JPH05508104A - 膜による分別方法 - Google Patents

膜による分別方法

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JPH05508104A
JPH05508104A JP91508270A JP50827091A JPH05508104A JP H05508104 A JPH05508104 A JP H05508104A JP 91508270 A JP91508270 A JP 91508270A JP 50827091 A JP50827091 A JP 50827091A JP H05508104 A JPH05508104 A JP H05508104A
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ベイカー,リチャード・ダヴル
ウィマンス,ヨハネス・ジー
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日東電工株式会社
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 膜による分別方法 発明の背景 有機蒸気で汚染されているベントガス(vent gas)の放出を抑制するこ とは環境上の緊急課題である。特に心配なのは溶剤として頻繁に使用されている ハロゲン化炭化水素またはクロロフルオロカーボン類(CFCs)を含有してい る流れであり、それらは地球を保護しているオゾン層を枯渇させる。処理方法は 化学的であってもよく、その場合、有機物質は完全に破壊されるか又は別の形態 に変換されるiまたは物理的処理であってもよ(、その場合には、廃棄物は体積 または組成が変化させられ、そして有機物回収の機会がある。様々な分離または 処理の技術が文献に記載されているが、殆どが使用されていない。その理由は、 技術が工業化の水準まで開発されていないか、またはその方法が一般に応用する には高価過ぎるためである。大抵の処理方法のコストは濃度依存性である。広く 使用されている方法は炭素吸着、焼却および圧縮凝縮である。炭素吸着は処理さ れるべき流れの中の有機含量が約0.1〜0.5%を越すと経費がかかるように なる。その理由はプラントの操作および元手のコストが溶剤濃度の増加と共に上 昇するからである。しかも、高濃度は炭素床に許容できない高温を生じさせる。
何故ならば、吸着工程は発熱性であるからである。結局のところ、プロセス流は 炭素床に通す前にしばしば何倍にも希釈されなければならない。
焼却は、有機蒸気を補助燃料たとえば天然ガスによって燃焼させることを伴うの で、比較的濃厚流に最もよく適する。焼却は流れの中の有機濃度が約5〜10% 未満である場合に比較的コスト高である。炭素吸着も焼却も、有機蒸気の回収を 容易には行わせないので、両者とも二次廃棄物または汚染の問題を発生させる; 炭素吸着の場合には、床からの使用済み汚染炭素を、そして焼却の場合には、大 量の二酸化炭素またはその他の燃焼生成物を生じる。
従って、これら方法によって処理する必要のある有機物の量を制限することは大 いに望ましいことである。放出または処理に先立って、多くの有機含有気体流は 凝縮または圧縮凝縮システムに送られる。これらシステムにおいて、気体は、先 行圧縮を伴ってまたは伴わずに、その露点温度未満に急冷される。適切な化合物 をもってすると、有機物のかなりの量が凝縮され、回収できる。凝縮において遭 遇する問題は1)流れの中の有機濃度が低く、モして/または沸点が低いと、露 点に到達するのが難1. (なること:および2)供給物流の中の水蒸気によっ てもたらされる、凝縮器の中での、氷の発生である。
処理されるべき流れの中の有機含量が室温度および圧力の下での飽和濃度の約2 0〜30%より小さい場合には、凝縮は経黄高および非実用的になる。凝縮が経 済上実行可能であるには、40〜50%のような高い供給物1度がしばしば要求 される。
従って、化合物に依存して少なくとも約0.1〜0.51より上でかつ約5〜5 0%より下の濃度範囲には処理ギャップが存在し、現在の技術はそれを満足させ るには適していない。結局、この濃度範囲における有機物を帯びた流れはしばし ば希釈または濃縮しなければ処理プロセスに送りこむことができない。供給源で この範囲の流れを取り扱うことができる効率的かつ経済的な分離方法は汚染制御 技術に対する付加価値を表すであろう。
発明の概要 本発明は他の技術によって取り扱うには難しい濃度、すなわち、炭素吸着や焼却 や凝縮のための最適濃度範囲以外の濃度の、有機蒸気を含有している気体流を分 別する膜分離方法である。結果は、これら方法による処理に適する濃度範囲にあ る2つの流れ生成物であり、それ以外の二次流を生じない。処理されるべき気体 流はさもなくば未処理状態で大気中に放出されたであろう又は何らかの他の処理 方法(単数または複数)を受けたであろう排出流であってもよい。代わりに、そ れは、たとえば再使用のために一つまたはそれ以上の有機成分を回収することが 望ましい内部プロセス流であってもよい。炭素吸着、焼却および凝縮の代表的特 性を表1にまとめた。最後の欄に、膜分別の対応特性を示した。
膜分別は他の方法では効率的でなくコスト高になる約0.1%より高くかつ約2 0〜50%飽和より低い有機濃度範囲の流れを、効率的に取り扱うことができる 流れに、変換するための新規手法を与えるということがわかる。膜分別はその他 の様々な利点を有している:たとえば、可動性7操作容易性i有機物の回収およ び再使用の機会i融通性F二次流の不在;流れの予めの貯蔵、希釈または濃縮を 伴うことなく、廃棄物の供給源での使用。
本発明の方法は有機蒸気を含有している供給物流をその蒸気に対して選択的透過 性である膜を横切って走行させることを包含する。従って、蒸気は膜を透過した 流れでは濃厚化されており7残留した不透過の流れは相対的に有機含量が減損し ている。膜を横切っての透過を推進させる力は供給側と透過側の圧力差である。
分別生成物は有機蒸気を現在の分離技術によって処理することができる濃度で含 有している透過物流と残留物流である。膜ユニットを後にしたこの2つの流れに なされることは有機物の特性、その経済的価値、その汚染物としての危険度、お よびその他実用上の因子に依存する。一般に、物理的処理方法は有機化学物質の 回収の機会をもたらし;化学的方法は有機物質を破壊し、そして有害でない反応 生成物にしてもよいし、しなくてもよい。たとえば、有機物が購入するには安価 であるが環境上危険であるヘキサンのような標準的溶剤である場合もあろう。有 機物質を高率で含有している透過物流は次いで焼却されてもよいであろう。経済 的に魅力ある場合には、濃厚化されている透過物流を処理する方法としては、焼 却よりも凝縮の方が好ましい。凝縮は不燃性である多数の塩素化化合物を含め広 く様々な有機物に対して使用できる。凝縮はまた、有機物の回収および再使用を 可能にし、しかも二次焼却生成物を発生しない。残留物流は炭素吸着またはその 他の何らかの方法によって処理することができる。
成る状況下では、残留物流はさらに処理することなく直接に環境中に放出するの に十分な清浄さであろう。
供給物流、透過物流および残留物流の中での有機蒸気と他成分と、の相対的割合 という点での、この方法の効率は圧力差、膜の選択度、膜を透過する供給物の割 合、および膜の厚さを含む多数の因子によって決まる。膜分別プロセスは多数の 可能な仕方で構成される。例として、単一膜ステージ;多重ステージシステム、 この場合、一つのステージからの透過物が次の供給物になるように膜はカスケー ド配列の状態に連結されているF多重ステップシステム、この場合、一つのステ ップからの残留物が次の供給物になるように膜はシリーズ配列の状態に連結され ている;または、これらの混成組み合わせが挙げられ、透過物流または残留物流 の一つまたはそれ以上を膜システム内で再循環させるものも含まれる。2重ステ ージ膜システムは特に有利である。何故ならば、それらは有機成分の非常に高度 の濃厚化を経費効果の高い仕方で達成できるからである。供給物の有機含量の8 0%以上の除去は適切に設計した膜分別プロセスよって代表的に達成することが でき、微量の有機物を含有する残留物流が残される。透過物流は代表的には、供 給物流に比べて5〜100倍に濃厚化されている。
分別方法に使用される膜は、供給物に比べて透過物の中では有機成分が富むよう に、供給物流の有機成分に対して選択的透過性である。本発明に使用される透過 選択性膜は好ましくは、システムの操作条件でゴム状の重合体である。すなわち 、それらは供給気体の温度より低いガラス転移温度を有する。
透過成分の高流束を達成するために、透過選択性膜は非常に薄く作製されるべき である。本発明の好ましい態様は微孔性支持体とその上に超薄い被覆として付着 されたゴム状の透過選択性層とを含む複合膜の使用を伴う。
かかる膜の製造は既知であり、後で詳述する。
膜の構造は本発明にとって臨界的でない。好ましい態様においては、膜は平坦シ ートとしてキャストおよびコートされ、それから螺旋巻きモジュールの状態に巻 かれる。しかしながら、その他のタイプの構造、たとえば、中空繊維、プレート とフレーム、または平坦シート膜も可能であり、本発明の範囲に含まれるもので ある。
