JPH05502509A - 管状計量装置 - Google Patents

管状計量装置

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JPH05502509A JP3501502A JP50150291A JPH05502509A JP H05502509 A JPH05502509 A JP H05502509A JP 3501502 A JP3501502 A JP 3501502A JP 50150291 A JP50150291 A JP 50150291A JP H05502509 A JPH05502509 A JP H05502509A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 液体用計量装置 発明の分野 本発明は、均等容積の液体製品を容器がら連続的に小改善された大きさの小さく された装置に関する。
発明の背景 従来、多くの液体製品は、比較的大きな容器で消費者に届けられた。これらの従 来の容器は、使用のため消費者が液体製品の特定の容積を手で計測することを必 要とする。消費者は、一般に、製品を使用する度に液体製品の同じ量を計測する 。かくして、消費者が液体製品の均等量を容器から連続的に手で計測して出す必 要があった。
しかしながら、この手作業は時間がかかり煩わしいものであった。更に、この作 業を手で行うと不正確な計測になってしまうことが頻繁にあった。多くの場合、 液体製品の容積をどれ程正確に計測したかに製品の効能が左右されるため、手で 計測を行うのには不正確な計測を行うリスク及び最適の効能を得られないという リスクがある。
1966年11月29日にステッフェンズ(Steffens)等に賦与された 米国特許第3.2118.335号には、液体容器の口に挿入するための多室管 状計量装置が開示されている。理論的には、容器を傾けたとき、容器内への空気 の通気を制御することによって所定量の液体が計測される。
所望容積が計量されたとき、容器はエアロツクされるようになる。
しかしながら、実際には、容器を比較的小さな小分は角度で傾けたとき、容器が 確実にエアロツクされるようにすることには困難があった。こうした小さな角度 では、容器がエアロツクされるようにできない。これは、液体を容器から連続的 に流す。従って、この装置は液体の均等な容積を計量し小分けすることができな い。
1984年5月22日にローダ−(Roder)等に賦与された米国特許第4. 449,851号には、同心の室を備えた計量装置が開示され、この装置もまた 空気の通気を正すことによって作動する。この形状の計量装置は、製造上、費用 がかかり且つ複雑である。更に、ステッフエンズ等の装置と同様に、容器内に過 剰の容積を占有するこの過剰の容積は液体製品の販売に当たって望ましからぬも のである。計量装置が容器内に過剰の容積を占有する場合には、同じ量の液体製 品を収容するため、容器の寸法を拡大しなければならない。容器を大きくすると 材料が増加し、従って、費用がかかる。
本発明の目的は、連続的な均等な用量を、連続的に流れることなく、正確に小分 けする計量装置を提供することである。
本発明の他の目的は、液体製品の所定の均等な容積について全容積が減少された 計量装置を提供することである。
本発明の更に他の目的は、末端使用者に、計量装置の適正な作動が確実に行われ るようにする方向に容器を傾けようとさせることである。
同様に、本発明の目的は、以上の目的を達成すると同時に全費用を減少させるこ とである。
本発明の上−述の目的及び他の目的は下文から明らかになるであろう。
発明の概要 本発明の一つの特徴によれば、はぼ均等容積の液体を連続的に小分けするため液 体製品容器に挿入するための管状計量装置が提供される。この装置は、装置の内 部境界を構成する管状本体を有し、この管状本体は上端壁及び下端壁を有する。
上端壁には小分は口が配置されている。更に、管状本体には通気開口が設けられ 、この通気開口は、計量装置の内部、特定的には計量室、と容器の内部との間を 連通ずる。軸線方向に延びる垂直壁が計量装置の内部の上部分を上部が上端壁で シールされた計量室と小分は口を通して装置の外部と連通した小分は通路とに分 割する。垂直壁は計量装置の下端壁の上方で終端し、分割されていない収集室を 計量装置の内部の底部分に残す。収集室の上端は計量室及びノ」1分は通路の両 方と連通している。横邪魔板が、計量室と収集室との間の、垂直壁から突出して いる。この邪魔板は、計量室の下端を小分は通路から最も遠方の部分を除いて閉 塞し、容器からの予め計測した容積の通常の注ぎ作業中、液体が計量室と収集室 との間のいずれの方向にも流れないようにするのに役立つ。
