JPH05503950A - 油処理方法 - Google Patents

油処理方法

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JPH05503950A
JPH05503950A JP2512805A JP51280590A JPH05503950A JP H05503950 A JPH05503950 A JP H05503950A JP 2512805 A JP2512805 A JP 2512805A JP 51280590 A JP51280590 A JP 51280590A JP H05503950 A JPH05503950 A JP H05503950A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は危険廃棄物を封じ込める方法に関し、さらに詳しくは、不慮に流出した 炭化水素の処理方法に関するもの不運なことに環境破壊をもたらす炭化水素の不 慮の流出は、すっかり通常の出来事となっている。しかしながら、まだ流出した 炭化水素を保持し回収する完全に満足のいく方法はない。このような方法の最も 明白な使用は、海上輸送オイルタンカーからの多量の原油流出のあとに続く「清 掃」作業である。このような流出を扱う労力は、浮遊するブームを用いて封じ込 めることや、それに続くいろいろな方法による流出した油を海水から分離する試 みを含むものである。しかしながら、このようなブームは一般的に、比較的穏や かな天候のみに有効となり、機知の分離工程は比較的遅く、多量の油流出を扱う 場合には適していない。
界面活性剤、分散剤およびa湿剤は、さまざまな度合いで炭化水素を乳化する能 力があることが知られている。このことは歴史的に、例えば、砂浜からの炭化水 素の除去に役立つことや、また例えば、開放水域に流出した炭化水素の分散に役 立つことに使用されている。
Paviakらの1971年5月4日付けの第3,577.340号、Boar dmanらの1972年2月1日付けの第3,639,255号およびAbae vaらの1980年4月8日付けの第4,197,197号等の米国特許の教示 は、開放水域の油膜や流出物の消散に使用される種々の新しい界面活性剤を開示 している。油流出の対処方法として上述した明細書に記載されている界面活性剤 の使用は、その油を希釈するのみで、それを減少したり除去したりしない。実際 、化学的に分散されたり、乳化された炭化水素が元の分散されていない炭化水素 よりも甲殻類や魚に対して毒性が強いという重大な証拠がある。
流出した原油が海岸に打ち上げられたときには、この油の除去はより困難となる 。ある環境においては、汚れた海浜材質が単に除去される。このようなことがで きない場合、例えば、岩場においては、従来の清掃方法として高圧蒸気を用いて 海岸から油を洗い流すことが行なわれているが、この方法は、遅くて労力がかか り、それでも比較的効果が少ない。
炭化水素流出の対処にシリカまたはケイ酸塩の使用もまた知られている。例えば 、Whittingtonらの1974年10月22日付は米国特許第3,84 3.306号は、他のものから炭化水素を吸収する表面処理ウレタンフオーム状 ケイ酸塩フオームの使用を開示している。
Kozarの1981年3月17日付は米国特許第4.25s、s78号は、油 /水混合物のphを調整して加熱し、それにより水相中に油含有物を可溶化せし めて浦の再利用ができる油の回収をするメタケイ酸塩の使用を開示している。
Blackらの1985年5月21日付けの米国特許第4.518.5013号 は、水からの浮遊油を吸収する表面処理発泡ケイ酸塩の使用を記載している。
上記ケイ酸塩またはシリカの使用の全ては、物理的吸収またはphの調整のみに よるものである。
発明の概要 本発明により、炭化水素を封じ込めて、容易に含有され、収集され、そして流出 場所から除去される物質を生成する方法を提供する。この方法は炭化水素と乳化 剤溶液を接触せしめて、その後生成した混合物をケイ酸塩溶液と接触せしめるこ とを含むものである。この乳化剤は炭化水素を大変微小な滴に分解し、ケイ酸塩 はこの油滴を無定形シリカに基づくシェルに封じ込め、乾燥して微粒自由粉体と なる固定ゲルを形成する。