重合体膜を通る気体または蒸気の流束は膜を介しての気体または蒸気の圧力差に 比例する。透過成分の高流束を達成するには、透過選択性膜を非常に薄くするば かりでなく、膜を介しての実質的圧力降下をもってシステムを操作することが望 ましい。圧力降下は好ましくは膜の透過側の圧力を低下させることによって達成 される。これはたとえば透過物を冷却し圧縮することによって行われてもよいし 、または真空ポンプの手段によって行われてもよい。膜の透過側と供給側の圧力 の比、および透過流量体積と供給流量体積の比も、本方法の性能に影響する。
本発明の目的は有機蒸気を帯びている流れを、両者共に他の分離技術または廃棄 物処理技術によって処理するのに適する濃度範囲にある2つの流れに分割する分 別方法を提供することである。
本発明の目的は有機蒸気を含有する気体流を取り扱うための処理方法を提供する ことである。
本発明の目的は有機蒸気を含有する気体流を、有機化合物の回収を促進するよう に、取り扱うための処理方法を提供することである。
本発明の目的は有機蒸気を含有する気体流をそれらの供給点で処理することがで きる方法を提供することである。
本発明の目的は有機蒸気を含有する気体流を、その気体流の予めの希釈を必要と することなく、処理することができる方法を提供することである。
本発明の目的は大気中への有機化学物質の放出を減少させることである。
本発明の目的は有機蒸気を排出する産業がその放出を減少または解消する動機を 提供することである。
本発明のその他の目的および利点は本発明の記載から当業者には明らかになろう 。
分別方法は廃棄物の減少または処理の技術として記載されているが、本方法があ らゆる気体流から有機物を妥当な濃度範囲に分離するのに等しく応用可能である ということは明かであるはずである。処理されるべき流れは大抵は空気のような ものであるが、あらゆる気体または混合気体であることができる。
上記概要および以下の詳細は本発明の範囲を制限するこさなく本発明を説明およ び例証することを意図したものであるということが理解されるべきである。
図面の簡単な説明 第1図は様々な選択度の膜についで、透過物蒸気濃度と圧力比との関係を示すグ ラフである。
第2図は有機含有流を処理するための単一ステージ膜システムの概略図である。
第3図は有機含有流を処理するための2重ステージ膜システムの概略図である。
第4図は、透過物の凝縮と透過物の非凝縮分の再循環とを伴う、有機含有流を処 理するための2重ステージ膜システムの概略図である。
第5図は有機含有流を処理するための2重ステップ膜システムの概略図である。
第6図はアセトン、1.1.1−)リクロロエタン、トルエンおよびオクタンの 、供給物中濃度と透過物中濃度の関係を示すグラフである。
第7図はパークロロエタンの供給物中濃度と透過物中濃度の関係を示すグラフで ある。
第8図はCFC−11の供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、低いCFC濃度 の供給物において、示すグラフである。
第9図はCFC−11の供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、約35容量%ま でのCFC濃度の供給物において示すグラフである。
第1(1図はCFC−113の供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、約6容量 %までのCFC濃度の供給物において、示すグラフである。
第11図はHCFC−123の供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、約8容量 %までのCFC濃度の供給物ニオいて、示すグラフである。
31112図はハロン−1301の供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、約0 .1%〜5%濃度において、示すグラフである。
第13図は塩化メチレンの供給物中濃度と透過物中濃度の関係を、約8容量%ま での濃度の供給物において、示すグラフである。
第14図は炭素吸着並びに膜分別の操作コストと蒸気濃度の関係を、1,000  scfmのハロカーボン含有流に関して示すグラフである。
第15図は炭素吸着並びに膜分別の操作コストと蒸気濃度の関係を、200 s cfmのハロカーボン含有流に関して、示すグラフである。
発明の詳細 な説明細書中に使用されている用語「蒸気」は臨界温度未満の気相状態の有機化 合物を意味する。
本願明細書中に使用されている用M ’ CF CJは少なくとも1個のフッ素 原子と1個の塩素原子を含有するフッ素化炭化水素を意味する。
本願明細書中に使用されている用語「透過選択性」は混合物中の少なくとも1種 の気体または蒸気に対しては混合物中のその他成分に対するよりも優れた選択的 透過を示し、成分間の分離の尺度が達成されるのを可能にする、重合体またはそ れら重合体から成る膜を意味する。
本願明細書中に使用されている用語「多層」は支持体膜と1つまたはそれ以上の 被覆層とからなることを意味する。
本願明細書中に使用されている用語「選択度」は膜の通常操作条件下で気体また は蒸気のサンプルを用いて測定したときの気体または蒸気の透過度の比を意味す る。
用語「残留物流」は供給物流からの、膜を通過しなかった部分を意味する。
用語「透過物流」は供給物流からの、膜を通過した部分を意味する。
用語「シリーズ配列」は一つの膜からの残留物流が次の供給物流になるように連 結し合っている膜の配列を意味する。
用語「カスケード配列」は一つの膜からの透過物流が次の供給物流になるように 連結し合っている膜の配列を意味する。
用語「膜アレイ」はシリーズ配列、カスケード配列、またはこれらの混成もしく は組合せで連結し合っている個々の膜の組を意味する。
用語「残留物流生成物」は膜分別工程が完了したときに膜アレイから出て来る残 留物流を意味する。この流れは一つの膜から誘導されてもよいし、または数個の 膜からの貯蔵残留物流であってもよい。
用語「透過物流生成物」は膜分別工程が完了したときに膜アレイから出て来る透 過物流を意味する。この流れは一つの膜から誘導されてもよいし、または数個の 膜からの貯蔵透過物流であってもよい。
本願明細書中に引用されているパーセントは特に特定されていない限り全て容量 による。
本発明の方法においては、有機蒸気を含有する供給物流は薄い透過選択性膜を横 切って通される。分別されるべき供給物流の源は多様である。多くの産業工程は 低濃度の有機蒸気を含有する廃ガス流を生じる。たとえば、溶剤含有空気流は合 成繊維およびフィルム、プラスチック、印刷インキ、塗料およびラブカー、エナ メルおよびその他の有機被覆材の乾燥における溶剤揮発の結果として生成される 。溶剤はまた接着性被覆材およびテープの製造にも使用されている。有機蒸気を 含有する廃ガスは金属および半導体産業における溶剤脱脂作業によって生じる。
炭化水素蒸気は移送作業中の石油貯蔵タンクから放出される。商業ドライクリー ニング機関は大量の塩素化炭化水素を含有する空気放出を生じる;工業ドライク リーニングはナフサを含有する同様の放出を生じる。塩素化フルオロカーボン類 (CFCslはポリウレタンおよびその他のプラスチック発泡体のプラント製造 から膨大な量が大気中に放出される。その他の広範囲のCFC汚染源は冷凍作業 、空調および消化器の充填および使用である。これら流れの濃度は数ppmから 40〜50%の高有機物まで広く様々である。特に、溶剤脱脂、ドライクリーニ ング、発泡体製造およびCFC製造では、有機蒸気を飽和濃度の約0.1〜0. 5%より高(かつ約30%より低い濃度で含有する多数の流れが存在する。かか る流れは炭素吸着やその他の低濃度系で処置する技術によって経済的に取り扱う には濃厚過ぎるし、それでいて、焼却または圧線凝縮によって経費効果的に処理 するには希釈され過ぎている。従って、本発明の分別方法はかかる流れを取り扱 う問題を解決する。本方法によって取り扱うことができる有機蒸気は、限定され るものではないが、クロロフルオロカーボンたとえばCFC−11(CCI、F )、CFc−12(CC1,F、)、CFC−113(C重CIJFII、CF Cl l 4 (CtCl−F−1、CFC−115(CICIF、l、HCF C−21(CHCl、F) 、HCFC−22(CHCIF、)、HCFC−2 3(CHF、)、HCFC−123(C! HCis F + 1、HCFC− 142b(CzHsCIF−)、ハロン−1211(CF*ClBr1、ハQン ー1301 (CFsBrlおよびハロン2402 (C2F4Br+); 塩 素化炭化水素たとえばテトラクロルエチレン、トリクロルエチレン、塩化メチレ ン、1.1,1−1−ジクロロエタン、1.1.2−トリクロロエタン、四塩化 炭素、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン;および、非ハロゲン化炭化水素たと えばアセトン、キシレン、酢酸エチル、エチルベンゼン、エチルエーテル、シク ロヘキサン、エタノール、メタノールおよびその他のアルコール類、クレゾール 類、ニトロベンゼン、トルエン、 メチルエチルケトン、二硫化炭素、イソブタ ノール、ベンゼン、 プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサンおよびオクタンを 包含する。これら有機成分含有流の多くは空気中の有機物質からなるであろう。
