JPH0549610A - 磁気共鳴診断装置 - Google Patents
磁気共鳴診断装置Info
- Publication number
- JPH0549610A JPH0549610A JP3211286A JP21128691A JPH0549610A JP H0549610 A JPH0549610 A JP H0549610A JP 3211286 A JP3211286 A JP 3211286A JP 21128691 A JP21128691 A JP 21128691A JP H0549610 A JPH0549610 A JP H0549610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic resonance
- pulse
- magnetic field
- nuclides
- nuclide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の核種に基づく生化学情報が短時間で観
測でき、かつ、MRIとMRSIとを一連のシーケンス
で行なうことのできる磁気共鳴診断装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 位置情報を磁化にエンコードするために印加
する勾配磁場の影響を180度反転パルスを用いて適宜
キャンセルすることによってそれぞれの核種に応じたエ
ンコードステップだけ位相エンコードを行う。これによ
って核種毎に、ボクセルサイズ(マトリクスサイズ)の
異なるMRSIを得る。また、プロトンMRSIを行う
ために必要な水信号の抑圧を行う前にプロトン画像を収
集するパルス系列を挿入し、MRSIデータの収集時間
内に、MRI情報を収集する。 【効果】 複数の核種に基づく生化学情報の収集時間を
短縮化することができ、かつ、MRIとMRSIを短時
間で得ることができるようになる。
測でき、かつ、MRIとMRSIとを一連のシーケンス
で行なうことのできる磁気共鳴診断装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 位置情報を磁化にエンコードするために印加
する勾配磁場の影響を180度反転パルスを用いて適宜
キャンセルすることによってそれぞれの核種に応じたエ
ンコードステップだけ位相エンコードを行う。これによ
って核種毎に、ボクセルサイズ(マトリクスサイズ)の
異なるMRSIを得る。また、プロトンMRSIを行う
ために必要な水信号の抑圧を行う前にプロトン画像を収
集するパルス系列を挿入し、MRSIデータの収集時間
内に、MRI情報を収集する。 【効果】 複数の核種に基づく生化学情報の収集時間を
短縮化することができ、かつ、MRIとMRSIを短時
間で得ることができるようになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気共鳴現象を利用し
て被検体のスペクトル情報、及び画像情報を得る磁気共
鳴診断装置に係り、特に、各情報の収集時間を短縮する
技術に関する。
て被検体のスペクトル情報、及び画像情報を得る磁気共
鳴診断装置に係り、特に、各情報の収集時間を短縮する
技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気共鳴診断装置の開発が進む中
で、被検体の生化学的な情報(虚血性疾患、代謝異常、
癌の性状、及び治療効果等)を非侵襲で収集し、評価す
る方法が実用に供されている。
で、被検体の生化学的な情報(虚血性疾患、代謝異常、
癌の性状、及び治療効果等)を非侵襲で収集し、評価す
る方法が実用に供されている。
【0003】スペクトロスコピーはこのような評価に用
いられるものてであり、例えば、リンのスペクトロスコ
ピーからは組織の活性度を反映するエネルギー代謝情報
を得ることができ、プロトンのスペクトロスコピーから
は、虚血状態の程度を示す乳酸、脳の機能と精密な関係
を示すといわれているNAA(N−アセチルアスパラギ
ン酸)等の代謝産物を検出することができる。さらに、
これらの分布を画像化(MRSI:Magnetic Resonance
Spectroscopic Imaging) することで、正常組織と疾患
部位の診断が可能であると言われており、高度の予防診
断等を行うためには、複数の核種によってもたらされる
生化学情報(機能情報)の分布をそれぞれ得ることが望
まれている。
いられるものてであり、例えば、リンのスペクトロスコ
ピーからは組織の活性度を反映するエネルギー代謝情報
を得ることができ、プロトンのスペクトロスコピーから
は、虚血状態の程度を示す乳酸、脳の機能と精密な関係
を示すといわれているNAA(N−アセチルアスパラギ
ン酸)等の代謝産物を検出することができる。さらに、
これらの分布を画像化(MRSI:Magnetic Resonance
Spectroscopic Imaging) することで、正常組織と疾患
部位の診断が可能であると言われており、高度の予防診
断等を行うためには、複数の核種によってもたらされる
生化学情報(機能情報)の分布をそれぞれ得ることが望
まれている。
【0004】ところが、生体内におけるリン等の代謝物
質の濃度は数ミリモルから数十ミリモル程度と低濃度で
あるためその計測には長時間を要する。
質の濃度は数ミリモルから数十ミリモル程度と低濃度で
あるためその計測には長時間を要する。
【0005】また、各核種毎に検出感度が異なるので、
各核種で得られる分布画像のボクセルサイズを揃えるこ
とができない。したがって、従来では、複数の核種から
