抗体を 誘起する免疫原として有用である。さらに、HTLV−1およびHTLV−11 ウイルス性感染症に対するワクチンの調製に有用である。
区画旦1亜ユ且亘 図1は、HTLV−1幇よびHTL V−11のany遺伝子生成物(gp46 およびgp21)のアミノ酸配列を示す。この配列のアミノ酸残基は、以下の一 文字コードを用いて示されている: A=Ialax Cgcys%Dxasp %E=glu、 F=phe、、G=gly、 H=his、1=tle、、C 1ys、 L=1eu%Ms+*et、、N*asnSP=pro、 Q=gl n%R=arg、 5=ser、 T*thr。
v=vgl、W”trp、 Y”tyro °30.”は、示された配列をでき る限り相同性が高くなるように並べるために加えた空白部分である。
図2は、IITLV−1およびBTLV−11+7) gag遺伝子生成物(7 )7ミ/酸配列を示す。同じく、“18.”は、示された配列をできる限り相同 性が高くなるように並べるために加えた空白部分である。
発」【911食 本発明は、BTLV−1およびIl[n、V= I Iのenv遺伝子およびg ag遺伝子産物の免疫優性領域に相当する、新規のペプチドおよびそのアナログ を提供する。また、これらのペプチドおよびアナログの混合物および化学的組み 合せも提供する。以下の説明から明瞭になるように、これらのペプチド、アナロ グ、混合物および化学的組み合せは、HTLV−[およびf[TLV−1fおよ びそれらに起因する感染症に関して、様々な治療および予防方法、手段並びに組 成物において有用である。本発明のペプチド、アナログ、混合物および化学的組 み合せの中には、特定の患者が、HTLV−1またはIl[TLV−I Tのい ずれのウィルスに感染しているかも区別することができるものもある。
上述したように、本発明のペプチドは、以下のものからなる群から選択される: (i)以下の式を有するペプチド: a −H−b ここで、Xiはgp46 envタンパク質(flTIl、V−r)のAA2s t−AA3g9からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列 、およびそのアナログであり; aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするの に効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するの に効果的な置換基であり;そして bは、カルボ牛シ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である; (if)以下の式を有するペプチド: a −X2− b ここで、x2は、gD46 envタンパク質(HTI、V−11)のAA27 3−AA3@5からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列 、およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (Hi)以下の式を有するペプチド: a −Zl −b ここで、Zlは、gag p24タンパク質(II丁IJ−1)のAA236− AA257からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、お よびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (iv)以下の式を有するペプチド: a −22−b ここで、z2は、gag p24タンハク賀(HTLV−II> のAA2a2 −AA263からブロックとして取られた、少なくとも60Iiのアミノ酸の配 列、およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (V)以下の式を有するペプチド: a −82−b ここで、B2は、gp46 anyタンパク質<HTLV−(1)のAAl?I −AA2iI7からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列 、およびそのアナログであり、aおよびbは上記と同義である; (vf)以下の式を有する縦列ペプチド:a −((((J)。−c)o −( (U)o)a −d)r)s −bここで、JおよびUは、gp48 envタ ンパク質(HTLV−[)のAA193−AA21@またはAA2311−AA 3@9; p248alEタンパク質(HTLV−1)のAA236−AA25 7; p19 guタンパク質(、HTLV−1)のAA+2s−AA+3@  ; gp46 envタンパク質CHTLV−11’)のAA+y+−AA2a yまたはAA2y3−AA3ss ; p24 gagタンパク質(HTLV− [1)の^A2a2−AAaeaおよびp19 gagタンパク質(、HTLV −11)のAA126−AAI38:およびこれらのアナログからなる群から、 独立して選択される配列からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ 酸の配列およびそのアナログであり5 aおよびbは上記と同義であり; Cおよびdは、存在する場合には、1から8個のアミノ酸、または結合を容易に するのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善 するのに効果的な置換、基であり; n m 1−5であり; Cが存在する場合にはo * 1−5であり、それ以外の場合には0富1であり ; p冨1−5であり; q −1−5であり; dが存在する場合にはr * L−5であり、それ以外の場合にはrslであり ;そして S皺1−5である。
本明細書において、「アナログ」とは、天然のIITLV−1またはHTLY− 11アミノ酸配列のブロックからなる、ペプチド鎖の1つまたはそれ以上の部位 における、アミノ酸の挿入、欠失、置換および変形を指す。
本発明のペプチドの、天然アミノ酸配列への好ましい改変および置換は、保存的 ならのくつまり、ペプチドの二次構造およびバイトロバシーの性質にわずかな影 響しか及ぼさないもの)である。これには、At1as of Protein  5equence andStructure ’1.19711においてD ayhoffにより、そしてEMBOJ。
昼、 779−785.1989においてArgosにより説明されているよう な置換が含まれる。たとえば、以下の群のうちの1つに属するアミノ酸同士が、 堡存的変化の例となる: ala、 pros gty、 glu%asp%g In%aSn%5ers thr; Cam55ers 1yrs thr ;  val。
11e−1eus met% alaSphe: 17Ss args h1g +およびphes tyr。
trps hts、同様に、酸化しやすいアミノ酸であるメチオニンは、ノルロ イシンに置換され得る。さらに、好ましい置換には、D異性体の、対応するしア ミノ酸への置換が含まれる。
しかし、上述したように、このような挿入、欠失、置換および改変に関係なく、 本発明のペプチドは、以下のうちの1つからブロックとして取られた少なくとも 6個のアミノ酸を含有していなければならない: gp46 anyタンパク賀 (BTLV−1)のAA21+3−AA]lB9 ; env遺伝子のgp46 生成物(IIITLV−11)のAA273−AAze5; gagタンパク質 <FiTLV−1>の924生成物のAA236−AA2S7 ; gagタン パク質(HTLY−If)のp24生成物のAA2a2−AA2s3 ;および 6nVタンパク質(HTLV−11)のgp46生成物のAA171−AA21 17゜同様に、本発明の縦列ペプチドは、上記と同義のJおよびUからブロック として取られた、少な(とも6個のアミノ酸を含有していなければならない。
