JPH05504482A - ヒトε免疫グロブリン固定ペプチドの細胞外部分及びそれに特異的な抗体 - Google Patents

ヒトε免疫グロブリン固定ペプチドの細胞外部分及びそれに特異的な抗体

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JPH05504482A JP3504845A JP50484591A JPH05504482A JP H05504482 A JPH05504482 A JP H05504482A JP 3504845 A JP3504845 A JP 3504845A JP 50484591 A JP50484591 A JP 50484591A JP H05504482 A JPH05504482 A JP H05504482A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒトε免疫グロブリン固定ペプチドの細胞外部分及びそれに特異的な抗体発明の 背景 外因性喘息、枯草熱及びある種の食品や薬剤に対するアレルギー反応のような直 接型過敏症は、免疫グロブリンの1つのアイソタイプであるIgEにより主に媒 介される。IgE媒介アレルギー反応において、アレルゲンはマスト細胞及び好 塩基球の表面上のレセプターに結合したIgEに結合する。アレルゲンの結合に より表面IgE分子が架橋し、それによってその下のIgEのFc部分に対する レセプター(FcER)が架橋し、これがヒスタミン、アナフィラキシ−の遅延 反応物質(SRA)及びセロトニンのような薬理的媒介物質の放出のきっかけと なる。これらのマスト細胞及び好塩基球産物の放出が病理学的反応及びアレルギ ー徴候を引き起こす。
IgEは特定のクラスのB細胞により分泌され、また、該B細胞の表面上にも存 在する。特定のアレルゲンに対して感作された個体中では、該アレルゲンに対し て特異的なIgEがこれらのB細胞によって継続的に産生される。それにもかか わらず、系中に分泌されたIgE(及びIgE産生B細胞)を持たない個体は正 常に生きているように思われ、このことはIgEが免疫応答に必須的でないこと を示している。もっとも、IgEは寄生生物による感染と戦うために有用である かもしれない。
従って、IgE産生B細胞を抑制し又は枯渇させることによって分泌IgEを減 少させることは、アレルギーの有用な治療方法であろう。IgE産生B細胞に特 異的に結合するモノクローナル抗体(並びにその誘導体及び関連産物)は、この ような抑制又は排除過程に用いることができるであろう。免疫系の調節、細胞溶 解又は細胞障害機構は、モノクローナル抗体又はその誘導体若しくは関連産物に より結合された細胞を抑制し又は破壊するために用いることができる。
IgEは好塩基球及びマスト細胞の表面上のFcεRレセプターに非常に強く結 合し、その会合定数Kaは約1xlO”リットル1モルである。IgEが好塩基 球及びマスト細胞により合成されないとしても、IgEとFcERとの非常に強 力で安定な会合は、IgEが最終的には常にこれらの細胞の表面上に存在し、露 出していることを意味する。従って、B細胞上のIgEを標的とする免疫治療剤 は、このIgE及びその下のFcERの架橋及びそれに伴うアレルギー反応の開 始を回避するために、好塩基球及びマスト細胞上のIgEと反応してはならない 。
発明の概要 免疫グロブリンは2つのペプチド鎖、すなわちH鎖及びL鎖から成る。IgHに おいては、H鎖はε鎖と示される。膜固定ペプチドは、免疫グロブリンのH鎖の C末端から延び、付随する免疫グロブリンを細胞膜表面に固定する。これらの膜 固定ペプチドは、原形質膜に対する位置に基づき、3つの部分に分けられる。
中央部分は25個の疎水性及び非帯電アミノ酸から成り、このことは、これらが 膜の脂質二重層中に存在することを示唆している。C末端親水性部分は3〜28 個のアミノ酸から成り、このことはこれらが細胞内に存在することを示唆してい る。N末端に向かう部分は非常に酸性で親水性の約13〜67個のアミノ酸から 成り、このことはこれらが原形質膜の細胞外表面上に存在することを示唆してい る。
これらのペプチドの細胞外部分は異なるアイソタイプのそれぞれについて固有の ものである。従って、ε銀膜固定ペプチドの細胞外部分は、全体的に又は部分的 に、IgEを産生ずるB細胞に固有のエピトープを形成している。しかしながら 、この膜結合免疫グロブリンアイソタイプ特異的(migis)な細胞外エピト ープは、分泌された、可溶性のIgE (又はFcERに結合したIgE上)に は存在しない。なぜなら、B細胞の表面に結合したIgEのみが、そのH鎖の一 部として膜固定ペプチドを有するがらである。本発明の抗体及び他の免疫治療剤 は、IgE担持B細胞の表面上のm1g1sエピトープに結合する。これらのB 細胞は次いで多数の免疫機構により排除され又は制御される。これらの抗体及び 他の免疫治療剤は、以下にさらに記載するように、生体内及び生体外アレルギー 治療並びに診断に用いることができる。
これらの抗体又はその関連物質による治療が、結合型及び分泌型の両方のrgE に共通なエピトープに結合する抗体又はその関連物質を用いる治療に比べて優れ ている1つの点は、後者は抗体−1gE免疫免疫物を形成するということである 。免疫複合物は腎臓又は他の生理機能に問題をもたらすかもしれない。
代替的mRNAスプライシングの故に、ヒトε鎖の膜固定領域中のペプチドをコ ートする少なくとも3つの異なるヌクレオチド配列が存在することが発見された 。これら3種類のヌクレオチド配列によりコートされる推定アミノ酸配列もまた 異なっており、このことはヒトε銀膜固定ペプチドの3つの異なるアイソフオー ムが存在することを示している。
アイソフオーム■の推定アミノ酸配列は、67個のアミノ酸残基及びN末端に向 かう15個のアミノ酸ペプチド部分を有していることを示している。この15個 のアミノ酸部分は細胞外にあり、全体的に又は部分的にm1g1sエピトープを 形成するものと提案される。アイソフオーム■1は119のアミノ酸残基を有し 、そのうちの67アミノ酸はN末端に向かう細胞外部分を形成しているものと提 案される。アイソフオームIIIは45個のアミノ酸残基を有し、分泌され、膜 結合細胞外部分を有していない。
図面の簡単な説明 図1は、ヒトε膜固定ペプチドの3つの異なる提案されるアイソフオーム(■、 II及びIII)を創製する3つの異なるmRNAスプライシングを示す。”* ”はリーディングフレーム中の停止コドンを示す。CH4領域の末端にある、黒 く塗りつぶした短い領域は分泌されたε鎖のC末端を表す。
図2Aはヒトε鎖の膜固定ペプチドのアイソフオームIのペプチドコードヌクレ オチド配列及び推定アミノ酸配列を示す。下線を引いた部分が膜脂質二重層にわ たると考えられる疎水性アミノ酸である。太字で示す領域が細胞表面外におそら く露出している部分である。
図2Bはヒトε鎖の膜固定ペプチドのアイソフオームI+のペプチドコードヌク レオチド配列及び推定アミノ酸配列を示す。太字で示す部分がアイソフオームI +に固有のアミノ酸配列を示す。
図20は、ヒトε鎖の膜固定領域である、アイソフオームII+のペプチドコー ドヌクレオチド配列及び推定アミノ酸配列を示す。太字で示す部分がアイソフオ ームI11に固有のアミノ酸配列を示す。
図3A及び図3Bはそれぞれ、ヒトε銀膜固定ペプチドを含むクローン並びに分 泌された及び膜結合1gEを含むクローンをcDNAライブラリーからスクリー ニングするために用いることができるD N Aプローブの位置を示す。
図4は、HE M 7の種々のm1g1sペプチドに対する結合を示す。結果は 、ポリクローナルヒト血清1gE (◇)又は合成m1g1sペプチド、すなわ ち、・m1g1s−a、Xm1g1s−u、0m1g1s−7、Δm1g1s− a、若しくはワ”m1g1s−δで被覆したマイクロタイタープレートを用いた 3種類のELISAの1つの代表例の2回の平均を示す。
図5Cは、蛍光フローサイトメトリーにより決定された、HEM7のIgE分泌 細胞に対する結合を示す。図5Bは、分泌1gEに対するモノクローナル抗体C Vk性対照)であるTES−19の当量濃度(10μg/m l )におけるS K○−007細胞への結合を示す。図5Aは抗体を加えなかった対照を示す。
図6Aは、fl々(7)i11度ニオケル、HEM7のl gE分t、5Ko− 007細胞への濃度依存的結合を示す。
図63はm1g1s−εペプチドによるH E M7の5KO−007細胞への 結合の特異的阻害を示す。・HE M 7とm i g i s−εペプチド、 OHEM7とm1g1s−γペプチド、△TES−19とm1g1s−εペプチ ド。示した値は、3つの別々の測定結果の平均である。
図7は、膜結合1gEとHEM7のウェスタン免疫プロッティング分析の結果を 示す。分子量マーカーの相対的移動度は左側に示されており、膜結合ε及び分泌 との位置が右側に示されている。a ポリクローナル抗ε抗体によってプローブ された血清1 gE6b : HEM7によりプローブされた血清1gE0c  ポリクローナル抗ε抗体によってプローブされた5KO−007細胞の原形質膜 。dHEM7によってプローブされた5KO−007細胞の原形質膜。e:10 0μg/mlのm1g1s−εペプチドの存在下においてHEM7によってプロ ーブされた5KO−007細胞の原形質膜。
好ましい態様並びに製造及び使用方法の詳細な説明1、ml 1sエピトープ  びに−び% にお(るそれ゛のB細胞上の膜結合免疫グロブリ/は、同じB細胞 によって合成された分泌可溶性免疫グロブリンとは、B細胞表面に該免疫グロブ リンを固定する余分のペプチド部分を有している点で異なる。アミノ酸配列が決 定されている異なる種からのB細胞上の膜結合免疫グロブリンは免疫グロブリン を膜に固定する余分のアイソタイプ特異的領域を有する。これらのペプチド領域 は41〜130のアミノ酸を有し、3つの部分に分けることができる。25個の 疎水性かつ非帯電アミノ酸からなる中央部分があり、これは細胞膜二重層中に位 置するものと信じられる。3〜28個のアミノ酸残基のC末端親水性部分があり 、これは膜の原形質側(こ位置するものと信じられる。約13〜67個のアミノ 酸残基のN末端に向う部分があり、二〇は非常に酸性で親水性であり、原形質膜 の外側表面上に存在すると提案される。
細胞外部分の長さ並びにその親水性交び高度な帯電性は、この部分が露出され、 抗体と接触可能であることを示している。免疫グロブリ/H鎖の膜結合領域の細 胞外部分上に位置する抗原性エピトープを以下、m1g1sエピトープと言う。
m i g i sエピトープは、いくつかのタイプのIgE媒介アレルギー疾 患のモノクローナル抗体又はポリクローナル抗体系治療及び診断の開発を可能に する。
2、B Δ グロブリンの ムペプチド数個の種からの10種類の膜結合免疫グ ロブリンアミノ酸配列が先に決定されている。1shida、N、 et al 、、 EMBOJ、、 1:1117(1982); 5teen、 M、L、  et al、、@J Mol、 Biol、、 177:19−32(1984): Rogers、 J、et al、、 Ce11.26:19−27(198P); Yama waki−Kataoka、 Y、et al、、 Proc、 Natl、  Acad、 Sc11M5A、79:2008−2012 i1982); Kamaromy、 M、et al、、 Nuc、 Ac1ds Res、、  ll:6775−6785(1983)+ RogersA J、 et a l、、 Ce11.20:303−312(1980); Bernstein 、 K、E、、 J、 1mmuno1.132:490−S95 (1 984): Cheng、 H,et al、、Nature、 296:41 0−415(+982)参照。これらの配列は、膜固定ペプチドのある共通の特 徴を示している。表1に示すように、そして上述したように、膜結合ペプチドは 、原形質膜に対する位置に基づいて識別可能な3つの領域を有する。