の磁気共鳴スペクトルを観測する際には、各核種毎にパ
ルスシーケンス中のエンコード時間、あるいはエンコー
ドの為の勾配磁場強度を変更しなければならないので、
一連のパルスシーケンスで複数の核種からの磁気共鳴ス
ペクトルを得ることができず、観測する核種の数だけ測
定時間が長くなるという欠点があった。
各核種で得られる分布画像のボクセルサイズを揃えるこ
とができない。したがって、従来では、複数の核種から
の磁気共鳴スペクトルを観測する際には、各核種毎にパ
ルスシーケンス中のエンコード時間、あるいはエンコー
ドの為の勾配磁場強度を変更しなければならないので、
一連のパルスシーケンスで複数の核種からの磁気共鳴ス
ペクトルを得ることができず、観測する核種の数だけ測
定時間が長くなるという欠点があった。
【0006】また、生体内のプロトンやリン等の代謝物
の濃度は極めて低いので、MRSI画像の分解能は通常
のMRI画像に比べて劣っている。したがって、MRS
I画像のみでは位置の同定が非常に困難であるので、従
来においては、MRI画像とMRSI画像との両者を
得、これによって、位置の同定を行なっている。このた
め、測定時間が著しく長くなっていた。
の濃度は極めて低いので、MRSI画像の分解能は通常
のMRI画像に比べて劣っている。したがって、MRS
I画像のみでは位置の同定が非常に困難であるので、従
来においては、MRI画像とMRSI画像との両者を
得、これによって、位置の同定を行なっている。このた
め、測定時間が著しく長くなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
ける磁気共鳴診断装置では、複数の核種からの磁気共鳴
スペクトルを測定する際には、核種の数だけパルスシー
ケンスを実施する必要があるので、長時間を要する。ま
た、MRSI画像における位置の同定を行なう場合に
は、MRI画像を撮像する必要があり、この際において
も、MRSIとMRIとで異なるパルスシーケンスを実
施する必要があるのでデータ収集に長時間を要するとい
う欠点があった。
ける磁気共鳴診断装置では、複数の核種からの磁気共鳴
スペクトルを測定する際には、核種の数だけパルスシー
ケンスを実施する必要があるので、長時間を要する。ま
た、MRSI画像における位置の同定を行なう場合に
は、MRI画像を撮像する必要があり、この際において
も、MRSIとMRIとで異なるパルスシーケンスを実
施する必要があるのでデータ収集に長時間を要するとい
う欠点があった。
【0008】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その第1の目的は、複数の核
種からの磁気共鳴スペクトルを短時間で収集できる磁気
共鳴診断装置を提供することである。また、第2の目的
は、MRSI画像とMRI画像の両者を短時間で撮影す
ることのできる磁気共鳴診断装置を提供することであ
る。
るためになされたもので、その第1の目的は、複数の核
種からの磁気共鳴スペクトルを短時間で収集できる磁気
共鳴診断装置を提供することである。また、第2の目的
は、MRSI画像とMRI画像の両者を短時間で撮影す
ることのできる磁気共鳴診断装置を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、選択励起パルスを印加して対象核種を励
起させ、この対象核種に位相エンコード情報を付加した
後、発生した磁気共鳴信号を観測して当該対象核種のス
ペクトル情報を得る磁気共鳴診断装置において、複数の
核種を同時に励起させるとともに、各核種にエンコード
量を調整するための選択性パルスを適宜印加する手段を
具備することが特徴である。
め、本発明は、選択励起パルスを印加して対象核種を励
起させ、この対象核種に位相エンコード情報を付加した
後、発生した磁気共鳴信号を観測して当該対象核種のス
ペクトル情報を得る磁気共鳴診断装置において、複数の
核種を同時に励起させるとともに、各核種にエンコード
量を調整するための選択性パルスを適宜印加する手段を
具備することが特徴である。
【0010】また、他の発明では、被検体に選択励起パ
ルスを印加し、発生した磁気共鳴信号を観測して磁気共
鳴スペクトル、及び磁気共鳴画像を得る磁気共鳴診断装
置において、前記選択励起パルスのフリップ角θは、9
0°<θ<180°であり、励起された縦磁化が正味0
となる間に磁気共鳴画像情報を収集する手段と、前記縦
磁化が正味0となる時刻から後に磁気共鳴スペクトル情
報を収集する手段と、を有することを特徴とする。
ルスを印加し、発生した磁気共鳴信号を観測して磁気共
鳴スペクトル、及び磁気共鳴画像を得る磁気共鳴診断装
置において、前記選択励起パルスのフリップ角θは、9
0°<θ<180°であり、励起された縦磁化が正味0
となる間に磁気共鳴画像情報を収集する手段と、前記縦
磁化が正味0となる時刻から後に磁気共鳴スペクトル情
報を収集する手段と、を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】上述の如く構成すれば、特定の核種に、180
°の選択性パルスが印加されこのパルスの前後にエンコ
ード方向の勾配磁場が印加される。そして、180°パ
ルスが印加された核種は、この前後の勾配磁場が互いに
相殺され、180°パルスが印加されない核種は、両磁
場が加算される。従って、この勾配磁場の大きさを適宜
調整すれば、異なる核種にそれぞれ任意のエンコードを
与えることができる。その結果、1回のパルスシーケン
スで、複数核種の磁気共鳴信号を得ることができる。
°の選択性パルスが印加されこのパルスの前後にエンコ