簡単な図面の説明 本発明のこのそして他の特徴を、本発明の方法を行なうことにより生成した試料 から得られた試験結果を説明する添付した図面に関して、実施例に基づいて記載 する。
実施例 本発明の方法は、油を乳化/可溶化する乳化または分散溶液と続いて生成した酸 性混合物を中和/固定化するケイ酸塩溶液の炭化水素または油システムの処理を 含むものである。この方法は緊急の炭化水素流出または汚染工程における洗浄工 程に用いられる。この乳化剤は有機酸、無機酸、乳化剤、潤湿剤、界面活性剤お よび分散剤のブレンドで有り得る。
好ましい乳化剤の組成: 塩化ナトリウム 4% ノニルフェノールエトキシレート 5%ナトリウムドエシルベンゼンスルホン酸  6%直鎖アルコールエトキシレート 4% フェニルグリコールエーテル 3% 水 40% この乳化剤は濃縮溶液から水と30:1の割合までの希釈の範囲で適応される。
他の好ましい乳化剤の組成: クエン酸 12.5% ノニルフェノールエトキシレート 10.0%エトキシル化ソルビタンモノオリ エート(20E、O) 8.0% エトキシル化ソルビタンモノオリエート(5E・ O) 14.09fi ヘキシレン グリコール 8.0% 水 100%まで さらに別の好ましい乳化剤の組成: クエン酸 14.0% ヘキシレングリコール 12.0% N−メチルピリリドン 5.0% 二塩基エステル 12.0% フェニルグリコールエーテル 5.0%水 100%まで 後者の組成は、界面活性剤または潤湿剤の使用が問題となるか、またはその使用 が禁じられている状況において特に用いられる。
好ましいケイ酸塩の組成: ケイ酸カリウムまたはナトリウム 33−58%水ガラス溶液 、0L−2,0 % アルミニウム三水和物 、0L−2,0%このケイ酸塩は濃縮溶液から水と30 =1の割合までの希釈の範囲で適応される。
この方法を用いての結果を以下に列記して要約する。
この油と乳化剤の処理により油が大変急速に微小な滴に分解される。続いてのケ イ酸塩溶液の適応により、実質上この油層は、大規模で湿ったゲルとなるシリカ に基づくンエルに固定化される。このゲルは典型的に2から4マイクロメ一タ程 度の直径を有する微小球の塊(シリカに基づく壁内に封じ込められた油)からな る。この塊は単にゆるく結合しているものであり、この微小球は容易に各構成要 素に分散される。
生成した湿ったゲルは、乾燥され、自由流動粉末となる。
そして試験結果はこの処理がいずれにせよ油を化学的に変えるまたは分解するも のではないことを示す。
開示される洗浄処理工程の応用は、工場内または論題いずれか適応の重油、コー ルタール、灯油および緊急流出対照測定としての航空燃料の固化・漏れた貯蔵タ ンクの近辺の土壌または他の汚染した土壌の処理・および汚水の回復処理を含む ものである。
本発明の方法の可能性のある使用を説明するために、この方法の応用としていく つかの例を示す。
例1 市販されているコールタールの少量のアリコートを過剰の最初に記載した乳化剤 溶液で処理した。このコールタールへの前記乳化剤溶液の添加直後に、炭素と思 われる微少黒色粒を含む濁った溶液が形成された。この反応はコールタールの急 速な可溶化/乳化を示すものである。そしてこの酸性溶液をケイ酸塩溶液ととも に処理してグレー/ブラックのゲル状沈殿物を得た。
このゲル状材料の一部を真空下常温で乾燥した。まだ湿ったゲル、乾燥したゲル 、および元の未処理コールタールの一部に、カナダ、オンタリオ州環境省309 条の浸出試験を行なった。結果は以下のとおりである。
ポリ芳香族炭化水素(PAH)浸出分析コールタール濃度−UG/ML (PP M) 化 合 物 未処理対照 処理済乾燥ゲル 処理済湿ったゲルナフタレン 14 3.3 0.10 0.722メチルナフタレン 80.6 0.04 N、D 。
メチルナフタレン 66.5 0.05 N、D。
2エチルナフタレン 45.7 <0.01 N、D。
1.3.ジメチルナフタレン 16.5 <o、ot N、D。
1.2.ジメチルナフタレン 6.3 (0,01N、D。
アセナフチレン 38.1 <0.01 0.0071.2.ジヒドロアセナフ チレン 2B2.7 0.24 N、D。
イソシアノナフタレン 133.8 0.13 N、D。
ナフタレンイソシアナート45.6 <0.01 N、D。
ナフタレン(室側 9.9 (0,01N、D。
