JPH05506224A - 抗炎症剤としての4―(酸素、イオウまたは窒素置換)―メチル5―ヒドロキシ―2(5h)―フラノン - Google Patents

抗炎症剤としての4―(酸素、イオウまたは窒素置換)―メチル5―ヒドロキシ―2(5h)―フラノン

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JPH05506224A JP91507746A JP50774691A JPH05506224A JP H05506224 A JPH05506224 A JP H05506224A JP 91507746 A JP91507746 A JP 91507746A JP 50774691 A JP50774691 A JP 50774691A JP H05506224 A JPH05506224 A JP H05506224A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗炎症剤としての4−(酸素、イオウまたは窒素置換)−メチル5−ヒドロキシ −2(5H)−フラノン 発明の背景 1、発明の分野 本発明は、抗炎症剤として活性な化合物である新規4−(酸素、イオウまたは窒 素置換)−メチル5−ヒドロキシ−2(5H>−フラノンに関する。本発明は、 本発明の新規化合物を1種またはそれ以上含有する薬剤組成物、そのような薬剤 組成物の使用方法、および新規化合物の化学的製造方法にも関する。
2、従来技術の簡単な説明 マノアライド(@anoal 1de)は、抗炎症、免疫抑制および鎮痛作用を 有する、海綿から単離される化合物である[イー・ディー・デ・シルヴア(E、 D、 deSilva)ら、テトラヘドロン・レターズ(Tetrahedro n Letters) 21 : l 611−1614(1980)]。マノ アライド(化合物1)(その構造は下記の通りである)は、5−ヒドロキシー2 (5H)−フラノン部分を有し、そのフラノン環の4位に、分子の残部が結合し ている。ある種のマノアライド類似体、例えばセコ−マノアライド(化合物2) およびデヒドロ−セコ−マノアライド(化合物3)も、抗炎症活性を有する。マ ノアライドおよびいくつかのその誘導体の生物学的活性については、米国特許第 4447445号、第4786651号、第4789749号および欧州特許出 願第0133376号(1985年2月20日公開)に、より詳細に記載されて いる。
化合物3 マノアライドの合成類似体、とりわけマノアライドのフラノン部分に種々の置換 基を有する類似体が、本出願と同じ発明者によるいくつかの米国特許出願に記載 されている。そのうち下記のものは特許査定を受けており、米国特許証が発行さ れる見込みである: 1988年10月18日出願の出願番号第259225号;1988年12月7 日出願の出願番号第281126号。
公開された欧州特許出願第0295056号には、抗炎症、免疫抑制および増殖 抑制活性を有する4−置換5−1ニドσキシ−2(5H)−フラノンであって、 4位の置換基が種々の1−ヒドロ牛ジアルキル、1−アシルオキシ−アルキルお よびl−カルバモイルオキシ−アルキル基である化合物が開示されている。
米国特許第4855320号には、抗痙章および抗てんかん剤としての5−アリ ールアルキル−4−アルコキシー2(5H)−フラノンが開示されている。
公開された欧州特許出願第0209274号には、抗炎症および抗アレルギー剤 としての4−アルキル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノンが開示されてい る。
ケミカル・アブストラクツ(Chemical Abstracts)第107 巻236559t(1987)には、4−アシルオキシ5−ヒドロキシ−2(5 H)−フラノンが開示されている。
3囲り概! 本発明は、式1 [式中、R,はHもしくは炭素数1〜20のアルキル、Co−R,*、C0−0 −R1*、Co−NH−R,*、PO(OR,*)、またはPO(OR,*)R ,*であり(R1*はそれぞれH1炭素数1〜20のアルキル、フェニルまたは 置換フェニルである。); Xil!O,S、5O−1SO!、NH−またはNR,であり(R,はフェニル 、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである。):Yは炭素原子数少 なくとも6のアルキル、アリールアルキル、アリール、置換アリール、置換アリ ールアルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィン性結合を有する炭素原子数少 なくとも6のアルケニル、GO−R,、C0−0R,、C0NHR3,5OzR ,J、5OtNHRz(Rsはアリール、置換アリール、置換アリールアルキル 、アルキル、1個もしくはそれ以上のすレフイン性結合を有するアルケニルであ る。)、(CHt)n OR,または(CH,)n−0−(CH,)m−0−R ,(nおよびlはそれぞれ1〜25の整数であり、R4はフェニル、置換フェニ ルまたは炭素数1〜20のアルキルである。)、po(OH)2、PO(OH) OR,、PO(OH)R5、PO(OR,)t(Rsはそれぞれフェニル、置換 フェニル、炭素数1〜20のアルキルであるか、またはR1は(CH,)n−N (R,*)ffであり、R6*は炭素数1〜20のアルキルである。)、または NHR−(Rsはフェニル、置換フェニルまたは炭素原子数少なくとも6のアル キルである。)であり、XがO,Sである場合はYi!NH−R,ではなく、X がSOまたはSO!である場合はYはS Ot RsおよびSO,NHR,では ない。] で示される化合物を包含する。
本発明は、場合に応じて薬学的に許容し得る酸または塩基と共に形成する前記化 合物の塩をも包含する。
第二に、本発明は、1種またはそれ以上の式1の化合物(またはその薬学的に許 容し得る塩)を薬学的に許容し得る賦形剤と混合して含有する、哺乳動物(ヒト を含む)のある種の症状、症候群または疾病を処置する目的の薬剤製剤に関する 。
本発明の化合物は、抗炎症、免疫抑制および増殖抑制活性を有する。従って、本 発明の化合物は、哺乳動物(ヒトを含む)の炎症、リューマチ様関節炎、骨関節 炎、りニーマチ性心臓炎、眼および皮膚の炎症疾患、自己免疫疾患、例えばアレ ルギー疾患、気管支喘息および重症筋無力症の処置のため、並びに望ましくない 免疫応答の抑制および細胞増殖の遅延のために有用である。
更に本発明は、式1の化合物の製法に関する。反応式lに概要を示すそのような 方法は通例、2−トリアルキルシリル−4−フルアルデヒド(式2)を還元剤、 例えば水素化ホウ素ナトI/ウムで還元して、式3の2−トリアルキルシリルー 4−ヒドロ牛ジメチルフランを得る工程を含んで成る。または、2−トリアルキ ルソリルー4−フルアルデヒド(式2)をヒドロキシルアミンまたはヒドロキシ ルアミン誘導体(例えばNH,0CH3)と反応させ、得られるオキシムを還元 して、2−トリアルキルシリル−4−アミノメチルフラン(式4)を得る。Wt a+f、例、tば式3の化合物の水酸基を適当な脱離基(例えばヨウ素)で置換 し、その後、得られる中間体(例えば2−トリアルキル7リルー4−ヨードメチ ルフラン)を、式Y’−3Hの試薬による核置換反応に付すことによって、イオ ウを分子中に導入する(一般式1中、XミSの場合)。得られる式5のイオウ含 有2−トリアルキルシリルフラン誘導体を一重項酸素と反応させて、Xがイオウ 、R,が水素である式1の化合物を得る。
Xが酸素である式1の化合物を得るには、式3の中間体2−トリアルキルノリル −4−ヒドロキシメチルフランを、式Y’−Lの試薬と反応させ、次いで式6の 中間体を一重項酸素で処理する。XがNHまたはN R、(R,は式1において 定義した通りである)である式1の化合物は、式4の2−トリアルキルシリル− 4−アミ/メチルフランを、式Y°〜Lの試薬と反応させ、その後、式7の中間 体を一重項酸素で処理する。そのような反応、並びにとりわけ試薬Y’−3Hお よびY”−Lにおいて、Y′はY基(Yは式1に関して定義した通りである)を 表すか、または実施する有機化学者の技術範囲内の反応によって容易にYに変換 し得るY基の前駆体を表す。Lは通例、脱離基を表すか、または、2−トリアル キルシリルフラン分子の4位のヒドロキシメチルまたはアミノメチル側鎖中の水 酸基またはアミン基にY′基を結合させる反応に適当な基を表す。Lはハロゲン であり得、従ってY’−Lはアルキルハライドまたはアルカノイルであり得る。
しはCHであってもよ(、例えばこの場合、試薬Y’−Lはジシクロへキシルカ ルボジイミド(DCC)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)の存在 下に式3の化合物と縮合して、エステルを形成する。試薬Y’−Lはインシアネ ートを表してもよく、その場合、LはN=C=Oを表し、Y′はR3基(R,は 式Iに関して定義した通りである)を表す。
式2 式4 式7 式】の化合物の5−水酸基を置換(アシル化、アルキル化など)したい場合は、 従来の方法で5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン化合物にR1基(前記式に 関して定義した通りである)を導入し得る。
一般的な態様 化学において古典的に使用される用語として、各用語の範囲内のいずれの化合物 にも関し、それらを包含する。
特に異なった説明の無い限り、好ましいエステルは、炭素原子数10もしくはそ れ以下の飽和脂肪族アルコールもしくは酸から、または炭素原子数5〜10の環 式もしくは飽和脂環式アルコールおよび酸から誘導するものである。特に好まし い脂肪族エステルは、低級アルキル酸またはアルコールから誘導するものである 。フェニルまたは低級アルキルフェニルエステルも好ましい。
本発明の記載および請求の範囲中に使用する用語「アルキルJは、直鎖アルキル 基、分枝鎖アルキル基、シクロアルキル基、アルキル置換シクロアルキル基およ びシクロアルキル置換アルキル基を包含する。炭素数を特定しない限り、1低級 アルキル」は、その基が1〜6個の炭素原子を有するという制限を伴う以外は、 前記の広範な「アルキル」基の定義を意味する。
「長鎖アルキル」なる用語も、特に異なった説明の無い限り、その基が4個以上 で約25個以下の炭素原子を有するという制限゛を伴う以外は、前記の広範な「 アルキル」基の定義を意味する。
特に異なった説明の無い限り、好ましいアミドは、炭素原子数10もしくはそれ 以下の飽和脂肪族基、または炭素原子数5〜10の環式もしくは飽和脂環式基か ら誘導するモノ−およびジ置換アミドである。
本発明の化合物のいくつかは、キシル中心を有する。他の本発明の化合物は、1 個を越えるキシル中心を有し得る。従って、本発明の化合物は、エナンチオマー 化合物の混合物(エナンチオマーは、等量存在しても、しなくてもよい)として 、または光学的に純粋なエナンチオマーとして合成し得る。キシル中心が1個を 越える場合も、本発明の化合物を、ジアステレオマーの混合物として、または純 粋なジアステレオマーとして合成し得、各ンアステレオマー自体、l・lまたは それ以外の比のエナンチオマーの混合物であり得る。また、各ジアステレオマー 化合物は、立体的および光学的に純粋であり得る。しかし、光学的に純粋なエナ ンチオマーおよびその混合物並びに全ジアステレオマーを包含する前記形体のす べてを、本発明の範囲内に含む。
本発明の化合物のい(つかは、/スおよびトランス立体異性体を有し得る。本発 明の範囲は、純粋な立体異性体とその混合物の両方を包含する。