ード方向の勾配磁場が印加される。そして、180°パ
ルスが印加された核種は、この前後の勾配磁場が互いに
相殺され、180°パルスが印加されない核種は、両磁
場が加算される。従って、この勾配磁場の大きさを適宜
調整すれば、異なる核種にそれぞれ任意のエンコードを
与えることができる。その結果、1回のパルスシーケン
スで、複数核種の磁気共鳴信号を得ることができる。
【0012】また、磁気共鳴スペクトルと磁気共鳴画像
を得る場合には、90°<θ<180°なるフリップ角
θの選択励起パルスを目的領域に印加する。そして、縦
磁化がゼロになるまでの間にフィールドエコー法等を用
いて磁気共鳴画像情報を収集する。また、縦磁化がゼロ
になった後に、代謝物を観測するためのRFパルスを印
加し、磁気共鳴スペクトル情報を得る。従って、1回の
パルスシーケンスで磁気共鳴スペクトル情報、及び磁気
共鳴画像情報を得ることができるようになる。
を得る場合には、90°<θ<180°なるフリップ角
θの選択励起パルスを目的領域に印加する。そして、縦
磁化がゼロになるまでの間にフィールドエコー法等を用
いて磁気共鳴画像情報を収集する。また、縦磁化がゼロ
になった後に、代謝物を観測するためのRFパルスを印
加し、磁気共鳴スペクトル情報を得る。従って、1回の
パルスシーケンスで磁気共鳴スペクトル情報、及び磁気
共鳴画像情報を得ることができるようになる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の一実施例に係る磁気共鳴診
断装置の構成を示すブロック図である。
に説明する。図1は本発明の一実施例に係る磁気共鳴診
断装置の構成を示すブロック図である。
【0014】同図に示す磁気共鳴診断装置は、主磁場
(静磁場)を発生するための主磁石10と、主磁石電源
11と、直交するX,Y,Zの3軸方向にそれぞれ線形
の勾配磁場分布を持つ勾配磁場を生成するための複数の
勾配コイルを含む勾配コイル系12と、勾配コイル電源
13と、複数のシムコイルを含むシムコイル系14と、
シムコイル電源15と、高周波磁場の印加と磁気共鳴信
号の検出のための高周波プローブ16と、プローブ16
に高周波信号を供給する送信器17と、ブローブ16で
検出された磁気共鳴信号を受信し検波および増幅する受
信器18と、シーケンスコントローラ19およびCPU
/メモリ20によって構成される。ここで、送信器1
7、受信器18は多核種磁気共鳴信号をそれぞれ励起あ
るいは受信可能であり、プローブ16は多核種からの磁
気共鳴信号を同時に観察可能なように各々に対してデチ
ュウーンならびにデカップリングが施されている。ま
た、CPU/メモリ20およびシーケンスコントローラ
19は、高周波パルスの印加のタイミングならびに勾配
磁場の印加のタイミングを各々送信器17、勾配コイル
電源13に対して制御信号を送出するものである。
(静磁場)を発生するための主磁石10と、主磁石電源
11と、直交するX,Y,Zの3軸方向にそれぞれ線形
の勾配磁場分布を持つ勾配磁場を生成するための複数の
勾配コイルを含む勾配コイル系12と、勾配コイル電源
13と、複数のシムコイルを含むシムコイル系14と、
シムコイル電源15と、高周波磁場の印加と磁気共鳴信
号の検出のための高周波プローブ16と、プローブ16
に高周波信号を供給する送信器17と、ブローブ16で
検出された磁気共鳴信号を受信し検波および増幅する受
信器18と、シーケンスコントローラ19およびCPU
/メモリ20によって構成される。ここで、送信器1
7、受信器18は多核種磁気共鳴信号をそれぞれ励起あ
るいは受信可能であり、プローブ16は多核種からの磁
気共鳴信号を同時に観察可能なように各々に対してデチ
ュウーンならびにデカップリングが施されている。ま
た、CPU/メモリ20およびシーケンスコントローラ
19は、高周波パルスの印加のタイミングならびに勾配
磁場の印加のタイミングを各々送信器17、勾配コイル
電源13に対して制御信号を送出するものである。
【0015】次に、図1に示した磁気共鳴診断装置を用
いて複数の核種に基づく代謝物質等のMRSIデータを
同時に収集するパルスシーケンスについて説明する。な
お、ここでの説明では便宜上2つの核種A核、B核の場
合で1次元の空間情報をマッピングする例について述べ
る。
いて複数の核種に基づく代謝物質等のMRSIデータを
同時に収集するパルスシーケンスについて説明する。な
お、ここでの説明では便宜上2つの核種A核、B核の場
合で1次元の空間情報をマッピングする例について述べ
る。
【0016】いま、空間情報を一意的に磁化の位相にエ
ンコードするためには、周知のように次の(1) ,(2) 式
に示す条件を満足する必要がある。
ンコードするためには、周知のように次の(1) ,(2) 式
に示す条件を満足する必要がある。
【0017】 γA ・ΔGA ・RA ・ΔtA =1 …(1) γB ・ΔGB ・RB ・ΔtB =1 …(2) ただし、γは核磁気回転比、ΔGは勾配磁場強度、Rは
空間分解能、Δtは勾配磁場印加時間、そして、サフィ
ックスのA,BはそれぞれA核、B核を示す。
空間分解能、Δtは勾配磁場印加時間、そして、サフィ
ックスのA,BはそれぞれA核、B核を示す。
【0018】そして、位相エンコード量を任意に可変さ
せるための基本原理を図2を参照して説明する。同図
(a) に示すシーケンスでは、α°のRFパルス21を印
加した後、エンコード方向の勾配磁場22(大きさG
e,時間ΔT)を印加し、次いで180°のRFパルス
23を印加し、勾配磁場24(大きさGe,時間ΔT)
