JPH0549863U - 水槽用凍結防止装置およびこれが設置された給水設備 - Google Patents

水槽用凍結防止装置およびこれが設置された給水設備

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JPH0549863U
JPH0549863U JP10206891U JP10206891U JPH0549863U JP H0549863 U JPH0549863 U JP H0549863U JP 10206891 U JP10206891 U JP 10206891U JP 10206891 U JP10206891 U JP 10206891U JP H0549863 U JPH0549863 U JP H0549863U
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water
tank
temperature
water tank
fan heater
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JP10206891U
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Inventor
健一郎 斉藤
Original Assignee
大成建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】水槽内の水の凍結防止を簡便に行う。 【構成】本考案の水槽用凍結防止装置は、水槽内の空気
温度を検知する温度センサー21と、この温度センサー
21により稼働されるファンヒーター25と、このファ
ンヒーター25に接続される吸込みダクト26および吹
出しダクト27とからなる。ファンヒーター25は、電
気ヒーター23とファン24とからなり、これらととも
に温度センサー21が制御盤22に接続されている。こ
の装置は水槽の上部に設置され、温度センサー21にフ
ァンヒーター25を稼働させる温度を設定する。この温
度が検知されればファンヒーター25が稼働し、水槽内
の空気を暖めながら循環させる。これにより、水槽内の
空気を水の凍結が予想される温度以上に保持して、水の
凍結を防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、寒冷地などにおける受水タンクや高置タンク等の水槽内の水の凍結 を防止するための装置およびこの装置が設置された給水設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、寒冷地において屋外に設置された受水タンクや高置タンク等の水槽内の 水の凍結を防止するためには、例えば次のような対策が採られている。その対策 が施された高置タンク方式の給水設備の概略図を図3に示す。 通常、受水タンク1の水位制御にはボールタップ2が使用されるが、このボー ルタップ2への配管やボールタップ2の弁部等からなるボールタップ部内の水の 凍結防止には、水位制御用の二方形弁3を水槽外部に設置し、この二方形弁3か らの配管を受水タンク1内のボールタップ2に接続するとともに、この二方形弁 3に配線されたレベルセンサー4を受水タンク1内に配置している。そして、ボ ールタップ2による制御水位を、レベルセンサー4により検知して制御する最高 水位より高く設定しておく。そのため、二方形弁3の故障等に因って水槽内の水 位がボールタップ2による制御水位に至ることがない限り、二方形弁3の開閉に 関わらずボールタップ2の弁部は開いていることになる。二方形弁3が開いてい ればボールタップ部にも水が流れているので、ボールタップ部内の水は凍結しな いが、二方形弁3が閉じた時には二方形弁3からボールタップ部への給水が止ま る。この時に、前述のような制御水位の設定によってボールタップ2の弁部が開 いた状態になるために、ボールタップ部内の水がそこに留まらず水槽内に落ちて 空になり、ボールタップ部内の水の凍結が防げる。したがって、ボールタップ2 の水位制御機能は、二方形弁3とレベルセンサー4とによる水位制御が不能とな った時にのみ発揮される。
