JPH04503630A - 土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法 - Google Patents

土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法

Info

Publication number
JPH04503630A
JPH04503630A JP2501606A JP50160689A JPH04503630A JP H04503630 A JPH04503630 A JP H04503630A JP 2501606 A JP2501606 A JP 2501606A JP 50160689 A JP50160689 A JP 50160689A JP H04503630 A JPH04503630 A JP H04503630A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
solvent
surfactant
soil
mixture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2501606A
Other languages
English (en)
Inventor
ダリアン,セード,ティ
ウェインベーグ,ステファン,ピー
Original Assignee
イーエヌエスアール・コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by イーエヌエスアール・コーポレイション filed Critical イーエヌエスアール・コーポレイション
Publication of JPH04503630A publication Critical patent/JPH04503630A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C10PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
    • C10GCRACKING HYDROCARBON OILS; PRODUCTION OF LIQUID HYDROCARBON MIXTURES, e.g. BY DESTRUCTIVE HYDROGENATION, OLIGOMERISATION, POLYMERISATION; RECOVERY OF HYDROCARBON OILS FROM OIL-SHALE, OIL-SAND, OR GASES; REFINING MIXTURES MAINLY CONSISTING OF HYDROCARBONS; REFORMING OF NAPHTHA; MINERAL WAXES
    • C10G1/00Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal
    • C10G1/04Production of liquid hydrocarbon mixtures from oil-shale, oil-sand, or non-melting solid carbonaceous or similar materials, e.g. wood, coal by extraction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/0215Solid material in other stationary receptacles
    • B01D11/0253Fluidised bed of solid materials
    • B01D11/0257Fluidised bed of solid materials using mixing mechanisms, e.g. stirrers, jets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D11/00Solvent extraction
    • B01D11/02Solvent extraction of solids
    • B01D11/028Flow sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B09DISPOSAL OF SOLID WASTE; RECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09CRECLAMATION OF CONTAMINATED SOIL
    • B09C1/00Reclamation of contaminated soil
    • B09C1/02Extraction using liquids, e.g. washing, leaching, flotation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S210/00Liquid purification or separation
    • Y10S210/902Materials removed
    • Y10S210/908Organic
    • Y10S210/909Aromatic compound, e.g. pcb, phenol

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Soil Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法 発明の分野 本発明は、土壌及びスラッジから、土壌又はスラッジと接触状態にある汚染物質 を除去処理するための抽出方法、より詳しくは、金属や金属塩等の無機汚染物質 やPCB等の有機汚染物質を土壌及びスラッジから除去処理するための方法に関 するものである。特に、本発明は、汚染された、水を含む、固形物含有混合物質 を、粉砕表面活性剤を含む溶剤によって処理又は清浄する方法に関している。使 用される溶剤は、その特定の汚染物質用のものであって、水に対しては僅かにし か溶解しない。溶剤に粉砕表面活性剤を添加する目的は、固形物質、汚染1物質 及び水分の分散した混合物質を形成することによって、汚染物質をこの溶剤中に 抽出することが出来るようにすることにある。汚染物質を含有した溶剤は、容易 に固形成分から分離され、次に、溶剤と汚染物質とを分離して、この溶剤を再利 用するのである。この溶剤は、好ましくは、粉砕表面活性剤を含有する炭化水素 溶剤である。
発明の背景 ポリ塩化ビフェニール(PCBs)は、広範囲に分布する環境汚染物質であり、 存置有機化合物である。PCBsがいったん生物組織内に進入するとPCBsは この組織の脂肪組織中に残存する傾向があることがわかっており、アメリカ合衆 国においては、既にPCBsの製造は禁止されている。PCBは、化学的に不活 性な、塩素化炭化水素類に属する。PCBが商業的に広範囲に使用されたのはP CBの次に記載する特性によるものであった。即ち、誘電率が高いこと、熱及び 化学安定性が高いこと、気化圧力、水溶性、及び可燃性がいずれも低いこと、そ して、はとんどの有機溶剤、ポリマー、及び塗料に対して高い混和性を有してい ること。このような好ましい特性故に、PCBsは広く一般に使用されてきたの である。従って、PCBsは、具体的には、主として、誘電、水硬性(hydr aul ic)、熱伝導流体として、あるいは、これらに対する添加剤として使 用されてきた。これまでにアメリカ合衆国においてlO億ボンド以上のPCBs が製造されたと報告されており、その内の3000万ボンドが化学物質埋立地に 存在し、約7500万ポンドがいまだに使用されていると推定されている。PC Bsは多くの場所において採集される環境生物学用サンプル中に発見されている 。そして、PCBsは沈降物、土壌及び生物相内において蓄積する傾向か有る。
PCBsが広く分布した理由としては、PCBsか気化して空気によって運ばれ 、これが湿または乾燥沈澱過程によってそこで沈澱することか挙げられている。
PCBsは発ガン物質である可能性があると見なされているが、LD50方法に よって測定されるその急性毒性は、きわめて低いものであるか、あるいは全く存 在しない。
PCBsのより深刻な影響は、PCBsが不完全燃焼した時に発生するポリ塩化 ジベンゾダイオキシン(PCDDs)又はポリ塩化ジベンゾフラン(PCDFs )に有るとされてきた。
マサチューセッツ州ニュー・ヘッドフォード(EPA地域i)、ニューヨーク州 のハドソン用(EPA地域I■)、及び、イリノイ州つォーケガン(EPA地域 V)におけるPCB汚染問題は、その汚染濃度、PCBsの総量において、米国 で最悪の状況にあると広く喧伝されている。
PCB汚染問題は、飲料水及び漁業の両方に脅威を与えている。更に、PCBs によって汚染された工業用貯水池も数多く存在している。今日、PCBによって 汚染きれた土壌を処理するのに有効性がすでに証明されている技術としては、そ の土壌を掘削して、その後、焼却゛する方法かある。しかし、焼却処理は、非常 に高価につき、しかも、これもまた高価な輸送作業を必要とする。埋立地処理す る方法もあるが、この方法に関しては法律的規制かあり、埋め立て処理後におけ る汚染物質の移動性の点においても問題がある。しかも、危険物質処理用の埋め 立て地を確保することは、ますます高価かつ、困難になって来ている。更に、P CBsを生物分解する方法も可能であるか、この方法は一般に処理時間が長く、 しかも、技術的にまだ未熟である。
PCB汚染液体からPCBを除染する方法も、これまでに広く研究されてきたが 、PCB汚染沈澱物及びスラッジの分野においてはほとんど研究はなされていな い。
PCB汚染された土壌は粘土状であることか多く、従って、何らかの方法によっ て除染かなされる前に、高度に凝集された状態にある汚染土壌を処理するために は、大規模な前処理か必要となる。そして、この前処理には、通常、種々の機械 装置、そのための処理時間、労働力か必要であり、これらによって、汚染土壌の 取扱の困難性により更にコストが高くなる。
1987年5月6日ないし8日に、オハイオ州シンシナチにて行われた、有害廃 棄物の土壌処理、回復方法、焼却及び処理方法に関する第13回シンポジウムに て提出された「汚染廃棄物中のPCBs、ダイオキシン、フランの為のモービル K P E G!litユニッ)・」と題する研究論文において、ロジャース氏 等は、アルカリ金属ポリエチレングリコレート試薬(APEG例えば、NAPE G又はKPEG)で、熱存在下における塩素原子を除去することによって土壌中 に存在するPCBsの毒性を減少させる化学処理方法を記載している。この方法 は次のようなものである。即ち、例えば水酸化カリウム等の水酸化アルカリ金属 を、分子重量約400の、例えば、ポリエチレングリコール等のアルコールと反 応させて、アルコキシドを生成する。次に、このアルコキシドをPCB中の塩素 原子と反応させて、アルカリ金属塩とエーテルとを生成する。この反応物質の毒 性を、例えば、突然変位誘発力及び生体間蓄積を測定するためのAMESテスト によって測定した結果、これらの反応物質は発ガン誘発性が無く、しかも、食物 連鎖中において蓄積しないことが判明した。このKPEGを利用した化学的処理 方法の欠点は、この方法が、水によって影響を受けやすいことと、特に、湿土壌 においては、多量の試薬を必要とすることとである。従って、土壌から多量の水 分を除去するために必要な熱の量は、相当なものになる。
セメント、石灰、及びフライアッシュによって物理的に固化する処理方法は、廃 棄物からのPCBsの漏出を防ぐ技術として開発された。このようにPCBsを 含んだ状態で固化された廃棄物においては、空気や水に触れてもそこからPCB sが容易に漏出することがない。この方法においては、廃棄物を固化剤と混合し てこれを複数の仕切りに注入し、これら仕切り中において固化させる。そして、 この固化廃棄物は、埋立地に埋められる。
[環境工学におけるユニット作業及び方法J 1982年カリフォルニア州ベル モントワズヮース・インコーホレイテッドにおいて、レイノルズ氏は、活性化ス ラッジ処理法と呼称される生物学的処理方法を記載している。
この処理方法は、有機汚染物質を、大気状態において、二酸化炭素、水、及び微 生物細胞塊とに酸化させる微生物を含む生物学的反応装置からなる。rPcB汚 染された池の除染及び封じ込め」と題する論文中において、ケイン氏及びメタ氏 は、PCBコンシナ−の存在が生物分解反応を高める傾向が有る、と記載してい る。
スウォージン氏及びアカーマン氏は、「非熱処理によるPCBs及びPCB物質 の処理/破壊に関する中間勧告書J EPA68−02−3174、アメリカ合 衆国環境庁、ワシントン・ディー・シー、1981年に記載されている触媒湿気 酸化と称される方法を使用して、スラッジを、アルコール、アルデヒド及び酸に 酸化分解する方法を開発した。この方法においては、前記酸化分解のために高い 温度(華氏320°〜644°)と高い圧力(451〜2503psi)とを使 用する。そして、温度をさらに高(すれば、有機化合物が更に酸化して、二 − 酸化炭素と水とに分解されることも報告されている。更に、報告によれば、高温 下で、酸性水性媒体中で酸素か存在することによっても、又、PCBsが破壊さ れる。
その最終生成物には、二酸化物、窒素ガス、水蒸気、揮発性有機物、及び無機固 形物が含まれている。
土壌ガラス化と呼ばれる別の方法においては、電流を使用して土壌を溶融する。