薬学的に許容し得る塩は、そのような塩を形成し得る官能基、例えば酸またはア ミン官能基を有するいずれの本発明の化合物に対しても合成し得る。薬学的に許 容し得る塩は、粗化合物の活性を保持し、被投与体および投与を行う環境に有害 または不都合な作用を及ぼさないいずれの塩であってもよい。
そのような塩は、いずれの有機または無機の酸または塩基から誘導してもよい。
塩は、−価または多価イオンであってよい。酸官能基に対して特に好ましいのは 、ナトリウム、カリウム、カル/ラムおよびマグネシウムの無機イオンである。
有機アミン塩は、モノ−、ジーおよびトリアルキルアミンまたはエタノールアミ ンのようなアミン、特にアンモニウム塩を用いて合成し得る。カフェイン、トロ メタミンおよび同様の分子を用いて塩を形成してもよい。酸付加塩を形成し得る 充分塩基性の窒素が存在する場合には、無機もしくは有機の酸またはヨウ化メチ ルのようなアルキル化剤を用いて塩を形成し得る。好ましい塩は、塩酸、硫酸ま たはリン酸のような無機酸を用いて形成する塩である。多くの簡単な有機酸、例 えばモノ−、ジーまたはトリ酸のいずれを使用してもよい。
式lの7977部分の5位に関して好ましい本発明の化合物は、その置換基が、 ヒドロキシ、アセト牛ン、または長鎖アルキル基を有するアルカン酸から誘導す るアルカノイルオキシである化合物である(R,はH,’CH,CO,またはC 0−R,tであり、R7*は長鎖アルキルである)。これに関して特に好ましい のは、C0−R,*がn−ドデカノイルである化合物である。
5−ヒドロキシ−2(5H)〜フラノン分子の4位の側鎖中のX置換基に関して 好ましい本発明の化合物は、XがO,S、NH,SoおよびSOtである化合物 である。
5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン分子の4位の側鎖中のY置換基に関して 好ましい本発明の化合物は、Yが長鎖アルキルである化合物であり、とりわけそ のアルキル基は直鎖状で、10個を越える炭素を有する;これに関して、n−ド デンル基が特に好ましい。Yが(CHt)n−○−(CH,)m−0−R,(特 にnは1、讃は2、R4はメチルである)である化合物も好ましい。更に置換基 Yに関して、Yh<Co−R,、Co−0R,、C0NHR,、So、R,,5 otNHRs(R3は長鎖アルキル、特に直鎖状の長鎖アルキル、最も好ましく はn−ドデシルである)である化合物が好ましい。また、この種の化合物では、 R,が、フェニル置換した炭素数少なくとも4の直鎖状アルキル(または置換フ ェニル置換した炭素数少なくとも4の直鎖状アルキル)であるものも好ましい: 本発明のある特に好ましい態様においては、YがCo−R,であり、R,は5− (4−メトキシフェニル)−n−ペンチルである。更に、本発明の範囲内で好ま しい化合物においては、YがPO(OH)2、p O(OH) Rs (Rsは 長鎖アルキル、好ましくは長鎖n−アルキル、最も好ましくはn−ドデシル)で あるか、またはYがpo(oRs)t(Rsは低級アルキル、最も好ましくはエ チル)であるか、更にYがPO(OH)O(CH,)n−N”(RS*)t(と りわけnは2、R6*はメチル)である。
本発明の最も好ましい化合物を、式lに関して次に挙げる。
化合物4: x=o R,=HY=CHffiO(CHりtOcH,;化合物6 : x=o R,=HY=CONH(CH,)、、CH,;化合物7 : X  = OR、= HY = (CH* ) 1.CHs ;化合物8: X=NH R,=HY=CO(CH,)、、CH,:化合物9: X=NHR,=HY=C ONH(CH,)、、CH,;化合物10: X=NHR,=HY=SOf(C H,)、、CH,;化合物11 : X= S R+=)f Y =(CHJl lCHj;化合物12: x=so R,=HY=(CH,)、、CH,:化合 物13: X=OR,=HY=PO(OCR,CH,)、;化合物14: x= o R,=C○(CH,)、。CH。
Y=P○(OCHtCHs)t; 化合物15: X=OR,=HY=POO−0(CHt)、N”(CH,)ff ;化合物16: X=NHR,=HY=COO(CF(、)、、CH,;化合物 17: X=NHR,=HY=PO(OHXCH,)、、CH,;化合物18:  X=SO,R,=HY=(CHI)I、CH,;化合物19: x=o R, =HY=CO(CHI)5−(4−メトキシ)化合物20: X=NHR,=H Y=SO!NH(CH,)1.CH,;化合1$J21: X=OR,=C0( CH,)、、CH,Y=PO(OH)。
本発明の化合物は、抗炎症、免疫抑制および増殖抑制活性をもたらす薬剤組成物 中において有用である。本発明の化合物(またはその塩)を1種またはそれ以上 含有する薬剤組成物で処置し得る哺乳動物(ヒトを含む)の疾病、症候群または 症状には、次のものが含まれる:炎症、リニーマチ様関節炎、骨関節炎、リュー マチ柱心臓炎、眼および皮膚の炎症疾患、自己免疫疾患、例えばアレルギー疾患 、気管支喘息および重症筋無力症、望ましくない免疫応答および望ましくない細 胞増殖、乾癖、アクネ、アトピー性疾患およびアレルギー性結膜炎。
本発明の化合物の活性は、イン・ビトロでの酵素ホスホリパーゼA、の阻害によ って、およびイン・ビボでのマウス耳抗炎症アッセイにおける炎症の軽減によっ て示される。
本発明の化合物の活性は、ホスホイノシチド特異性ホスホリパーゼCの阻害によ っても示される。この活性は、マノアライドに関して報告されており、このこと は、抗炎症に有用であることを示唆し得る。ベネット(Bennett)ら、モ レ牛ニラ−・ファーマコaジー(Molecular Pharmacolog y)32 :587〜593(1987)a 本発明の化合物の活性は、細胞増殖の律速酵素であるオルニチンデカルボキシラ ーゼの阻害によっても示され、このことは、乾痕および新形成の治療における用 途を示唆する。
本発明の化合物は、カルシウムホメオスタシスをも改良する。この活性は、胃腺 、肺臓細胞、上皮細胞、OH,細胞などを用いた実験における細胞内カルシウム レベルに対する作用によって示される。形質膜カルシウムチャンネルからのカル シウムの流入が阻害され、細胞内ストアからのカルシウム遊離も遮断される。
カルシウムホメオスタシスの改良は、膜脂質または伝達物質遊離の変化を伴う神 経系疾患(バー牛ンソン病、アルツハイマー病)、心臓および血管の平滑筋の収 縮性および血小板凝集の付加を伴う心臓血管系疾患(高血圧、心筋梗塞およびア テローム性動脈硬化症)、胃腸管疾患(例えば潰瘍、下痢、酸またはCQ−の分 泌による運動)、体液および電解質の腎移動が関与する腎疾患(代謝性アシド− シス、アテローム性)および異常増殖疾患(新形成、乾癖)に有用であると考え られる。
本発明の化合物は、マノアライドと同様の活性を有する。すなわち、本発明の化 合物は、グルココルチコイドの内分泌作用は持たず、抗炎症および免疫抑制作用 を有すると考えられる。
本発明の方法において、本発明化合物を、ヒトを含む哺乳動物に、所望の活性を もたらす前動童、好ましくは約0.05〜100mg/日/kg体重の量で投与 する。化合物の量は、処置する疾患または症状、その重篤度、投与経路および披 見与体の性質に応じて決定する。本発明の化合物は、局所、経口、非経口的に、 または他の標準的な投与経路で投与し得る。
本発明の薬剤組成物は、式1および式2の化合物と、投与方法に適当な薬剤担体 とを含有する。この種の薬剤組成物の標準的な調製方法は、レミントンズ・ファ ーマシューティカルーサイエンシーズ(Remington’s Pharma ceuticalS ciences)、マ、り・パブリジング社(Mack  Publjshing Company)、イーストン(E aston)、P Aに記載の方法に準じ得る。
局所投与用薬剤組成物は、軟膏、クリーム、スプレー、パウダーなどの形態であ ってよい。そのような組成物用の標準的な薬剤担体を使用し得る。好ましくは、 局所投与用組成物は、活性成分を0.05〜5%含有する。
クリーム製剤は通例、下記成分を含有し得る:昧盆 重量部 水/グリコール混合物(グリコール15%またはそれ以上)55 〜99脂肪ア ルコール 1〜20 非イオン性界面活性剤 0〜10 鉱油 0〜10 通常の薬剤佐剤 0〜5 活性成分 0,05〜5 軟膏製剤は通例、下記成分を含有し得る。
成分 重量部 白色ワセリン 40 〜94 鉱油 5〜2G グリコール溶媒 1〜15 界面活性剤 0〜10 安定剤 0〜10 活性成分 0.05〜5 経口投与のための適当な薬剤担体には、マンニトール、ラクトース、スターチ、 ステアリン酸マグネシウム、タルク、グルコースおよび炭酸マグネシウムがある 。
経口投与用組成物は、錠剤、カプセル剤、散剤、溶液剤、懸濁剤、徐放性製剤な どの形態であってよい。
ラクトース、噴霧乾燥物 40 〜99ステアリン酸マグネシウム 1 〜2 コーンスターチ lO〜20 活性成分 0.001〜20 非経口投与用組成物は、従来の@濁液または溶液の形態として、乳剤として、ま たは再構成用固体として′M製する。適当な担体は、水、塩類液、デキストロー ス、ハンクス液、リンガ−液、グリセロールなどである。非経口投与は通例、皮 下、筋肉内または静脈内注射によって行い得る。
本発明に記載の薬剤組成物および方法において、本発明の化合物を、他の既知の 抗炎症/免疫抑制剤、例えばステロイドまたは非ステロイド抗炎M剤(NSAI D)と組み合わせ得る。
本発明の化合物の有用な生物学的活性を実証し得るアッセイ方法を次に説明する 。
カルシウムチャンネル(移動)阻害アッセイ多形核白血球(PMNa)、胃腺、 GH,細胞、A431細胞、肺臓細胞、ヒト表皮ケラチン細胞角膜細胞などに、 Ca″″感受性蛍光色素フラー2 (F ura 2 )を取り込ませた。適当 な細胞型を選択し、カルシウム移動、カルシウムチャンネル阻害に対する抗炎症 フラノンの効力および効果を定量した。以下にA431細胞を使用する方法を例 として挙げる。
A431細胞は5〜10分間トリプシン−EDTA処理することによって分離さ せ、GH,細胞は、1%バンクレアチン溶液で2〜5分間処理した。直ちに細胞 を、120mM NaCQ、6mMKCl2.1mM MgSO4、Lffig /x(lグルコースおよび1mg1zQピルベートおよび1.4wMカルシウム を含有する20mMのHEPES緩衝液(pH7,4に培地A)で2回洗浄した 。約5X10”個の細胞を培地へに懸濁させ、4μMフラー2−AMと共に37 ℃で15分間インキュベートした。
フラー2を取り込んだ細胞を洗浄後、蛍光顕微鏡検査によって色素の取り込みを 調べ、すべての細胞の細胞質ゾル中に均一に分布していることがわかった。パー キン−エルマー(Perkin−Elmer)LS−5分光蛍光光度計で蛍光を 連続的に記録した。励起波長を340nm、発光波長を500止に設定した。細 胞懸濁液を連続的に撹拌し、37℃に保持し、種々の剤の添加前に約5分間平衡 にした。次式を用いて[Ca”°]iを計算した すべての蛍光値を、以下のように測定したEGTA消光シグナルに対して相対的 に測定した二Fは、試料の比較蛍光測定値であった。F ff1axは、細胞を DMSO中でジギトニン(100μg/xのにより溶解することによって測定し た。F ll1axを測定後、NaOHでPH8に調節し、3mMのEGTAで Ca f ’を牛レート化して、フラー2シグナルを完全に消光し、F win を得た。
キン−2(quin−2)を用いた場合は、細胞を10℃M牛ンー2−と共に3 7℃で1時間インキュベートし、洗浄してから使用した。
