JPH05504123A - ポルフィリン誘導体及びこのような誘導体を含む組成物の製造及び使用 - Google Patents

ポルフィリン誘導体及びこのような誘導体を含む組成物の製造及び使用

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JPH05504123A
JPH05504123A JP50674390A JP50674390A JPH05504123A JP H05504123 A JPH05504123 A JP H05504123A JP 50674390 A JP50674390 A JP 50674390A JP 50674390 A JP50674390 A JP 50674390A JP H05504123 A JPH05504123 A JP H05504123A
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モーガン アレン アール
セルマン スティーヴン エイチ
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ユニヴァーシティ オブ トレド
メディカル カレッジ オブ オハイオ
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なポルフィリン誘導体の製造及び使用、ポルフィリン誘導体の金 属錯体、並びにポルフィリン誘導体及びその金属錯体を含む組成物に関する。
更に詳しくは、ポルフィリン誘導体の幾つかは、ベンゾクロリンという名称か提 案されている化合物(何となれば、それらは、それに縮合された環外ベンゼン環 を有するコリン構造を存するからである)、ベンゾクロリンの金属錯体、ベルジ ン(verdins) 、ベルジンの金属錯体、成る種のプルプリンか日光のも とにあって空気と接触する場合に生成する誘導体、及びこれらのプルプリンか日 光のもとにあって空気と接触する場合に生成する誘導体の金属錯体である。これ らの化合物の全てか腫瘍の検出及び治療に有益である。それらは全身投与、例え ば、静脈内投与された後、それらは腫瘍中に優先的に局在化する。それらが投与 され、腫瘍中に局在化した後、それらの存在は紫外線(これはそれらに蛍光を発 するようにする)による照射により検出し得る。また、本発明のポルフィリン誘 導体は腫瘍を治療するのに使用し得る。それらか投与され、局在化した後、それ らか吸収ピークを示す波長の光による照射は、−重積酸素の生成を伴うことかわ かった反応であって、それらか局在化した腫瘍を損傷または破壊する反応を生じ る。ポルフィリン誘導体及びその金属錯体を含む組成物は、静脈内投与に生理学 上杵される有機液体中の溶液、食塩液中のそのエマルション、またはポルフィリ ン誘導体及び金属錯体の分子か分子中に封入されているシクロデキストリンであ る。
従来技術 成る種のポルフィリン及びプルプリンとクロリンのファミリイ及びこれらの金属 錯体並びに腫瘍の検出及び治療のための上記のようなプルプリン、クロリン、金 属錯体及びポルフィリンの使用は全て知られている。例えば、PCT/US86 102824明細書は、成る種のプルプリン、クロリン、及びこれらの金属錯体 、並びに腫瘍の検出及び治療のためのそれらの使用を開示している。その他に、 欧州特許出願EP142.732号明細書は異なるファミリイの成る種のクロリ ンを開示し、それらか膵臓癌に冒されたハムスターの癌細胞中に優先的に蓄積す ることを開示していると言われている(C,A、 103:123271S)。
また、幾つかのベンゾクロリン及びベンゾクロリン金属錯体が知られており、M organら、 Photodynamic Action of Benzo ch1orins’、SP[E1066巻−Photod凾獅≠高奄■ Therapy:Mechanisms(+989)、146頁以下に記載され ている。また、移植可能なFANFT (N−[4−(5−ニトロ−2−7リル )−2−チアゾリル]ホルムアルデヒド腫瘍系か移植されているCr1BR34 4ラツトの治療の感作物質としてのこれらの化合物の使用が開示されている。開 示された化合物は添付図面の図1及び図3の構造を有し、式中、R1−R8の夫 々はエチル(CH,CH,)てあり、RIO〜R12の夫々は水素である。化合 物の内の二つは図1の構造を有する。一つでは、R14はHであり、MはNiで あり、他方では、R14はSO*Naであり、MはSnである。二つのその他の 化合物は図3の構造を有する。一つでは、R14はHであり、他方では、R14 は5OJaである。また、その刊行物は図1の構造を有する未試験の化合物を言 及しており、式中、R1−R8の夫々はエチルであり、RIO〜R12の夫々は 水素であり、R14はHてあり、且つMはスズである。
図4の構造を有するベルジン(式中、R1、R5及汎7はエチルであり、R2、 R4、R6及びR8はメチルであり、且つRIO、R11及びR12は水素であ る)及び図9の構造を有するポルフィリン誘導体(式中、R1−R8及びR13 はエチルであり、且つR10、R11及びR12は水素である)がまた知られて おり、Morganら、”New Dyesfor Photodynamic  Therapy” 、SP[Eの会報847巻−New Direction s in Photod凾氏| amic Therapy(+987)、166頁以下に開示されている。
更に、ヘマトポルフィリン誘導体と称さね、しばしば“)IpD”と略記される ヘマトポルフィリンから誘導された化学混合物が、静脈内投与でき、上記のよう に腫瘍の検出及び治療に使用できる。ヘマトポルフィリンはプロトポルフィリン [Xから製造でき、そのポルフィリンは血液から分離し得る。HpDは多種のポ ルフィリン及び関連化合物の混合物であり、その正確な組成は充分に知られてい ない(例えば、Porphyrin Photosensitizationl David Kassel及びThomas J、 Dougher狽剳■ 集、円enum Press、ニューヨーク及びロンドン、1983.3〜13 頁を参照のこと)。
従って、PCT/US86102824のクロリン及びプルプリンはこの使用に 関してHpDよりも好ましい。何となれば、それらは単一の既知の化合物である からである。加えて、クロ!ル及びプルプリンはHpDと比較して更に長い波長 で吸収ピークを有し、しかも更に大きな吸収を示す。長い波長のピークが有利で ある。何となれば、長い波長の光は組織の更に大きな透過が可能であるからであ り、一方、大きな吸収か望ましい。何となれば、所定の程度の反応を生じるのに 更に小さい光エネルギーか必要とされるからである。
オクタ−エチルベンゾクロリンのニッケル錯体の製造か開示されてし)る(Ar n−oldら、J、C,S、PERK[N L +660−1670頁、197 9)、その錯体は乾燥卵−ジメチルホルムアミド中のオキシ塩化リンとニッケル メソ−ビニルオクタエチルポルフィリンの反応により製造される。報告された主 生成物は二・メチル5−(β−ホルミルビニル)オクタエチルポルフィリン(収 率80%)であった。その他に、著者らは5%の収率のニッケルベンゾクロリン 及び15%の収率の脱金属化生成物(これはベンゾクロ1ルではない)を報告し ていた。二・メチルオクタエチルベンゾクロリンは、細胞毒性の応答を生じる能 力に関する限り実質的に不活性であること力くわかった。
メソロジン異性体混合物を酢酸中で還流させることによるベルジン異性体混合物 の製造か報告されている(The Porphyrins、 11巻、137及 び138頁、David D−olphin!!f集、Academic Pr ess 、 ニューヨーク、サンフランシスコ及びロ:zFン、1978、Wo odwardら、J、 A、 C,S、 、 +960.82.3800頁及′ cFMorgan、 J、 Org、 Ch■香A 、 1986.51゜ 1347は、ブルブIルが空気の存在下で日光のもとにある場合にポルフィリン 誘導体か生成することを開示している。
本発明のベンゾクロリン、ベルジン、プルプリンか日光のもとにあって空気と接 触する場合に生成する誘導体、及び金属錯体は、プルプリン、クロリン及び金属 錯体と同じ利点を有し、成る場合には、実質的に少ない投薬量か所定の細胞毒性 の応答を生じるのに必要とされるという重要な追加の利点を有する。
図面の簡単な説明 図1は本発明のベンゾクロリンのファミリイの金属錯体の構造式である。
図2は本発明のベルジンのファミリイの金属錯体の構造式である。
図3は本発明のベンゾクロリンのファミリイの構造式である。
図4は図2のファミリイのベルジンのファミリイの構造式である。
図5はベルジンのファミリイの金属錯体(これらは図2の錯体の異性体であって もよい)の構造式である。
図6は図5のファミリイのベルジンの構造式である。
図7は本発明のベルジン及びその金属錯体を製造するのに使用し得るポルフィリ ンのファミリイの構造式である。
図8は本発明のベンゾクロリン及びその金属錯体を製造するのに使用し得るポル フィリンの金属錯体の構造式である。
図9は、相当するプルプリンが空気の存在下で日光のもとにある場合に生成する ポルフィリン誘導体のファミリイの構造式である。
図10は図9のポルフィリン誘導体の金属錯体の構造式である。
発明の詳細な説明 本発明は、一つの特徴に於いて、図1、図2、または図5もしくは図10の構造 を有するベンゾクロリン、ベルジン、またはポルフィリン誘導体の金属錯体てあ り、または添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリンであり、式中、Mは金 属、例えば、Ag、 AI、 Ce、 Co、Cr、 Cub Dy、Er、E u、 Fe、 Ga、 Gd、 Hf、 Ho、[n。