電流は、所望の深さにまで地中に埋め込まれた電極を介して送られる。これによ って、土壌は華氏3600°にまで加熱され、PCBsを含む土壌の有機構成物 が破壊される。そして、二酸化炭素及び水蒸気を含んだガスが収集され、これを 特殊設計した覆い内において処理する。処理後において結晶物が冷却する際に、 この結晶物が無機土壌組成物を、天然の黒曜石に類似した固体塊状にカプセル化 する。このプロセスは、フィッツパトリック氏等によって、1986年第7回ス ーパーファント会議、ワシントン・ディー・シーにおいて提出された「有害廃棄 物のインシトゥー破壊方法」において記載されている。
PCB汚染された土壌の最も効果的な処理方法のひとつは、焼却である。焼却炉 は、通常、固形廃棄物、ポンプ送り可能液体廃棄物、スラリー及びスラッジを処 理可能な第1燃焼室と、ポンプ送り可能液体廃棄物、又はスラリー状廃棄物のみ 処理可能な第2燃焼室とを備えている。燃焼室の温度は、−法停止時間2秒、過 剰酸素率3%では華氏2192° (摂氏1200°)から、−法停止時間1. 5秒、過剰酸素率2%では華氏2912゜(摂氏1600°)まで変化する。そ して、焼却炉は、99.9%以上の効率で作動する。通常、酸素、−酸化炭素、 二酸化炭素、窒素酸化物、塩化水素酸、塩化有機化合物、PCB及び粒体の存在 を確かめるために排気ガスをモニターする。
理法法、回転炉法、電子赤外線法、電子溶融法、プラズマアーク法、及び溶融塩 法がある。廃棄物の処理用としては、主として回転炉法が使用される。この方法 においては、固体状の廃棄物を回転炉の一端部から投入して焼却する。
rPCD沈澱物沈澱−除染種々の処理方法の技術的/経済的評価J PB87− 133112 (EPA/600/2−86/112)には、物理的処理方法の まとめとして次の記載がある(第5.2節)。
(a)バンチャー氏等は、ケロシンと水との混合物を溶剤として使用して、土壌 からPCBsとその他の汚染油とを抽出する土壌洗浄方法を記載している。ケロ シンは、PCBsと油成分とを溶解し、水は土壌粒体を分解するのを助ける。彼 らが発見した最も効果的な混合比率は、土壌1部に対してケロシン3部と水3部 である。実験の結果、土壌から85%のPCBsが除去されたとされる。
(b)アダムズ氏等は、APEG試薬による土壌中のPCBsの化学的破壊率を 、ジメチルスルホキシド(DMSo)又はエチレンジアミンを水酸化物/PEG 相に添加することによって高めることか可能であることを示した。生成物中のP CB添加剤度を2ppm以下にするのに必要な時間は、DMSOを使用した場合 に、マグニチュードのオーダーで減少させることが出来ることも示され(C)ワ イツマン氏は、フレオンタイプの溶剤をPCB汚染土壌の繰り返し洗浄処理に使 用して、2ppm以下の濃度にまでPCBを除去することが可能であることを報 告している。撹拌抽出装置内において1983ppm濃度のPCB添加剤か浸出 された。使用された土壌のタイプは、砂と粘土との混合物とグークロームとであ った。
(d)オー・エイチ・マテリアル氏によって使用された方法は、メタノールを利 用して予め乾燥された汚染土壌からPCBsを抽出するものである。この方法に おいて、土壌のPCBs濃度は25ppm以下にまで減少し、農場用地になった 。抽出処理を繰り返すことによって、PCB濃度を更に低下させることが可能で あった。抽出物中のPCBsは、活性炭で吸収濃縮され、使用済みの活性炭は焼 却処理される。
(e)ショルツ氏とミラノビスキー氏とは、1%のツイーンを含有する水を利用 して有機及び無機土壌からPCBsを抽出する方法を研究した。全体としてのP CB除去は50%以下であった。その結果は、前記添加物は無機土壌からの除去 作用を改善するものの、逆に有機土壌からの除去に対しては抑止作用があるとい うことであった。
ワーナー氏等は、無水硫酸ナトリウムで水分を除去しながら中性状態の塩化メチ レンによって廃棄物マトリックスから抽出する方法を研究した。この抽出方法は 、フェノール、アニリン、及び中性化合物の抽出には適していることが証明され た。この方法は、「危険産業固形廃棄物テストJ ASTM 技術臨時増刊、8 05、p、203.1983に開示されている。
環境保護子(EPA)は、1987年初頭、有機、揮発性、半揮発性、及び非揮 発性化合物等の汚染物質を、水、表面活性剤を含有した水、及びチーレイティン グ剤を使用して、除去するための土壌洗浄処理法を研究する研究プロジェクトを 開始した。ベンチスケール実験か行われ、ここでは、洗浄溶剤をシェーカ中にお いて汚染土壌と混合し、その混合物を室温でかくはんした。彼らか使用した溶剤 は、”TIDE“ (プロテクター・アンド・ギヤラブル社製陰イオン性表面活 性剤)であった。撹拌は、30分間行われた。汚染土壌は、さまざまな大きさの 両分から構成されていた(例えば、粘土、シルト、砂等)。粒径か250mm以 下の土壌において、土壌に43.2%のPCBsが含有された表面活性剤/水洗 浄処理済み半揮発性有機化合物は、この研究には含まれていなかった。
モーゼス氏等は、コロラド州デンバーにおけるAIChE1988全国夏期集会 、8月21日〜24日での発表のために作成された論文第55d巻[危険廃棄物 処理場の囲い込みにおける液化ガス溶剤抽出法の使用]において、特許された、 土壌/スラッジ/排水抽出方法を記載している。この方法は、液化ガスと臨界液 体とを溶剤として使用して、排水から汚染物質を抽出するものである。ここで、 臨界流体とは、熱力学的臨界圧力及び温度にある流体すべてをいい、これらの条 件下においては液体と気体との間の区別が存在しないことを意味している。
前記発明者らは、臨界条件下のこれら流体がその液体対応物に類似した、有機汚 染物質に対する高い溶解性を示すことをクレームしている。その臨界温度及び圧 力下における流体を利用することの利点は、例えば、高い分散率、低い粘度、表 面張力、及び濃度等のその流体の力学的性質か大きく変化することにある。圧力 と温度とを変化させれば、通常、これらの流体中のさまざまな汚染物質の溶解性 が大幅に変化する。これら発明者によって記載されている方法は、抽出コラムを 使用して、ここで、溶剤を逆流状態で、汚染物質を含有する固形成分と接触させ る。汚染物質を含む抽出コラムを吐き出す溶剤は、溶剤回収システムに流し込ま れ、ここで汚染物質から洗浄された溶剤を分離し、これを再び前記抽出コラムに 戻す。抽出された汚染物質は適当に処理される。この方法によって抽出される有 機化合物は、アルコール、アルデヒド、芳香類、カルボキシル酸、塩化水酸化炭 素、エステル、エーテル、ケトン、及びニトリルである。
ラニー・ディー・ワイマー氏は、基本スラッジ抽出処理と呼ばれる土壌/スラッ ジ洗浄方法を記載している。
この方法は、トリエチルアミン(TEA)等の脂肪族アミンを使用して油性スラ ッジを、固形成分と、洗浄水と、油含有汚染物質とに分離するものである。汚染 物質を含有した油は、通常、焼却や化学的プロセスによって処理される。トリエ チルアミンは、逆混和性という性質を有している。つまり、華氏65°以下にお いて、このTEAは水に対して混和性を有し、逆に、華氏65°以上においては 水に対する混和性を失う。従って、TEA/水/油のサンプルを華氏65°以上 に加熱するだけで、水を油成分から分離することか出来る。この方法は、又、コ ールド部とホット部とから構成される。コールド部において、前記溶剤は、華氏 65゛で汚染油性スラッジと接触され、これによって、汚染物質、水、及び油成 分のすべてが溶剤中に溶解する。次に、溶剤を、除染土壌又はスラッジから分離 する。溶剤は、次にプロセスのホット部へと流し込まれて、ここで華氏135° にまで加熱される、この時、相分離か起こって、水が、汚染物質を含有した油成 分から分離される。この方法によれば、効果的に、油とスラッジとを分離するこ とか出来る。しかし、これは複雑なプロセスである。即ち、コールド部において は冷却が必要であり、更に、汚染サイクルに水を投入する必要かあるので、この 水を再び除去し、除染する必要かある。
以上に記載したさまざまな方法はすへて欠点を育するものであり、いずれも、凝 集又は膠着状態でPCBによって汚染された湿土壌に対応出来るものではない。
焼却処理方法は有効ではあるがきわめてコストが高い。埋め立て処理方法は、ま すます政府からの制限を受けつつある。化学的処理方法は、水によって影響され やすいか、あるいは、試薬の消費量が膨大であり、しかも、技術的に未熟である 。
上述した方法の内、溶剤を使用するものは、混合物の洗浄又は処理の際に水が存 在することに起因する二つの大きな欠点がある。例えばメタノールのような水に 溶解する溶剤の使用は、液体状の混合物を生成し、この混合物から汚染物質、水 及び溶剤を分離することは容易ではない。更に、再利用のために溶剤を回収する ことも困難であり、あるいは、汚染物質が流出することのない水も容易に得るこ とは出来ないかもしれない。水を溶剤として使用する方法も又、欠点がある。そ して、水に表面活性剤を添加した時には更に問題が増加する。なぜならば、表面 活性剤か、汚染物質をエマルジョン化して、水に完全に溶解可能な汚染物質を、 水に対して一定の限度しか溶解しない汚染物質含有混合物に変えてしまうからで ある。しかしながら、水成分から汚染物質と表面活性剤との混合物を分離するこ とは容易ではない。とりわけ、汚染物質の無い排水を得ることは困難である。
本発明は、水に対して僅かにしか溶解せず従って水との分離が容易な溶剤と、凝 集固形成分と、水によって湿らされた汚染物質混合物とを分散させることによっ て、洗浄又は処理対象汚染混合物からの前記固形成分の分離を可能にする粉砕表 面活性剤とを使用することによって、前述した種々の従来方法の欠点を解決する ものである。
発明の要約 本発明は、固体成分含有の、水によって湿った汚染混合物(例えば、土壌又はス ラッジ)即ち、凝集する又は膠着する傾向のある混合物を、汚染物質用溶剤と、 粉砕表面活性剤とによって処理する方法及び装置に関する。
固体成分含有の、水によって湿った汚染混合物は、水に対して僅かにしか溶解せ ず、粉砕性表面活性剤を含む溶剤と共に撹拌することによって洗浄される。より 詳述すると、本発明の方法及び装置は、汚染物質を溶剤中に抽出することを可能 にする粉砕表面活性剤の存在下において、溶剤と撹拌することによって、固形成 分含有の、水によって湿った汚染混合物を洗浄又は処理することを目的とするも のである。通常、汚染物質の溶剤中への抽出を含む前記洗浄又は処理プロセスの 後に、汚染物質を含んだ前記溶剤を洗浄済み土壌から分離して、汚染物質からク リーンな溶剤を回収するプロセスか行われる。そして、この回収されたクリーン な溶剤は、次のプロセスで再利用される。本発明は、多量の水の存在等(特に飽 和値を越える量の水)の理由によって従来の如何なる方法によっても経済的に処 理不能であった土壌やスラッジにおける汚染物質除去に特に有効である。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の方法及び装置を、例えばPCB s等の汚染物質によって汚 染された土壌を除染するのに利用した場合を示す略流れ図である。
好適実施例の詳細な実施例 例えばPCBs等の汚染物質によって汚染された土壌を除染するにあたって最も 大きな問題は、水の存在である。水は、土壌に対するその大きな表面張力でもっ て、土壌に粘着した汚染物質を取り囲み、通常の抽出プロセスによっては貫通不 可能なバリアーを形成する。もしも水の存在が無ければ、汚染物質の分離は、汚 染物質を溶解する溶剤を利用した単純な溶剤抽出方法によって行うことが可能で あろう。しかしながら、水が存在する場合においては、溶剤の選択は二つの異な った問題を発生させる。そして、これらの問題が例えば土壌やスラッジ等の汚染 された固形物の除染に対する溶剤抽出法の利用を妨げてきたのである。
即ち、第1に、もしも、水を含む固形物例えば土壌に、親水性の溶剤を使用する と、この溶剤は土壌に対してなんら物理的作用を示さず、土壌は液体成分から容 易に分離されるかもしれない。しかし、この、汚染物質と、水と、水に対して非 常に溶解性の高い溶剤とから成る液体混合物から、その構成成分を、クリーンに 、特に、経済的に分離することはきわめて困難である。例えば、経済的に処理す るためには、溶剤を次のプロセスにおける再利用のために容易に回収できなけれ ばならない。
一方、もしも疎水性の溶剤を使用した場合においては、この溶剤は、凝集状態の 混合物又は混合物を膠着させる作用を育する、水によって湿った汚染固形物に対 して効果があるかもしれない。しかし、水との凝集性又は膠着性を有する混合物 と疎水性溶剤との使用は、困難な取扱上の問題を起こすのみならず、固形成分を 、汚染物質を含有した液体成分から分離すること、又は、溶剤を、汚染された固 形成分と水との混合物から分離することを妨げる。従って、もしも、土壌又はス ラッジがいったん凝集又は膠着してしまうと、もはや汚染物質をこの土壌又はス ラッジから取り除くことは出来なくなってしまう。
本発明の理解を容易にするために、ここで次のいくつかの用語を定義しておく。
先ず、[水で湿った」汚染固体成分含有混合物とは、溶剤のみの使用によっては 固形成分の凝集または膠着が発生するが、汚染物質を固形成分から抽出するには 不十分な程度の水分を含む汚染混合物のことをいう。少なくとも1重量%の水分 の存在でも前述したような問題が発生する。