マウス耳抗炎症アッセイ 試験化合物およびホルボールミリステートアセテート(PMA)を、マウスの左 耳の耳介に同時に局所適用する。右耳にはPMAのみを適用する。適用から3時 間20分後、マウスを殺し、左右の耳を採り、標準的なサイズの穴を抜く。左右 ノ耳のMIの差として浮腫(炎症)を測定する。[ヴアン・アーマン、シー・ジ ー(Van Arman、 C,G、 )、クリニカル・ファーマコロジー・ア ンド−セラビューティクス(CIin Pharmacol Ther)、(1 974)、16:900〜904]。
ホスホリパーゼA、の阻害 蜂毒ポスホリバーゼA、に対する本発明の化合物の効果を下記方法によって測定 する: a、1mM−CaC4gを含有する10℃M−HEPES(pH7,4)中の蜂 毒ホスホリパーゼA、を、賦形剤または試験剤と共に41℃で1.0時間インキ ュベートする。
b、1.36℃Mホスファチジルフリン、2.76麿M)リドン(T rito n)X−100を、音波処理によって緩衝液に分散させ、次いでL−3ホスフア チジルフリン、l−パル2−イル−2−(1−”C)バルミトイルと共に1o分 間混合する。
C酵素の添加(0,495単位/顧)により反応を開始する。
d、41℃で15秒間インキュベートする。
e、インプロパ/−ル:n−ヘプタ7 : 0.5M H,SO,(40: l  O:1 ; v:v:v)2.5xQを添加して反応を停止する。
f、 n−へブタン2.OxQおよびH*0 1.OzQを添加する:混合物を 遠心分離する。
g、 n−ヘプタン2.OxQを除去し、200〜300mgのシリカゲルHR 60で処理する。
h、 :i!:、料を遠心分離する。n−へブタンS N l xQを除去し、 ンンチレーション液10雇に加える。
i、 KR’E:/ンチレー/Bンカウンターで計数する。
ベネノトらのモレキュラー・ファーマフロジー32:587−393(1987 )に記載の方法によって測定し得る。
ように、下記2J1度(マイクロモル)で蜂毒ホスホリ、f−ゼA t G 5 0 %阻害(IC6゜)することがわかった。
!土嚢 ホスホリパーゼA、アッセイ 化合物の名称または番号 IC3゜(μm)*化合物1(マノアライド)のデー タは、比較のために挙げるものである。
特別な態様 本発明の化合物は、本明細書中に一般的に説明し、かつ特定の例においても説明 する化学合成経路によって製造し得る。合成化学者は、本発明において一般的に 、および特定して記載する条件を、式1で示されるいずれの、およびすべての化 合物にも一般化し得ることを容易に認識するであろう。更に、合成化学者は、本 発明に記載の合成工程は、当業者によって、本発明の範囲および精神を外れるこ となく変更または調節し得ることを容易に認識するであろう。
U 式9 反応式2には、5−ヒドロキシー4−ヒドロキシメチル−2<5H)フラノンの 誘導体である本発明の化合物(式1中、Xは酸素)の製法の概略を示す。この反 応の出発Wは、2−トリアルキルシリル−4−フルアルデヒド、例えば2−トリ メチルシリル−4−フルアルデヒド(化合物22)または好ましくは2−トリエ チルシリルー4−フルアルデヒド(化合物23)である。そのような出発化合物 は、化学文献により既知のいくつかの方法に従って合成し得る。化合物23の好 ましい合成方法は、既に特許査定を受け、本出願と同じ譲受人に譲渡された19 88年10月18日出願の米国特許出願第259225号に記載されている。前 記の重要な出発物質(化合物22および化合物23)の合成方法は、本明細書中 でも後述の実施例において詳細に説明する。
2−トリエチルシリル−4−フルアルデヒド(化合物23)の例を用いて、この 出発物質を、メタノールのような適当な溶媒中で、適当な還元剤、好ましくは水 素化ホウ素ナトリウムと反応させて、(2−トリエチルシリル−4−フリル)メ タノール(化合物24)を得る。化合物22を出発物質として使用する場合は、 還元により2−トリメチルシリル−4−フリル)メタノール(化合物25)を得 る。エステルである本発明の化合物(式1中、X=○およびY=COR,、R3 は式1に関して定義した通り)を得るためには、2−トリエチルシリル−4−フ リル)メタノール(化合物24)または化合物25を、式R,Co−L(Lはハ ロゲン)のアシルハライドと、好ましくは酸受容体(例えばトリエチルアミン) の存在下、または弱塩基性溶媒(例えばピリジン)中で反応させる。しかし、エ ステルである本発明の化合物の好ましい製法は、シンクロヘキシルカルボジイミ ド(DCC)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)の存在下に、2− トリエチルノリル−4−フリル)メタノール(化合物24)または化合物25を 、式R3C00H)のカルボン酸と縮合することである。
得られる式8の4−アシルオキシメチル−2−トリエチルシリルフランを、次い で、−重両酸素と反応させて、フラン部分の5−水酸基が不置換(R,=H)で ある式lのエステルを得る。アルキルまたはアシル基のようなR,基(式1に関 して定義した通り)を式1の化合物に導入することが望ましい場合は、実施する 有機化学者の技術範囲内の反応によって、これを達成することができる。
式8の4−アンルオキシメチルー2−トリエチルンリルフラン中間体と一重項酸 素との反応に関して、および他の中間体(本明細書中に後述するもの)と−重両 酸素との反応に関して、そのような反応の条件を、いくつかの例に関連して詳細 に説明する。この反応は通例、水およびアセトンの混合物中、または水およびテ トラヒドロフランの混合物中、並びに、ある場合には実質的に水を加えないテト ラヒドロフラン中で、反応混合物に加える開始剤、好ましくはローズベンガル色 素(好ましくはポリマーに結合したちの)の存在下に行うことが好ましい。反応 混合物および容器に酸素を通し、低温、約−78°c1または本明細書中に記載 の反応のためには好ましくは約o′Cで、一定の酸素加圧下に、数時間(通例1 〜7時間)反応を行う。混合物は通例、150W投光ランプで照射する。照射後 の反応混合物の処理には、溶媒の蒸発による濃縮、その後のシリカゲル、カラム または分離用シリカプレートのクロマトグラフィーが通例包含される。
本発明の化合物を導く変換(5−水酸基への置換基R1の導入を除く)の多くは 通例、2−トリアルキルシリルフラン誘導体を一重項酸素と反応させる前に行う ことが好ましい。しかし、これはいずれの場合にも当てはまるのではなく、当業 者は容易に認識するであろうが、「−重両酸素酸化工程」において得た化合物を 、本発明の化合物を得るある種の反応(例えばX=sの場合、イオウの酸化)に 更に付してよい。
更に反応式2に関して、4−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシ−2(5H)− フラノンのホスホニルエステルを得るためには、中間体2−トリエチルシリル− 4−フリノリメタノール(化合物24)または化合物25を、式Rs P OC I t (Rsは式]に関して定義した通り)で示される対応するホスホニルジ クロリドと反応させ、第2のり四口基を加水分解後、式9の中間体を得る。
4−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシー2(5H)−フラノンのホスフェート エステルを得るためには、中間体2−トリエチルシリル−4−フリル)メタノー ル(化合物24)または化合物25を、対応するホスホリルクロリド(P○(○ Rs)tcl、R,は式1において定義した通り)と反応させて、式1oの中間 体ホス7エートエステルを得る。式9および式10の中間体化合物を一重項酸素 で処理して、それぞれR,が水素である式1のホスホネートおよびホスフェート エステルとする。式10のボスフェートエステル、例えばジエチル(2−トリエ チルノリル−4−フリル)メチルホスフェート(式10中、R6=エチル)を、 トリメチル/リルブロミドで処理することにより、選択的に脱エステル化して( 2−トリエチルノリル−4−フリル)メチルホスフェート(式10中、R,=H )を得ることができる。得られるリン酸モノエステル中間体を一重項酸素で処理 すると、4−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノンのリン 酸エステル(式1、x=oおよびY=PO(OH)、)が得られる。
中間体(2−トリエチルノリル−4−フリル)メタノール(化合物24)または 化合物25を、式R,SO,CI(R,は式1において定義した通り)のスルホ ニルクロリド試薬と反応させ、次いで一重項酸素で処理することによって、本発 明のスルホネートエステル(式1中、X==0およびY=SO,R,)を得る。
反応式3には、4−ヒドロキシメチル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン から生成するエーテル、例えば式1に関してX==○およびYはアルキルまたは アリールアルキルである化合物を包含する本発明の化合物を得る方法の概略を説 明する。すなわち、中間体2−トリエチルシリル−4−フリル)メタノール(化 合物24)または化合物25を、塩基の存在下に適当なアルキルハライドと反応 させて、式11の中間体エーテルを得る。反応式3において、Y’−Lは例えば 、化合物24とエーテル結合を形成し得るアルキルハライド、アラルキルハライ ドなどを表す。この反応に使用するハライド(式Y’−Lの試薬)の例は、2− メトキンエトキンメチルクロリドおよびドデシルヨーダイトである。比較的反応 性の2〜メトキ/エトキンメチルクロリドは、弱塩基、例えばジメチルアニリン の存在下に化合物24と反応するが、ドデシルヨーダイトと化合物24との反応 は、強塩基、例えば水素化カリウムの存在下に行う。式11の中間体エーテルを 一重項酸素と反応させ、R8が水素である式1の化合物を得る。
式zI B 式12 反応式3 反応式3には、4−カルバモイルオキシメチル−5−ヒドロキシ−2(5H)− フラノン誘導体である本発明の化合物、すなわち式1に関してXがO,Yがc。
NHR,(R,は式1に関して定義した通り)である化合物の製法の概略をも示 す。
この方法によると、化合物24または化合物25を、式R,−NGOのインシネ ートと、好ましくは強塩基の存在下に反応させる。本発明の化合物6の製造に使 用するインシアネートの例は、ドデシルイソシアネートである;その反応は、塩 基としてのカリウムビス(トリメチルシリル)アミドの存在下に、テトラヒドロ フラン(THF)中で行う。更に反応式3に関して、式12の中間体カルバメー ト誘導体を一重項酸素と反応させて、R1が水素である式lの化合物を得る。
反応式4は、チオエステル、スルホネートおよびスルホネートである本発明の化 合物、すなわち、XがS、S○またはSO2である式1の化合物を得る反応を説 明するものである。この式に従って、2−トリエチルシリル−4−フリル)メタ /−ル(化合物24)または化合物25を、対応するヨード誘導体、4〜ヨード メチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物26)に変換する。これは好まし くは、化合物24をオキサリルクロリドと反応させ、次いで、得られる中間体ビ ス[(2−トリエチルシリル−4−フリル)メチル]オキサレート(化合物27 )をヨウ化ナトリウムで処理することによって行う。その後、4−ヨードメチル −2−トリエチルシリルフラン(化合物26)を、強塩基、例えば水素化カリウ ムの存在下、好ましくはへキサメチルホスホラミドの存在下に、弐Y’−3Hの チオールで処理する。このチオール試薬において、Y′は、Y基(式1に関して 定義した通り)、好ましくはアルキルもしくはアラルキル基を表すか、または実 施する有機化学者の技術範囲内の化学反応によって容易にY基に変換し得るY基 の前駆体を表す。