図面の簡単な説明 本願明細書は、請求の範囲とともに、本発明を形成する要旨を特定的に示し且つ 明確に請求するけれども、本発明は添付図面に関連した以下の好ましい実施例の 詳細な説明からより良く理解されるであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の計量装置を収容した、小分けの準備のできた直立位置の容器 の概略垂直断面図であり、第2図は、本発明の計量装置の平面図であり、第3図 は、本発明の計量装置の第1図の3−3Nでの断面図であり、 第4図は、液体が計量室に流入すると同時に計量装置の収集室から流出するのを 示す、第1図の容器の概略垂直断面図であり、 第5図は、逆様になった位置にある第1図の容器の概略垂直断面図であり、 第6図は、小分は配向にある第1図の容器の概略垂直断面図であり、 第7図は、小分けの後の、計量装置の計量室から収集室への液体の計量した量の 流れを示す、第1図の容器の概略垂直断面図である。
実 施 例 第1図を参照すると、本発明は、全体に参照番号10を附した全高及び容積を減 少させた計量装置を提供し、この計量装置は、連続流状態をなくし、均等′容積 の液体を容器12から連続的に小分けする上での正確さを改善する。計量装置1 0は全体に管状本体をなした挿入体であり、容器12の首12°に挿入されてこ れに取付けられるようになっている。管状本体は、好ましくは、上セグメント及 びこの上セグメントに入れ予成に嵌入された下セグメントの二つの隔室で形成さ れている。下セグメントの外部は、下端壁15、管状側壁14b1及び環状外押 縁16を有する。上セグメントの外部は、小分は目17を備えた上端壁13、及 び入口開口27及び通気開口28を備えた管状側壁14aを有する。これらの二 つのセグメントは、互いに糊付けされて管状本体を形成する。これらの二つのセ グメントは、製造を容易にするために使用される。各セグメントは、好ましくは 、ポリプロピレンから射出成形されたものであるが、ポリエチレン、ポリ塩化ビ ニル、ポリカーボネート、及びポリスチレンといった他の材料を使用してもよい 。
第3図を第1図と関連して参照すると最もよくわかるように、軸線方向に延びる 垂直壁18が計量装置10の上部分の断面を大きな計量室20と比較的小さな小 分は通路22取り出しに分割する。好ましい実施例の垂直壁18は、水平方向断 面がrVJ字形成形状っている。
rVJ字形成形状っているため、空気管23をrVJ字形成形状部のところに簡 単に配置することができる。空気管23は、小分は中に収集室21を良好に通気 するため、その下端が分割壁18を軸線方向に越えて延びている。空気管23の 下端は収集室21内で終端し、空気管の他端は上端壁13の外面とほぼ同一平面 内にある。更に、rVJ字形成形状っているため、計量装置10の断面積の大部 分を計量室20に振り向けることができる。
従って、この形状により、所定容積の液体の計量に必要な計量室20の長さが短 くなる。更に、計量室20として使用される空間の割合が小分は通路22及び及 び空気管23と比較して増大されるため、計量装置10の全容積を最小にするこ とができる。
更に、垂直壁18がrVJ字形成形状っているため、容器12を適正に傾けるこ とが助長されるという利点が得られる。垂直壁18がrVJ字形成形状っている ため、及び小分は口17の位置及び形状を視認できるため、第2図で最もよくわ かるように、使用者は正しい方向に、即ち小分は通路22に向かって容器12を 傾けようとする。他の方向に傾けた場合には、収集室21内の液体は小分は通路 22から流出するのでなく計量室20に逆流しようとする。これは、完全に均等 な量の製品か小分けされなくする。
第1図が示すように、垂直壁18は計量装置10の下部分の上方で終端し、従っ て、計量装置10の下部分の内部には隔壁が備えられていない。かくして、収集 室21が計量装置lOの下方の分割されていない部分に形成される。この収集室 21はその上端の右側及び左側の夫々で計量室20及び小分は通路22と連通し ている。