腿、Lu、 un、MOlNdSPb、 Pd5PrSPt、 Rh、 Sb、  Sc、 Sm、 Sn、 Th、Th、 Ti、TLTm、 U、 V、 Y 、Th、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキル 基であり、且つR1−R12及の14の夫々は、 HまたはCHOl 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R=N(Rz)zを有する基(式中、R3は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R=N(R4)!+を有する基(式中、R1は1〜4個 の炭素原子を存する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R4は1〜2個の炭素原子を 育するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なっていて もよい)、式RzoH)f:育する基(式中、Rtは1〜4個の炭素原子を存す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下か二重結合である)、または C02R’ 、CH2C0□R゛もしくはCH,CH,C02R’ (式中、R ′はHlまたは1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基であ る)であり、但し、R14はSQ、)lまたはその生理学上杆される塩であり得 ることを条件とする。
別の特徴に於いて、本発明は、上記のベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン 誘導体または金属錯体の一つの静脈内投与または局所投与に生理学上杆される有 機液体中の溶液、またはこのような溶液の水性エマルションである。
更に別の特徴に於いて、本発明は、上記のベンゾクロリスベルジン、ポルフィリ ン誘導体または金属錯体の一つの分子かシクロデキストリンの分子中に封入され ている構造である。
更に別の特徴に於いて、本発明は、有効量の上記のベンゾクロリンの一種、上記 のベンゾクロリンの一種の金属錯体、上記のベルジンの一種、上記のベルジンの 一種の金属錯体、上記のポルフィリン誘導体の一種、または上記のポルフィリン 誘導体の一種の金属錯体をヒトまたは動物患者に投与し、患者の関連領域を紫外 線またはベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジン金属錯 体、ポルフィリン誘導体またはポルフィリン誘導体金属錯体か吸収ピークを有す る波長の可視光で照射することを特徴とする腫瘍を検出し、治療する方法である 。
発明の目的 それ故、本発明の目的は、添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付 図面の図1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図2または図 5の構造を有するベルジンの金属錯体、または添付図面の図10の構造を育する ポルフィリン誘導体の金属錯体である新規な組成物を提供することである。
本発明の別の目的は、添付図面の図3の構造を存するベンゾクロリン、添付図面 の図1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4または図6の 構造を有するベルジン、添付図面の図2または図5の構造を存するベルジンの金 属錯体、添付図面の図9の構造を存するポルフィリン誘導体、または添付図面の 図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体の有機液体中の溶液を提供 することである。
更に別の目的は、添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付図面の図 1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4または図6の構造 を存するベルジン、添付図面の図2または図5の構造を有するベルジンの金属錯 体、添付図面の図9の構造を存するポルフィリン誘導体、または添付図面の図1 0の構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体の有機液体中の溶液の水性エマ ルションを提供することである。
本発明の更に別の目的は、添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付 図面の図1の構造を育するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4または図 6の構造を有するベルジン、添付図面の図2または図5の構造を有するベルジン の金属錯体、添付図面の図9の構造を有するポルフィリン誘導体、または添付図 面の図1Oの構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体の分子かシクロデキス トリンの分子中に封入されている組成物を提供することである。
本発明の更に別の目的は、上記のベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベ ルジン、ベルジン金属錯体、ポルフィリン誘導体またはポルフィリン誘導体金属 錯体の一種をヒトまたは動物患者に投与することを特徴とする腫瘍を検出し、治 療する方法を提供することである。
好ましい実施態様の説明 本発明はベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジン金属錯 体、ポルフィリン誘導体及びポルフィリン誘導体金属錯体並びにそれらの製造に 関するものであるので、本明細書の実施例1〜9は本発明者らにより現在意図さ れる最良の態様を示す。本発明は有機液体中のベンゾクロリン、ベンゾクロリン 金属錯体、ベルジン、ベルジン金属錯体、ポルフィリン誘導体及びポルフィリン 誘導体金属錯体の溶液、並びにこのような溶液の製造に関するものであるので、 生体内試験操作は最良の態様を示し、そして本発明は腫瘍の検出及び治療のため のベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジン金属錯体、ポ ルフィリン誘導体及びポルフィリン誘導体金属錯体の使用に関するものであるの で、生体内試験操作は最良の態様を示す。
実施例及び明細書中、“%V/V”という用語は容量%を意味する。“%W/W ”という用語は重量%を意味する。′アルキル基”という用語はその通常の意味 で使用されて1価の飽和脂肪族炭化水素基を意味する。“アルキレン基”という 用語はその通常の意味で使用されて、一つの炭素−炭素二重結合を有し、その他 の炭素−炭素結合が単結合である1価の脂肪族炭化水素基を意味する。全ての温 度は°Cであり、そして下記の略号は示された意味を有する。■=ミリグラム、 g・グラム。
kg=キログラム;ml=ミリリットル: cm=センチメートル:ε=モル吸 光係数、rrrW=ミリワット:且つnn+”ナノメートル。
実施例1 ニッケルメソ−ホルミルオクタエチルポルフィリンからの本発明の新規なベンゾ クロリン(以下、“オクタエチルベンゾクロリン”と称する)の製造がこの実施 例に記載される。ニッケルメソ−ホルミルオクタエチルポルフィリンの製造はR ,Griggらによる文献雑誌、J、Chetn、Soc、Perkin Tr ans I 、 1972.1789〜1798頁に記載されている。それは添 付図面の図8の式を有する(式中、R1−R8はエチルであり、RIO〜R12 は水素であり、RはCHOであり、且つMはNiである)。四つの中間体、即ち 、ニッケルメソ−(β−エトキシカルボニルビニル)−オクタエチルポルフィリ ン(これは添付図面の図8の式を有する、式中、R1−R8はエチルであり、R 10〜R12は水素であり、RはCI(=CI(CO2C)12cH,であり、 且つMはN1である)、ニッケルメソ−(β−ヒドロキシメチル−ビニル)−オ クタエチルポルフィリン(これは添付図面の図8の式を有する、式中、R1−R 8はエチルであり、RIO〜R12は水素てあり、RはCH=CHCH20Hで あり、且っMはNiである)、ニッケルメソ−(β−ホルミルビニル)オクタエ チルポルフィリン(これは添付図面の図8の式を存する、式中、R1−R8はエ チルであり、RIO−1?I2は水素であり、RはC1(=C1(Cl(0であ り、且つMはN1である)、及びニッケルオクタエチルベンゾクロリン(これは 添付図面の図1の式を有する、式中、R1−R8はエチルであり、RIO〜R1 2は水素であり、且つMはニッケルである)を、実施例1の操作て製造した。
オクタエチルベンゾクロリンは添付図面の図3の式を有し、式中、R1−R8は エチルであり、且つRIO〜R12は水素である。
ニッケルメソ−(β−エトキンカルボニルビニル)オクタエチルポルフィリンの 製造 キシレン50mI中のニッケルメソ−ホルミルオクタエチルポルフィリン506 mg及び(カルボエトキシメチレン)トリフェニル−ホスホラン1.024gの 溶液を還流下で18時間加熱した。その溶液を冷却した。キシレンを減圧で除去 した。残存する固体を最小量のジクロロメタンに溶解し、シリカでクロマトグラ フィーにかけた。
ニッケルオクタエチルポルフィリンの少量の画分及び多量の赤色画分を回収した 。