得られる式13の中間体チオエステルを、適当な試薬、例えばカリウムバーオキ シモノスルフェートで酸化することによって、対応する式14のスルホンに変換 する。式13のチオエステルおよび式14のスルホンを一重項酸素で処理して、 R1が水素で、XがそれぞれSまたはSO2である式Iの化合物を得る。反応式 4に更に示すように、式lのチオエステルを適当な酸化剤、例えば過酸化水素で 酸化して、式■のスルホキシドを得ることができる。
−アミ/メチル−2−トリエチルシリル−フラン(化合物29)を得る。式R, C反応式5は、4−アミノメチル−5−ヒドロキシ−2(りH)−フラノン、す なわち式■に関してX=NH,の化合物の誘導体である本発明の化合物の合成方 法の概略を説明するものである。すなわち、この反応経路に従って、2−トリメ チルシリル−4−フルアルデヒド(化合物22)または好ましくは2−トリエチ ルシリル−4−フルアルデヒド(化合物23)を、メトキシルアミン・ヒドロク ロリドと反応させて、O−メチル−2−トリエチルノリル−4−フルアルデヒド オ牛シム(化6物28)を得る。0−メチル−2−トリエチル7リルー4−フル アルデヒドオキ7ム(化合物28)を、好ましくは水素化ホウ素ナトリウムで還 元して、4〇−りの試薬、好ましくはアシルノ\ライド(R3は式1に関して定 義した通りであり、Lは好ましくはCIである)により、化合物29をア/ル化 して、式15の中間体アミドを得ることができる。アンル/%5イド、例えばド デカメイルクロリドによるこのアンル化反応は、好ましくは、中性溶媒(例えば テトラヒドロフラン)中、酸受容体(例えばトリエチルアミン)の存在下に行う 。式15の化合物を一重項酸素で酸化して、R1が水素であるアミドの形態の本 発明の化合物を得る。
本発明の尿素誘導体、すなわち式1に関してXがNH,およびYがCON HR lである化合物を合成するためには、中間体4−アミノメチル−2−トリエチル 7リルーフラン(化合物29)を、式R1NGO(R3は式1に関して定義した 通り)のインシアネートと反応させる。例えば、ドデシルイソシアネートと化合 物29とをテトラヒドロフラン中、トリエチルアミンの存在下に反応させた後、 −重積酸素で酸化して、本明細書に記載の化合物9を得る。式16の中間体2− トリエチルシリル−4−フリル−メチル尿素誘導体を一重項酸素で酸化して、R 。
が水素である式1の化合物を得る。
弐15 反応式5に更に示すように、4−アミノメチル−2−トリメチルシリルフラン( 化合物29)を、式R,ISO,CIのスルホニルハライド(好ましくはスルホ ニルクロリド)と反応させて、式17のスルホンアミド中間体を得る。この反応 も、同様のアンルハライドによるアシル化のように、中性溶媒(例えばテトラヒ ドロフラン)中、トリエチルアミンの存在下に行うことが好ましい。試薬R15 OtC+の例として、n−ドデシルスルホニルクロリドが挙げられる。式17の 中間体スルホンアミドラ−重項酸素で酸化して、R1が水素である本発明のスル ホンアミド化合物を得る。
4−アミ/メチル−5−ヒドロ牛/−2(5H)−フラノンから誘導するカルバ メートである本発明の化合物(すなわち、式1中、X=NHおよびY=C○○R 5)を合成するためには、中間体4−アミノメチル−2−トリエチルシリル−フ ラン(化合物29)を、好ましくは、式R,0H(R,は式lに関して定義した 通り)のアルコールのンホスゲン(CI、CCOCC1,)I’活性化」エステ ルと反応させる。すなわち、化合物29をR,0COCCI、(R,は例えばド デシルである)と反応させて、式18の中間体を得る。式18の化合物を一重項 酸素で酸化して、フラン部分の5−水酸基か不置換である本発明のカルバメート 化合物を得る。
反応式5の説明を更に続けると、4−アミノメチル−2−トリエチルシリル−フ ラン(化合物29)と、式R,POC1,(R5は式1に関して定義した通り) のホスホニルジクロリドとの反応により、式19の中間体を得る。式1つの化合 物を一重項酸素で酸化して、本発明の5−ヒドロキシ−2(5H)フラノン誘導 体を得る。
アルキル−またはアラルキルアミノスルホニルアミドである本発明の化e物(す なわちスルホニル尿素1式l中、XはNH,YはSo、NHRlであり、R5は 式1に関して定義した通りである)を得るためには、まずスルホニルジクロリド を式R,NH,のアミンと反応させ、得られるアルキルアミノスルホニルクロリ ド(R。
NHS○、CI)を4−アミノメチル−2−トリエチルシリル−フラン(化合物 29)と反応させ、その反応の後、−重項酸素で酸化する。
以下の特定の本発明の化合物の例、並びに本発明の化合物およびある種の中間体 を製造する特定の合成工程例は、本発明を説明するためのものであって、本発明 の範囲を制限するものではない。
n−ブチルリチウム(ヘキサン(2,5M)溶液、28.8ml、 72ミリモ ル)を、アルゴン雰囲気下、−78℃で、モルホリン(6゜28m1.72ミリ モル)のテトラヒドロフラン(700ml)溶液へ添加した。20分後に、3− フルアルデヒド(7,0g、72ミリモル)を添加した。さらに20分後に、S −ブチルリチウム(シクロへ牛サン(1,3M))溶液、55.4ml、72ミ リモル)を滴下して、−78℃で7時間撹拌を続けた後、トリメチルシリルクロ リド(27ml、 216ミリモル)を添加した。−晩(14時間)撹拌を続け 、その間に冷却浴は室温に戻った。溶液を水冷した10%(V/V)塩酸(20 0ml)へ注ぎ、O℃テi。
分間撹拌した後、層を分離した。水層をジエチルエーテルで抽出した。すべての 有機層を合わせて乾燥しく硫酸マグネ7ウム)、蒸発乾固して淡かっ色の油状物 を得た。2%エチルエーテル/ヘキサンを用いる/リカ上でのフラップユクロマ トグラフィーによって、これを精製した。Rr値約0.30(シリカ、10%エ チルエーテル/へ牛サン)の画分を蒸発することによって、標記アルデヒドを淡 黄色の油状物(沸点4B−50″C10,25)ル)として得た。
’HNMR(CDCI3) : 0.29 (s、9H) 、8.98 (s、  ]H) 、8゜25(s、IH)および9.95 (s、 LH)。
”CNMR(CDC+t) ニー2.0.116.2.1289.155.3. 164.1および1B4.5゜ HRMS :CmH120ySi (M”)として、計算値:168.0607 実験値:168.0588゜ 35ミリモル)を、0°Cで、ホウ水素化ナトリウムのメタノ−・’ (10m 1) @濁液へ添加した。45分後、大部分のメタ/−ルを蒸発し、残留物をエ チルエーテルに溶解した。エチルエーテル抽出物を合わせて洗浄しく水)、乾燥 しく硫酸マグネ7ウム)、蒸発乾固して油状物を得た。30%エチルエーテル/ ヘキサンを用いるシリカ上でのフラノシニクロマトグラフイーによって、これを 精製し、標記アルコールを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDC1,)ニア、57 (s、IH)、6.64 (s、IF( )、450 (s、2H) 、2.75 (ブロードs、 IH) 、0.25  (s、9H)。
”CNMR(CDC1,):16L、5.144.0,125.0,119.7 .562、−1.8゜ HRMS : C,H,40,Siとして、計算値:170.0763 実験値: (Eじ):170.0766゜4−(メトキシエトキシメトキシエチ ル)−2−トリメチルシリルフラン(化合物30) 2−メト牛シェドキンメトキシクロリド(0,11ミリモル、0.96ミリモル )を、0℃で、4−ヒドロキシメチル−2−トリメチルシリルフラン(化合物2 5、(2−トリメチルシリル−4−フリル)メタ/−ルとしても知られている、 162゜8霞g、0.96ミリモル)およびジメチルアニリン(0,13ml、 0.1ミリモル)のジクロロメタン(5ml)溶液へ添加した。室温で一晩(約 16時開)撹拌した後、反応混合物を水、希塩酸、そして水で連続的に洗浄した 。乾燥した(硫酸マグネシウム)ジクロロメタン層を蒸発して、油状物を得た。
これを、分離用シリカTLC(30%エチルエーテル/ヘキサンで展開)によっ て精製し、標記エーテルを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCI−): 0.27 (s、9H) 、3.44 (s、3 H) 、3゜62 (m、2H) 、3.76 (m、2H) 、4.51 ( s、2H) 、4.79 (s、2H) 、6.67 (s、IH)および7. 65 (s、 IH)。
MS m/e (%存在比) 258(Mo、23)、182(19)、169 (57)、154(72)、153 (80) 、89 (50) 、73 ( 100)および59(33)。
4−(メトキシエトキシメトキシエチル)−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラ ノン(化合物4) テトラヒドロフラン(7ml)中の4−(メトキシエトキンメトキシメチル)− 2−トリメチルシリルフラン(化合物30,106mg、0.41ミリモル)と ローズ・ベンガル(約3.0mg)の混合物を、−78°Cで2時間、−重項酸 素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用シリカ薄層板上でのクロマト グラフィー(40%エチルアセテート/ヘキサンで展開)によって精製し、標記 フラノンを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIs)+ 3.43 (S、3H) 、3.81.3.75 (2ブロードs、4H) 、4.51 (s、2H) 、4.84 (s、2H )および5.30(ブロード、 IH) 、6.11 (s、 LH)および6 .14 (s、 IH)。
”CNMR(CDC1a): 58.9.62.7.671.71.6.95, 9.97.8.11B、7.165.3および170.6゜n−ブチルリチウム (ヘキサ7(2,5M)溶液、30.6ml、 76.5ミリモル)を、アルゴ ン雰囲気下、−78℃で、モルホリン(6,86ml、76.5 ミリモル)の テトラヒドロフラン(500ml)溶液へ添加した。15分後に、3−フルアル デヒド ルリチウム(シクロへ牛サン(1.3M)溶液、59,011,79.5ミリモ ル)を滴下して、−78°Cで約2時間撹拌を続けた後、トリエチルシリルクロ リド(13、 4vl, 8 0. 1 ミリモル)を添加した。−晩(14時 間)撹拌を続け、その間に冷却浴は室温に戻った。溶液を水冷した10%(V/ V)塩酸(100ml)へ注ぎ、0℃で10分間撹拌した後、層を分離した。水 層をジエチルエーテルで抽出した。すべての有機層を合わせて乾燥しく硫酸マグ ネシウム)、油状物が得られるまで蒸発した。これを高真空下、蒸留して、5− トリエチルシリル−3−フルアルデヒドを淡黄色の油状物(沸点85−90℃1 0.4 )ル)として得た。
IR(ニート) 1680cm−’ ’HNMR(CDC13) : 0.79 (q、 6H,J =7.3Hz)  、0.90 (t。
9H,J=7.3Hz) 、7.0 (s、 IH) 、8.26 (s、 I H)および9.95(s、IH)。