計量室20は、計量室20と収集室21との間の垂直壁18の下端から水平方向 に突出した横邪魔板25で収集室21から部分的に分離されている。
邪魔板25は、通常の注ぎサイクル中に装置を0″乃至90″の任意の角度rA Jに動かしたとき、液体製品が計量室20から収集室21に流入しないような大 きさになっている。換言すると、この邪魔板は計量室20の下端を小分は通路2 2から最も離れた部分を除いて閉塞する。これは、予め計量した容積を容器12 から注ぐ通常の作業中に計量室20と収集室21との間の何れの方向へも液体が 流れないようにするのに役立つ。邪魔板25は、垂直壁18及び管状本体の側壁 14aの内部に沿ってシールされ、そのため、計量室20と収集室21との間の 連通が垂直壁18及び管状本体の側壁14aの内部に沿ってシールされ、計量室 20と収集室21との間に残った通路の横断面積の幾何学的中心が、邪魔板25 が設けられていない場合と比べて計量装置10の後側に近くなる。好ましい実施 例の邪魔板25は両面が平垂直壁18に垂直である。この実施例では、邪魔板2 5は、第3図でわかるように、垂直壁18から延び、第2図及び第3図に計量装 置10の中心を通り小分けのための傾は方向を指示する矢印「T」として示す仮 想線に垂直な弦をなす自由周縁25′を有する。
更に、計量装置10は、通気開口28とこれとは別の入口開口27とを有する。
各開口28及び27は管状本体に配置され、容器12の内部から計量室20への 直接的な通路を提供する。好ましくは、開口27及び28は軸線方向に整合して おり且つ小分は口17とは直径方向に向き合っており、そのため、これらの開口 は計量装置10の後側に小分は通路22からできるだけ離して配置されている。
換言すると、第2図に示すように、計量装置]0の中心を傾は方向で通る、矢印 rTJを含む垂直態様(図示せず)では、通気開口28が開口28及び27の両 方の機能を果たすことができる。通気開口28、入口開口27、及び変形態様を 以下に詳細に説明する。
計量装置10の作動の説明を第1図に示す計量装置10から始める。容器12は その直立位置にあり、予め計量された液体製品が収集室21内にある。使用者は 、分割壁18がrVJ字形状をしているため、容器12を小分は通路22の方向 に傾けようとする。この方向を第2図及び第3図に矢印rTJで示す。容器12 を傾けた第4図を参照すると、収集室21からの製品の均等な容積が小分は通路 22を通って小分は口17から流出する。
この流れは空気が空気管23を通って計・量装置10に入ることができるように することによって助長される。
液体が容器12から入口開口27を通って計量室20に流入すると同時に、空気 が通気開口28を通って容器12に入り、液体と交換する。理想的には、容器1 2は、第5図でわかるように、完全に逆様になるまで(或いは、注8毎に水平に 対して少なくとも同じ角度rAJまで)傾けられる。空気及び液体は計量室20 内の液面が上昇して通気開口28を覆うまで流れ続ける。液面が通気開口28を 覆った時点で容器12はエアロツクされ、即ち空気は最早容器12に入りことが できない。通気開口28は、均等な計量された容積が計量室20内に収容された ときに容器12がエアロツクされるように配置されている。以下に説明するよう に、装置10は、邪魔板25のためエアロツクが確実に行われるようになってい る。
しかしながら、容器12がエアロツクされた後でも、過剰量の液体が計量室20 に流入する。この過剰の量は液体の比重量、隔室容器内の液柱の高さ、及び減圧 の加わった容器12内の空気の量で決まる。しかしながら、容器12をその直立 位置に戻すと、均等な計量された容積以上の計量室20内のこの過剰量の液体は 、容器内の空気が大気圧に戻るため、計量室20から容器内に引き戻される。均 等な計量された容積が計量室20内に残って収集室21に流入する。
しかしながら、容器12を直立させたとき、均等にされた計量された容積の全て が計量室20から収集室21に流入するのではない。第7図でわかるように、容 器12内に流れ戻る際に液体の幾分かが入口開口27、通気開口28、又はこれ らの両方を通して失われる。収集室21に流入する残りの液体が均等容積の製品 である。