【0003】 水表面部の凍結の防止には、高置タンク6から各水栓7へ給水するための給水 主管8の下流に循環用戻り管9を受水タンク内まで延ばして、その途中に外気温 度感知用の温度センサ10を接続した凍結防止用の二方形弁11を設けている。 そして、外気温度が例えば0℃になった時に二方形弁11が開くように設定して おく。それにより、夜間など水栓7への給水がほとんどなく、受水タンク1から 高置タンク6への揚水が必要ないため通常は揚水ポンプ14が作動しない場合に おいて、外気温度が0℃以下になって二方形弁11が開いた時には、受水タンク 1と高置タンク6との間で水の循環が生じて凍結を防止する。また、水槽廻りの 屋外に露出している配管は、外側に電熱線などを巻いて配管自体の温度を上げる ことにより、その内部の水の凍結を防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来法には、次のような問題点があった。まず、ボールタップ部内の水の 凍結防止のために、二方形弁とレベルセンサーとからなるもう一つの水位制御機 器を受水タンクに設置するという無駄がある。すなわち、ボールタップは、二方 形弁とレベルセンサーとからなる水位制御機器が故障した時にのみ水位制御機能 を果たすだけである。また、受水タンクと高置タンクとの間で水を循環させるた めには、受水タンクまでの循環戻り管や外気温度感知用の温度センサを接続した 二方形弁の設置などの設備コストがかかるとともに、循環用の動力コストも余分 にかかる。
【0005】 本考案は、このような問題点を解決することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
そのため、本考案は、水槽内の空気温度を検知する温度センサと、この温度セ ンサによる設定温度の検知に連動して稼働するファンヒーターと、このファンヒ ーター内に前記水槽内の空気を導入するための吸込みダクトと、前記ファンヒー ター内に導入されて暖められた空気を水槽内に戻すための吹出しダクトとからな ることを特徴とする水槽用凍結防止装置を提供する。 受水タンクと高置タンクとが揚水管により接続され、高置タンクから配設されて 本考案はまた、ある給水主管より各水栓へ給水する高置タンク方式の給水設備 において、前記受水タンクと高置タンクとのいずれか一方または双方に、水槽内 の空気温度を検知する温度センサと、この温度センサによる設定温度の検知に連 動して稼働するファンヒーターと、このファンヒーター内に前記水槽内の空気を 導入するための吸込みダクトと、前記ファンヒーター内に導入されて暖められた 空気を水槽内に戻すための吹出しダクトとからなることを特徴とする水槽用凍結 防止装置が設置された給水設備を提供する。
【0007】
【作用】
本考案の水槽用凍結防止装置を水槽に設置し、ファンヒーターを稼働させる温 度として、水の凍結が予想される温度(例えば0℃)を温度センサに予め設定す ることにより、以下の作用が生じる。すなわち、水槽内の空気温度が設定温度以 下となったことを温度センサが検知すると、ファンヒーターが稼働して、吸込み ダクトより水槽内の空気をファンヒーター内に導入してこれを暖め、暖められた 空気を吹出しダクトより水槽内に戻す。これにより、水槽内の空気を循環させな がら暖める。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 本実施例の水槽用凍結防止装置12を受水タンク1および高置タンク6に設置 した場合の、高置タンク方式の給水設備の概要図を図1に示す。地上付近に設置 された受水タンク1内には、給水引込み管13からボールタップ2を通して水が 供給されて蓄えられ、受水タンク1内の水位はこのボールタップ2により一定値 になるように制御される。この受水タンク1内の水は、建物の屋上等に設置され た高置タンク6へ揚水ポンプ14により揚水管15を通して揚げられ、ここから 給水主管8を介して各水栓7へ供給される。
【0009】 この水槽用凍結防止装置12の構成を、図2に示す。 21は水槽内の空気温度を検知する温度センサであり、ファンヒーター25の 動作を制御する制御盤22に配線されている。23は電気ヒーター、24はファ ンであり、ともに制御盤22に配線され、ファンヒーター25を構成している。 26は水槽内の空気をファンヒーター25内に導入するための吸込みダクトであ り、27はファンヒーター25からの空気を水槽内に戻すための吹出しダクトで ある。28はスライド式ダンパであり、夏季に湿気がファンヒーター内に入るの を防止する目的で、吸込みダクト26および吹出しダクト27のファンヒーター 25に近い部分に設けられている。
【0010】 この例では、吸込みダクト26および吹出しダクト27の上部分が、下部パネ ル29と上部を覆うカバーパネル30とからなるハウジング内に収められている 。下部パネル29にはファンヒーター25が据えつけられ、この装置全体が水槽 の上部に設置される時に、この下部パネル29がその部分における水槽の上部パ ネルとなる。斜線を施した吸込みダクト26および吹出しダクト27の下部分は 、装置を水槽上部に設置する際に、現場において、水槽の上部パネル31の面の 位置で各ダクトの上部分に接続される。したがって、水槽の上部パネルの中央部 を外し、そこに、両ダクトの上部分とこれらを接続したファンヒーター25が収 められたハウジングを設置して、このハウジングの下部パネル29と水槽の上部 パネル31とを固定し、両ダクトの下部分を各上部分に嵌め込んで接続すること により、水槽用凍結防止装置は水槽上部に設置される。この時、温度センサ21 は、その配線部分をハウジングの下部パネル29において貫通させることなどに より、水槽内の上部空間に配置する。