ブランケットガスとしてしばしば窒素が使用されるので、窒素中の有機成分の混 合物も普通に出会うものである。その地気体中の有機化合物の流れまたは有機物 の混合物からなる流れも見出される。たとえば、化学産業における水素化反応は 水素および様々な炭化水素を含有する排ガス流を生じる。かかる流れの処理は炭 化水素成分を優先的に透過するタイプの膜を使用して行うことができる。混合有 機成分流はたとえば天然ガス加工または石油化学精製から発生するであろうし、 それらにおいては、流れはメタンとエタンとプロパンとブタン等の混合を含有す ることがある。
透過選択性膜は流れの中の有機蒸気成分に対しては比較的透過性であるが、流れ の中のその他気体に対しては比較的不透過性であるバリヤを構成する。膜は均質 膜、ゲルもしくは液体の層を組み入れた膜または分散粒体の形態、またはその他 の既知の形態をとることができる。
本発明の好ましい態様はゴム状重合体の超薄い透過選択性層で被覆されている微 孔性支持体からなる多層膜を使用する。微孔性支持体膜は透過選択性層に比べて 非常に小さな流れ抵抗を有するべきである。好ましい支持体膜は非対称のロウブ ーソウリラジャン (Loeb−8ourirajan l型膜であり、これは 薄い密な微細な多孔性表皮層を有する比較的オープンな多孔性基体からなる。好 ましくは、表皮層中の孔は無欠陥の透過選択性層で被覆されることができるよう に直径1μ未満であるべきである。支持体膜は透過選択性層を適用する際に使用 される溶剤に対して抵抗性であるべきである。溶剤抵抗性に関しては、ポリイミ ドまたはポリスルホン支持体が好ましい。工業用限外濾過膜、たとえば、日東電 気工業(大阪布)からのNTU (登録商標+ 4220 (交叉結合ポリイミ ド)またはNTU (登録商標)3050(ポリスルホン)は支持体として適す る。その他の適する支持体膜は既知の微細な微孔性または非対称膜の製造方法に よって製造されてもよい。ポリスルホンまたはポリイミドの他に使用できる重合 体はポリ塩化ビニリデン 【たとえば、カイナー(登録商標)461.ペンシル バニア州フィラデルフィア在ペンワルト社製1または芳香族ポリアミド 【たと えばノメックス (登録商標1450、プラウエア州つィルミントン在シュポン 社製]を包含する。簡単な等方性支持体たとえば微孔性ポリプロピレンまたはポ リエチレンテレフタレートも使用できる。支持体膜の厚さは、その透過度が透過 選択性層に比べて高いので、臨界的ではない。しかしながら、厚さは通常、10 0〜300μの範囲であり、約150μが好ましい値である。
任意的に、支持体膜はそれを布または紙ウェブの上にキャストすることによって 補強されてもよい。この多層膜はウェブと微孔性膜と超薄い透過選択性膜とを含 む。
ウェブ材料はポリエステルなどから製造されてもよい。
透過選択性層は布ウエブ上に直接キャストすることはできない。何故ならば、そ れは布ウエブ材料を通り抜けてしまって非破壊表面被覆を形成しないからである 。
供給物流から有機蒸気を分離することは有機蒸気を優先的に透過する透過選択性 層を必要とする。透過の挙動を予測するために使用される数学的モデルは溶剤拡 散モデルである。律速段階が膜を通しての拡散である簡単な系では、拡散のフィ ックCr1ck)の法則が次の式を導く:但し、Jは膜の流束(al (S T  P) /al −s −cmH9)であり、Dは膜中の気体または蒸気の拡散 係数(a//秒)であって、気体移動度の尺度であり、lは膜の厚さであり、k は膜材料中の気体または蒸気の濃度を隣接気体の圧力に関連させるヘンリーの法 則の吸収係数(al (STP) /cd−cmHg)であり、モしてΔpは膜 を介しての圧力差である。積Dkは透過度P1すなわち、具体的気体または蒸気 が標準圧力差(1(mH91の下で標準厚さ (lc讃)の膜を通って移動する 速度の尺度、として表わすことも可能である。
供給物流を2つの成分(1)と(2)に分離する膜の能力の尺度はこれら成分の 透過度の比α、すなわち、膜選択度と呼ばれているもの、である;  tu 膜材料、特にゴム状重合体は生来、空気に比べての有機溶剤に対する選択度が高 いので、膜分離方法に使用できる。したがって、本発明に使用される好ましい透 過選択性膜はゴム状の非結晶質重合体である。即ち、それらはシステムの通常操 作温度より低いガラス転移温度を有する。これら重合体は重合体構造の中に硬質 および軟質のドメインまたはセグメントを組み合わせて有する。軟質ドメインが この温度および本発明の操作条件でゴム状である限り、このタイプの重合体は本 発明に使用するのに適する膜を製造することができる。使用できる重合体は限定 されるものではないが、ニトリルゴム、ネオプレン、シリコーンゴム(ポリジメ チルシロキサンも含まれる)、クロロスルホン化ポリエチレン、ポリシリコーン −カーボネート共重合体、フルオロエラストマー、可塑化ポリ塩化ビニル、ポリ ウレタン、シス−ポリブタジェン、シス−ポリイソプレン、ポリ(ブテン−1) 、ポリスチレン−ブタジェン共重合体、スチレン/ブタジェン/スチレンブロッ ク共重合体、スチレン/エチレン/ブチレンブロック共重合体、熱可塑性ポリオ レフィンエラストマー、およびポリエーテルとポリエステルのブロック共重合体 を包含する。透過成分の流束を最大にするために、透過選択性膜を非常に薄くす べきである。しかしながら、透過選択性膜はピンポールや、気体の塊状通過を許 すことによって膜の選択性を損なうようなその他欠陥を有していてはならない。
特に好ましいゴムはスチレン−ブタジェン共重合体またはシリコーンゴムである 。
好ましい膜は透過選択性被覆が直接に微孔性支持体上に付着されているのである 。しかしながら、透過選択性層の上または下に追加の密封または保護層を包含す る任意の態様も本発明の範囲に含まれるものである。
透過選択性膜の好ましい付着方法は浸漬塗布である。
この塗布方法を使用するには、透過選択性層を形成する重合体物質は有機溶剤に 可溶性であるフィルム形成性材料でなければならない。浸漬塗布方法は、たとえ ば、ライ9(Riley)他の米国特許第4.243.701号に記載されてお り、この特許は本願明細書中に参考のために組み入れられる。たとえば、供給ロ ールからの支持体膜をして塗布ステーションを通過させ、それから乾燥オーブン に通し、それから製造ロール上に巻き取る。塗布ステーションは希釈したポリマ ーまたはプレポリマーの溶液を含有する檜であってもよく、その槽中で支持体上 に塗膜 (代表的には50〜100μの厚さ)が堆積する。
溶液中のポリマー濃度を1%と想定すると、それから蒸発後に0.5〜1μの厚 さのフィルムが支持体上に残される。
代わりに、透過選択性膜は水浴の表面上にポリマー溶液の薄膜を展開することに よりキャストされてもよい。
溶剤蒸発後に、透過選択性層が微孔性支持体上にピックアップされる。この方法 は実際にはより難しいが、透過選択性材料を溶解させるために使用する溶剤によ って所定支持体が攻撃される場合には有効である。
透過選択性層の厚さは通常0.1〜20μの範囲であるべきであり、より好まし くは0.1〜5μである。
本発明に使用される膜の形態は臨界的ではない。それらは、たとえば、平坦なシ ートもしくはディスク、コーテッド中空繊維、または螺旋巻きモジュールなど、 既知のあらゆる形態で使用できる。螺旋巻きモジュールは好ましい選択である。
螺旋巻きモジュールの製造を教示する資料は、S、ソウリラジャン(Souri rajan1編の逆浸透と合成膜 (Revsrse Osmosis and  5ynthetic sembranes)の中の、S、S、 フレメン(K ren+en)のrROG A螺旋巻き逆浸透膜モジュールの技術と工学 (T echnology andEn91n@@1rlnq of ROGA 5p iral woundReverse OsmoszsMembrane Mo dules)」、カナダ国立研究評議会、オタワ、1977;および米国特許第 4.553,983号の第1O欄第40〜60行である。代わりに、膜は透過選 択性重合体物質を塗布した微孔性中空繊維として構成してからモジュールの形に 注型してもよい。
多数の因子が分別システムの性能に影響を与える。重要なパラメーターは膜の選 択度、膜の供給側から透過側への圧力降下、供給動圧力と透過物圧力の比、およ び透過物流量と供給物流量の比である。
本発明に使用される透過選択性膜は有機蒸気に関する選択度が好ましくは少なく とも5、より好ましくは少なくとも10.最も好ましくは少なくとも20である べきである。しかしながら、従来のいくつかの教示に反して、実施例およびそこ での記述が示すように、極めて高い選択度は必ずしも望ましくないし、または有 利でもない。選択度以外の、他の因子も膜分別方法で得られる有機蒸気の濃厚化 度を決定する。その第一のものは供給物からの有機蒸気の除去度である。与えら れた体積の供給物流は膜に入ると、有機蒸気が優先的に膜を透過するので、直ち に有機蒸気が失われ始める。従って、膜モジュールに通すと、供給物流中の有機 蒸気濃度は減少する。