”CNMR(CDCI3): 2.9.7,1.117.2.12B、8.15 5゜6.162.3および1B4.6゜ HRMS mle :C++H+*0tSI (M”)として、計算値+210 .1076 実験値:210.1071゜ 4−ヒドロキシメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合n 24 )ホウ水 素化ナトリウム(353mg、 0.93ミリモル)を、0℃で、2−トリエチ ルノリル−4−フルアルデヒド(化合物23.1.64g、7.79ミリモル) のメタノール(10ml)溶液へ少しずつ添加した。■#間後、大部分のメタ/ −ルを蒸発し、残留物を最少量の希塩酸に溶解した。抽出しくエチルアセテート )、乾燥しく硫酸マグネシウム)、そして蒸発して油状物を得た。20%エチル エーテル/へ牛サンを用いるシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによっ て、これを精製した。Rr値約0.07(10%エチルエーテル/ヘキサン)の 画分を蒸発して、標記アルコールを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCI、) : 0.76 (q、8H,J=7.4Hz> 、 0.97 (t。
9H,J=7.5Hz)、1.45 (t、 IH,J=5.3Hz) 、4. 56 (d、2H。
J=5.3Hz) 、8.67 (s、IH)および7.82 (s、IH)。
HRMS :C,、H,。SiO,(M”)として、計算値・212.1233 実験値:212.1231゜ 4−(ドデシルホスホニルオキシメチル)−2−トリエチルシリルフラン(化合 物31) ドデシルホスフィニックジクロリド(944+++g、 3.29ミリモル)を 、0℃で、4−ヒドロキシメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物24  、(2−トリエチルシリル−4−フリル)メタノールとしても知られている、6 96.8mg。
3.29ミリモル)および4−ジメチルアミノピリジン(403mg、3.29 ミリモル)のテトラヒドロフラン(5ml)溶液へ添加した。室温で一晩(15 時間)撹拌した後、水酸化カリウムの水(約3m1)溶液へ添加した。30分後 に、溶液を水で希釈し、エチルアセテートで完全に抽出した。乾燥した(硫酸マ グネシウム)抽出物を蒸発して、油状物を得た。40%エチルエーテル/ヘキサ ンを用いるシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって、これを精製し 、標記エステルを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIs) + 0.75 (q、 6H,l =8.1 Hz ) 、 0.90 (t。
3H,J=6.9Hz) 、0.99 (t、9H,J=7.8Hz>、1.2 7 (ブロードs、18H)、1.55 (m、2H)、1.90 (m、 2 H) 、4.90 (m、 2H)、6.70 (s、 IH)および7.68  (s、 IH)。
MS mle (%存在比> 444(M”、12)、38B (100) 、 335(22)、195(21)、および155(21>。
4−(ドデシルホスホニルオキシメチツリー5−ヒドロキシ−2(5H)−フi 4と(化合物5) テトラヒドロフラン(10ml)中の3−(ドデシルホスホニルオキシメチル) −5−トリエチルシリルフラン(化合物31.325mg5O,73ミリモル) 、ローズ・ベンガル(約5 +wg)および水(約0.05m1)の混合物を、 0℃で1.5時間、−1項酸素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用 シリカ薄層板上でのクロマトグラフィー(5%メタノール/ジクロロメタンで展 開)によって精製し、標記フラノンを得た。
ロードs、16H)、1.40 (m、 2H)、1.85(ブロードm、IH )、1゜95 (m、IH) 、4.95 (ブロード、2H) 、6.15  (ブロード s、IH)、6 I8(ブロードs、IH)および7.0(ブロー ド、IH)。
13CNMR(CDC11):13.9.21.9.22,5.23.9.25 ,7.287.289.29,2.293.295.30,2.305.31. 7.60.8.97.5.1】8゜6.163.3.163.4および170. 4゜FABMS (陰イオン) : 361 CCM−H)”、’Jlおよび2 49 (72)。
実施例3 4−(N−ドデシルカルバモイルオキシメチル)−2−)リエチルシリルフライ (化合物32) カリウムビス(トリメチルシリル)アミド(トルエン(0,5M)溶液、0.7 ml。
0.38ミリモル)を、アルゴン雰囲気下、0℃で、4−ヒドロキシメチル−2 −トリエチルシリルフラン(化合物24.76.1@g、0836ミリモル)の テトラヒドロフラン(2ml)溶液へ添加した。−晩(14時間)撹拌を続け、 その間に冷却浴は室温に戻った。反応混合物を水で急冷し、エーテルで完全に抽 出した。
乾燥した(硫酸マグネ/ラム)抽出物を蒸発して、油状物を得た。これを、分離 用/リカTLC(10%エチルエーテル/ヘキサンで展開)で精製し、標記カル ボネートを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIり : 0.77 (Q、 6H,J =8.0Hz)  、0.91 (t。
3H,J=6.9Hz)、1.00 (t、9H,J=7.3Hz)、129  (ブロードs、18H)、1.50 (m、2H)、3.20 (m、2H)  、4.72 (ブロード。
IH) 、5.00 (ブロードs、2H) 、6.69 (s、IH)および 7.69(s。
lH)。
HRMS :C,、H4,SiN○! (M’)として、計算値:423.31 68 実験値:423.3164゜ 4−(N−ドデシルカルバモイルオキシメチル)−5−ヒドロキシ−2(5H) −フラノン(化合物6) テトラヒドロフラン(5ml)中の3 (N−ドデシルカルバモイルオキシメチ ル)−5−)リエチルシリルフラン(化合物32.80mg、0.19 ミI)  %ル)、水(約0.1m1)およびローズ・ベンガル(約3 a+g)の混合 物を、0℃T1.5時間、−1項酸素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を 分離用シリカ薄層板上でのクロマトグラフィー(エチルアセテートで展開)によ って精製し、標記フラノンを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCI、) : 0.92 (t、3H,J=6.8Hz) 、 1.29 (ブロードs、20H) 、1.55 (ブロードm、2H) 、3 .20 (dd、 2H,J =8.3Hz) 、4.95 (ブロード、IH ) 、5.20 (ブロード、LH)、6.07(ブロードs、IH)および6 16(ブロードs、IH)。
I′CNMR(CDCI、): 13.8.22.5.26,5.26.8.2 9.6.28.6.28.7.28.8.29.0.29.L 29.4.29 ,6.30.0.31.7.41.2.59,4.97,9.118.6.11 5.9.164.4およ4−ヒドロキシメチル−2−トリエチルシリルフラン( 160mg、 0.75ミリモル)のテトラヒドロフラン(0,5+*l)溶液 を、室温で、水素化カリウム(33mg、 0.83 ミリモル)のテトラヒド ロフラン(1ml) =、濁液へ添加した。水素化カリウムが完全に溶解してか ら、1−ヨードドデカン(0,37ml、1.5ミリモル)を添加した。室温で 4日間、撹拌を続けた。反応混合物を水で急冷した。
抽出(エチルエーテル)、そして乾燥した(硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発し て、油状物を得た。5%エチルエーテル/ヘキサンを用いるシリカ上でのフラッ シュクロマトグラフィーによって、これを精製した。Rr値約0.65の画分を 蒸発することによって、標記エーテルを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDC1i) : 0.76 (q、 6H,J =7.6Hz)  、0.91 (t。
3H,J =6.9Hz)、1.00 (t、9H,J=7.3Hz)、1.2 9(ブロードs、 18H) 、1.65 (m、2H) 、3.47 (t、 2H,J=6.7Hz) 、4.39 (s、2H) 、6.68 (s、2H )および7.63 (s、 IH)。
HRMS :C,、H,、O,Si (M”)として、計算値・380.311 1 実験値:380.3100゜ 4−(ドデカノキシ)−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン(化合物7)テ トラヒドロフラン(6i+1)中の4−ドデカノ牛シー2−トリエチルンリルフ ラン(化合物33.85mg、 0.22ミリモル)、水(0,05m1)およ びローズ・ベンガル(約3 mg)の混合物を、0°Cで1,5時間、−重項酸 素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用シリカ板上でのクロマトグラ フィー(20X2Oct、100u、50%エチルエーテル/ヘキサンで展開) によって精製し、標記フラノンを無色の固体として得た。
’HNMR(CDC1,): 0.92 (t、3H,J=6.9Hz)、1. 30(ブロードs、 18H)、1.64 (m、 2H) 、3.57 (t 、2H,J=6.6Hz)、4.37(ブロード s、2H) 、5.75 ( ブロード、LH) 、6.10 (s、LH)および6.16 (s、 LH) 。
”CNMR(CDCIs) : l 4.1.22.6.25.9.29.3. 29,4.295.29.6.3149.65.7.71.9.97.9.11 7.9.166゜5および171.5゜ HRMS :C,、H3,O,(M二H)゛として、計算値:299.2222 実験値:299.2204゜ 実應豊鼻 ((E)、(Z)−)−o−メチル−2−トリエチルシリル−4−フルアルデヒ ドオキシム(化合物28) 酢酸ナトリウム(Ig、12.3ミリモル)およびメト牛ジルアミンヒドロクロ リド(1,05g、12.3ミリモル)の水(5■l)溶液を、室温で、2−ト リエチルノリル−4−フルアルデヒド(化合m23.860mg、 4.1 ミ ’J モル)のエタノール(6■l)溶液へ添加した。16時間撹拌した後、大 部分のエタノールを蒸発し、残留物を水に溶解した。抽出しくエチルアセテート )、乾燥した(硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発して、油状物を得た。5%エチ ルエーテル/ヘキサンを用いるシリカ上でのフラノ/ユクロマトグラフィーによ って、これを精製し、標記オキシムを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIs) : 0.79 (Q、6 [(、J = 7.3  Hz) 、0.99 (t 。
9H,J=7.9Hz) 、3.95 (s、3H) 、4.06 (s、3H ) 、6.84 (s。
3H)、8.84 (s、IH)、7.00 (s、IH)、7.28 (s、 IH)、7゜82 (s、 IH) 、8.05 (s、 IH)および8.3 4 (s、 IH)。