かくして、容器12はその元の第1図に示す状態に戻る。
邪魔板25は以下の等式が示す関係を可能にする。
UPV−UMV−ULV ここでUPV (製品の均等な容積)は、小分けされた液体製品の量であり、U MV (均等な計量された容積)は、計量室20で計量された液体の量であり、 ULV(均等な失われた容積)は、容器12を直立させたときに入口開口27、 通気開口28、又はこれらの開口の両方を通して失われる液体のff1(均等な 計量された容積以上の過剰の量を除く)である。計量装置10が通常に作動され るとき、邪魔板25はこれらの量の全て、即ちUPVSUMV、及びULV、事 実上の定数をほんの僅かのずれを伴って定める。邪魔板25は、作動サイクル中 に起こることのある種々の損失及び問題を無くすか或いは標準に合わせるかのい ずれかによってこれを行い、これによって、上記等式を可能にする。邪魔板25 は、上述の連続流問題を無くし、収集室21から計量室20に逆流する液体の問 題を事実上無くす。更に、邪魔板25は、計量された容積及び失われた容積を標 準化する。これらの問題の各々及び邪魔板25が如何にしてこれらの問題を正す かを以下に論じる。
邪魔板25は連続流問題を無くす。計量装置10の軸線が水平に関して比較的小 さな角度に保持されているとき、液体は計量装置10を通して連続的に流れない 。ここで言及した角度は添付図面にrAJとして図示してあり、この角度は水平 平面と計量装置10の軸線との間の角度である。邪魔板25が設けられていない 場合には、rAJが比較的小さい角度であれば、液体は計量室20から流出し、 垂直壁18を廻って、計量装置10から流出する。第6図を参照すると、邪魔板 25が設けられていない場合には、装置が図示の角度rAJに保持されていると 、液体は、容器12のエアロツクを生ぜしめることなく、垂直壁18の端の廻り を連続的に流れる。図示のように邪魔板25が設けられている場合には、液面は 液体が計量室20から流出する前に邪魔板25の上方に上昇する。論理的には、 邪魔板25を越える連続流が起こる幾つかの角度rAJがある。しかしながら、 連続流は、邪魔板25を備えた計量装置10では0″乃至90″の任意の角度で 起こらない。かくして、邪魔板25が設けられている場合、液体製品は、計量装 置が0″乃至90″の任意の角度rAJに保持されているとき、計量室20から 収集室21へ流入しない。この現象の理由は完全には理解されていないけれども 、小分けのため計量装置10を傾けたとき、表面張力の効果が液体が通過しない ようにするものと考えられる。直径21.6mmの計量装置10内の代表的な洗 口剤について、邪魔板25の自由縁25゛と外側管状本体との間の最大距離が約 5■以下であるのが好ましいということが分かっている。
更に、邪魔板25は、液体が小分は通路22から流出するのでなく収集室21か ら計量室20に逆流する問題を実際上無くす。邪魔板25が設けられていない場 合には、容器12を傾けると液体の幾分かが小分は通路22だけから流出するの でなく収集室21から計量室20に容易に逆流する。従って、完全に均等な製品 容積が小分けされない。このようにして失われる液体の量は、容器12をどれ程 素早く傾けるか、及び容器が第2図及び第3図にrTJとして示す方向以外の方 向に傾けられているかどうかに大きく左右される。邪魔板25はこの種の損失に 対する障壁として役立つ。従って、通常の作動状態では、邪魔板25は液体が収 集室21から計量室20へ逆流することによるずれを実際上無くす。
更に、邪魔板25は実際に計量された液体の量、即ち計量された容積、を標準化 する。容器12から製品を小分けするとき、個々の人が容器12を傾けることを 止める角度rAJには特定量のずれがある。角度rAJがずれると計量室20の 充填の際に計量室20内の液面の角度がずれてしまうため、使用される角度に応 じて僅かに異なる量の液体が計量される。これは、第5図の計量室20内の液体 の量を第6図のものと比べることによってわかる。
第6図を参照すると、邪魔板25が設けられていない場合には、図示の角度rA Jでの連続流を阻止するのに垂直壁18を延長することが必要とされる。かくし て、邪魔板25が設けられていない場合には、この可変の容積は、通気開口28 、延長された垂直壁の先端、及び通気開口28と直径方向に向き合った垂直壁1 8上の箇所にある隅によって構成された比較的大きな三角形の垂直断面積を有す る。邪魔板25が使用される場合には、延長した垂直壁に沿った三角形の先端が 台形の断面積を持つ小さな容積を残して切り離されるため、こうした垂直断面積 が減じられる。かくして、計量作業中に起こることのあるずれが減じられる。