本発明の方法によって処理された、例えば土壌やスラッジ等の、固体成分含有混 合物が、1重量%あるいは飽和量以上の水分を含有しているとしてもこれは常態 である。具体的には、もしも例えば混合物が土壌であるとすれば、飽和値を越え る水分は、容易かつ自然に土壌から分離することが出来る。即ち、過剰水分は、 土壌から滴り落ちたり、コンベアから物理的に流下したり、あるいは、処理前に 容易に取り除くことが可能である。一方、例えば貯水池の底から得られるような スラッジの場合においては、その水分を容易に分離することは出来ない。
しかし、大量の水分が存在する場合には、汚染混合物は、例えば遠心分離処理等 の前処理によってその過剰水分を除去することが出来る。本発明の処理の前に過 剰水分を予め除去しておくほうがコスト的には有利ではあるが、本発明によって 混合物を処理又は清浄する前に過剰水分を除去することは必ずしも必要ではない 。
第1図は、本発明の方法及び装置をPCBsによって汚染された土壌の清浄を行 う状態を示すものである。PCBsは広範囲に蔓延した環境汚染物質としてよく 知られているが、本発明の方法及び装置は、その他の数多くの汚染物質によって 汚染された水によって湿った固形成分含有混合物の清浄にも利用可能なものであ る。即ち、その他の種類の汚染物質としては、PCBsに代表される炭化水素、 ベンゼン、トルエン、アセトンによって代表される揮発性有機化合物、ドルクロ エチレン等の塩化炭化水素、アントラ−シン等のポリ芳香性炭化水素によって代 表される非揮発性有機化合物、又は、汚染性金属、又は、硫化鉛や沈澱金属塩等 の水溶性金属塩が有る。本発明によって清浄可能な汚染物質は、いかなる種類の 化合物にも限定されない。粉砕表面活性剤を含有する疎水性溶剤に溶解可能な汚 染物質であれば、いかなるものでも、本発明の方法によって土壌又はスラッジ等 の汚染固形物から除去可能である。
本発明によって清浄可能な汚染固形物含有混合物は、広範囲に渡る環境において 発見されるものである。固形物含有混合物は、本質的にはその全部が固形物であ るような混合物、具体的には、水分か少なくとも1重量%の土壌とか、逆に、水 分が主たる組成成分であるような混合物、即ち、固形成分か全体の僅かにIOな いし20%以下に過ぎない水性スラッジ等である。洗浄固形物は、例えば、土壌 、岩石、木、植物のように環境に対してノーマルな固形物であり、一般的に、環 境中において自然に見られる有機または無機固形物質である。更に、環境にとっ てノーマルでない固形物質も、洗浄固形物の一部を構成することもある。即ち、 金属、プラスチック、ガラスは、本発明の溶剤と表面活性剤と混合されて清浄又 は処理された環境にとってノーマルな固形物とともに一部見つかることもある。
土壌は、粘土、シルト、砂、砂利、あるいはこれらの混合物などのさまざまな種 類の組成成分から構成されている。本発明の方法は、一つの種類の土壌の清浄に その利用を限られるものではない。シルトと砂とは、土壌中において比較的小さ な粒径の組成物であるが(2mm以下)、その表面積は、全土壌の90%を占め る。一方、砂や砂利は、比較的粒径は大きいが(2mm以上)、その表面積率は 小さい(10%以下)。汚染土壌は、有機性のものであっても、無機性のもので あってもよい。又、土壌中の有機炭素(TOC)の比率は、01%以下から10 %以上の範囲である。
本発明によれば、粉砕表面活性剤を含存し、水に対してほとんど溶解しない汚染 物質用溶剤が、水の作用を中−和することが判明した。土壌やスラッジ等の、水 によって湿った固形物含有汚染混合物の清浄に使用した場合、前記溶剤/表面活 性剤が前記混合物を粉砕し、これによって固形成分が分散されて、混合物から分 離される。更に重要なことには、汚染混合物及び結果として得られる液体混合物 が、その水分を含有した土壌又はスラッジ成分と、汚染物質を含有した溶剤成分 とに容易に分離可能となる。
本発明の方法において利用される汚染物質用溶剤は、水に対して僅かにしか溶解 しない。この[僅かにしか溶解しないJという表現は、ハック化学辞典第3版の 第787頁、「溶解性]の欄に定義されている。1部の物質を溶解するのに30 ないし100部の溶剤が必要な程度のこの溶解性は、通常の状態における溶剤を 特徴つけるのに使用されるか、この溶解性は温度と圧力の上昇に伴い増加する可 能性がある。本発明において使用される溶剤の特性は、主として、水に対して溶 解しない疎水性である。
本発明を実施するにあたって好ましい溶剤は、炭化水素溶剤である。これらの好 ましい溶剤は、又、その濃度が0.8以下であり、その沸点は水よりも低い。低 い濃度の溶剤のほうが好ましい理由は、低濃度によって固形成分と溶剤との分離 性が高まるからである。特に好ましい溶剤は、低度(CI−CIO)脂肪族及び 脂質代謝飽和炭化水素である。PCB等の炭化水素汚染物質用の具体的な溶剤と しては、プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン 、サイクロペンタン、及びサイクロヘキサンがある。ベンゼン等の直鎖または有 枝鎖脂肪族又は芳香族溶剤も又、本発明の方法に使用可能である。自然状態にお いて気体であるCIないしC4等の炭化水素を本発明の方法に使用する場合は、 十分な圧力を加えて液化して使用する。
はとんどの炭化水素はPCBs用の溶剤としてきわめて有効である。従って、こ れらの炭化水素は土壌から容易にPCBsを抽出することが出来る。特に、土壌 を十分に撹拌、又は粉砕した場合においては抽出が容易である。汚染物質用溶剤 としてのこの強力な溶解力に加えて、本発明の方法に使用される溶剤は、低沸点 物質であることが望ましい。低沸点溶剤の利点は、溶剤の再利用のために、例え ば留出等の方法によるPCBsからの溶剤の回収か容易なことにある。溶剤の低 沸点特性によって、溶剤とPCBsとの分離が大幅に促進される。そして、好ま しい溶剤を使用した場合においては、溶剤の98%が再利用のために回収可能と なる。残りの溶剤は、PCBs等の汚染物質とともに回収可能でありともに適切 に処理される。
使用される溶剤の量は、通常、例えば土壌等の固形成分含有混合物の飽和に必要 な量と、処理又は洗浄対象の固形成分含有混合物の総重量に対して500重量% ととの間である。
本発明においては、溶剤の選択のみならず、粉砕性表面活性剤の使用も重要であ る。ここで、「粉砕性」表面活性剤とは、溶剤中に含有された状態において固形 成分及び汚染物質を溶剤との接触からシールドすることによって水の効果を中性 化し、処理対象固形成分含有混合物を粉砕する作用を有する表面活性剤をいう。
溶剤と表面活性剤とは、水によって湿った汚染固形成分含有混合物をフラスコ内 で振って、混合物中の粉砕固形成分を観察することによって容易に数量化するこ とか出来る。溶剤と粉砕表面活性剤との組合せによって、水によって湿った固形 混合物が処理されて、これが例えば土壌やスラッジ等のような粉砕混合物又は、 分散して、流出可能な分離した固形成分を生成し、固形成分からの汚染物質/P CBsの分離を可能にするのである。
ある種の表面活性剤を溶剤と組み合わせて使用すると、土壌又はスラッジ粒体等 の固形成分に接触した時、混合物の膨張、凝集、及び凝縮が発生することがある が、このような表面活性剤をここでは膨張性表面活性剤という。
混合物は物理的には水と粘土との混合物に類似してくる。
このような混合物を凝集又は膠着状態混合物という。混合物は、膨張し、凝集し 、凝縮して、粘性を有する。膨張には、溶剤の固形成分/水/表面活性剤混合物 中への吸収が伴い、これによって、溶剤の回収が妨げられる。 −実験によれば 、溶剤の固形成分/水/表面活性剤混合物からの回収率は0ないし20%であっ た。更に、実験は、膨張現象と、水溶液中において塩基性又は塩基性に近い(P H7−9)表面活性剤との関連性を示した。この膨張現象は、これらの表面活性 剤を含有する混合物に酸を添加することによって部分的又は完全にもとに戻すこ とが可能である。表面活性剤の量は、固形成分、溶剤、水分、及びその表面活性 剤のタイプによって異なる。膨張混合物にたいして酸を添加することによって生 じる粉砕作用も又、添加される酸の量によって異なる。
[粉砕性3表面活性剤の「粉砕性」とは、ここでは、この表面活性剤が汚染固形 成分含有混合物に接触した時に、該混合物中の固形成分が粒子化され、少なくと も40%の溶剤が、混合物成分の、固形成分含有の元の水と汚染物質含有溶剤と に分離される抽出又は相分離作業中において回収可能である、という意味におい て使用されるものである。より好ましい粉砕性表面活性剤を使用すれば、少なく とも70%の溶剤が回収可能であり、最も好ましい表面活性剤を使用した場合に おいては、少なくとも85%の溶剤が回収可能である。
本発明の方法に適当な表面活性剤の特徴は[粉砕J性を有することにある。一方 、これらの表面活性剤は、更に、固形成分から溶剤中への汚染物質の抽出を可能 にするに十分な水溶性を備えていることが望ましい。従って、この表面活性剤は 、幾分かの水溶性、又は、完全な水溶性を有し、固形成分粒子と溶剤どの間のブ リッジを提供し、これによって、汚染物質/PCBsが固形成分に付着した又は 固形成分を汚染している汚染成分/ P CB sを取り囲む水のバリアーを介 して抽出されるのである。
例えば土壌やスラッジの処理の際に固形成分の表面に、PCBs等の汚染物質が 粘着することも考えられる。従って、水の存在は、そのが固形成分/土壌表面に 粘着することによって事実上汚染物質を封じ込めるものである。
従って、固形成分/土壌に粘着したPCBsその他の汚染物質の抽出が行われる ようにこの水のバリアーにブリッジを提供することが必要である。「抽出性1表 面活性剤となるのは、表面活性剤のこの性質と水溶性とである。
好ましい細分及び抽出性表面活性剤は、2重量%の水溶液において酸性である。
好ましくは、PH値は1と6との間であり、更に好ましくは565以下である。
表面活性剤は、その定義により、水の表面張力を変化させる物質である。そして 伝統的に非イオン性、陰イオン性、及び陽イオン性の3つのタイプが存在する。
ある種の状態において陰イオン性にも陽イオン性にもなる第4のタイプは、両向 性として知られている。表面活性剤の性質として、その分子の一端部は親水性で あり他端部は疎水性である。
表面活性剤は一般的に、水によって湿った固形成分混合物の処理用溶剤に混合さ れる。表面活性剤の量としては、接触される土壌又はスラッジ等の水によって湿 った固形成分含有混合物の0,05重量%と20重量%との間であってよい。よ り好ましくは、表面活性剤の量は、0.1重量%と15重量%との間であり、最 も好ましくは、接触される土壌又はスラッジ等の水によって湿った固形成分含有 混合物の0,5重量%と8重量%との間である。従って、1トンの固形成分含有 混合物又は汚染物質が処理される時、(即ち、土壌又は汚染物質及び水を含有す るスラッジ等の固形成分含有混合物)、利用される表面活性剤の量は、洗浄又は 処理される混合物の重量、または、標準トン当り1ないし400ボンドに基づく 。
表面活性剤を溶剤に混合することは本発明の方法の一実施例ではあるが、異なっ た実施例において、とりわけ、固形成分含有混合物が飽和量以上の水を含有する 場合においては(例えば、水性スラッジ)、表面活性剤を固形成分含有混合物の 水相に添加することが可能である。水が固形粒体を取り囲んで汚染物質の固形成 分から溶剤への移動を妨げるバリアーを形成する成分であるので、存在する水の 量は、このバリアーを破壊することが出来る容易性に影響を与え、この混合物に 添加される表面活性剤は、固形成分含有混合物中に存在する水の量によって示さ れる。
本発明によれば、テストによって、前記の伝統的な種類、非イオン性、陰イオン 性、及び陽イオン性のそれぞれのタイプにおける粉砕性表面活性剤が明らかにな った。
本発明の方法において利用可能な粉砕性表面活性剤の具体例を次の説明する。更 に、それぞれのタイプの表面活性剤の具体例の記載と次の例から、本発明の方法 に利用可能な他の適当な表面活性剤に到る簡単な実験のみが必要である。
非イオン性表面活性剤 粉砕非イオン性表面活性剤の具体例は、オクチル又はノニルフェノールを酸化エ チレンと反応させることによって形成される化合物である。ノニル又はオクチル フェノールの各分子に付着する酸化エチレン分子の平均数は、ノニル又はオクチ ルフェノールの1分子当りlないし6分子の酸化エチレンである。親水性−親液 性バランス、HLB (それぞれ親水性、親炭化水素性)は、酸化エチレン分子 の数の増加に伴って増加する。酸化エチレンの分子が1と4との間の時、表面活 性剤は水とは混合しない。一方、付着酸化エチレン分子が4と6との間の時は、 表面活性剤は水中で分散可能である。
上述した好ましい非イオン性表面活性剤は、水よりも溶剤中においてはるかに溶 解可能である。適当な非イオン性表面活性剤は、4と6との間のHLBを有して いる。
これらの非イオン性表面活性剤は、処理される土壌によって、約0.5重量%な いし約8重量%、好ましくは1゜0重量%ないし6重量%の濃度で使用される時 に最も効果的である。より多くの量を使用しても目に見える改善はなかった。
その他の非イオン性表面活性剤としては、脂肪酸の付加生成物、アミン、その他 の物質、及び酸化エチレンを含むそれらの派生物、側鎖を有するフェノール化合 物を含む酸化エチレンの付加生成物がある。
使用される量は、土壌の状態、即ち、存在する水の量及び圧密度、によって変え ることが可能である。一般に、水の量又は圧密度が多ければ多いほど、より多く の表面活性剤が使用される。
陽イオン性表面活性剤 具体的な粉砕性陽イオン性表面活性剤としては、ポリプロキシ三元アミンの四元 塩化アンモニウムから形成される液体がある。この一般製法の好ましい陽イオン 性表面活性剤は、PH5,5以下の酸性のものである。このような陽イオン性表 面活性剤は、少なくとも1200、好ましくは1600ないし2500の分子重 量を有するであろう。