を印加している。この場合においては、180°RFパ
ルス23の前後で同一の極性、強度、印加時間をもつ勾
配磁場22,24が印加されるので、各勾配磁場22,
24は互いに相殺される。従って、位相エンコードを受
けない。
せるための基本原理を図2を参照して説明する。同図
(a) に示すシーケンスでは、α°のRFパルス21を印
加した後、エンコード方向の勾配磁場22(大きさG
e,時間ΔT)を印加し、次いで180°のRFパルス
23を印加し、勾配磁場24(大きさGe,時間ΔT)
を印加している。この場合においては、180°RFパ
ルス23の前後で同一の極性、強度、印加時間をもつ勾
配磁場22,24が印加されるので、各勾配磁場22,
24は互いに相殺される。従って、位相エンコードを受
けない。
【0019】また、同図(b)に示すパルスシーケンスで
は、180°RFパルスの前後で勾配磁場の極性が異な
る。従って、各勾配磁場27,28は加算されるので、
励起された磁化は、勾配磁場27の2倍のエンコードを
受ける。
は、180°RFパルスの前後で勾配磁場の極性が異な
る。従って、各勾配磁場27,28は加算されるので、
励起された磁化は、勾配磁場27の2倍のエンコードを
受ける。
【0020】更に、同図(c) に示すパルスシーケンスで
は、180°RFパルスを印加せず、単に勾配磁場3
0,31を連続して印加しているので、励起された磁化
は、勾配磁場30の2倍のエンコードを受けることにな
る。
は、180°RFパルスを印加せず、単に勾配磁場3
0,31を連続して印加しているので、励起された磁化
は、勾配磁場30の2倍のエンコードを受けることにな
る。
【0021】つまり前記した(1) ,(2) 式を満足した状
態で、図2(a) 〜(c) に示す方法を用いれば、勾配磁場
を任意に変更することができることがわかる。
態で、図2(a) 〜(c) に示す方法を用いれば、勾配磁場
を任意に変更することができることがわかる。
【0022】次に、図3に示すパルスシーケンスを参照
しながら、A核、B核のMRSIデータを同時に収集す
る例を説明する。
しながら、A核、B核のMRSIデータを同時に収集す
る例を説明する。
【0023】同図に示すパルスシーケンスでは、まず、
A核を励起させるためのRFパルス32と、B核を励起
させるためのRFパルス34を同時に印加する。その
後、大きさΔG、印加時間Δtのエンコード方向の勾配
磁場35を印加する。
A核を励起させるためのRFパルス32と、B核を励起
させるためのRFパルス34を同時に印加する。その
後、大きさΔG、印加時間Δtのエンコード方向の勾配
磁場35を印加する。
【0024】これによって、RFパルス32,34は勾
配磁場35による位相エンコードを受ける。その後、大
きさΔG′、印加時間Δt′の勾配磁場36,37が続
けて印加され、勾配磁場36,37の印加間隔にA核に
ついてのみ180°RFパルス33が印加される。
配磁場35による位相エンコードを受ける。その後、大
きさΔG′、印加時間Δt′の勾配磁場36,37が続
けて印加され、勾配磁場36,37の印加間隔にA核に
ついてのみ180°RFパルス33が印加される。
【0025】従って、前述したように、A核は勾配磁場
36,37によるエンコードは受けない。即ちA核の勾
配磁場ΔGA は、ΔGA =ΔGとなり、勾配磁場35に
よるエンコードのみを受けることになる。
36,37によるエンコードは受けない。即ちA核の勾
配磁場ΔGA は、ΔGA =ΔGとなり、勾配磁場35に
よるエンコードのみを受けることになる。
【0026】また、B核は180°RFパルスが印加さ
れないので、勾配磁場36,37によるエンコードを受
けることになり、また、勾配磁場36,37は勾配磁場
35とは極性が逆であるので、次の(3),(4) 式が成立す
る。
れないので、勾配磁場36,37によるエンコードを受
けることになり、また、勾配磁場36,37は勾配磁場
35とは極性が逆であるので、次の(3),(4) 式が成立す
る。
【0027】 ΔG>ΔGB …(3) ΔG・Δt−2・ΔG′・Δt′=ΔGB ・ΔtB =1/(γB ・RB ) …(4) 従って、図3に示したパルスシーケンスを用いれば、A
核とB核にそれぞれ異なるエンコードを与えることがで
きる。そして、核種の数が多くなった場合でも、180
°RFパルス、及び該180°RFパルスの前後の勾配
磁場を適宜印加すれば、核種の数が多くなった場合で
も、それぞれの核種に応じたエンコードを与えることは
容易である。
核とB核にそれぞれ異なるエンコードを与えることがで
きる。そして、核種の数が多くなった場合でも、180
°RFパルス、及び該180°RFパルスの前後の勾配
磁場を適宜印加すれば、核種の数が多くなった場合で
も、それぞれの核種に応じたエンコードを与えることは
容易である。
【0028】このようにして、1回のパルスシーケンス
で複数の核種を同時に励起させ、同時に空間分布のデー
タを収集することができるのである。なお、図3に示す
パルスシーケンスで、勾配磁場36,37の1ステップ
における大きさ、及び印加時間は等しくする必要はな
く、(1) ,(2) 式を満足するように決めれば良い。ま
た、各核種のマトリクスサイズは必ずしも一致している
必要はなく、マトリクサイズが異なるために生じるエン
コードステップの超過分のデータは無視しても良いし、
あるいは信号対雑音比を改善するために加算平均処理を
含ませても良い。
で複数の核種を同時に励起させ、同時に空間分布のデー
タを収集することができるのである。なお、図3に示す
パルスシーケンスで、勾配磁場36,37の1ステップ
