JPH0549525A - ウオーターベツド - Google Patents

ウオーターベツド

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JPH0549525A
JPH0549525A JP24263791A JP24263791A JPH0549525A JP H0549525 A JPH0549525 A JP H0549525A JP 24263791 A JP24263791 A JP 24263791A JP 24263791 A JP24263791 A JP 24263791A JP H0549525 A JPH0549525 A JP H0549525A
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Hiroshi Nagatake
宏 長竹
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Abstract

(57)【要約】 【目的】人体の底着きが無く、体位の変化による水の揺
動の極く少ない、軽量なウォーターベッドを提案する。 【構成】2以上の異なる水深を有してなることを特徴と
する。水深を異ならせる手段には、例えば、水を封入し
たウォーターバッグ1の下側に上面が凹凸のエアーバッ
グ2を配置させてウォーターバッグの底面1aを凹凸に
し、ウォーターバッグの上面1bから底面までの距離を
各箇所で変化させる手法が採用される。大きな体重が掛
かり、大きく沈む箇所の水深を深くし、小さな体重が掛
かり、小さく沈む箇所の水深を浅くしておけば、ウォー
ターベッド全体において、底着きが無く、揺動が生じ難
く、重量も軽量となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウォーターベッドに関
し、特に、人体の底着きを無くし、かつ体位の変化によ
る水の揺動を極く少なくすると共に、軽量化を図ったウ
ォーターベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】ウォーターベッドは、体圧が分散する
こと、水温の調節が可能であること、塵の発生がな
いこと等により、関節痛,筋肉痛,腰痛,肩こり等を軽
減し、血液の循環を良好にし、かつ快適な睡眠を可能に
することができる等の効果が有り、近年、病人等に限ら
ずり、健康な人にも使用されるようになって来ている。
このウォーターベッドは、原理的には、ゴム引布や合成
樹脂シート等よりなるバッグ内に封入した流体(一般に
は、水)により、上記〜の作用を発現させるもので
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、ウォータ
ーベッドは、内部に比重の大きい水等を封入して構成さ
れるため、バネ等の機械的な弾性を利用する通常のベッ
ドに比較して、重量が極めて大きくなる。従って、ウォ
ーターベッドを設置する場合、家屋の強度上の問題、あ
るいは該ベッドの移動上の問題が生じる。特に、近年の
住宅では、寝室を2階や3階に配置する傾向があり、こ
のような住宅において、建築前からウォーターベッドを
配置することが明らかであれば、構造や建材等に予め強
度上あるいは移動を容易にするための配慮を払うことが
できるが、建築後にウォーターベッドを設置する場合
は、或る程度の改築を余儀無くされることもある。
【0004】このようなことから、ウォーターベッドの
重量を軽減する研究が、従来から種々なされて来てい
る。その1つに、バッグに封入する水量を減少すること
がある。しかし、水量を余り減少し過ぎると、ベッドの
厚味が薄くなり、人体がウォーターベッドの底に着いて
しまう言わゆる底着き現象が発生する。
【0005】一方、バッグに封入された水は、バッグに
圧力が加わると、圧力が加わっている部分から加わって
いない部分に移動する。このため、ウォーターベッド使
用中に体位が変化する(すなわち、圧力が加わっている
位置が変化する)と、この変化に応じて水の移動(波)
が生じ、ウォーターベッドを揺動させる。この揺動が静
止するのに数秒程度の時間がかかる一方で、ウォーター
ベッド使用者も揺動上に身を置くことになる。従って、
ウォーターベッド使用者は、体位の変化の都度、揺動を
受け、時には船酔い現象を引き起こすこともある。
【0006】以上のようなウォーターベッドの問題点
(大重量,底着き,揺動)に対し、従来、種々の解決手
段が提案されている。例えば、ウォーターバッグの下側