表1 膜固定ペプチドの主要特徴伎び性質免疫グロブリ、 アミノ酸残基数 クラス、・サブクラス 1 2 3 4マウスIgE2 19 25 28 7 2ラットIgE 19 25 28 72マウスIgG、 18 25 28  71マウスIgG2. 18 25 28 71マウスIgG、。 18 25  28 71マウスIgG、 18 25 28 71マウスTgM 13 2 5 3 41 ヒトIgM 13 25 3 41 ヒトIgD 27 25 3 55 マウスIgD 26 25 3 54 1 固定ペプチドの第1 (N末端)部分を示す。この部分は親水性で非常に酸 性であり、細胞膜の外表面上に存在するものと提案される。
2 固定ペプチドの中央部分を示す。この部分は帯電していない疎水性残基から 成り、膜指賀二重層中に横たわるものと提案される。
3 膜固定ペプチドの最終(C末端)部分を示す。この部分は親水性であり、細 胞質中に存在するものと提案される。
4 示したそれぞれ異なる膜固定ペプチド中のアミノ酸残基の総数を示す。
最も短いm1g1sペプチドは13個のアミノ酸残基を有する(マウス及びヒト μ鎖)。表1参照。全ての免疫グロブリンのm1g1sペプチドは、表2に示す ように、はとんど全てが酸性残基である帯電アミノ酸残基の化工が高い。帯電ア ミノ酸残基及び極性親水性残基の比率は、m1g1sペプチドのアミノ酸組成の 非常に高いパーセンテージを説明する(表3)。従って、全てのm1g1sペプ チドは露出しており、抗体によって接触可能な程度の十分な長さを有するものと 提案される。
表2 m1g1sペプチドのアミノ酸配列26 21 16 II 6 1 ? ウスI g E ELDIQ=DLCIE−EvEGE4LEEラットI  g E ELDIQ・DLCTE4VEGE−ELEEマウスマウg G 、  GLQLD・ETCAE・へQDGE−LDGマウマウ g G 、、 GLD LDJVC,4E−,4QDGE4DGマウスIgG、。 GLDLD−DIC AE・AKDGE−LDGマウマウ g G、 ELELN−GTCAE−AQ DGE−LDGマウx I g M EGEVN・AEEEG4ENヒトI g  M EGEVN−AEEEG−FENヒトI g D yun・pLIPQ− 5KDEN−sDDyr−TFDDV−GSマウスIgD IVNTI−QH3 CI−41DEQs−DSYMD−LEEEN−GJ−x丁余台 表3 m1g1sペプチドの帯電アミノ酸残基及び極性、親水性アミノ酸残基の 組成 親水性残基 酸性残基 塩基性残基 極性残基 親水性残基 の比率%アミノ酸残基数 マウスIgE 10 0 2 12 63ラットIgE110 0 2 12  63マウスIgG、 6 0 4 10 56マウス■gG、、 7 0 2  9 50マウスIgG2b7 1 1 9 50マ+7スIgG、 6 0 4  10 56マウスIgM 6 0 2 8 61 ヒトIgM 6 0 1 7 54 ヒトIgD 6 1 8 15 56 マウスIgD 7 0.5 9 16.5 63酸性残基 E (Glu’)  、D (Asp)塩基性残基 K (Lys) 、R(Arg) 、H(Hi  5)(Hi sは部分的に帯り 極性残基 S (Set)、T(Thr)、C(Cys)、Q(Gin)、N( Asn) 3 ヒトε ml lsペプチドのアミノ のヒトε鎖m1g1sペプチドに対 応するD N A配列を決定するために多くのよく確立された手法を適用するこ とができる。1つの方法は、表面上にIgEを発現しているヒトミエローマ細胞 のmRN、Av4製物がら出発する方法である。この目的のために5KO−00 7細胞を用いることができる。mRNAy4製物がら、ラムダクローン又はプラ スミドをクローニングヘクターとして採用することによりcDNAライブラリー を確立することができる。cDNAライブラリーを構築するための好ましい方法 は、インビトロゲン社(カリフォルニア州すンジエゴ)によって開発され、市販 されているc D N Aライブラリー構築システムキット、リブラリアンIを 用いる方法である。細胞からのRNAの単離、逆転写、第2鎖合成、リンカーラ イゲーション、cDNAのアガロースゲルサイジング、CDNAを精製するため のエレクトロエリューンヨン、ベクターライゲーション及び大腸菌の形質転換の 各工程を詳細に記載したマニュアルがついている。このライブラリーで用いられ るベクターはpCDM8である。
m1g1sペプチドを含むクローンをcDNAライブラリーからスクリーニング する際に、いくつかのプローブを用いることができる。図3Aに示すように、ラ イブラリーは、εmRNA(膜結合部分を有さない)のほとんどの長さをカバー する1、lkb長のU266cDNAであるDNAプローブAでスクリーニング することができる。分泌型及び膜結合型の両方を包含する陽性クローンは、更な るプローブを用いて識別することができる。プローブBは、CH4領域の末端が ヒトε銀膜結合ペプチドにおいてその端部が切り取られているという推定的事実 を利用して開発された。この切り取りは、CH4領域及び膜結合領域の遺伝子部 分が転移している時に起きる。C末端の欠失は、CH4領域を含む、ε及びμを 包含する他の免疫グロブリンの膜結合型においても起きている。ヒトεCH4領 域のヌクレオチド配列に関する出版された情報から、最も可能性の高いスプライ シングドナ一部位は停止コドンTGAの71塩基対5°側のイントラコドンGT である。もう1つのGTは、イントラコドンではなくスプライシングドナ一部位 である可能性はより低いが、より末端近くにある(停止コドンの24塩基対5゛ 側にある)。
プローブBの特異的位置は図3Aに示されている。プローブはε鎖遺伝子の分泌 型のものと反応するが膜結合型ε鎖遺伝子とは反応しないであろう。
プローブC(図3B)の設計は、膜固定ペプチドの膜横断部分はこれまでに配列 決定された全ての免疫グロブリン遺伝子において非常によく類似しているという 知見に基づいて行われた。この膜横断部分中には、全ての免疫グロブリンにおい てほぼ完全に同一のペプチド部分ひいては対応コーディングDNA部分が存在す る。表4に示すように、8つの組合せにおけるコンセンサスD N A配列をプ ローブCとして用いた。
表・1 膜固定ペプチドの膜横断ペプチド部分中の類似領域LeuPhe−Le u−Leu−3er・マウスIgE CTG−TTC−CTG−CTC−AGラ ットIgE CTG−TTC−CTG−CTC−AGママウIgG、 CTC− TTC−CTG−CTC−AGママウI gG2□ CTC−TTC−CTG− CTC−AGママウI gGlゎ CTC−TTC−CTG−CTC−AGママ ウIgG、 CTC−TTC−CTG−CTC−AGママウIgSi CTC− TTC−CTC−CTG−AGヒト+gM CTG−TTC−CTG−CTG− A、GヒトIgD” CTC−TTC−ATC−CTC−ACマウスIgD”  CTC−TTC−CTG−CTC−ACコンセンサス CT −TTC−CT  −CT −AG配列 CCC (プローブC)G GG * ヒト及びマウスIgDは第5番目のアミノ酸残基にThr (ACX)を有 する。ヒトIgDはまた第3番目のアミノ酸残基にILe (ATC)を有する 。これらはコノセン廿ス配列によってカバーされない変異である。
最も可能性の高いスプライシングドナ一部位GTの上流部分であるプローブDは 36塩基対から成る。二のプローブは分泌型及び膜結合型の両方のε鎖遺伝子と 反応するはずである。
分泌型又は膜結合型のε遺伝子を含むクローンと4つのプローブとの反応性のパ ターンを表5にまとめた。
表5 ε遺伝子含有cDN、AクローンとプローブA、B、C及びDとの反応性 膜結合ε鎖をクローニングするために必要なライブラリーのサイズは、m RN Aの量に依存する。分泌型IgEが5KO−007細胞のポIJA″RNAの0 1%から成るとすると、陽性のクローンを99%の確率で単離できるためにはラ イブラリーのサイズは、約5000の独立した組換えクローンを含むサイズであ る。IgEを産生ずる、ラット免疫担当細胞腫IR2及びlR162細胞では、 εの膜結合型のmRNAは分泌型のmRNAの2%以上であることが見出された 。この膜結合/分泌型ε鎖の比率がヒ)IgE産生5KO−007細胞において も正しいとすると、膜結合ε鎖を単離するために必要なcDNAライブラリーの サイズは約25万である。好ましい手法では、より多くのクローン(約百万)が スクリーニングされる。
cDNAライブラリーを確立し、細胞性RNA種を表すクローンをスクリーニン グするという従来的方法に代えて、mRNAを増幅して対応DNAを高い比率で 産生ずるという手法を採ることもできる。ポリメラーゼチェインリアクション( P CR)増幅と呼ばれるこの方法は、数年前に確立され、試薬及び装置を含む 完全なシステムが市販されている。1つの好ましいシステムはパーキンエルマー シータス社(コネチカノト州ノーワーク)によって提供され、GeneAmpD NA増幅試薬キット及びD N Aサーマルサイクラ−を包含する。
この手法に用いられる特定の試薬のいくつかはcDNAライブラリークローニン グに用いられるものと同じである。ε銀膜固定ペプチドの配列は全く決定されて いないので、戦略は分泌型及び膜結合型ε鎖の両方を増幅することである。2つ のプライマーが用いられる。1つはオリゴdT(25〜30me r)であり、 もう1つは図3に示すプローブDに対応するオリゴマーである。プローブDは最 も可能性の高いスプライシングドナ一部位の5゛側に位置しており、従って、分 彫型及び膜結合型の5m RN A及びD N Aの両方をプライムする。十分 に増幅した後、2つのDNA断片ボピュレーンヨ/をゲル電気分動により分離す る。ε鎖の分y・型はプローブBとの反応性により識別される。精製されたDN Aは次いで配列決定される。
PCR増幅はcDNAクロー二/グよりも効率的な手法であるように思われる。
なぜなら、m1g1s−εペプチドをコートするmRNAは、ポリA’ RNA プール中にわずかしか存在しないからである。U266ε鎖cDN、A(U26 6は、5KO−007と同一のmRNA及びcDNAを有する親セルライ/であ る)を用いて鋳型D N Aとオリゴプライマーの間のい(っがの予a的アニー リ/グ条件を決定することができる。
膜結合部分をコードする遺伝子を含むDNAクローンを得るための他の手法は、 ヒトゲノムDNAライブラリーを用いる方法である。このヒトゲノムライブラリ ーの好ましい供給源はストラタジーン社(カリフォルニア州うンヨラ)によって 提供されるヒト肺フィブロブラストWI38細胞を用いて構築される。遺伝子は ラムダベクター中にあり、挿入DNAは平均15キロ塩基対のサイズを有する。
クローンの同定は、U266ε鎖cDNAとのハイブリダイゼーションにより行 うことができる。膜固定ペプチドに対応する遺伝子部分の位lは、膜横断部分( 図3及び表4のプローブC)の相同マウス遺伝子がら調製されたプローブを用い て決定することができる。膜固定ペプチドをコードする遺伝子部分の配列が次い で決定される。