【0011】 次に、この水槽用凍結防止装置12の動作を示す。 ファンヒーター25を稼働させる温度(水の凍結が予想される温度であり、例 えば0℃。以下、稼働温度と称する)とファンヒーター25を停止させる温度( 水の凍結が完全に予想されない温度であり、例えば3℃。以下、停止温度と称す る)とを予め設定して、制御盤22より入力しておく。水槽内の空気温度が予め 設定された稼働温度以下となったことを温度センサ21が検知すると、ファンヒ ーター25が稼働する。すなわち、電気ヒーター23とファン24とが起動し、 水槽内の空気が吸込みダクト26を通ってファンヒーター25内に導入されて、 電気ヒーターの制御により例えば30℃程度に暖められ、暖められた空気が吹出 しダクト27を通って水槽内に戻る。この動作により水槽内の空気は徐々に暖め られて、水の凍結が予想されない温度に維持される。また、この例では、水槽内 の温度が上昇しすぎないように温度センサに停止温度を設定している。そのため 、水槽内の空気温度が予め設定された停止温度以上となったことを温度センサ2 1が検知すれば、ファンヒーター25が停止して、前記の動作は終了する。再び 水槽内の空気温度が稼働温度以下となれば、温度センサ21が検知するしてファ ンヒーター25が稼働する。このようにして、水槽内の空気温度は水の凍結が予 想されない温度に常に保持され、水槽内の水の凍結が防止される。
【0012】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の水槽用凍結防止装置によれば、水槽上部にこれ を設置して水槽内の空気温度を水の凍結が予想されない温度に常に保持すること により、水槽内の水の凍結を防止することができる。そのため、従来のようにボ ールタップ部内の水の凍結防止のために、水位制御用の二方形弁およびレベルセ ンサーを設ける必要がなくなり、受水タンクの水位制御はボールタップのみで行 うことができる。また、本考案の給水設備においては、受水タンクと高置タンク との間で水を循環させて水表面の凍結を防止する必要もないため、循環用戻り管 や二方形弁の設置の手間が省け、循環用の動力費もかからない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の給水設備の一実施例を示す概要図であ
る。
【図2】本考案の水槽用凍結防止装置の一実施例の構成
を示す側面図である。
【図3】従来の凍結防止対策が施された、高置タンク方
式の給水設備の概要図である。
【符号の説明】
1 受水タンク 6 高置タンク 8 給水主管 12 水槽用凍結防止装置 15 揚水管 21 温度センサ 25 ファンヒーター 26 吸込みダクト 27 吹出しダクト

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】水槽内の空気温度を検知する温度センサ
    と、この温度センサによる設定温度の検知に連動して稼
    働するファンヒーターと、このファンヒーター内に前記
    水槽内の空気を導入するための吸込みダクトと、前記フ
    ァンヒーター内に導入されて暖められた空気を水槽内に
    戻すための吹出しダクトとからなることを特徴とする水
    槽用凍結防止装置。
  2. 【請求項2】受水タンクと高置タンクとが揚水管により
    接続され、高置タンクから配設されてある給水主管より
    各水栓へ給水する高置タンク方式の給水設備において、
    前記受水タンクと高置タンクとのいずれか一方または双
    方に、水槽内の空気温度を検知する温度センサと、この
    温度センサによる設定温度の検知に連動して稼働するフ
    ァンヒーターと、このファンヒーター内に前記水槽内の
    空気を導入するための吸込みダクトと、前記ファンヒー
    ター内に導入されて暖められた空気を水槽内に戻すため
    の吹出しダクトとからなることを特徴とする水槽用凍結
    防止装置が設置された給水設備。
JP10206891U 1991-12-11 1991-12-11 水槽用凍結防止装置およびこれが設置された給水設備 Pending JPH0549863U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159544B1 (ko) * 2010-02-01 2012-06-26 곽병관 수도관 동파방지용 순환펌프장치
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