屡の供給側での有機蒸気の平均濃度は膜の透過側での蒸気の平均濃度を決定する 。モジュールを後にする前に、供給物の中の有機物の濃度が小さな値に低下する となると、供給物流の中の濃度の平均は低くなるであろう。結果として、透過物 流の中の蒸気の濃厚性も低くなる。従って、供給物流からの有機物除去が増大し てくると、透過物中の有機蒸気の平均濃度は減少する。
膜システムの性能に影響する第二の因子は供給物および透過物の気体流の圧力で ある。透過を推進する力は供給側と透過側の成分の分圧の差である。しかしなが ら、他にも、次のように定義される供給物圧力と透過物圧力の比も重要である: 膜の透過側の有機蒸気の分圧は供給側の分圧を決して越えない、すなわち、透過 プロセスは停止するのである。
従フて、無限に選択性の膜でさえ、透過側での有機蒸気の濃度は供給側での濃度 のl/φ倍より決して大きくなることはできない。
圧力比と選択度の関係は、次のように規定される膜の流束についてのフィツクの 法則の表現から誘導すること但し、PIおよびPtは成分1および成分2の透過 度であり、!は膜の厚さであり、そしてり’ I 、p’ !、およびp’ +  、p’ !はそれぞれ供給物流および透過物流の中の2つの気体または蒸気の 分圧である。気体の全圧は分圧の和に等しい、すなわち、 供給物中の2つの成分の体積分率C′1とC′7、および透過物中の2つの成分 の体積分率C′、とC10は、次のように規定される: それから、式(3)〜(7)を合わせると、。次のような表現いては、すなわち 、α!/I >> l/φであるときには、透過物中濃度、すなわち、C′雪は 膜を介しての圧力比に比例し、そして膜の選択度α!/Iには本質的に依存しな い。これは圧力によって制御される領域である。高い圧力比すなわち比較的低い 透過物真空圧においては、すなわち、α!/l << 1/φであるときには、 透過物中濃度は膜の選択度に比例し、そして膜を介しての圧力比には本質的に依 存しない。これは膜選択度によって制御される領域である。これら2つの限界域 の間に中間領域が存在し、圧力比と膜選択度の両方が膜システムの性能に影響を 与える。第1図には、これら3つの領域が図解されており、選択度20.50. 100.200および500の膜に関して、算出された透過物中の有機蒸気濃度 、C10が圧力比φに対してプロットされている。
膜を介しての圧力降下は供給物を加圧することによって、または透過物を吸引す ることによって、またはその両方によって、達成できる。透過物流の体積が供給 物の体積よりはるかに小さいので、真空様式すなわち透過物側を部分減圧して操 作することはエネルギーおよびコストの面から効率的であり、従って、本発明の コンセプトでは好ましい。0.01〜O,OOlの圧力比では、選択度によって 性能に非常に大きな差異を達成できる。しかしながら、かかる圧力比を達成する ことは透過物側を高真空に引くことである。供給物流は供給気体を強制的に膜モ ジュールに通すためにわずかに加圧されるに過ぎず、好ましくは、約5気圧以下 に、より好ましくは2気圧以下に、そして最も好ましくは大気圧より数psig だけ高く加圧される。従って大雑把には、圧力比0.1は3 am)l gの透 過物圧力に等しく、圧力比0.01気圧は0.8cmHgの透過物圧力に、そし て圧力比o、ooiは0.08 cm)(gの透過物圧力に等しい。1cmH9 未満の圧力は実験室規模の実験では達成できるが、大規模な工業的プロセスで実 現することは難しく非常に経費がかかる。従って多分、0.005の値は工業的 設定における分圧比の下限である。
第1図は、0.1〜1の範囲の圧力比では、達成される分離が控え目なものであ り、そして膜の選択度に大きく依存しない、すなわち、分離が圧力比によって制 御されることを示している。従って、本発明の方法にとって好ましい操作ゾーン は一般に、第1図の中間領域にあり、その領域では、良好な分離は、良好なしか し過度に高くない選択度、代表的には、5〜200の範囲を有する膜と、経済上 支持される範囲の圧力比、たとえばo、oos〜0.5との組み合わせで達成で きる。これは単一ステージの工業的システムにおいて得られる有機蒸気の最大濃 縮をこの範囲に制限する。
透過物流量対供給物流量の比はステージカットと呼ばれる。より透過性である成 分が供給物から減損される度合いはステージカプトに依存する。膜システムが高 いステージカットで操作される場合には、供給気体はより透過性の成分が実質的 に枯渇するようになる。結果、より透過性の成分の、膜によって生じる平均濃度 は初期供給気体中の濃度より実質的に低くなる。結果はより透過性の成分の濃度 が透過物流中でも降下することになる。流れが4%の有機蒸気を含有し、そして 濃度を0.5%に減少させることが望まれていると仮定する。有機蒸気だけが膜 を透過したとすると、透過物流量は純粋有機物であり、そして全供給物流量の3 .5%である。従って、この分離度を達成するための最小ステージカットは3. 5%であるはずである。実際には、供給物中の他の気体も成る程度は膜を透過す るはずであるから、ステージカットは常に、これよりも高くなる。しかしながら 、このプロセスが効率的であるためには、ステージカットは低(抑えるべきであ り、好ましくは40%未満、最も好ましくは30%未満に抑えるべきである。
本発明の方法は供給物からの有機蒸気の除去割合または透過物の濃縮度に関して 具体的要求に合わせたシステム設計を使用して行われる。膜分別方法は好ましく は供給物の有機含量の80%以上を除去すべきである。この除去度はしばしば単 一膜ステップで得られよう。95%までの、または99%までもの除去も膜分別 方法によって可能である。有機物除去を非常に高い度合いで達成するためには、 2重ステップまたは多重ステップの設計が必要である。分別プロセスからの残留 物流は有機蒸気含量が、炭素吸着による処理または低濃度の有機汚染に適する別 の処理を経費効果的な仕方で使用できるようなところにまで、低下されるべきで ある。残留物中の有機濃度は一般に約0.5%未満、最も好ましくは、約0.1 %未満である。供給物流を清浄な空気または気体で直に希釈することに比べて、 膜分別の特に有利な点は処理すべき廃ガスの全体の体積を増加しないことである 。
分別プロセスからの透過物流中の有機蒸気の含量は、焼却または圧縮凝縮が経費 効果的になる点まで、増加されるべきである。この点に到達するのに要求され濃 縮度は有機物によって変動する。焼却が使用される場合、透過物中の有機物の最 も好ましい濃度は流れが補助燃料の最小添加によって燃焼できるようなものであ ろう。大抵の有機物の場合、焼却よりも凝縮または圧縮凝縮の方が好ましい。何 故ならば、空気汚染が抑えられるし、そして有機材料が回収できるからである。
圧縮凝縮を効率的にするために要求される透過物中の有機物の濃縮度は成る程度 、有機物の沸点に依存する。濃縮は透過物流を過度の圧縮または冷却なしで有機 物の露点にもっていくことができるようなものであるべきである。露点は5〜1 0気圧未満、より好ましくは2気圧未満の圧力で、がっ0℃より高い温度で到達 できることが好ましい。例えば、透過物流が室温で50%飽和である場合には、 2気圧に圧縮することによって露点に到達するであろう。従って、透過物を10 気圧に圧縮し急冷することは、有機蒸気を80%より以上除去するであろう。透 過物流が室温で30%飽和である場合には、3.3気圧に圧縮することにょっ露 点に到達するであろう。従って、透過物を約15気圧に圧縮し急冷すると、80 +%の除去が達成される。透過物流が室温で20%飽和である場合には、5気圧 に圧縮することによって露点に到達するであろう。従って、透過物を約15気圧 に圧縮し急冷することは、70+%の除去を達成するであろう。透過物を約15 気圧より高く圧縮することは大きなエネルギー消費を要求し、そして比較的経費 高になる。透過物が0℃未満に冷却されなければならない場合には、透過物蒸気 の中に含まれていた水蒸気からの氷生成が凝縮器中で起こるかも知れない。これ ら全てを考慮に入れると、好ましくは、分別プロセスは1気圧および20℃で2 0%飽和濃度より高い、透過物中の有機蒸気濃度を生じるように設計されるべき である。より好ましくは、透過物中の有機蒸気の濃度は1気圧および20℃で3 0%飽和濃度より高く、最も好ましくは50%飽和濃度より高くすべきである。