好ましくは、本発明のペプチドの式において、プロ、り配列x1、x2、zl、 z2、B2、JおよびUは、少なくとも10個+7)アミノ酸の配列である。よ り好ましくは、少なくとも15個のアミノ酸の配列である。さらに好ましくは、 少な(とも20個のアミノ酸の配列であり、最も好ましくは、少なくとも25個 のアミノ酸の配列である。好ましくは、本発明の縦列ペプチドの式において、n 5O1pSqs rおよび$は1−3である。より好ましくは、nSO%p%  qs rおよびSは1−2である。
この明細書中で(たとえば、aおよびbの定義において)用いられている「アミ ノ酸Jという用語は、 HTLV−[またはIITLV−Ifの遺伝子産物のア ミノ酸配列を指す時は除いて、すべての天然アミノ酸、D配置におけるアミノ酸 、および、ホモシスティン、オルニチン、ノルロイシンおよびβバリンなどの既 知の、非天然、合成および改変アミノ酸を包含する。
本明細書における「ブロック」という用語は、HTLV−1またはBTLV−1 1の天然ポリペプチドに存在するものと同一のアミノ酸配列を指す。
上記(v i)に示したように、縦列ペプチドを用いることも本発明の範囲に含 まれる。これらのペプチドは、ポモポリマー、コポリマーまたはマルチマーであ り得る。我々は、これらの縦列ペプチドが、HTL’i抗体に対して非常に高い 度合の反応性を示すことを、予期せず見いだした。本発明のペプチドと縦列ペプ チドとの物理的混合物もまた、本発明の範囲に含まれる。
HTL V−1のenv遺伝子のgJ)46に由来する、本発明のペプチドの実 例は以下の通りである: BCH−416a−AIVSSPSHNSLrLPPFSLSPVPTLGSR −b env(283−309)ここで、289位のシスティン残基は、↓リン に置換され、aおよびbは上記と同義である。
11TLY−11のenv遺伝子の1pteに由来する、本発明のペプチドの実 例は以下の通りである: BCH−219a−LVHD5DL藷孔’!’P5T5WTTKIL−b an y(lli+6−2076−207)ECa−’!’!’DN5NN5ZrLP PFSLuV−b anv(2E11−299)BCH−407a−YQPRL QAXTTDNS’MNSXXXJPFSL)JIV−b env(27]−2 99)BCH−418a−TTDN5NN5xZLPPFSLAJIVPPPA TR−b env(281−305)BCH−447a−FXTSEFITQP PM’5PPX、INDSDLEkrVLTPSTS−b anv(171−B CH−486a−TSΣ?’1PPPTSPPLVKD!;DXXWL−b a lmV(ユ7コー196ンnd BCH−456a−TSEF!’QPPPTSPPu、VHDSDLEHVL− banv(X7コー1!16−L−187−ここで、aおよびbは上記と同義で ある。
11TLV−1のg3g遺伝子の924に由来する、本発明のペプチドの実例は 以下の通りである: BCH−411a−QQGLRREYQQLWLAAFAALPGS−b ga g(236−257)ここで、aおよびbは上記と同義である。
HTLV−11のgag遺伝子の924に由来する、ペプチドの実例は以下の通 りである: BCH−412a−QQGLRREYQNIJLAAFSTLPGN−b ga g(242−263)ここで、aおよびbは上記と同義である。
本発明の好ましい縦列ペプチドは以下の式によって示される: a−J−c−U−b ここで、a、 b%C%JおよびUは上記と同義である。最も好ましくは、Jお よびUの一方がHTLV−1ペプチドから選択され、もう列ペプチドの実例は以 下の通りである:BCH−234 a−PH3NLDHILEPSIPWISI :PYVEPTAPQVL−bここで、Jは、N−末端(a)にPro残基が加 えられ、C末端のLeU残基が取り除かれた、BCト152(HSNLDH[L EPSIPWKSKL) (HTLV−2のenv遺伝子に由来: any(1 93−210))であり、Cは存在せず、Uは、80122g(PYVEPTA PQVL) (HTLY−1)gag遺伝子に由来′:g3g(12G−130 )、p19の最後の11個のアミノ酸(図2))である。
本発明の好ましいペプチドは、BCll−219、BCll−407、BCII −416、BCト41g、BCll−447、BCH−456,8014g6、 および縦列ペプチドBCト234である。本発明の最も好ましいペプチドは、B CIT−416、BCH−456、BCH−486、およびBCB−234であ る。本発明の好ましいペプチド混合物は、少なくともBCll−415を含有し ている。
より好ましくは、少なくともBCl2−415およびBCト234を含有し、最 も好ましくは、少なくともBCH−416、BCH−234およびBCH−45 6を含有している。
HTLV−1およびI+の診断手段、方法および組成物において使用することに 加えて、本発明のペプチドは、IIITLV−I感染を■TLV−11感染と区 別するためにも用いられ得る。このような診断上の区別は、たとえば、試料を本 発明のHTIJ−1由来ペプチドで、またはその混合物をその他のHTLV−1 由来ペプチドで、そして、本発明のHTLY−11由来ペプチドで、またはその 混合物をその他のHTLV−11由来ペプチドで、それぞれ別個にテストし、ど のペプチドが最も強(反応したかを判断することによって行われる。このような 方法にとって好ましいペプチドは、1fTLY−1感染の同定にとッテはBCH −234”C’あり、HTLY−11!!染の同定についてはBCH−456お よびB(H−486である。
本発明のペプチドおよびその混合物は、HTLV感染症に対するワクチンにおい ても有用である。HTIJ−1およびI+に対する抗体価は、非常に低く、これ らのウィルスが、あまり免疫原性がないか、または正常の免疫反応を低下させる 免疫抑制エピトープを有していることを示している。このように、中和抗体の誘 発の原因であるこれらのエピトープのみを再現する合成ペプチドを用いることは 、合成ワクチン候補の開発に有意義である得る。従って、HTLV−1およびl ’fTL V−目感染症に対するワクチンにおいて、これらのペプチドを用いる ことも本発明の範囲に含まれる。
本発明のペプチドおよびその混合物の、予期せぬ利点はその高い感度にある。こ れらのペプチドおよび混合物は、抗11TLV−1/II用キットの性能を検査 するために販売されている、市販のパネルに存在する、血清学的に陽性と確認さ れた試料の大半、時には全てについて、HTLV−1/I l特異性抗体を検出 し得る。本発明のペプチドおよび混合物のもう1つの利点は、その高い特異性− 一偽陽性の数の少なさである。たとえば、上記のペプチド混合物(BCト219 、BCH−234およびBCH−416)を用いて、正常な血液提供者集団から 得た150個の試料をテストすると、偽陽性は全く記録されなかった。さらに、 これらの陰性の試料について、カットオフで記録された平均0. D、率は0゜ 25であった。
上記に簡単に触れたように、選択したペプチドを、免疫診断試薬として、または ワクチンの活性成分としてより有用にするために、本発明のペプチドを改変する ことは、有用であることが多く、かつ、確実に本発明の範囲に含まれる。このよ うな変化には、たとえば以下のようなものが含まれるニー スルホスクシンイミ ジル−4−(p−マレイミドフェニル)ブチレートなどの異種二官能基架橋試薬 による、ペプチドの適切なキャリアへの結合を容易にするために、1つまたは両 方の末端にシスティン残基を加えること。このような結合を行うのに好ましい試 薬は、スルホスクシンイミジル−スルホスクシンイミジル−4−(トマレイミド メチル)シクロへ牛サンー1−カルボ牛シレートおよびN−スクシンイミジル− 3−(2−ピリジルジチオ)プロピオネートである; −支持体またはより大きなペプチドまたはタンパク質への結合のため、あるいは 、ペプチドの物理的または化学的特性を改変するため、ペプチド相互の結合を容 易にするように、ペプチドの一方または双方の末端に、1から8個のアミノ酸を さらに追加すること。このような変化の例としては、リンカ−として、トまたは C−末端チロジン、グルタミン酸またはアスパラギン酸をエステル化反応によっ て添加すること、およびシッフ塩基またはアミド形成を介して結合し得るリジン を添加することが挙げられる。上記のように、このように追加されるアミノ酸に は、あらゆる天然アミノ酸、D−配置のアミノ酸、および既知の非天然の合成お よび改変アミノ酸が含まれる; −たとえばアシル化またはアミド化によって、ペプチドの一方または双方の末端 を誘導体化すること。このような改変の結果、ペプチドの実効電荷が変化し、固 体支持体、キャリアまたは別のペプチドへの、このペプチドの共有結合を高める こともできる。結合を容易にする、またはペプチドの免疫原性あるいは抗原活性 を改善するのに効果的な置換基の例としては、C2−CIeアシル基、ポリエチ レングリコールおよびリン脂質が挙げられる。