における大きさ、及び印加時間は等しくする必要はな
く、(1) ,(2) 式を満足するように決めれば良い。ま
た、各核種のマトリクスサイズは必ずしも一致している
必要はなく、マトリクサイズが異なるために生じるエン
コードステップの超過分のデータは無視しても良いし、
あるいは信号対雑音比を改善するために加算平均処理を
含ませても良い。
【0029】図4は勾配磁場強度を一定とした場合の多
核種同時MRSIのパルスシーケンス図である。このパ
ルスシーケンスでは、便宜上、2つの核種を励起させる
際に核磁気回転比γの絶対値が小さい核種を基準に考え
る(この例ではA核)。そして、A核のRFパルス4
0、及びB核のRFパルス41が同時に印加された後、
印加時間Δt(≦ΔtA )のエンコード方向の勾配磁場
パルス43〜47が順次印加される。また、B核につい
ては、勾配磁場パルス45と46との間に180°RF
パルス42が印加される。
核種同時MRSIのパルスシーケンス図である。このパ
ルスシーケンスでは、便宜上、2つの核種を励起させる
際に核磁気回転比γの絶対値が小さい核種を基準に考え
る(この例ではA核)。そして、A核のRFパルス4
0、及びB核のRFパルス41が同時に印加された後、
印加時間Δt(≦ΔtA )のエンコード方向の勾配磁場
パルス43〜47が順次印加される。また、B核につい
ては、勾配磁場パルス45と46との間に180°RF
パルス42が印加される。
【0030】そして、各磁場パルス43〜47の印加時
間Δtと、A核の勾配磁場印加時間ΔtA との間にΔt
N=ΔtA (Nは勾配磁場パルスの数)が成立すれば、
A核については、この勾配磁場パルスを1単位とするエ
ンコードを、目的とする回数m(m=1,2,…,M、
ただしMはマトリクスサイズ)だけ行なうことで空間情
報をマッピングできる。
間Δtと、A核の勾配磁場印加時間ΔtA との間にΔt
N=ΔtA (Nは勾配磁場パルスの数)が成立すれば、
A核については、この勾配磁場パルスを1単位とするエ
ンコードを、目的とする回数m(m=1,2,…,M、
ただしMはマトリクスサイズ)だけ行なうことで空間情
報をマッピングできる。
【0031】一方、B核については、180°RFパル
スの印加前後で勾配磁場パルスが相殺されるので、エン
コードを受ける勾配磁場パルスの数は、N1−N2 (た
だし、N1 は180°RFパルス印加前の勾配磁場パル
スの個数、N2 は同印加後の勾配磁場パルスの個数)と
なる。従って、次の(5) 式を満足させながら位相エンコ
ードを行なうことによって、B核の空間的に分布をマッ
ピングすることが可能となる。
スの印加前後で勾配磁場パルスが相殺されるので、エン
コードを受ける勾配磁場パルスの数は、N1−N2 (た
だし、N1 は180°RFパルス印加前の勾配磁場パル
スの個数、N2 は同印加後の勾配磁場パルスの個数)と
なる。従って、次の(5) 式を満足させながら位相エンコ
ードを行なうことによって、B核の空間的に分布をマッ
ピングすることが可能となる。
【0032】 Δt(N1 −N2 )=ΔtB …(5) また、図3、図4で示したパルスシーケンスによって得
られる各々の核種の分布画像の撮像領域が異なる場合に
は、撮影領域が合致するように補間操作等を行い表示す
ることでそれぞれの核種から得られる情報の空間的な分
布を総合的に診断することが可能となる。
られる各々の核種の分布画像の撮像領域が異なる場合に
は、撮影領域が合致するように補間操作等を行い表示す
ることでそれぞれの核種から得られる情報の空間的な分
布を総合的に診断することが可能となる。
【0033】次に、プロトンのMRIとMRSIとを同
時に収集するシーケンスについて説明する。なお、ここ
での説明では、便宜上、被検体の1平面内のMRI、及
びMRSIを行なう例について説明する。
時に収集するシーケンスについて説明する。なお、ここ
での説明では、便宜上、被検体の1平面内のMRI、及
びMRSIを行なう例について説明する。
【0034】図5は、N×Nマトリクスのプロトン画
像、及びM×MマトリクスのMRSIを行なう際の基本
的なパルスシーケンス図である。同図に示すように、ス
ライス方向の勾配磁場Gs が印加されているときに被検
体の目的領域の磁化を励起させるためのRFパルス51
が印加される。このときのフリップ角は90°+α(0
°<α<90°)とされている。
像、及びM×MマトリクスのMRSIを行なう際の基本
的なパルスシーケンス図である。同図に示すように、ス
ライス方向の勾配磁場Gs が印加されているときに被検
体の目的領域の磁化を励起させるためのRFパルス51
が印加される。このときのフリップ角は90°+α(0
°<α<90°)とされている。
【0035】従って、このRFパルス51によって、目
的領域の磁化は、Z軸の負方向に倒されることになる。
その後、縦緩和によってZ軸方向の磁化成分Mz は図5
に示すように徐々に大きくなり、時刻t1 にてMz =0
となる。そして、この時刻t1 にて代謝物質を励起させ
るためのRFパルス52を印加する。これによって、水
信号が抑圧されたスペクトル情報が得られる。
的領域の磁化は、Z軸の負方向に倒されることになる。
その後、縦緩和によってZ軸方向の磁化成分Mz は図5
に示すように徐々に大きくなり、時刻t1 にてMz =0
となる。そして、この時刻t1 にて代謝物質を励起させ
るためのRFパルス52を印加する。これによって、水
信号が抑圧されたスペクトル情報が得られる。
【0036】この方法は、Patt(J.Chem.Phys.(1
972)らによって紹介されている。本発明では、第1
