JPH05502427A - 皿包装 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、皿包装に関し、特に、上方が開放しており、一体に形成された環状の 封止縁を上端に有する空洞円筒形もしくは同様な形状を有し皿形状を成すアルミ ニウムあるいは鋼板のごとき金属板から成り、上方を向く前記封止縁の環状の封 止面が実質的に底面と平行に延びる下部要素と、該下部要素の内面及び前記封止 面を覆うと共に該下部要素の金属板と包装内容物との接触を防止する腐食保護を 成す連続的な内部被膜と、金属箔、紙もしくは同様な物から成り前記下部要素に 対向する下面に封止箔被膜を有する封止箔とを具備し、押圧及び加熱を利用する 封止工具もしくは同様な工具における前記封止縁への前記封止箔の抑圧の際に、 前記封止箔と前記下部要素との間で実質的にガス密及び水密を成す殺菌力の有る 封止結合を与えるように、前記内部被膜及び前記封止箔被膜の材料選択が、合成 樹脂成分、及び該合成樹脂成分に影響を及ぼさないポリプロピレン、ポリエチレ ン、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリカーボネート等のごとき封止ワニ スと同等の封止ワニス成分の利用のもとで行われる、動物の飼料等で殺菌が必要 な区分けされた飲食物を収容するための皿包装に関する。

例えば犬あるいは猫の飼育のための動物飼料の小分量のための皿包装は公知であ る。封止箔は例えば極めて薄いアルミ箔から構成されることができ、他方、下部 要素は、通常深絞りの極めて薄いアルミニウム皿から成る。腐食保護の理由から 、下部要素は、冒頭に記載の技術の合成樹脂薄膜もしくは合成樹脂箔によってそ の内部が被覆されており、これによって、例えば特に金属板が薄い鋼板でも取り 扱うことができるように、包装内容物が下部要素の腐食し易い金属板と直接接触 することが防止される。封止箔被膜は、封止箔の上に平たく塗布され、対応する 押力及び対応する加熱の利用のもとで、下部要素の封止縁からの反力によって、 封止箔が下部要素とガス密及び水密封止されることを保証する封止ワニスから構 成される。

この皿包装の技術は完全に実証されている。封止箔のための選択が満足できるよ うには解決されていないことが不利なこととして確かに指摘される。このことは 、従来の皿包装の場合には、封止被膜は、下部要素に対向する側が、その側の箔 面において機械的荷重を全く受け止めることができない極めて薄い封止ワニス被 膜によって覆われており、この封止ワニス被膜が比較的抗張力もありかつ柔軟で ロール可能に形成されていなければならないこから来るものである。かくて、例 えば、輸送中にもしくは販売店においても封止箔に対する押力荷重によって容易 に引裂かれてしまう特に薄いアルミ箔は使用できず、また、コスト的に比較的有 利な紙あるいは同様な材料も使用できないので、材料の選択可能性は限定されて いる。

本発明は、殺菌容易性を維持した上で、封止箔の材料選択に関して大きな柔軟性 が得られ、皿包装が安定でかつ利用に当って信頼性があるように、上記従来の形 式の皿包装を改良することを課題とする。

上記課題は、本発明により、前記下部要素の内面被膜が封止ワニス層から、並び に前記封止箔被膜が合成樹脂箔から、それぞれ構成されることによって解決され る。

これによって、封止箔被膜が溶解薄膜もしくは溶液薄膜として下部要素の内面及 び封止縁に塗布されることが可能になる。

さらに、本発明により、封止箔被膜は−もしくは複数の（多くの）軸方向に広が る合成樹脂材料から構成されることができる。

本発明は、従来技術では下部要素のための腐食被膜として利用され、合成樹脂箔 の付加的な固有の特性、すなわちその引張り強さ及び高い機械的一様さを利用さ れることなしに、単にその腐食保護特性のみを“演する”ことができた合成樹脂 箔が、機能に相応しい場所に置かれること、すなわち、封止箔被膜としての構成 において、これまで、つまり従来技術では、封止ワニスは封止箔に備えられてい たのであるのに、下部要素のための内部保護被膜として利用されるということに よって、前記課題を解決することに成功したという驚くべき知見に基礎をおくも のである。

その形態では機械的作用を受持つことができない封止ワニスは、本発明により、 下部要素のための内部被膜として二つの目的を果す。つまり、−面では下部要素 の信頼性ある腐食保護を保証し、さらにはまた、従来の皿包装では使用されなか った特性を、つまり、引張り強さ及び高い機械的横方向の力を封止箔被膜として 利用しながら、従来の場合と同様に、合成樹脂箔と結合して信頼性ある封止を可 能とするものである。このように、封止箔材料そのものは、課題の大部分の程度 まで機械的引張り強さ及び横方向の力がバランスしているものであるから、封止 箔材料、例えば使用されるアルミ板あるいは鋼板を、従来の皿包装におけるより も実質的に薄く、かつ全ての結合された経済的有利性を有しながら製作できるこ ととなる。またこれによって、これまでに採用できなかった紙あるいは同様な材 料、つまり僅かな機械的引張り強度のみを有する材料も利用できる。