本発明の新規なペプチドを調製するためには、従来のペプチド生成方法のいずれ をも用い得る。例としては、合成、組換えDNA技術およびその組み合せが挙げ られる。我々は、固相合成が好ましいと考える。この合成方法においては、樹脂 支持体は、ペプチドの固相調製の分野で従来から用いられるあらゆる適切な樹脂 であり得る。好ましくは、p−ベンジルオ牛ジアルコールポリスチレンまたはp −メチルベンジドリルアミン樹脂である。第一の保護アミノ基の樹脂支持体への 結合の後、このアミノ保護基を当該分野で従来用いられる常法によって除去する 。アミノ保護基の除去の後、選択されたペプチドを得るのに所望の順番で、残っ た保護アミノ酸、および、必要に応じて、引き続いて側鎖保護アミノ酸を結合さ せる。
あるいは、樹脂に固定されたアミノ酸配列の結合に先だって、溶解方法を用いて 多数のアミノ酸基を結合し得る。
適切な結合試薬の選択は、従来技術に準する。たとえば、適切な結合試薬は、N 、N’−ジイソプロピルカルボジイミド、またはN、 No−ジシクロへキシル カルボジイミド(DCC) 、または単独、あるいは1−ヒドロ牛ジベンゾトリ アゾール存在下でのベンゾトリアゾール−1−イルオ手シートリス(ジメチルア ミノ)ホスホニウムへ牛すフルオローホスフェートである。その他の有用な結合 方法では、前もって形成された、保護アミノ酸の対称無水物を用いる。
伸長していくポリペプチド鎖に導入された各アミノ酸に用いられる、必要なα− アミノ保護基1ヨ、好ましくは、9−フルオレニルメチルオキシカルボニル(F MOC)であるが、結合条件の下で劣化せず、かつ、伸長していくペプチド鎖に すでに存在しているその他のすべての保護基の存在下で、容易に選択的に除去で きる限り、その他のあらゆる適切な保護基をも用い得る。
側鎖アミノ酸の保護基の選択基準は以下の通りである:(a)合成の各段階にお いて、α−アミノ保護基の除去を選択的に行うための反応条件の下での、保護基 の様々な試薬に対する安定性:(b)保護基の有利な特性を保持する力(つまり 、結合条件の下で分裂しないこと)および;(C)ペプチド合成の終了時に、ペ プチド構造に影響を及ぼさない条件下で、保護基が容易に除去できること。
十分に保護され、樹脂に固定されたペプチドは、50%から60%のトリフルオ ロ酢酸の塩化メチレン溶液を用いて、アニソール、チオアニソール、硫化エチル メチル、1.2−エタンジチオールおよび類似の試薬などの適切な不純物除去剤 の存在下で、lから6時間、室温で、p−ベンジルオキシアルコール樹脂から開 裂されることが好ましい。同時に、はとんどの酸不安定側鎖保護基が除去される 。より多くの酸耐性保護基が、一般に[lF処理によって除去される。
本発明のペプチドは、当該分野で公知の方法による、HTLV−■およびHTL V−11関連抗体の検出および定量のための診断試薬としてlr眉である。これ らの方法には、ELISA、血球凝集反応、シングルドツトおよびマルチドツト 法およびアッセイが含まれる。
本発明のペプチドま−たはペプチド混合物を用いた、HTL’/−[および[I TLV−11に対する抗体を測定するための、好適で、筒便で従来から用いられ ている技術は、酵素結合イムノソルベントアッセイ(ELISA)である。この アッセイにおいて、たとえば、本発明のペプチドまたは混合物は、マイクロタイ タブレートのウェルに、吸着または共有結合される。そしてウェルは、テストさ れる血清または分析物で処理される。洗浄後、ペルオキシダーゼで標識した抗ヒ トIgGまたは抗ヒトIgMをウェルに加える。ペルオキシダーゼの測定は、相 当する基質、たとえば3,3°、5,5−テトラ−メチルベンジジンで行われる 。ペルオキシダーゼを、その他の標識に、たとえば、放射性、蛍光性、化学ルミ ネセンス、または赤外線放射標識に代えても、この例に挙げたアツセイの有用性 を失うことはない。
本発明のペプチドおよび混合物を用いた、■TLV−1およびHTLV−11に 対する抗体の、もう1つの測定方法は、いわゆる「二重抗原サンドイッチアッセ イ」による酵素免疫学的テストである。この方法は、fmunologicaI  Methods、 20.25−34.1978に説明されている、Maio liniの研究に基づいている。この方法によると、テストされる血清またはそ の他の分析物を、本発明のペプチドが被覆された固相(捕捉層)と、ペルオキシ ダーゼまたはその他の標識で標識された本発明のペプチド(プローブ層)とに接 触させる。
免疫学的反応は、1つまたは2つの工程で行われ得る。免疫学的反応が2つの工 程で行われる場合には、通常2つのインキユベーシヨンの間に洗浄工程を行う。
この免疫学的反応の後にも、通常、洗浄工程が行われる。その後、ペルオキシダ ーゼまたはその他のシグナルが測定される。この時、たとえばペルオキシダーゼ についてはO−フェニレンジアミンを用いる。すでに説明したものも含めて、そ の他の酵素およびクロモゲンもこのアッセイで用い得る。
上述のアッセイおよびアッセイ法で用いられる適切な固相としては、アミラーゼ 、デキストラン、天然または改変セルロース、ポリエチレン、ポリスチレン、ポ リアクリルアミド、アガロース、マグネタイト、多孔性ガラスパウダー、フッ化 ポリビニルジエン(kynar)およびラテックスなどの無機および有機ポリマ ー、テスト容器(つまり、試験管、タイタープレートまたはガラスあるいは人工 材料のキュベツト)の内壁、および固体物(つまり、ガラスあるいは人工材料の 桿状体、末端が厚くなった桿状体、末端にローブまたはラメラを有する桿状体) の表面が挙げられる。固相キャリアとしては、ガラスおよび人工材料の球が特に 適切である。
本発明のペプチドおよび混合物は、HTLV−1およびHTL V−目に対する 抗体の測定および定量にのみ有用なわけではない。■TLV−1およびHTLV −11抗原そのものの測定および定量にも有用である。なぜなら、本発明のペプ チドは、遊離していても、適切なキャリアに重合または接合していても、抗体、 特に、そして好ましくは、HTL’i−1およびFITLY−目の抗原に対して 免疫学的に交差反応するモノクローナル抗体を誘起するのに有用だからである。
このような抗体は、たとえば、哺乳動物または鳥類に十分な量のペプチドを注射 して、所望の免疫反応を引き起こし、その動物の血清からその抗体を回収するこ とによって生成し得る。抗体を誘起するのに適切な宿主動物としては、たとえば 、ウサギ、ウマ、ヤギ、モルモット、ネズミ、マウス、ウシ、ヒツジおよびニワ トリなどが挙げられる。好ましくは、所望のモノクローナル抗体を生成するハイ ブリドーマは、本発明のペプチドおよび従来の技術を用いて調製される。
たとえば、モノクローナル抗体を生成する、公知のl[ohlerおよびMis teinの技術が用いられ得る。同一の抗原に対する、モノクローナル抗体と異 なったエピトープに対するモノクローナル抗体とを区別するために、5tahl fら(J、 of lm5runol。