溶媒を赤色画分から除去した。残存する固体を、等しい容量部のジクロロメタン とメタノールを含む溶媒で再結晶し、小さい褐色の針状結晶455■を得た。そ の生成物を核磁気共鳴によりニッケルメソ−(β−エトキシカルボニルビニル) オクタエチルポルフィリンとして同定した。それは405.530及び565ナ ノメートルテ可視スベクトル吸収ピーク(94180,18604,27790 )を示した。
ニッケルメソ−(β−ヒドロキシメチルビニル)オクタエチルポルフィリンの製 造 二種の溶液を調製した。即ち、ニッケルメソ−(β−エトキシカルボニルビニル )オクタエチルポルフィリン50mgを窒素雰囲気下で乾燥ジエチルエーテル5 0m1に溶解することにより第一溶液を調製し、そしてリチウムアルミニウムヒ ドリド5■をジエチルエーテル10m1に溶解することにより第二溶液を調製し た。第一溶液を窒素雰囲気下に保ち、一方、第二溶液を約η°Cの室温でそれに 素早く添加し、得られた溶液を窒素雰囲気下で24時間放置した。次いてその反 応を、添加が発泡を生じなくなるまで、■5%W/Wの塩化アンモニウム水溶液 の増分添加を行うことにより停止した。次いて有機層を回収し、50m1ずつの 水で3回洗浄した。次いで溶媒を蒸発させ、固体残渣を、溶媒としてジクロロメ タンを使用して、シリカゲルでクロマトグラフィーにかけた。主要な赤色バンド を回収した。溶媒を蒸発させることにより所望の生成物の赤色結晶を回収し、2 %V/Vのメタノールを含むジクロロメタンで結晶化した。収率は理論値の26 %であった。UVλ最大559nm aニッケルメソ−(β−ホルミルビニル) オクタエチルポルフィリンの製造ニッケルメソ=(β−ヒドロキシメチルビニル )オクタエチルボルフィリン100■及びピリジンジクロメート108■をジク ロロメタン100 mlに溶解することにより溶液を調製し、窒素雰囲気下で約 16時間放置した。次いでジクロロメタンを蒸発させ、反応生成物をジエチルエ ーテルに溶解し、不溶性のクロム塩の残渣を残し、これを濾過により分離した。
存機層を回収した。ジエチルエーテルを蒸発により除去し、溶離剤としてジクロ ロメタンを使用して、生成物をシリカゲルカラムでクロマトグラフィーにかけた 。主要な赤味を帯びた緑色の画分を回収した。溶媒を蒸発により除去し、残渣を 2%V/Vのメタノールを含むジクロロメタンで結晶化した。結晶化した生成物 は文献(Arnoldら、J、C,S、PERKIN l、 1660〜167 0頁、1979)に報告されたものと分光分析で同一であった。
Niオクタエチルベンゾクロリンの製造ニッケルメソ−(β−ホルミルビニル) オクタエチルポルフィリンの200mg部分を4mlの濃硫酸(98%W/W) で2時間処理した。次いで反応混合物を水20m1に注ぎ、炭酸水素ナトリウム で中和し、ジクロロメタンで抽出した。有機層を回収し、水洗し、ジクロロメタ ンを蒸発により除去した。溶媒としてジクロロメタンを使用して、残渣をシリカ ゲルカラムでクロマトグラフィーにかけた。主要な緑色のバンドを回収し、溶媒 を蒸発により除去した。残渣を2%V/Vのメタノールを含むジクロロメタンで 結晶化した。結晶化した生成物(収率、40%)は文献(Arn−oldら、J 、C,S、PERKIN [51660〜1670頁、+979)に報告された ものと分光分析でニッケルオクタエチルベンゾクロリン40■部分を4mlの濃 硫酸(98%W/W)中で2.5時間攪拌した。得られた反応混合物を氷に注ぎ 、炭酸水素ナトリウムて中和し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物をシリカゲ ルでクロマトグラフィーにかけることにより二種の生成物(夫々20■)を回収 した。生成物の一つをオクタエチルベンゾクロリンとして同定し、一方、他の生 成物をそのスルホネートとして同定した。スルホネートは図面の図3の構造(式 中、R13はSO3Naであり、これはR2付近の利用可能な炭素またはR3付 近の利用可能な炭素(おそら(、前者)に結合されている)を育することかわか った。オクタエチルベンゾクロリンを2%V/Vのメタノールを含むジクロロメ タンで結晶化し、一方、オクタエチルヘンシクロリンスルホネートをジクロロメ タンで結晶化した。λ最大、UV、は両方の生成物について657nmであった 。5OJa基はスルホネートを酸性にすることにより5O3Hに変換でき、SO ,H基の水素はその他の塩基で中和することによりその他のカチオンに変換し得 る。
オクタエチルベンゾクロリン20■を、ジクロロメタン15m1及びメタノール 5mlを含む混合溶媒に溶解することにより溶液を調製し、酢酸亜鉛100mg をその溶液に添加した。得られた混合物を、反応混合物の電子スペクトルがキレ ート化が完結したことを示すまで、約24時間還流させた。次いで反応混合物を 7mlまで濃縮し、約22’Cの室温に冷却した。沈殿した生成物を濾過により 回収し、ジクロロメタン5ml及びメタノール2mlを含む混合溶媒に溶解し、 再結晶し、微結晶の形態のZnオクタエチルベンゾクロリン18■を得た。金属 錯体であるZnオクタエチルベンゾクロリンは添付図面の図1の式(式中、R1 −R8はエチルてあり、RIO〜R12は水素であり、且つMはZnである)を 有する。その化合物は850nmで可視スペクトル吸収ピークを存する。
実施例3 コブロボルフィリンI、テトラメチルエステルからの“ベルジンI”の製造かこ の実施例に記載される。出発物質であるコブコボルフィリン11テトラメチルエ ステルは添付図面の図7の構造を育していた。式中、R及nlo 〜R12は水 素であり、R1,R3、R5、及びR7はCH,であり、且つR2、R4、R6 及びR8はCH2CH2C0,CH3である。“ベルジンI”は添付図面の図6 の構造を存する。式中、RIO〜RI2は水素であり、R1、R3、R5、及び R7はCH,であり、且つR4、R6及びR8はCH,CH,C00CH。
コブロポルフィリンI、テトラメチルエステル100mg部分を、吸収ピークが 可視スペクトルで695 nmで現れるまで濃硫酸(98%w/w)2mlと共 に80°Cに約5時間加熱した。次いて反応生成物を冷却し、メタノール100  ml中で16時間攪拌した。
次いて溶媒を、その容積か20m1になるまで蒸発により溶液から除去し、濃厚 な溶液を等容積の水に注いだ。次いで有機物質をジクロロメタンで抽出し、溶媒 を蒸発により抽出物から除去した。溶離剤として2%V/Vのメタノールを含む ジクロロメタンを使用して、固体残渣をシリカゲルでクロマトグラフィーにかけ た。主要な緑色バンドを回収し、溶媒を蒸発させることによりベルジンIを回収 した。
それは可視スペクトルで695 nmで吸収ピークを存することかわかった。実 施例2に記載した方法によりペルジンI亜鉛錯体を調製した。それは680〜7 25nmにわたって可視スペクトルで非常に広い吸収ピークを有することかわか った。
実施例4 実施例1に記載した操作を使用してその他のベンゾクロリンを製造した。出発物 質の典型的な一つであるニッケルメソ−ホルミルエチオポルフィリンIは、四つ の中間体、[I]ニッケルメソ=(β−エトキシカルボニルビニル)−エチオポ ルフィリン■、[I Dニッケルメソ−(β−ヒドロキシメチルビニル)−エチ オポルフィリンI、 [[rl ]]ニッケルメソーβ−ホルミルビニル)−エ チオポルフィリン■及び[[V]ニッケルエチオベンゾクロリンを生じた。エチ オベンゾクロリン及びそのナトリウムスルホネートC図3の構造、式中、R14 はSO*Naである)の両方を製造した。出発物質及び最初の三つの中間体の全 ては添付図面の図8の構造を存する。式中、R1、R3、R5、及びR7はCH 2であり、R2、R4、R6及びR8はCH2CH,てあり、RIO〜R12は 水素であり、且つMはニッケルである。Rは、出発物質ではCHOてあり、第一 の中間体ではCH=CHC02CH2CH,てあり、第二の中間体ではCH=C HCH20Hであり、そして第三の中間体ではCH2C0CHOである。第四の 中間体は二種の異性体の混合物であり、その一つは図1の構造を育し、一つは、 それかピロール環(それにはR3及汎4が結合され、還元されており、しかもそ れにはベンゼン環か縮合されている)である以外は同様の構造を有していた。ま た、エチオベンゾクロリンは二種の異性体の混合物であり、その一つは図3の構 造を有し、一つは、それがピロール環(それにはR3及びR4か結合され、還元 されており、しかもそれにはベンゼン環か縮合されている)である以外は同様の 構造を有していた。
実施例3の操作を使用してその他のベルジンを製造した。出発物質の典型的なも の及び製造したベルジンの典型的なものを実施例5〜7に示す。
実施例5 化合物 式 出発物質、シュウテロポルフィリンIX 図7の式0最終生成物、ベルジン1■ と 図4の式1ベルジン[+[図6の式 の異性体混合物 本式中、 R1,R4、R6及汎8はCH,であり、且つR5、R7及びRIO−R12は 水素である。
出発物質では、Rは水素であり、且つR2及汎3はCH2CH2C00CHzで ある。
ベルジンIIでは、R2はCH2CH2C00CH,である。
ベルジン[[[では、R3はCH2CH2COOCH2である。
実施例6 化合物 式 出発物質、メソ−ポルフィリン]X 図7の式0最終生成物、ベルジン[Vと  図4の式。
ベルジンV 図6の式0 %式% 本式中、 R1、R4、R6及びR8はCH,であり、R5及びR7はCH,C)1.であ り、且つRIO〜R12は水素である。
出発物質では、Rは水素であり、且つR2及びR3はCH,CH2C00CH, である。
ヘルジ:/IVテlt、R21;lCH2CH2COOCH2である。
ベルジンVては、R3はCH,CH2C00CH,である。
実施例7 化合物 式 出発物質、メチルピロポルフィリン 図7の弐〇最終生成物、ベルジン■■ 図 6の弐〇本式中、 R1、R3、R6、R7及びR8はCH2であり、R4及汎5はCH,CH,で あり、且つRIO〜1?12は水素である。