のRFパルス51の後に、フィールドエコー法を利用し
てL=N/M回の位相エンコード57を行い、MRIデ
ータを収集する。この後に、生体水の縦磁化が縦緩和過
程によりゼロクロスする時間t1 において乳酸等のプロ
トン代謝物を観測するための高周波パルスを印加する。
そして、位相エンコードを(M×M)回順次繰り返して
上記パルスシーケンスを進めることによってプロトン代
謝物を空間マッピングする。
972)らによって紹介されている。本発明では、第1
のRFパルス51の後に、フィールドエコー法を利用し
てL=N/M回の位相エンコード57を行い、MRIデ
ータを収集する。この後に、生体水の縦磁化が縦緩和過
程によりゼロクロスする時間t1 において乳酸等のプロ
トン代謝物を観測するための高周波パルスを印加する。
そして、位相エンコードを(M×M)回順次繰り返して
上記パルスシーケンスを進めることによってプロトン代
謝物を空間マッピングする。
【0037】このように、図5に示すパルスシーケンス
を用いることによって、MRIとMRSIとを一連のパ
ルスシーケンスで得ることができるのである。その結
果、従来と比較して、データ収集時間を飛躍的に短縮す
ることができるようなる。
を用いることによって、MRIとMRSIとを一連のパ
ルスシーケンスで得ることができるのである。その結
果、従来と比較して、データ収集時間を飛躍的に短縮す
ることができるようなる。
【0038】また、得られた代謝物の分布画像と、プロ
トン画像の撮像領域が異なる場合には、撮像領域が合致
するように補間操作等を行い表示する。そして、種々の
プロトンの代謝物質の画像を、プロトン画像に重畳して
表示すれば、代謝情報から診断される疾病部位を分解能
の良好なプロトン画像から読みとることができ、生体の
状態を総合的に診断することが可能となる。
トン画像の撮像領域が異なる場合には、撮像領域が合致
するように補間操作等を行い表示する。そして、種々の
プロトンの代謝物質の画像を、プロトン画像に重畳して
表示すれば、代謝情報から診断される疾病部位を分解能
の良好なプロトン画像から読みとることができ、生体の
状態を総合的に診断することが可能となる。
【0039】さらに、プロトン以外の核種に基づくMR
SIをプロトン代謝物と同時に測定すれば、これら多核
種のMRSIを高分解能なMRI画像に重ねて表示する
ことで高度な診断が可能となる。また、図5に示したパ
ルスシーケンスの時刻t1 から図3に示すパルスシーケ
ンスを実施すれば、MRIと、多核種のMRSIを同時
に得ることができる。
SIをプロトン代謝物と同時に測定すれば、これら多核
種のMRSIを高分解能なMRI画像に重ねて表示する
ことで高度な診断が可能となる。また、図5に示したパ
ルスシーケンスの時刻t1 から図3に示すパルスシーケ
ンスを実施すれば、MRIと、多核種のMRSIを同時
に得ることができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数の核種のMRSIを行う場合に、同時にそれぞれの
核種を励起・エンコードすることによって、磁気共鳴信
号を同時に観察することが可能となるため、短時間に各
々異なった生化学情報を反映した分布を得ることができ
る。これによって、患者への負担を軽減することができ
る。また、同時に複数核種の生化学情報を画像化するこ
とができるため、位置ズレの影響を受けない画像を得る
ことができる。
複数の核種のMRSIを行う場合に、同時にそれぞれの
核種を励起・エンコードすることによって、磁気共鳴信
号を同時に観察することが可能となるため、短時間に各
々異なった生化学情報を反映した分布を得ることができ
る。これによって、患者への負担を軽減することができ
る。また、同時に複数核種の生化学情報を画像化するこ
とができるため、位置ズレの影響を受けない画像を得る
ことができる。
【0041】また、分解能が良好でないMRSIを行う
場合に疾患部位の同定を行うために必要不可欠な高分解
能なプロトン画像を、MRSIデータの収集時間内で得
られるため、被検体への負担が軽減されるばかりでな
く、MRIとMRSIによる位置ズレの影響を抑制する
ことができる。また、生体機能情報と形態情報を総合的
に評価できるために疾患等の診断の迅速化を図ることが
できるという効果が得られる。
場合に疾患部位の同定を行うために必要不可欠な高分解
能なプロトン画像を、MRSIデータの収集時間内で得
られるため、被検体への負担が軽減されるばかりでな
く、MRIとMRSIによる位置ズレの影響を抑制する
ことができる。また、生体機能情報と形態情報を総合的
に評価できるために疾患等の診断の迅速化を図ることが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る磁気共鳴診断装置の構成
を示すブロック図である。
を示すブロック図である。
【図2】180°RFパルスを印加してエンコード方向
の勾配磁場を相殺する原理を示す説明図である。
の勾配磁場を相殺する原理を示す説明図である。
【図3】2つの核種のMRSIデータを同時に収集する
際のパルスシーケンス図である。
際のパルスシーケンス図である。
【図4】2つの核種のMRSIデータを同時に収集する
際のパルスシーケンス図である。
際のパルスシーケンス図である。
【図5】MRIとMRSIを得る際のパルスシーケンス
図である。
図である。
10 主磁石 11 主磁石電源 12 勾配コイル系 13 勾配コイル 14 シムコイル系 15 シムコイル電源 16 高周波プローブ 17 送信機 18 受信機 19 シーケンスコントローラ 20 CPU/メモリ