あるいは内部にエアーバッグを配したもの(実開昭59
−141859号,同63−191963号等,実開平
3−31343号,特願平1−110305号等)、ウ
ォーターバッグ内に消波手段としてガラスファイバー製
マット等を内蔵させたもの(実開昭63−33737号
等)、ベッド基体の底板周縁に合成樹脂発泡体製の支持
縁を設け、該支持縁に内方に向けて下傾する傾斜面を形
成したもの(実公昭59−37079号)等である。
【0007】本発明は、上記のような従来の提案とは異
なる技術思想により、上述したウォーターベッドに存在
する各種の問題を解決し、底着きが無く、揺動の極く少
ない、しかも軽量なウォーターベッドを提案することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記の目的
を達成するために検討を重ねた結果、次のような知見を
得た。 底着きが生じる人体の部位は、一般に、一定の部位に
限定されること。 揺動は、水量が多い程、またウォーターバッグの表面
張力が小さい程生じ易いこと。 これら,に基づけば、ウォーターベッドの特定箇
所(底着きが生じ易い人体の部位を受ける箇所)を底着
きが生じない程度に水量を多くし(言い換えれば、水深
を深くし)、他の箇所の水量を少なく(水深を浅く)す
れば、底着き及び揺動が解消できると共に、ウォーター
ベッドの軽量化をも図ることができること。
【0009】本発明のウォーターベッドは、上記の知見
に基づいてなされたもので、2以上の異なる水深を有し
てなることを特徴とする。なお、本発明のウォーターベ
ッドは、水に限らず、ウレタン樹脂含水ゲル状物、シリ
コン樹脂含水ゲル状物、ポリビニルアルコール系,ポリ
アクリル酸系,イソブチレン・無水マレイン酸系等の水
溶性ポリマーを用いた含水ゲル状物等の液体(以下、こ
れらを纏めて水と言う)を封入したものが使用できるた
め、本発明における水深とは、水の深さに限らず、これ
らの液体の深さをも指す。
【0010】本発明のウォーターベッドにおいて、水深
を異ならせる手段としては、水を封入したウォーターバ
ッグの下側に、上面形状が凹凸の各種部材を配置させる
ことにより、該ウォーターバッグの底面形状を凹凸に
し、水面(ウォーターバッグの上面)より該凹凸底面ま
での距離を各箇所において変化させる手法が好ましく採
用される。
【0011】上記の上面形状が凹凸の各種部材(以下、
「上面凹凸部材」あるいは「部材」と略す)としては、
例えば、次のようなものが使用できる。 (1)高さ方向の寸法がそれぞれ異なる複数の吊布を使
用して、上面に凹凸を形成させたエアーバッグで、塩化
ビニル系樹脂シート,ゴムシート,ポリエチレンシー
ト,ポリウレタンシート等の気密性シートや、これらの
素材とナイロン,ポリエステル等の合成繊維よりなる織
布をラミネートした気密性シート等により調製した袋体
内部に、I型ビーム方式,X型方式,ワッフル吊布方
式,紐吊布方式等の通常のエアーバッグに使用されてい
る通常の吊布を設けたもの。 (2)上面形状を凹凸にした連続気泡性軟質ウレタンフ
ォームを、エアバッグ内に接着封入したもの。 (3)上面形状を凹凸にした軟質,半硬質,硬質ウレタ
ンフォーム,ポリスチレンフォーム,ポリエチレンフォ
ーム等の保形性を有する合成樹脂フォーム製部材。 (4)上記(1)と同様の高さ方向の寸法がそれぞれ異
なる複数の吊布を使用して上面に凹凸を形成させた上記
(1)と同素材製の袋体内部に、ポリウレタン,ポリス
チレン,ポリエチレン等の合成樹脂製発泡体、ポリエス
テル,ポリウレタン,アクリル系合成樹脂等の合成樹脂
製ファイバー、綿、ガラスファイバー、各種材料(合成
樹脂,合成樹脂発泡体,木,その他)製チップや粒状
体、蕎麦殻、藁、等を充填した部材。 (5)FRP,ABS樹脂,ポリエチレン,ポリスチレ
ン,ポリプロピレン,ポリウレタン,ポリ塩化ビニル等
の合成樹脂にて表面形状を凹凸に成形した成形品や、天
然木、合板等により表面形状を凹凸に形成した部材。 (6)上面の凹凸形状部を、上記のエアバッグや軟質合
成樹脂フォームにより形成し、その下部を上記の発泡体
合成樹脂成形品、天然木、合板等により複層に形成した
複合材料製部材等。 (7)上記(1)〜(6)の部材を、例えば、頭部と脚
部に(2)の部材、臀部に(1)の部材、と言うように
部分的に組合せ、全体として表面形状を凹凸に形成した
部材。
【0012】以上の上面凹凸部材は、一般に、通常のベ
ッドのマットレスの高さからウォーターバッグの高さ分
を差し引いた程度の高さを必要とするため、部材全体を