これら化合物の一般製法は次のように表すことが出来る。
RI R+ N A R2R3 ここで、RはC1又はC2のアルカリ、好ましくはメチルラジカルであり、R1 及びR3はそれぞれCIないしC4の下級アルカリ、好ましくはエチルラジカル であり、R4は約400ないし約2000の平均分子重量を有するポリオキシプ ロピレンラジカルであり、Aはハロゲン、好ましくは塩素である。
これらの表面活性剤の分子重量はR2ラジカルによって異なる。これらの化合物 の分子重量は、一般に600ないし2500である。水溶性は、分子の分子重量 の増加に伴って減少する。
この一般製法の好ましい陽イオン性表面活性剤は、PH5,5以下の酸性を有す るものである。このような陽イオン性表面活性剤は、少なくとも1200、好ま しくは!600ないし2500の分子重量を有するであろう。
その他の陽イオン性表面活性剤としては、脂肪族アミンとその派生物、脂肪酸成 分を有する芳香族アミンの同族体、1分子内に2個の置換原子基を有するアミン から派生した脂肪了ミド、四元アンモニウム化合物、アミノアルコールから派生 したアミド及びそれらの四元アンモニウム派生物、1分子内に2個の置換原子基 を有するジアミンの脂肪アミドから派生した四元アンモニウム基、サルホニウム 、ホスホニウム、及びアンモニウムの基礎化合物、ジメチルフェニールペンゾー ル塩化アンモニウム、エチレンジアミンのウレタン又は基礎塩、ポリエチレンジ アミン及びそれらの四元アンモニウム派生物、ポリプロパノールポリエタノール アミン及びさまざまな陽イオン活性化合物がある。
陰イオン性表面活性剤 陰イオン性表面活性剤の具体例は、ローム・アンド・ハス・カンパニーによって ”TtTON QS−44”の商標で販売されているオクチルフェノキシポリエ トキシエチルホスフェートがある。この陰イオン性表面活性剤は、自由酸状態、 あるいはアルカリ金属塩、好ましくはナトリウム塩の状態にある。
効果的な陰イオン性表面活性剤は、P H値7以下、好ましくは5以下の酸性を 有するものである。本発明の方法に使用可能なその他の粉砕性陰イオン性表面活 性剤における活性成分は、ジオクチルサルフA−スキネートナトリウムである。
その他の陰イオン性表面活性剤としては、前処理なしで、脂肪酸を直接スルホン 化することによって得られる物質、脂肪酸をスルホン化した一価アルコールによ ってエステル化することによって得られる物質、低分子重量の脂肪酸エステルの スルホン化誘導剤、脂肪アミドのスルホン化物、塩化脂肪酸をアミンで凝縮する ことによって得られる物質、脂肪酸ニトリル又は、ケトン又はその他の天然ある いは人造アルコールのアルデヒドのスルホン化物、スルホン酸及びスルホン化芳 香族化合物以外のミネラルエステル剤を使用することによって得られる物質があ る。
以上、具体的な適当な粉砕性非イオン性、陽イオン性及び陰イオン性表面活性剤 を記載してきたか、本発明において使用可能な表面活性剤はこれらの具体的に記 載されたものに限られるものではない。以上の記載は、通常、PH5,5以下の 酸性を有する僅かな水溶性、あるいは水溶性の表面活性剤が本発明においては好 ましいことを示すものである。
本発明の溶剤/表面活性剤による水で湿った固形成分含有混合物の洗浄又は処理 作業は、好ましくは、撹拌タンク又は容器内において行われる。撹拌は、例えば モータによって駆動されるミキサー等の撹拌装置によってなされ、固形成分含有 混合物と前記溶剤/表面活性剤とか完全に接触するようにする。汚染された固形 物は、非常に広範囲の種類の物質であるので、固形成分含有混合物を撹拌タンク に運ぶにはさまざまなシステムが使用可能である。これらは、はとんど全てが固 形成分であるような、例えば土壌等の汚染混合物を取り扱うにはブルドーザを使 用したり、非常に固形成分が少ない水性スラリーを扱うにはポンプとラインとを 使用することか出来る。
水によって湿った固形成分含有混合物と溶剤及び表面活性剤とを接触するにあた って、処理物質は溶剤中において分散混合物となる。
実際において、たとえば岩石、木片、又は非環境的固形成分等の粒子寸法の大き な固形成分は、好ましくは、スクリーンその他の手段を利用して、撹拌タンクに 移した後で汚染される前にこれらの大きな物質は取り除かれる。ブルドーザによ って一度に大量を取り除くことの可能な粘土等の環境性固形成分の処理において は、これらの物質は本発明の溶剤表面活性剤とともに撹拌タンクに投入すること が可能であり、その結果、粉砕混合物、即ち、この混合物中において分散され粉 砕された混合物が存在することになる。完全な混合の後、土壌等の固形成分を、 いまや汚染物質を含有した液状溶剤から分離するために相分離作業を行うことも 可能である。
プロセスのコストを低くするために、前記液状混合物の一部である汚染物質から 溶剤を分離することか望ましい。留出は、汚染物質から溶剤表面活性剤を分離す るひとつの方法ではあるか、化学的又は電子化学的方法も又使用可能である。溶 剤の分離は、又、例えば沈澱、膜処理法、又は再利用のためのイオン交換法など の物理的プロセスによっても行うことが可能である。
本発明のプロセスにおいて、汚染土壌又はスラッジは、該土壌又はスラッジから 汚染物質を除去するための粉砕表面活性剤を含有する疎水性溶剤と接触させられ る。表面活性剤を含有する溶剤は、撹拌タンク内において土壌又はスラッジと混 合され、この混合物を撹拌して、前記表面活性剤が固形成分粒子全部に分散し、 これら固形成分粒子をその最小の粒子径にまで粉砕する。
表面活性剤は、前記固形成分粒子を凝縮又は膠着する傾向を有する水の表面張力 を減少させるものである。本発明の方法の実験室における実験は、温度が、土壌 又はスラッジからの汚染物質の抽出効率の改善において重要な要因であることを 示した。本発明の方法における抽出効率の改善に対する温度の作用は二重の意味 を有している。第1に、温度の上昇は、固体表面に粘着した汚染物質の脱着率を 増加させ、これによって汚染物質を溶剤中に開放する。第2に、温度の上昇は、 水の表面張力、あるいは、固体混合物に含有される水と本発明の方法に使用され る溶剤との間の界面張力の減少を促進する。これらの要因は、両方とも、固体表 面からの汚染物質の抽出効率を高めるものである。
実験によれば、本発明の方法を実施する温度の範囲は、汚染物質の抽出のために 使用される溶剤の沸点によって決定される。一般に、本発明の方法において好ま しい溶剤の沸点を越えることがないように努力する。しかしながら、本発明のよ り好ましい実施例においては、圧力を高めた状態でこの方法の抽出部を行うこと によってより高い抽出温度が達成される。液体の圧力を増加させることは、一般 に、その沸点を増加させることになる。
本発明の方法は、摂氏0°〜250°の範囲、好ましくは摂氏30°〜150° 、最も好ましくは摂氏50゜〜100°の温度範囲で実施することか可能である 。
本発明の方法において、土壌又はスラッジのような汚染固体成分は、この固体成 分を、粉砕表面活性剤を含有する疎水性溶剤と接触させることによって、汚染物 質から洗浄又は処理される。この混合物は前記粉砕表面活性剤の存在下において 撹拌され、一般に凝集又は膠着状態の前記固体粒子を粉砕する。
混合機構と混合の時間とは、共に、本発明の方法の性能に影響を与える重要な要 因である。本発明の方法においては種々の混合技術が利用可能である。これらの 技術としては、摩擦混合法、高速回転混合法、プロペラ混合法、及び高速刃混合 法等かあるが、これらの方法に限定されるものではない。
混合の目的は、粉砕表面活性剤を使用して、水によってカプセル化された固体粒 子混合物を粉砕してこれら固体をその最小の粒径にまで縮小することである。表 面活性剤は、水の高い表面張力によって凝集したこれらのカプセル状の固体粒子 中に拡散進入する必要がある。高速の撹拌は、この表面活性剤の水によって取り 囲まれた固体粒子内への拡散率を増加して、水の表面張力を減少するのに役立ち 、これによって固体粒子を細分化する。
十分な混合に必要な時間は、使用される混合機構の種類に依る。電気撹拌装置と 渦流ミキサーとを使用した実験室における実験に依れば、0.5〜30分、より 好ましくは2〜IO分の混合時間が好ましい。
本発明の方法において、凝集又は膠着状態の固体粒子を粉砕するための粉砕表面 活性剤の存在下において疎水性溶剤を使用して土壌又はスラッジ等の固体から汚 染物質を抽出する作業は、バッチ処理又は連続処理のいずれにおいても行うこと が出来る。
バッチ処理においては、粉砕表面活性剤含有溶剤を、ミキサー/沈澱タンク内に おいて、土壌又はスラッジ等の汚染固体と接触させる。この混合物は特定時間撹 拌され、この時間中において、汚染物質は固体槽から液体相へと移動する。均衡 状態となった後、撹拌を中止し、混合物を固体槽と液体相とに分離する。液体か ら固体の分離は、例えば、遠心分離法、ハイドロクローン沈澱法及びその組合せ 等の種々の方法によって行うことか出来る。
固体と液体との間の分離が十分に達成された後、汚染物質を含有する液体相が分 離されて、例えば、留出コラムやその他の分離機構等の液体分離装置へと送られ 、ここで、前記溶剤は抽出プロセスの再利用のために純化される。汚染物質の抽 出効率を高めるためには、新しい溶剤を、前記抽出タンク内において部分的に洗 浄された固体と接触させて上述したプロセスを繰り返す。バッチ処理の利点は、 各抽出段階における汚染物質の除去効率が高いことにある。バッチ処理の欠点は 、しかしながら、それぞれの段階において使用される溶剤の量が多いことにある 。
本発明の方法は、又、連続処理モードとして実施可能である。ここでは、溶剤と 汚染土壌とが互いに連続的に接触され、その間、汚染物質が連続的に固体槽から 液体相へと移動する。より詳述すると、逆流抽出ユニット内において、前記固体 と液体とが連続的にかっ、逆の流れて移動する。固体槽が抽出ユニットを通過す る時、固体槽はより除染され、一方、溶剤はより汚染される。連続処理の利点は 、使用される溶剤の量が大幅に減少することと、作業の単純性にある。しかしな がら、連続処理の欠点は、長い抽出コラムが必要なことである。
本発明の方法の溶剤に添加される表面活性剤の量も又、バッチかあるいは連続か という処理のモードによって決定される。本発明の方法において好ましい表面活 性剤は、水に溶解するもの、溶剤、水と溶剤とに互いに溶解するものである。
バッチ処理モードにおいては、表面活性剤は第1段階においてバッチ抽出タンク に添加される。もしこの表面活性剤が溶剤に対してのみ溶解するものであれば、 表面活性剤は、溶剤が第1段階の終わりで固体から分離される時に溶剤とともに システムを離れる。固体粒子を分散状態に維持するためには、第2段階において 表面活性剤を追加しなければならない。同じことは続く段階においても必要であ る。水溶性の表面活性剤が使用された場合においては、第1段階の完了時に固体 から溶剤が分離された時、表面活性剤は固体相中に水とともにとどまり、従って 、続く段階で固体/溶剤混合物に対して表面活性剤を追加添加する必要はない。
最後に、もしも溶剤ど水との両方に対して溶解する表面活性剤を抽出プロセスに 使用した場合においては、続く段階の抽出において添加される表面活性剤の量は 、前の段階において溶剤中に溶解した表面活性剤の量に等しい。
連続処理モードにおいて、溶剤溶解性表面活性剤を使用した場合、溶剤によって 除去される表面活性剤の連続的除去率を決定するために実験を行う必要がある。
そして、混合物中の表面活性剤の濃度を一定に維持するためには、表面活性剤を 連続的に添加する必要がある。しかしながら、もしも水溶性表面活性剤が使用さ れた場合には、表面活性剤の追加は必要ではない。
本発明の方法において、例えばPCBsのような汚染物質を土壌やスラッジのよ うな固体から除去するためには、凝集又は膠着状態の固体粒子を粉砕するための 粉砕性表面活性剤を含有する溶剤を使用した抽出か用いられる。本発明の方法に おいて使用される表面活性剤は、水あるいは使用された溶剤に対してに完全又は 一部溶解するものである。もしも表面活性剤が水溶性であれば、前記土壌が環境 に戻された時にそれは除染土壌中に含有されているであろう。しかしながら、も しもその表面活性剤か溶剤に対してのみ溶解するものであれば、それは汚染溶剤 によって抽出プロセスから外へ取り出されているであろう。表面活性剤は、最終 的には、廃棄物中に存在することになり、この廃棄物は留出コラムの底部から回 収され最終処理される。
表面活性剤のなかには、土壌において高い濃度で使用された場合、有害と考えら れ、従って、土壌を環境に戻す前に土壌から除去する必要があるものもある。本 発明は、無害な、又は、有害であったとしても生物分解可能な粉砕表面活性剤を 使用する方法を記載するものである。
実験によれば、望ましい生物学的状態において本発明の方法に使用される好まし い表面活性剤は、非毒性成分にまで解体される。
表1は、本発明の方法においてかつて使用された数多くの表面活性剤に関する物 理特性テストを行った結果を示すものである。第1コラムは、特定のテストされ た表面活性剤の商品名を示し、第2コラムには、その表面活性剤が非イオン性か 、陽イオン性か、あるいは陰イオン性かに分類されている。第3及び第5コラム は、表面活性剤の水溶性と、PH値とをそれぞれ示している。これらの性質を測 定するために、表面活性剤を(特定されていなければ)2重量%含存する水溶液 を準備した。表面活性剤は、水溶性、一部水溶性、分散性、一部分散性、又は非 水溶性に分類されている。