出発物質では、R2はCH2CH2C00C)1.であり、且つRは水素である 。
可視スペクトルピークが695nmで現れた後に、反応生成物をメタノール10 0m1に注ぎ、16時間攪拌する工程を省いた点で、操作を実施例3の操作と比 較して変更した。実施例3のこれらの工程の目的は遊離C0OH基を再度エステ ル化することであった。それらは実施例7では必要ではなかった。何となれば、 出発ポルフィリンまたはベルジンVlのいずれもか遊離C0OH基を形成する部 分を含まないからである。
相当するプルプリンからの添付図面の図9の構造を有するポルフィリン誘導体プ ルプリンNT250■部分をジクロロメタン20m1に溶解し、得られる溶液を 日光のもとに空気と接触して周囲条件(約n″Cの温度)下で合計16時間放置 した。次いてジクロロメタンを蒸発により除去し、ポルフィリン誘導体(以下、 “ポルフィリンNT2“と称する)5ONを残し、これは核磁気共鳴により添付 図面の図9の式を有することかわかった。式中、R1−R8はエチルであり、R IO〜R12は水素であり、且つR13はCH,C)13である。プルプリンN T2の製造はPCT/US86102824の実施例1に記載されている。それ はその出願の図面の図5の式を有する。式中、R1−R8はエチルであり、R9 はC02CHzCHiであり、且つRIO〜R13は水素である。
相当するプルプリン金属錯体からの添付図面の図10の構造を有するポルフィリ ン誘導体金属錯体の製造を下記の実施例に記載する。
光のもとに空気と接触して周囲条件(約n″Cの温度)下で合計16時間放置し た。
次いてジクロロメタンを蒸発により除去し、ポルフィリン誘導体亜鉛錯体(以下 、“ZnポルフィリンNT2“と称する) 50mgを残し、これは核磁気共鳴 により添付図面の図1Oの式を存することかわかった。式中、R1−R8はエチ ルであり、RIO〜R12は水素であり、且−)R13はCI(2CH,である 。ZnプルプリンNT2の製造はPCT/LIS86102824の実施例2に 記載されている。それはその出願の図面の図1の式を育する。
式中、R1−R8はエチルであり、R9はC02CHzCHiてあり、RIO− R13は水素であり、且つMはZnである。
実施例8及び9の操作を使用してPCT/US86102824に開示されたプ ルプリン及びプルプリン金属錯体からその他のポルフィリン誘導体及び金属錯体 を製造した。
ポルフィリン誘導体及び金属錯体の例を下記の表に示す。表中、名称がポルフィ リン誘導体及び金属錯体につけられている。すべての場合、プルプリン及びプル プリン金属錯体について表中で使用した名称はPCT出願てそれらについて示さ れた意味を有し、ポルフィリン誘導体と金属錯体と、それらか製造されるポルフ ィリン誘導体と金属錯体との構造上の相違は、ポルフィリンNT2とプルプリン NT2の相違に似ている。
プルプリンまたは金属錯体 ポルフィリン誘導体または金属錯体5n(IV)プ ルプリンNT2 5n(IV)ポルフィリンNT2プルプリンET2 ポルフィ リンET2ZnプルプリンεT2 ZnポルフィリンET2Sn(IV)プルプ リンET2 5n(IV)ポルフィリンET2本発明の種々の化合物の生体内試 験を、移植可能なF#T (N−[4−(5−二トロー2−フリル)−2−チア ゾリル]ホルムアミド腫瘍系か移植された体重135〜150gの雄のフィッシ ャー(Fisher)344ラツトについて行った。この系の使用はSelma n、 S、 H,ら、Cancer Re5earch 、 1924〜192 7頁、1984年5月に報告されている。二つの腫瘍を夫々の試験動物の側腹部 の皮下組織に移植した。試験を行う場合、夫々の腫瘍は直径約1cmであった。
幾つかの場合、試験される化合物を、エチレンオキサイドをヒマシ油1モルに対 し35モルのエチレンオキサイドの比でヒマシ油と反応させ、得られる溶液を1 ゜2−プロパンジオールで希釈し、得られる溶液と0.9%W/Wの塩化ナトリ ウム水溶液でエマルションを生成することにより得られた市販のノニオン糸回溶 化剤兼乳化剤に溶解した。使用した特定のノニオン系可溶化剤は商品名クレモフ オ−(CREMOPHOR)ELとしてBASFから入手し得る。それはポリグ リコール、グリセロールポリグリコール、ポリエチレングリコール及びエトキシ ル化グリセロールの脂肪酸エステルを含む。試験溶液を、試験化合物5■、温か い可溶化剤0.5m1(試験化合物を溶解するのに充分な量)、32.9%W/ Wの可溶化剤を含む混合ジオール/可溶他剤溶媒中の試験化合物の溶液をつくる のに充分なI、2−プロパンジオールから調製した。最後に、充分な0.9%W /Wの塩化ナトリウム水溶液を添加して試験溶液2mlをつくり、その結果、試 験溶液中の試験化合物の最終濃度は1ml当たり2.5■であった。夫々の試験 溶液を、機械振とうし、攪拌しながら、試験化合物を可溶化剤に溶解し、得られ る溶液を示された量の1. 2−プロパンジオールで希釈し、塩化ナトリウム溶 液を希釈溶液に添加することによりつくった。
また、対照溶液を、夫々の試験溶液と共に使用するために調製した。対照は、そ れか試験化合物を含まない以外は試験溶液と同じであった。試験溶液を空気中で 調製したか、窒素雰囲気か有利であると考えられる。何となれば、それは酸素と の反応の機会を最小にするからである。
その他の場合には、試験化合物5.2μモルをクロロホルム1mlに溶解するこ とによりつくった溶液を、塩化ナトリウム150μモル及びγ−ノクロデキスト リン20.8μモルを含む0.1Mのリン酸塩緩衝液と混合し、得られる組成物 を、クロロホルムが完全に蒸発するまで加圧下にかきまぜ、その時点で、試験化 合物の分子がシクロデキストリンの分子中に封入されている包接錯体の水溶液が 生成されたことかわかった。
また、フタロシアニンの分子、例えば、亜鉛フタロシアニンか前節に記載された 方法によりシクロデキストリン分子中に封入し得るが、クロロホルムに代えて異 なる溶媒、例えば、テトラヒドロフランを使用すべきである。このような組成物 は、フタロシアニンについて従来知られている送出系と比較してかなり有利であ る。
三種のシクロデキストリン、α、β及びγが知られている。三つの全ての分子は 高さ0.78nmの環である。外径及び内径は、α−シクロデキストリンの場合 、l、37制及び0.57印であり、β−シクロデキストリンの場合、1.53 −び0.78nmであり、γ−シクロデキストリンの場合、1.69nm及び9 .5帥である。
試験は、夫々のラットに体重1kg当たり1■の試験化合物の投薬量で試験化合 物の溶液、または同容積の適当な対照を注射し、二つの腫瘍の一つに光を30分 間照射し、動物を犠牲にし、腫瘍を調べることを伴った。注射は首尾部静脈を介 して行った。腫瘍の一つの照射は、夫々のラットに注射した24時間後に行い、 その間、二つの腫瘍の他方を不透明なボックスで遮蔽した。
サーミスターを使用して、その一つを腫瘍中に入れ、一つを直腸内に入れて、腫 瘍温度及び体心温度を監視した。冷空気の噴射を腫瘍に向けることにより腫瘍温 度を体・6温度の2°C以内に保った。
光源は、商品名2418としてコーニング・グラス・ワークス(Corning  Glass W−orks)から入手し得る赤色フィルターを取り付けた50 0ワツトのバルブを有するスライドプロジェクタ−であった。光を銀鏡により9 0°反射させ、二次集光レンズで腫瘍に焦点を当てた。腫瘍の光の強さを、商品 名“UDT #351“としてユナイテッド・デテクター・テクノロジー(Un ited Detector Technology)から入手し得る光度計/ 放射計を使用して監視し、1cm”当たり200mwに保った。
6匹のラットに夫々の試験溶液を注射し、2匹に適当な対照溶液を注射した。
照射の4時間後に、試験溶液を注射したラットのうちの3匹及び対照を注射した ラットのうちの1匹を、塩化カリウム飽和水溶液の心臓内注射により犠牲にした 。照射の24時間後に、試験溶液を注射したラットのうちの別の3匹及び対照を 注射した別のラットを同様にして犠牲にした。試験中、ラットをパルピッレート 麻酔した(体重1)[g当たり65■)。
次いて腫瘍を切除し、10%W/Wのリン酸塩で緩衝したホルマリン中に入れ、 それらの長い軸に垂直に三つの部分に切断した。次いて腫瘍をパラフィンに埋め 込み、幅5ミクロンの部分に切断した。これらの部分をヘマトキシリンとエオシ ンで染色した。
染色部分の組織検査は、試験したプルプリン、ベンゾクロリン、ポルフィリン誘 導体(添付図面の図9)及びベルジン、並びにそれらの金属錯体にッケル錯体を 除く)の全てか出血、空胞(L血管禦血及び壊死を生じたことを明らかにした。
プルプリン及びベンゾクロリンが最も活性な化合物であり、続いてポルフィリン 誘導体(図9)及びベルジンが活性であった。この試験は化合物のエマルション とシクロデキストリン溶液(この場合、化合物の分子がシクロデキストリンの分 子内に封入されている)の相違を示さなかった。
オクタエチルベンゾクロリン、znオクタエチルベンゾクロリン、ベルジン■、 ペルジンI亜鉛錯体、エチオベンゾクロリン、ベルノンI[とベルジンIIIの 異性体混合物、ベルノンIVとベルジンVの異性体混合物、ベルジンV[、ポル フィリンNT2、及びZnポルフィリンNT2の製造か上記の実施例に記載され ている。夫々の場合、ベンゾクロリンは添付図面の図3の構造を有し、ベルジン は図4の構造を有し、その場合、R1−R8は成る意味を有し、RIO〜R12 は水素であった。ベンゾクロリンを添付図面の図8の構造を有するポルフィリン の金属錯体から製造した。