上記(5)のような合成樹脂や天然木等で調製すれば、
かなり大重量の部材となってしまう。従って、上記
(5)のような材料で調製する場合には、内部を空隙に
した部材とすることが好ましい。より好ましくは、上記
の(1)〜(4)等の軽量な材料製部材や、(6),
(7)のような軽量な材料との複合材料製部材である。
また、上面凹凸部材とウォーターバッグとの間に、軟質
ポリウレタンフォーム,ゲル状物,合成樹脂ファイバー
等の軟質部材を介在させてもよい。この場合、特に、硬
質材で上面凹凸部材を形成したものにあっては、万一の
底着に対して良好なクッション性が得られる。更に、上
記(1),(2),(4)のエアバッグには、口栓等の
空気吸排出手段を設けることがより好ましい。また、ウ
オーターバッグは、通常、ベッド枠体内に収容される
が、上記の上面凹凸部材は、該枠体と一体なものとして
もよい。
【0013】上記の上面凹凸部材の上面の凹凸形状は、
本発明のウォーターベッドでは、少なくとも1つの凹部
と凸部を有するような形状とするが、好ましくは人体の
体重(体圧)分布に合うような凹凸面を有する形状にす
る。すなわち、大きな体重が掛かる部分は深い凹面部と
し、小さい体重の掛かる部分は浅い凹面部とし、この中
間の体重が掛かる部分はこの中間の深さの凹面部とし、
体重の掛からない部分は凸面部とする等のような凹凸を
形成する。
【0014】また、本発明のウォーターベッドにおける
ウォーターバッグとしては、通常のウォーターベッドに
使用されているウォーターバッグをそのまま使用するこ
とができる。すなわち、水密性のゴム、ゴム引布、塩化
ビニル系樹脂等の合成樹脂等の可撓性防水シートからな
る袋体内部に、水を、必要に応じて少量の防腐剤等と共
に封入したものが使用される。封入水量は、通常の使用
に支障のない最小限に留めるため、一般には、平均水深
で8〜12cm程度になる量とすることが好ましい。
【0015】このとき、ウォーターバッグの水量を減少
させて、ウォーターベッドの軽量化と揺動現象の解消を
図るために、水と共に、軟質ポリウレタン等の合成樹脂
製発泡体、合成樹脂製ファイバー、ガラスファイバー、
合成樹脂発泡体製の網状体等の詰め物を封入することも
できる。なお、これらの詰め物は、非吸水性のものが使
用される。これら詰め物の封入量は、ウォーターベッド
使用者の体重等により異なり一概には決められないが、
余り多過ぎると、水の封入量が相対的に減少して浮力が
小さくなり、ウォーターベッド使用者の体重を支えるこ
とができなくなって底着き現象(この場合は、これらの
詰め物の上に人体が着く現象)を生じ、逆に余り少な過
ぎても、これら詰め物を封入する意義がなくなるため、
ウォーターベッドのサイズにより適宜量が選定される
(一般に、ウォーターベッドのサイズに応じて、おおよ
そ使用者の体重が決められるため)。
【0016】本発明のウォーターベッドは、上記した上
面凹凸部材の上側に、上記のウォーターバッグを載置す
るのみで構成される。すなわち、上面凹凸部材上に水を
封入したウォーターバッグを載置すると、該ウォーター
バッグの底面は、該ウォーターバッグ内の水の作用によ
り、該上面凹凸部材の上面形状に沿った凹凸状態とな
る。一方、ウォーターバッグの上面(水面)は、やはり
ウォーターバッグ内の水の作用により、平面状態とな
る。従って、ウォーターバッグは、底面の凹凸状態に応
じ、凹部で深い水深、凸部で浅い水深となり、2以上の
異なる水深を有するものとなる。なお、上記の上面凹凸
部材とウォーターバッグとは、接着剤あるいはファース
ナー,スナップ,マジックテープ等の適宜の結合手段に
より接合させてもよいが、単に載置させておくのみで
も、該凹凸部材の凹凸により、該部材とウォーターバッ
グとの接触面に大きな摩擦力か生じるため、ウォーター
バッグの滑落等の問題は生じない。
【0017】
【作用】本発明のウォーターベッドでは、大きな体重が
掛かり大きく沈む箇所の水深を深くし、小さな体重が掛
かり小さく沈む箇所の水深を浅くしておけば、本発明の
ウォーターベッド全体において、底着きの発生する箇所
がなくなる。
【0018】また、大きな体重の掛かる水深の深い箇所
では水の移動量が多いため揺動が生じ易く、水深の浅い
箇所では水量が少ないため揺動が生じ難いが、水深の深
い箇所は、ウォーターベッド全体から見れば小さい部分
であるため、ウォーターベッド全体としては、水量が少
なく、しかも凹凸面により波動吸収の効果も得られ、揺
動が生じ難いと言うことができる。
【0019】更に、上記のように水深の深い(水量の多
