JPH05500363A - オレフィンからの短鎖アルカンスルホン酸の製造方法 - Google Patents

オレフィンからの短鎖アルカンスルホン酸の製造方法

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JPH05500363A
JPH05500363A JP51175790A JP51175790A JPH05500363A JP H05500363 A JPH05500363 A JP H05500363A JP 51175790 A JP51175790 A JP 51175790A JP 51175790 A JP51175790 A JP 51175790A JP H05500363 A JPH05500363 A JP H05500363A
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デーリング、ノルベルト
シュリュッスラー、ハンス―ヨーアヒム
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ヘンケル・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 オレフィンからの短鎖アルカンスルホン酸の製造方法本発明は、対応するオレフ ィンに水性溶液から亜硫酸水素塩を付加することによる2〜4の炭素原子を含む 短鎖アルカンスルホン酸の製造方法に関する。
短鎖アルカンスルホン酸は水性溶液中で完全に解離し不酸化性強酸として存在す る。従って、ドイツ特許公開第3642604号において既に記載したように、 短鎖アルカンスルホン酸は炭化水素、タンパク質、脂肪およひ無機物の分離の為 の生態学的に安全な洗浄剤としてリン酸および/または硝酸の代用に大変適して いる。腐食物を形成したりその原因となることが少ないというそれらの利点の為 、クロライドやサルフエートを含まないアルカンスルホン酸は工業用洗剤での使 用に特に適しているが、残念なことに従来の方法では製造に相当の費用がかかる 為、例えばブタンスルホン酸が高価な特別な化学薬品として市販されているのみ てある。
短鎖アルカンスルホン酸の製造の為に様々な方法が提案されてきた。それらの一 つはドイツ特許公開第3812846号に記載されている、アルキルハライドと 亜硫酸ナトリウムからのシュドレッカー合成であり、そこではメチルクロライド が出発物質として使用され、高収率のメタンスルホン酸を誘導する。
短鎖アルカンスルホン酸合成の為の別方法はメルカプタンもしくは二硫化有機物 の酸化に基づくものであるが、しがしこの方法による収率は中程度に過ぎず、工 業的規模においては有機硫黄化合物の毒性の為に取り扱いに多大な労力を必要と する。
オレフィンと亜硫酸水素塩からう/カル開始反応にょる短鎖アルカン酸の製造が 可能であることは100年以り前から知られているLヘリヒテ・デア・ドイチェ ン・ヘミジエン・ゲセルンヤフト(Berichte der Deutsch en Chemischen Ge5ellschaft)、6巻、l873、 j442頁J0多くの技術的難点、例えば問題のあるオリコメリセーンヨノや高 重合反応を回避することが困難である為、この反応を、とりわけ炭素原子2〜4 個の炭化水素鎖長を持つオレフィンの場合、工業的規模で行うことは今まで不可 能であった。
ドイツ特許第831993号は、例えば、20までの炭素原子を含むオレフィン と亜硫酸水素ナトリウムとの硝酸ナトリウム活性化反応について報告している。
残念ながら、低級アルカンスルホン酸の場合これらの反応による収率は比較的低 い。
アメリカ合衆国特許第3150169号によると、10〜20の炭素原子を含む 主として長鎖のオレフィン系炭化水素は、ラジカル開始剤としての有機パーオキ シドおよび硫酸鉄ともまた反応する。
アメリカ合衆国特許第3084+、86号は、過安息香酸t−ブチルを開始剤と して含むオレフィン、アルコールおよび水からなる反応混合液に対する亜硫酸水 素アンモニウム溶液の連続添加について記述している。この場合も、10〜20 の炭素原子を含むオレフィンのみをオレフィン系化合物として使用している。
ドイツ特許1468023号によると、アルケン、アリールアルケンおよびシク ロアルケンは亜硫酸水素と反応する。オレフィンが不飽和長鎖脂肪酸アリルエス テルを主成分とするとき、次亜塩素酸およびその塩を開始剤として好ましく使用 する。
