JPH05500947A - 薬剤製造のための抗ゲスターゲンの使用 - Google Patents

薬剤製造のための抗ゲスターゲンの使用

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JPH05500947A
JPH05500947A JP2513872A JP51387290A JPH05500947A JP H05500947 A JPH05500947 A JP H05500947A JP 2513872 A JP2513872 A JP 2513872A JP 51387290 A JP51387290 A JP 51387290A JP H05500947 A JPH05500947 A JP H05500947A
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JP2513872A
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ミヒナ,ホルスト
シュナイダー,マルティン
エル エトレビー,エム.ファジー
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シエーリング アクチエンゲゼルシヤフト
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    • A61K31/565Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids not substituted in position 17 beta by a carbon atom, e.g. estrane, estradiol

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 薬剤製造のための抗ゲスターアンの使用本発明は、細胞周期のS−期に、高めら れ、かつ危険が多いと評価された含量の腫瘍細胞を有する乳癌の処置のための薬 剤を製造するために、抗ゲスターアン(競合的プロゲストロン拮抗剤)を使用す ることに関する。
従来の薬剤による抗エストロゲンを用いる乳癌の治療は、相当する腹痛細胞の成 長及び増加がエストロゲンにより誘発するか、もしくはこれに依存しているとい う確認に基づいている。
例えば抗エストロゲンタモキシフェン(Tamoxifen)は、手術に不適当 な乳癌の姑息療法(palliantiven Behand lung)もし くは乳癌の1次処置後の補助的治療のために使用される。しかし、タモキシフェ ンを用いて、疾病は治らない、2次的治療のためには、ゲスターアン又はアロマ ターゼ抑制剤を使用する。アロマターゼ抑制剤は、その相当する前工程からのエ ストロゲンの生合成を妨げ、その際、これは、エストロゲンの生合成のために必 要な酵素アロマターゼを抑制する。前更年期(Praemenopause)に おいて、卵巣切除、タモキシフェン又はLHRH−類器官(LHRH−黄体形成 ホルモンを放出するホルモン)は、比較可能な応答割合(Ansprechra tan)をもたらす(参考文献、H,T、Mouridsen and R,P aridaens、Eur、J、Cancer C11n、0nco1..24 .99〜105頁、1988) 。
最近、腫瘍治療の範囲内での殊に乳癌適応のための抗ゲスターアンの使用も討議 されている。転移した乳癌を有する後更年期のもしくは卵巣切除した内分泌治療 抵抗性患者に17β−ヒドロキシ−11β−(4−ジメチルアミノフェニル)− 17α−(プロビー1−イニル)−エストラ−4,9−ジエン−3−オンを用い る、最初の第二期研究(Phasa−11−5tud ie)は、マウデロンデ (Maude Ionde)等により、ホルモナル・マニブレーション・オン・ カンサー(Hormonal Manipulati。
n of Cancer、出版者J、G、M、K11jn、R,Paridae ns及びJ。
A、Folkens、Raven Press、55頁(1987) )中に報 告されている。
ホルモン依存性腫瘍の処置のための、抗エストロゲンと共に抗ゲスターアンを一 般的に使用することも、最近同様に提案された(欧州特許(EP−A)第031 0542号明細書; Biochem、 Biophys、 Res、Comm un、 1987.145(2)、706)。
腫瘍細胞により広がる細胞周期の個々の段階もしくは種々異なる段階の個々の細 胞分は、疾病の発生及び経過並びに治療の可能性−にとって、決定的な意味があ る。その際、S−期含分は、殊に重要である(C1ark、G。