HRMS :C,、H□No、sI (M”)として、計算値:239.134 1 実験値:239.1332゜ 4−アミノメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物29)水素化リチウム アルミニウム(テトラヒドロフラン(1,0M)溶液、0.54g+I、0.5 4ミリモル)を、室温で、(E) 、 (Z”)−〇−メチルー2−トリエチル シリル−4−フルアルデヒドオキシム(化合物28,106.2mg、0.46 ミリモル)のテトラヒドロフラン(5a+I)溶液へ滴下した。室温で一晩(約 14時間)撹拌した後、反応混合物を水で急冷した。抽出しくエチルアセテート )、乾燥した(硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発して、油状物を得た。10%メ タノール/ジクロロメタン/1%アンモニアを用いるシリカ上でのフラッシュク ロマトグラフィーによって、これを精製した。Rr値約0.34の画分を蒸発し て、標記アミンを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIs) : 0.76 (Q、6 H,J = 7.9 H z) 、0.98 (t。
9H,Jミ8.4Hz)、1.87(ブロードs、2H) 、3.76 (s、 2H) 、6゜63 (s、 l )()および7.56 (s、 LH)。
HRMS :C,、H,,5iNO(M”)として、計算値:211.1392 実験値:211.1389゜ ドデカノイルクロリド(109mg50.49ミリモル)を、室温で、4−アミ ノメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物29.70mg、0.33ミリ モル)およびトリエチルアミン(69μm、0.49ミリモル)のテトラヒドロ フラン(3■l)溶液へ添加した。室温で一晩(約15時間)撹拌した後、大部 分の溶媒を蒸発した。残留物を分離用シリカ薄層板上でのクロマトグラフィー( 50%エチルエーテル/ヘキサンで展開)によって精製し、標記アミドを無色の 油状物として得た。
’HNMR(CDCIJ : 0.75 (Q、 6H,J =7.9Hz)  、0.87 (t。
3H,J=6.8Hz) 、0.97 (q、9H,J=7.9Hz)、1.2 4 (ブロードS、 16H)、1.80 (m、2H) 、2.17 (t、 2H,J=7.8Hz) 、4.27 (d、 2H,J =5.3Hz) 、 5.65 (ブロードs、 IH) 、6.57 (s、 IH)および7.5 6 (s、 LH)。
HRMS :cttH−sNots i(M゛)として、計算値:393.30 63 実験値:393.3048゜ 4−(N−ドデカノイルアミノメチル)−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノ ン(化合物8) テトラヒドロフラン(5■l)中の4−(N−ドデカフィルアミノメチル−トリ エチルンリルフラン(化合物24、73.2mg,0.18ミリモル)、水(0 05■l)およびローズ・ベンガル(約3 mg)の混合物を、0℃で1.5時 間、−重項酸素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用シリカ薄層板上 でのクロマトグラフィー(アミノげセテートで展開)によって精製し、標記フラ ノンをオフホワイトの固体として得た。
’H NMR (CDC13) : 0. 93 (t, 3H. J =6.  9Hz) 、1.30 (ブロードs, 1 6H)、1。65(ブロードm , 2H) 、2. 3 1 (t, 2H, J =78Hz) 、4.22  (d,2Hj=5.0Hz) 、5.93 (s, IH) 、6. 1 1 (s。
IH)および7.04 (t, IH,J=5.0Hz)。
”C NMR (CDC13):14.5、23.7、26.9、30、3、3 0,5、30、6、30 7、33.o、36.8、37.7、100 0、1 18 1、168、7、172.6および176、4。
HRMS :C+7H3aNO− (M+H) °として、計算値:312.2 174 実験値:312.2182。
実施例6 4−(N−ドデシルウレイド)メチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物ド デシルイソシアネート(105■g、0.49ミリモル)を、室温で、4−アミ /メチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物29、70膳g,0.33ミリ モル)およびトリエチルアミン(69μI、0.49ミリモル)のテトラヒドロ フラン(3■l)溶液へ添加した。室温で一晩(約16時間)撹拌した後、反応 混合物を水で急冷した。抽出しくエチルエーテル)、乾燥した(硫酸マグネシウ ム)抽出物を蒸発して得た残留物を、60%エチルエーテル/ヘキサンを用いる シリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによって、精製した。Rf値約0. 47の画分を蒸発することによって、標記ウレアをオフホワイトの固体として得 た。
畜H NMR (CDC13) : 0. 74 (Q, 6H, J =8.  0Hz) 、 0. 87 (t。
3H.J=6.9Hz) 、0.96 (q,9H.J=7.7Hz)、1.2 4(ブロードs,18H)、1.40 (m,2H) 、3. 1 5 (q, 2H, J=8.4Hz) 、4. 17 (d, 2H, J =5. 4H z) 、4. 6 7 (ブロードt, LH) 、4. 85 (ブロードt ,IH) 、6.58 (s,IH)および7.53 (s,LH)。
HRMS : C,、H,、N、O,St (M”)として、計算値:422. 3329 実験値:422.3315゜ 4−(N−ドデシルウレイド)メチル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノ乙 (化合物9) テトラヒドロフラン(6ml)中の4−(N−ドデシルウレイド)メチル−2− トリエチルシリルフラン(化合物35.80mg、 O,19ミリモル)、水( 0,01m1)およびローズ・ベンガル(約3 mg)の混合物を、o′cで1 時間、−重項酸素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用シリカ薄層板 上でのクロマトグラフィー(エチルアセテートで展開)によって精製し、標記フ ラノンを無色の固体として得た。
’HNMR(CD30D) : Q、 93 (t、3H,J=7.2Hz)、 1.33(ブロードS、181()、1.5C1(ブロードt、2H) 、3. 18 (t、2H,J=6゜9Hz)、4.12(ブロードs、2H) 、4. 91 (s、2H) 、5.91 (ブロードs、IH)および6.09 (s 、 IH)。
l″CNMR(CD、OD): 14.5.23.7.27.9.3o、5.3 0.8.31.0.31.3.33.1.38.6.41゜1.99.9.11 7.6.16o。
7.170.7および1728゜ HRMS : C,、H,、N2O2(M+H)”として、計算値:341.2 440 実験値:341.2434゜ 実施例7 4−(N−ドデシルスルホンアミド)メチル−2−トリエチルシリルフラン(化 合物36) ドデカンスルホニルクロリド(124mg、0.46ミリモル)を、4−アミノ メチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物29.81.3mg、0.39ミ リモル)溶液へ添加し、更に、トリエチルアミン(64μl、0.46 ミリモ ル)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液を添加した。室温で一晩(約18時間 )撹拌した後、反応混合物を水で急冷した。抽出しくエチルエーテル)、乾燥し たく硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発して、油状物を得た。これを、分離用シリ カ薄層板上でのクロマトグラフィー(30%エチルエーテル/ヘキサンで展開) によって精製し、標記スルホンアミドを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDClz) : 0.74 (9,6H,J =7.9Hz)  、0188 (t。
3H,J=7.8Hz) 、0.95 (t、9H,J=7.4Hz)、1.2 6(ブロードs、18H)、1.75 (m、2H) 、2.94 (m、2H ) 、 4.17 (d、2H,J=5.9Hz) 、4.35 (t、 LH ,J =5.9Hz) 、 6.64 (s、 IH)および7.63 (s、  IH)。
FABMS : 444 (M+H)”。
4−(N−ドデシルスルホンアミド)−メチル−5−ヒドロキシ−2(5H)− フラノン(化合物10) テトラヒドロフラン(6ml)中の4−(N−ドデシルスルホンアミド)メチル −2−トリエチルシリルフラン(化合物36.106mg、0.24 ミ’Jモ ル)、水(0,01量1)およびローズ・ベンガル(約3+*g)の混合物を、 0℃で1.5時間、−重項酸素にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用 シリカ薄層板上でのクロマトグラフィー(50%エチルアセテート/ヘキサンで 展開)によって精製し、標記フラノンを無色の固体として得た。
’HNMR(CD、OD): 0.95 (t、3H,J=6.8Hz)、1. 34 (ブロード s、 16H)、1.50 (m、 2H)、1.80 ( m、2H) 、3.15 (m。
2H)、4.11(ブロードs、2H) 、 4.92 (ブロードs、 2H ) 、6.15(S、IH)および6.17 (s、 IH)。
’3CNMR(CD30D)+14.3.23.6.24.6.29.2.30 .2.30.4.30.6.30.7.40.9.53,5、+00.2.11 9.3.168.9、および172.9゜ F ABMS : 362 [(M+H) +、 18]。
実施例8 オキサリルクロリド(0,59ml、6.79ミリモル)を、0℃で、4−ヒド ロキシメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物24.1.2g、5.6f 3ミリモル)およびトリエチルアミン(0,95ml 6.79 ミリモル)の ジクロロメタン(10a+l)溶液へ滴下した。10分後、反応混合物を水で急 冷した。抽出しくジクロロメタン)、乾燥した(硫酸マグネシウム)抽出物を蒸 発して、油状物を得た。5%エチルエーテル/ヘキサンを用いるシリカ上でのフ ラッシュクロマトグラフィーによって、これを精製した。Rf値約0.17の画 分を蒸発して、標記オキサレートエステルを無色の油状物として得た。
’HNMR(CDCIs) : 0.81 (Q、6H,J =7. 3Hz) 、1.02(t、9H,J=7.3Hz) 、5.24 (s、2H) 、6. 73 (s、 IH)および7゜78 (s、IH)。
MS m/e (%存在比): 195 (100)、167(16)、115 (35)および87(29)。