アメリカ合衆国特許第4275013号によると、5〜3oの炭素原子を含むア ルカンスルホン酸は、ラジカル開始剤として過安息香酸t−ブチルおよびアソー ビスーイソブチロニトリルを用いて製造される。この方法は通例亜硫酸水素に対 するオレフィンの割合を1以下にして行う為、存在するオレフィンは等量より少 ない。
上記において論考した従来の技術かられかるように、今まで、2〜4の炭素原子 を含む短鎖アルカンスルホン酸が経済的に妥当な収率で得られる、オレフィンを 基剤とする工業的製造方法は存在しなかった。
本発明は、2〜4の炭素原子を含む短鎖オレフィンとアルカリ性条件下にその場 で調製した水性亜硫酸水素塩溶液とを、オレフィンの亜硫酸水素塩に対する割合 を1:1〜1.8:1とし、従来の技術により既知であるう/カル開始剤を使用 して反応させることによって、実際に高収率て高純度である(クロライドおよび サルフェートの含量が低い)対応するアルカンスルホン酸か得られ、工業的規模 においても、好ましくないオリコメリセ−7ヨンおよび高重合反応をとりわけ回 避する製造方法が提供されるという驚くべき観察に基づいている。
従って、本発明は、炭素原子2〜4個の炭化水素鎖長を持つ事実上サルフェート を含まないアルカンスルホン酸および/またはその塩を得る為に、少なくとも化 学量論量の対応するオレフィンまたはオレフィン混合物を水性亜硫酸水素塩溶液 およびラジカル開始剤と、中性からアルカリ性の範囲において混合し、50°C 以上の温度にて、少なくとも閉鎖反応系で通常の圧力下で反応させ、その後アル カンスルホン酸塩は所望により遊離酸へ転化させることを特徴とする、ラジカル 開始剤の存在下におけるオレフィンに対する水性溶液からの亜硫酸水素塩の付加 による短鎖アルカンスルホン酸および/またはその塩の製造方法に関する。
本発明においては、オレフィン中の二重結合はいずれの位置でもよい。オレフィ ンは直鎖および分枝状の両方の炭化水素鎖を含んでいてもよい。開鎖状1−およ び2−アルケン、例えばエテノ、プロペン、■−ブテンまたは2−ブテンは特に 好ましい。しかし、ジエン、例えばブタジェンも使用しやすい。
本発明の好ましい態様の一つでは、オレフィンは二酸化硫黄とア応する。亜硫酸 水素アルカリ金属塩も原則的には使用できるが、亜硫酸水素アンモニウムの使用 か好ましい。
本発明の別の好ましい態様において、オレフィンの亜硫酸水素塩に対するモル比 は少なくともlてあり、反応しなかった過剰のオレフィンは系に戻る。オレフィ ンの亜硫酸水素塩に対するモル比はl′1〜2:1が好ましく、特に(1,0〜 1.8) 1の割合が好ましい。
本発明の教示する特に重要な点の一つは、中性からアルカリ性のpHの範囲、よ り好ましくは中性から弱アルカリ性のpHの範囲、とりわけ7〜9のp Hの範 囲に保つ為に、塩基を加えることである。
アンモニアまたは水酸化ナトリウムがこの目的に適しており、アンモニアを好ま しく使用する。
適当な可溶化剤は1〜4の炭素原子を含む短鎖アルカノールてあり、これは従来 技術により既知である。本発明の好ましい態様の一つにおいて、この場合、2つ の反応相を十分に混合しなければならないにもかかわらず、可溶化剤を加える必 要はない。
ラジカル反応を開始させる為の様々なランカル開始剤が従来の技術により既知で ある。原則的には、有機開始剤、例えばパーオキシド、ヒドロパーオキシドまた はジアゾ化合物と、非有機開始剤、例えばパーオキソンサルフェートカリウム、 硝酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウムまたは過酸化水素/硫酸鉄(ff)系の 両方の使用が可能である。その亜硫酸水素塩に対する酸化作用を考慮すると、ラ ジカル開始剤の選択とその濃度は対応するアルカンスルホン酸中のサルフェート の含量を最小にする上で重要である。
この理由により、本発明において過安息香酸アルキルエステルの使用は成功して おり、分枝アルコール成分か好ましくエステル化の為に使用されている。過安息 香酸t−ブチル使用が特に好ましい。
使用するラジカル開始剤、好ましくは過安息香酸t−ブチルの量は、使用する亜 硫酸水素アンモニウムに対して主に0. 5〜5モル%の範囲、好ましくは約1 .5〜2,5モル%の範囲である。本発明に最適なこの反応条件下において、亜 硫酸水素塩水溶液の不均化作用は広範囲に制限され、生成するアルカンスルホン 酸中のサルフェート含量は5重量%以下、好ましくは3重量%以下であり、より 好ましくは1〜2重量%の範囲に保たれる。
原則として、オートクレーブをオレフィン、亜硫酸水素塩溶液、可溶化剤及びラ ジカル開始剤で満たすが、それはどの順序でもよい。