上記要求を満足するように調整される分別プロセスの細部は先に述べたように、 選択度、操作圧力およびステージカットに依存するであろう。基本的な分別プロ セスは第2図に概略的に示されている。この図を参考にして説明すると、システ ムは供給空気圧縮器11一つまたはそれ以上の膜モジュールを含をしている膜ユ ニット2、および透過物用真空ポンプ3を含む。このユニットでは供給物流4は 圧縮され、膜モジュールに通される。処理残留物流5は炭素吸着による処理に、 又はそれを生じる工程への再循環に、又は大気中への放出に適する濃度の少量蒸 気を含有している。透過物流6は焼却または圧縮凝縮に適する濃度の有機蒸気を 含有する程の有機蒸気に富んでいる。このような単一ステージ蒸気分離システム は供給気体の濃度の5倍〜10倍の濃度を有する透過物を生成するように供給気 体から有機蒸気の80〜90%を一般に除去できる。この分離度は多くの場合に 十分であり、通常の処理方法によって経済的に取り扱うことができる濃度範囲に 入る残留物流と透過物流を生じる。一つの膜で処理された後の透過物流かなお薄 過ぎる場合は、有機物を更に濃縮して、経済性をもって焼却できるか又は凝縮し て回収することかできる範囲にもっていくことが要求される。第3図に示されて いるような2重ステージ分別方法が使用されてもよい。第3図を引用すると、供 給物流14は圧縮器11から、第一ステージ膜ユニット12に送られる。処理残 留物流15は上記のように、更に処理に送られるか、放出されるか、または再循 環させられる。真空ポンプ13は膜ユニットの透過側に使用されている。第−膜 ユニットからの透過物流16は圧縮器17で圧縮され第二ステージ膜ユニット1 8への供給物になる。このユニットを介しての圧力降下は真空ポンプ19によっ てもたらされ、そして透過物流20は圧縮凝縮または焼却によって処理すること ができる。第二膜ユニットからの残留物流21は任意的に供給物流11と合わさ れてもよい。この構成は有機物の濃厚化が代表的には100倍にまで達成される ことを可能にする。第二ステージに送られる供給物流は第一への供給物よりも極 めてはるかに少量であるので、通常、第二ステージはせいぜい第一ステージの大 きさの10〜20%に過ぎない。
この2重ステージプロセスには多くの変形が可能である。透過物を圧縮によって 処理し、そして残留物を炭素吸着によって処理することを含む、代表的な一例が 第4図に示されている。この図を引用すると、供給物流26は圧縮器22から第 一ステージ膜ユニット23に送られる。処理残留物流27は炭素吸着ユニット3 8に送られる。真空ポンプ24は膜ユニットの透過側に使用されており、そして 透過蒸気流28は凝縮器25によって液体有機物流29に凝縮される。非凝縮蒸 気および気体の流れ30は第二膜ユニット31のための供給物になる。このユニ ットからの透過物33は真空ポンプ32および凝縮器34を通って液体有機物流 35と非凝縮流36になり、後者は膜の供給側に再循環させることができる。第 二膜ユニットからの残留物流37は供給物流22と合わされる。かかる2重ステ ージプロセスは、第一ステージの後の透過物中の有機濃度がなお比較的低い場合 には、2つの膜ステージの間に凝縮工程を伴わすに実施することができる。第二 透過物の非凝縮分と第二膜ステージからの残留物の両方をこの膜システム内で再 循環させることも任意である。しかしながら、再循環はこれらシステムの組成が まだ膜分別によって最もよく処理される範囲内にある場合に好ましい。
供給物から有機蒸気を高度に除去することが必要な場合には、第三のシステム設 計が好ましい。第一ステップからの残留物がさらに処理を受ける2重ステッププ ロセスが使用できる。有機物の95〜99%除去が達成できる。
供給物濃度を初期値の10%から1%に低下させるのに要求される第ニステップ は供給物濃度を初期値の1001から10%に低下させるのに要求される第一ス テップとほぼ同じ大きさである。第5図はかかるシステムを示している。
この図を引用すると、供給物流41は圧縮器39を通って第一ステップ膜ユニッ ト40に送られる。残留物流42は第二ステップ膜ユニット43に供給される。
処理残留物流44は上記のように、さらに処理するために送られるか、排出され るか、または再循環させられる。真空ポンプ45は第一ステップ膜ユニットの透 過側に使用されており、そして透過蒸気流46は圧縮凝縮または焼却による処理 に向く十分に富んだ有機蒸気含量を有している。任意的に、第二ステップ膜ユニ ットからの透過物流47は新入供給物流と合わせるために真空ポンプ48を介し てに再循環させられてもよい。
上記記載は本発明の分別方法を実施するのに使用できる比較的簡単な膜システム の代表である。本願明細書中の説明から、本方法を実施するための膜システムは 供給物流の組成および残留物流生成物と透過物流生成物に望まれる組成に基づい て構成されるべきであることは明かなはずである。システムから得ることができ る性能は膜の分離度および厚さ、および操作パラメーターたとえば供給物および 透過物の圧力やステージカットに依存するであろう。
所定の性能を達成するには、一つのユニットかラノ透過物が次の供給物になるよ うなカスケード配列の膜ユニットアレイを要求するかも知れない。カスケードア レイは2組、3組、またはそれ以上の組の膜ユニットまたはステージを含有して いる。個々のステージからの残留物流は、必ずしも必要なことではないが、適宜 、アレイ内で再循環され、そして似たような有機濃度の供給物と混合される。か かるカスケード配列は、たとえば、比較的薄い供給物流が高度に有機成分に富む 透過物流生成物を生じるように処理されるべき場合に、適している。
比較的濃厚な供給物流を処理して有機成分の高度に枯渇した残留物流生成物を生 じさせることも膜アレイに要求されるであろう。かかる場合には、一つのユニッ トからの残留物が次の供給物になるように、アレイはシリーズ配列になっている 。シリーズアレイは2組、3組、またはそれ以上の組の膜ユニットまたはステッ プを含有している。個々のステップからの透過物流は、必ずしも必要なことでは ないが、適宜、アレイ内で再循環され、そして似たような有機濃度の供給物と混 合される。
供給物流中の有機蒸気の特性および濃度、および要求される性能に依存して、プ ロセスを実施するための膜分離システムを混成アレイとして設計することが望ま れるであろう。この場合、システムは任意の組み合わせで配列されている多重ス テップおよび/または多重ステージの両方を含有していてもよい。本発明のプロ セスを実施するためのシステムは単一膜ユニットから構成されているか、または 複雑なアレイに配列されている複数のユニットから構成されているかにかかわら ず、システム設計に影響する因子はシステムの元手コストと操作コスト、エネル ギー要求、供給物の組成および所望される生成物の組成である。
特に好ましい膜の構成は2重ステージユニットであって、その代表的な例が第4 図に示されている。多くの方法および処理技術において、2重ステージシステム は不利であるとの見方もあり、実際、不利な傾向がある。何故ならば、コストは 必要なステージの数に直接比例するからである。他方、膜分離システムでは、コ ストの大きさは処理されるべき供給物の体積に比例する。有機成分に対して選択 的透過性である単一ステージ膜システムが供給物に比べて5倍有機成分に富む透 過物を生成することができると仮定する。供給物の大半は膜モジュールから残留 物の出口を通るであろう。膜の選択度、およびプロセスが操作されるステージカ ットに依存して、透過物の体積は供給物の体積よりも有意に小さく、せいぜい、 供給物体槽の20%以下であろう。第二膜ステージへの供給物になるのは、この 透過物流である。従って、この流れを処理するのに要求される膜面積は元の供給 物を取り扱うのに必要なそれの20%以下になろう。膜のタイプが第一ステージ のものと同じであれば、同様に5倍富んだものが得られる。つまり、膜システム は全体として、5倍濃厚化を得るのに必要なそれよりもたった20%大きいシス テムを使用して、供給物を全体で25倍濃厚化することができる。従って、元手 のコストと性能とを換算してみると、2重ステージ膜システムは高度に効率的か つ経済的である。
5倍濃厚化は代表的数値として引用されているに過ぎないということが理解され るはずである。適切な膜およびシステム設計をもって、1ステージ当りもっと高 いレベルの濃厚化を達成することが可能である。場合によっては、もっと低いレ ベルの濃厚化で十分であろう。重要なことは膜分別方法が透過物流を、凝結やそ の他の通常の技術が実行可能な処理オプションになるような範囲の濃度にするこ とである。供給物流が既に、有機成分の50%飽和以上である場合には、本発明 の分別方法を使用するよりも、凝縮または焼却による直接処理が好ましい。供給 物流が50%飽和未満であり、特に供給物流が30%飽和未満または20%飽和 未満である場合には、本発明の方法が指定される。20%飽和である流れは有機 濃度が5倍増加すると飽和になる;元が10%飽和である流れは10倍濃厚化す ると飽和になる。その他、同様である。周囲条件で飽和している流れは通常、過 度の圧力/温度条件にすることなく有機物の大半を回収するために凝縮されるこ とができる。従って、5倍以上の有機物濃縮、最も好ましくは10倍以上の有機 物濃縮を達成できる膜分離システムが好ましい。
次に実施例によって、本発明をさらに説明するが、実施例は本発明の例証であっ て、どのようにも本発明の範囲または基本的原則を制限するものではない。