い)箇所は、ウォーターベッド全体から見れば小さい部
分であるため、ウォーターベッド全体では、水量がかな
り減少され、重量は軽量化される。
【0020】そして、水深を異ならせる手法として、例
えば、前述したようにウォーターバッグの下側に上面凹
凸部材を配置させる手法が採用できるため、本発明のウ
ォーターベッドは、極めて簡単な製造技術により実現す
ることができ、生産性が良好で、製造コストが低廉とな
る。
【0021】
【実施例】図1は、本発明のウォーターベッドBの一実
施例を、ほぼ中央部を長さ方向の断面で示した概略説明
図で、本例では、上面凹凸部材として前述の(1)の態
様のものを使用している。図1において、1は水が封入
されているウォーターバッグで、この下側にエアーバッ
グ2が配置さている。なお、図示はしないが、ウォータ
ーバッグ1とエアバッグ2は、ライナーと共に、ウレタ
ンフォーム、木材、合成樹脂、金属等の通常用いられる
ベッド枠体内に収納されている。ライナーは、ウォータ
ーバッグ1のみを収納してもよいし、ウォーターバッグ
1とエアバッグ2を共に収納するように設置してもよ
い。また、必要に応じて、面状発熱体等の水温制御装置
を設けることもできる。このエアーバッグ2は、本例で
は、図示するように、I型ビーム方式の吊布3を使用し
ており、しかも該吊布3は、1つの吊布3において、ウ
ォーターベッドBの長さ方向に高さ寸法をh1,h2,
h3……と変化させたものとして、上面に凹凸状態を呈
しさせている。このエアーバッグ2への空気封入量は、
該バッグ2上に水を封入したウォーターバッグ1を載置
しても、エアーバッグ2の上記の形状が潰れない程度以
上とすることが必要であるが、余り多過ぎても、剛性が
増して硬くなり風合いを損ない、また全体に曲面を呈し
て膨らむ性状があるため、保形することが難しくなる。
このため、一般には、0〜0.2kg/cm程度とす
ることが好ましい。なお、本例では、0.10kg/c
の空気量を封入した。
【0022】そして、このエアーバッグ2の上面の凹凸
状態に沿って、ウォーターバッグ1の底面1aも凹凸状
態となる。一方、ウォーターバッグ1の上面(水面)1
bは、平面状態であるため、ウォーターバッグ1には、
この平面の上面(水面)1bと上記の凹凸の底面1aと
により、異なる水深d1,d2,d3……が出現する。
このとき、水深d1,d2,d3……は、ウォーターベ
ッドBの使用者が該ウォーターベッドBに横臥した際
に、該使用者の体重の分布状況に応じた言わば水深分布
状況となっていることが好ましい。なお、本例における
ウォーターバッグ1内への封入水量は、該ウォーターバ
ッグ1を平坦な面上においたときの水深が10cm程度
になる量とした。
【0023】図2は、図1に示す本発明のウォーターベ
ッドBの使用状況を説明するための図であり、ウォータ
ーベッド使用者Hの横臥時の体重分布に、ウォーターバ
ッグ1の水深d1,d2,d3……をほぼ対応させてい
る。このため、ウォーターバッグ1内への封入水量が少
なくても、使用者Hの底着きが無くなることは勿論、ウ
ォーターベッドBの揺動も極く少なくなる。
【0024】なお、図1,図2では、エアーバッグ2の
吊布3として、I型ビーム方式で、かつ1つの吊布3に
おいて、ウォーターベッドBの長さ方向に高さ寸法をh
1,h2,h3……と変化させたものを使用している
が、本例では、このような吊布に限定されず、高さ寸法
hの異なる小片のI型ビーム方式吊布を多数使用して、
エアーバッグ2を図1,図2のようなウォーターベッド
Bの長さ方向に高さ寸法をh1,h2,h3……と変化
させたものとすることもできる。また、図示は省略する
が、幅方向の中央部吊布高さに比して、両サイドの吊布
高さを長く(すなわち、両サイドの水深を浅く)変化さ
せてもよい。このように、長さ方向及び幅方向に水深を
異なるもとすれば、より効果的に軽量化、揺動防止を図
ることができる。更に、図示は省略するが、前述のよう
に、X型,ワッフル型,紐型等の吊布を使用して、エア
ーバッグ2の高さ方向の寸法を変化させてもよい。
【0025】図3は、本発明のウォーターベッドの他の
実施例を、図1の場合と同様に、ほぼ中央部を長さ方向
の断面で示した概略説明図であり、本例では、上面凹凸
部材2′として前述の(3)の態様のものを使用してい
る。すなわち、本例の上面凹凸部材2′は、軟質ウレタ
ンフォームの一体成形体であり、図示するように、上面
に凹凸面が形成されている。本例では、この軟質ウレタ
ンフォームの一体成形体である上面凹凸部材2′上に、