テストされた陽イオン性表面活性剤は、すへて、陽イオン性粉砕性表面活性剤の もとで前述した好ましい製法を有するポリブロキシニ元アミンの液状四元塩化ア ンモニウム誘導剤であった。それぞれは、比重約1401の淡い琥珀色の油状液 体であり、各表面活性剤は、それぞれ、ポリオキシプロピレンラジカルの長さに おいて異なり、従って、平均分子重量の異なるものであった。それぞれの表面活 性剤は、ライトコ・ケミカル社によって、r E M COL Jの商標のもと で販売されている。分子重量約600の四元塩化アンモニウム誘導剤の商標は、 rEMcOL CC−9,+てあり、分子重量約1600のものの商標はrEM cOL CC−36Jであり、分子重量約2500で生物分解可能なものの商標 は、[EMCOL CC−42Jである。
粉砕作用を存することがわかっている陰イオン性表面活性剤は、オクチルフェノ キシポリエトキシエチルホスフェート陰イオン性表面活性剤である。これは琥珀 色で摂氏25°における粘度は8000センチボイズであり、ローム・アンド・ ハース社によってfTRITON QS−44Jの商標で市販されている。そし て、等部のイソプロピルアルコールと水との混合状態て60%溶液として供給さ れている表面活性剤であり、その活性成分は、ローム・アンド・ハース社からr TRITON GR−5MJの商標で市販されているジオクチルスルホサキネー トナトリウムである。
テストされた非イオン性表面活性剤は、オクチルフェノール又はノニルフェノー ルと酸化エチレンとの反応物であった。オクチルフェノール生成物は、次の一般 的構造式を有するものである。
CH3CH3 CH3−C−CH3−C−−(OCH2CH2)xOHこれらの表面活性剤は、 ポリオキシエチレン組長において互いに異なる。x=1の生成物は、U−ム・ア ンド・ハース社からrTRITON X−] 5Jの商標で販売されている。X が3である表面活性剤は、rTRITON X35Jの商標て販売されている。
そして、Xか5である生成物は、rTRITON X−45」の商標て販売され ている。もう一つの非イオン性表面活性剤は、次の一般構造式を有するノニルフ ェノール反応生成物である。即ち、 C9H19−−(OCH2CH2)xOHここて、C9は技分かれ鎖異性体の混 合物であり、Xはいずれかの側鎖のなかの酸化エチレンの平均ユニット数を示す 。
Xか6の生成物は、ローム・アンド・ハース社からrTRITON N−60J の商標で販売されている。
ノニルフノール1モル当り4ないし12モルの酸化エチレンの平均量を有するポ リエトキシレートノニフェノールの非イオン性表面活性剤が、ヘンケル・コーポ レーションから提供販売されている。酸化エチレンのモル量か4の生成物か、r HYONIG NP’−40J (7)商標で販売されており、酸化エチレンの モル量が6の生成物か、rHYONTc NP−60J の商標て販売されてい る。
本発明の方法において好ましい表面活性剤は、粉砕性表面活性剤でなければなら ないが、これは、固体/溶剤混合物と混合された時に、これら表面活性剤が水に よって取り囲まれた固体粒子をその最小の寸法まで粉砕し、これによって汚染物 質を固体から容易に除去することが可能であることを意味している。非粉砕性又 は膨張性表面活性剤は、固体/溶剤混合物と混合された時に、この固体混合物を 、溶剤の全部又は一部がこの固体混合物によって吸収されるまで、膨張又は濃縮 させるような表面活性剤をいう。膨張が発生した場合、固体相から全く汚染物質 を除去することが出来ない。表1のコラム4は好ましい表面活性剤の粉砕特性を 示すものである。
ローム・アンド・ハース社からそれぞれrTRIT。
NX−301,JとrTRITON X−200Jの商標て販売されている二種 類の陰イオン性アルカリアリルポリエーテルスルフォネートナトリウム表面活性 剤は粉砕性表面活性剤ではなかった。これらの表面活性剤の特性は表2に示され ている。この表に示されているように、非粉砕性表面活性剤は、土壌含有混合物 から溶剤中に汚染物質を抽出する能力が無い。
本発明の表面活性剤の抽出効率は、二つの基準から定義される。即ち、第1に、 一定のレベルの汚染物質除去を達成するにの必要な表面活性剤の量と、第2に、 抽出プロセスの全体効率である。フラム6は、本発明の方法において研究された 粉砕性及び非粉砕性表面活性剤の抽出効率を評価するものである。「優秀」とい う評価は、使用された表面活性剤の量が非常に小量であったことと、抽出効率が 非常に高かったことを意味している。[効果無しJの評価は、その表面活性剤が 全く抽出能力か無かったことを意味している。
表1 &T#J11(7)?#1I Triton 陰イオン性 S Yes 2 E* 1%溶液のPH値 S=溶解 I=不溶解 Pt、S=部分溶解 D=分散可 Pt、D=部分分散 可P=不可 F=可 G=良 VG=優良 E=最優良表2 麺護j□情 Triton 陰イオン性 S No 8** None* 5%溶液のPH値 S=溶解 I=不溶解 Pt、s=部分溶解 D=分散可 Pt、D=部分分散 可P=不町 F=可 G=良 VG=優良 E=最優良さて第1図に示すように 、本発明を、PCBsによって汚染された土壌の洗浄と、この洗浄作業を行うた めに使用する装置とについて説明する。水を場合によっては飽和値以上に含有し ていることもある湿汚染土壌は、汚染土壌バイル1から、コンベアベルト2へと 搬送される。
土壌が上方へと移動するに従い、過剰水分は、排水されて密封容器3内に回収さ れる。汚染土壌は次に、スクリーン分類システ装置4へと送られ、ここで12イ ンチ以上の粒子が、振動スクリーンによって汚染土壌から除去される。汚染土壌 は、駆動モータ6を備えた撹拌タンク5内に進行する。この撹拌タンク5には、 また、洗浄溶剤収納タンク21から流れる洗浄溶剤路7も入り込んでいる。表面 活性剤路8が表面活性剤収納タンク23から表面活性剤を搬送してくる。
前記撹拌タンク5の内容物は、撹拌駆動モータ6を使用して特定時間激しくミキ シングされる。完全なミキシングの後、タンク5からのスラリーを流路9を介し て沈澱タンクlOへと送る。十分な時間をかけて、この沈澱タンクlO内におい て液体と固体とが相分離するようにする。このミキシング及び沈澱作業は、ひと つのバッチ抽出段階に過ぎない。同じ又は複数の装置によってこれらの作業を繰 り返すことによって1以上の抽出段階を完了してもよいし、あるいは、連続逆流 処理装置によって行ってもよい。相分離の後、PCBsを含有する溶剤は、流路 16を介して液体分離又は留出コラム18へと送られ、ここでストリーム19を 介してクリーンな溶剤を回収する。クリーンな溶剤蒸気19を次に凝縮装置20 によって凝縮し、前記洗浄溶剤収納タンク21に収納する。
残りの溶剤は、前記留出コラム18の再沸騰器から流路22を介して回収し、適 切に処理する。
前記沈澱タンク10からの洗浄土壌含有溶剤は、流路11から乾燥装置12へと 流れ込む。この乾燥装置は、流路13を介してこの装置に流入し流路14を介し て流出する熱油によって加熱されている。土壌が乾燥装置12の長さ方向に沿っ て移動するに従って、この土壌に含有される溶剤が気化され、この蒸気が流路1 7を通過して前記凝縮装置20において凝縮され、前記洗浄溶剤収納タンク21 に収納される。溶剤を含まない、除染された土壌は、流路I5を介して乾燥装置 から離れ、好ましくは、その後、その元の場所に戻される。
上記図面を参照した説明は、本発明によって洗浄される汚染土壌の一具体例を示 すものである。変形やその他の具体的装置の使用も本発明の範囲に十分台まれる ことは当然である。
本発明を、更に、次の具体的実験を例にとって説明する。これらの例は、本発明 の溶剤/表面活性剤の相互作用のユニークな長所を示すものである。
実験例1 約30重量%の水を含有する60−グラムのPCBによって汚染された土壌のサ ンプルを、撹拌装置を備えた2000m1の三首ガラスフラスコに取った。ロー ム・アンド・ハース社によってrTRITON QS−44Jの商標で市販され ている陰イオン性表面活性剤である、オクチルフエノキシボリエI−キノエチル フォスフェートを約0.6グラム(1重量%)前記湿土壌に添加した。
120グラムのサイクロヘキサンを、前記ガラス容器に添加した。容器を気密状 態にして、加熱マントルに入れて温度コントロールした。容器内の温度は、一つ の醒を貫通して取り付けた温度計を使用して測定した。実験用撹拌装置を使用し て容器の内容物に可変速度の撹拌を行った。水冷凝縮装置を、フラスコの頂部の 別の首を介して前記容器に接続し、容器の内容物の加熱及び撹拌中において発生 した蒸気を凝縮した。
抽出混合物の温度を摂氏80°に維持しながら、容器の中身を5分間激しく撹拌 した。ミキシング工程の最後において、土壌は前記サイクロヘキサン相中に細か く拡散していた。熱源を取り除き、容器の中身を沈澱させた。
5分間の沈澱後、PCBsを存する前記サイクロヘキサン相を、固体相から移動 させた。その液体のサンプルを採って、第1抽出段階におけるPCB除去を測定 した。
新たな120グラムのサイクロヘキサンをフラスコ内に残っている土壌に添加し て抽出工程を繰り返した。この段階においては、混合物に表面活性剤は全く追加 しなかった。この混合物を加熱、撹拌して沈澱させ、溶剤を取り出した。抽出の すべての段階において、混合物の温度は摂氏80゛に維持した。各抽出段階後の 各液体サンプルのPCBsを測定した。各抽出段階後に土壌に残っていたPCB は、単純な物質バランス関係を使用して計算した。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)実験例■ 5グラムのPCB汚染された土壌サンプルを小型のネジ蓋付きガラス瓶に入れた 。土壌は約15重量%の水を含んでいた。例1の陰イオン性表面活性剤rTRI T。
NQS−44Jを約1 o重量%(土壌の重量に対して)含有する10グラムの サイクロペンタンを前記土壌に添加した。加熱マントルを使用して抽出温度を約 摂氏45°に維持した。温度が所望の値に達した時、抽出瓶を、渦流ミキサーを 利用して2分間撹拌した。撹拌の時間の最後に、抽出瓶を加熱マントルに戻して 撹拌中に失われた熱を回復した。加熱及び撹拌の総時間は約15分てあった。こ の時間の最後に、サンプルを冷却及び沈澱させ、サイクロペンタンを抽出瓶から ピペットで取り出した。その液体のサンプルを採りPCB分析した。第1段階に 類似した4つの追加抽出段階を行ったが、しかし、これらの段階においては表面 活性剤は追加しなかった。
各抽出段階の後に、液体サンプルを採ってPCBsの分析を行った。その結果を 下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量96 土壌残留PCBs (PPM)実験例■ 約15重量%の水を含有する5、5グラムのPCB汚染された土壌を、20m1 のネジ蓋付きガラス瓶内に入れた。前述した一般製法で平均分子重量2500の 陽イオン性四元アンモニウム表面活性剤で、ライトコ・ケミカル社からrEMc OL CC−42Jの商標で販売されているものを、1重量%(土壌の重量に対 して)含有する、10グラムのへキサンを、前記土壌に添加した。
前記ガラス瓶を加熱浴に入れて、ここで、この浴の温度は摂氏40°に維持され た。温度が所望の値に達した時、ガラス瓶を、前記温度浴から取り出し、渦流ミ キサーを利用して2分間撹拌した。撹拌の時間の完了後、ガラス瓶を加熱浴に戻 した。この作業を数回繰り返した。各抽出段階の加熱及びミキシングの総時間は 、15分間であった。各抽出サイクルの最後に、スラリーを約5分間かけて沈澱 させ、液体サンプルをガラス瓶からピペットで取り出し、サンプルのPCBsを 分析した。
前記抽出工程を、ガラス瓶中に残っている土壌に、新たな溶剤を添加しながら、 しかし、表面活性剤は追加せずに、さらに4回繰り返し、加熱、撹拌し、溶剤を 沈澱させ、溶剤を取り出した。各抽出段階の後で、サンプルを採りPCBsを分 析した。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)実験例■ 実験例IVは、実験例IIIと類似したもので、その違いは、抽出を摂氏60″ ではなく摂氏40@で行ったことにあった。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)この例は、表面活 性剤の抽出効率に関して温度を高めることの利点を証明するものである。
これらの例は、又、PCBsの抽出を効果的にするためにただ一度の表面活性剤 の追加のみが必要な水溶性粉砕性表面活性剤を示すものである。
実験例V この例においては、25重量%の水を含有するPCB汚染土壌40グラムを細首 フラスコに入れた。このサンプルに、80グラムのヘクサンを添加した。この実 験においては表面活性剤は使用しなかった。加熱マントルを使用して抽出温度を 約摂氏60°に維持した。使用された加熱及び撹拌サイクルは、例IIのそれら と類似したものであった。最初の土壌は約1856ppmのPCBSを含有して いた。6段階の抽出後、土壌中にはまだ987ppmのPCBsが残っていた。
その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCB (PPM)実験例■ 約75重量%の水と25重量%の固体とを含有する100グラムのPCB汚染ス ラッジを実験例Iで組み立てた2000m1の三首ガラスフラスコに入れた。こ のスラッジに、実験例IIにおいて使用した陽イオン性表面活性剤(rEMcO L CC−42J )を1重量%添加した。200グラムのへキサンを、前記ガ ラスフラスコに添加した。フラスコを気密状態にして、加熱マントルに入れて温 度コントロールした。