容器12を傾けることを止める角度rAJが、液体が小分けされる受け器の大き さに左右されるということがわかっているため、このずれを更に減少することが できる。小さな受け器に小分けする場合には、一般に小さな角度が使用されるが 、大きな受け器では大きな角度が使用される。計量された容積の不正確さを更に 減少する通気開口28を配置したとき、特定の用途で使用される平均角度を決定 でき、且つこれを考慮に入れることができる。
上文中で論じた問題に対処した邪魔板25は、容器12をその直立位置に戻した とき、唯一の容積の損失が計量室20から入口開口27を通って、又は通気開口 28を通って、或いはこれらの両方を通って流出する状態をつ(りだす。更に、 邪魔板25は均等な失われた容積の量をほんの僅かのずれがあるものの実際上一 定であるように標準化する。均等な失われた容積は、通気開口28を通る流量に 液体が通気開口28を通って流れる時間を乗じた値に、入口開口27を通る流量 に液体が入口開口27を通って流れる時間を乗じた値を加えた値に等しい。均等 な失われた容積は入口開口27、通気開口28、又はこれらの開口の両方を通っ て生ずるが、計量装置10の大量の均等な失われた容積が通気開口を通って流れ る。かくして、均等な失われた容積は、通気開口28を通る流量に液体が通気開 口28を通って流れる時間を乗じた値にほぼ等しい。この流量は通気開口28の 大きさに応じて決まり、従って一定である。これは、この装置10ではヘッドが 最小のファクタに過ぎないためである。
邪魔板25が設けられていない場合には、液体が通気開口28を通って流れるの に要する時間が容器ユ2を直立させる速度で決まるため、変動が起こる。容器1 2を迅速に直立させると、液体が通気開口28近くの管状壁14aと接触する時 間が増大し、及びかくして失われた容積の量が増大する。容器12を直立させる 速度を減少すると、これに対応して時間が短縮し、失われた容積が減少する。
邪魔板25が設けられている場合には、液体が通気開口28を覆う時間が標準化 される。邪魔板25は、容器12を直立させたとき、計量室20から収集室21 への液体の流れを絞る。従って、第7図に示すように、計量室20内の液体が、 邪魔板25のため、収集室20内へ通過するのを待たなければならないため、液 体のバックアップが生しる。液体のこのバックアップは、計量室20内の液柱と 考えることができる。この柱は、液体が計量室20から収集室21に流入すると き、連続的に短くなる。邪魔板25に関する通気開口28の位置、及び液体が邪 魔板25の廻りを流れる速度が、柱の高さが通気開口28を越えるのに要する時 間及び液体が通気開口28を通って失われるのに要する時間を決定する。この時 間は、実際には、容器12が比較的迅速に直立させられるか又は通常の作動で比 較的ゆっくりと直立させられるかに関わらず、一定である。
以上から、邪魔板25が計量装置10の多くの問題を無くし、使用から使用まで の正確な計量を可能にするということが明らかである。多くの場合、計量装置1 0の全容積をできるだけ小さく維持することもまた重要である。失われた容積の 量が小さくなればなるほど、計量室20の長さを短くすることができるため、計 量装置10の全容積が小さくなる。失われた容積の量は、通気開口28の大きさ 及びその邪魔板25に対する位置、入口開口27の大きさ及びその邪魔板25に 対する位置、及び計量室20から収集室21への流量によって制御される。
損失が大きければ大きい程、計量しなければならない液体の容積が大きくなり、 計量装置10の全容積が大きくなる。入口開口27は、好ましくは、計量装置1 0の後側に配置されている。後側に配置することによって、容器12を直立させ るとき計量された容積の液体が重力によって後側から遠ざかった状態に維持され 、従って入口開口27から遠ざかった状態に維持されるため、失われた容積の量 が減少する。