Claims (2)
- 【請求項1】 選択励起パルスを印加して対象核種を励
起させ、この対象核種に位相エンコード情報を付加した
後、発生した磁気共鳴信号を観測して当該対象核種のス
ペクトル情報を得る磁気共鳴診断装置において、 複数の核種を同時に励起させるとともに、各核種にエン
コード量を調整するための選択性パルスを適宜印加する
手段を具備することを特徴とする磁気共鳴診断装置。 - 【請求項2】 被検体に選択励起パルスを印加し、発生
した磁気共鳴信号を観測して磁気共鳴スペクトル、及び
磁気共鳴画像を得る磁気共鳴診断装置において、前記選
択励起パルスのフリップ角θは、90°<θ<180°
であり、 縦磁化が略0となるまでに磁気共鳴画像情報を収集する
手段と、縦磁化が略0となる時刻から磁気共鳴スペクト
ル情報を収集する手段と、 を有することを特徴とする磁気共鳴診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128691A JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21128691A JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0549610A true JPH0549610A (ja) | 1993-03-02 |
JP3153573B2 JP3153573B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16603422
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21128691A Expired - Fee Related JP3153573B2 (ja) | 1991-08-23 | 1991-08-23 | 磁気共鳴装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3153573B2 (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007275186A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置における撮影条件設定方法 |
JP2009516551A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | ザ メディパターン コーポレイション | 医用画像の定量的および定性的なコンピュータ支援分析方法およびシステム |
JP2009297257A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP2013130585A (ja) * | 2013-03-29 | 2013-07-04 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP2013178269A (ja) * | 2013-05-13 | 2013-09-09 | Toshiba Corp | 磁気共鳴測定装置 |
CN110604571A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-12-24 | 中国科学院武汉物理与数学研究所 | 一种分段编码的双核同步磁共振成像方法 |
CN116930836A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-10-24 | 哈尔滨医科大学 | 多核素同步一体化成像最佳脉冲功率测量方法和系统 |
-
1991
- 1991-08-23 JP JP21128691A patent/JP3153573B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009516551A (ja) * | 2005-11-23 | 2009-04-23 | ザ メディパターン コーポレイション | 医用画像の定量的および定性的なコンピュータ支援分析方法およびシステム |
JP2007275186A (ja) * | 2006-04-04 | 2007-10-25 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング装置における撮影条件設定方法 |
JP2009297257A (ja) * | 2008-06-13 | 2009-12-24 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP2013130585A (ja) * | 2013-03-29 | 2013-07-04 | National Institute Of Advanced Industrial & Technology | 核磁気共鳴イメージング装置 |
JP2013178269A (ja) * | 2013-05-13 | 2013-09-09 | Toshiba Corp | 磁気共鳴測定装置 |
CN110604571A (zh) * | 2019-09-12 | 2019-12-24 | 中国科学院武汉物理与数学研究所 | 一种分段编码的双核同步磁共振成像方法 |
CN110604571B (zh) * | 2019-09-12 | 2021-07-20 | 中国科学院武汉物理与数学研究所 | 一种分段编码的双核同步磁共振成像方法 |
CN116930836A (zh) * | 2023-09-18 | 2023-10-24 | 哈尔滨医科大学 | 多核素同步一体化成像最佳脉冲功率测量方法和系统 |