gical Methods、 3J−、297−304,1980)の方法が 用いられ得る。
上記の抗体を用いた、HTLV−1およびHTLV−11、あるいはその一部の 測定または定量においては、一般に公知の様々な方法が用いられ得る。このよう な方法のうちの1つにおいて、既知量の、アッセイされるべき血清試料またはそ の他の分析物、放射線標識された本発明のベプチβまたは混合物、および標識さ れていない本発明のペプチドまたは混合物を、混合し、一定量の抗ペプチド抗体 、好ましくはモノクローナル抗体を加え、この混合物を放置する。その後、得ら れた抗体/抗原複合体を、当該分野に公知の方法、つまり硫酸アンモニウム、ポ リエチレングリコール、過剰の、または不溶性支持体に結合された箪二の抗体、 あるいはデキストラン被覆された炭で処理することによって、非結合試薬から分 離する。そして、標識されたペプチドの濃度を、結合相または非結合相のいずれ かで測定し、公知の方法で、標識された成分のレベルを標準曲線と比較すること によって、試料のHTL V−1またはHTI、V−1夏抗原含有量を測定する 。
これらの抗体をアッセイで用いる他の適切な方法は、「二重抗体サンドイッチア ッセイ」である。このアッセイでは、テストする試料をたとえば、ヒツジとウサ ギなどの異なる動物を本発明のペプチドまたは混合物で免疫することによって得 られる、2つの異なる抗体で処理する。抗体のうちの一方は標識され、他方は固 相にコートされる。好ましい固相はプラスチックビーズであり、好ましい標識は ホースラディツシュパーオキシダーゼである。
「二重抗体サンドイッチアッセイ」においては、典型的には、試料は固相抗体お よび標識された抗体と共にインキュベートされる。しかし、まず、試料を固相抗 体に接触させ、その後、任意に洗浄した後、試料を標識された抗体に接触させる ことも可能である。しかし、試料は、固相抗体と標識された抗体と共に処理され ることが好ましい。この免疫学的反応の後、混合物を洗浄し、当該分野に公知の 方法で標識を測定する。パーオキシダーゼをal識として用いる場合には、たと えば0−フェニレンジアミンまたはテトラメチルベンジジンを有する基賀を用い て、この測定を行ってもよい。標識された成分の童は、分析物または血清試料に 存在する抗原の量に比例する。
HTL V−rおよびllTl、V−目抗原またはこれらのウィルスに対する抗 体の、測定および定量を行う方法およびアッセイは、上述I のように、本発明 のペプチドまたは混合物、あるいはそのペプチドおよび混合物によって誘起され たIl[TLV−[またはE[TI、V−rIに対する抗体によって特徴付られ る、適切なテストキットを用いても行い得る。
j 上記のように、本発明のペプチドおよび混合物は、ワクチンの活性成分とし ても有用である。このワクチンは、Il[TLV−1およびHTLV−11に対 する保護的免疫性を、これらのウィルスに感染しやすい宿主において誘発できる 。投与経路、抗原の投与量、注入の回数と頻度は、個体によって異なり、他のウ ィルス性感染に対する免疫性を与えるのに現在用いられているものと同様である 。たとえば、本発明のワクチンは、ヒトを含む哺乳動物に効果的な量で、少なく とも1つの本発明のペプチドまたは混合物を含有している薬学的に許容し得る組 成物である。この効果的な量とは、該哺乳動物が、HTLV−1またはHTLV −11感染から一定期間保護されるのに十分な抗体を誘起するのに、十分な雪の ことである。
ワクチンは公知の方法で開裂される。本発明のワクチン組成物は、従来から、薬 学的グレードの生理食塩水、破傷風毒素、およびキーホールリンベットホモシア ニンなどの、薬学的に許容できるキャリア物質に、都合よく簡便に結合され得る 。本発明のワクチン組成物は、ミMウバン製剤、リポソームまたは免疫調節剤な どの、アジユバントまたはその他の免疫反応のエンハンサ−も含有し得る。さら に、これらのワクチン組成物は、■TLI/−1またはHTLV−11の他に、 その他のウィルスCHEW−1および旧v−2、サイトメガロウィルス)または 病原体に対する免疫性を提供するために、その他の抗原を含有し得る。これらの その他の抗原の量も、処置される哺乳動物および疾病の病因による。しかし、抗 原は、処置される哺乳動物を、病原体またはウィルスから一定期間保護するのに 十分な抗体を誘起するのに効果的な量で、存在しなければならない。
本発明のペプチドの合成および側層の一般的方法は下記の通りである。
ム二−oc アミ/ がム の 塩化メチレン(CH2C12)とジメチルホルムアミド(DMF)の混合液(4 :1)中の、所望のN−FMOC保護アミノ酸残基を、O’Cで、C)12C1 2:DMF (4:1)のp−ベンジルオキシアルコール樹脂懸濁液に加えた。
この混合物を、数秒間、手動で撹拌し、N、 N’−ジシクロへキシル−カルボ ジイミド(DCC)で、続いて、触媒量の4−(ジメチルアミノ)ピリジンで処 理した。この混合物を、0℃で、さらに30分間撹拌し、その後、室温で一晩撹 拌した。濾過した樹脂を、CH2Cl2、DMFおよびインプロパツール(各3 @洗浄)、そして最後にCH2C22で、順に洗浄した。こンを撹拌した懸濁液 に加え、続いて塩化ベンゾイルを加えた。
0℃で30分間、その後、室温で60分間撹拌を続けた。濾過した後、この樹脂 を、C112C12、DMFおよびインプロパツール(各3回洗浄)、そして最 後に石油エーテル(2回)で、順に洗浄し、真空中で乾燥して、定重量にした。
Meienboferら(Int、J、 Peptide Protein R es、、 lj、35゜1979)による置換の分光光度計測定によって、この 樹脂の置換の度合が示される。
方法l工 その′のアミノ の A N−FMOC保護された、第一のアミノ酸残基が結合した樹脂を、Biosea rch 9600 Peptfde 5ynthesfzerの反応器に入れ、 以下のように処理した: 1)l)MPで洗浄(20秒ずつ、4回)2)ピペリジンの30%DMP溶液で 前洗浄(3分)3)ピペリジンの30%DMP溶液で脱保護(7分)4)DMF で洗浄(20秒ずつ、8回)5)a離アミノ基をチェック−Kaiserテスト (陽性でなければならない) 6)ペプチド樹脂を、16等量の4−メチルモルホリンを含有する、乾燥再蒸留 されたDMFに溶解している、8等量の所望のFMOC保護アミノ酸、および1 −ヒドロキシベンゾトリアゾールおよびベンゾトリアゾール−1−イロ牛シート リス(ジメチル−アミノ)ホスホニウムヘキサフルオロホスフェートと共に、1 または2時間、ゆっくりと撹拌した。
7)DMFで洗浄(20秒ずつ、6回)工程7の後、ニンヒドリンテストのため に一部を取り出した。このテストが陰性の場合には、工程1に戻って次のアミノ 酸を結合する。このテストが陽性、またはわずかに陽性の場合には、工程6と7 とを繰り返す。
上記のスキームは、本発明のペプチドの各アミノ酸を結合するのに用い得る。F MOCにょるN−保護は、合成全体を通じて、残りのアミノ酸それぞれに用い得 る。
上記の結合プロトコルを用いて、トリチウム化されたアミノ酸を導入することに よって、放射線標識されたペプチドが調製され得る。
最後のアミノ酸を加えた後、ト末端残基のN−FMOCを、上記ス4−ムの工r tx〜7に戻ることによって除去する。このペプチド樹脂を、CB2C12で洗 浄し、真空中で乾燥し、粗製の保護ペプチドを得た。
万洗l二 uか゛のペプチドの およ 保護されたペプチド樹脂を、2.5%エタンジチオールおよび2.5%のアニソ ールを含有する、55%トリフルオロ酢酸(TFA)のCH2Cl2溶液に懸濁 した。この混合物をN2で洗い流し、室温で1.5時間撹拌した。混合物を濾過 し、樹脂をCH2Cl2で洗浄した。この樹脂を再び、2o%TFAのCB2c 12溶液で、室温で5分間処理した。この混合物を濾過し、樹脂を2o%TFA のCH2Cl2溶液で洗浄し、その後CH2CI 2で洗浄した。結合した濾過 物を、真空中で、35℃未満でエバボレートし、残滓を乾燥ジメチルエーテルで 数回粉砕した。この固体を、10%の酢酸水溶液に溶解し、凍結乾燥して粗製の 生成物を得た。