M、 ;Dress ler、 L、G、 ;Owens、M、A、 ;Pou nds、 G、 ;01daker、 T、 ;Mc Guire、W、L、: Prediction of relapse or 5urvivalin  patients with node−negative breast c ancer byDNA flow cytometry、N、Engl、J、 Med、320:627−633.1989及びMc Guire、W、L、; Dressler、L、G、:Emerging impactof flow  cytometry inpredicting recurrence a nd 5urvival in breast cancer patient s、JNCI 75(3)、405−410、(1985))。
本発明の課題は、少なくともその腫瘍細胞が一定量の細胞周期のS−期の腫瘍細 胞を有する乳癌の内分泌治療に適当な薬剤を提供することである。
この課題は、このような薬剤を製造するために、抗ゲスターアン(競合的プロゲ ステロン拮抗剤)を使用することにより解決される。
抗ゲスターアン(競合的プロゲステロン拮抗剤)は、少なくとも一定のS−期含 分を有する乳癌−腫瘍細胞の成長を妨げることに、殊に良好な影響を有すること が判明した。殊に、癌におけるS−期含分の意味に関する知識状況によれば、有 効な治療後の危険な患者として評価されるような乳癌は、抗ゲスターアンを用い て、治療を行なわれている(C1ark、G、M、等、1989、前。
記参照)。競合的プロゲストロン拮抗剤は、MXT−でも、MNU−及びDMB A−腫瘍モデル中でも強力な抗腫瘍作用を発揮する(MNU=N−メチルニトロ ソ尿素; DMBA= 7 。
12−ジメチルベンツアントラセン; Europ、 J、 CancerCl in、 0nco 1. 、 Vol、25. No、4.691 (+989 ) 、 M、R,5chne 1der。
H,Michna、Y、N15hino及びM、F、EI Etraby) 。
タモキシフェン−及びエストロゲン治療とも、卵巣切除とも対照的に、プロゲス テロン拮抗剤を用いるマウスもしくはラッチの処置により得られたデータは、プ ロゲステロン拮抗剤のみが細胞周期のG。G1−期での腫瘍細胞の進行を遮断す ることができることを示す。
これは、生体内で(in vivo)成長する腫瘍を、後記の流動細胞光度計測 (Druchflusscytophotometrische Messun g)により測定することから得られる。この遮断と共に、S−期の腫瘍細胞の含 分の明らかな減少が現れる。
従来は、S−期における1瘍細胞の含分の減少に作用する乳癌の処置用のホルモ ン治療薬剤は、公知でなかった。
ホルモン依存性腫瘍の種々異なる細胞周期への抗ゲスターアンの影響は、後記の ようにして測定される。
次のものを試験する; 11β−[(4−N、N−ジメチルアミノ)−フェニル]−17α−ヒドロキシ −17β−(3−ヒドロキシプロピル)−13α−メチル−4,9(10)−ゴ 7ナジエンー3−オン(A)(欧州特許(E、P−A)第84730062.1 号明細書); 11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(プロビー 1−イニル)−4,9(10)−エストラジェン−3−オン(B)(欧州特許( EP−A)第86101548.5号明細書)。
対照物質として、タモキシフェン及びジエチルスチルベストロール(DES)を 使用する。
a)予防モデルにおけるマウスのホルモン依存性MXT(+)−乳癌 MXT−腫瘍として、Dr、A、E、ポグデン(Bogden) (EQ +G  Bogden Laboratories、Worcester、HA、US A)により、凍結試料として供されるMXT−ライン(Linie) M 3  。
2を使用する。実験動物への腫瘍の接種及び成長腫瘍の再除去は、Europ、 J、(:ancer C11n、0nco1. (Vol、25.No、 4. 691 (1989)、 M、 R,5chneider、 H,Michna 、 Y、 N 1shino及びM、F、EI Etreby)中に記載のよう にして実施する。
再除去後に、腫瘍をHEM(Minimum Es5ential Mediu m)199中で平均直径2mmの小片に切る。これらのそれぞれ2片をBDFI マウスの皮下に内移植する。移植後に、動物をそれぞれ9〜10の群に分ける。