3八 −ζ上」−の ペプチド コード るD N Aのヌクレオチドヒト膜結 合と鎮の膜固定ペプチドをコードする部分を含むゲノムDNAのヌクレオチド配 列を、上述のようにヒトゲノムライブラリーをスクリーニングすることにより決 定した。アイソフオーム1.I+及びIIIの配列を、膜固定ペプチドの部分の 推定アミノ酸配列と共に図2.A、2B及び2cにそれぞれ示す。エクソンの割 り当ては、スプライ/レグドナー及びアクセプターのヌクレオチドを同定しく図 1に示すように)、出版されたマウス膜結合ε鎖の相同配列及び他のクラスの免 疫グロブリンの相同配列と比較することにより行った。
アイソフォームエについては、m1g1sペプチドは、図2Aに太字のアミン酸 で示されるように、膜エクソン■によってコードされる最初の15個のアミノ酸 であると同定される。これは、膜横断領域を形成する25個の疎水性アミノ酸( 図2Aで下線を引いた部分)に先立つ。m1g1sペプチドについての2つの可 能な構造(アイソフオーム■)を下記に示す。
構造I H Glu4eu・へsp・Val・Cys・val・Glu−Glu・へ1a−G lu−Gly−Glu・^1a−Pro4rp構造I+ Glu−Leu−Asp−val ・Cys −Val−Gl u−G1u41 a−G 1u−Gly−Glu−Ala =Pro 4rpGlu−Leu−A sp−Val−Cys4al −Glu−Glu・、Ala−Glu−Gly− Glu ・へ1a−Pro4rpJ−A丁聚白 3B、b上in!、固こチトの 々のフイノフ −ム コートするD N Aの ジ又2工工上配烈 国際出願PCT/US 88/′04706号には、ヒトと鎖の膜結合領域の細 胞外部分上に存在する抗原エピトープのヌクレオチド配列及びアミノ酸配列を決 定する方法か記載されている。これらのエピトープはε mb/ecエピトープ として示されている。表面上にIgEを発現するヒトミエローマセルラインのm RNAy4製物から出発する方法を含む、いくつかの方法が可能である。m R N Aはc D N Aライブラリーを確立する際に用いることができ、このc DNAライブラリーは、次いでDNAプローブを用いて、ε鎖領域の膜横断領域 遺伝子部分をスクリーニングされる。
国際出願PCT/US88104706号にも記載されているもう1つの方法は 、PCR法を用いてε膜横断領域のDNA配列を連続的に増幅し、精製する方法 である。D N 、Aは次いで配列決定される。
国際出願PCT/US88104706号に記載されているもう1つの方法は、 ヒトゲノムライブラリーをスクリーニングする方法である。膜結合領域に対応す る遺伝子部分は膜横断部分の相同マウス遺伝子がら調製されたプローブを用いて 決定することができ、この部分の配列が次いで決定される。
本発明においては、膜結合1gEを発現しているヒト細胞から単離されたmRN Aから誘導されたc D N Aについてまずヌクレオチド配列決定が行われた 。ヒトIgE発現ミエローマである市販の5KO−007(、メリーランド州ロ ックビルのアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクション(ATCC)から入 手可能)を用いた。
ヒトε鎖の膜横断領域の同定及び特徴付けに関連するとみなされるcDNAのD  N 、A部分を、以下にさらに記載するようにPCHにより増幅した。
A キメラ■ E るトランスフエフトーマのε鎖ゲノムの配列決定に先立ち、 モノクローナル抗体とB細胞上の膜結合IgEとの反応性を決定する際に用いる ために、ヒト/マウスキメラIgEを分泌し、膜結合1gEを発現するセルライ ンを生成させた。キメラε及びに遺伝子を構築するために、ヒトε及びにゲノム DNAの定常領域並びにモノクローナル抗体BATI 23 (HIV−1のH TLV−III Bのgp 1201:特異的)のH鎖及びL鎖のゲノムDNA の可変領域を用いた。BAT123の可変領域遺伝子は機能的H鎖及びL鎖部位 から単離されており、キメラBAT123 (huγlに)の生産のためのマウ ス/′ヒト(γ1/に)融合遺伝子の構築に用いた。国際出願PCT/′US8 8101797参照。ヒトγ定常領域をH鎖発現ヘクター中のε定常領域に代え ることにより、BAT123から誘導される抗原結合領域を有するキメラBAT 123 (huε、に)が同様な方法で生産された。
ヒト生殖系列ε定常領域を含むλファージを、ε鎖の定常領域(CHI−4)を 含む領域を表すプローブにより同定した。このファージから、CHIないしCH 4領域を含む6.4kbのD N A部分及び2.5kbの3° フランキング 配列をpUC19中にサブクローニングした。報告されているマウス及びラット のε位置の情報との類似性から、膜エクソンはε遺伝子の3′末端のlkbのS ac上断片中に位置するものと推測された。この1kbSacl断片をサブクロ ーニングし配列決定し、あらゆる膜エクソン様配列の存在を確立した。
ε領域CHIないしCH4及び膜エクソンを含む6.4kbのDNA部分をBA T123V、遺伝子に結合し、キメラマウス/ヒトε遺伝子を得た。このキメラ ε遺伝子は、キメラに遺伝子と共にニレクトロポレーションにより5p210細 胞にトランスフェクトされた。トランスフェクトされた細胞は、ミコフェノール 酸及びG418の存在下において、又l1及びユ旦立遺伝子活性により選択され た。この操作は国際出願PCT/US 88101797に記載のものと類似し ている。
安定な形質転換体が確立され、ELISAによりIgE分泌を調べ、また、膜I gE発現を調べた(蛍光フローサイトメトリーにより)。1つのクローン5E− 44を更なる研究のために選択した。細胞濃度10’(1/m!の5E−44細 胞の培養上滑中の蓄積IgE濃度は40μg/mlとした。
細胞表面上の免疫グロブリン発現を蛍光フローサイトメトリーにより試験するた めに、細胞を抗ヒトIgE抗体と共にインキユベートシ、フロレノセインで標識 したヤギ(Fab’)z抗マウスIgGで現像した。5p210細胞、5KO− 〇〇7細胞及びキメラIgE発現細胞を次いで1%パラホルムアルデヒド中で固 定し、カルターEPICSフローサイトメーター上で分析した。S P 210 細胞、5KO−007細胞及びキメラIgE発現細胞の蛍光プロフィールはまた 、−次染色抗体の非存在下においても調べられた。抗ヒトIgEによる細胞表面 染色は、5E−44及び5KO−007についてそれぞれ60%及び50%と見 積もられた。
5E−44細胞が膜エクソン1及び2の両方を発現していることを確認するため に、制限酵素NIL土を用いてlkbのSac1部分を3つの部分に分離した。
膜エクソ/1及びその5゛ フランキング領域を含む2つの250bp断片はエ クソン1に特異的なプローブとして用いた。エクソ/2及び3′非翻訳領域を含 む400bpの断片はエクソン2プローブとして用いた。これらのプローブは、 ノーイン分析において、細胞質RNAとハイブリダイズさせるために別々に用い られた。両方のプローブとも同様な結果をもたらし、5E−44及び5KO−0 07についてそれぞれ3000及び3600ヌクレオチド長のメソセージを明ら かにした。5E−44細胞は5KO−007細胞よりも短い膜IgEメツセージ を発現していると予想された。lkbのSac I断片中に停止/ボリアデニレ ーンヨノ(t/pA)ノブナルが存在しないので、キメラε遺伝子は又立上遺伝 子構築物中に存在する5V40−誘導t / p Aシグナルを発現のために用 いた。5KO−007膜1gEメ、セージはおそらく、1kbSac I断片の 3°末端の下流600bp (2つのメツセージのサイズの違いから見積った) に位置する内発性ε座t / p 、A /グナルを用いる正常な完全な転写物 を表している。従って、ノーイン分析により、これらの細胞中でエクソン】及び 2の両方とも転写されていることが示された。
同じノーザンブロノトはまた、ε (CHI〜4領域)プローブともハイブリダ イズした。膜1gE特異的メツセージに特徴的な弱いバンドに加え、約2300 ヌクレオチド長の転写物が5E−44及び5KO−007の両方について認めら れlこ。
キメラBAT123(ヒトε、に)が、BAT 123又はキメラBAT 12 3(huγ1.に)と同程度の親和性定数でgp120に結合したことを示すた めに結合阻害分析を用いた。BATl 23−HRP複合物が、BAT123自 身、キメラBAT123 (huγl、に)及びキメラBAT (huε1.  に)と競合的に固相gp120に結合することを調べる実験において、BAT1 23中のマウスCγlをヒトCγ1又はヒトεに代えても抗原結合親和性には有 意に影響しグ びヌクレオチド 5E−44に加え、ヒトε鎖を細胞表面上に発現しU266のサブクローンであ るセルラインSK○−007をATCCから入手した。U266は骨髄腫患者の 血液試料から確立されたミエローマセルラインである。
5x10’個の5KO−007細胞及び5E−44細胞から全RNAをグアニジ ウムチオシアネート中に抽出した。第1鎖cDNAをAMV逆転写酵素(ライフ サイエンシズ社、フロリダ州ピータースバーグ)により、製造者によって記載さ れた手順に従って合成した。
オリゴdTプライマーを用いてmRNAをcDNAに逆転写し、次いでこれをP CRの鋳型として用いてCH4エクソンの3′末端及び膜エクソンをカバーする 関連部分を増幅した。下記配列を有するいくつかのオリゴヌクレオチドプライマ ーをPCRに用いた。
at: 5’−GAGGAATTCTCGGTGCAGTGGCT−3゜#2:  5’−GG島4TTCCTGGTGGAGCGTGAGTGGCC−3’ ( 相補鎖を用いた)#3: 5’−CA臥訂TCAGATGAG買CATCTGC CGTGC−3’:4: 5’−GC臥訂TCG^TGC^G^GGCCGGT CCACG−3° (相補鎖を用いた):55゛−^GGGACTGCCGAG AGCAGC^−3゛36、5’−CTCGGCAGTCCCTGCTGCTG T−3’ (相補鎖を用いた)(下線を引いた配列は、他の研究に用いるために 導入したEc旦R1部位である。) PCRからの主産物は、直接配列決定し、また、Bluescript IIベ クターにクローニングした。側々のバンドから誘導されたいくつかのクローンに ついてヌクレオチド配列を決定した。PCR産物の電気泳動パターン及びその配 列データにより、予想外なことに、5KO−007細胞及び5E44細胞の両方 の細胞中に、CH4領域から予め予想、されたme、17iびme、2エクノ/ のスプライシングから誘導されたもの以外のRN 、A挿が存在することが示さ れた。プライマー=1及び:2を用いた場合には、主たるPCR産物は、予想さ れたドナー及びアクセプタ一部位を用い、me、1領域を残す(図1) 、CH 4領域からme、2への直接的RNAスプライシングに起因する部分であった。
これらの第1ラウンドPCR産物を鋳型として用い、プライマー=3及び#4を 用いて第2ラウンドのPCRを行うと、2つの主たる産物が観察された(図2A 及び図2B)。1つは、予想されたドナー及びアクセプタ一部位を用いた、CH 4領域からme、1へのスプライシングに起因するものであり、もう1つはCH 4から先に同定されていないアクセプタ一部位である、二二上の5゛側156b pの部位(このアクセプタ一部位とme、1との間の部分を工且一旦という)へ のスプライシングに起因するものであった。しかしながら、プライマー#3及び #4を鋳型としてのCDNAに適用すると(第1ラウンドPCR)、主たる産物 はCH4領域からmeユへのスプライシングに起因する部分であった(図2C) 。