式中、R1−R8はベンゾクロリンの場合と同じ意味であり、RはCHOであり 、且つRIO〜R12は水素であった。ベルジンを、添付図面の図7の構造を存 するポルフィリンから製造した。式中、R2,R3、R6及升7の一つは構造C H2C)12cOOR’ (式中、Roはアルキル基、好ましくはメチルである )を有し、R1−R8のその他の基はベルジンの場合と同じ意味を有していた。
実施例1の操作でニッケルメソ−ホルミルオクタエチルポルフィリンに代えて使 用して図面の図3の構造(式中、RIO〜R12は水素である)を存するベンゾ クロリンを製造するのに必要とされるその他の金属ポルフィリンは、文献に開示 されており、または文献に開示されている方法により製造し得る。同様に、実施 例3の操作でコブロポルフィリンI、テトラメチルエステルに代えて使用して図 面の図4の構造(式中、RIO〜RI2は水素である)を有するベルジンを製造 するのに必要とされるその他のポルフィリンは、文献に開示されており、または 文献に開示されている方法により製造し得る。
一般に、ポルフィリンは、二つのビロールを縮合し、次いで縮合生成物の二つを 縮合することにより製造される。二つの縮合生成物は同しであってもよく、また 異なっていてもよく、夫々は二つのビロール(これらは同してあり、または異な る)を縮合することによりつくることかできる。添付図面の図7の構造[式中、 RはHまたはCHOてあり、RIO〜R12は水素であり、且つR1−R8の夫 々はHまたはCHOl 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R−)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下か二重結合であり、Raは水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)1+を育する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を育する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R4は水素または1〜2個の 炭素原子を存するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよ(、また異 なっていてもよい)、式R,OHを有する基(式中、R7は1〜4個の炭素原子 を存する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結 合であり、1個以下が二重結合である)、または C02R’ 、CH,C02R’もしくはCH,CH,iCO□R’(式中、R oはHlまたは1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基であ る)であるコを有するポルフィリンを製造するのに必要とされるビロールは全て 知られており、または既知の方法によりつくることかできる。ニッケル錯体は、 ベンゾクロリンをポルフィリンに代え、酢酸亜鉛を酢酸ニッケルに代えて、実施 例2に開示した方法によりつくることかできる。次いで、ベンゾクロリンを製造 するため、アルコキシカルボニルビニル基、β−ヒドロキシアルキルビニル基及 びβ−ホルミルビニルか実施例1に開示された既知の方法で導入し得る。ベルジ ンを製造するため、ポルフィリン出発物質(R2、R3、R6及びR7の少なく とも−っがCH2CH,C0OR’ である)か実施例3の操作にかけられる。
これらのポルフィリンは、(a)実施例1の操作に使用される場合に、添付図面 の図3の構造(式中、RIO〜R12及びR14は水素である)を有するベンゾ クロリンを生じ、そして(b)実施例3の操作に使用される場合に、添付図面の 図4の構造(式中、RIO〜R12は水素である)を有するベルジンを生じる。
このようなベンゾクロリン及びベルジンはビルスマイヤー試薬と反応させて、後 者の場合にはRIOとして、また前者の場合にはR14としてホルミル基を導入 し得る。ホルミル基は、必要により異性体の分離後に、CH,に還元でき、また はCH20Hに還元てき、またはオキシム基に還元でき、これはその後シアノ基 に変換でき、これは順にアミドに変換し得る。また、ホルミル基はウィティッヒ 試薬と反応させてアルキル側鎖、アルケニル側鎖もしくはカルボキシ側鎖を与え ることかてき、またはRIO位置にアミン官能基もしくはアルコール性OH官能 基を存する前記の置換基を導入し得る。所望の基かRIOとして導入された後、 ベンゾクロリンまたはベルジンは同様に反応させてR11として所望の基を導入 し得る。最後に、化学反応を使用してR12として所望の基を導入し得る。金属 錯体は、実施例2の方法により、またはその改良法(これらは続いて本明細嘗て 説明される)により製造し得る。
RIO〜R]2が水素であり、その他の因子か等しい本発明のベンゾクロリン、 ベルジン、ポルフィリン誘導体及び金属錯体が好ましいことか認められる。何と なれば、これらの位置にその他の基を有する化合物の製造は複雑であり、時間を 消費し、費用がかかるからである。実施例8及び9の方法は、前者か相当するプ ルプリンから図9の構造を有するプルプリン誘導体を製造するのに使用でき、一 方、後者か相当するプルプリン金属錯体から図10の構造を存するポルフィリン 誘導体金属錯体を製造するのに使用できるという意味で一般的である。ポルフィ リン誘導体及びポルフィリン誘導体金属錯体を製造するのに必要とされるプルプ リン及びプルプリン金属錯体はPCT/LIS86102824に開示されてい る。
上記の実施例2の方法は、その他のベンゾクロリンの金属錯体、図9の構造を有 するポルフィリン誘導体の金属錯体、及びベルジンの金属錯体を製造するのに使 用し得る。詳しくは、当量のその他のベンゾクロリン、ポルフィリン誘導体、ま たはベルジンかオクタエチルベンゾクロリンに代えて使用でき、または酢酸鋼、 酢酸ニッケル、酢酸コバルト、酢酸銀、酢酸パラジウム、または酢酸白金か酢酸 亜鉛に代えて使用でき、またはその両方の置換を行うことができる。このように して、図1、図2、図5または図10の式(式中、Mはこの節で上記された金属 の−っである)を有する金属錯体か相当するベンゾクロリン、ベルジン、または ポルフィリン誘導体から製造し得る。その他の錯体は、酢酸塩以外のカチオンを 含む塩から実施例2の方法により製造でき、図」、図2、図5及び図10の構造 (式中、Mは単に金属アニオンを表さない)を存する錯体を生じる。実施例2の 操作で酢酸亜鉛に代えて使用し得る塩の例は、図2及び図5中のMの同定と一緒 に以下のように確認される。
塩 Mの同定 FeC15Fe(CI) MnC1,Mn(CI) lncl、 In(CI) VCl、” V(0) TI(CF、CO□) s Tl (OAc) (R20)SnC1,z 5n (OH)t [Rh(CO)zcl ] 2 Rh(CIXH,O)*氷酢酸に代えて溶媒と してフェノールを使用する。
また、実施例2の操作を、氷酢酸に代えてフェノールを使用し、酢酸亜鉛に代え てペンタン、2.4−ジオンの金属キレートを使用することにより変更してベン ゾクロリン、ベルジンまたはポルフィリン誘導体のいずれの錯体をも製造し得る 。こうして反応させることができる金属(ペンタン、2,4−ジオンキレートと して)及び製造される錯体中のMの同定を下記の表に示す。
金属 Mの同定 金属 Mの同定 AI AI(acac)” Th Th(acac)tSc 5c(acac)  U U(acac)zGa Ga(acac) La La(acac)tI n In(acac) Ce Ce(acac)Mo Mo(acac) Nd  Nd(acac)Ti Ti(acac)z S[[l Sm(acac)Z r Zr(acac)z Gd Gd(acac)Hf Hf(acac)t  Tb Tb(acac)Eu Eu(acac) Dy Dy(acac)Pr  Pr(acac) Ho Ho(acac)Th Th(acac) Er  Er(acac)Y Y(acac) Tm Tm(acac)*金属とのキレ ートのペンタン、2,4−ジオン部分。
また、上記のベンゾクロリン、ベルジン及びポルフィリン誘導体のいずれかの錯 体が、氷酢酸に代えてジメチルホルムアミドを使用し、酢酸亜鉛に代えてCrC 1zを使用して実施例2の操作により製造し得る。ジメチルホルムアミドを使用 する場合、金属錯体の生成はその高い沸騰温度のために高温で起こる。錯体中の MはCr(OH)である。
同様に、上記のベンゾクロリン、ベルジン及びポルフィリン誘導体の錯体は、氷 酢酸に代えてピリジンを使用し、酢酸亜鉛に代えてPbCl2を使用して実施例 2の操作により製造し得る。錯体中のMはpbである。
本発明の好ましい金属錯体は、MかZn、 Sn、 AI、Ag、 Ceまたは Gaである金属錯体である。何となれば、それらにより最良の結果か得られたか らである。
商品名クレモフォー(CREMOPHOR)ELとして入手し得る特定のノニオ ン性可溶化剤中のベンゾクロリン、ベルジン及びポルフィリン誘導体の溶液の製 造、並びに1.2−プロパンジオール及び食塩溶液とこれらの溶液のエマルショ ンの製造は、このような溶液か腫瘍の検出及び治療に使用される場合と同様に、 上記のとおりである。ベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導体及びそれ らの金属錯体はその他のノニオン性可溶化剤に溶解し得ること、及びこれらの溶 液か静脈内投与し得るエマルションを製造するのに使用し得ることか認められる 。例えば、エチレンオキサイドとヒマシ油のその他の反応生成物かこうして使用 でき、同様に、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド及びその他の同様の オキサイドとその他の脂肪酸の反応生成物並びにプロピレンオキサイド及びその 他の同様のオキサイドとヒマシ油の反応生成物か使用し得る。同様に、1. 2 −プロパンジオール以外のグリコールか静脈内投与のためのエマルションの製造 に使用でき、または特に可溶化剤か部品名クレモフオーELとして入手し得る可 溶化剤と比較して低い粘度及び水との大きい相溶性を育するように調製される場 合にはグリコールを省くことかできる。その溶液またはエマルションは、静脈内 投与のため、または局所投与(所望される場合)のために、生理学上許され、適 当な濃度であり、または適当な濃度に希釈し得るものであることのみか必要であ る。無限に多数のこのような溶液及びエマルションは、以上の特別な開示から当 業者に明らかである。
