JPH05505971A - コーティング方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 コーティング方法 本発明は、２個の並置されたトランスファーローラを使用し、その間をウェブが 移動し、ウェブの両面にコーティング剤を付着させるウェブ例えば紙ウェブの両 面をコーティングする方法に関する。

紙のコーティングおよびサイジングの一般的な技術は、相互に係合している２個 のローラの間に形成されたローラニップ中のコーテイング液を計量することにあ る。いわゆるサイズプレス技術においては、コーテイング液がニップ中へ直接に 供給され、そしてこの技術は紙のいわゆる表面サイジングに主として一般的に使 用されている。

ローラコーターのその他の既知の変型によれば、コーティング剤が先ずプレスロ ーラ、いわゆるトランスファーローラ上で計量されることにより、紙に間接的に 移送される。その後、予め計量された液体フィルムがプレスニップ内に過剰のコ ーティング剤が形成されないようにペーパーウェブに移送される。この技術の一 例は、いわゆるゲートローラーコーターで、これは２個の並置された加圧ローラ を備えており、この間にウェブがコーティング剤を均展するために移動する。こ れらの２個のプレスローラは、ローラの組の両側にフランクを備え、該フランク によりコーティング剤がプレスローラのマントル面上に移送され、そして前記マ ントル面からペーパーウェブに移送される。

ローラ上扼送られるコーテイング液を計量するその他の例は、ブレードによるか 、または回転するバーによる計量法を使用するコーターである。

しかしながら、上記の既知の技術には、ある欠点がある。これらの欠点の中には 、不均一な適用量、すなわち、いわゆるフィルムスブリットの作用等によるユズ 肌パターン（ｏｒａｎｇｅ　ｐｅｅｌ　ｐａｔｔｅｒｎ）の形成を挙げることが できる。それ故に、移動するウェブ、特に紙のコーティングに関する新規の改良 された技術を開発する必要がある。

従って、本発明の目的は、間に２個の並置されたトランスファーローラを使用し 、その間をウェブが移動し、ウェブの両側にコーティング剤を付着させるウェブ の両面をコーティングする改良された方法を提供することにある。本発明は、ト ランスファーローラが相互に異なる周速度を与えられ、前記周速度のうちの少な くとも一方の周速度をウェブが送られる速度からずれるように設定する原理に基 づいている。それに加えて、本発明による方法は、両方のトランスファーローラ がウェブとの係合装置に関して相互に同一方向に、しかもウェブと同一方向に移 動することを特徴としている。

本発明による方法の好ましい一実施例においては、両方のトランスファーローラ の周速度が移動するウェブの速度からずれており、そしてトランスファーローラ のうちの一方のローラの周速度がウェブの速度を超えており、他方のトランスフ ァーローラの周速度がウェブの速度よりも低いことが特に好ましい。この点につ いて、両方のトランスファーローラの周速度がウェブの速度がら同じ程度ずれて いることが好ましい。

ウェブの速度からのずれの度合は、特に重要ではないにしても、ずれ量が約５％ を超えないことが好ましく、周速度のずれの好ましい範囲は約０．５％ないし約 ２．５％である。

従来技術の欠点を回避すると共に最適の結果を得るためには、本発明による方法 は、並置されたトランスファーローラの間のニップにおけるローラ圧力が一般に 使用されているローラ圧力よりも低い状態で実施され、そしてトランスファーロ ーラが約１ＯＮ／ｍｇまでのニップ係合圧力に設定されることが好ましい。

そのうえ、柔軟な材料、例えば、ゴム製のローラを使用し、そして多くとも約６ ０シヨアＡの表面硬度を有するトランスファーローラを使用することが好ましい 。

ウェブのためのある送り作用を得る目的のために、ウェブをウェブの速度よりも 高い周速度を有するトランスファーローラに対して延長された係合関係をもたら すのが好適である。

要約すると、トランスファーローラが約Ｉ　Ｎ　／　ａｍないし約１ＯＮ／ａｍ のニップ係合圧力に設定され、そして多くとも約６０シミアＡの表面硬度を有す るトランスファーローラが使用されることが特に好ましい。

本発明による技術は移動するペーパーウェブのコーティングに特に好適である。

以下に、本発明の非限定実施例を添付図面について説明する。添付図面は本発明 によるコーティング方法を適用するコーティング装置を図解的に示した側面図で ある。

図面に例示し、そして全体を符号１で示したコーティング装置は、両方共矢印ａ で示した方向に回転する２個のトランスファーローラ３および５を備えている。

これらのトランスファーローラ３および５の間には、ペーパーウェブ７が矢印す で示した方向に送給される。トランスファーローラ３．５は、アプリケータ１３ および１５により、′それぞれコーティング剤が供給され、そして過剰のコーテ ィング剤２１．２３が容器１７．１９に戻される。計量ローラ９．１１が矢印Ｃ で示した方向に回転せしめられ、そしてこれらのローラの速度はトランスファー ローラ３．５の回転速度よりもかなり低（しである。