他の組のプライマーを用いた更なるPCR実験もまた、CH4からme一旦への スプライシングが観察されることを実証した。プライマー#3及び#6を用いる と、主たる産物はCH4領域からme工旦へのスプライシングを示し、里ニー且 部分及びme、1部分の組合せ(me、1’ 領域と呼ばれる)が生成した。プ ライマー#5及び:2を用いると、me、1の3′末端の先に予想されたドナ一 部位及びme、2の5°末端のアクセプタ一部位のスプライシングが確立された 。これまでのところ、他のスプライシング組合せは見出されていない。従って、 これらの分析は、膜ペプチドをコードする遺伝子部分中での代替的スプライシン グから誘導されるε鎮のm RN Aの少なくとも3つの型を明らかにした。す なわち、アイソフオームIはCH4−me、l−me、2を含み、アイソ7t− ムIIはCH4−me−1’ (用且−」グme、1)−me、2を含み、アイ ソフオームIIIはCH4−me、2°を含む。
C,/ 二”f’>”fa−h’ l二よるm RN Aの5KO−007細胞 及び5E44細胞からのRN Ail製物中の特定のmRNA種を同定するため に、mRNA/DNAハイブリダイゼーション法による実験も行った。旦旦−2 、me、1及びme、2部分中にコードされるm RN Aに相補的な配列を有 する!2p−凛識プローブをPCRにより調製し、上記部分を含むRNA種の存 在を調べるためのノーインハイブリダイゼーションに用いた。これら3種のプロ ーブはナイロン膜上で両方のセルラインからのmRNAとハイブリダイズするこ とが示された。5E44細胞中に検出されたεmRNA種は全て5KO−007 細胞中の対応種よりも小さかった。
アイソフオームII+はアイソフオームI又はIIよりも実質的に小さく、電気 泳動ゲル中でアイソフオームI及び/又は11から分離されたので、me、2プ ローブは2つのバンド、すなわち、me、1’ (又はme、1)エクソンを有 するものと有さない2つのバンドを示した。一方、me、1プローブは、ゲル中 で分離できないアイソフオームI及びIIの両方とはハイブリダイズし得るので 、ノーザンブロ、ト分析によりアイソフオームlRNAの存在は確立されなかっ た。要するに、二重−2及びme、2プローブを用いた分析は、アイソフオーム II及びIIIのmRNAの存在を確信的に示唆する。さらに、バンドの強度か ら、これらのアイソフオームのm RN A量及びその相対比率が5KO−00 7細胞と5E44細胞とでは異なることが示唆された。工且、旦及びme、1プ ローブを用いた実験結果は、アイソフオームI/11 (組合せ)の量が5E4 4細胞よりも5KO−007細胞中に多いことを示している。me、2プローブ を用いた実験結果は、5KO−007細胞ではアイソフオームI /I+とアイ ソフオームII+の量が同程度であるのに対し、5E44細胞ではアイソフオー ムII+の量がアイソフオーム1/IIの量よりも多いことを示唆した。
D、 me、 びme、2”。 に・「 る 、され アミノ 」PCR増幅部 分のヌクレオチド配列に基づき、対応するアイソフオームII及びIIIのアミ ノ酸配列を推定し、アイソフオーム■のアミノ酸配列と比較した。アイソフオー ム11のリーディングフレームはアイソフオームIと同じである。余分の52ア ミノ酸(1m2Bにおいて太字で示す)により、膜固定ペプチドの細胞外部分を 、アイソフォームエ (図2A)の15アミノ酸から全部で67アミノ酸に延長 する。me、1 (122bp、3の倍数ではない)を省略すると、アイソフオ ームIII中のme、2’ 部分のリーディングフレームのシフトを引き起こし く図2C)、ペプチドコード配列が81bp(27アミノ酸をコート)がら13 4bp(45アミノ酸をコード)に延長される。
アイソフす−ムIIIの対応ペプチド(図2C)は、膜脂質二重層を横切ると考 えられる25個の疎水性アミノ酸(この部分はme、1によりコードされる)を 含まない。このことは、アイソフオームII+が分泌されるものであって、膜に 結合されるものではないことを示唆している。
4 エユ」」−!ブチ白ご辻支盈区体凶固光アイソフオーム■、II若しくはI I+若しくはその部分又はこれらのペプチドの免疫学的均等物のいずれかを含む ペプチドを免疫原として用いることができる。
免疫原性ペプチドアミノ酸配列又はその均等配列がポリマーの繰り返し単位であ る場合には、免疫原性ペプチドに基づくポリマーもまた用いることができる。ア イソフオームIに基づく免疫原性ペプチドは上記したモノマー型でもダイマー型 でもよい。アイソフオーム11に基づく免疫原性ペプチドは上記したモノマー型 でもダイマー型でもよい。
このような免疫原性ペプチド(以下、本発明のペプチドという)は、Fmocケ ミストリーを適用するR a M P S /ステム(デュポン社製)を用いる 方法のような従来法により合成することができる。あるいは、アイソフオーム■ 、II又はII+を含む組換えペプチド又は免疫グロブリンH鎖(若しくはその 部分)を、これらのペプチドのコード配列を含む遺伝子部分を大腸菌中又は真核 細胞中で発現させることにより生合成することもできる。
合成ペプチド部分を免疫原として用いる場合、例えばB型肝炎表面抗原若しくは コア抗原又は好ましくはキーホールリ/ペノトヘモンアニン(K L H)等の タンパク質キャリアに結合することが通常より効果的である。ペプチド部分がり ジン残基を欠くか又はリジン残基が部分の中央部にある場合には、C末端にリジ ン残基を加える二とが望ましい。N−末端は既にα−アミノ基を有しているので 、修飾合成ペプチドは、結合のために利用可能な2つのアミン基を有するであろ うキャリアク/バク質1分子当たり複数のペプチド分子を結合する二とができる 。KLHを用いる場合、好ましいペプチド/KLHモル比は1oである。結合方 法は非常によく確立されている。グルタルアルデヒド、ビス(スルフォスクンニ ミジル)スベレート又は好ましくは酒石酸ジスルホスクンニミジル(イリノイ州 ピアスケミカル社のカタログ::21579.20591)のような架橋剤を用 いることができる。
これらのペプチドを免疫原として用い、以下に記載するプロトコールを用いてこ れらのペプチドに特異的なモノクローナル抗体を得る二とかできる。ヒトε鎖の m1g1sエピトープに対するモノクローナル抗体の調製方法の具体例は、以下 及び優先権米国特許出願第07531.787号(1990年6月1日出願)及 び第07468、766号(1990年1月23日出願)に記載されている。
本発明の免疫原性ペプチドはまた、ウサギ、ヤギ、ラット若しくはマウス(又は 他のヒトでさえ)を免疫するために用いて細胞外m1g1s−とエピトープに対 するポリクローナル抗体を調製することができる。本発明のペプチドと反応する モノクローナル抗体1こついて、特定のアイソタイプを担持する細胞と特異的に 反応するものをさらにスクリーニングすることができる。モノクローナル抗体を 次いで生体投与することができる。しかしながら、本発明のペプチドに対するポ リクローナル抗体は、一般的に、合成ペプチドと反応するほとんど全ての抗体を 含むが、これらの抗体はネイティブ分子に対して反応するとは限らない。合成ペ プチドを免疫原として作製されたポリクローナル抗体が完全な細胞と反応し得る か否かは試験しなければならない。
モノクローナル抗体を調製する際、合成又は組換えペプチドを免疫及び抗体同定 の両方に使用する必要はない。例えば、ミエローマ細胞と融合させるための牌細 胞を調製するためにマウスを免疫する場合には、免疫原は、IgG発現IM−9 セルラインのような免疫グロブリン担持ミエローマ細胞であってもよいし、ある いはミエローマ細胞自身であってもよい。ヒト免疫グロブリンH鎖及びL鎖の遺 伝子でマウスミエローマ細胞をトランスフェクトすることにより開発され、その 細胞表面上に膜結合免疫グロブリンを発現するトランスフエフトーマもまた免疫 原として用いることができる。
免疫マウス又はラットの牌臓又はリンパ節からのリンパ球もまた、細胞外m1g 1S−εエピトープに特異的なモノクロ−ナール抗体を分泌するハイブリドーマ を調製するために用いることができる。好ましい融合プロトコールは免疫マウス の牌細胞とN5−1又はSp2,10細胞のような非分泌性マウスミエローマ細 胞をポリエチレングリコールを用いて融合することである。
モノクローナル抗体を調製するための好ましい免疫プロトコールは、KLHと本 発明の組換え又は合成ペプチ]・の結合体50μgを含むフロイントの完全アジ ュバントをそれぞれのマウスに注射することである。2週間後及び4週間後に、 同じ量の抗原を含むフロイントの不完全アジュバントを皮下注射する。約6週間 後、抗原を生理食塩水中に含む液を腹腔内注射することにより第4回目の免疫を 行う。最後の注射から4日後にマウスを殺し、牌臓を採り出して、ミエローマ細 胞と融合させるための単一細胞浮遊液を調製する。
同様なプロトコールを、IM−9細胞のような免疫グロブリン担持ヒトミエロー マ細胞の原形質膜から単離された、精製ネイティブヒト膜結合免疫グロブリン( 結合された膜固定ペプチド部分を有する)で免疫する場合にも用いることがで鼻 る。ヒト免疫グロブリン担持細胞を免疫原として用いる場合には、2週間毎に1  x 10’細胞を腹腔内注射する。
ポリエチレングリコールによる融合操作並びにハイブリドーマのクローニング及 び培養に関する他の種々の手法はよく確立されている。好ましい融合方法は、1 (udson、 l及びHay、F、C,(Practical Immuno logy、 2nd edition、 pp、303−R13. 1 980、 Blackwell Publishing Co、、 Bosto n)により記載された周知のも+17)−c’ある。
細胞外mi g i s−εエピトープと反応する七ツクローナル抗体を検索す るためのハイブリドーマのスクリーニング(又はポリクローナル抗体の同定)は 、合成ペプチドを固相抗原として用いた酵素免疫分析(ELISA)により行う ことができる。好ましい固相抗原は本発明のペプチドとウシ血清アルブミン又は オバルブミンのような、免疫原に用いたものとは異なるキャリアタンパク質との 結合体である。本発明の特定のペプチド(1つのアイソフオームに対応する)に 対して特異的なモノクローナル抗体は次いで、免疫蛍光フローサイトメトリー分 析を用いてBセルライノ又は該アイソフオームを発現するB細胞と特異的に結合 するものを検索するためにスクリーニングされる。
一般的に、最初に得られるm1g1s−ε特異的モノクローナル抗体はマウス由 来であろうから、ヒトの治療において免疫原性又はアレルケン性を有するかもし れない。従って、キメラ抗体(動物の可変領域とヒトの定常領域を有する)を作 製するか、または、ヒト発現ヘクター(ストラタジーン社、カリフォルニア州う ジョラ)を用いてヒト抗体断片(Vl、l、V、、FvSFd、Fab又はF( ab’L)を調製し、次いでキメラ抗体を調製する場合と同様な方法を用いて完 全なヒト抗体を構築することが好ましい。さらに、定常領域の全部及び可変領域 のほとんどがヒト由来であり、抗原結合部位のみが他のは乳動物由来である抗体 を作製することもできる。Riechmann、 L、 et al、、 Na ture 332:323−327 (1988)参照。さらに、H鎖及びL鎖 Fv領域が結合した単一ペプチド鎖抗体を作製することも可能である。Hust on、 J、S、 et al、、 Proc、 Natl、 Acad、 S ci、 US^85:5879−5883(1983)参照。完全に又は部分的 にヒト由来の抗体は全て、哺乳動物由来の抗体よりも免疫原性が低く、断片及び 単一鎖抗体は全抗体よりも免疫原性が低い。従って、これらのタイプの抗体は全 て、免疫応答反応又はアレルギー反応を引き起こしにくい。なお、免疫応答は、 投与された抗体が免疫応答を抑制する機能を果たす前に、これらの抗体を枯渇さ せ得る。