同様に、水相は塩化ナトリウムの0.9%W/Wまたはその他のいずれかの濃度 である必要はない。このような食塩水か静脈内投与に現在有利であるが、全組成 物が静脈内投与に生理学上許される限り、その他の水相がまた使用でき、実際に 、その他の水相がその後有利になり得る。実際に、その他の水相または有機相が また局所投与に有利なことがある。
体重1kg当たり1■の範囲の投薬量を上記の生体内操作に使用した。上記の生 物学上の結果か投与された投薬量により生じたことのみか測定されたのであり、 報告された投薬量は最小または最大のいずれでもない。それ故、腫瘍の検出及び 治療に際して有効量、好ましくはできるたけ少ない投薬量の本発明のベンゾクロ リン、ベルノン、ポルフィリン誘導体または金属錯体を使用することのみか必要 であること、及び正確な投薬量はルーチン実験により決定し得ることか認められ る。全身投与、詳しくは静脈内投与か上記されたか、局所投与が少なくとも幾つ かの場合に好適であることかまた認められる。
本発明のベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導体または金属錯体を含む 腫瘍の照射は、上記のように、通常の光源による表面照射であってもよく、また レーザーによる表面照射であってもよい。また、照射は、腫瘍の本体中に、例え ば、それに挿入されたオプティカルファイバによるものであってもよい。
種々の変化及び改良か、請求の範囲に特定された精神及びその範囲から逸脱しな いで、上記の本発明の詳細な説明からなし得る。
−F’工0.5 −モF’工6.6 ヨIG、 9 −FIG、 10 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付図面の図1の構造を有 するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4の構造を有するベルジン、添付 図面の図2の構造を有するベルジンの金属錯体、添付図面の図9の構造を有する ポルフィリン誘導体、または添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導 体の金属錯体の有機物質を含む溶媒中の溶液であって、MはAg、Al、Ce、 Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、Gd、Hf、Ho、In、 La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、Pt、Rh、Sb、Sc、 Sm、Sn、Tb、Th、Ti、TI、Tm、U、V、Y、Yb、ZnまたはZ rであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキル基であり、且つR1〜 R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、且つR4は1〜2個の炭素原 子を有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なって いてもよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である) であり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とし、その 溶液は生理学上許され、好適な濃度であり、または静脈内投与もしくは局所投与 に適した濃度に希釈し得るものである、(但し、R1〜R8の夫々がエチルであ り、R10〜R12の夫々が水素であり、且つ(a)R14がSO3Naであり 、且つMがSnである図1の構造を有する化合物;(b)R14がHである図3 の構造を有する化合物;(c)R14がSO3Naである図3の構造を有する化 合物;(d)R14がHであり、且つMがスズである図1の構造を有する化合物 ;及び(e)R13がエチルである図9の構造を有する化合物を除き、またR1 、R5及びR7がエチルであり、R2、R4、R6及びR8がメチルであり、且 つR10、R11及びR12が水素である図4の構造を有する化合物を除く)こ とを特徴とする上記の有機物質を含む溶媒中の溶液。 2.添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリンの請求の範囲第1項に記載の 溶液の水性エマルションまたは懸濁液。 3.添付図面の図1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体の請求の範囲第1 項に記載の溶液の水性エマルションまたは懸濁液。 4.添付図面の図4の構造を有するベルジンの請求の範囲第1項に記載の溶液の 水性エマルションまたは懸濁液。 5.添付図面の図2の構造を有するベルジンの金属錯体の請求の範囲第1項に記 載の溶液の水性エマルションまたは懸濁液。 6.添付図面の図9の構造を有するポルフィリン誘導体の請求の範囲第1項に記 載の溶液の水性エマルションまたは懸濁液。 7.添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体の請求の範 囲第1項に記載の溶液の水性エマルションまたは懸濁液。 8.組成物としての、下記の図3の構造を存するベンゾクロリンまたは図1の構 造を有するベンゾクロリンの金属錯体。 ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、 Mはベンゾクロリンの窒素原子の二つで錯生成され、そしてAg、Al、Ce、 Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、Gd、Hf、Ho、In、 La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、Pt、Rh、Sb、Sc、 Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V、Y、Yb、ZnまたはZ rである金属カチオンを含み、且つ R1〜R8及びR10〜R12の夫々は、HまたはCHO、 t−ブチル以外の1〜4個の炭素原子を有するアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3Aを有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、Aは生理学上許されるアニオ ンであり、且つR4は1〜2個の炭素原子を有するアルキル基であり、三つのR 4は同じであってもよく、また異なっていてもよい)、 式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有する2価の脂肪族 炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であり、1個以下が 二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、またはt−ブチル以外の2〜4個の炭素原子を有するアルキル基である)で あり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ること、及びR1〜R8、 R10〜R12及びR14の1個以下がCHO、式R2N(R3)2を有する基 、または式R2N(R4)3Aを有する基であることを条件とし、 (但し、R1〜R8の夫々がエチルであり、R10〜R12の夫々が水素であり 、且つ(a)R14がSO3Naであり、且つMがSnである図1の構造を有す る化合物;(b)R14がHである図3の構造を有する化合物;(c)R14が SO2Naである図3の構造を有する化合物;及び(d)R14がHであり、且 つMがスズである図1の構造を有する化合物;を除く)] 9.組成物としての、R10〜R12の夫々が水素である請求の範囲第8項に記 載のベンゾクロリンまたはベンゾクロリンの金属錯体。 10.組成物としての、請求の範囲第9項に記載のベンゾクロリン。 11.組成物としての、請求の範囲第9項に記載のベンゾクロリンの金属錯体。 12.