JPH05501U - 可変径車輪 - Google Patents

可変径車輪

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Publication number
JPH05501U
JPH05501U JP4756791U JP4756791U JPH05501U JP H05501 U JPH05501 U JP H05501U JP 4756791 U JP4756791 U JP 4756791U JP 4756791 U JP4756791 U JP 4756791U JP H05501 U JPH05501 U JP H05501U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel
ground
diameter
hub
hubs
Prior art date
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Pending
Application number
JP4756791U
Other languages
English (en)
Inventor
紀佳 桜井
Original Assignee
アイコム株式会社
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Publication date
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Publication of JPH05501U publication Critical patent/JPH05501U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 可変径車輪に関し、使用状況に応じて車輪外
径を変更できるようにした可変径車輪を提供することを
目的とする。 【構成】 外周面に右ねじ(2R)と左ねじ(2L)とが形成さ
れた中心軸(1) と、中心軸(1) の左右各ねじ(2R)・(2L)
にそれぞれ螺進退可能に外嵌された左右のハブ(3R)・(3
L)と、両ハブ(3R)・(3L)間で中心軸(1) の放射方向に配
置される複数の接地板(4) と、両端が各接地板(4) の右
端部と一方のハブ(3R)とに揺動可能に連結される右スポ
ーク(5R)と、両端が各接地板(4) の左端部と他方のハブ
(3L)とに揺動可能に連結される左スポーク(5L)とを設け
る構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばパレット移動用搬送車両に使用される車輪、家具や電化製品 に取付けられた移動用車輪等の車輪に関し、特に、車輪外径を変更できる可変径 車輪に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図5に示すように、貨物を移動ないし輸送する場合に使用されるパレ ットのうち、下面が開放されているパレット10は、天板11の下側に台車20 を入れて地面から浮き上がらせて移動されることがある。この台車20は、例え ば、フレーム21と、フレーム21の前後両端部に回転自在に設けた車輪22・ 23と、フレーム21に支持させたジャッキ24と、フレーム21の後端に昇降 揺動可能に連結された移動時の舵取り及びジャッキ操作用のハンドル25とを備 え、前車輪22、ジャッキ24及びフレーム21を天板11の下側に潜り込ませ 、ジャッキ24で持ち上げるように構成される。したがって、前車輪22の外径 は天板11の下面と地面との間に挿入できるせいぜい10cm程度の大きさに制限 されている。
【0003】 また、家具や家電製品に取付られるキャスタは、移動時には底面と地面との間 隔を大きくすることが好ましいが、据付状態の安定性を高めるために、車輪径を 小さく設定して底面と地面との間隔を狭くするようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、一般に車輪の径は一定であるので、上記のように小径の車輪22を 使用する場合、特に、空荷で移動する場合には直進安定性が悪く、取扱い難くな ることが知られている。 また、家具や家電製品に取り付けられる車輪(キャスタ)は小径であるため、 移動時に底面と地面との間隔を大きくできないので、不便に感じられる上、据付 け時に家具や家電製品の底面を水平にするため車輪と地面との間に板等の介挿物 を挿入する時には、家具や家電製品を持ち上げて介挿物を挿入してから家具や家 電製品を下ろして具合を見るという作業を繰り返す必要があり、多大の労力と時 間とを費やさねばならない。
【0005】 本考案は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、使用状況に応じて車輪外 径を変更できるようにした可変径車輪を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る可変径車輪は、上記の目的を達成するため、例えば図1に示すよ うに、外周面に右ねじ2Rと左ねじ2Lとが形成された中心軸1と、中心軸1の 左右各ねじ2R・2Lにそれぞれ螺進退可能に外嵌された左右のハブ3R・3L と、両ハブ3R・3L間で中心軸1の放射方向に配置される複数の接地板4と、 両端が各接地板4の右端部と一方のハブ3Rとに揺動可能に連結される右スポー ク5Rと、両端が各接地板4の左端部と他方のハブ3Lとに揺動可能に連結され る左スポーク5Lとを設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】
本考案においては、接地板4の回転を停止させた状態で、中心軸1を回転させ ると左右のハブ3R・3Lが互いに接近したり、遠ざかったりする。これにより 、左右のスポーク5R・5Lの中心軸1及び各接地板4に対する傾斜角度が同期 して変化し、各接地板4が中心軸1に対して平行に進退することになり、径の大 きさが変化する。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例に係る可変径車輪を図1及び図2に基づき説明すれば、以下 の通りである。 この可変径車輪は、中心軸1と、中心軸1の外周面に形成した右ねじ2Rと左 ねじ2Lにそれぞれ螺進退可能に外嵌された左右のハブ3R・3Lと、両ハブ3 R・3L間で中心軸1の放射方向に配置される複数(ここでは8枚)の接地板4 と、両端が各接地板4の右端部と一方のハブ3Rとに揺動可能に連結される右ス ポーク5Rと、両端が各接地板4の左端部と他方のハブ3Lとに揺動可能に連結 される左スポーク5Lとを備える。
【0009】 上記中心軸1には各ハブ3R・3Lを中心軸1に固定する止めナット6R,6 Lが螺合され、更に、中心軸1の両端部には例えばスパナ等の工具に適合するよ うに、6角軸部1aが設けられている。なお、上記中心軸1は中空であっても、 中実であってもよい。 右ねじ2R、左ねじ2Lはそれらのねじ巻き方向が互いに逆であればよく、中 心軸1の左側に右ねじ2Rを形成し、右側に左ねじ2Lを形成してもよく、また 、この実施例のように右側に右ねじ2Rを形成し、左側に左ねじ2Lを形成して もよい。
【0010】 上記接地板4の数は、多ければ多い程車輪の回転及び径変更が円滑になるが、 部品点数が多くなり構造が複雑になる。また、強度上、中心軸1とスポーク5R ・5Lに与えられる寸法によって設計可能な最大本数はおのずと限定される。 なお、各接地板4の接地面にゴム等の緩衝材を設けることは何等妨げない。 この可変径車輪においては、接地させた状態等、接地板4の回転を停止した状 態で止めナット6R・6Lを緩めてから中心軸1を回転させると、これにより、 左右のスポーク5R・5Lの中心軸1及び各接地板4に対する傾斜角度が同期し て変化し、各接地板4が中心軸1に対して平行に進退して車輪径が変わる。そし て、車輪径を変えた後に止めナット6R・6Lを締めることにより左右のハブ3 L・3Rが中心軸1に固定され、車輪に作用する荷重等によって車輪径が変わる ことが防止される。
【0011】 本考案の他の実施例に係る可変径車輪においては、例えば図3に示すように、 トレッド7が設けられる。このトレッド7は、例えば図4に示すように、一端部 にU字形の溝8aを有し、他端部にその溝8aに対応する舌8bを有する弾性板 8を環状に曲げ、溝8aに舌8bを摺動可能に嵌合している。また、この弾性板 8の外周面には例えばゴムからなる緩衝材9を付着させてある。
【0012】 弾性板8はその弾性力で各接地板4に外接するように巻き付かせてあり、各接 地板4に対して周方向には摺動可能に、左右方向には移動不能に接している。 その他の構成は図1及び図2に示す実施例と同様であるので、その説明は省略 する。 この実施例の可変径車輪においては、車輪の外周面にトレッド7が連続して設 けられるので、車輪の回転が円滑になる。
【0013】 なお、上記の各実施例では右スポーク5Rの他端を右のハブ3Rに、左スポー ク5Lの他端を左のハブ3Lにそれぞれ連結しているが、右スポーク5Rの他端 を左のハブ3Lに、左スポーク5Lの他端を右のハブ3Rにそれぞれ連結するよ うに構成してもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上のように、本発明によれば、中心軸を回転操作させるという簡単な操作で 車輪径を変更することができる。 従って、例えばパレット移動用の台車に本考案の可変径車輪を適用する場合に は、パレットの下に台車を潜り込ませる時に小径にし、空荷時には車輪径を大き くして直進安定性を良くすることができる。
【0015】 また、家具や電化製品のキャスタに本考案の可変径車輪を適用する場合には、 車輪径を大きくして移動時には底面と地面との間隔を大きくして直進安定性を高 められるとともに地面との接触を防止できる一方、据付状態では、車輪径を小さ くして底面と地面との間隔を狭くし、安定性を高めることができる。 更に、家具や家電製品の据付け時には車輪径を調整することにより、簡単に、 かつ、短時間で家具や家電製品の底面を水平にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可変径車輪の縦断正面
図である。
【図2】本考案の一実施例に係る可変径車輪の側面図で
ある。
【図3】本考案の他の実施例に係る可変径車輪の縦断正
面図である。
【図4】本考案の他の実施例に用いるトレッドの斜視図
である。
【図5】従来のパレット移送の要領説明図である。
【符号の説明】
1 中心軸 2L 左ねじ 2R 右ねじ 3L 左のハブ 3R 右のハブ 4 接地板 5L 左スポーク 5R 右スポーク