argおよびeys残基を含有するペプチドは、アニソールおよび硫化ジメチル の存在下、0℃で、1時間、HF処理することによって、さらに脱保護される。
ペプチドを、10%の酢酸水溶液で抽出し、ジメチルエーテルで洗浄し、凍結乾 燥して、粗製のペプチドを得た。
立法まエ ニヱi上亘星I 粗製のペプチドを、C18またはC4逆相のVydacカラム(2,5X 25  am)で移動相を勾配させた、分取HPLCによって精製した。
流出物を、220nvaでモニターし、続いて、分析用HPLCでモニターした 。関連した画分をプールし、エバボーレートし、凍結乾燥した。合成ペプチドの 同定は、分析用逆相クロマトグラフィーおよびアミノ酸分析によって確認された 。
左LL: ウシ ゛アルブミン たはキーホールiンペット?モジアニンへのペ プチドの へ スルホスクシンイミジルト<p−マレイミドフェニル)ブチレート(スルホ−S MPB) 、またはスルホスクシンイミジル4−(N−マレイミドメチル)シク ロヘキサン−1−カルボキシレート(スルホ−SMCC)にあらかじめ結合した BSAまたはKLIIに、ペプチドを結合させた。
スルホ−SMPBまたはスルホ−SMCCの水溶液(ピアス化学薬品)を、BS AまたはKLHの、0.02Mのリン酸ナトリウム緩衝液(pH7、0)溶液に 加えた。この゛混合液を室温で45分間撹拌し、即座に、活性化されたキャリア を、4℃で、0.1Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH6,0)で平衡化された5 ephadex G−25カラムにかけた。
活性化したキャリアに相当する、軍−ピークの吸収(280nm)の画分は、ペ プチドの、0.05Mリン酸ナトリウム緩衝液(pH6,2)溶液を加えた、丸 底フラスコ内で結合させた。この混合物を、N2で完全に洗い流し、室温で一晩 インキコベートした。3■−標識されたペプチドを用いて、接合のアミノ酸分析 によって、結合効率をモニターした。
m ムイムノソルベントア・・セイ Is によV−たは V−に・ る の マイクロタイタブレートの各ウェルを、1001のペプチドまたはペプチド混合 物を含有する溶液(10Mg/■l)で満たし、−晩装置した。そのウェルを空 にし、洗浄緩衝液(トリス、0.043M; NaC1,0,5M;チメロサー ル、0.01%v/v;)ウィーンzo、 o、os%v/v; pH7,4) で2回洗浄した。次に、そのウェルを、37℃で1時間、0.35■lの洗浄緩 衝液で満たし、同じ緩衝液で1回洗浄した。分析する血清試料を標本緩衝液(洗 浄緩衝液プラスカゼイン、O,OS%V/V)で希釈した。ウェルを洗浄緩衝液 ですすいで、希釈した血清試料(0,1m1)を加えた。これを室温で1時間イ ンキュベートした。そして、ウェルを空にし、洗浄緩衝液で、素早(2回、その 後2分間にわたって1回洗浄した。1%W/Vウシ血清アルブミンの洗浄緩衝溶 液で希釈した結合溶液(ペルオキシダーゼ標識され、アフィニティーで精製され た、ヒトIgGまたはヒトIgMに対するヤギ抗体、5■lの50%グリセロー ル中の0.5mg)を、各ウェルに加え(0,1■l)、室温で1時間インキュ ベートした。その後ウェルを空にし、洗浄緩衝液で5回洗浄した。基貫溶液(3 ゜3’、5.5−テトラメチルベンジジン、DMSO1■lにつき8mg)を、 0.1%v/yの30%■202を含有する100容量の0.1Mクエン酸−酢 酸緩衝液(pH5,6)で希釈し、各ウェルに加えた(ウェル1つにつきo、  1m1)。30分後、各ウェルの内容物をO,1■lの2N H2SO4で処理 し、450n■での光学濃度を計測した。すべての測定を2回行った。
上述したような一般的方法を用いて、以下の特定のペプチドを調製した: BC ll−152、BCト219、BCII−221、BCH−228、BCH−4 12、BCH−416、BCH−418、BCH−447、BCH−456およ びBCH−4116゜次に、HTLV−1および■TLV−11に特異的な抗体 を検出する能力について、これらのペプチドを評価した。
(以下余白) 案JLL 実験1においては、個々のペプチドBC11−152、BCII−228、等量 のBC[1−152とBCH−228との混合物によって形成したカクテル、お よび個々のペプチドBCB−234を、血清学的に陽性の、および陰性の血清試 料と血漿試料との、fネルを用いて、ELISAアツセイで比較した。BCII −234は、縦列ペプチドであり、(ト末端にPro残基を有する) BCH− 152がBCH−2211に結合して−する。その結果を、シグナルのカットオ フに対する比率で表わし、表11こ示す。
(以下余白) 表1 イ1ベヤフ・千ド1;;3 ε工A BBr−1651 KEG O,500,580,500,44B−14PO5 O,856,372,1011,5B−:11 FosL55 5.051 2 .10 12.8AO2−5PO5″ 0.32 0.39 0.28AO2− 6XND會會 0.3B 0.36 0,23AO2−7PO5O400,79 2,72AO2−8PO50,520,6コ 。143AO2−9PO5O,7 80,660,47AO2−10PO5g、7Z 4.73 10.5表1にお いて、B−という番号をつけた試料は、日本で得られたものであり、BBI−1 68、SC1*1/250およびAO2−という番号をつけた試料は米国で得ら れたものである。上述のように、アメリカで得られた感染試料は、日本で得られ た血液試料で計測された抗体価より低い抗体価を有している。
この実験において、ETLV−1およびHTLV−11に対する抗体の存在下で 陽性と考えられる試料のカプトオフは、陰性の対照試料(BB[−168)で得 られるO、D、値プラス0.10と等しいと定義した。示した結果は、シグナル のカットオフに対する比率である。1.0以上の比率を示す血清試料は、陽性と 考えられる。
ベブチ)’BC1i−152ハ、これらのHTLV−1/HTLV−111m対 して血清学的に陽性である21個の試料のうち8個を認識した。ペプチドBCH −2211は、21個の試料のうち14個を検出した。ペプチドBCH(28は 、日本で得られた試料はすべて検出し得た(抗体価は比較的低いものの)が、ア メリカの試料は10個のうち2個しか検出しなかった。このように、血清の起源 が、これらの個々のペプチドを用いた最終的な感度の違いにつながっている。
ペプチドBCH−152および5cm−22sは、HTLV−1ウィルスの別々 のエピトープを表しているため、検出感度を増大しようとして、我々はこれらを 混合した。表1に示すよう4、こ、この混合物で計測したシグナルは、すべての 場合において、2つのペプチドをそれぞれ単独で用いて計測したシグナルの最高 より低かった。従って、これら2つのペプチドを混合しても、さらなる効果は見 られなかった〇 驚くべきことに、たとえばBCII−234などの2つのペプチドの縦列は、H TLV−17Hに対する抗体の検出gRを著しく増大した。
イスレの場合においても、記録されたシグナル/カットオフ比率は、個々のペプ チドまたはカクテルについてよりも、縦列ペプチドBC■−234についての方 が高かった。BCH−234は、テストした21個の試料のうち15個を検出し た。さらに、アメリカのパネルでさらに試料(AO2−7)を検出できただけで はなく、日本のパネル(B−シリーズ)をBCト234で計測したシグナル/カ ットオフ比率は、いずれの場合にも、個々のペプチドで得られた比率より高かっ た。
裏腹主 実験2では、Boston Biomedica Inc、から得られた、血清 学的に陽性の、および陰性の血清試料ならびに血漿試料のパネルを用いて(すべ て米国の系統)、ペプチドBCH−219、BCH−221、BCH−296お よびBCH−298を、ELISAでテストした。