管状本体の傾は方向から遠方の側、即ち後側に入口開口27を配置することによ って、この間口27を通る失われた容積の多くを実際上無くす。更に、入口開口 27は、好ましくは、全ての液体を収集室21から小分けできる前に計量作業を 完了する、即ちエアロツタが生じるのに十分大きい。そうでない場合には、容器 12が直立される前に、完全に均等に計量した容積が、計量室20に入ることが できない。かくして、入口開口27の主要な機能は計量室20内への液体の流れ を加速することである。しかしなから、入口開口27は、全ての液体を小分は通 路22を通って収集室21から小分けできる前にエアロツクが生じるのに十分大 きくなければならない。
これは、入口開口27が大きければ大きい程、入口開口27を通って失われる液 体の量が大きくなるため、必要である。これと同時に、入口開口27が小さけれ ば小さい程、入口開口27を通して失われる液体の量が少なくなる。
更に、入口開口27を通って失われる液体の量を少なくするため、入口開口27 は上端壁13にできるだけ近づけて配置しなければならない。このように配置す ることによって、収集室21に向かう際に入口開口27を通って流れる液体の量 が減じられ、これによって入口開口27を通る失われた容積が減じられる。しか しながら、多くの場合、好ましい実施例に例示したように、入口開口27は、計 量装置10が容器の首12″の全横断面積を占有できるように、上端壁13から 所定距離遠ざかりた位置に配置される。入口開口27を容器の首12′の下に配 置することによって、管状本体の外径が容器の首12“に亘って容器の首12′ の内径とほぼ等しくできるようにする。従って、容器の首12′の全横断面積は 計量装置10によって使用され、これは計量装置10の全長を最小に保つ。いず れの場合でも、入口開口27は、液体が流れることのできる容器12内の最っと も上の箇所に配置しなければならない。これによって、容器12を完全に空にす ることができる。更に、入口開口27は上端壁13から、通気開口28から邪魔 板25までの距離以下、又はこの距離と同じ所定距離のところに配置されなけれ ばならない。これは、容器12を直立させたときに入口開口27の上方に液体が ある時間を大幅に短縮することによって、入口開口27を通る失われた容積の量 を減少させる。
通気開口28は、入口開口27と同様に計量装置10の後側に配置されなければ ならない。更に、通気開口28は、入口開口27と同様に、好ましくは、通気開 口28を通る失われた容積の量を減少するため、小さいが、収集室21から小分 は通路22を通って全ての液体を小分けできる前に充填作業を完了できるように するのに十分大きい。通気開口28の邪魔板25からの距離が大きければ大きい 程、失われた容積が少なくなる。これは、液柱高さが通気開口28以上である時 間が短かくなるためである。しかしながら、同様に、通気開口28が邪魔板25 に近づけば近づく程、計量装置10の全容積が小さくなる。
更に、入口開口27及び通気開口28はこれらの開口間の相互関係に影響される 。一つの意味では、容器12が空になったとき小分けされるべき最後の幾つかの 用量が完全でないため、これらの開口27及び28間の距離を小さくするのが望 ましい。これは、二つの開口27と28との間の容器12内に、はんの僅かの容 積しかないように容器の形状を調節することによって、成る程度は最小にできる 。換言すると、一方は入口開口27を通りもう一方は通気開口28を通る二つの 仮想水平平面間で容器12の容積を減少させるのが好ましい。これは、この容積 が大きいと小分けされた液体の量が徐々に減少するため、好ましい。この減少は 、容器12内の液体の量がこれらの仮想水平平面間の容積以下であるとき、計量 室20を完全に満たすことができないために生じる。この容積が大きければ大き い程、完全に均等な計量された容積が計量されない場合が多くなる。しかしなが ら、開口27と28との間の距離を短くするには、通気開口28の位置が計量さ れた容積によって決められているため、土壁13から入口開口27までの距離を 大きくすることが必要とされ、これには、上文中で論じたように、計量装置10 の全容積と入口開口27を通る失われた容積の量とを入れ換えることを必要とす る。
邪魔板25は、連続流を阻止し、収集室21から計量室20内に逆流する液体の 量を減少させるのに十分大きくなければならない。同様に、邪魔板25は計量室 20から収集室21内への液体のかなり迅速な流れを生ぜしめ、液面が入口開口 27及び通気開口28の上方にある時間を短縮し、従って、失われた容積を減少 させるのに十分な通路があるように、十分に小さくなければならない。