翌日に、処置を始める。試験すべき化合物A及びBを1日に各5mg/kg/動 物の用量で、油状溶液(ベンジルベンゾエート中10%)として皮下注射するか 又は卵巣切除を実施する。タモキシフェンを5mg/kg/動物の用量で適7用 する。6週間の処置後に、動物を殺し、がっ計量する0M瘍除去及び含水量測定 の後に、腫瘍を液体窒素中で凍結させる。
b)メチルニトロソ尿素(MNU)−誘導したSD−ラットの乳癌 生後50日の雌SD−ラット(実験動物飼育のための中央研究所、ハノーバー、 FRG)中に、尾静脈へのMN050mgの1回静脈内注射により、腫瘍を誘導 する。!I!導30日後に、動物を腫瘍に関して触診する(Palpation )、 150 m m’以上の腹痛面積を有する腹痛少なくとも1個を有する動 物を実験群に分ける0腫瘍を、用量各20mg/kg/日の化合物AもしくはB 、用量5mg/kg/日のタモキシフェン及び用量0.5mg/kg/日のDE Sを用いて処置する。
種々異なる腫瘍の期含分(S−1G、−G、−及びG、M−期)を、ドレスラー (Dressler)等による記載のようにして測定する(DNA flow  cytometry and prognostic fact。
rs in 1331 frozen breast cancer spec imens、C,ancer61(3)、420. (1988);Evalu ation of a modeling systemfor 5−phas e estimation in breast cancer by flo wcytomet ry、 Canc、 Res、 47 (20) 、 52 94−5382 (+987) ) 。
結果を、第1表(マウスのMXT (+)−腫瘍)及び第2表(ラッテのMNU −誘導乳癌)に明らかにする。
対照、卵巣切除及び参照化合物と比較した化合物AもしくはBを用いる処理の経 過における腫瘍表面積の変化ヲ、図1 (MXT−腫瘍)及び図2 (MNU− 誘導腫瘍)に示す。
これらの双方に示した実験の腫瘍に関して、細胞周期の試験を実施した(第1及 び第2表)。
細胞周期の分析は、MXT−腫瘍モデルに関しては、4週間の処置時間後に(図 1参照)、及びMNU−腫瘍モデルに関しては、6週間の治療時間後に(図2参 照)行なった。
第1表 20.15 72.83 7,02 5 mg/kg [,9573,389,678W 15.74 72.08  +2,111倉1クルスカルーヴアリ7. (Kruskal−WallIs) −!ic験で、対照に比較して有意(p<o、osr第2表 第2表続き NMU−腫瘍試験(ラッテ) 流動細胞光度計測による測定 群/用量 群当りの動物 細胞周期 S−期 G−G 0162’ 0 98.22 +、7a MW LSI倉 96,35 2,0コ會11、IS 98,37 L44 0 97.08 2,92 0.47 911,29 1,25 倉富クルスカルーヴアリスー試験で、対照に比較して有意(p<0.05)図1 従来、内分泌治療のためには無頭の、細胞周期への介入に基づく細胞分裂の選択 的抑制並びに増殖集団からの細胞の死滅速度を促進する能力と結び付いた腫瘍細 胞の成長分量の選択的抑制は、抗ゲスターアン(競合的プロゲストロン拮抗剤) の抗鷹瘍作用の高−イノベーション機構を示す、従って、抗ゲスターアンは、そ の腫瘍細胞が細胞周期のS−期において腹痛細胞含分を有する場合に、乳癌にお ける他の異なる確立された内分泌治療策に対して決定的な利点を有する。
これに対して、タモキシフェンを用いる乳癌処置の確立された治療は、腫瘍細胞 の$−期分の減少をもたらさない。提案されている治療の利点は、次の点である ;治療確定前に、処置すべき乳癌のS−期含分を測定する場合に、適切な、かつ できるだけ無駄な化学療法又はタモキシフェンを用いる処置の回避下での時間的 延長のない、内分泌抗ゲスターアン処置を、その腫瘍がS−期の腫瘍細胞を有す るその女性患者において、使用することができる。これにより、早期に認められ る腫瘍の治癒のために重要な時間をかせぎ;腫瘍細胞のS−期分を減少させるこ とを達成し、これにより病気にかかった女性患者の存命の可能性は、明らかに増 加する(Me Guire、W、L、Dressler、L、G、、Emerg ing 1mpact of flow cytometry in” pre dicting recurrence andsurvival in br east cancer patients、JN(:1.75(3)、405 −410. (1985) ; Dress ler、 1.、 G、 、 S eamer、 L、 C,、OwenslM。