(以下余白) 表2 ペプチドBCト219は、テストされた26個の血清学的に陽性の試料のうち1 7個を検出した。より重要なことには、ペプチドBCH−219は、BCH−2 34で検出できなかった試料中の■TLV抗体の存在を検出し得た(表1参照) 。ペプチドBCH−298(a−TTDNSNNSIILPPFSLAPVPP PATRRIIR−b; HTLV−11eny 281−308) は、 ペ プチドBe■−221の長いバージ璽ンであり、天然のシスティン残基の代わり に285位にセリン残基を有しており(これは、ペプチドの二量体化を防ぐため 、安定性を上げるため、そしてテストの特異性を上げるためになされた)、ZS aの試料のうち23個を検出した。この後者の結果は、性能がよくないペプチド BCH−221(a−PFSLAPVPPPATRRI!R−b HTLV(I  env(293−408))には存在せず、ペプチドBCト29gの抗原性を 向上させるのに大きく貢献している残基any(281−292)の重要性を示 している。
ベプf FBCト296 (a−AIVSSPSHNSLILPPFSLSPV PTLGSRSRR−b HTLV−■env (283−312))は、26 個の試料のうち22個を検出したが、一般に、そのシグナルはBCト29gを用 いて得られたシグナルより低かった。しかし、後になって、BCト29gまたは BCH−296をカクテルに用いた時には、多くの数の偽陽性を検出し得るとい うことが見い、だされた。たとえば、正常な血液提供者から得られた500個の 試料をスクリーニングすると、BCB−2911が3つのペプチドを含むカクテ ルの一部である時には、38個が血清学的に陽性であるとされた。これらの非特 異的応答の原因となる、BCll[−298およびBCH−296の領域を同定 して除去するために、様々なペプチドアナログを合成した。ペプチドBCト40 4、BCH−407、BCll−416およびBCH−418は、この目的を達 成するためには、特に青用であった(表3参照)。
裏簾主 実験3においては、それぞれ10μg/■Iでの、ペプチドECH−404、B Cll−407、BCIII−416およびBCII−418で調製した溶液を 、上述したように、EIAプレートを」−卜するのに用いた。ペプチドのカクテ ルも、上記の3つのペプチド溶液(BCH−219、BCH−234およびBC H−416)を等量混合することによって調製し、他の一連のプレートをコート するのに用いた。テストした血清学的に陽性の試料はすべて、Boston B ioi+edica Inc、から入手した。
結果を、シグナルのカプトオフに対する比率で表し、表3に示す。この実験では 、カットオフ(0,20)は、正常血液提供者集団から得た50の試料で計測し た平均0.D、に、4標準偏差を加えたものである。 (カットオフ= X5i a + 43.D、)(以下余白) 表3 冷威ヤ7°−+哨2メふ E1八 BCト298 (a−TTDNSNNSIILPPFSLAPVPPPATRR RR−b HTLマーII env (281−308))と同程度の感度を有 し、偽陽性シグナルを起こさないペプチドを見つけるために、ペプチドBCH− 404、BCH−407およびBCH−418を合成した。ペプチドBCH−4 18は、血清学的に陽性の試料の検出においてはBCB−298と同様に宵月で あり正常血液提供者から得た500個の血清試料でテストすると、偽陽性シグナ ルは得られなかった。このように、(最後の3個のアルギニン残基がないことを 除けばDell−298と同一の) BCH−418は、訂LV−1抗体および ■TLV−11抗体の検出においてはBCIII−298と同様の感度を有し、 また、さらに特異的であった。HTLV−1ペプチドBCト296の短いバージ 1ンである。合成ペプチドBC[1−416についても、同様の観察を行った。
その結果、Il[TLV−■およびHTLV−11双方のgp46タンパク質の C−末端付近に存在する、これらの3個のアミノ酸残基は、HTLV−1感染お よびFiTL V〜I!感染に関連しない抗体分子の結合に寄与する、という結 論が得られた。
また、好適なHTL’/−1縦列ペプチドBCII−234およびHTLV−目 の配列に由来するペプチド(BCH−219およびBCIi−416)を含有す るペプチドカクテルをもテストした。表3に示した結果から、このカクテルは、 驚くべきことに、■TLV−1およびHTL、V−11に対して、血清学的に陽 性と確認されている、テストされたすべての試料を検出できたことがわかる。標 本AQ2−6は、ウェスタンプロットおよび免疫蛍光検査(IFA)によって未 決定であったが、このテストでは陰性であった。この試料は、2つのテストのう ち1つではわずかに陽性であった。
支致土 実験4において、10μg/mlの合成ペプチドBeト411およびBCト41 2で調製した溶液を、上記のようにEI^プレートをコードン・ するのに用い た。テストされた試料は日本から入手した。
瓢 結果を、シグナルのカットオフへの比率で表わし、表4に示す。この実験に おける力γトオフは、3つの陰性試料で得られた平均0.D、値に、4樟準偏差 を加えたものである。
表4 裏1」− 実験5においては、Boston Biomedica Inc、がら入手した 、血清学的に陽性の、および陰性の血清試料と血漿試料とのパネルを用いて、ペ プチドBCト219、BCH−447、BC[l−456オヨヒ5CB−486 を、ELISAセテストした。
結果(表5)を、シグナルのカットオフに対する比率で表わす。カー/ トオフ は、3つの陰性血清試料で計測した吸光度の値の平均に0.100を加えたもの である。
ペプチドBCH−219は、テストした、25@の血清学的に陽性の試料のうち 18個を検出した(表5)、試料のうち2個(No。
A02−6およびAO2−17)は、BCト219によると失敗し、WB未決定 である。この実験では、試料AO2−2は、HTr、V−f感染の患者から得た ものであるが、陽性であった。必ずしも常にこのようになるわけではなかった。
他の実験においては、この試料はBCト219では、陽性であるとは検出されな い場合もあった。同様に、試料AO2−16は、この実験では陽性と検出されな かったが、他のテストではBCll−219で検出できた。
ペプチドBC11−447i*、テストしたすべてのIITLY−[試料および HTLV−11試料を検出した。ペプf )’BCト45611、HTL’1− Ef)試料4個をいずれも検出せず、1個のra未決定試料(Ao2−6)でも 陰性であった。BCB−486のプロフィールまたは反応性は、BC11〜45 6に類似している。BCト486で計測したシグナルは、一般に、BCト456 で得られたシグナルより高いが、BCH−486は、14のHTLV−1f試料 (AO2−4)で、きわどい陰性シグナル(0,94)を示したため、後者が好 ましい。
(以下余白) 表5 含べへ°7〜チドI=、mi E工A 凱1 No、 W、B、 219 447 456 486実1」− 実験6では、ペプチドのカクテル3側を調製しく溶液l聰lにつき、合計10μ gのペプチド)、上記のように、 EIAプレートをコートするのに用いた。各 ペプチドカクテルの組成物および得られた結果を表6に示す。テストした試料は すべて、B。
5ton BiomediesInc、から入手し、結果を、上述のように、シ グナルのカットオフに対する比率として示す。
BCH−219を含有する茶−のカクテルは、試料AO2−4およびA02−6 を検出せず;試料AO2−3はきわどい陰性であった。試料AO!−811VB 未決定テアルが、試料AO2−3およびAO2−4は、HTLV−11に対して 陽性であると確認されており、失敗ではなかった。
BCll−447を含有する系三のカクテルも、試料4および6で失敗したが、 試料AOZ−3は陽性と認識できた。BCH−447のカクテルで記録されたシ グナルは、BCH−219カクテルを用いて計測されたシグナルより高かった。