9Hフルオレン 210.0 0.20 0.110ナフタレン(置換) 13 .7 (0,01N、D。
フェナントレン 230.0 0.24 0.1213フエナントリジン 15 3.4 0.20 N、D。
メチルアクリジン 15.8 <Q、叶 N、D。
メチルカルバゾール 16.4 (0,01N、D。
フェナントレン(置換) 40.9 0.04 N、D。
メチルカルバゾール 16.7 (0,01N、D。
フルオレンアミン 33.5 (0,01N、D。
アントラセニジアン 28.8 0.06 N、D。
アルオレンアミン 22.7 0.03 0.016アントラセンカルボニトリ ル 17.6 0.05 N、D。
フエナントリジナン 92.2 0.09 !t1.D。
合 計 16B7.0 1.49 1.121UG/ML(PPM) UG/也 (PPM) UG/ML、(PPM)注 釈:A)ベンゾの検出限界 (A)ピレン (L、OPPM B) N、D、−検出できず (,001PPM)乾燥「ゲル」の化学分析もま た行ない、その結果を以下S i 02 B 1. 68 A1□03 0.60 Fe203 <Q、01 CaO0,06 Mg0 O,01 Na20 0.92 に20 13.38 Tie2 0.03 強熱減量 53. 18 合計 99.86 化学分析の結果、「ゲル」は大部分、少量のナトリウムを含有したシリカとカリ ウムの化合物からなることが分かる。高い強熱減量値は、たぶん炭化水素成分に よる、揮発物が相当の水準で存在することを示唆している。
例2 ケロシンガス油の少量のアリコートを過剰の最初に記載した乳化剤溶液で処理し た。コールタールのように、添加後すぐに可溶化/乳化を示す濁った溶液が得ら れた。続くケイ酸塩溶液の処理より、ゲル状の沈殿物が直ちに形成した。再度、 この一部を乾燥した。
以下に示す乾燥「ゲル」の化学分析の結果は、大部分の成分が少量のナトリウム を含有したシリカとカリウムの化合物であることを示している。
SiO222,84 A1203 0.03 Fe20s <0.01 Ca0 0. 01 Mg0 CLOI N a20 0.84 に20 9.92 合計 100.4に の油とグリースの浸出分析の結果を下記の表に示したが、いくぶんコールタール の値より高い値を示す。しかしながら、これらの値はまだ開放水域作業に許され る規制ガイドライン水準より低いものである。
ケロシン油ゲル(湿った) 176.0ケロシン油ゲル(乾燥) 22.6 消費(使用済み)自動事始、前述最初に記載した乳化剤(界面活性剤)、および 上述した好ましい反応性ケイ酸塩溶液を試料調製と続いての分析に用いた。
油試料の処理を次のように行なった。最初に当量(10ml)の油と界面活性剤 をガラスビーカー中で混合した。この界面活性剤の添加時に、この混合物が大変 流動性を有するものとなり、油が小さな滴になった。
この混合物をよく掻き混ぜた。この時点で、10m lの反応性ケイ酸塩溶液を 加えた。このビーカー成分はほとんど直ちに大変厚いゲルに変化した。
このゲルの一部を常温上真空オーブン中で一晩乾燥した。
この乾燥ゲルは、非常に脆く、自由流動粉末に容易に砕けた。続いて、この乾燥 ゲルの化学分析を行なった。
この乳化剤とケイ酸塩溶液の対照試料を、これらを40’Cの真空オーブン中で 乾燥して調製し、非揮発性固体を得た。
使用した分析工程は以下のとおりである。
この乾燥ゲルの一部に溶媒としてヘキセンを用いた抽出を行なった。抽出物は溶 媒から取り除かれ、残留物を赤外(IR)分析のKBrディスク上に乗せた。こ の残留物の別の部分を粒径排他(size exclusive)クロマトグラ フィーを用いて分析した。
乾燥ゲルの抽出できない部分を一晩乾燥させて、エネルギー分散X線分析(ED XA)付属品といっしょにX線回折測定と走査電子顕微鏡検査(SEM)を行な った。後者は、試料生金ての成分が11(ナトリウム)と等しいかまたは大きい 原子番号の比較水準を示した。
真空乾燥ゲルの別の部分を20時間750℃で灰化して無機(非油)成分を単離 した。この灰化試料をX線回折とSEM−EDXAを用いて分析した。
赤外分析のために、乾燥粉末試料を臭化カリウム(KBr)と混合し、ベレット に成形した。液体試料は薄いフィルムまたはKBrディスクとして分析した。
乾燥ゲルの灰化残留物をベレットに成形して、フィリップスPW−1410X線 分光計を用いて8より大きい原子番号について分析した。