A、、C1ark、G、M、、Mc Guire、W、L、:DNA flow  cytometry and prognostic factors in  1331 frozen breast caneer specimens ;Cancer 61(3)、420−427.1988)。
ここで適切な処置のために、その乳癌が危険を有するS−期書分を有するその女 性患者を、抗ゲスターアン(!Ii合的プロゲストロン拮抗剤)を用いてじかに 処置することにより、本発明により提案した治療は、始めて可能性をもたらす0 本発明により処置可能な女性患者は、疾病乳癌にかかった全患者集合の約50% である。
本発明によれば、薬剤を製造するために、抗ゲスターアンに付加して、少なくと も更に抗エストロゲンを使用することも可能である。それというのも、はとんど の乳癌は、プロゲストロン−もエストロゲン受容体も有しているからである。
その際、双方の成分の重量比は、広い範囲で変化させることができる。つまり、 同量の抗ゲスターアン及び抗エストロゲンも、双方の成分のうちどちらか一方が 過剰量でも使用することができる。抗ゲスターアン及び抗エストロゲンは、−緒 に、別々に、同時に及び/又は時間的に段階的に(逐次的に)、実質的に1:5 0〜50 : 1.有利には1:30〜30:l、殊に1.15〜15:1の重 −量比で使用される。
抗ゲスターアン及び抗エストロゲンは、殊に、1用量単位内で組み合わせて適用 することができる。
抗ゲスターアンとしては、ゲスターアン受容体(プロゲステロン受容体)に対す る著しい親和性を有し、かつその際、固有のゲスターアン活性は示さない全ての 化合物が使用される。!!!金的プロゲステロン拮抗剤としては、例えば次のス テロイドがこれに該当する:11β−C(4−N、N−ジメチルアミノ)−フェ ニル]−17β−ヒドロキシー17α〜プロピル−4゜9(10)−エストラジ ェン−3−オン(RU−38486)、11β−[(4−N、N−ジメチルアミ ノ)−フェニルニー17β−ヒドロキシ−18−メチル−17α−プロピニル− 4,9(10)、エストラジェン−3−オン及び 11β−C(4−N、N−ジメチルアミノ)−フェニル]−17aβ−ヒドロキ シ−17aα−プロピニル−〇−ホモー4.9 (10)、16−エスドラジエ ンー3−オン(全て欧州特許(EP−A)第0057115号明細書”);更に 11β−p−メトキシフェニル−17β−ヒドロキシ−17α−エチニル−4, 9−エストラジェン−3−オン(Steroids37(1981)、 361 −382ン、11β−(4−ジメチルアミノフェニル)−17α−ヒドロキシ− 17β−(3−ヒドロキシプロピル)−13α−メチル−4,9゛−ゴナジエン −3−オン(欧州特許(EP−A)第0129499号明細書)、11β−(4 −アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ−17α−(プロビーl−イニル) −4,9(10)−エストラジェン−3−オン(欧州特許(EP−A)第019 0759号明細書)並びに 欧州特許(EP−A)第0277676号明細書中に記載の11β−アリール− 14β−エストラジェン及び−トリエン、 欧州特許(EP−A)第0283428号明細書の目的物である19,11β− 架橋ステロイド、欧州特許(EP−A)第0289073号明細書から得られる 11β−アリール−6−アルキル(もしくは6−アルケニル又は6−アルキニル )−エストラジェン及び−プレグナジェン及び欧州特許(EP−A)第0321 010号明細書から公知の11β−アリール−7−メチル(もしくは7−エチル )−エストラジェン。
この列挙には限りがなく;前記出版物中に記載の他の抗ゲスターアン並びにここ では挙げていない出版物からのものも好適である。
本発明によれば、抗ゲスターアンを10〜200mgの量で使用する;一般的に 、1日に、11β−[(4−N、N−ジメチルアミノ)−フェニルニー17α− ヒドロキシ−17β−(3−ヒドロキシプロピル)−13a−メチに−4,−9 (10)−ゴナジエン−3−オン50〜100mg又は生物学的に均等量の他の 抗ゲスターアンで充分である。