シクロデキストリン及び亜鉛フタロシアニン、並びに添付図面の図3の構 造を有するベンゾクロリン、添付図面の図1の構造を有するベンゾクロリンの金 属錯体、添付図面の図4の構造を有するベルジン、添付図面の図2の構造を有す るベルジンの金属錯体、添付図面の図9の構造を有するポルフィリン誘導体、ま たは添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体を含む新規 組成物であって、 MはAg、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、G d、Hf、Ho、In、La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、P t、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V、 Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基であり、且つR1〜R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R4は1〜2個の炭素原子を 有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なっていて もよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有する2 価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素綜合は単結合または二重結合であり、 1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である) であり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とし、亜鉛 フタロシアニン、ベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジ ン金属錯体、ポルフィリン誘導体、またはポルフィリン誘導体金属錯体の分子が シクロデキストリンの分子で閉じ込められていることを特徴とする前記の組成物 。 13.ヒト患者に有効量の添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付 図面の図1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4の構造を 有するベルジン、添付図面の図2の構造を有するベルジンの金属錯体、添付図面 の図9の構造を有するポルフィリン誘導体、または添付図面の図10の構造を有 するポルフィリン誘導体の金属錯体を投与することを含む腫瘍を検出し、治療す る方法であって、 MはAg、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、G d、Hf、Ho、In、La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、P t、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V、 Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基であり、且つR1〜R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R4は1〜2個の炭素原子を 有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なっていて もよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有する2 価の脂肪族炭化水素基であり、炭素一炭素結合は単結合または二重結合であり、 1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CHCO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′はH 、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である)で あり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とする、(但 し、R1〜R8の夫々がエチルであり、R10〜R12の夫々が水素であり、且 つ(a)R14がSO2Naであり、且つMがSnである図1の構造を有する化 合物;(b)R14がHである図3の構造を有する化合物;(c)R14がSO 3Naである図3の構造を有する化合物;(d)R14がHであり、且つMがス ズである図1の構造を有する化合物;及び(e)R13がエチルである図9の構 造を有する化合物を除き、またR1、R5及びR7がエチルであり、R2、R4 、R6及びR8がメチルであり、且つR10、R11及びR12が水素である図 4の構造を有する化合物を除く)前記の腫瘍を検出し、治療する方法。 14.患者を紫外線で照射する追加の工程を含む腫瘍を検出するための請求の範 囲第13項に記載の方法。 15.患者を、患者に投与されたベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導 体または金属錯体が吸収ピークを有する波長の可視光で照射する追加の工程を含 む腫瘍を治療するための請求の範囲第13項に記載の方法。 16.動物患者に有効量の添付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付 図面の図1の構造を有するベンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4の構造を 有するベルジン、添付図面の図2の構造を有するベルジンの金属錯体、添付図面 の図9の構造を有するポルフィリン誘導体、または添付図面の図10の構造を有 するポルフィリン誘導体の金属錯体を投写することを含む腫瘍を検出し、治療す る方法であって、 MはAg、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、G d、Hf、Ho、In、La、Lu、Hn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、P t、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V、 Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基であり、且つR1〜R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、且つR4は1〜2個の炭素原 子を有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なって いてもよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素一炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である) であり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とする、( 但し、R1〜R8の夫々がエチルであり、R10〜R12の夫々が水素であり、 且つ(a)R14がSO3Naであり、且つMがSnである図1の構造を有する 化合物;(b)R14がHである図3の構造を有する化合物;(c)R14がS O3Naである図3の構造を有する化合物;(d)R14がHであり、且つMが スズである図1の構造を有する化合物;及び(e)R13がエチルである図9の 構造を有する化合物を除き、またR1、R5及びR7がエチルであり、R2、R 4、R6及びR8がメチルであり、且つR10、R11及びR12が水素である 図4の構造を有する化合物を除く)前記の腫瘍を検出し、治療する方法。 17.患者を紫外線で照射する追加の工程を含む腫瘍を検出するための請求の範 囲第16項に記載の方法。 18.患者を、患者に投与されたベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導 体または金属錯体が吸収ピークを有する波長の可視光で照射する追加の工程を含 む腫瘍を治療するための請求の範囲第16項に記載の方法。 19.動物患者に有効量の、シクロデキストリン、亜鉛フタロシアニン、及び添 付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付図面の図1の構造を有するベ ンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4の構造を有するベルジン、添付図面の 図2の構造を有するベルジンの金属錯体、添付図面の図9の構造を有するポルフ ィリン誘導体、または添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金 属錯体を含む組成物を投与することを含む腫瘍を検出し、治療する方法であって 、MはAg、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、 Gd、Hf、Ho、In、La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、 Pt、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V 、Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアル キル基であり、且つR1〜R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、且つR4は1〜2個の炭素原 子を有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なって いてもよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である) であり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とし、亜鉛 フタロシアニン、ベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジ ン金属錯体、ポルフィリン誘導体、またはポルフィリン誘導体金属錯体の分子が シクロデキストリンの分子で閉じ込められていることを特徴とする前記の腫瘍を 検出し、治療する方法。 