4つ全ての成分を同時に反応液に導入してもよいし、あるいは3つの成分を最初 に導入し4番目の成分をポンプを用いて加えてもよい。
本発明の態様の1つでは、例えばオレフィン、亜硫酸水素塩溶液および可溶化剤 を最初に導入し4番目の成分としてラジカル開始剤を加える。
オレフィン系炭化水素は一40’Cから130°Cの範囲のどの温度においても 反応液に導入してよい。経済的理由により、それらは常温にて好ましく導入され る。反応は不活性ガス環境と酸素存在下の両方で行ってもよい。環境酸素の存在 はアルカンスルホン酸の収率を僅かに増加させる。
本発明に従って、本反応はいかなる耐圧器の中で行ってもよい。
しかし経済的理由により、反応はパッチ式反応器、連続式流下チューブまたは撹 拌式タンク反応器カスケードにおいて好ましく行われる。
通例、反応温度は好ましくは50−130’Cの範囲、より好ましくは80〜1 10°Cの範囲である。加熱中の反応器における圧力は、反応器の容量と充填レ ヘルおよび使用するオレフィンによって異なりうる。本発明においては、特定の 反応温度において閉鎖した反応器の中で数バールから高くとも60パールの反応 圧力を任意に設定する。反応圧力は加圧反応器に導入されたオレフィンの量によ り更に変化しうる。
反応時間は通例5〜300分である。アルカンスルホン酸は副反応に関与しない 為、加熱を延長する場合であっても、長い反応時間は何ら問題はない。しかし、 10分〜60分の反応時間が特に好ましい。
亜硫酸水素塩溶液によるオレフィンの反応により、所望するアルカンスルホン酸 のアンモニウムまたはアルカリ金属塩が好ましく得られる。本発明の好ましい態 様の1つにおいて、数モル過剰の濃塩酸または塩化水素ガスをアルカンスルホン 酸アンモニウムimH液に加えることによりアルカンスルホン酸はその塩から遊 離する。塩化水素ガスは存在するアルカンスルホン酸アンモニウム塩1モルに対 して約25モル以」二の量を好ましく使用する。HCIはアルカンスルホン酸ア ンモニウム1モルに対して通例4モル以下のI を使用し、約28〜32モルの 範囲のHCIが特に好ましいことがわかった。
過剰のMCIによって、残余の塩懸濁液中の塩化アンモニウムの溶解度がごく僅 かである為、固体として存在する塩化アンモニウムは、常温または60°Cまで のやや高い温度における濾過および/または遠心分離により液相から分離できる 。次いで得られた液体は2段階の蒸留により分離し、最初に純粋な塩化水素を留 去し通例主工程に戻す。HCI/H7O混合物は80°C以下、好ましくは約4 0〜80’Cの範囲の温度で緩やかな減圧下で分離する。水分の寄与を考慮に入 れて、分離したHCI/H,O共沸混合物もまた系に戻してもよい。
塩化水素と制限量の水を分離させた後、遊離アルカンスルホン酸は、薄色で、実 質上クロライドを含まない反応生成物として得られる。アルカンスルホン酸中の クロライド含量は通例500 ppIR以下、好ましくはI OOppm以下で ある。
本発明の好ましい態様の1つにおいて、工程の水バランスはアルカンスルホン酸 の残留水の量か2〜約30重量%、好ましくは約5〜20重量%になるよう調整 する。得られた濃厚アルカンスルホン酸は、所望によりさらに水を留去した後、 予定する個々の使用に適応させる。
本発明の開示を完全にする為に、短鎖アルカンスルホン酸の工業的合成の主要点 をもう一度以下に記載する。
反応第一段階において、亜硫酸水素アンモニウム溶液を二酸化硫黄とアンモニア 水溶液から好ましく調製する。第二段階において、亜硫酸水素塩溶液をラジカル 開始剤と、所望により可溶化剤の存在下で、オレフィンと反応させる。第三段階 において、過剰の水を留去し第一段階へ戻す。第四段階において、アルカンスル ホン酸塩溶液は蒸留によって濃縮し、濃塩酸または塩化水素ガスによって酸性化 する。第五段階において、生成した塩化アンモニウムを濾過または遠心分離する 。第六段階において、過剰の塩酸を蒸留により除くと、アルカンスルホン酸か残 留し、除いた塩酸は第四段階に戻してもよい。
本発明によって製造された短鎖アルカンスルホン酸は、リンも窒素も含まない為 、生態学的に特に安全な薬剤に分類される。良好ないし大変良好の範囲に入る洗 浄効果を得る為には、アルカンスルホン酸か炭素原子4個以下の鎖長を持ち、ク ロライドとサルフェート成分か低濃度であるということかとりわけ重要である。