抽出混合物の温度を摂氏68″に維持しながら、フラスコの中身を5分間激しく 撹拌した。ミキシング工程の最後において、熱源を取り除き、フラスコの中身を 5分間沈澱の後、PCBを有する前記へキサン相を、固体相から移動させた。そ の液体のサンプルを採って、第1抽出段階におけるPCB除去を測定した。
新たな200グラムのへキサンと、0.25重量%のrEMcOL CC−42 J とをフラスコ内に残っている土壌に添加して抽出工程を繰り返した。その結 果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)2 0.25 1 35 3 0.2 557 4 0.2 552 この例は、水分が小量に存在するのみならず、むしろ主成分である固体含有混合 物を示すものである。この例は、又、部分的に水に溶解する粉砕性表面活性剤を 示すものでもある。表面活性剤は炭化水素相に溶解するので、各抽出段階後にお いて溶剤、汚染物質/PCB相で取り除かれ、続く段階においては、新たな表面 活性剤を追加することで補充される。しかしながら、これらの段階において必要 な表面活性剤の量ははるかに少ない。
実験例■ 200グラムのPCB汚染スラッジのサンプルを大きなガラス試験管に入れた。
スラッジを入れた試験管は、遠心装置に入れられ10分間6000rpmで遠心 分離された。この方法によって約100グラムの水がスラッジから分離された。
得られた100グラムの固体含有混合物には約50重量%の水が含有されていた 。
遠心分離されたPCB汚染混合物のサンプル90グラムを、実験例Vlで記載し たのと類似した条件下で、それと同じ手順で抽出した。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)2 0.25 1 97 3 0.25 104 4 0.25 42 この例は、前処理としての水の除去が、水が除去されたことによって表面活性剤 の量が実験例Vlのそれの約半分になることが理由で、表面活性剤の量を減少さ せることを示すものである。
実験例■ 約30重量%の水を含有する6、7グラムのPCB汚染土壌サンプルを、20m 1のネジ蓋付きガラス瓶に入れ、渦流ミキサーを使用して10グラムのへキサン の接触させた。摂氏25°て5段階の抽出を行った。各段階において、4モルの 酸化エチレンを含有し、親水性−親液性バランス(HLB)が9、濃度8,5ボ ンド/ガロン、注入点華氏−15度、pH値7.0(1%の水溶液)の、ヘンケ ル・コーポレーション製非イオン性表面活性rHYONIc NP−4011J を1重量%、前記lOダラムのヘキサジに添加した。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)この例は、水に対 して溶解しない表面活性剤を示すものである。各段階で、表面活性剤を追加した 。
この例と前記実験例VI及びVllとは、本発明の方法において使用される表面 活性剤の量か、存在する水の量と表面活性剤の水溶性とに依存することを示すも のである。好ましい粉砕性表面活性剤は、水溶性である、というのは、これは各 抽出段階中において溶剤相から取り除かれないからである。
実験例■ PCB汚染された土壌のサンプル30グラムを、500m1の長首フラスコに入 れた。PH値を約9に調整するために土壌に3.5グラムのP H値lOの水を 加えた。
この水の添加によって土壌の水含有率は約15重量%になった。陰イオン性表面 活性剤であrTriton QS−44Jを2.5重量%含有する67グラムの サイク) ロベンタンを前記土壌に加えた。フラスコを加熱マントルに入れて抽 出温度を約摂氏45°に迄高めた。温度か所望の値に達した時、フラスコを加熱 マントルから取り出し、渦流ミキサーを利用して約1分間撹拌した1、その時、 フラスコを加熱マントルに戻して内容物を再加熱した。加熱と撹拌の時間は全部 で約5分間であった。この時間の最後に、更に5分間をかけて、サンプルを冷却 及び沈澱させた。サイクロペンタンを土壌から取り出し、サンプルのPCB分析 を行った。第1段階に類似した4つの追加抽出段階を行ったか、しかし、これら の段階においては表面活性剤は追加しなかった。各抽出段階の後に、液体サンプ ルを採ってPCBsを分析した。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)1 2.5 13 35 この例は、抽出効率かいかに混合物のPHによって影響されるかを示すものであ る。PHか7以上、又は、塩基性のとき、効率は大幅に減少する。
実験例X PCB汚染された土壌のサンプル16グラムを、500m1の長首フラスコに入 れた。混合物のPH値を約45に調整するために土壌に約2グラムのPH値4の 水を加えた。この水の添加によって土壌の水含有率は約15重量%になった。前 記例IXて記載した条件に類似した条件下で、その例で記載したのと同じ手順に よって、5段階の抽出作業を行った。その結果を下に示す。
抽出段階 表面活性剤重量% 土壌残留PCBs (PPM)この例は、本発明 の方法によって処理される混合物のPHか酸性又は、値が7以下のとき、抽出効 率が大幅に向上することを示すものである。
国際調査報告 1AIj+1llll+1−^1””””’PCT/US89105805国際 調査報告 US 8905805

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.汚染物質によって汚染された、水によって湿った固体含有混合物を処理及び 洗浄するための方法であって、粉砕性表面活性剤の存在下において水に対して僅 かにしか溶解しない前記汚染物質用の溶剤を、前記混合物に接触させることによ り、前記混合物中の固体成分が汚染物質含有液体成分から分離可能とされる方法 。
  2. 2.前記水によって湿った固体含有混合物が土壤である、請求項1に記載の方法 。
  3. 3.前記水によって湿った固体含有混合物がスラッジである、請求項1に記載の 方法。
  4. 4.前記水によって湿った固体含有混合物が1〜95%の水を含有している、請 求項1に記載の方法。
  5. 5.前記水によって湿った固体含有混合物のPHが7以下である、請求項1に記 載の方法。
  6. 6.前記水によって湿った固体含有混合物のPHが5.5以下である、請求項5 に記載の方法。
  7. 7.前記水によって湿った固体含有混合物が撹拌される、請求項1に記載の方法 。
  8. 8.前記混合物が、0.5ないし30分間撹拌される、請求項7に記載の方法。
  9. 9.前記混合物が、2ないし10分間撹拌される、請求項7に記載の方法。
  10. 10.前記固体含有混合物が、摂氏30°〜150°の温度に維持される、請求 項1に記載の方法。
  11. 11.前記固体含有混合物が、摂氏50°〜100°の温度に維持される、請求 項1に記載の方法。
  12. 12.水に僅かにしか溶解しない前記溶剤が炭化水素である、請求項1に記載の 方法。
  13. 13.前記炭化水素溶剤が、C3〜C9の脂肪族及び脂質代謝炭化水素から選択 される、請求項12に記載の方法。
  14. 14.前記溶剤の濃度が0.8gm/cc以下である、請求項1に記載の方法。
  15. 15.前記溶剤の濃度が0.8gm/cc以下である、請求項12に記載の方法 。
  16. 16.前記粉砕性表面活性剤が、陰イオン性、非イオン性及び陽イオン性表面活 性剤のグループから選択され、前記溶剤の少なくとも40%が前記抽出段階にお いて回収可能である、請求項1に記載の方法。
  17. 17.前記表面活性剤の量が、接触される前記水によって湿った固体含有混合物 の0.05〜20重量%である、請求項16に記載の方法。
  18. 18.前記表面活性剤の量が、接触される前記水によって湿った固体含有混合物 の0.1〜15重量%である、請求項16に記載の方法。
  19. 19.前記表面活性剤の量が、接触される前記水によって湿った固体含有混合物 の0.8〜8重量%である、請求項16に記載の方法。
  20. 20.前記粉砕性表面活性剤が生物分解可能である、請求項16に記載の方法。
  21. 21.前記汚染物質が有機物である、請求項1に記載の方法。
  22. 22.前記有機汚染物質がPCBsである、請求項21に記載の方法。
  23. 23.前記表面活性剤が、1〜6の酸化エチレン内容物と、4〜10のHLBと を有する非イオン性表面活性剤である、請求項16に記載の方法。
  24. 24.前記表面活性剤が、オクチルフェノキシポリエトキシエチルフォスフェー トである、請求項16に記載の方法。
  25. 25.水によって湿った固体含有土壤又はスラッジ混合物から汚染物質を抽出す る方法であって、前記水によって湿った固体含有混合物を、水に対して僅かにし か溶解しない前記汚染物質用の溶剤と、粉砕性表面活性剤とともに撹拌し、前記 表面活性剤が、前記汚染物質を前記混合物から前記溶剤中へと抽出されることを 可能にするに十分な水溶性を有しており、前記固体成分を前記汚染物質含有液体 成分から分離することからなる方法。
  26. 26.前記溶剤を前記汚染物質から分離して該溶剤を回収する、請求項25に記 載の方法。
  27. 27.前記溶剤の分離が留出によって行われる、請求項25に記載の方法。
  28. 28.水と接触状態にある固体含有土壌又はスラッジ混合物から汚染物質を抽出 する方法であって、前記水含有混合物の水成分の一部を分離して、汚染され、水 によって湿った固体含有混合物を得て、この水によって湿った固体含有混合物を 、水に対して僅かにしか溶解しない前記溶剤と、粉砕性表面活性剤とともに撹拌 し、前記表面活性剤が、前記汚染物質を前記混合物から前記溶剤中へと抽出され ることを可能にするに十分な水溶性を有しており、前記除染固体成分を前記汚染 物質含有液体成分から分離することからなる方法。
  29. 29.水と接触状態にある土壤から汚染物質を抽出するための装置であって、 前記土壤を汚染領域から分類装置へと搬送し、分類された汚染され、水によって 湿った固体含有混合物を得る手段と、 この分類された汚染され、水によって湿った固体含有混合物を溶剤/粉砕性表面 活性剤との組合せと接触させるための混合手段と、 前記溶剤及び粉砕性表面活性剤を前記混合手段に供給するための手段と、 前記除染固体成分を前記汚染物質含有液体成分から分離するための相分離手段と を有する装置。
  30. 30.更に、前記溶剤を前記汚染物質から分離するための手段を有している請求 項29に記載の装置。
  31. 31.更に、前記溶剤の再利用のための再循環手段を有している請求項29に記 載の装置。
  32. 32.更に、前記回収された固体成分から溶剤を除去処理するための手段を有し ている請求項29に記載の装置。
  33. 33.前記処理手段が乾燥装置である請求項32に記載の装置。
JP2501606A 1988-12-22 1989-12-18 土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法 Pending JPH04503630A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US289,219 1988-12-22
US07/289,219 US5055196A (en) 1988-12-22 1988-12-22 Extraction process to remove pcbs from soil and sludge

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04503630A true JPH04503630A (ja) 1992-07-02

Family

ID=23110564

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2501606A Pending JPH04503630A (ja) 1988-12-22 1989-12-18 土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5055196A (ja)
EP (1) EP0449976A1 (ja)
JP (1) JPH04503630A (ja)
BR (1) BR8907850A (ja)
CA (1) CA2006453C (ja)
WO (1) WO1990006795A1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083122A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Central Res Inst Of Electric Power Ind 液化物を用いた含水物質の脱水方法
JP2007237129A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Central Res Inst Of Electric Power Ind 液化物を用いた含油物質の脱油方法
JP2009291746A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 忠幸 ▲吉▼田 ビルピットスカム処理システム及び燃料回収方法