以上の記載を鑑みると、好ましい実施例の計量装置は以下の概略の寸法を有する 。第1図及び第3図を参照すると、計量装置10の上セグメント14aの全径は 2.0c++であり、計量装置10の全長は10.3cmである。入口開口27 の直径は0.47cmであり、土壁13から4.0cmのところに配置されてい る。通気開口28の直径は0.25c−であり、土壁13から6.Oc−のとこ ろに配置されている。計量室20の横断面積は2.47cjであり、小分は通路 22の横断面積は0.60cmである。空気管23の内径0.3csであり長さ は7.6cmである。垂直壁18の長さは6.35c菖である。
計量室20を垂直壁18と邪魔板の自由縁25° との間で閉塞する邪魔板25 は0.75cmの横断面積を持つ通路を通して液体が流れることを必要とする。
この計量装置10は、1cps、の粘度を持つ5.01の液体を計量するのに使 用される。
変形態様(図示せず)では、単に通気開口28を拡大するだけで入口開口27を 無くすことができる。好ましくは、通気開口28は容器12内部最も上方の箇所 にある。この変形態様では、通気開口28は入口開口27の機能及び通気開口2 8の機能を果たすのに十分大きくなければならない。従って、通気開口28は二 相流を維持できなければならない。換言すると、通気開口28は、空気が容器1 2内に流入でき且つ液体が計量室20に比較的迅速に流入できるようにするのに 十分大きくなければならない。この変形態様は、望ましいものではない。
これは、通気開口28を拡大すると、容器12を直立させたときに計量された液 体が通過し、これによって過度の量の失われた容積がもたらされるためである。
しかしながら、特定の場合では、交互流即ち液体の流入及び空気の流出が起こる ように通気開口28の大きさが定められている場合には、実際上、失われた容積 が減じられる。
失われた容積は、通気開口28が大きいけれども交互状態のために液体が通気開 口28を通っC流れる時間が短縮されるため、減じられる。これは、損失に関す る限り利点であるけれども、均等な製品容積を小分は通路22を通して小分けす る前に計量室20を完全に均等な計量された容積で満たすことに関しては欠点で ある。
次いで、通常の通りに作動させたときの本発明の計量装置10の機能を説明する 。先ず、第1図を参照すると、容器12はその直立位置にあり、予め計量した均 等な製品容積が収集室21内に保持されている。使用者は、容器を第4図に示す ように小分は通路22の方向に傾ける。
容器12を傾けたとき、液体は収集室21から小分は通路22を通って小分は口 17から流出する。邪魔板25は、実際には、この液体が収集室21から計量室 20に逆流しないようにする。
これと同時に、容器12からの液体が入口開口27を通って計量室20に流入収 集室、この際、空気が通気開口28を通って容器12に入る。この流れは、計量 室20内の液面が上昇して通気開口28を覆うまで連続する。この時点で容器1 2は、最早空気が容器12に入らないため、エアロツクされる。通気開口28は 、均等にされた計量された容積が計量室20に収容されたときに容器12をエア ロツクするように配置される。本装置は、邪魔板25が連続流を不可能にするた めエアロツクが確実に行われるようにする。
しかしながら、容器12がエアロツクされた後でも過剰量の液体が計量室20に 流入する。容器12をその直立位置に戻すと、均等な計量された容積以上の、計 量室20内のこの過剰量の液体は、容器12内の空気が大気圧に戻る際に計量室 20から容器12に逆流する。更に、第7図でわかるように、邪魔板25は計量 室20から収集室21内への液体の流れを減速する。これは、水柱が邪魔板25 よりも上にあり、これによって、液体が通気開口28を通って容器12に通過で きるようにする。液体のこの量が失われた容積であり、これは、邪魔板25によ り一つの作動から別の作動まで一定である。容器12を元の第2図の位置に戻す と、計量室20に残った液体は収集室21に流入する。