反応器には自動吸入タービン撹拌機を装備した二重構造の1ρ実験用オートクレ ーブを用いた。撹拌機は電磁クラッチを介して作動し、毎分1500回転させた 。CrNiMo綱のオートクレーブは耐破裂性で、温度計管、圧力計、圧力記録 計、底バルブ、充填口およびカス供給管が装備されている。メタノール溶液36 0m1、過安息香酸[−ブチル4. 56m1 (−24mmol) 、アンモ ニア水でpH9に調整した44%亜硫酸水素アンモニウム水溶液1070m+o l(= 190m1)を、充填口より導入した。オートクレーブを閉じた後、I −ブテンI 29. 2 g (−2180mmol)をガス供給管より冷却し た実験用オートクレーブへ送り液化した。
温度は110°Cまでサーモスタットにより上昇させると、反応最大圧力は22 .5barに達した。1時間反応後、オートクレーブを室温まで冷却し、注意深 く脱気した。清澄な水性メタン性反応溶液682.1gか得られた。この溶液の イオノクロマトグラフィー分析により、亜硫酸゛ト素塩の転化率は99.2%、 副生成物であるサルフェートの収率は13%、ブタンスルホン酸の収率は83. 9%であることか明らかになった。
さらに処理する為、溶液を実験用ロータリーエバポレーター内で220gまで濃 縮し、塩化水素ガスを10012/hの割合で清澄な黄色の溶液に冷却しながら 導入した。白色の懸濁液か形成し、そこから生成した結晶塩化アンモニウムは濾 過により取り除いた。塩を濃HCI溶液で洗浄した後、濾液を合わせてロータリ ーエバポレーター内で濃縮した。塩酸と水の混合物を分離した後、水性ブタンス ルホン酸溶液を主成分としクロライドa−tJt55ppmまたサルフェート吉 爪1.2重■%である濃縮ブタンスルホン酸か残った。
割岨牡 実施例1に類似した反応をエタノールを可溶化剤に用いて行った。
この為に、エタノール120m1を最初に導入し、過安息香酸t−ブチル8mm olおよび亜硫酸水素アンモニラt・塩水溶液357 mmolを加え、初発p Hを7に調整した。1−ブテン(35Q mmolを加えた後、反応混合物を1 10°Cに゛C最大反応圧力をl0barにし1時間撹拌した。亜硫酸水素塩の 転化率は994%、サルフェートの収率は4.8%、またブタンスルホン酸の収 率は45.5%であった。
実施例3 実施例1に類似した反応を可溶化剤を用いずに行った。この為に、過安息香酸t −ブチル24 mmolを亜硫酸水素アンモニウム水溶液1070mmolに溶 解し、初発pHを90に調整した。1−ブテン1210mmolを加えた後、反 応混合物を110°Cにて最大反応圧力を17barにし1時間撹拌した。亜硫 酸水素塩の転化率は96.8%、サルフェートの収率は53%、またブタンスル ホン酸の1は79.1%であった。
阻シ、 実施例1に類似した反応をトランス−2−ブテンによって行った。
この為に、メタノール120m1を最初に導入し、過安息香酸t−ブチル8mm olおよび亜硫酸水素アンモニウト水溶液400 mmolを加え、明発pHを 9に調整した。トランス−2−ブテン543 mmolを加えた後、反応混合物 を110°Cにて最大反応圧力を1Qbarにし1時間撹拌した。亜硫酸水素塩 の転化率は97.4%、サルフェートの収率は66%、またブタンスルホン酸の 収率は86.7%テアっ実施例5 実施例1に類似した反応をプロペンによって行−〕だ。この為に、メタノール1 20m1を最初に導入し、過安息香酸t−ブチル8mmolおよび亜硫酸水素ア ンモニウム水溶i& 400 mmolを加え、初発pHを9に調整した。プロ ペン900 mmolを加えた後、反応混合物を110°Cにて最大反応圧力を 18barにし1時間撹拌した。亜硫酸水素の転化率は999%、サルフェート の収率は23%、またプロパンスルホン酸の収率は725%であった。
川6− 実施例1に類似した反応をエテノによって行った。この為に、メタノール120 m1を最初に導入し、過安息香酸t−ブチル3mmolおよび亜硫酸水素アンモ ニウム400 mmol溶液を加え、初発pHを9に調整した。エテノ892m molを加圧下にて加えた後、反応混合物を110°Cにて最大反応圧力を20 barにし1時間撹拌した。亜硫酸水素の転化率は99.9%、サルフェートの 収率は2.2%、またエテノスルホン酸の収率は66.9%であった。
国際調査報告 国際調査報告

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.炭素原子2〜4個の炭化水素鎖長を持つ事実上サルフェートを含まないアル カンスルホン酸および/またはその塩を得る為に、少なくとも化学量論量の対応 するオレフィンもしくはオレフィン混合物を水性亜硫酸水素塩溶液およびラジカ ル開始剤と、中性からアルカリ性の範囲において混合し、50℃以上の温度にて 少なくとも閉鎖反応系で通常の圧力下で反応させ、その後アルカンスルホン酸塩 は所望により遊離酸へ転化させることを特徴とする、ラジカル開始剤の存在下に おけるオレフィンに対する水性溶液からの亜硫酸水素の付加による短鎖アルカン スルホン酸および/またはその塩の製造方法。