Families Citing this family (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5286386A (en) * 1988-12-22 1994-02-15 Ensr Corporation Solvent extraction process for treatment of oily substrates
US5154831A (en) * 1988-12-22 1992-10-13 Ensr Corporation Solvent extraction process employing comminuting and dispersing surfactants
DE4106281A1 (de) * 1991-02-28 1992-09-03 Ruhrkohle Oel & Gas Verfahren zur behandlung von wasserhaltigen, mit organischen schadstoffen belasteten materialien unter verwendung von leicht fluechtigen und mit wasser nicht mischbaren organischen loesungsmitteln
US5414203A (en) * 1991-03-28 1995-05-09 International Technology Corporation Treatment of particulate material contaminated with polyhalogenated aromatics
GB9112647D0 (en) * 1991-06-12 1991-07-31 Rig Technology Ltd Cleaning hydrocarbon contaminated material
EP0552327A1 (en) * 1991-08-13 1993-07-28 Hughes Aircraft Company Surfactant selection method for the extraction of chemical pollutants from soils
US5242598A (en) * 1991-08-14 1993-09-07 Envirogen, Inc. Solid phase extraction
US5244575A (en) * 1991-08-30 1993-09-14 Westinghouse Electric Corp. Process for recovering organic solvents and contaminants from soap liquors
US5829691A (en) * 1992-03-05 1998-11-03 Soiltech Environmental Systems Inc. Method and apparatus for washing soil
US5634983A (en) * 1992-04-07 1997-06-03 Kammeraad; Norman Method for soil remediation
US5304704A (en) * 1992-04-07 1994-04-19 Norman Kammeraad Method and apparatus for soil remediation
DE4227962A1 (de) * 1992-08-22 1994-03-03 Forschungszentrum Juelich Gmbh Verfahren und Anlage zum Sanieren von mit organischen Schadstoffen kontaminiertem Boden
US5427688A (en) * 1992-11-19 1995-06-27 General Electric Company Decontamination of soil and other particulate matter
US5271851A (en) * 1993-03-08 1993-12-21 Kerr-Mcgee Corporation Integrated treatment system for refinery oily sludges
US5376182A (en) * 1993-03-17 1994-12-27 Remsol (U.S.A.) Corporation Surfactant soil remediation
US5413717A (en) * 1993-08-30 1995-05-09 Texaco Inc. Method of recovering MTBE from wastewater
US6030467A (en) * 1993-08-31 2000-02-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Surfactant-aided removal of organics
US5518621A (en) * 1993-09-03 1996-05-21 Hanover Research Corporation Process for drying and solvent extraction of contaminated water-wet soils, sediments, and sludges
US5421527A (en) * 1993-10-07 1995-06-06 K N Energy, Inc. Apparatus and method of separating asbestos contaminants from soil
US5563066A (en) * 1993-10-26 1996-10-08 Buchanan; Alan B. Method and apparatus for remediating contaminated soil containing organic compounds
US5507953A (en) * 1993-11-05 1996-04-16 Peter Flakus Extraction method and apparatus for cleaning contaminated soil
US5415777A (en) * 1993-11-23 1995-05-16 Sunbelt Ventures, Inc. Process for the decontamination of soils contaminated by petroleum products
US5401320A (en) * 1993-12-09 1995-03-28 Baker Hughes Incorporated Method of rock decontamination
US6027651A (en) * 1994-06-06 2000-02-22 Cash; Alan B. Process for regenerating spent solvent
US5662802A (en) * 1994-07-07 1997-09-02 Ionics, Incorporated Solvent extraction process using water absorbing solvent at preselected temperature
US5495062A (en) * 1994-09-12 1996-02-27 Commodore Laboratories, Inc. Methods of decontaminating nuclear waste-containing soil
US5520745A (en) * 1994-09-06 1996-05-28 General Electric Company Remediation of contaminated material
US5569811A (en) * 1994-10-06 1996-10-29 Dean; Miles W. Method for isolating, immobilizing and rendering waste non-leachable
US5558768A (en) * 1995-01-10 1996-09-24 Energy, Mines And Resources Canada Process for removing chlorides from crude oil
US5797995A (en) * 1995-03-29 1998-08-25 General Electric Company Method for thermal removal of halogenated organic compounds from soil
US5690811A (en) * 1995-10-17 1997-11-25 Mobil Oil Corporation Method for extracting oil from oil-contaminated soil
US5814234A (en) * 1996-08-14 1998-09-29 Prosys Corporation Integrated soil and fluid decontamination system
US5779813A (en) * 1996-12-06 1998-07-14 Dan W. Gore Method and apparatus for decontamination of poly chlorinated biphenyl contaminated soil
JP2001505128A (ja) * 1996-12-06 2001-04-17 アドバンスト・ファイトニックス・リミテッド 物質処理
US6312528B1 (en) 1997-03-06 2001-11-06 Cri Recycling Service, Inc. Removal of contaminants from materials
US5986147A (en) * 1997-03-24 1999-11-16 Plunkett; Erle L. Method and solution for removal of poly chlorinated biphenyl
US6303844B1 (en) * 1998-12-09 2001-10-16 Taiheiyo Cement Corporation Method of decontaminating medium containing polychlorinated biphenyls or dioxins
ITMI20011439A1 (it) * 2001-07-06 2003-01-06 Enitecnologie Spa Procedimento di bonifica di suoli inquinati da composti organici
US8425151B2 (en) * 2006-07-19 2013-04-23 Environmental & Earth Sciences International Pty Ltd Soil remediation
GB2490175A (en) * 2011-04-21 2012-10-24 Tetronics Ltd Treatment of waste
CN102895755B (zh) * 2012-09-26 2015-07-15 清华大学 一种含氯代有机物工业废物碱催化反应设备
US20150136710A1 (en) * 2013-11-18 2015-05-21 Air Control Techniques, P.C. PHOTOCHEMICAL PROCESS FOR THE LIQUID PHASE DESTRUCTION OF POLYCHLORINATED BIPHENYL COMPOUNDS, POLYCHLORINATED DIBENZO-p-DIOXIN, AND POLYCHLORINATED DIBENZOFURAN CONTAMINATED SLUDGES AND SOILS
MX2018007445A (es) * 2015-12-17 2018-11-09 Crown Iron Works Co Sistema de extraccion y proceso para la remocion de contaminantes de materiales solidos.
US11383249B2 (en) * 2020-07-02 2022-07-12 Shimizu Corporation Washing treatment system and washing treatment method for contaminated soil

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1458633A (en) * 1974-09-17 1976-12-15 Ici Ltd Process for dehalogenating aromatic compounds
GB1457608A (en) * 1974-09-17 1976-12-08 Ici Ltd Reduction process
GB2012804B (en) * 1978-01-19 1982-03-10 Lankro Chem Ltd Quick break cleaning composition
GB2049466B (en) * 1979-05-30 1983-08-03 Rtl Contactors Holding Sa Extraction process