m i g i s−εに特異的なモノクローナル抗体は、抗体依存性細胞障害 (ADCC)、補体媒介細胞溶解又は他の細胞溶解若しくは調節免疫機構により 、IgEを発現するB細胞を低減させ又は排除するために用いることができる。
例えば、マウスIgG、、並びにヒトI g G l及びIgG、のような特定 のIgGサブクラスの抗体は、あるFcレセプター担持會食リンパ球によって行 われるADCCを媒介することができる。このようなマウスIgG、、抗体、ヒ トγ−1若しくはγ−3鎖を担持するキメラ抗体又はヒト1gG1若しくはI  g G sの投与は、IgE発現B細胞の低減調節又は溶解に用いることができ る。これらの抗体は分泌型IgE又は好塩基球若しくはマスト細胞の表面上に結 合したIgEとは結合しないであろう。
本発明のモノクローナル抗体はまた、細胞障害性細胞のための標的剤として用い ることもできる。
本発明のモノクローナル抗体はまた、モノクローナル抗体と細胞障害性薬刑若し くはエフェクター物質とを結合することにより、細胞障害性薬剤やエフェクター 物質を配給するためのキャリア剤として用いることもできる。毒素−抗体複合物 は、IgEを産生するB細胞に結合してこれを直接殺すが、他のアイソタイプを 生産するB細胞には結合しない。これらの毒素は細胞溶解剤又は細胞障害剤であ り、細胞障害性ステロイド、ゲロニン、アブリノ、リジン、ンユードモナス毒素 、ジフテリア毒素、ホークライード抗ウィルスペプチド、トリカセカム、放射性 核種及び膜溶解酵素(例えば)すスフオリパーゼ)を包含する。
抗体とこれらの物質とは化学的又は遺伝子工学的手法により結合することができ る。毒素−抗体複合物は単独で又は本発明の遊離の抗体と組合せて用いることが できる。
本発明の抗体(並びに毒素との複合物、断片及び他の誘導体)は、好ましくは静 脈内投与により全身投与することができる。これらは薬理的に許容できるあらゆ る賦形剤と共に投与する二とができる。
他の治療方法として、mi gi s−εエピトープに対して特異的な抗体が内 発的に生体内で生産される、能動免疫を挙げることができる。これらの内発的に 生産された抗体はm1g1s−εエピトープに結合し、付随するB細胞の破壊を 引き起こす。このような抗体の生産は、本発明の免疫原性m i g i εペ プチドを投与することにより、又はパラトープ特異的抗イデイオタイプ抗体を投 与することにより誘起することができる。本発明の抗体のパラトープに対する抗 イデイオタイプ抗体は、m1g1s−とエピトープの内部イメージを有する。こ れらの抗イデイオタイプ抗体はm i g i s−εエピトープに対する能動 免疫及びm i g i s−εエピトープに対する抗体の内発的産生を誘起す るために用いることができる。このようなパラトープ特異的、抗イデイオタイプ 抗体は、IgE発現B細胞に対する抗体の形成を誘起するのに十分な免疫皇的量 、轡2者に投与される。これらの抗イデイオタイプ抗体は、これらに対するあら ゆる免疫応答を最少にするために、好ましくはキメラ抗体又はヒト抗体として投 与される。これらはvl、11VL、Fv、Fd、Fab又はF (a b’  ) rのようないずれの抗体断片であってもよい(これらはまたキメラ性又はヒ ト由来のものであってもよい)。
顆粒球コロニー刺激因子CGM−C3FI)及び単球コロニー刺激因子(〜1− C3F)のようなある種の因子は、ADCCを媒介する白血球を包含する、白血 球の増殖を誘起することが知られている。インビトロの実験では、GM−C3F 及びM−C3Fは、腫瘍細胞上に発現される表面抗原に対して特異的なモノクロ ーナル抗体によって媒介される腫瘍細胞上のADCC活性を補強することが示さ れている。本発明の特異的モノクローナル抗体、その複合物及びポリクローナル 抗体の、IgE発現B細胞を枯渇させる治療効果は、おそらく、ADCC活性を 補強する因子と組合せることにより高められるであろう。
マクロファージ又は細胞障害性T細胞のような細胞障害性細胞を標的免疫グロブ リン発現B細胞に引きつける抗体誘導体を作製することができる。これらの抗体 誘導体は、細胞障害性細胞のレセプターに対する特異性と標的IgE発現B細胞 に対する特異性を有する二特異性抗体を包含する。このようなハイブリッドニ特 異的抗体は、標的m1g1s−εエピトープに抗原特異性を有する1つのFab 部分と、CD3やCD8のような細胞障害性細胞の表面抗原に特異性を有するも う1つのFab部分とを含み得る。本発明の二特異的抗体は、2つの特異性を有 する単一抗体であってもよいし、2又はそれ以上の抗体又は抗体断片のへテロ複 合体であってもよい。例えば、C,Reading 、米国特許第4.474. 893号及び4゜714、681号並びにSegal et al、、米国特許 第4.676、980号参照。
本発明のモノクローナル抗体は生体に投与して用いることもできるが、生体外で 用いることもできる。也者の循環液中のIgE担持B細胞を、本発明のモノクロ ーナル抗体と複合した親和性マトリックス(固相に不動化した抗体)によって除 去することができる。
本発明の抗体のもう1つの用途は、混合白血球ポピユレーション中の、特定のア イソタイプを担持するBリンパ球の数及びその相対比率を測定するために用いる ことである。m1g1s−ε特異的抗体は、細胞のFcレセプターを介して結合 した分圧・型免疫グロブリンを担持する細胞とは反応しない。このような細胞は マクロファージ及び活性化T細胞を包含する。B細胞のプロフィールは個体のア レルギー状態を示すかもしれないし、更なるIgE担持B細胞の枯渇が望ましい か否かを示すかもしれない。同じ情報は、IgE担持B細胞の大部分を枯渇させ るのにどの程度の量の抗体が必要かを示すこともできる。この目的のために、細 抱表面抗京を決定するために用いられている標準的なアッセイに抗体を用いる二 とかできる。一般に、抗体は、抗体と試料中のIgE担持細胞との結合が可能な 条件下で被検白血球試料と接触させられる。次いで細胞と抗体とが結合したが否 がか調へられる。これは従来の細胞染色法により行うことができる。例えば、抗 体の結合を検出するために蛍光標識した第2抗体を用いることができる。
モノクローナル抗体(及びポリクローナル抗体)は、さらに特徴づける二とがで きる。本発明の抗体か好塩基球に結合するが否かを決定するために蛍光分析を用 いることかできる。免疫蛍光分析はまた、抗体がマスト細胞に結合するが否かを 調べるために、及び本発明の抗体が5KO−007Eエローマ細胞、IgE担持 B細胞及びヒト/マウスキメラIgE発現トランスフエクトーマと反応するか否 かを決定するために用いることができる。HEM7モノクローナル抗体がアイソ フオームIに結合するか否かの実験結果が図6に示されている。合成m1g1S −εペプチドと可溶性IgEとの反応性を測定するためにELISAを用いるこ とができる。
表6 m1g1s−εペプチドに特異的な抗体と異なるIgE−含有標的との反 応性 反応−分析方法 合成m1g1s−εペプチド −1−ELISA可溶性1gE −ELISA SKO−007Eエローマ細胞 士 免疫蛍光染色H丁循白 5 動二犬験 本発明の物質及び方法は、動物モデル系を用いて試験することができる。最も関 連の深い系は以下の2つである。
A、!fJ=アカゲザルモデル t:)migisペプチドに特異的な本発明のモノクローナル抗体及びその関連 物質(これらのいくつかについてはさらに後述する)は、種々のIgE媒介アレ ルギー(下記6項参照)を治療するために用いられることを意図している。これ らのアレルギーのうち、外因性喘息は重大なものである。喘息を研究するための 実験モデル系がアカゲザルを用いて確立されている。
線虫アスカリス・スーム(Ascaris suum)に感染したアカゲザルの 一部はカイチュウの抽出物に対して過敏症になる。これらの感受性サルにカイチ ュウ抗原を含む液を噴霧すると、喘息に似た呼吸障害を呈する。Patters on、 R,、J、 C11ni」工窄出−五 586−593(1976)。
本発明の種々の物質を、噴口、/アカゲザルモデル系を用いて試験することがで きる。カイチュウ感受性サルに実験処置又は対照処置を施し、以下のことを調べ た。
(a)カイチュウ攻撃後の噴口、徴候が弱まるか。
(b)循環1gEが減少するが。
(c)循環TgE担持B細胞が減少するか。
(d)好塩基球上のIgE密度が減少するか。
B・ヱヱ丞天ヱ匹系 マウスはアレルギー徴候を自然に発達させることが知られていない。しかしなが ら、IgE担持B細胞及びIgEを枯渇させることによる意図する治療の薬理学 的機構を示すために、マウスは優れたモデルとなり得る。
細胞外マウスε鎖m1g1sペプチドは既に配列決定されている。1shida 、 N。
et al、、 EMBOJ、l:1117−1123(1982)。19個ノ アミノ酸配列ハ次ノトオリテする。
Glu−Leu−八5p4eu−G1n・へ5p−Leu−Cys−11e−G lu−Glu−Val ・Glu ・Gly ・Glu ・fI u ・Leu  ・Glu・ lu このペプチドは、C末端1こLeu−Lys残基をさらに有するものを包含する 、いくつかの形懇に合成される。
このペプチド及びこれとK L Hとの複合物を用いてウサギ及びヤギを免疫す る。抗血清を回収する。該ペプチド(Leu−Lysを付加したもの)又はウシ 血清アルブミンに結合された該ペプチドを結合したセファロース4Bカラムを用 いて、抗原特異的抗体を精製する。正常なマウスに精製抗体(又はその関連物質 )、前記ペプチド(Leu−Lysを付加したもの)又はウシ血清アルブミンに 結合した前記ペプチドを静脈内又は腹腔的投与する。マウスは好ましくはキーホ ールリンベットヘモシアニンのようなキャリアタンパク質に結合されたマウスm  i g i s−εで免疫される。これらの処置の後、多量のIgEを誘起す ることが知られている寄生虫二ノボストロッジラス・プランリエンンス(Ni  ostron 1us′brasiliensis)をマウス1コ略染させるこ ともある。5napper、C,i et al、、 1mmuno1. Re v、102:5l−75(1988)。調べるべき屯は以下の点を包含する。
(a)循環液中の全IgEが減少するか。
(b)IgE担持B細胞数が減少するか。
(c)好塩基球の表面上のIgE密度が減少するか。
(d)マウスm1g1s−εペプチドに特異的なIgM及びrgGが異なる効果 を引き起こすか。この試験の目的は、IgE担持B細胞の枯渇に対するADCC の効果を謂へることである。IgGはADCCを媒介することが知られているが TgMはそうではない。
6 上又旦産工犯胞■這訳拍研徐J力1ΣΩしL巳1庄乙に土ヱニ塁冶遼m1g 1s−εエピトープに特異的な抗体はIgE産生B細胞の表面上のIgEに結合 するが、好塩基球及びマスト細胞上のIgEとは結合しない。二のIgE担持細 胞タイプによる異なる結合性が抗体の治療用途の基礎を与える。
従来の抗1gE抗体はマスト細胞及び好塩基球の表面上のIgEに結合し、アレ ルギーの要理的媒介物質の放出を引き起こす。本発明の抗体が治療効果を発揮す るため1こは、本発明の抗体はこれらの細胞上のIgEと結合してはならない。
m1g1s−εエピトープjこ特異的な抗体はヒト及び他の動物(例えばイヌ、 ネコ及びウマ)におけるIgE媒介アレルギーの治療に用いることができる。抗 体は、いくつかの態様で治療に用いる二とができる。すなわち、免疫機能を媒介 するエフェクター剤として、エフェクター物質を配給するための、毒素又は細胞 障害剤のキャリア剤として、又は細胞障害性細胞の標的剤として用いることがで きる。