  2. 2.炭素原子2〜4個の炭化水素鎖長を持つ開鎖1−アルカン、2−アルカンお よび/またはアルカジエンをオレフィン性炭化水素として使用することを特徴と する、請求項1に記載の方法。
  3. 3.水性反応成分の初発pHが7〜9の範囲であることを特徴とする請求項1お よび2に記載の方法。
  4. 4.pHをアンモニアおよび/またはアルカリ金属水酸化物の溶液により調整す ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  5. 5.オレフィンを亜硫酸水素塩1molにっき2mol以下の量、好ましくは亜 硫酸水素塩1molにっき1〜1.8mol使用することを特徴とする請求項1 〜4のいずれかに記載の方法。
  6. 6.生成したアルカンスルホン酸中のサルフェート含量を5重量%以下、好まし くは3重量%を越えない、より好ましくは約1〜2重量%の範囲に、より好まし くはラジカル開始剤の選択によって維持することを特徴とする請求項1〜5のい ずれかに記載の方法。
  7. 7.ラジカル開始剤として有機パーオキシドおよび/またはヒドロパーオキシド を、特に好ましくは分枝鎖状アルコール成分を持つ過安息香酸アルキルエステル を使用することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 8.過安息香酸t−ブチルをラジカル開始剤として、亜硫酸水素塩に対して0. 5〜5モル%、好ましくは約1.5〜2.5モル%使用することを特徴とする請 求項7のいずれかに記載の方法。
  9. 9.可溶化剤、より好ましくは1〜4の炭素原子を含む低級アルカノールを使用 して行うことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 10.反応を不活性ガスもしくは酸素を含むガス中にて行うことを特徴とする請 求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 11.二酸化硫黄とアンモニアからその場で調製した亜硫酸水素アンモニウム溶 液を使用することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
  12. 12.反応を60〜130℃の温度において、好ましくは約80〜110℃の温 度において、閉鎖反応系において任意の圧力に設定して行うことを特徴とする請 求項1〜11のいずれかに記載の方法。
  13. 13.反応を不連続もしくは連続して行い、連続反応は特にチューブ式反応器も しくは撹拌式タンク反応器カスケードで行うことを特徴とする請求項1〜12の いずれかに記載の方法。
  14. 14.生成したアルカンスルホン酸の塩に濃厚もしくはHClガスをアルカンス ルホン酸の塩1molに対して2.5〜約4mol、好ましくは約2.8〜3. 2mol加え、アルカリ金属および/またはアンモニウムの塩化物を沈殿させる ことにより、対応するアルカンスルホン酸に転化させることを特徴とする請求項 1〜13のいずれかに記載の方法。
  15. 15.HClの分離を、最初に塩化水素ガスを通して所望により主反応に戻し、 次に緩やかな真空中に40〜約80度の温度においてHCl/水混合物を分離す ることにより多段階、より好ましくは2段階において行うことを特徴とする請求 項14のいずれかに記載の方法。
  16. 16.液相に残ったアルカンスルホン酸が2〜約30重量%、好ましくは約5〜 20重量%の残余の水と共に蓄積するところまで蒸留によるHClの分離を続け ることを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の方法。
  17. 17.クロライド含量が500ppm以下、好ましくは100ppm以下である ことを特徴とする請求項14のいずれかに記載のアルカンスルホン酸。
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DE3929985A1 (de) 1991-03-14

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