抗エストロゲン作用化合物としては、抗エストロゲン及びアロマターゼ抑制剤が これに該当する9本発明による抗エストロゲン及びアロマターゼ抑制剤は、ステ ロイドから誘導されても、非−ステロイド化合物であってもよい。しかし、本発 明による抗エストロゲン作月化合物とは、できるだけ逐次的に作用する、すなわ ち実質的にエストロゲンの作用のみを抑制し、かっ/又はその濃度を下げるよう な化合物だけである。抗エストロゲンは、競合的エストロゲン拮抗剤として作用 し、その際これは、アロマターゼ抑制剤がエストロゲンの生合成を抑える閏に、 受容体からエストロゲンを排除する。エストロゲン含分以外に他の性ホルモン濃 度にも下降的に作用するアミノグルテチミドのタイプの化合物、3−アルキル化 された3−(4−アミノフェニル)−ピペリジン−2,6−ジオンは、本発明に よれば、抗エストロゲン作用化合物として適当ではない。
抗エストロゲンは、既に市販で存在している抗エストロゲンとほぼ同じ量で使用 することができ、すなわち、1日の用量は、タモキシフェン約5〜100mg又 は生物学的に均等量の他の抗エストロゲンである。
非−ステロイド系抗エストロゲンとしては、例えば次のものが挙げられるニー タモキシフェン−(Z)−2−Cp−(1,2−ジフェニル−1−ブテニル)− フェノキシ]−N、N−ジメチル−エチルアミン ナホキシジン(Nafoxidin) = 1−2− [4−(6−メドキシー 2−フェニル−3,4−ジヒドロ−1−ナフチル)−フェノキシコーエチルビロ リジン、ヒドロクロリド及び 2−(4−ヒドロキシフェニル)−3−メチル−1−[6−(,1−ピロリジニ ル)−へキシルツーインドール−5−オール及び他の欧州特許(EP−A)第0 348341号明細書記載のアミノアルキルインドール。
更に、抗エストロゲンとして、例えば次のものがこれに該当する: 11α−メトキシ−17α−エチニル−1,3,5(10)−エストラトリエン −3,17β−ジオール。
16β−エチルエストラジオール及び 1l−(3,17β−ジヒドロキシ−1,3,5(10)−エストラトリエン− 7α−イル)−ウンデカン酸−(N−ブチル−N−メチル)アミド(欧州特許( EP−A)第0138504号明細書)並びに西独特許(DE−P)第3925 507.7号明細書中に記載の抗エストロゲン、殊に1l−(3,17−シヒド ロキシー14α、17α−エタノ−1,3,5(10)−エストラトリエン−7 α−イル)−ウンデカン酸−(N−ブチル−N−’メチル)−アミド。
アロマターゼ抑制剤は、その前工程からのエストロゲン形成を抑制する化合物全 てが適当であり、例えば次のものである: 西独公開特許第3322285号明細書中に記載の1−メチル−アンドロスタ− 1,4−ジエン−3,17−ジオン、 Journal of (:1inical Endocrinology a nd Metabolism。
49.672(1979)中に記載のテストラクトン(17a−オキサ−D−ホ モアンドロスタ−1,4−ジエン−3゜17−ジオン)、「エンドクリノロジー 」 (“Endocrino Iogy”1973. Vo 1.92. No 、 3.874頁)中に記載の化合物アンドロスタ−4,6−ノニン−3,1フ ージオン、アンドロスタ−4,6−ジエン−1フβ−オールー3−オン−アセテ ート、 アンドロスタ−1,4,6−ドリエンー3.17−ジオン、 4−アンドロステン−19−クロル−3,17−ジオン、 4−アンドロステン−3,6,17−)−ジオン、西独公開特許第312478 0号明細書中に記載の19−アルキニル化されたステロイド、 西独公開特許第3124719号明細書中に記載の1O−(1,2−プロパジェ ニル)−ステロイド、欧州特許(EP−A)第100566号明細書中に記載の 19−チオアンドロスタゾ誘導体、 「エンドクリノロジーJ (1977、Vol、100.No、6.1.684 頁)及び米国特許(US)第4235893号明細書中に記載の4−アンドロス テン−4−オール−3,17−ジオン及びそのエステル、 西独公開特許第33222号明細書中に記載の1−メチル−15α−アルキル− アンドロスタ−1,4−ジエ西独公開特許第3644358号明細書中に記載の 10β−アルキニル−4,9(11)−エストラジェン−誘導体 及び欧州特許第0250262号明細書中に記載の1,2β−メチレン−6−メ チレン−4−アンドロステン−3゜17−ジオン。
非−ステロイド系アロマターゼ抑制剤としては、例えば[4−(5,6,7,8 −テトラヒドロイミダゾ[1,5a]−ピリジン−5−イル)ベンゾニトリル− モノヒドロクロリド] (Cancer Res、、48,834−838頁。
1988)及び欧州特許(EP−A)第0293978号明細書から由来するト リアゾール誘導体が挙げられる。
用量は、1日につきl−メチル−アンドロスタ−1゜4−ジエン−3,17−ジ オン1〜1000 m g又は生物学的に均当用量の他のアロマターゼ抑制剤で ある。