勿論、本発明は図示の特定の構成に限定されるものではなく、添付の請求の範囲 の範囲内の任意の変形をも含むものであることは理解されよう。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.ほぼ均等容積の液体を連続的に小分けするため液体製品容器に挿入するため の管状計量装置において、(a)前記計量装置の内部境界を構成する管状本体を 有し、この管状本体は上端壁及び下端壁を有し、前記上端壁には小分け口が配置 され、前記管状本体には、更に、前記計量装置の内部と前記容器の内部との間を 連通する通気開口が設けられ、 (b)前記計量装置の内部の上部分を上部が前記上端壁でシールされた計量室と 前記小分け口を通して前記装置の外部と連通した小分け通路とに分割する軸線方 向に延びる垂直壁を有し、前記垂直壁は前記計量装置の前記下端壁の上方で終端 し、分割されていない収集室を前記計量装置の内部の底部分に残し、前記収集室 はその上端が前記計量室及び前記小分け通路の両方と連通し、(c)前記計量室 と前記収集室との間の、前記垂直壁から突出した横邪魔板を有し、この邪魔板は 、前記計量室の下端を小分け通路から量も遠方の部分を除いて閉塞し、容器から の予め計測した容積の通常の注ぎ作業中、前記液体が計量室と収集室との間のい ずれの方向にも流れないようにするのに役立つ、 管状計量装置。
  2. 2.前記管状本体が、上端壁を含む上セグメントと下端壁を含む下セグメントと を有し、前記下セグメントは前記上セグメントに入れ子式に嵌まっている、請求 項1に記載の管状計量装置。
  3. 3.前記通気開口が前記計量装置の後側に前記小分け口からできるだけ離して配 置され、これによって傾け方向から遠ざかっている、請求項1に記載の管状計量 装置。
  4. 4.前記通気開口が前記計量装置の後側に前記小分け口からできるだけ離して配 置され、これによって傾け方向から遠ざかっている、請求項2に記載の管状計量 装置。
  5. 5.前記装置は前記通気開口の軸線方向上方に配置された入口開口を更に有し、 この入口開口は前記計量装置の内部の計量室と前記容器の内部との間を連通する 、請求項1に記載の管状計量装置。
  6. 6.前記装置は前記通気閉口の軸線方向上方に配置された入口開口を更に有し、 この入口開口は前記計量装置の内部の計量室と前記容器の内部との間を連通する 、請求項3に記載の管状計量装置。
  7. 7.前記装置は前記通気開口の軸線方向上方に配置された入口開口を更に有し、 この入口開口は前記計量装置の内部の計量室と前記容量の内部との間を連通する 、請求項4に記載の管状計量装置。
  8. 8.前記邪魔板の両面が平らである、請求項1に記載の管状計量装置。
  9. 9.前記邪魔板の両面が平らである、請求項6に記載の管状計量装置。
  10. 10.前記邪魔板の両面が平らである、請求項7に記載の管状計量装置。
  11. 11.前記装置は前記垂直壁に取付けられた空気管を更に有し、この空気管の一 端は前記収集室で終端し、他端は前記上端壁とほぼ同一平面内にある、請求項1 に記載の管状計量装置。
  12. 12.前記装置は前記垂直壁に取付けられた空気管を更に有し、この空気管の一 端は前記収集室で終端し、他端は前記上端壁とほぼ同一平面内にある、請求項3 に記載の管状計量装置。
  13. 13.前記装置は前記垂直壁に取付けられた空気管を更に有し、この空気管の一 端は前記収集室で終端し、他端は前記上端壁とほぼ同一平面内にある、請求項6 に記載の管状計量装置。
  14. 14.前記装置は前記垂直壁に取付けられた空気管を更に有し、この空気管の一 端は前記収集室で終端し、他端は前記上端壁とほぼ同一平面内にある、請求項7 に記載の管状計量装置。
  15. 15.前記垂直分割壁が「V」字形状横断面を有する、請求項11に記載の管状 計量装置。
  16. 16.前記垂直分割壁が「V」字形状横断面を有する、請求項13に記載の管状 計量装置。
  17. 17.前記垂直分割壁が「V」字形状横断面を有する、請求項14に記載の管状 計量装置。
  18. 18.前記邪魔板の両面が平らである、請求項15に記載の管状計量装置。
  19. 19.前記邪魔板の両面が平らである、請求項16に記載の管状計量装置。
  20. 20.前記邪魔板の両面が平らである、請求項17に記載の管状計量装置。
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