A I E 、 に ・な 体 マウスIgG2a並びにヒトI g G 1及びIgG3のようなあるIgGサ ブクラスの抗体は、ADCC1補体媒介細胞溶解又は他の細胞溶解性若しくは調 節免疫機構により、IgE担持B細胞を減少させ又は排除するために用いること ができる。これらの抗体は免疫機能を媒介するエフェクター剤として又は細胞障 害性細胞のための標的誘導剤として用いることができる。抗体は好ましくは静脈 内投与により、遊離の抗体として、IgE媒介アレルギーに苦しむ叡者に対し、 IgE産生細胞を実質的に排除し、従ってIgEを実質的に排除するのに十分な 両全身的に投与される。
抗体はまた経鼻的に投与することができる。鼻腔の内側及び気管はマスト細胞が 集まっている領域である。これらの組織の脈管外に存在するIgE産生B細胞及 び遊離IgEは、体内の他の部分にあるIgE産生B細胞及びIgEよりも好塩 基球及びマスト細胞に接触しやすいかもしれない。経鼻投与(例えば、経鼻スプ レー)は、これらの領域に比較的高濃度の治療抗体を配給し、より迅速でより効 果的な結果を達成するために用いることができるかもしれない。抗体はまた、経 眼投与することもできる。
本発明のモノクローナル抗体はヒトに対して治療的に用いることができ、対応す るm1g1sエピトープに対する関連モノクローナル抗体は、イヌ、ネコ及びウ マのような他の哺乳動物において治療的に用いることができる。ヒトにおける治 療用途のためには、キメラ抗体を包含する、ヒト又はヒト化抗体(及び断片)が 好ましい。ヒト及びヒト化抗体は非ヒト抗体よりもヒト中において免疫原性が低 い。従って、特に繰り返し又は長期間の投与が必要な場合に、生体内投与により 適している。
本発明の抗体を用いた免疫治療は、従来の脱感受止免疫治療と組合せて用いるこ とかできる。例えば、アレルゲンによる脱感受止を、上記した好m1g1s−i pusi抗体又は抗体−毒素複合物を投与してIgE産生細胞を実質的に排除す ることと組合せて行うことができる。
脱感受止は、アレルゲン/免疫原に対するIgG産生を誘起する。このようなI gG産生の誘起は、IgE産生B細胞が実質的に枯渇する場合に最も効果的であ り得る。抗体治療と脱感受止治療の組合せは魅力的である。なぜなら、IgE産 生B細胞は抗m i g i s抗体によって一時的に(数週間ないし数か月) のみ枯渇され、最終的には再び増えてくるが、脱感量化効果ははるかに長く持続 し得るアレルギー治療におけるm1g1s−ε特異的モノクローナル抗体、ポリ クローナル抗体又は抗体−免疫毒素複合物の旧療効果は、cM−C3F(顆粒球 コロニー刺激因子)又はM−C5F(圭球コロニー刺激因子)のようなADCC 補強活性を有する因子と抗体治療とを組合せる二とにより高められるはずである 。
c、X E −に ・な m1g1s−εエピトープに特異的な抗体は上記免疫毒素の1又は2以上と組合 せることができ、それによってIgE産生B細胞を特異的に標的にする抗体−免 疫毒素複合物が形成される。この免疫毒素は単独で又は遊離の抗m1g1s抗体 と組合せて用いることができる。
D 体外治療 m1g1s−ε特異的モノクローナル抗体を生体内治療に用いることができるが 、これらはまた体外治療に用いることもできる。アレルギー患者の循環液中のI gEは、本発明のモノクローナル抗体を結合した親和性マトリックス(固相に不 動化された抗体)によって除去することができる。抗体は親和性カラムから漏れ て腎者の循環液中に入るかもしれないので、本発明のモノクローナル抗体は、好 塩基球及びマスト細胞からのヒスタミン放出を誘起する他の抗体よりも好ましい 。
7 聡斯月途 本発明の抗体の他の用途は、混合白血球ポピユレーション中のIgE担持Bリン パ球の数及び相対化工を測定するために用いることである。m1g1s特異的抗 体は、細胞のFcレセプターを介して分泌型免疫グロブリンを担持している細胞 とは反応しない。このような細胞はマクロファー7及び活性化T細胞を包含する 。B細胞のプロフィールは個体の免疫状態を示し得る。同じ情報はまた、特定の アイソタイプを担持するB細胞か種瘍化している場合に、これらのB細胞の大部 分を枯渇させるのにどの程度の量の抗体が必要かを示し得る。この目的のために 、細胞表面抗原を決定するために用いられる標準的アッセイに抗体を用いること ができる。一般に、抗体は、抗体が試料中のアイソタイプ担持細胞と結合できる 条件下において白血球試料と接触させられる。次いで細胞が抗体と結合したかを 調べる。これは従来の細胞染色方法により行うことができ、例えば、蛍光標識し た第2抗体を用いて抗体の結合を検出することができる。
本発明を次いで実施例によりさらに例示する。
実施例1 m1g1s−εエピトープとモノクローナル抗体との反応性の確認m  i g i s−εに対する2つの異なるモノクローナル抗体を作製した。作 製方法は以下の通りである。
A 旦りおヒ」±五 E46−13−1の膜結合1gHに固有のエピトープであ って分泌型IgE(アイソフオームI)には存在しないエピトープに対するモノ クローナル抗体を先に詳述した、ハイブリドーマ作製の常法により作製した。上 述した5E−44トランスフエクトーマ細胞を免疫原として用いてB A L  B / cマウスを免疫した。1mMのマイトマイシンCで37℃で30分間処 理した5E−44細胞を1xlO’個ずつ2週間毎に3回腹腔内注射した。
融合ウェルの最初のスクリーニングのために、二重化したヒトm i g i  s−εペプチドG11」化eu−Asp−Val−cys・〜’al−G1u− Glu−八1a−Glu−Gly−Gluaへ1a−Pro−Tr垂■d LISAのためのコーティング抗体として用いた。陽性のクローンを、他のペプ チド及び5E−44細胞並びに対照セルラインを用いて更なるアッセイにおいて 特徴づけた。
2つの融合実験の結果である数千の融合ウェルから、1つのハイブリドーマクロ ーノE46−13−3がm1g1s−εペプチド(表7)に対して特異性を有す ることか見出された(表7)。
表7 ELISAにおけるモノクローナル抗体E46−13−3のヒトm1g1s−s ペプチドに対する特異的結合 固相抗原(2μg/ml) 450nmにおける吸光度m1g1s−εペプチド ーオバルブミン 2707HIV−1ペプチド0−オバルブミン 0011mi gis−εペプチド−KLH2,773HIV−1ペプチド−KLH0,002 KLH0,005 *:HIV−1ペプチドは、HIV−1(7)HTLV−111Bのgp120 の部分を構成する1 5me rのペプチドであった。このペプチドはBAT  123モノクローナル抗体と反応性を有する。
E46−13−3及び他のモノクローナル抗体をさらに、トランスフエフトーマ 5E−44の親セルラインであるSp2/Qを包含する種々の対照セルラインに 対する反応性と5E−44に対する反応性を比較すべく分析した。対照の中には 、細胞表面上にIgG及びCD23を発現するIM−9セルライン及び表面上に IgAを発現するDAK I K Iセルラインが包含されていた。試験はFI TC−ヤギー抗マウスIgGを用い、EPICSシステムを用いたフローサイト メトリー分析により行った。結果(下記表8に示す)は、E46−13−3が5 E−44を特異的に染色することを示した。
J−(千4.6 表8 E46−13−3の生細胞染色試験隆性細皿Ω正抹剋 細胞 E46−13−3 対照モノクローナ 抗IgEモノクル抗体 ローナル 抗体 5E44 39. 5 58. 1 (抗1gE) 58.l5p210 2.  6 3. 6 μM−91,485,1(抗1gG) OIgE被覆IM−9084,3(抗1 gG) 60.6DAKIKI” 1,1 82.0 (抗IgA) 0*・I M−9はヒトIgG発現リンパ芽球セルライン、DAKIKIはヒトIgG発現 リンパ芽球セルラインである。両方ともATCCより入手した。
B モノクローナル HEM7の C末端にリジン残基をさらに含む5種類のヒト免疫グロブリンH鎮アイソタイプ (migis−とを含む)全てのm1g1sペプチドを合成した。これらのm1 g1sペプチドとキーホールリンペットヘモシアニン(KLH;シグマ社製)又 はオバルブミン(シグマ社製)との複合物を、これら1mg/mlずっと004 %グルタルアルデヒド(シグマ社製)をリン酸緩衝食塩水(PBS) 、pH7 4中で4℃、16時間架橋させ、次いでPBSに対して透析することにより調製 した。この条件下で、90%以上のペプチドが架橋した。
次いで、100μgのm1g1s−ε−KLHを含むフロイントのアジュバント を4回皮下及び腹腔内投与し、次いでマイトマイシンC(シグマ社製)処理(2 0mg/mlで20時間)した5E44マウスミエローマ細胞(細胞表面上にヒ トIgEを発現する)を2回腹腔内投与した。ポリエチレングリコール(カーポ ワソクス、フィッシャー社製)を用いて牌細胞を5p210細胞と融合した。
増殖するハイブリッドの上清を、m1g1s=εオバルブミンとの反応性につい てスクリーニングした。次いで、陽性のウェルについて、細胞表面1gEと結合 する能力を間接的免疫蛍光フローサイトメトリーにより試験した。
HEM7ハイブリドーマはこれらのアッセイにおいて特異性を示す抗体を分泌し ており、限界希釈法によりサブクローニングした。培養上清からの抗体はプロテ ィンA(レプリケシ社製)親和性クロマトグラフィーにより精製した。
精製したモノクローナル抗体HE M 7について、m1g1s−εペプチド及 び膜結合1gEとの特異的結合性を調べた。他の4つのH鎖アイソタイプ(Ig G、IgA、IgM及びIg+))のm1g1sペプチドをも合成し、HE S i 7とこれらのペプチドとの反応性を調べた。これらのm i g i sペ プチドは少なくとも13アミノ酸の長さを有し、明らかに親水性で、6又は7個 の酸性アミノ酸を含む。これらのm1g1sペプチドは大きな異質性を示す。も っともm1g1s−μ及びm1g1s−γはm1g1s−εに最も相同的である 。
ELISAにおいて、マイクロタイタープレート(イムロン2、ダイナチック社 製)を1!ig/mlのm1g1s−εペプチド含有PBS、又はm1g1s− μ、m1g1s−7、m1g1s−α、m1g1s−δペプチド若しくはm1g 1s−とペプチド−オバルブミン複合物若しくはヒト血清IgE(ヴエントレ。
クス社製)若しくは他の血清タンパク質(ジャクソンイムノリサーチ社製)で1 6時間、22℃で被覆した。PBS中に5%脱脂ドライミルク(カーネーション 社製)及び0.05%Tween201/グマ社製)を含むブロッキング緩衝液 でプレートを22℃で1時間処理し、後プロノキノグを行った。パーオキシダー ゼ結合ヤギ抗マウスIgG(カーケガードアンドベリー社製)並びに10μg/ mlTMB(シグマ社製)及び0.0036%過酸化水素を含み0.7M硫酸で 酸性化されたテトラメチルベンジジン(T M B )基質溶液を用い、次いで ET−ISAプレートリーダー(バイオチク社製)で450nmの吸光度を測定 することによりネズミ科動物抗体との結合性(22℃、1時間)を検出した。
HE M 7は、m1g1s−εペプチドに結合することが示され、1100n /ml抗体濃度において最大結合に達する。HEM7は、他の4つのアイソタイ プのm1g1sペプチドとは測定可能な程度には結合しなかった(図4)。さら に、HEM7は10μg7’mlの濃度でさえ、ヒト血清から精製された可溶性 の分泌1gEとは結合しなかった(図4)。また、5E44細胞の上清から精製 したIgE並びに他のヒト免疫グロブリ/及び血清物質と反応しなかった(デー タ示さず)。
精製HE Si 7モノクローナル抗体のIgE担持5KO−007細胞との結 合能も免疫蛍光フローサイトメトリー分析により試験した。