最後に、BCH−456を含有するカクテルは、HTLV−1または[ITLV −11に対して陽性であると確認された全ての試料を検出し、はとんどの場合に おいて、比率は、その他の2つのカクテルよりも高かった。この実験で、BCH −234、BCH−456およびBCll−416からなるカクテルは、IIT LV−1およびHTLV−11両方に対して、血清学的に陽性である試料の検出 において、最高の感度を示すことがわかる。
この実験において、正常の血液提供集団から入手した36個の試料(No、 3 01から336)もテストした。BCH−219を含有するペプチドカクテルで 計測した時に、強い陽性シグナルを示した試料310を除いて、すべてが陰性で あることがわかった。この試料は、その後、WBによって陰性であると確認され た。最後に、BClll−234:BC)1−219:BCH−416カクテル によって、他の試料Ell−2109−272は、同様に陽性であることがわか ったが、これは、VB陰性であった。この試料は、他の2つのペプチドカクテル では偽シグナルを示さず、従って、その特異性の度合が高いことを示している。
実験6で、E[TLV−IおよびHTLV−11特異的抗体を検出することを目 的とする、ペプチドカクテルの感度、および特異性の両方を向上させることにお いて、ペプチドBCト447、よす好マしくはBClll−456が、BCH− 219より優れていることがわかる。
(以下余白) 表6 少ベ ヘ′フ・+ドr=Ji EIA No、 234:219:416 234:44フ:416 2コ4:456: 416表6(続き) 冶ブスへ°7°ラド 1−p3 ε工AimF角 N口、 2コ4:219:416 2コ4:44フ:4L6 2コ4:456= 416皇鳳り 実験7では、ポリメラーゼチェーンリアクシ冒ン(PCR)にようrHTLV− + (HT−100シ’/−ズ)またはHTLV−II (HT−200シ’) −ズ)のキャリアであると確認された患者から入手した25個の血清試料を、B CII−234(HTLV−r特異性)またはBCH−219あるいはBCH− 456(HTLY−11特異性)でコートされたプレートで分析した。表7に示 す結果は、上述のように計算した、シグナルのカットオフに対する比率である。
表7は、ベブf VBCH−Z34およびBCH−456が、HTLV−1ニ感 染した患者から入手した試料を、HTLV−11に感染した患者から入手した試 料から、たやすく選択的に区別し得ることを示している。5人のHTLV−1感 染患者から得た試料を、[ITLV−1特異的ペプチド(BCト234)でテス トすると、強いシグナルを示し、BC)l−219では低いシグナルしか示さな い。これらの5個の試料は、BTLV−11特異的ペプチドBCII−456で テストすると、すべて陰性であることに留意されたい。さらに、HTLV−目感 染患者から得られた20個の試料は、すべて、BCH−456でたやすく検出さ れ、BTLV−11感染患者から得られた試料を、HTLV−1感染患者からの 試料と選択的に区別する点で、その優れた能力を示している。
(以下余白) 表7 PCR分析 有べXアチμ゛j;工3εmAHT−20工H?LV−111,0 35,5225,00)fT−207HTLV−11,821,9414,37 これまで、本発明の実施態様を数多く説明してきたが、本発明の方法および組成 物を用いる、その他の実施態様を提供するために、我々の基本的な構造を改変し 得ることは明白である0従って、本発明の範囲は、上記に実施例として示された 特定の実施態様によってではなく、以下の特許請求の範囲によって限定されるも のである。
キb′i″i一 本発明は、■TL’/−1およびHTLV−1[感染症を検出および定量するの に有用な、新規の直鎖状ペプチド、およびその混合物ならびに化学的組み合せに 関する。これらのペプチドは、HTLV−■およびHTLV−11ウイルス感染 症に対するワクチンにも有用である。
補正書の写しく翻訳文)提出書(特許法箪184条の8)平成5年1月18唱

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.以下の式を有するペプチド: a−X1−b ここで、X1はgp46 envタンパク質(HTLV−I)のAA283−A A309からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、ある いはそのアナログであり; aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするの に効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するの に効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  2. 2.前記X1が、【配列があります】(BCH−416)およびそのアナログで ある、請求項1に記載のペプチド。
  3. 3.以下の式を有するペプチド: a−X2−b ここで、X2は、gp46 envタンパク質(HTLV−II)のAA273 −AA305からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 あるいはそのアナログであり;aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ 酸、または結合を容易にするのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的 または抗原的活性を改善するのに効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  4. 4.前記X2が、【配列があります】(BCH−404)、【配列があります】 (BCH−407)、【配列があります】(BCH−418)およびこれらのア ナログからなる群から選択される、請求項3に記載のペプチド。
  5. 5.以下の式を有するペプチド: a−Z1−b ここで、Z1は、gag p24タンパク質(HTLV−I)のAA236−A A257からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、ある いはそのアナログであり;aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、 または結合を容易にするのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的また は抗原的活性を改善するのに効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  6. 6.前記Z1が、【配列があります】(BCH−411)およびそのアナログで ある、請求項5に記載のペプチド。
  7. 7.以下の式を有するペプチド: a−Z2−b ここで、Z2は、gag p24タンパク質(HTLV−II)のAA242− AA263からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、あ るいはそのアナログであり;aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸 、または結合を容易にするのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的ま たは抗原的活性を改善するのに効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  8. 8.前記Z2が、【配列があります】(BCH−412)およびそのアナログで ある、請求項7に記載のペプチド。
