JPH0550239U - 角形ベローズ - Google Patents

角形ベローズ

Info

Publication number
JPH0550239U
JPH0550239U JP10041891U JP10041891U JPH0550239U JP H0550239 U JPH0550239 U JP H0550239U JP 10041891 U JP10041891 U JP 10041891U JP 10041891 U JP10041891 U JP 10041891U JP H0550239 U JPH0550239 U JP H0550239U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bellows
section
square
cross
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10041891U
Other languages
English (en)
Inventor
正直 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Saginomiya Seisakusho Inc
Original Assignee
Saginomiya Seisakusho Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Saginomiya Seisakusho Inc filed Critical Saginomiya Seisakusho Inc
Priority to JP10041891U priority Critical patent/JPH0550239U/ja
Publication of JPH0550239U publication Critical patent/JPH0550239U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、航空機関係等で利用される断面が
丸型ではなくして、角形をしたベローズを提供すること
を目的とする。 【構成】 断面が角形で、蛇腹状伸縮部A1 の両側にL
型フランジ部A2 をもつベローズAにおいて、該L型フ
ランジ部A2 の厚さが中央の蛇腹状伸縮部A1 の厚さに
比してより厚くなるようにした一体構成を有する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はベローズに係り、殊に航空機関係に利用される横断面が角型をしたベ ローズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
伸縮自在な継ぎ手として従来より広く利用されているベローズは、その横断面 が丸型をしている。しかし場合によっては、例えば航空機関係で利用される場合 等では四角型の横断面を有するベローズが必要とされる。図4には、このような 横断面が四角型をしたベローズが示されている。横断面四角型で、かつ均一な厚 さで作られているベローズに外力が作用してベローズがその外力に応じて伸縮す るときは、断面丸型で均一な厚さのベローズの場合とは異なって、その断面での 応力は一様ではない。すなわち、図4に示される蛇腹状伸縮部a及び四角板b1 と四角筒b2 から成る断面L字状のフランジ部bを有する四角型ベローズにおい て、四箇所の角の部分b3 では他に比して応力は大きく、すなわち応力集中とな る。その結果、この部分b3 の伸縮に対する寿命は他の部分と比して非常に短く なる。
【0003】 上記したような横断面四角型のベローズに固有の欠点を克服するための従来の 技術では、横断面四角型のベローズを均一な厚さで製作した後に、両端のフラン ジの部分bに別途製作した同一形状で、必要な厚みをもった部品を溶着等で貼り 合わせて、この部分のベローズの厚みを厚くしていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記した技術においては、横断面四角型のベローズの寿命を断面丸型のベロー ズと同じ程度にまで高めるために、ベローズを補強する部品を別に製作してこれ をベローズに溶着等で貼り付けるという煩雑な手続きが採られている。
【0005】 本考案は、上記したようなベローズを補強する補強部品を必要とすることなし に、外力に対する抵抗力を高めた断面角型のベローズを提供することを目的とす る。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本考案においては、横断面角形の蛇腹状伸縮部の 軸方向の端部に角板と角筒から成る縦断面L字形のフランジ部を有し、一体的に 形成されている該フランジ部の厚さを該蛇腹状伸縮部より大にして成ることを特 徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成からなるベローズでは、両端におけるフランジの部分が特に厚く構成 されているので、ベローズを伸縮させるために外力が作用したときに応力集中の 発生するフランジの前記四箇所の角の部分の厚みは十分に厚く、外力の影響をう けて形状が変形するということはない。
【0008】
【実施例】
図1と図2は本考案にかかる横断面四角型ベローズAを、また図3はベローズ Aを電着法で製作するのに用いられるアルミニウム製の横断面四角型のマンドレ ルBをそれぞれ示している。
【0009】 マンドレルBは四角環状の凸部と凹部が交互に形成された蛇腹形成部B1 の軸 方向の両側に四角柱状フランジ形成部B2 を備えている。そして、このマンドレ ルBの表面を陰極とし、ニッケルを陽極にしてマンドレルBに対してニッケルの 電着を行う。
【0010】 マンドレルBへの電着を始めて蛇腹形成部B1 とフランジ形成部B2 に電着し たニッケル膜の厚さが0.08mmに達したとき、マンドレル2への電着を停止 する。電着停止後、蛇腹形成部B1 のみにポリスチレン等の非電導性の物質を塗 布し、再びマンドレルBへのニッケルの電着を始める。
【0011】 この2度目のニッケルの電着の場合には、蛇腹形成部B1 の表面にはニッケル 膜が電着しないようにポリスチレン等でマスクされているので、フランジ形成部 B2 のみにニッケル膜の電着が行われて電着膜の厚さが増大する。電着はフラン ジ形成部B2 に電着したニッケル膜の厚さが0.3mmになるまで続ける。
【0012】 電着終了後蛇腹形成部B1 をマスクしていたポリスチレン等を有機溶剤で除去 すると共に、マンドレルBを構成しているアルミニウムを酸性溶液によって溶融 除去し、両端面を所要の精度に仕上げてベローズAを得る。 得られたベローズAは、四角板A2 ′と四角筒A2 ″から成る縦断面L字状の フランジ部A2 の厚さが0.3mmで蛇腹状伸縮部A1 の厚さが0.08mmと なっていて、従来のベローズとは異なって非均一な厚さをもったニッケル膜で一 体的に形成されている。厚く形成されたフランジA2 において、四角筒A2 ″に より外部の連結金具との接続が強固に為し得られ、四角板A2 ′部分により折曲 変形を阻止して四角筒A2 ″との連設部分における亀裂の発生を防止し得る。な お、ニッケル電着に代えて、クロム電着も可能である。
【0013】
【考案の効果】
本考案は上記した如くに、横断面角形の蛇腹状伸縮部の軸方向の端部に角板と 角筒から成る縦断面L字形のフランジ部を一体的に設け、一体的に形成されてい る該フランジ部の厚さを該蛇腹状伸縮部より大にして成るものであるから、応力 集中の発生するL型フランジ部が十分に厚く形成されていて、この部分の厚さを 補強する補強部品を必要としなくなると共に、外力に対する抵抗力の高いベロー ズが容易に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における断面角型ベローズの
平面図である。
【図2】図1の中央縦断面図である。
【図3】製造用マンドレルの縦断面図である。
【図4】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
A 断面角型ベローズ A1 蛇腹状伸縮部 A2 フランジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横断面角形の蛇腹状伸縮部の軸方向の端
    部に角板と角筒から成る縦断面L字形のフランジ部を有
    し、一体的に形成されている該フランジ部の厚さを該蛇
    腹状伸縮部より大にして成ることを特徴とする角形ベロ
    ーズ。
JP10041891U 1991-12-05 1991-12-05 角形ベローズ Pending JPH0550239U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10041891U JPH0550239U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 角形ベローズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10041891U JPH0550239U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 角形ベローズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0550239U true JPH0550239U (ja) 1993-07-02