DE2928674A1 (de) * 1979-07-16 1981-02-12 Biotechnolog Forschung Gmbh Anwendung eines verfahrens zum abtrennen von oelen oder erdoelkohlenwasserstoffen
CA1145284A (en) * 1979-11-21 1983-04-26 Richard L. Clampitt Oil recovery process
US4336136A (en) * 1980-06-02 1982-06-22 Giguere Marcel L System for processing soils contaminated by crude oils or other refined petroleum products
US4424081A (en) * 1980-06-02 1984-01-03 Giguere Marcel L Reconditioning soils contaminated by crude oils or other refined petroleum products
FR2496504A1 (fr) * 1980-12-23 1982-06-25 Somalor Ferrari Somafer Ets Composition et procede permettant de recuperer et de valoriser des produits petroliers
CA1154704A (en) * 1981-06-17 1983-10-04 James Keane Method of separating oil or bitumen from surfaces covered with same
US4444260A (en) * 1981-08-17 1984-04-24 Conoco Inc. Oil solvation process for the treatment of oil contaminated sand
US4599117A (en) * 1982-02-05 1986-07-08 Luxemburg S Roy Process for the decontamination of oil-contaminated particulate solids
US4430208A (en) * 1982-10-29 1984-02-07 The Franklin Institute Method for the solvent extraction of polychlorinated biphenyls
JPS59162454A (ja) * 1983-03-08 1984-09-13 Kainosu:Kk 体液中の濁りを除去する方法
FR2567043B1 (fr) * 1984-07-04 1988-05-20 Inst Francais Du Petrole Procede et dispositif utilisables notamment pour laver et desorber des produits solides contenant des hydrocarbures
US4606774A (en) * 1984-07-30 1986-08-19 The Dow Chemical Company Process for removing contaminants from soils
WO1986002434A1 (en) * 1984-10-10 1986-04-24 Duval Leonard A Method and apparatus for the drying of solid materials by displacement
US4645608A (en) * 1984-10-10 1987-02-24 Sun Drilling Products, Corp. Method of treating oil contaminated cuttings
US4589985A (en) * 1984-12-03 1986-05-20 Calgon Corporation Polyelectrolyte and surfactant compositions for controlling alkaline earth metal scales
US4662990A (en) * 1984-12-19 1987-05-05 Hanover Research Corporation Apparatus for recovering dry solids from aqueous solids mixtures
EP0185831B2 (de) * 1984-12-22 1995-02-15 Harbauer GmbH & Co. KG Vorrichtung zum kontinuierlichen Reinigen von Boden zur Entfernung von Schadstoffen
US4726905A (en) * 1986-04-30 1988-02-23 American Maize-Products Company Method for removing polychlorinated biphenyl compounds from water
US4783263A (en) * 1986-06-17 1988-11-08 Trost Paul B Detoxification process
US4792413A (en) * 1986-10-17 1988-12-20 Capsule Environmental Engineering, Inc. Novel cleaning composition for removal of PCBs
US4844745A (en) * 1986-10-17 1989-07-04 Integrated Chemistries, Inc. Novel cleaning composition for removal of PCBS
US4952315A (en) * 1987-05-05 1990-08-28 Nabil Saab Method, system and emulsifier substance for treatment of materials containing harmful substances
US4801384A (en) * 1987-05-26 1989-01-31 Werner Steiner Process for the removal of organic contaminants from soils and sedimenta
US4869825A (en) * 1987-05-26 1989-09-26 Werner Steiner Process for the removal of organic contaminants from solids
DE8710825U1 (ja) * 1987-08-07 1987-10-22 Kresken, Karl-Heinz, 4280 Borken, De
US4841998A (en) * 1987-10-26 1989-06-27 Bruya James E Soil decontamination method

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083122A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Central Res Inst Of Electric Power Ind 液化物を用いた含水物質の脱水方法
JP2007237129A (ja) * 2006-03-10 2007-09-20 Central Res Inst Of Electric Power Ind 液化物を用いた含油物質の脱油方法
JP4542517B2 (ja) * 2006-03-10 2010-09-15 財団法人電力中央研究所 液化物を用いた含油物質の脱油方法
JP2009291746A (ja) * 2008-06-06 2009-12-17 忠幸 ▲吉▼田 ビルピットスカム処理システム及び燃料回収方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO1990006795A1 (en) 1990-06-28
CA2006453A1 (en) 1990-06-22
EP0449976A1 (en) 1991-10-09
CA2006453C (en) 1999-07-27
US5055196A (en) 1991-10-08
BR8907850A (pt) 1991-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04503630A (ja) 土壌及びスラッジからPCBsを除去するための抽出方法
Ceschia et al. Switchable anionic surfactants for the remediation of oil-contaminated sand by soil washing
US5368411A (en) Method and apparatus for on the site cleaning of contaminated soil
US5286386A (en) Solvent extraction process for treatment of oily substrates
US5154831A (en) Solvent extraction process employing comminuting and dispersing surfactants
WO2005046894A1 (en) Oil contaminated substrate treatment method and apparatus
Raghavan et al. Cleaning excavated soil using extraction agents: a state-of-the-art review
WO1995014792A1 (en) Process for decontaminating soils polluted by petroleum products
Junaydullaevich ANALYSIS OF OIL SLUDGE PROCESSING METHODS
JPH03500982A (ja) 土壌汚染除去法
US5634983A (en) Method for soil remediation
WO2007096891A1 (en) Simultaneous separation of heavy metals and organic materials from soil, sludge or sediments
EP1224043B1 (en) A method to remediate soil using a surfactant of a salt of an acrylamidoalkanesulfonic acid-amine reaction product
Arpornpong et al. Formulation of bio-based washing agent and its application for removal of petroleum hydrocarbons from drill cuttings before bioremediation
Taha et al. Surfactant enhanced desorption of TNT from soil
Lee et al. Laboratory evaluation of the use of surfactants for ground water remediation and the potential for recycling them
US5304704A (en) Method and apparatus for soil remediation
Alther Removing oils from water with organoclays
Mulligan Biosurfactants for the remediation of metal contamination
US7287933B2 (en) Process for the remediation of soil polluted by organic compounds
Meckes et al. Solvent extraction processes: a survey of systems in the SITE program
Mulligan On the capability of biosurfactants for the removal of heavy metals from soil and sediments
Kasman et al. Remediation of hydrocarbon contaminated soil using alkyl benzene sulfonate: preliminary study
US20060236594A1 (en) Composition and process for treating pollution
Sang et al. The interaction between dispersed crude oil droplets and particulate matter