実施例 実施例は2群に分かれる。第一群は下記の一般的手順に従って行われた一連の実 験で得られた結果をカバーするものである。これら実験は気体流からの有機蒸気 の分離が十分な分離度をもって達成できることを決定するために行われた。実験 は、透過物流中の有機蒸気の濃度を最適化するために、通常、低いステージカッ トで操作される単一膜モジュールによって行われた。これら簡単な実験では、残 留物流中の有機物の濃度を制御するための試みはなされなかった。十分な分離が 可能であることが実証されたら、第二群の実施例で、代表的な分離を行って、透 過物流と残留物流の両方が所望範囲内の有機蒸気濃度を持つことを如何にしたら 達成できるからを説明する。
第一群実施例 単一モジュール実験のための実験手順 全てのサンプル供給物流は螺旋巻き膜モジユール1個を含有する実験室試験シス テムで評価された。試験は室温で行った。供給サイクルの中の空気は実験前に加 圧シリンダーからの窒素によって置き換えた。実験の間中、窒素ガスは透過物の 中へと失われる窒素を補充するためにシステムに供給され続けた。有機蒸気は注 入ポンプによって液体有機物を残留物のラインに汲み入れ、そして加熱して有機 物を蒸発させるか、または液体有機物を含有する洗浄瓶の中に残留物のバイパス 流を送り込むか、どちらかによって連続的にシステムの中に供給された。
供給有機濃度および残留有機濃度は適切なラインからサンプルをシリング採取し て、それらをガスクロマトグラフ(GC)分析にかけることによって、測定され た。サンプルの採取をラインの高圧下で行わずに大気圧で行うために小さなバイ パス流が使用された。透過物流中に含有されている有機物を凝縮するために2つ の液体窒素トラップが使用された。モジュールの透過側には、非給油回転羽型真 空ポンプが使用された。実験で使用された透過物圧力は約1〜5C鳳Hgであっ た。透過物流からのサンプル採取は透過物のバイパス流によって常にパージされ ている取り外し可能なガラス容器を使用して行った。
サンプルを採取したら、容器を取り外し、容器に空気が入るのを許した。容器内 の濃度はガスクロマトグラフィーによって測定された。それから透過物濃度が次 の関係式から算出された: このシステムによる試験の手順は次の通りであった:1、ループ内の空気を窒素 で置き換えるために、有機物なしで、最大透過物真空下で、システムを走行させ た。
2、真空ポンプ排気流量を測定することによって窒素透過物流量を測定した。こ れでモジュールの品質チェックをした。
3、供給物流量、供給動圧力および透過物圧力を所望の値に調節した。冷トラッ プに液体窒素を充填した。
4、有機物導入を開始し、そして供給物濃度を、時々GCにかけて監視した。必 要に応じて、透過物圧力を調節した。
5、定常状態に達したことを供給物分析が示すまで、システムを走行させた。
6、全てのパラメーターを記録し、そして透過物サンプルを採取して分析した。
7.10〜20分後に工程6を繰り返した。各/(ラメ−ター変更後に確実に定 常状態に達するように供給物濃度を監視した。
実施例1 1.100Ciの面積を有する複合膜を含有する膜モジュールを使用して、上記 実験手順を実施した。供給物流は窒素とアセトンからなり、供給物中アセトン濃 度は約0.4%から2%まで変動させた。供給物中アセトン濃度一対一透過物中 アセトン濃度のプロットが第6図の一番下の曲線である。代表的には、透過物は 供給物に比べて約18倍に濃厚化された。0.45%のアセトンを含有する供給 物流は8%のアセトンを含有する透過物を生じた。窒素に比べてのアセトンに対 する選択度は、供給物中アセトン濃度およびその他の操作パラメーターに依存し て、15〜25の範囲であった。
実施例2 1.1ooa/の面積を有する複合膜を含有する膜モジュールを使用して、上記 実験手順を実施した。供給物流は窒素と1.1.1−トリクロロエタンからなり 、供給物中トリクロロエタン濃度は約0.5%から1.5%まで変動させた。供 給物中トリクロロエタン濃度一対一透過物中トリクロロエタン濃度のプロットが 第6図の下から二番目の曲線である。代表的には、透過物は供給物に比べて約2 4倍に濃厚化された。0.5%のトリクロロエタンを含有する供給物流は13% のトリクロロエタンを含有する透過物を生じた。
実施例3 1.100cifの面積を有する複合膜を含有する膜モジュールを使用して、上 記実験手順を実施した。供給物流は窒素とトルエンからなり、供給物中トルエン 濃度は約0.2%から1%まで変動させた。供給物中トルエン濃度一対一透過物 中トルエン濃度のプロットが第6図の三番目の曲線である。代表的には、透過物 は供給物に比べて約48倍に濃厚化された。0.65%のトルエンを含有する供 給物流は30%のトルエンを含有する透過物を生じた。
実施例4 1.100cdの面積を有する複合膜を含有する膜モジュールを使用して、上記 実験手順を実施した。供給物流は窒素とオクタンからなり、供給物中オクタン濃 度は約0.1%から0.6%まで変動させた。供給物中オクタン濃度一対一透過 物中オクタン濃度のプロットが第6図の一番上の曲線である。代表的には、透過 物は供給物に比べて少なくとも50〜60倍に濃厚化された。0.3%のオクタ ンを含有する供給物流は14%のオクタンを含有する透過物を生じた。
実施例5 透過選択性層として異なるゴムを有する複合膜を含有する2種類の膜モジュール を使用して上記実験手順を実施した。但し、どちらも膜面積は3.200a/の 面積であった。供給物流は窒素とパーフルオロエチレンがらなり、供給物中パー フルオロエチレン濃度は約0.2%から0.8%まで変動させた。供給物中パー フルオロエチレン1度一対一過過物中バーフルオロエチレン濃度のプロットが第 7図に示されている。一方のモジュールは丸で、そして他方は三角で示した。代 表的に、透過物は供給物に比べて少なくとも10〜12倍に濃厚化された。0. 2%のパーフルオロエチレンを含有する供給物流は2.2%のパーフルオロエチ レンを含有する透過物を生じた。0,5%のパーフルオロエチレンを含有する供 給物流は8.3%のパーフルオロエチレンを含有する透過物を生じた。
実施例6 窒素中にCFC−11(CC1,F)をioo〜20001111朧の濃度で含 有する供給物流を使用して上記実験手順を実施した。モジュールは約2.000 a/の面積を有する複合膜を含有していた。結果は第8図にまとめた。モジュー ルの算出CF C/ N !選択度は100 pp■での22から、2.000 pplでの28にわずかに増加した。
実施例7 窒素中にCFC−11(CC1,F)を1〜35%の濃度で含有する供給物流を 使用して、上記実験手順を実施した。モジュールは約2.0OOciの面積を有 する複合膜を含有していた。結果は第9図にまとめた。モジュールの算出CF  C/ N x選択度はl容量%での30から、35容量%での50に増加した。
この効果は吸着された炭化水素による膜材料の可塑化に起因するかも知れない。
炭化水素および窒素どちらの流束も供給物中の炭化水素濃度の増加によって増加 した。窒素に比べてのCFC−11に対する選択度は30〜50の範囲であった 。
実施例8 窒素中にCFC−113(C,CI、F、)を0.5〜6%の濃度で含有する供 給物流を使用して、上記実験手順を実施した。モジュールは約2.000a/の 面積を有する複合膜を含有していた。結果は第1θ図にまとめた。モジュールの 算出CF C/N2選択度は供給物濃度範囲にわたって約25で一定していた。
実施例9 窒素中にHCFC−123(CtHChFs)を0.5〜8%の濃度で含有する 供給物流を使用して、上記実験手順を実施した。モジュールは約2,000cd の面積を有する複合膜を含有していた。結果は第11図にまとめた。モジュール の算出CF C/ N !選択度は供給物濃度範囲にわたって約25で一定して いた。
実施例IO 窒素中にハロン−1301(CFsBr)を0.1〜5%の濃度で含有する供給 物流を使用して、上記実験手順を実施した。モジュールは約2.0OOa/の面 積を有する複合膜を含有していた。結果は第12図にまとめた。モジュールのハ ロシフ82選択度約4が得られた。
実施例11 2.000a/の面積を有する複合膜を含有する膜モジュールを使用して、上記 実験手順を実施した。供給物は窒素と塩化メチレンからなり、供給物中の塩化メ チレン濃度は約0.1%から8%′まで変動させた。供給物中塩化メチレン濃度 一対一過過物中塩化メチレン濃度のプロットを第13図に示した。代表的には、 低い供給物濃度では、透過物は供給物に比べて約30倍に濃厚化された。高い供 給物濃度では、濃厚化度は約10〜20倍に降下した。2%の塩化メチレンを含 有する供給物流は44%の塩化メチレンを含有する透過物を生じた。8%の塩化 メチレンを含有する供給物流は84%の塩化メチレンを含有する透過物を生じた 。