乾燥ゲルの残留水をカール−フィッシャー滴定を用いて測定した。
水GPC−I Iクロマトグラフを用いて、処理の前後の油の分子量分布の変化 を決定した。処理前の油試料と処理後の乾燥ゲルからの抽出物を分析した。
上記分析の結果を以下に論じる。
赤外スペクトル1(図1)は乾燥ケイ酸塩溶液から得た非揮発性残留物のもので ある。3400と1657の波数での広い吸収はたぶん残留水によるものである 。多くのシリカに基づ(材料のような典型であれば、広く特色のない吸収帯はほ ぼ1024の波数を中心とする。
赤外スペクトル2(図2)は乾燥後に得られた乳化剤溶液の非揮発部のものであ る。これは、続いてのスペクトルの解釈に有用である。
赤外スペクトル3(図3)は得た油試料のものである。
これは、多側鎖脂肪族炭化水素に典型的なものである。1750の波数区域での 大変小さな吸収は、ある程度の熱酸化分解が使用後オイルに予期されるように生 じたことを示唆する。
赤外スペクトル4(図4)はこの油と乳化剤およびケイ酸塩溶液の処理後に得ら れた乾燥ゲルのものである。油による吸収帯は、明確に2927.2855.1 456および1379の波数において観察される。加えて、シリカに基づく物質 に典型であるほぼ1075の波数を中心とした広い特徴のない吸収帯が観察され る。
乾燥ゲルの溶媒抽出により回収した油の赤外スペクトルは赤外スペクトル5(図 5)に観察される。それは処理前の油のスペクトル3と同定され、明らかに後者 はどのような化学分解または油の転化に通じないことを示している。
この乾燥ゲルは自由流動粉末なので、このことは、このオイルがそれを完全に単 離する無機シリカに基づくシェル内に捕らえられることを示唆している。
続いて捕らえられたオイルを取り出すために乾燥ゲルにヘキサン抽出を行ない、 このゲルからの残留物を乾燥した。
赤外スペクトル6(図6)がこの残留物のものである。1085の波数での広い 吸収がシリカに基づく材料に典型的なものである。2927.2855.148 0および1378の波数での帯が油の典型であり、この油の全てが抽出されたも のではないことを示している。油の一部分がこのシリカマトリックス中の大変強 い結合に残っている。
未処理油および油からの抽出物の赤外スペクトルは処理中に生じる油の化学組成 において全体的に変化しないことを示唆している。油分子の大きさの分解が行な われるがどうかを評価するために、粒径排他クロマトグラフィーを行なった。
クロマトグラフ5ECIおよび2(図7および8)はそれぞれ、示差屈折率検出 器を用いて測定した、未処理油とヘキサン抽出により回収した油のものである。
このクロマトグラフは、未処理油がやや低い平均分子量を有することを示すやや 長い平均保持時間を有することを除いては、実質的に同一なものである。
この違いは、油の低分子量留分がシリカマトリックス中にあまりに強く結合され ているので、この研究に用いられた工程では抽出できないことに基づいて説明さ れる。これは予期せぬことてあり、実質的にシリカに基づくマトリックス中の油 残留物を明確に示す赤外スペクトル(上述)により支持される。
似たような結果が粒径排他クロマトグラフのUV検出器(254nmにセット) の使用により観察された。これらは、それぞれ、未処理油およびヘキサン回収油 を示す走査5EC3および4(図9および10)として示される。再度、前者の 平均保持時間は、未処理油がやや低い平均分子量であることを示す後者のものよ りもやや長くなっている。
乾燥ゲル、ヘキサンによる油抽出後のゲル残留物および後者の灰化試料に対して X線蛍光分光を行なった。検出された主な成分は、全て10%またはそれ以上の 水準で存在するケイ素、塩素およびカリウムであった。カルシウムは、それ以外 の成分が微小量しか存在しない一方、約1%がら2%にて検出された。典型的な 結果(抽出物がらの灰化残留物)を以下に示す。
分析は8以上の原子番号の全ての成分に対して行なった。
検出した全ての成分についての近似値(重量%)を以下に示す。列記されていな い成分は試料中に検出されなかった。
