JPH05507325A - 保証用の紙の製造方法及びこの方法によって製造される保証用の紙 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の対象 本発明は保証用の紙の製造方法に関する。この方法は、起こり得る偽造に対して 、この種の紙の安全度を強化することを目的としており、特に、紙幣の分野や、 同様の利益を有する紙でできていることが要求される他のタイプの文書の製造に 適用できるものである。

また、本発明は、上記方法によって得られる保証用の紙に関する。

発明の背景 この種の紙によって提供される安全性のレベルは、明らかに、この紙の製造の困 難性に、また、同じことではあるが、その紙の偽造の困難性に対応している。

この分野においては、従来の透けて見えるウォーターマークの他に、貨幣地板あ るいは安全用の繊維を軟塊に組み込むことが知られており、一般に利用されてい る。、１つ目のものは、マイクロプリントが施されているか、あるいは施こされ ていなくて、発光性あるいは紅色に輝く材料からなる可視性のもの、２つ目のも のは、可視あるいは不可視で、紫外線に対して蛍光性を有するものであるが、い ずれの場合においても、文書の表面に任意にあるいは無秩序に配置される。

プラスチック材料あるいは金属性の材料からなる薄片あるいは糸を使用すること も知られている。この場合、これらの薄片あるいは糸に光学特性あるいは適宜な センサーによって解析され得る特性を付与する処理を組み込むことができる。

それらは、紙を薄板状にする段階でセルロース繊維に囲まれた状態で紙中に入れ られる。このことは、紙を破ることなく上記糸を摘出するのを不可能にする。紙 を破れば、文書に不正操作が加えられたことが明らかになる。また、糸を抜き取 れば、この抜き取った糸を後で他の紙に入れて、この他の紙に本物の様相を与え る可能性が必ずある。というのは、紙製造機械では、紙片の製造工程の間は、セ ルσ−ス塊の内部に糸を入れることができる状態にあるからである。

このこともまた知られているように、このような保証用の要素は単独かつ孤立し て紙に入れられることもできるが、一般的には組み合わせて用いられる。

発明の説明 本発明が提案している保証用の紙の製造方法、もっと具体的には、この方法で得 られる紙は、この分野での新しい代替物を構成する。この方法は、紙の「個別化 」のｌ；めの新規な手段を利用することを可能とするもので、この新規な手段も やはり単独で利用できるが、前述のものと組み合わせて利用するのが望ましいも のである。

より具体的には、提唱されている方法は、厚料として、従来の適当な方法によっ て得られる不可欠な紙以外に、耐水性のインクと水溶性の支持板とを利用するこ とから始まる。

より具体的には、耐水インクによって、文字や、アナグラム等々、あらゆる種類 の記号が上述の水溶性支持板に印刷される。

上述の支持板にこれらの記号が都合よく印刷された後、支持板を溶解させるのに 必要な時間の間、支持板を水あるいは水溶液の中に入れる。こうして、最後の３ 番目の処理段階で、記号が浮かんだ状態で残り、従来、紙に貨幣地板あるいは安 全用の微小繊維を組み込んでいたのと同様にして、保証用の紙に付与され得る状 態となる。

さらに、本発明の他の特徴としては、記号を得るためのインクは、文書の証明の ために上記記号を検出する後段のシステムに応じて、磁性材料だけでなく、蛍光 性あるいはリン光性の顔料を含有することができる。

発明の好適実施例 より具体的には、提唱されているこの方法を実施するために、印刷用インクとし ては、たとえば、アクリル重合体、スチレン、ブタジェン、エポキシ重合体、ア クリルニトリル、あるいは他の不水溶性が得られるいかなるものをベースにした 不水溶性のインキを用いなければならない。インクは、上述したように、蛍光性 あるいはリン光性の、好ましくは鮮明な色の顔料を含有することができる。

金的に、文書の発行人に関連しているのが望ましい。

この意味で、単に一例としてではあるが、紙幣の場合には、上記記号は、いかな る形態であっても、上記紙幣の発行国を、また、有価証券の場合には、類似の方 法で、証券の発行元を示すことができる。