4−ヨードメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物26)アセトン(7+ l)中のビス−[(2−トリエチルシリル−4−フリル)メチルコオキサレート (化合物27.823mg、1.72ミリモル)およびヨウ化ナトリウム(5, 36g、358ミリモル)の混合物を、室温で一日撹拌し、水で急冷した。抽出 しくペンタン)、乾燥したく硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発して、標記ヨーシ トを得た。これを、更に精製せずに、以下の工程において用いた。
4−ドデカンチオール−2〜トリエチルンリルフラン(化合物37)ドデカンチ オール(0,52ml、 2.19 ミリモル)を、アルゴン雰囲気下、室温で 、水素化カリウム(88+ag、、2.19 ミリモル)のテトラヒドロフラン (10會1) 懸濁液へ添加した。3時間後、ヘキサメチルホスホルアミド(2 ml) 、Meいて4−ヨードメチル−2−トリエチルシリルフラン(化合物2 6.470mg。
1.45ミリモル)のテトラヒドロフラン(2ml)溶液を添加した。室温で8 日間、撹拌を続けた。反応混合物を水で急冷した。抽出(エチルエーテル)、そ して乾燥した(硫酸マグネシウム)抽出物を蒸発して、残留物を得た。5%エチ ルエーテル/ヘキサンを用いるシリカ上でのフラッシュクロマトグラフィーによ って、これを精製した。Rf値約0618の画分を蒸発することによって、標記 チオエーテルを無色の油状物として得た。
寛HNMR(CDCI−) : 0. 76 (q、6H,J =7.7Hz)  、 0.79 (t。
3H,J=6.7Hz) 、0.98 (t、9H,J=7.3Hz)、1.2 8(ブロードs、18H)、1.55 (m、2H) 、2.47 (t、2H ,l=7.6Hz> 、3.58 (s、2H) 、6.68 (s、 IH) および7.56 (s、 IH)。
HRMS :C,、H,,5SiO(M”)として、計算値:396.2882 実験値:398.2885゜ 4−ドデカンチオメチル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン(化合物1テ トラヒドロフラン(6ml)中の4−ドデカンチオメチル−2−トリメチルシリ ルフラン(化合物37.180mg、0.48ミリモル)、水(0,01m1) およびローズ・ベンガル(約3I1g)の混合物を、0℃で1時間、−重項酸素 にさらした。溶媒を除去した後、残留物を分離用シリカ薄層板上でのりaマドグ ラフィー(60%エチルエーテル/ヘキサンで展開)によって精製し、標記フラ ノンを淡黄色の油状物として得た。
’HNMR(CDCI3) : 0.91 (t、 3H,J =6.9Hz)  、1.29 (ブロード s、18H)、1.61 (m、2H) 、2.5 2 (t、2H,J=7.2Hz)、3.50(ブo−F、2H) 、5.85  (ブロード、IH) 、6.00 (s、IH)および6.28 (s、 I H)。
”CNMR(CDC1i) : 14. l、22.6.27,6.28.7. 28.9.292.293.295.29.6.31.9.32.1.98.3 .1188、165.7および171.5゜ HRMS :C,、Ha。SQ、(M”)として、計算値:314.1915 実験値:314.1911゜ 寒嵐例旦 4−(ドデカンスルホオキVメチ/I/) −5−ヒドロキシ−2C5H>−フ ラノン(化合物]2) メタ/−ル(1,5m1)中の4−ドデカンチオメチル−5−ヒドロキシー2( 5H)−フラノン(化合物11.36,1厘g、0.12ミリモル)および30 %過酸化水素(11)の混合物を、室温で17時間撹拌した。大部分の溶媒を除 去し、残留物を分離用シリカ薄層板上でのクロマトグラフィー(エチルアセテー トで展開)によって精製し、標記フラノンを得た。
’HNMR(CDCI、) =0.89 (t、3H)、1.25(ブロード  s、18H)、1.75 (m、2H) 、2.85 (m、2H) 、3.7 5 (m、 LH) 、4゜00 (m、IH)よび8.20 (m、 2H) 。
HRMS : C,?H□○、S (M+H)’として、計算値:331.19 43 実験値: 331.1947゜ テトラヒドロフラン(10ml)中の(2−トリエチルシリル−4−フリル)メ タノール(化合物24.4−ヒドロキシメチル−2−トリエチルシリルフランと しても知られている、2.89g、13.5ミリモル)、トリエチルアミン(3 ゜76−1.270ミリモル)およびジエチルクロロホスフェ−) (4,28 m1.29.0ミリモル)の混き物を、室温で14時間撹拌した。混合物をろ過 し、ろ液を蒸発乾固して、残留物を得た。これを再びエチルエーテルに溶解して 、10%塩酸、水および5%炭酸水素ナトリウムで洗浄した。乾燥した(硫酸マ グネ/ラム)有機層を蒸発して、油状物を得た。30%エチルアセテート/へ牛 サンを用いるシリカカラムでのクロマトグラフィーによって、これを精製し、標 記エステルを得た。
IR(CDCI3): 1260および1220゜’HNMR(CDC1,):  0.70 (Q、6H,J=7.8H2)、0.92(t、9H,J=7.8 Hz)、1.24 (t、6H,J=7.1Hz) 、 4.01 (Q。
2H,J=6.8Hz) 、 4.03 (Q、2H,J=6.8Hz) 、4 .90 (s、 IH)、4、93 (s、 IH) 、6.66 (s、 1 M)および7.64 (s、 LH)。
I3CNMR(CDCL): 3.0.7.1.15.8.15.9.6o、6 .60.7.63,5.63.6.12(C5,1206,121,0,145 ,5および159.7゜ 4−1− (ジエチルホスホリルオキ/)メチル−5−ヒドロキシ−2(5H) −フラノン(化合物13) アセトン(50@l)中のジエチル(2−トリエチルシリル−4−フリル)メチ ルホスフェート(化合物38.803mg、2.31ミリモル)、水(2滴)お よびローズベンガル(5mg)の混合物を、0℃で7時間、−前項酸素にさらし た。
溶媒を除去した後、残留物を、エチルアセテートを用いるシリカカラムでのクロ マトグラフィーによって精製し、標記フラノンを得た。
IR(CHCl、):3250.1770.1250.1150.1050およ び960゜ ’HNMR(CDCIs) : 1.37 (t、 6H,J =6.0Hz)  、4.18 (2q、4H,J=6.0Hz) 、4.8.)(ddd、IH ,J=15.0Hz、9.0Hz。
1.2Hz); 4.96 (ddd、LH,J=15.0Hz、7.2Hz;  016Hz)、6、12 (s、 IH)および6.15(s、IH)。
”CNMR(CDC13): 82.1.64.7.97.4.118.8.1 63゜3.163.4および1704゜ 0%エチルアセテート/ヘキサンを用いるシリカカラムによって精製し、標記エ ステルを得た。
IR(CHClユ):1800.1770および1030゜’HNMR(CDC I、):0.72 (t、3H,J=7,0Hz)、1.10(ブロード s、  16H)、1.20 (t、 6H,J =6.8Hz)、1.50 (m、  2H)、2.26 (t、2H,J=7.6Hz) 、4.00 (p、4H ,J=7.1Hz) 、4.72 (m、2H) 、6.11 (ブロードs、 LH)および6.81(ブロードs、161、1.64.1.64,2.92. 0.119.6.161.2.161.3.168.7および171.6゜ を用いると、4−(ホスホクロリン)メチル−5−ヒドロキシ−2(5H)−フ ラノン(化合物15)を得る。
去奥例↓溢 1−ドデカノールを、トリホスゲンおよび4−アミノメチル−2−トリエチルシ リルフラン(化合物29)と反応させ、(4−N−(ドデシルオキシカルボニル )メチルアミノ−2−トリエチルシリルフランを得る。この中間体を一重項酸素 で処理し、開始剤としてローズ・ベンガルを用いると、4−N−(ドデシルオキ シカルボニル)メチルアミノ−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン(化合物 16)を得る。
実施例14 4−アミ7メチルー2−トリエチルシリルフラン(化合物29)を、ドデシルホ スフィニックジクロリドおよび水酸化カリウムと反応させ、ドデシルN−(2− トリエチルシリル−4−フリル)メチルホスホルアミドを得る。この中間体を一 重項酸素で処理し、開始剤としてローズ・ベンガルを用いると、4−(ドデシル ホスホルアミドメチル)−5−ヒドロキシ−2(5H)−フラノン(化合物17 )を得る。
実施例15 4−ドデシルチオメチル−2−トリエチルシリルフランをベルオキシー硫酸カリ ウムで酸化すると、4−ドデシルスルホニルメチル−2−トリエチルシリルフラ ンを得る。この中間体を一重項酸素で処理し、開始剤としてローズ・ベンガルを 用いると、4−(ドデシルスルホニルメチル)−5−ヒドロキシ−2(5H)− フラノン(化合物18)を得る。
実施例16 4−メトキシベンズアルデヒドを(4−カルボ牛ジブチル)トリフェニルホスホ ニウムプロミドおよびビス(トリメチル/I)lリアミドカリウムで処理し、生 じた6−(4−メト牛ジフェニル)−5−ヘキセン−1−オイyクアシソドをパ ラジウム炭素を用いて水素化する。シンクロヘキシルカルボジイミドおよび4− ジメチルアミ/ピリジンを用いることにより、生成した6−(4−メトキシフェ ニル)−へ牛サンー1−オイ、クアシノドを4〜ヒドロキシメチル−2−トリエ チルシリルフラン(化合物24)と結合させ、(2−トリエチルシリル−4−フ リル)メチル(4−メトキシフェニル)へキサノエートを得る。この中間体を、 開始剤としてローズ・ベンガルを用いることにより、−前項酸素と反応させ、4 11:(4−メトキシフェニル)ヘキサノイルオキシメチル]−5〜ヒドロキシ −2(5H)−フラノン(化合物19)を得る。
実施例17 1−ドデシルアミンを、塩化スルフリルおよび4−(アミノエチル)−2−トリ エチルシリルフラン(化合物29)と反応させ、N−ドデシル−N’−(2−ト リエチルシリル−4−フリル)メチルスルホニルウレアを得る。開始剤としてロ ーズ・ベンガルを用いることにより、生成したスルホニルウレアを酸素で酸化し 、4−[(ドデシルアミノスルホニル)アミンエチル]−5−ヒドロキシ−2( 5H)−フラノン(化合物20)を得る。
実施例18 ジエチル(2−トリエチル7リルー4−フリル)メチルホスフェート(化合物3 8)を、トリメチルシリルプロミドと反応させ、(2−)リエチルシリルー4− フリノリメチルホスフェートを得る。酸素を用いて酸化し、開始剤としてローズ ・ベンガルを用いることにより、4−ホスホリルオキシメチル−5−ヒドロキシ −2(5H)−フラノンを得る。ドデカノイルクロリドを用いて、このフラノン をエステル化すると、4−ホスホリルオキシメチル−5−ドデシルアミン−2( 5H)−フラノン(化合物21)を得る。