第二群実施例 実施例12〜16:システム設計および分析以下の分析では、処理されるべき流 れは周囲圧力下で入手可能であり、そして透過の推進力は供給物を15psig に圧縮し、かつ透過物圧力を1〜5C鳳Hgに低下させることによって発生する ものを想定する。ここに提示される計算は全てにおいて、第一群の実施例に記載 のタイプの単一モジュールの実験で測定した、窒素に比べての有機蒸気に対する 選択度を基準にしている。計算はシンドウ他によって [透過による多成分気体 分離に関する計算法(Calculation Methods for Mu lticompoaent Ga55eparation by Permea tion)J、Sep、 Sci、 Technol、 20゜445−459  (1985)に記載されているクロスフロー条件に関する気体透過式に基づく コンピュータープログラムを使用して行った。必要な膜面積はコンピュータープ ログラムによってはじき出した。真空ポンプおよび圧縮器の容量は製造元からの 性能仕様チャートおよびその他データから得たか又は外挿した。エネルギーの計 算は圧縮の断熱理想仕事量を算出し、そしてユニブトの効率でmる。:とによっ て行った。圧縮画効率は60%とし;真空ポンプ効率は35%とした。
実施例12 第3図に示されているのに似た構成を有する2重ステージ膜システムの性能を、 0.5%のCFC−113(e sc lnF m)を含有する 1,000  scfm流れの分別において、分析した。供給物は15psigに圧縮され、そ して1.070 dの面積を有する第−膜ステージに通される。膜を介しての圧 力降下は透過側の真空ポンプによってもたらされる。995 scfmでは、残 留物流は250ppmのCFC−113を含有し、そしてこの第一ステージによ って生じる透過物流は2.3%のCFC−113を含有している。
この透過物流は再圧縮され、そして200 nfの面積を有する第二膜ステージ に通され、そこでCFC含量は0.5%に低下される。第二ステージからの残留 物流は第−膜ステージの入口に再循環される。第二ステージによって生成された 透過物流は11.2%のCFC−113を含有しており、そして凝縮による処理 に適している。たとえば、この流れは1100psiに圧縮され、そして5℃に 急冷されて大半のCFC−113を回収できた。凝縮器からのブリード流は第二 膜ステージの入口に戻すことができた。従って、第二ステージの機能はCFC− 113を凝縮実行可能にするために更に濃厚化することである。第二ステージは 第一ステージの大きさの五分の−である。圧縮凝縮操作を含めてかかるシステム の性能は表2にまとめである。
流量(scfm) 1.000 140 lb/h 995液体 濃度(%) 0.5 11.2 250ppm膜選択度 25 膜面積 1.27On? 真空ポンプ 248 hp 圧縮器 155 hp このように構成されたプロセスは2つの流れだけ、即ち250 DpllのCF Cを含有する残留物流と、清浄な液状のCFC透過物流だけを生成する。ポンプ 、圧縮器、および膜システムを含めて、このシステムの元手コストは$ 680 .000 、または15cfi+供給当り$600であると推定された。操作コ ストは$ 316.000 /年、またはCFC−113の1ポンド(Ib)回 収当り33セントであると推定された。CFC−113の現在のコストは約$  1−1.50/Ibであり、その他のCFCsのコストは$7/lbにまでなる ことがあるので、CFCの回収につながる膜分別は極めて魅力的である。
実施例13 0.5%CFC−113の同1.000 scf流を処理するように設計された 第ニジステムを評価した。このシステムにおいては、流れからのCFC−113 の分別除去は95%から99%に上昇した。計算のために使用したシステム設計 は2重ステップ−2重ステージのシステムであって、第−膜ユニットからの透過 物流および残留物流はどちらも第二膜ユニットに通されるように、第3図および 第5図に示されているタイプのシステム設計を組み合わせである。2重ステップ 第一ステージは、第5図におけると同じように、それぞれ850n?と820コ の膜面積を有する2つの膜ユニットを使用しており、2つの透過物流を生成する 。膜を介しての圧力降下は透過側の真空ポンプによってもたらされる。第一ステ ップからの透過物流は3.1%のCFC−113を含有しており、そして第二ス テージのための供給物流になる。第ニステップからの透過物流は0.4%のCF C−113を含有しており、そして第一ステージの供給物へと再循環される。第 ニステップからの残留物流は9955afeで、50 ppmのCFC−113 を含有している。第二ステージは200dの膜面積を有しており、そして0.5 %のCFC−113を含有する残留物流を生じ、それは第一ステージの供給物へ と再循環できる。第二ステージからの透過物は11.2%CFC−113を含有 しており、そして圧縮凝縮による処理に適している。たとえば、流れは140ボ ンド/時(lb/h)の流量の液状CFC−113を生じるように圧縮・凝縮さ れることができる。2重ステップ−2重ステージの構成は溶剤の高回収が要求さ れる分野では単なる2重ステージ構成よりも有効である。このシステムの性能は 表3にまとめである。
流量(scfs) 1.000 140 lb/h 995液体 濃度(%) 0.5 11.2 50111111膜選択度 25 膜面積 1.870 of 真空ポンプ 326 hl+ 圧縮器 227 hp このように構成されたプロセスは2つの流れだけ、即ちso ppmのCFCを 含有する残留物流と清浄な液状CFC透過物流だけを生じる。このシステムの推 定元手コストは$ 956.000 、または1 scftm供給当り$956 であった。
操作コストは年当り$ 446,000 、またはCFC−113のllb回収 当り 40セントであると推定された。
実施例12と13を比較すると、CFC−113の99%回収はCFC−113 の95%回収よりも約1.4倍経費がかかる。
実施例14 第3図と同じような構成を有する2重ステージ膜システムの性能を、2%の1. 1.l−トリクロロエタンを含有する1、000 scf量流の分別において、 分析した。供給物は15psigに圧縮され、そして583dの面積を有する第 −膜ステージに通される。膜を介しての圧力降下は透過側の真空ポンプによって 付与される。計算に使用された透過物圧力は5膜mHgであった。残留物流は5 00 scfmで、0.2%の1.1.1−)リクロロエタンを含有しており、 そして透過物流は10.8%のi、1.1−トリクロロエタンを含有している。
この透過物流は再圧縮され、それから、121 rrrの面積を有する第二膜ス テージに通され、そこで1.1.1−トリクロロエタン含量が2%に低下させら れる。2%の有機濃度および159 scf履の流量を有する第二ステージから の残留流は第−膜ステージの入口に再循環される。第二ステージによって生成さ れた透過物流は46.6%の1.1.1−トリクロロエタンを含有し、そして3 8 scfmの体積を有している。かかる流れは純粋なi、i、i−トリクロロ エタンを液体で回収するために圧縮しそして5℃に急冷することによって処理さ れることができた。非凝縮骨は膜ユニットにもどすことができた。
このシステムの性能は表4にまとめである。
表4 流量(safe) 1.000 38 962濃度(%) 2.0 46.6  0.2膜選択度 30 膜面積 70411? 真空ポンプ 219 hp 圧縮器 85 hl1 元手コストは大雑把に$ 900.000であると推定され、そして操作コスト は大雑把に381.000/年であろう。
実施例15 第5図に示されているのに似た構成を有する2重ステップ膜システムの性能を、 10%の塩化メチレンを含有する1、000 safe流の分別において、分析 した。供給物は15psigに圧縮され、そしてシリーズ配列の2つの膜ステッ プに通される。膜ユニットはそれぞれ319rrlおよび280dの面積を有し ている。膜の透過側の真空ポンプが、膜を介しての圧力降下をもたらす。計算に 使用された透過物圧力は4c■Hgであった。最終残留物流は0.2%の塩化メ チレンを含有し、モして807 scr腸の流量を有している。第一ステップか らの透過物は50.6%の塩化メチレンを含有し、そして194 scfmの流 量を有しており、そして凝縮によって処理されることができた。第ニステップか らの透過物は9.8%の塩化メチレンを含有しており、93scf墓の流量を有 しており、そして第−膜ステップの入口戻すことができた。このシステムの性能 は表5にまとめである。
表5 流量(scfm) 1.093 194 738(供給物流量は入力1.000  scf論と第ニステップからの戻り93sc4m を合わせたものである) 濃度(!%) 10 50.6 0.2膜選択度 40 膜面積 599ゴ 真空ポンプ 304 i1p 圧縮器 so hp 元手コストは大雑把に$ 950.800であると推定され、そして操作コスト は大雑把に392.000/年である。
実施f!416 膜分別と炭素吸着のコストの比較 この比較において炭素吸着プロセスのために想定した操作条件は表6にまとめで ある。