免疫蛍光フローサイトメトリーアッセイは次のように実施した。種々のヒト免疫 グロブリンを分泌するB細胞培養物及び他のヒト血液セルラインをA T CC から入手した。末梢血を静脈穿刺により成人ボランティアから得、Ficoll −paque (ファルマシア社製)を用いて単核細胞を単離した。培養細胞を 抗体で染色し、蛍光をフローサイトメトリー(EPIC3−V、カルターダイア グノンス社製)により定量した。末梢血リンパ球及び単球をその光散乱性により 分類した。表面マーカーの存在は、IgE (HP6029) 、IgG (H P6046) 、I gM (HP6081) 、I gD (JAI 1)又 はIgA (2D7)(全てザイメッド社製)に対して特異的なモノクローナル 抗体試薬及び他の白血球マーカー(CD4、CD14、CD45及びCD23) (ベクトンーデイソキンソン社製)を用いて確認した。
m1g1sペプチドによるHEM7と5KO−007細胞との結合阻害も調べた 。これらのアッセイは、細胞を混合物に加える前にモノクローナル抗体HEM7 又はTES−19(30μg/ml)とm1g1sペプチドを水中で1時間プレ インキュベーションすること1こより行った。
図5A〜5Cに示すフローサイトメトリープロフィールに示されるように、HE M7は5KO−007細胞(A T CCより入手)と結合することができた。
HEM7モノクローナル抗体を用いたSK○−007細胞のこの免疫蛍光染色ヒ ストグラムから、全5KO−007細胞ポピユレーシヨンの蛍光がより高いレベ ルにンフトしたことがわかる。このことは、全ての細胞がHEM7と反応性を有 することを示している。免疫蛍光染色は、陽性対照として用いた、ヒトIgEに 特異的なモノクローナル抗体であるTES−19で観察されるのと同程度である 。
HE M 7と5KO−007との最大結合は10−30μg/mlで達成され る(図6A)。さらに、HEM7の5KO−007細胞への結合は、存在する抗 体とほぼ同モル濃度である、1μg/mlのm1g1s−εペプチドによりほぼ 完全に阻害される(図6B)。対照的に、m1g1s−γペプチドは1000倍 の濃度でさえHEM7結合を実質的に阻害しなかった。また、m1g1s−εペ プラドは、TES−19モノクローナル抗体の5KO−007細胞への結合を阻 害しなかった。
また、i(E M 7について、他の表面免疫グロブリンを担持するヒト細胞と の結合能を試験した。試験した種々のヒトセルラインの中で、IgM7は5KO −007細胞及び膜結合IgEを担持する関連U266細胞と結合することがで きたが、IgM、IgD、IgG又はIgAを発現するB細胞ラインとは結合で きなかった。このモノクローナル抗体はまた、T細胞ライン、単球様セルライン 及び末梢血単核細胞を包含する試験した他のいずれの細胞とも結合しなかった( 表9)。
表9 モノクローナル抗体HEM7と種々のヒト細胞タイプ1との反応性細胞タイプ  表面マーカー 陽性細胞(%)SKO−007(ミエローマセルライン) Ig E 46U266B1 (ミエローマセルライン) IgE 22μM −9( B ’J ンハ芽球ライン) IgG 。
RPMI ] 788 (Bリンパ芽球ライン> IgM、IgD 2DAKI KT (B’Jンパ芽球ライン) IgA 。
CCRF−CEM CTリッパ芽球ライン) CD4、Fc7R0U−937( 単球様セルライン) CD23 0末梢血リッパ球 CD45 0 末m血i球 CD45、CD14 3 *反応性は、L述したように、フローサイトメトリー法を用いた間接免疫蛍光染 色により定量的に測定した。陽性細胞のパーセントは、IgM7と10μg/m lでインキュベーションした後、一定の閾値を越える蛍光レベルを有する細胞の パーセントの増加を陰性対照モノクローナル抗体を用いた場合のこれらの細胞の パーセントと比較して測定した。示した値は3回の実験からの1つの代表である 。5%未満の陽性細胞の値は測定誤差範囲内である。
破砕した5KO−007細胞から単離した原形質膜分画を用いたウエスタンブロ ノティ/グ分析によって、HE M 7の膜結合1gEに対する特異的結合をさ らに調べた。ウェスタンイムノプロlティングは次のようにして行った。
精製ポリクローナルヒト血清IgE中のタンパク質(01μg、ヴエントレック ス社製)及び5KO−007細胞からの原形質膜分画(25μg)を10%5D S−PAGEにより分画し、ニトロセルロース上にエレクトロプロットした。フ ィルターを25μg/mlのパーオキシダーゼ結合ポリクローナルヤギ抗ヒトε 鎖と共に、又は25μg/mlのHE M 7と共にインキュベートし、次いで パーオキシダーゼ結合ヤギ抗マウスIgG及び膜エンハンサー基質(酵素結合抗 体及び基質はカーケガードアンドベリー社製)を作用させた。分子量マーカーは バイオラド社製であった。
ヤギ抗ヒトIgE(ε鎖特異性)は約80kDa (分子量)の領域中に2つの バンドを示した。IgM7は分子量の大きい方のバンドとのみ反応した(図7) 。これらの結果は、原形質膜調製物には分子量が低い(80kDa)分泌された IgEが混入しており、濃い方のバンドはヤギ抗ヒトεにより染色されたもので あって、IgM7は、膜固定部分を余分に有するが故に分子量がより大きい(8 7kDa)ε鎖の膜結合型とのみ反応したことを示唆している。ここでも、Ig M7とニトロセルロース膜中での特異的タンパク質とのイムノブロッティング反 応はm i g i s−εペプチドによって阻害された(図7のカラムe参照 )。ポリクローナルヒト血清由来1gEのイムノプロットはIgM7と反応性を 示さず(カラムb)、原形質膜分画のイムノプロットもIgGを分泌する対照セ ルライン(IM−9)との反応性を示さなかった。
IgM7が、4人から採取したヒト末梢血好塩基球からのヒスタミン放出を引き 起こすか否かについても調べた。それぞれのアッセイは、種々の濃度のTES− 17モノクローナル抗体(白血球からのヒスタミン放出を誘起するヒトIgEに 特異的なモノクローナル抗体)及びIgM7を用いて行った。ヒトIgE(これ もまたヒスタミン放出を誘起する)に対するポリクローナル抗体は、TES−1 7に加え、更なる陽性対照として働いた。ヤギ好マウスIgGをい(っかの試験 においてエノハノサーとして加えた。
エノハ/サーか存在するか否かにかかわらず、IgM7はモノクローナル抗体量 依存的にヒスタミン放出を引き起こさなかった。
実施例II 生体内にアイ、ノフォームIIが存在し、それが膿に結合している ことの確認 予想さ[るアイソフオーム11は、Cε4と、HE〜17により結合される15 アミノ酸部分との間に52の更なるアミノ酸を有する。この52アミノ酸部分の 6〜40番目の残基に対応する36アミノ酸の合成ペプチドに特異的なモノクロ ーナル抗体及びポリクローナル抗体を調製した。ELISA及びイムノプロット の両方において、抗体は細胞溶解物からのIgEと反応したが、細胞培養上清か らのIgEとは反応しなかった。このことはアイソフオーム11が細胞上に存在 し、分泌されないことを示している。さらに、イムノプロット上において、Ig M7により認識される15アミノ酸バンドは36アミノ酸部分に対する抗体によ り認識されるバンドと共に亦動した。
実施例II+ アイソフオームIll mRNA及びペプチドの生体内での存在 の確認A、Pρに匹ス湊ふ上貞二球史凹玄ユニ且N込9猷アイソフオームIII  mRNAがヒト末梢血リンパ球により生産されたことを確認するために実験を 行った。
記載を簡素化するために、CH4−mg= 2 ’ スプライシング(上でアイ ソフオームII+と示した)によるm RN 、Aによってコードされる予想さ れるε鎖を以下ではε、と表示し、分泌型IgEの従来のε鎖(上でアイソフオ ームIと示した)をと1と表示する。■又は2の!:、鎖を有するIgE分子を I gE、と表示し、ε鎮のみを含むIgE分子をIgE、と表示する。
血清IgEa度が約1μg/”ml (平均の約10〜20倍)であるアレルギ ーρ者からPBMCを単離し、これらの細胞からの全RNAを調製した。第1鎖 CDNA鋳型が精製された後、一対のプライマーを用いてPCRを行った。プラ イマーの1つはCH4領域中に位置し、他の1つは工立−1領域中に位置する。
PCRで増幅した産物はゲル電気泳動により分析し、主たるバンド中のDNAを サブクロー二/グし、そのヌクレオチド配列を決定した。
5KO−007細胞及び5E44細胞のRN Aから誘導されたcDNA鋳型を 用いたPCRの主たる産物はε、mRN、Aの部分であった。同じ部分はまた、 ヒトPBsic調製物からのcDN、Aを用いた場合の主たる産物でもあった。
オートラジオグラフィーにより、me、2部分に対応する!2p−標識DNAプ ローブはε2部分とハイブリダイズした。これはまた、膜結合ε鎖m RN 、 Aの2つのアイソフオームから誘導された2つの部分に対応する他の2つのバン ドともノ)イブリダイズした。これらのバンドからクローニングしたDNA断片 のヌクレオチド配列決定によりこの結論が確認された。
B ヒトI E ゛、セルラインの のと のme、2’ 部分に対応し、C末 端にリジン残基をさらに有する33アミノ酸からなるペプチドを合成した。この ペプチドは次の配列を有していた。
5HAAGEAPDLPRLHQRPPAPRLAAGH3R3TRPSrE2 Tペプチド」と名づけられたこのペプチドをKLHと結合し、上記した標準的プ ロトコールに基づいてマウスを免疫するために用いた。E2Tペプチドに特異的 に結合するモノクローナル抗体を作製した。イムノプロットにより調べたところ 、これらのモノクローナル抗体はまたε2に結合した。
KLHと結合したE2Tペプチドはまた、ウサギを免疫するために用いた。E2 Tに対して特異的な得られた抗体を、E2Tが結合したアガロースビーズの小さ なカラムにより親和性を利用して精製した。この精製抗E2T抗体を西洋ワサビ パーオキシダーゼに結合し、これをアガロースビーズに結合した。これらの種々 の試薬を次いでε2鎖及びIgE2を検出すべくELISA及びイムノブロソテ ィノグアッセイに用いた。抗E2T抗体を固相免疫吸着剤として用い、ヒト■g Eに対するパーオキ/ダーゼ標識ヤギ抗体をトレーサーに用いたELISAにお いて、ε2鎖は5E44細胞の培養上清中に検出され、5KO−007細胞の培 養上清中にもより少ない量検出された。この物質は、S P 210細胞及びC AGl−51−4細胞の培養液中には存在しなかった。
5E44細胞によって分l、されるキメラIgE (ε、に)のH鎖及びL鎖の 可変領域並びに抗原特異性はCAGI−51−4細胞により分泌されるキメラI gG(γ1、に)のそれらと同一であるので、5E44細胞及び5KO−007 細胞の培養液からのε2又はIgE2の固相への結合は可変領域に起因するもの ではない。5E44細胞の培養上滑中のε鎖は無関係の抗原に特異的なウサギ抗 体とは結合しなかった。
抗E2T抗体が膜結合ε鎖(7ε1鎖、′と表示)と反応する可能性を、組換え ら鎮に対する結合を試験することにより調べた。CH2領域がら膜固定ペプチド に延びる組換えε、は大腸菌中で生産され、親和性カラムにより精製された。
ELISAにより、ε1鎖に反応するモノクローナル抗体Ell−4−70及び 膜固定ペプチドの細胞外の15アミノ酸部分に対して特異的なモノクローナル抗 体HEM7は組換えε、に結合したが、抗E2T抗体は結合しなかった。これら の結果は、E2Tと同じエクソンによってコードされるが異なるリーブイングツ し・−ムを用いる、ε、の細胞質部分は抗E2T抗体と反応性を有さす、抗E2 T抗体と反応性を有する、5E44細胞の培養上滑中のε鎖は、細胞の原形質膜 から脱落したかもしれないεゆではないことを示している。