このようにして、全体として、封止箔に関して改良された引張り強さの特性を有 し、これまでよりも実質的に経済的に有利な皿包装を作ることに成功している。

本発明の別の特徴及び利点は、別添の概略図を参照して実施例が説明される以下 の記述から明らかにされる。

唯一枚の図から成る図面は縦軸を通る垂直断面において本発明の皿包装を示して いる。

図面に示されたように、本発明に関わる皿包装は、図示された実施例では、厚み Ｏ，１ｍｍの鋼板から成り、深絞りによって形成された下部要素１０を有する。

下部要素１０は内面において、底面と略平行に延びる封止縁の周囲の下側で、下 部要素１０の鋼板を腐食から保護すると共に信頼性の高い封止を可能にするよう な厚みに形成された封止液から成る内部被膜１２によって被覆されている。封止 箔１４は、極めて薄いアルミ箔から成り、その下側にポリプロピレン箔の形式の 封１Ｆ箔被膜１６を有する。封止箔１４は、封止工具を介しての抑圧及び加熱の 採用により、封止縁に沿って公知の方法で下部要素１０とガス密及び水密に結合 され、内部被膜１２のための封止ワニスと、封止箔被膜１６のための材料との適 当な選択によって、内容物が充填されて封止された包装の殺菌可能性が得られる 。

当然のこととして、本発明の思想は、腐食を受けやすい下部要素に、同時に腐食 被膜と１．て作用する封止ワニスから成る内部被膜を備えさせ、下部要素を覆う 封止箔１４に、機械的な荷重に耐え得る、下部要素１０の内部被膜１２の封止ワ ニスと同等な封止箔被膜を、上記に述べられた技術の皿包装の場合ばかりでな（ 、缶詰のような容器及び同様な場合にも、機械的な荷重に耐え得る合成樹脂箔の 形として提供するものである。

上記記述において、並びに図面及び請求の範囲において開示された本発明の特徴 は、単独のみならず所望の組合せにおいて本発明の実施のために種々の実施形態 において具体化できる。

要　約　書 上端に一体に形成された円形の封止縁を有する空洞円筒形もしくは同様な形状を 有し皿形状を成すアルミニウムあるいは鋼板のごとき金属板から成り、上方を向 く前記対土縁の円形の封止面が実質的に底面と平行に延びる下部要素と、該下部 要素の内面及び前記封止面を覆うと共に該下部要素の金属板と包装内容物との接 触を防止する腐食保護を成す連続的な内部被膜と、金属箔、紙もしくは同様な物 から成り前記下部要素に対向する下面に封止箔被膜を有する封止箔とを具備し、 前記内部被膜及び前記封止箔被膜の材料選択が、合成樹脂成分と１、該合成樹脂 成分に影響を及ぼさないポリプロピ１／ン、ポリエチレン、ポリエチレンテｌノ フタＩ／−ｌ□も１．＜はポリカーボネート等のような封止ワニスと同等の封止 ワニス成分との利用のもとでなされているため、抑圧及び加熱を利用する封止工 具もしくは同様な工具における前記封止縁への前記封止箔の抑圧の際に、前記封 止箔と前記下部要素との間で実質的にガス密及び水密の殺菌力の有る封止結合を 与える、動物の飼料等のごとき殺菌が必要な区分けされた飲食物を収容するため の皿包装において、下部要素の内部被膜が封止ワニス被膜から成り、封止箔被膜 （１６）が合成樹脂被膜からなることを特徴とする皿包装。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．上方が開放しており、一体に形成された環状の封止縁を上端に有する空洞円 筒形もしくは同様な形状を有し皿形状を成すアルミニウムあるいは鋼板のごとき 金属板から成り、上方を向く前記封止縁の環状の封止面が実質的に底面と平行に 延びる下部要素と、該下部要素の内面及び前記封止面を覆うと共に該下部要素の 金属板と包装内容物との接触を防止する腐食保護を成す連続的な内部被膜と、金 属箔、紙もしくは同様な物から成り前記下部要素に対向する下面に封止箔被膜を 存する封止箔とを具備し、押圧及び加熱を利用する封止工具もしくは同様な工具 における前記封止縁への前記封止箔の押圧の際に、前記封止箔と前記下部要素と の間で実質的にガス密及び水密を成す殺菌力の有る封止結合を与えるように、前 記内部被膜及び前記封止箔被膜の材料選択が、合成樹脂成分、及び該合成樹脂成 分に影響を及ぼさないポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレ ートもしくはポリカーボネート等のごとき封止ワニスと同等の封止ワニス成分の 利用のもとで行われる、動物の飼料等で殺菌が必要な区分けされた飲食物を収容 するための皿包装において、下部要素（１０）の内部被膜（１２）が封止ワニス 被膜から成り、封止箔被膜（１６）が合成樹脂被膜からなることを特徴とする皿 包装。 ２．前記封止箔被膜（１６）が、溶解薄膜もしくは溶液薄膜として前記下部要素 （１０）の内面及び封止縁を覆うことを特徴とする請求の範囲第１項記載の皿包 装。 ３．前記封止箔被膜（１６）が一もしくは複数（多数）の軸方向に延びる合成樹 脂材料から構成されることを特徴とする請求の範囲第１項記載の皿包装。