要約書 式 [式中、 R,はHもL<は炭素数1〜200)フル牛ル、Co−R謙、Co−0−R,* 、C0−NH−R,*、PO(OR2*)*まりii P O(OR、*) R 、*テあす(R、*はそれぞれH5炭素数1〜20のアルキル、フェニルまたは 置換フェニルである。);XltO%5SSO−1So1、NHiた1tNR4 でt5+す(Rtlt7z=ル、置換フェ二tkマたは炭素数1〜20のアルキ ルである。):5 Yは炭素原子数少な(とも6のアルキル、アリールアルキル 、アリール、置換アリール、置換アリールアルキル、1個もしくはそれ以上のオ レフィン性結合を有する炭素原子数少なくとも6のアルケニル、CORa、Co −0R,、C0NHR3、So、R,,5O1NHR,CRsはアリール、置換 アリール、置換子り−ルアルキル、アルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィ ン性結合を有するアルケニルである。)、(CH,)n−0−R,または(C) (、)n−0−(CH−)s−0−R,(nおよび論はそれぞれ1〜25の整数 であり、R4はフェニル、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである 。)、PO(OH)、、PO(OH)OR,、PO(OH)R6、PO(ORB )t(R,はそれぞれフェニル、置換フェニル、炭素数1〜20のアルキルであ るか、またはR5は(CHJn N(R%*)2であり、Rs*は炭素数1〜2 0のアルキルである。)、またはNH−R,(R,はフェニル、置換フェニルま たは炭素原子数少なくとも6のアルキルである。)であり、XがolSである場 合はYはNH−R,ではなく、XがSOまたはSO,である場合はYはS O*  RsおよびSo、NHR,ではない。] で示される化合物を開示する。本発明の化合物は、抗炎症活性を有する。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R1はHもしくは炭素数1〜20のアルキル、CO−R1*、CO−O−R1* 、CO−NH−R1*、PO(OR1*)2またはPO(OR1*)R1*であ り(R1*はそれぞれH、炭素数1〜20のアルキル、フェニルまたは置換フェ ニルである。);XはO、S、SO−、SO2、NH−またはNR2であり(R 2はフェニル、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである。);Yは 炭素原子数少なくとも6のアルキル、アリールアルキル、アリール、置換アリー ル、置換アリールアルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィン性結合を有する 炭素原子数少なくとも6のアルケニル、CO−R3、CO−OR3、CONHR 3、SO2R3、SO2NHR3(R3はアリール、置換アリール、置換アリー ルアルキル、アルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィン性結合を有するアル ケニルである。)、(CH2)n−O−R4または(CH2)n−O−(CH2 )m−O−R4(nおよびmはそれぞれ1〜25の整数であり、R4はフェニル 、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである。)、PO(OH)2、 PO(OH)OR5、PO(OH)R5、PO(OR5)2(R5はそれぞれフ ェニル、置換フェニル、炭素数1〜20のアルキルであるか、またはR5は(C H2)n−N(R5*)3であり、R5*は炭素数1〜20のアルキルである。 )、またはNH−R6(R6はフェニル、置換フェニルまたは炭素原子数少なく とも6のアルキルである。)であり、XがO、Sである場合はYはNH−R6で はなく、XがSOまたはSO2である場合はYはSO2R3およびSO2NHR 3ではない。] で示される化合物およびその塩。 2.R1がH、CH3CO、COR1*であり、R1*は炭素数少なくとも4の 長鎖アルキルである請求項1記載の化合物。 3.R1*がn−ドデシルである請求項2記載の化合物。 4.XがOである請求項1記載の化合物5.XがSである請求項1記載の化合物 。 6.XがNHである請求項1記載の化合物。 7.XがSOである請求項1記載の化合物。 8.XがSO2である請求項1記載の化合物。 9.Yが、炭素数が10を越える長鎖アルキルである請求項1記載の化合物。 10.Yが(CH2)n−O−(CH2)m−O−R4である請求項1記載の化 合物。 11.Yは、COR3、COOR3およびCONHR3(R3は炭素数少なくと も6の長鎖アルキルである)から成る群から選択する請求項1記載の化合物。 12.Yは、置換フェニル置換直鎖状アルキル(アルキル基は少なくとも4個の 炭素を有する)である請求項1記載の化合物。 13.Yは、SO2R3およびSO2NHR3(R3は炭素数少なくとも4の長 鎖アルキルである)から成る群から選択する請求項1記載の化合物。 14.Yは、PO(OH)2、PO(OH)R5、PO(OR5)2およびPO (OH)O(CH2)n−N+(R5*)3から成る群から選択する請求項1記 載の化合物。 15.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R1はH、CO−R1*、CO−O−R1*、CO−NH−R1*、PO(OR 1*)2またはPO(OR1*)R1*であり(R1*はH、または炭素数1〜 20のアルキルである。); XはO、S、SO−、SO2、NH−であり;Yは炭素原子数少なくとも6のア ルキル、アリールアルキル、置換アリールアルキル、CO−R3、CO−OR3 、CONHR3、SO2R3、SO2NHR3、(CH2)n−O−R4、(C H2)n−O−(CH2)m−O−R4、PO(OH)2、PO(OH)R5、 PO(OR5)2、PO(OH)OR5およびNH−R6であり(R3はアリー ルアルキル、置換アリールアルキル、炭素原子数少なくとも6のアルキルであり 、nおよびmはそれぞれ1〜25の整数であり、R4は炭素数1〜20のアルキ ルであり、R5はそれぞれ炭素数1〜20のアルキルであるか、またはR5はO (CH2)2−N(R5*)3(R5*は低級アルキルである)であり、R6は フェニル、置換フェニルまたは炭素原子数少なくとも6のアルキルである。)、 XがO、Sである場合はYはNH−R6ではなく、XがSOまたはSO2である 場合はYはSO2R3およびSO2NHR3ではない。] で示される化合物およびその塩。 16.XがOである請求項15記載の化合物。 17.Yが(CH2)n−O−(CH2)m−O−R4である請求項16記載の 化合物。 18.Yが(CH2)−O−(CH2)2−O−CH3である請求項17記載の 化合物。 19.R1が水素である請求項18記載の化合物。 20.YがPO(OH)R5(R5は長鎖アルキル)であるか、またはYがPO (OH)O(CH2)2−N(R5*)3(R5*は低級アルキル)である請求 項16記載の化合物。 21.YがPO(OH)(CH2)11CH3である請求項20記載の化合物。 22.R1が水素である請求項21記載の化合物。 23.YがPO(OH)O(CH2)2−N(R5*)3(R5*はCH3)で ある請求項20記載の化合物。 24.R1が水素である請求項23記載の化合物。 25.YがPO(OH)2またはPO(OR5)2(R5は低級アルキル)であ る請求項16記載の化合物。 26.YがPO(OH)2である請求項25記載の化合物。 27.R1がHである請求項26記載の化合物。 28.R1がCO(CH2)10CH3である請求項26記載の化合物。 29.R5がエチルである請求項25記載の化合物。 30.R1がHである請求項29記載の化合物。 31.R1がCO(CH2)10CH3である請求項29記載の化合物。 32.YがCO−R3であり、R3はアリールアルキルまたは置換アリールアル キルである請求項16記載の化合物。 33.R3が(CH2)5−(4−メトキシ)フェニルである請求項32記載の 化合物。 34.R1がHである請求項33記載の化合物。 35.YがCONHR3である請求項16記載の化合物。 36.R3が(CH2)11CH3である請求項35記載の化合物。 37.R1がHである請求項36記載の化合物。 38.Yが炭素原子数少なくとも6のアルキルである請求項16記載の化合物。 39.Yが(CH2)11CH3である請求項38記載の化合物。 40.R1がHである請求項39記載の化合物。 41.XがNHである請求項15記載の化合物。 42.YがCO−R3、CO−OR3、CO−NHR3である請求項41記載の 化合物。 43.YがCO−R3であり、R3は(CH2)11CH3である請求項42記 載の化合物。 44.R1がHである請求項43記載の化合物。 45.YがCO−NHR2であり、R3は(CH2)11CH3である請求項4 2記載の化合物。 46.R1がHである請求項45記載の化合物。 47.YがCO−OR3であり、R3は(CH2)11CH3である請求項42 記載の化合物。 48.R1がHである請求項47記載の化合物。 49.YがSO2R3、SO2NHR3またはPO(OH)R5である請求項4 1記載の化合物。 50.YがSO2R3であり、R3は(CH2)11CH3である請求項49記 載の化合物。 51.R1がHである請求項50記載の化合物。 52.YがSO2NHR3であり、R3は(CH2)11CH3である請求項4 9記載の化合物。 53.R1がHである請求項52記載の化合物。 54.YがPO(OH)R5であり、R5は(CH2)11CH3である請求項 49記載の化合物。 55.R1がHである請求項54記載の化合物。 56.XがS、SO−、またはSO2である請求項15記載の化合物。 57.XがSおよびYが(CH2)11CH3である請求項56記載の化合物。 58.R1がHである請求項57記載の化合物。 59.XがSOおよびYが(CH2)11CH3である請求項56記載の化合物 。 60.R1がHである請求項59記載の化合物。 61.XがSO2およびYが(CH2)11CH3である請求項56記載の化合 物。 62.R1がHである請求項61記載の化合物。 63.薬学的に許容し得る賦形剤と、式▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 R1はHもしくは炭素数1〜20のアルキル、CO−R1*、CO−O−R1* 、CO−NH−R1*、PO(OR1*)2またはPO(OR1*)R1*であ り(R1*はそれぞれH、炭素数1〜20のアルキル、フェニルまたは置換フェ ニルである。);XはO、S、SO−、SO2、NH−またはNR2であり(R 2はフェニル、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである。);Yは 炭素原子数少なくとも6のアルキル、アリールアルキル、アリール、置換アリー ル、置換アリールアルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィン性結合を有する 炭素原子数少なくとも6のアルケニル、CO−R3、CO−OR3、CONHR 3、SO2R3、SO2NHR3(R3はアリール、置換アリール、置換アリー ルアルキル、アルキル、1個もしくはそれ以上のオレフィン性結合を有するアル ケニルである。)、(CH2)n−O−R4または(CH2)n−O−(CH2 )m−O−R4(nおよびmはそれぞれ1〜25の整数であり、R4はフェニル 、置換フェニルまたは炭素数1〜20のアルキルである。)、PO(OH)2、 PO(OH)OR5、PO(OH)R5、PO(OR5)2(R5はそれぞれフ ェニル、置換フェニル、炭素数1〜20のアルキルであるか、またはR5は(C H2)n−N(R5*)3であり、R5*は炭素数1〜20のアルキルである。 )、またはNH−R6(R6はフェニル、置換フェニルまたは炭素原子数少なく とも6のアルキルである。)であり、XがO、Sである場合はYはNH−R6で はなく、XがSOまたはSO2である場合はYはSO2R3およびSO2NHR 3ではない。] で示される化合物またはその塩の1種またはそれ以上とを含有する薬剤組成物。
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