ナトリウム 0.27 カリウム ) 10マグネシウム o、15 カルシウ ム 1−2アルミニウム o、19 チタン 0.01ケイ素 >10 クロム  0.09 リン o、11 鉄 0.o2 硫黄 0.05 ニッケル 0.29 塩素 )10 銅 (0,01 亜鉛 0.11 臭化物 (0,01 バリウム 0.01 鉛 0.o7 上記3試料のX線回折は、全ての場合において主な結晶成分が塩化カリウム(K CI)であることを示している。
灰化試料もまた5%のクリストバライト(SiO2)とさらに非常に微少量の未 確認成分を含んでいた。
3つの成分の全てがそれぞれの回折パターンにおいて非常に大きな無定形成分を 有していた。この最も大きな無定形表示は乾燥ゲルにより与えられた。
走査電子マイクロコピーは、この無定形材料が偏球の形状であるかまたは粒子で はないことを示している。これらは、はとんどの場合反応材料の90%以上の大 部分を占める。
それは、実際の炭化水素が封じられているこのシリカの場合においてである。無 定形としてのシリカシェルを発見することおよび存在するケイ素と酸素のみを示 す実際のシェルの分析により、本発明は吸収またはケイ素とケイ酸塩を用いた現 存するような吸収に因らないことが明白である。
実際の化学構造は、酸性化され乳化された炭化水素粒子の回りに延びた5i−0 環網の形成であることが分かった。
回折図の縮小コピーをXRDスペクトル1,2および3(図11.12”#よび 13)として示す。
再度X線技術により分析された同じ3つの試料のSEM−EDXA分析も同様の 結果を生じた。エネルギー分散X線スペクトル1(図14)はオイルを含まない ゲルの灰化残留物からの結果を示している。ケイ素(S i) 、塩素(CI)  、カリウム(K)、およびカルシウム(Ca)は検出可能である。ニッケル( Ni)のピークはほとんどベースライン上であり、疑似のものであるかまたは、 調製中の試料不純物を示すものである。上記EDSスペクトルから計算した重量 %と原子%を下記に示す。
Si KA 42.31 55.15 CI KA 21.13 19.33 K KA 25.96 21.57 Ca KA 4.0G 3.29 Ni KA 1.18 0.64 合計 100.00 湿ったゲル試料に光学顕微鏡検査を行ないさらに特徴を調べた。このゲルは非常 に小さな球体の集合体からなることが分かった。この球体は約2から4ミクロン の最大直径のものとこれより小さな大多数のものを有する。
観察された球体はただ、互いに大変ゆるく結合している。
この球体はグリセリン中への浸せきと超音波の適応による分散力にさらした後に 分離した。この分離した球体は実質的に非凝集物である。
最終的に、湿ったゲルの乾燥により二重に生じた重量損失は、元の試料の重量に 基づいて、46.7%と44.7%であり、平均45.7%であった。これは主 に水を示す。
残留水は、乾燥ゲル中においてカール−フィッシャー滴定により決定したように 、乾燥ゲルの重量に基づいて15611%、1[i、1696および15.70 %であり、平均は15.f35%であった。
湿ったゲル重量に基づく灰化成分(無機の合計)は10,89%と10.92% であり、平均は10.91%であった。
乾燥ゲルからの抽出可能なオイル成分は、乾燥試料重量に基づいて34.8%で あった。
例4 研究所の環境において可能な規模より大きな規模でこの方法を評価するために、 4フイート×4フイートの砂箱を作成した。この箱の内側をポリエチレンフィル ムで覆って、水が漏れないようにした。
そしてこの箱を3から4インチの深さまで塩水の浅い層で満たした。背後の区域 の約3分の2を直径数センチメートルから20センチメートルまたはそれ以上の さまざまの大きさのミカゲイシの岩で覆った。この組立物は、小規模であるがそ れでも適当な海浜のモデルを含むものである。
この岩を故意に原油で汚した。この作業には3分の2リツトルの油を用いた。少 量の浦がこの岩から染出し、水面になめらかな油の部分が形成されたのが観察さ れた。
乳化溶液を加え、その直後に約4から5センチメートルの幅で水面に平行な薄い 1片に沿ってケイ酸塩溶液を加えてせきが水面上に形成された。
このせきは、陸地側に残留する油の続いて起こる乳化かさらに水を汚染しないよ うに障壁を形成することを意図するものである。
同様に完成するために、残りの岩に最初に1番目の乳化剤溶液を加えて、続いて 好ましい反応性ケイ酸塩を加えた。
この2つの作業の間に数分の時間が経過した。これらの溶液は低圧で吹き付けた 。高圧蒸気のような補助の手段は使用しなかった。