Cウェスタンプロ ト び によ ■ 」」」(社)創出IgEのCH領領域対 して特異的であると推測されるモノクローナル抗体TES−61を用いた親和性 カラムにより、5E44細胞により培養液中に分泌されるTgEを精製した。精 製したIgEを還元剤で処理し、又は処理することなくゲル電気非動にかけ、ニ トロセルロースフィルター上にトランスプロットし、試験すべき種々の抗体と反 応させた。非還元性ゲルから転写されたプロットにおいて、西洋ワサビパーオキ シダーゼ凛識ヤギ抗ヒトIgE及び抗E2T抗体の両方とも約200kDaのバ ンドを染色した。このことは、IgE分子中に52鎖が単一鎖としてではなく存 在することを示している。さらに、還元条件下及び非還元条件下の両方において 、抗E2Tは、ヤギ抗ヒトIgHにより染色されるパントの最も大きな分子量の バンドの物質と反応した。
虫等 当業者はここに記載した本発明の特定の具体例の多くの均等物を認識し、又は定 型的な実験を超えないものを用いて確認することができるであろう。これらの均 等物は以下の請求の範囲に包含されることを意図する。
Fig、 2A アイゾフォ値I ・石TA・AAT(CCりAG(T’G−GAC・NPELD GTG−TGC−GTG−GAG−GAGGCC(3AG(3GCりAG−GC G−CCGTGGV CV E E A E G E A P ’wVACG− TGG ・ACC−GGC(T’CTGC−ATC−TrC−GCC−GCA− CTC−TTC・CTG(TC−AGC(;TG−AGCT’AC−AGC(3 CC−GCC−CTC−ACG−CT″C・■八 LMVQRFLSAT RQ GGGAGGCCCCAG−ACC’rCCCTCGAC’rAC・ACC・A ACりTC・G RPQ TSLDYTNV CT’C−cAG−CCC−CAC(:yCCTAG・LQPHA” Fig、 2B VN PGL A GGC−GGC−TCC−GCG−CAG−TCC(AGAGG−GCCCCG −GAT−AGG・GGSAQS Q RAP DR GTG、CI’C−TGC−CAC−TCC−GGA−CAG−CAG(:AG −GGA(TG(:CG ・V LCH5G QQQG LP AGA、GCA、GCA−GGA−GGC−TCT−GTCCCC−CAC(: CC(:GC’rGC・RAA GGS VPHPRC CAC,TGT、GGA、GCCりGG・AGG−GCT−GAC’rGGCC AりGT(:CCHCG AGRADWPGP Fig、 2C VN PGA A GTT−CCTCTC−AGC−CAC−GCG−GCA−GGG−GAG−G CC−CCA−GAC−VPLSHAA GE A PD CrCCCr(l:GA(rACACCAACGTCCrCCA(yCCCCA CGC・LPRLHQRPP APR CTA−GCC−GCG−GGC−CAC−TCACGC’TCC−ACC−A GGCCC−AGC・LA AGH8R8T RPS TTT−TrC−TCr−GCC−AGC−GCC’l”GA・FF5ASA” +50八mじS(する吸材 、01 0.1 1.0 10 100 1000abcde Fig・7 要約書 B細胞膜に免疫グロブリンを固定する領域の細胞外部分に付随する抗原エピトー プが開示されている。工gEについては、前記エピトープはTgE担持Bm胞上 に存在するが、好塩基球及び分泌された可溶型のIgHには存在しない。該エピ トープは治療及び診断に用いることができる。例えば、IgHの固定領域に付随 するエピトープに特異的な抗体又は免疫毒素はIgE担持リンパ球を選択的に破 壊し又は減少させ、それによってIgE媒介アレルギー反応がブロックされる。
膜エクソン領域中の異なるmRNAスプラインングに起因するヒトε鎖のC末端 部分の3つの異なるアイソフオームが開示されており、その1つは分泌型で膜に 結合されない。
国際調査報告 −一2.−8−+^wwh−sw−m、PCT/US9+10(1491T、C laims1−11.15−4Qand15−4Qand24dra+C1on alar+ribod11+s、hybrtdO+++aI4.+−hi懺qr ir−antibcxiies、anti−idiotypicant、1lx iies+、chi+++eric anti−idintypic anti kxxlies and i+u+unot盾■奄氏磨B C1asFIps 530.435and 424 5uhclas++e*  +3R7and 3891,240.27 andTl、 Clalms 12 −14 drawn r−o jsolated DNA construct 、s and atransffected myelo*a、 C1asse s 536 and 435. 5ubr:1asses 27 and24G 、2. r+=specいvely。
TIT、 Claims 20 and 21 drawn to a bto ppscif(c +anlpcu1e antlhi8peci[ic an Libcxly、 C1ass 530.5ubclass 387゜TV、C laims25−27.2Q/27.30.32/31anc135drawn tnppptidps、nucleotide and DNA frag+m ents、and +5onnclona1. Chiy−rii and anti−idiojypic antibodips、 C1ass es 536 ^n(15コ0. 引出CLqtas*sp@ptide、nu cleotid@ and DNA frag+++ents +5onncl ona1. chim告rjc δn■ anN−idio乞ypic ant−jbc+dies、(71dsses  530 and 536.14nhc1asseq (1RP and 3001 and 27.rfl!lpHCtiVelV、Group  r is directed jo a flrRtsetofsPpara tpanddjQtlnctprcxlucts、Grl’1llpIT+9c lxreCjedrOA!+eCnn(! Rut nf 5Pparate  and +3iRtinCt products、 Group IIX jR 山rp+′r*dto A third 5eparatI!and disj tnc=j prrxlur:t、、Gr(+llpτVi■ CIirpctedtOafourthRPparatI11anddisti nctprnduct、Group\’isdrawn tOa firth  &Iet tar 5eparate and dist[ncj prnd+ +CEp+、 Grnu垂uI PCT/US91/α珀91 ill drabn ILL a qix[h set tar !Iepar ate and distlnrc pr++durLs、@pCT R++1bs11.1An+Tロ一2+IonotproνidetC1rmu lt、1pl=distjnclpr++du+−t、6within a q jngle general uruenLiue c(lncept。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.B細胞の膜に結合した免疫グロブリンに特異的に結合するか、分泌型の免疫 グロブリンには特異的に結合しない抗体調製物。 2.前記免疫グロブリンはヒトIgEである請求項1記載の抗体調製物。 3.モノクローナルである請求項1記載の抗体調製物。 4.免疫グロブリンの膜固定ペプチドにより少なくとも部分的に形成されるエピ トープに特異的に結合する抗体調製物。 5.前記免疫グロブリンはヒトIgEである請求項4記載の抗体調製物。 6.前記エピトープは免疫グロブリン鎖の膜結合領域の細胞外部分上に存在する 請求項4記載の抗体調製物。 7.B細胞の表面上のヒトIgEに結合するが、好塩基球の表面上のヒトIgE 及び分泌された可溶性IgEには結合しないモノクローナル抗体。 8.ヒト抗体又は抗体断片である請求項7記載のモノクローナル抗体。 9.B細胞の表面上のIgEに特異的に結合するが、好塩基球の表面上のIgE 及び分泌された可溶性1gEに結合せず、ネズミ科動物の抗原結合領域とヒトH 鎖定常領域とを有するキメラ抗体。 10.B細胞の表面上のヒトIgEに結合するが、好塩基球の表面上のヒトIg E及び分泌された可溶性IgEには結合しないモノクローナル抗体を産生する連 続的で安定なセルライン。 11.ハイブリドーマである請求項10記載のセルライン。 12.IgE担持B細胞には結合するが好塩基球及び分泌された可溶性IgEに は結合しない抗体のL鎖又はH鎖の可変領域をコードする機能的に再構成された 遺伝子を含む単離されたDNA。 13.ヒトL鎖又はH鎖の定常領域をコードするDNAに結合された請求項12 記載のDNAを含むDNA構築物。 14.請求項13記載のDNA構築物でトランスフェクトされ、キメラ抗体を分 泌するミエローマ細胞。 15.IgE担持B細胞に結合するか好塩基球及び分泌された可溶型のIgEに は結合しない抗体のパラトープに対して特異的なモノクローナル抗イディオタイ プ抗体。 16.ネズミ科動物由来の抗原結合領域とヒト由来の定常領域を有するキメラ抗 体である、請求項15記載のパラトープ特異的抗イディオタイプ抗体。 17.請求項16記載の抗イディオタイプ抗体の抗原結合断片。 18.IgE担持B細胞に結合するが、好塩基球及び分泌された可溶性IgEに は結合しない抗体に結合した細胞毒素を含む免疫毒素。 19.前記細線毒素は細胞障害性ステロイド、ゲロニン、アブリン、リシン、シ ュードモナス属毒素、ジフテリア毒素、ポークウィード抗ウィルスペプチド、ト リカセカム、放射性核種及び膜溶解酵素から選ばれる請求項18記載の免疫毒素 。 20.IgE産生Bリンパ球に結合するがマスト細胞、好塩基球及び分泌された 可溶性IgEには結合しない第1の特異的結合剤と、細胞障害性細胞のレセプタ ーに結合する第2の特異的結合剤とを含む二特異的分子。 21.二特異的抗体である請求項20記載の二特異的分子。 22.B細胞の表面上のIgEの膜結合領域の細胞外部分に対応するアミノ酸配 列を有するペプチド。 23.【配列があります】 のアミノ酸配列を有する請求項22記載のペプチド及び該ペプチドの免疫学的性 質を実質的に変化させないその修飾物。 24.請求項23記載のペプチドと反応するモノクローナル抗体又は抗体断片。 25.Cε4エクソン、εm1エクソン及びεm2エクソンのスプライシング以 外のmRNAスプライシングに起因するε免疫グロブリン膜固定ペプチド。 26.請求項25記載のペプチドをコードするヌクレオチド断片。 27.GLAGG・SAQSQ・RAPDR・VLCHS・GQQQG・LPR AA・GGSVP・HPRCH・CGAGR・ADWPG・PPの配列を有する ペプチド部分及び免疫学的性質が実質的に変化しないその修飾物。 28.GAAVP・LSHAA・GEAPD・LPRLH・QRPPA・PRL GR・GHSRS・TRPSF・FSASAの配列を有するペプチド部分及び免 疫学的性質か実質的に変化しないその修飾物。 29.請求項27又は28記載のペプチド部分をコードするヌクレオチド断片。 30.【配列があります】で示される配列又は同一のペプチドをコードする配列 を含むDNA断片。 31.【配列があります】 で示される配列又は同一のペプチドをコードする配列を含むDNA断片。 32.請求項27又は28記載のペプチドに対するモノクローナル抗体。 33.ヒト型又はネズミ科動物/ヒトキメラ型である請求項32記載のモノクロ ーナル抗体及び抗体断片。 35.請求項32記載の抗体に対する抗イディオタイプ抗体。
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