図面から明らかであるように、ペーパーウェブ７は円周の約３０°に相当する部 分において上側ローラ３のマントル面（ｍａｎｔｅｌ　５ｕｒｆａｃｅ）と係合 するように送給される。

ペーパーウェブ７の下側ローラ５との係合は、理論的には、直線に沿っているが 、ローラ３．５が柔軟であるので、理論的な係合よりも若干大きくなりている。

図示した側においては、トランスファーローラ３．５の表面を構成する材料とし ては、比較的に柔軟なゴムが使用されており、その硬度は約５０シヨアＡである 。ローラ３．５の間のニップ圧力は約５　Ｎ　／　ａｍである。さらに、トラン スファーローラ３がペーパーウェブ７の周速度よりも約１．５％だけ高い周速度 を有し、その反対に、トランスファーローラ５の周速度がペーパーウェブ７より も約１．５％低くな、ていることから、ローラ３．５はペーパーウェブ７の速度 からずれた周速度で駆動される。トランスファーローラ３に対する延長された係 合関係がらみて、ペーパーウェブ７のある送り作用が得られる一方で与えられた 速度の差異は、ペーパーウェブ７の両側の有利な均展作用を与える。

本発明による方法により得られたコーティングの驚異的な改良は、なかんず（、 適用された層にユズ肌パターンを惹き起こすいわゆるフィルムスブリット作用に 関係している。低い係合圧力により、トランスファーローラ３．５の周速度を相 互に異ならせると共に、ペーパーウェブ７の移動速度とも異ならせることができ る。

要　約　書 ２個の並置されたトランスファーローラ（３，５）によりウェブ（７）の両面に コーティング剤を付着させることにより移動するウェブ（７）の両面をコーティ ングする方法において、トランスファーローラ（３，５）に相互に異なる周速度 が与えられ、前記周速度のうちの少なくとも一方の周速度がウェブ（７）の速度 からずれており、そして両方のトランスファーローラ（３，５）およびウェブ（ ７）が同一方向に移動するコーティング方法。

補正書の翻訳文提出書 （特許法第１８４条の８） 平成４年１０月２日

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．２個の並置されたトランスファーローラによりウエブの両面にコーティング 剤を付着させることにより移動するウエブの両面をコーティングする方法におい て、トランスファーローラが相互に異なる周速度を与えられ、そして前記周速度 のうちの少なくとも一方の周速度がウエブの速度からずれており、そして両方の トランスファーローラおよびウエブが同一方向に移動することを特徴とする上記 方法。 ２．請求項１に記載の方法において、両方のトランスファーローラの周速度が移 動するウエブの速度からずれていることを特徴とする方法。 ３．請求項２に記載の方法において、トランスファーローラの一方の周速度がウ エブの速度を超えるものであり、他方のトランスファーローラの周速度がウエブ の速度よりも低いことを特徴とする方法。 ４．請求項３に記載の方法において、両方のトランスファーローラの周速度がウ エブの速度から同程度ずれていることを特徴とする方法。 ５．請求項２から４までのいずれか一項に記載の方法において、ウエブの速度か らの両方の周速度のずれが約５％までのものであることを特徴とする方法。 ６．請求項５に記載の方法において、前記の周速度のずれが約０．５％ないし約 ２．５％の範囲内にあることを特徴とする方法。 ７．請求項１から６までのいずれか一項に記載の方法において、トランスファー ローラがニップにおいて約１０Ｎ／ｍｍの係合圧力を受けることを特徴とする方 法。 ８．請求項１から７までのいずれか一項に記載の方法において、トランスファー ローラが約６０ショアＡまでの表面硬度を有していることを特徴とする方法。 ９．請求項３から８までのいずれか一項に記載の方法において、ウエブがウエブ の速度を超える周速度のトランスファーローラに対して延長された係合関係にさ れ、それによりあるウエブの送り作用が得られることを特徴とする方法。 １０．請求項３、４または５のいずれか一項に記載の方法において、トランスフ ァーローラがニップにおいて約１Ｎ／ｍｍないし約１０Ｎ／ｍｍの係合圧力に設 定され、かつトランスファーローラが約１００Ｐ＆Ｊを超えない表面硬度を有し ていることを特徴とする方法。 １１．請求項１から１０までのいずれか一項に記載の方法において、移動するペ ーバーウエブの両面コーティングに使用されることを特徴とする方法。