表6= ハロカーボン除去 95 % 床の深さ 3 【【 操作容量 81bハロカーボン/100 lb炭素流れ使用量 11b流れ/l b炭素 最大ハロカーボン 入口濃度 0.5% 比較に使用したコスト計算はITエンピロサイエンス社のEPA後援研究[提供 先評価(Source Assessment):塩素化炭化水素製造、EPA レポート $600/2−7910196、N T I S # PH10−1 38209(1979)コ基づいている。この研究は操作パラメーターの関数と して炭素吸着システムの元手コストと操作コストを示している。ITエンピロサ イエンス社の研究から採用した元手コストと操作コストはケミカルエンジニアリ ング コスト インデックスを使用して、1988−中間期の価格に更新された 。検討された元手に対する原価償却および利息は膜システムの計算に使用したも のと同じであった。システムの寿命は10年と推定したが、これは、酸発生によ る腐食が問題になり得るハロカーボン溶剤では望み薄であろう。
炭素吸着システムの操作コストはハロカーボンの入口濃度と共に上昇する。第1 4図は操作コストを、1.000scf■の流量で、入口濃度の関数として示し ている。入口濃度が1.2%より高い場合には、膜分離システムは炭素吸着シス テムより安い操作コストを有する。
第15図は空気2005chaを処理するシステムの操作コストを示す。ハロカ ーボンの入口濃度が0.7%より高い場合には、膜システムは炭素吸着より安い 操作コストを有する。
第14図および15の作製に使用された操作コストは検討した元手に対する原価 償却および利息を含んでいる。
従って、膜システムの比較的高い元手コストは考慮に入っている。ハロカーボン をもって操作される場合の炭素吸着システムの寿命の低下は操作コストのデータ には含まれていない。
濃縮増 FIG、 3 FIG。4 FIG、 5 第6図 第7図 第8図 第9図 供給物中の濃度(%) 第10図 第11図 供給物中の濃度(%) 第12図 第13図 供給物中の濃度(容量%) 中で 中で 要 約 書 標準的な廃棄物fI4111方法によって処理するには技術的にも経済的にも難 しい濃度の有機蒸気を含有する気体流を処理するための分別方法。
代表的には、この濃度は約0.1〜lO%の有機蒸気である。この方法は気体流 の有機蒸気成分に対して選択的透過性である一つまたはそれ以上の膜を含有する 膜システムを通して流れを走行させる。分別は2つの流れ生成物だけを生成する 。すなわち、一方は、約0.5%より小さい濃度の有機蒸気を含有する残留物流 生成物であり、もう一方は、有機蒸気含量が高度に濃厚化された透過物流生成物 である1、残留物流および透過物流はどちらも、通常の分離またはaf物制御技 術によって処理するのに適し、でいる。たとえば、低濃度の残留物流は炭素吸着 床に通され、また高s麿の透過物流は凝結または焼却を受ける。
国際調査報告

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)供給側と透過側を有する膜を用意し;供給側の圧力に対する透過側の圧力 の比が0.005〜0.5の範囲にあるように、膜の透過側と供給側の間に圧力 差を与え; 前記供給側を、蒸気の形態の有機成分を1気圧および20℃での前記有機成分の 飽和濃度の0.1%より大きくかつ50%より小さい濃度で含む供給物流と、接 触させ;前記供給物流に比べて前記有機成分に富み、そして蒸気の形態の前記有 機成分を1気圧および20℃での飽和濃度の20%より大きい濃度で含む、透過 物流を、前記透過側から引き出し; 前記供給物流に比べて前記有機成分が枯渇し、そして蒸気の形態の前記有機成分 を0.5%より小さい濃度で含む残留物流を、前記供給側から引き出す;ことを 含む膜分別方法。
  2. (2)前記腹が徴孔性支持体層と薄い透過選択性被覆層を含む複合膜である、請 求項1の方法。
  3. (3)前記腹がゴム状重合体を含む、請求項1の方法。
  4. (4)前記腹がシリコーンゴムを含む、請求項1の方法。
  5. (5)前記腹がポリスチレン−ブタジエン共重合体を含む請求項1の方法。
  6. (6)前記腹が5以上の有機蒸気/窒素選択度を有する、請求項1の方法。
  7. (7)前記膜が10以上の有機蒸気/窒素選択度を有する、請求項1の方法。
  8. (8)膜を通る有機蒸気の流束が膜の透過側に不完全真空を発生させることによ って誘発される請求項1の方法。
  9. (9)前記有機成分がCFCを含む、請求項1の方法。
  10. (10)前記有機成分がハロゲン化炭化水素を含む、請求項1の方法。
  11. (11)前記供給物流に比べて前記透過物流中の前記有機成分の5倍濃厚化が得 られる、請求項1の方法。
  12. (12)前記供給物流に比べて前記透過物流中の前記有機成分の10倍濃厚化が 得られる、請求項1の方法。
  13. (13)前記有機成分の少なくとも80%が前記供給物流から除去される、請求 項1の方法。
  14. (14)前記透過物流中の前記有機成分の濃度が1気圧および20℃での前記有 機物蒸気の飽和濃度より高い、請求項1の方法。
  15. (15)供給物流全体積に対する透過物流全体積の比が40%未満である、請求 項1の方法。
  16. (16)さらに、前記有機成分を液体の形態で回収するために前記透過物流を凝 縮する工程を含む請求項1の方法。
  17. (17)前記凝縮工程からの前記透過物流の非凝縮分が前記膜の前記供給側に再 循環させられる、請求項16の方法。
  18. (18)膜アレイを用意し、前記アレイ内の各膜は供給側と透過側を有しており ; 各膜の供給側の圧力に対する透過側の圧力の比が0.005〜0.5の範囲にあ るように、各膜の透過側と供給側の間に圧力差を与え; 前記アレイを、蒸気の形態の有機成分を1気圧および20℃での前記有機成分の 飽和濃度の0.1%より大きくかつ50%より小さい濃度で含む供給物流と、接 触させ;前記供給物流に比べて前記有機成分に富み、そして蒸気の形態の前記有 機成分を1気圧および20℃での飽和濃度の20%より大きい濃度で含む、透過 物流生成物を、前記膜アレイから引き出し; 前記供給物流に比べて前記有機成分が枯渇し、そして蒸気の形態の前記有機成分 を0.5%より小さい濃度で含む、残留物流生成物を、前記膜アレイから引き出 す;ことを含む膜分別方法。
  19. (19)第一供給側と第一透過側を有する第一膜を用意し;前記第一供給側の圧 力に対する前記第一透過側の圧力の比が0.005〜0.5の範囲にあるように 、前記第一膜の前記第一透過側と前記第一供給側の間に圧力差を与え; 前記第一供給側を、蒸気の形態の有 機成分を1気圧および20℃での前記有機 成分の飽和濃度の0.1%より大きくかつ50%より小さい濃度で含む供給物流 と、接触させ; 前記供給物流に比べて前記有機成分が枯渇し、そして蒸気の形態の前記有機成分 を0.5%より小さい濃度で含む、第一残留物流を、前記第一供給側から引き出 し;前記供給物流に比べて蒸気の形態の前記有機成分に富んだ第一透過物流を、 前記第一透過側から引き出し;第二供給側と第二透過側を有する第二膜を用意し ;胴元第二供給側の圧力に対する前記第二透過側の圧力の比が0.005〜0. 5の範囲にあるように、前記無二膜の前記第二透過側と前記第二供給側の間に圧 力差を与え; 前記第二膜の前記第二供給側を、前記第一透過物流と接触させ; 前記第一透過物流に比べて前機有機成分に富み、そして蒸気の形態の前記有機成 分を1気圧および20℃での飽和濃度の20%より大きい濃度で含む第二透過物 流を、前記第二透過側から引き出し; 前記第一透過物流に比べて蒸気の形態の前記有機成分が枯渇している第二残留物 流を、前記第二供給側から引き出す; ことを含む膜分別方法。
  20. (20)前記第二残留物流が前記第一膜の前記第一供給側に再循環させられる、 請求項19の方法。
  21. (21)第一供給側と第一透過側を有する第一膜を用意し;前記第一供給側の圧 力に対する前記第一透過側の圧力の比が0.005〜0.5の範囲にあるように 、前記第一膜の前記第一透過側と前記第一供給側の間に圧力差を与え; 前記第一供給側を、蒸気の形態の有機成分を1気圧および20℃での前記有機成 分の飽和濃度の0.1%より大きくかつ50%より小さい濃度で含む供給物流と 、接触させ; 前記供給物流に比べて前記有機成分に富み、そして蒸気の形態の前記有機成分を 1気圧および20℃での前記有機成分の飽和濃度の20%より大きい濃度で含む 、第一透過物流を、前記第一透過側から引き出し;前記供給物流に比べて蒸気の 形態の前記有機成分が枯渇している第一残留物流を、前記第一供給側から引き出 し; 第二供給側と第二透過側を有する第二膜を用意し;前記第二供給側の圧力に対す る前記第二透過側の圧力の比が0.005〜0.5の範囲にあるように、前記第 二膜の前記第二透過側と前記第二供給側の間に圧力差を与え; 前記第二膜の前記第二供給側を、前記第一残留物流と接触させ; 前記第一残留物流に比べて蒸気の形態の前記有機成分に富んだ第二透過物流を、 前記第二透過側から引き出し; 前記第一残留物流に比べて前記有機成分が枯渇し、そして蒸気の形態の前記有機 成分を0.5%より小さい濃度で含む、第二残留物流を、前記第二供給側から引 き出す; ことを含む膜分別方法。
  22. (22)前記第二透過物が前記第一膜の前記第一供給側に再循環させられる、請 求項21の方法。
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