抗ゲスターアンー及び抗エストロゲン作用化合物は、例えば局所、部位、皮下゛ 又は腸内又は腸管外適用することができる。
腸内適用のためには、殊に、錠刑、糖衣丸、カプセル剤、火剤、懸濁液又は溶液 が使用され、これらは、常法で、ガレ′ヌス製剤での慣例の添加物及び担持物質 を用いて、製造することができる6局所又は部位使用のためには、例えば腫タン ポン(Vaginalzaepfchen)又は皮膚透過性の系、例えば皮膚膏 薬が使用される。有利な皮下注射は、前記成分の油状溶液を用いて実施する。
抗ゲスターアンー用量単位は、11β−[(4−N。
N−ジメチルアミノ)−フェニル]−17α−ヒドロキシ−17β−(3−ヒド ロキシプロピル)−13α−メチル−4,9(10)−ゴナジエン−3−オンl O〜200mg又は生物学的に均等量の他の抗ゲスターアンを含有する。
抗エストロゲン−用量単位は、タモキシフェン1〜100mg又は1−メチル− アンドロスタ−1,4−ジエン−3,17−ジオン10〜200mg又は生物学 的に均等量の他の抗エストロゲン作用化合物を含有する。
例1 11β−[: (4−N、N−ジメチルアミ lO,Omg。
〕)−〕フェニル−−17α−ヒドロキシ17β−(3−ヒドロキシプロピル) −13α−メチル−4,−9−ゴナジエン−3−オン 乳II 140.5+ag トウモロコシ澱粉 69.5mg ポリビニルピロリドン25 2.5mgアエロジル(Aeros i l) 2 .0mgマグネシウムステアレート 0.5mg例2 1−メチル−アンドロスタ−1,4−ジ 50.0mgエン−3,17−ジオン 乳糖 115.0mg トウモロコシ澱粉 50.0mg ポリ−N−ビニルピロリドン25 2.5mgアエロジル 2.0mg マグネシウムステアレート 0.5mg錠剤の全量 220.0mg ABBILDUNG + ABBILDUNG 2 国際調査報告 1m*nwllehnl ApN−+m−h−、PCT/DE 901007B +国際調査報告

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.細胞周期のS−期の腫瘍細胞を、高められかつ危険が多いとみなされる含分 で有する乳癌の処置用薬剤を製造するための抗ゲスターゲン(競合的プロゲステ ロン拮抗剤)の使用。
  2. 2.付加的に抗エストロゲン少なくとも1種を有する請求項1記載の抗ゲスター ゲンの使用。
  3. 3.請求項1記載の11β−[(4−N,N−ジメチルアミノ)−フェニル]− 17α−ヒドロキシ−17β−(3−ヒドロキシプロピル)−13α−メチル− 4,9(10)−ゴナジエン−3−オンの使用。
  4. 4.請求項1記載の11β−(4−アセチルフェニル)−17β−ヒドロキシ− 17α−(プロピ−1−イニル)−4,9(10)−エストラジエン−3−オン の使用。
  5. 5.請求項2記載のタモキシフェンの使用。
  6. 6.請求項2記載の11−(3,17β−ジヒドロキシー1,3,5(10)− エストラトリエン−7α−イル)−ウンデカン酸−(N−ブチル−N−メチル) −アミドの使用。
  7. 7.請求項2記載の11−(3,17−ジヒドロキシ−14α,17α−エタノ ー1,3,5(10)−エストラトリエン−7α−イル)ウンデカン酸−(N− ブチル−N−メチル)−アミドの使用。
JP2513872A 1989-10-11 1990-10-11 薬剤製造のための抗ゲスターゲンの使用 Pending JPH05500947A (ja)

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DE3934405.3 1989-10-11
DE3934405A DE3934405A1 (de) 1989-10-11 1989-10-11 Verwendung von antigestagenen zur herstellung von arzneimitteln

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EP0310542B1 (de) * 1987-10-01 1994-06-08 Schering Aktiengesellschaft Antigestagen- und antiöstrogenwirksame Verbindungen zur Behandlung hormonabhängiger Tumoren

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