  9. 9.以下の式を有するペプチド: A−B2−b ここで、B2は、gp46 envタンパク質(HTLV−II)のAA171 −AA207からブロックとして取られた、少なくとも6個のアミノ酸の配列、 あるいはそのアナログであり;aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ 酸、または結合を容易にするのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的 または抗原的活性を改善するのに効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  10. 10.前記B2が、【配列があります】(BCH−219)およびそのアナログ である、請求項9に記載のペプチド。
  11. 11.前記B2が、【配列があります】(BCH−447)、【配列があります 】(BCH−456)、【配列があります】(BCH486)、およびこれらの アナログからなる群から選択される、請求項9に記載のペプチド。
  12. 12.以下の式を有するペプチド: a−((((J)n−c)o−((U)p)q−d)r)s−bここで、Jおよ びUは、gp46 envタンパク質(HTLV−I)のAA193−AA21 0またはAA283−AA309;p24 gagタンパク質(HTLV−I) のAA236−AA257;p19 gagタンパク質(HTLV−I)のAA 120−AA130;gp46 envタンパク質(HTLV−II)のAA1 71−AA207またはAA273−AA305;p24 gagタンパク質( HTLV−II)のAA242−AA263およびp19 gagタンパク質( HTLV−II)のAA126−AA136;あるいはこれらのアナログからな る群から、独立して選択される配列からブロックとして取られた、少なくとも6 個のアミノ酸の配列であり; aは、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするの に効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するの に効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基であり; cおよびdは、存在する場合には、1から8個のアミノ酸、または結合を容易に するのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善 するのに効果的な置換基であり; n=1−5であり; cが存在する場合にはo=1−5であり、それ以外の場合にはo=1であり; p=1−5であり; q=1−5であり; dが存在する場合にはr=1−5であり、それ以外の場合にはr=1であり;そ して s=1−5である。
  13. 13.前記((((J)n−c)o−((U)p)q−d)r)sが、【配列が あります】(BCH−234)およびそのアナログである、請求項12に記載の ペプチド。
  14. 14.請求項1から13のいずれかに記載のペプチドを1つより多く含む、混合 物または組み合せ。
  15. 15.少なくとも以下のペプチド、およびそのアナログを含む、請求項14に記 載の混合物または組み合せ:【配列があります】(BCH−416)ここで、a は、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするのに 効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するのに 効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  16. 16.少なくとも以下のペプチド、およびそのアナログを含む、請求項14に記 載の混合物または組み合せ:【配列があります】(BCH−416)【配列があ ります】(BCH−234)ここで、aは、アミノ末端であって、1から8個の アミノ酸、または結合を容易にするのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免 疫原的または抗原的活性を改善するのに効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  17. 17.少なくとも以下のペプチド、およびそのアナログを含む、請求項14に記 載の混合物または組み合せ:【配列があります】(BCH−416)【配列があ ります】(BCH−234)【配列があります】(BCH−456)ここで、a は、アミノ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にするのに 効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善するのに 効果的な置換基であり;そして bは、カルボキシ末端であって、1から8個のアミノ酸、または結合を容易にす るのに効果的な置換基、あるいはペプチドの免疫原的または抗原的活性を改善す るのに効果的な置換基である。
  18. 18.分析物中の、HTLV−Iおよび/またはHTLV−II抗原に対する抗 体の存在を検出する手段であって、請求項1から13のいずれかに記載のペプチ ド、または請求項14から17のいずれかに記載の組み合せまたは混合物によっ て特徴づけられる手段。
  19. 19.分析物中の、HTLV−Iおよび/またはHTLV−II抗原に対する抗 体の存在を検出する方法であって、該分析物の一部を、請求項1から13のいず れかに記載のペプチド、または請求項14から17のいずれかに記載の組み合せ または混合物に接触させる工程を包含する方法。
  20. 20.ELISA、血球凝集反応、シングルドットまたはマルチドットストリッ プアッセイ法からなる群から選択される、請求項19に記載の方法。
  21. 21.請求項1から17のいずれかに記載のペプチド、またはペプチド混合物あ るいは組み合せに対して、免疫学的に交差反応性のある抗体、または該抗体の混 合物。
  22. 22.前記抗体が、モノクローナル抗体または該モノクローナル抗体の混合物で ある、請求項21に記載の抗体。
  23. 23.分析物中の、HTLV−Iおよび/またはHTLV−II抗原の存在を検 出する手段であって、請求項21または22に記載の抗体によって特徴づけられ る手段。
  24. 24.分析物中の、HTLV−Iおよび/またはHTLV−II抗原の存在を検 出する方法であって、該分析物の一部を、請求項21または22に記載の抗体に 接触させる工程を包含する方法。
  25. 25.請求項1から13のいずれかに記載のペプチド、または請求項14から1 7のいずれかに記載の組み合せあるいは混合物を含む、薬学的に許容される組成 物であって、該組成物によって処置される、ヒトを含む哺乳動物において、該処 置される哺乳動物がHTLV−IまたはHTLV−IIウイルス性感染から一定 期間保護されるのに十分な抗体を誘起するのに効果的な量で、該ペプチド、該組 み合せまたは該混合物が含有されている、組成物。
  26. 26.生理学的に許容できるキャリアを含有する、請求項25に記載の組成物。
  27. 27.アジュバントまたは免疫反応のエンハンサーを含有する、請求項25に記 載の組成物。
  28. 28.HTLV−IまたはHTLV−IIウイルス以外の病原体に対する第二の 抗原を含有する、請求項25に記載の組成物であって、該第二の抗原が、処置さ れる哺乳動物が、該病原体から一定期間保護されるのに十分な抗体を誘起するの に効果的な量で含有されている、組成物。
  29. 29.ヒトを含む哺乳動物を保護する方法であって、該哺乳動物を、請求項25 から28のいずれかに記載の組成物で処置する工程を包含する方法。
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