20.患者を紫外線で照射する追加の工程を含む腫瘍を検出するための請求の範 囲第19項に記載の方法。 21.患者を、患者に投与されたベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導 体または金属錯体が吸収ピークを有する波長の可視光で照射する追加の工程を含 む腫瘍を治療するための請求の範囲第19項に記載の方法。 22.ヒト患者に有効量の、シクロデキストリン、亜鉛フタロシアニン、及び添 付図面の図3の構造を有するベンゾクロリン、添付図面の図1の構造を有するベ ンゾクロリンの金属錯体、添付図面の図4の構造を有するベルジン、添付図面の 図2の構造を有するベルジンの金属錯体、添付図面の図9の構造を有するポルフ ィリン誘導体、または添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金 属錯体を含む組成物を投与することを含む腫瘍を検出し、治療する方法であって 、MはAき、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、 Gd、Hf、Ho、In、La、Lu、km、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、 Pt、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V 、Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアル キル基であり、且つR1〜R12及びR14の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、且つR4は1〜2個の炭素原 子を有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なって いてもよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下が二重結合である)、または COR′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′はH 、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である)で あり、但し、R14はSO3Hまたはその塩であり得ることを条件とし、亜鉛フ タロシアニン、ベンゾクロリン、ベンゾクロリン金属錯体、ベルジン、ベルジン 金属錯体、ポルフィリン誘導体、またはポルフィリン誘導体金属錯体の分子がシ クロデキストリンの分子で閉じ込められていることを特徴とする前記の腫瘍を検 出し、治療する方法。 23.患者を紫外線で照射する追加の工程を含む腫瘍を検出するための請求の範 囲第22項に記載の方法。 24.患者を、患者に投与されたベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導 体または金属錯体が吸収ピークを有する波長の可視光で照射する追加の工程を含 む腫瘍を治療するための請求の範囲第22項に記載の方法。 25.組成物としての、添付図面の図2の構造を有するベルジンの金属錯体、ま たは添付図面の図10の構造を有するポルフィリン誘導体の金属錯体。 [式中、 MはAg、Al、Ce、Co、Cr、Cu、Dy、Er、Eu、Fe、Ga、G d、Hf、Ho、In、La、Lu、Mn、Mo、Nd、Pb、Pd、Pr、P t、Rh、Sb、Sc、Sm、Sn、Tb、Th、Ti、Tl、Tm、U、V、 Y、Yb、ZnまたはZrであり、R13は1〜4個の炭素原子を有するアルキ ル基であり、且つR1〜R12の夫々は、 HまたはCHO、 1〜4個の炭素原子を有する一級または二級のアルキル基、2〜4個の炭素原子 を有するアルキレン基、式R2N(R3)2を有する基(式中、R2は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、R3は水素または1〜2個の 炭素原子を有するアルキル基であり、二つのR3は同じであってもよく、また異 なっていてもよい)、式R2N(R4)3+を有する基(式中、R1は1〜4個 の炭素原子を有する2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合ま たは二重結合であり、1個以下が二重結合であり、且つR4は1〜2個の炭素原 子を有するアルキル基であり、三つのR4は同じであってもよく、また異なって いてもよい)、式R2OHを有する基(式中、R2は1〜4個の炭素原子を有す る2価の脂肪族炭化水素基であり、炭素−炭素結合は単結合または二重結合であ り、1個以下が二重結合である)、または CO2R′、CH2CO2R′もしくはCH2CH2CO2R′(式中、R′は H、または1〜4個の炭素原子を有する一級もしくは二級のアルキル基である) である]26.組成物としての、R10〜R12の夫々が水素である請求の範囲 第25項に記載のベルジンの金属錯体。 27.組成物としての、R10〜R12の夫々が水素である請求の範囲第25項 に記載のポルフィリン誘導体の金属錯体。 28.組成物としての、MがZnである請求の範囲第26項に記載のベルジンの 金属錯体。 29.組成物としての、MがSnである請求の範囲第11項に記載のベンゾクロ リンの金属錯体。 30.組成物としての、R1、R3、R5及びR7の夫々がメチルであり、且つ R2、R4、R6及びR8の夫々がエチルである請求の範囲第29項に記載のベ ンゾクロリンの金属錯体。 31.組成物としての、R2、R4、R6及びR8の夫々がメチルであり、且つ R1、R3、R5及びR7の夫々がエチルである請求の範囲第29項に記載のベ ンゾクロリンの金属錯体。 32.組成物としての、R14がスルホネート基を含む請求の範囲第30項に記 載のベンゾクロリンの金属錯体。 33.組成物としての、スルホネート基がSO3Naである請求の範囲第32項 に記載のベンゾクロリンの金属錯体。 34.組成物としての、R14がスルホネート基を含む請求の範囲第31項に記 載のベンゾクロリンの金属錯体。 35.組成物としての、スルホネート基がSO3Naである請求の範囲第34項 に記載のベンゾクロリンの金属錯体。 36.組成物としての、R1、R3、R5及びR7の夫々がメチルであり、且つ R2、R4、R6及びR8の夫々がエチルである請求の範囲第10項に記載のベ ンゾクロリン。 37.組成物としての、R2、R4、R6及びR8の夫々がメチルであり、且つ R1、R3、R5及びR7の夫々がエチルである請求の範囲第10項に記載のベ ンゾクロリン。 38.組成物としての、R14がスルホネート基を含む請求の範囲第36項に記 載のベンゾクロリン。 39.組成物としての、R14がスルホネート基を含む請求の範囲第37項に記 載のベンゾクロリン。 40.組成物としての、スルホネート基がSO3Naである請求の範囲第39項 に記載のベンゾクロリン。 41.組成物としての、スルホネート基がSO3Naである請求の範囲第38項 に記載のベンゾクロリン。 42.組成物としての、R14が水素である請求の範囲第37項に記載のベンゾ クロリン。 43.組成物としての、R1、R4、R5及びR8の夫々がメチルであり、且つ R2、R6及びR7の夫々がエチルである請求の範囲第28項に記載のベルジン の金属錯体。 44.組成物としての、R1〜R12の夫々が水素またはt−ブチル以外の1〜 4個の炭素原子を有するアルキル基である添付図面の図4の構造を有するベルジ ン(但し、R1、R5及びR7がエチルであり、R2、R4、R6及びR8がメ チルであり、且つR10、R11及びR12が水素である化合物を除く)。 45.組成物としての、R10〜R12の夫々が水素である請求の範囲第44項 に記載のベルジン。 46.組成物としての、R1、R4、R5及びR8の夫々がメチルであり、且つ R2、R6及びR7の夫々がエチルである請求の範囲第45項に記載のベルジン 。 47.組成物としての、R1〜R13の夫々が水素またはt−ブチル以外の1〜 4個の炭素原子を有するアルキル基である添付図面の図9の構造を有するポルフ ィリン誘導体(但し、R1〜R8及びR13がエチルであり、且つR10、R1 1及びR12が水素である化合物を除く)。 48.組成物としての、R10〜R12の夫々が水素である請求の範囲第47項 に記載のポルフィリン誘導体。 49.組成物としての、R1、R3、R5及びR7の夫々がメチルであり、且つ R2、R4、R6、R8及びR13の夫々がエチルである請求の範囲第48項に 記載のポルフィリン誘導体。 50.組成物としての、R2、R4、R6及びR8の夫々がメチルであり、且つ R1、R3、R5、R7及びR13の夫々がエチルである請求の範囲第48項に 記載のポルフィリン誘導体。 51.組成物としての、R14が水素である請求の範囲第30項に記載のベンゾ クロリンの金属錯体。 52.組成物としての、R14が水素である請求の範囲第31項に記載のベンゾ クロリンの金属錯体。 53.組成物としての、R14が水素である請求の範囲第36項に記載のベンゾ クロリン。 54.ベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導体または金属錯体が水性エ マルションとして投与される請求の範囲第13項に記載の腫瘍を検出し、治療す る方法。 55.ベンゾクロリン、ベルジン、ポルフィリン誘導体または金属錯体が水性エ マルションとして投与される請求の範囲第16項に記載の腫瘍を検出し、治療す る方法。
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