水と共に詰め物として非吸水性の軟質ウレタンフォーム
4を封入したウォーターバッグ1を載置する。本例の場
合は、詰め物の非吸水性の軟質ウレタンフォーム4の作
用により、ウォーターバッグ1内の水量を図1に示す実
施例の場合に比して大幅に減少することができ、プロフ
ァイル加工を施したものとすれば、より良好に揺動を防
止することができる。具体的には、本例では、封入水量
をウォーターバッグ1を平坦な面上においたときの水深
が10cm程度になる量とした。なお、図3では、説明
の便宜上、ウォーターバッグ1と上面凹凸部材2′とを
分離して示しているが、実際には、図1の場合と同様
に、ウォーターバッグ1の底面が上面凹凸部材2′の凹
凸状の上面に接触し、該凹凸に沿った形状になってい
る。
【0026】図4は、上面凹凸部材の更に他の実施例を
示しており、ここでは、前述の(6)の態様のものを示
している。すなわち、図示するように、上面凹凸部材5
の上側部材の上面凹凸形状部5aを軟質ウレタンフォー
ムにより形成し、下側部材5bを合板により箱状に形成
した複合材料製部材である。この複合材料製上面凹凸部
材5上に、図1あるいは図3に示すようなウォーターバ
ッグ1を載置すれば、図1あるいは図3に示すような本
発明のウォーターベッドBとなり、図1や図3に示すウ
ォーターベッドBと同様の作用効果を得ることができ
る。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のウォータ
ーベッドによれば、水深の深い箇所と、水深の浅い箇所
とを、人体の横臥時の体重分布状態に応じて配置するこ
とにより、本発明のウォーターベッド全体において、底
着きの発生箇所を無くすことができる。また、水量が多
いために揺動が生じ易い水深の深い箇所は、ウォーター
ベッド全体から見れば小さい部分であるため、ウォータ
ーベッド全体としては、水量が少なく、しかも凹凸表面
によっても波動を吸収する効果が得られ、揺動の発生を
大幅に減少することができる。更に、水量の多い水深の
深い箇所は、ウォーターベッド全体から見れば小さい部
分であるため、ウォーターベッド全体では、水量がかな
り減少し、重量も大幅に軽量化される。加えて、本発明
のウォーターベッドは、簡単な技術により製造すること
ができるため、生産性が良好で、低廉な製造コストで市
場に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のウォーターベッドの一実施例を、ほぼ
中央部を長さ方向の断面で示した概略説明図である。
【図2】図1に示すウォーターベッドの使用状況を示す
説明図である。
【図3】本発明のウォーターベッドの他の実施例を、ほ
ぼ中央部を長さ方向の断面で示した概略説明図である。
【図4】本発明のウォーターベッドにおける上面凹凸部
材の他の実施例を示す説明図でをる。
【符号の説明】
1 ウォーターバッグ 2 上面凹凸部材(エアーバッグ) 2′ 上面凹凸部材(合成樹脂発泡体成形体) 3 吊布 5 上面凹凸部材(複合材料製) B 本発明のウォーターベッド h1,h2,h3 上面凹凸部材の高さ寸法 d1,d2,d3 ウォーターバッグの水深

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2以上の異なる水深を有してなることを
    特徴とするウォーターベッド。
JP3242637A 1991-08-28 1991-08-28 ウォ―タ―ベッド Expired - Lifetime JP2514498B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5454982A (en) * 1977-10-07 1979-05-01 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk Process for preparing catlyst for steam modification

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5454982A (en) * 1977-10-07 1979-05-01 Toyoda Chuo Kenkyusho Kk Process for preparing catlyst for steam modification

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