Family

ID=14273435

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10041891U Pending JPH0550239U (ja) 1991-12-05 1991-12-05 角形ベローズ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0550239U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213857U (ja) * 1985-07-12 1987-01-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6213857U (ja) * 1985-07-12 1987-01-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11370009B2 (en) Metal plate and method of producing tubular body
KR960029617A (ko) 다이어프램 조립체 및 그 제조방법
JPH0550239U (ja) 角形ベローズ
JPS6236095B2 (ja)
US6765332B2 (en) Electrostatic actuator and camera module
US3234489A (en) Rectangular waveguide
US20200033065A1 (en) Drawn cup-type heat exchanger
JPH07191247A (ja) レンズ保持構体
JPH071608Y2 (ja) 合成樹脂製レンズ
JPH0648934Y2 (ja) プリント板の装着装置
JP7290486B2 (ja) 筒状ヒーター及びその製造方法
JPS6339584Y2 (ja)
US8418516B2 (en) Manufacturing method for optical element
JPH0319611Y2 (ja)
SU651296A1 (ru) Устройство дл перемещени изображени
JPH0469826B2 (ja)
JP2005224850A (ja) マンドレル
JPS59171916A (ja) プラスチツクレンズとプラスチツクレンズ連結装置
JPH01255762A (ja) 磁性流体シール用のシール体及びその製造方法
JPH0532261Y2 (ja)
JP3833759B2 (ja) 可撓継手
JPH0138852Y2 (ja)
JPS58158613A (ja) 組レンズ
JPH0414948Y2 (ja)
JP5231364B2 (ja) レンズアレイ、撮像レンズ、およびレンズアレイ成形型

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19970325