インクを印刷するための支持板として、つまり、水溶性の支持板として、ポリビ ニルアルコールあるいは他の水溶性重合体の混合物が使用される。

支持板が溶解し、記号が上記保証用の紙に付加された後、この記号は形成された ばかりの軟塊に浮かんだままになっている。そして、その特別な光学特性のおか げで、それらの記号は、乾燥した紙において、紫外線を反射させたり、あるいは 通常光に透かすことによって識別可能である。それ故、前記した光学手段によっ て検査されるまでは、紙の内部に潜伏した状態にある。

また、前に指摘されたように、上記記号は磁性材料あるいは単に金属材料を含有 することができる。したがって、磁界でもって識Ｅりすることができる。

このような記号が、インクの組成により、柔軟な材料でもって形成されているこ とにより、問題の文書を構成する紙片に導入される際に、これらの記号はいかな る引張応力も受けないし、印刷処理を妨害せず、他のいかなる既知の保証と両立 できるものである。

印刷技術によって記号を製作するということと、既存の装置を用いてその記号を 簡単に紙へ組み込めることにより、紙の各利用者あるいは消費者にとってばかり ではなく、各種の製造業にとっても、すでに指摘したような種々の債５１１化を 行う二七は非常に容易である。

これ以上説明しなくても、当業者は本発明の範囲とそこから生じる効果を理解す るであろう。

この明細書に用いられている用語は、常に狭義ではなく広義に解釈されるべきで ある。

この方法は、保証用の紙に記号を組み込むことから成る。記号には、文字やアナ グラムなどがあり、耐水性のインクから得られるものである。この耐水性のイン クにより、対応する印刷が水溶性の支持板の上に施される。したがって、上記印 刷後、上記支持板は除去され、記号は浮遊状態となり、従来の貨幣地板あるいは 安全繊維が保証用の紙に組み込まれるやり方と同様の方法で、紙に付着させるこ とができる。紫外線を用いたり透かしたりすることによって記号を認識できるよ うに、上記インクはさらに蛍光性か燐光性の顔料を含有している。また、磁場に よって記号を検出できるように、磁気材料あるいは単に金属材料を含有すること もある。

■ａ、Ｊ１１Ｆ報告 国際調査報告

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．紙幣あるいはいかなる種類の有価証券あるいは文書のために使用され、ウォ ーターマークや質幣地板や繊維や安全糸が任意に存在し得る保証用の紙の製造方 法であって、 耐水性インクによって得られると共に水溶性の支持板に予め印刷された文字やア ナグラム等の記号を、形成されたばかりの紙塊に組み込む工程を備え、したがっ て、上記記号が上記支持板に印刷された後、上記支持板は水あるいは水溶液に入 れられ、そこで上記記号が浮遊して、後に上記紙塊に組み込まれ、上記紙塊に安 全性を付与することを特徴とする保証用の紙の製造方法。
2. ２．請求項１に記載の保証用の紙の製造方法において、耐水性のインクの形成の ために、たとえばアクリル重合体、スチレンあるいはブタジエン、エポキシ重合 体あるいはアクリルニトリル等の不水溶性の重合体が使用されると共に、水溶性 の支持板として、好ましくは、ポリビニールアルコールあるいは他の溶解性重合 体の混合物が使用されることを特徴とする保証用の紙の製造方法。
3. ３．請求項１および２記載の方法によって得られる保証用の紙であって、不溶性 の重合体をベースにした耐水性のインクによって形成された文字あるいはアナグ ラム等の複数の記号が内部に組み込まれており、また、上記記号は蛍光性または リン光性の顔料を含有して、紫外線を反射させることにより、あるいは、通常の 光に透かすことにより上記記号の識別を可能となし、それ故上記記号は通常は潜 伏していることを特徴とする保証用の紙。
4. ４．請求項３記載の保証用の紙において、上記記号はさらに、磁界において認識 することのできる磁性材料あるいは単に金属材料を含有していることを特徴とす る保証用の紙。 保証用の紙の製造方法及びこの方法によって製造される保証用の紙発明の詳細な 説明