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 外周面の右ねじ(2R)と左ねじ(2L)とが形
    成された中心軸(1)と、中心軸(1) の左右各ねじ(2R)・
    (2L)にそれぞれ螺進退可能に外嵌された左右のハブ(3R)
    ・(3L)と、両ハブ(3R)・(3L)間で中心軸(1) の放射方向
    に配置される複数の接地板(4) と、両端が各接地板(4)
    の右端部と一方のハブ(3R)とに揺動可能に連結される右
    スポーク(5R)と、両端が各接地板(4) の左端部と他方の
    ハブ(3L)とに揺動可能に連結される左スポーク(5L)とを
    設けたことを特徴とする可変径車輪。
JP4756791U 1991-06-24 1991-06-24 可変径車輪 Pending JPH05501U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4756791U JPH05501U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 可変径車輪

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4756791U JPH05501U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 可変径車輪

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05501U true JPH05501U (ja) 1993-01-08

Family

ID=12778806

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4756791U Pending JPH05501U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 可変径車輪

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JP (1) JPH05501U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016124539A (ja) * 2015-01-05 2016-07-11 ハンコック タイヤ カンパニー リミテッド エアレスタイヤ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63269701A (ja) * 1987-04-27 1988-11-08 Yoshikata Rokusha 回転足車輪

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (1)

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