この例を実施している間、さらに開放水域を汚すのを妨げるせきの形成が完全に 成功したのが観察された。流動による付加的な汚染は観察されなかった。油の膜 はすでに、せきの形成中に少量の乳化剤の流動による分断が観察される前に、開 放水域に存在していた。
岩を覆った油への乳化剤の適応は、著しくそして明確に完全に、流れ出す油フィ ルムを分解して、背後の岩が汚れるのを防いだ。少量の乳化された油が岩の表面 の窪みゃ割れ目に残った。この乳化した油へのケイ酸塩溶液の適応は乳化した油 を厚いゲルに転化した。この転化はほとんど即時に起こった。
この油ゲルを岩の表面からすり落としたりまたは水洗して、後の表面が汚れてい ないようにすることができる。この工程は単純で成し遂げやすかった。
乾燥を施した場合には、このゲルは元の形成したときよりも、続いての水洗によ る除去が容易であった。
水洗後に、この岩は乾燥して油が施される前の外観を思い起こさせる鈍くマット 仕上げのものとなった。その表面は触っても乾燥しており、油フィルムが残留す るような痕跡はなかった。
例5 本発明の多様性を示すために多種の炭化水素をケイ酸塩に封じ込める処理を施し 、続いて浸出分析を行なった。
2kgのバンカー“C”油を140°Fに加熱された2、2kgの最初に記載し た乳化剤と混合した。これはビーカーの壁に付着しない非常に流動性のよい混合 物を形成した。
この混合物に1.8kgの油ケイ酸塩溶液を加えると、直ちに厚いゲルを形成し 、もはやビーカー中には油フィルムの残留する痕跡はなかった。浸出分析はる液 中に14P、P、M、の油を示した。
続いての炭化水素も同様に処理を施され、類似の結果を示した。
2ディーゼルオイル2.0kg 1.75kg 2.0kg 14 P、P、M 。
ffソ!J ン1.Okg 0.6kg 0.9kg 4 P、P、M。
航空燃料 2.0kg 1.7kg 1.9kg 9 P、P、M。
7に/<−夕原油 2.0kg 2.2kg 2.5kg 5.2 P、P、M 。
4ディーゼルオイル1.0kg 1.okg 1.1kg 3.5 P、P、M 。
それゆえ、ここに開示した方法は危険な廃棄物の処理、特に炭化水素の処理に効 果的な方法を提供するものであることが分かる。
本発明の原理、実施例および作業方法が前述の例に記載されている。しかしなが ら、ここに保護されることを目的とした本発明は、これらが限定というよりも説 明として掲げられたものであり、開示された特定の形式に限られるものと解釈さ れるものではない。
FIGLJRE 7 S已0 り0マド7)75己C1 #−た理、瘤 勿 FIGLJRE S 材 国際調査報告 国際調査報告 PCT/CA 90100318 SA 40303

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.環境ヘの有害な影響を最小限にする炭化水素を封じ込める方法であって、該 方法が 前記炭化水素を酸性乳化剤と混合して該炭化水素を滴に分散せしめること、およ び 次いで、生成した混合物を水溶性ケイ酸塩と混合して前記滴を囲む実質的に無定 形なシリカシェルを形成することを含むことを特徴とする方法。
  2. 2.前記水溶性ケイ酸塩がアルカリ金属のケイ酸塩であることを特徴とする請求 の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.前記水溶性ケイ酸塩がケイ酸カリウムを含むことを特徴とする請求の範囲第 1項記載の方法。
  4. 4.前記乳化剤が有機酸を含むことを特徴とする請求の範囲第1,2または3項 記載の方法。
  5. 5.前記乳化剤が無機酸を含むことを特徴とする請求の範囲第1,2または3項 記載の方法。
  6. 6.前記乳化剤が界面活性剤または炭化水素を乳化せしめられる界面活性剤のブ レンドであることを特徴とする請求の範囲第1,2または3項記載の方法。
  7. 7.前記乳化剤が溶媒または前記炭化水素とともに水性分散を形成せしめられる 溶媒のブレンドであることを特徴とする請求の範囲第1,2または3項記載の方 法。
JP2512805A 1989-09-26 1990-09-26 油処理方法 Pending JPH05503950A (ja)

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