CN116930836B (zh) * | 2023-09-18 | 2023-11-24 | 哈尔滨医科大学 | 多核素同步一体化成像最佳脉冲功率测量方法和系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3153573B2 (ja) | 2001-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4585992A (en) | NMR imaging methods | |
US10004422B2 (en) | Method for measuring magnetization transfer between molecules with magnetic resonance imaging | |
US7772844B2 (en) | System and method for tissue specific MR imaging of metabolites using spectral-spatially formed stimulated echo | |
US6064203A (en) | Method and apparatus for determining or imaging longitudinal spin relaxation time or producing images which substantially reflect longitudinal spin relaxation time contrast | |
US5492123A (en) | Diffusion weighted magnetic resonance imaging | |
US10156625B2 (en) | MR imaging with B1 mapping | |
US10247799B2 (en) | System and method for sensitivity-enhanced multi-echo chemical exchange saturation transfer (MECEST) magentic resonance imaging | |
US7719269B2 (en) | System and method for fast MR imaging of metabolites at selective excitation frequencies | |
US20080275329A1 (en) | Diffusion weighted preparatory sequence for magnetic resonance imaging pulse sequence | |
US20140039297A1 (en) | Motion triggered mr imaging using apt/cest | |
US10048340B2 (en) | System and method for superfast chemical exchange saturation transfer spectral imaging | |
EP3403112A1 (en) | System and method for improved homogeneous and inhomogeneous magnetization transfer magnetic resonance imaging | |
US5079505A (en) | Method in the form of a pulse sequence for fast calculation of images of the fat and water distribution in an examination subject on the basis of nuclear magnetic resonance | |
JPH0243497B2 (ja) | ||
JPH02159249A (ja) | 代謝物質の核磁気共鳴分光作像及び定量化方法と装置 | |
JPH07116144A (ja) | 核磁気共鳴撮影方法及び装置 | |
CN112798995B (zh) | 应用于磁共振成像的运动监测方法以及磁共振成像系统 | |
JP3153573B2 (ja) | 磁気共鳴装置 | |
US8928317B2 (en) | System and method for controlling apparent timing dependencies for T2-weighted MRI imaging | |
US7157909B1 (en) | Driven equilibrium and fast-spin echo scanning | |
JP2002315732A (ja) | 磁気共鳴装置及び磁気共鳴装置における信号処理方法 | |
JP3175939B2 (ja) | 磁気共鳴映像装置 | |
US7242190B1 (en) | Driven equilibrium and fast-spin echo scanning | |
US20050256393A1 (en) | System and method for generating t1 and t2 maps | |
US7339375B1 (en) | Driven equilibrium and fast-spin echo scanning |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |