JPH0548600B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0548600B2 JPH0548600B2 JP59261156A JP26115684A JPH0548600B2 JP H0548600 B2 JPH0548600 B2 JP H0548600B2 JP 59261156 A JP59261156 A JP 59261156A JP 26115684 A JP26115684 A JP 26115684A JP H0548600 B2 JPH0548600 B2 JP H0548600B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- heat
- load
- heating element
- ptc
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 11
- 239000012774 insulation material Substances 0.000 claims description 7
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- 239000000463 material Substances 0.000 description 8
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
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Landscapes
- Surface Heating Bodies (AREA)
- Control Of Resistance Heating (AREA)
- Resistance Heating (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は電気カーペツト等の電気採暖具に関
する。
する。
従来の技術
従来のこの種の電気採暖具は、例えば特公昭44
−7972号公報に示されているように、第5図のよ
うな構造になつていた。
−7972号公報に示されているように、第5図のよ
うな構造になつていた。
すなわち2枚の織物材料11,12間にPTC
発熱体13を配設し、どちらか片方の織物材料に
採暖面をもつものであり、採暖者14はその採暖
面に人体採暖部を接触あるいは間接的に接触させ
ることにより採暖を行うものである。
発熱体13を配設し、どちらか片方の織物材料に
採暖面をもつものであり、採暖者14はその採暖
面に人体採暖部を接触あるいは間接的に接触させ
ることにより採暖を行うものである。
発明が解決しようとする問題
しかし、このような構造のものでは、採暖者が
どの場所に座るか未定なので前記織物材料11の
熱抵抗を前記織物材料12に比べ小さくするのが
通常であり上記採暖面おける採暖者が接触してい
ない場所でも採暖部同様、均一に発熱するため、
非常にエネルギーロスが大きい。また、非採暖時
においても、採暖時同様の発熱をするため、ムダ
が多い。
どの場所に座るか未定なので前記織物材料11の
熱抵抗を前記織物材料12に比べ小さくするのが
通常であり上記採暖面おける採暖者が接触してい
ない場所でも採暖部同様、均一に発熱するため、
非常にエネルギーロスが大きい。また、非採暖時
においても、採暖時同様の発熱をするため、ムダ
が多い。
そこで、本発明は採暖者が接触している採暖部
のみ発熱量を多くし、また、非採暖時は採暖時に
比べ発熱量を減少させるように作用するもので、
非常に省エネルギーとなる。
のみ発熱量を多くし、また、非採暖時は採暖時に
比べ発熱量を減少させるように作用するもので、
非常に省エネルギーとなる。
問題点を解決するための手段
そして上記問題点を解決する本発明の技術的な
手段は、上記PTC発熱体を、荷重歪みの大きな
上部断熱材と、荷重歪みの小さな下部断熱材との
間に配設し、前記荷重歪みの大きな上部断熱材を
採暖面とするとともに、前記上部断熱材と前記下
部断熱材の非荷重時熱抵抗を略同等にする構成と
したものである。
手段は、上記PTC発熱体を、荷重歪みの大きな
上部断熱材と、荷重歪みの小さな下部断熱材との
間に配設し、前記荷重歪みの大きな上部断熱材を
採暖面とするとともに、前記上部断熱材と前記下
部断熱材の非荷重時熱抵抗を略同等にする構成と
したものである。
作 用
この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち荷重歪みの大きな上部断熱材に採暖面
をもつため、採暖者が採暖を行うことにより、前
記暖熱材における採暖部の厚さが局所的に薄くな
り、その部分の熱抵抗が局所的に小さくなる。そ
のため、PTC発熱体の温度は、採暖部のみ局所
的に低下し、これにより、前記PTC発熱体の発
熱量は採暖部のみ多くなる。これは、発熱体とし
て常温時と高温安定時の抵抗値倍率が大きい
PTC発熱体を用いたときにのみ生じる特有の作
用であり、この結果採暖者が接触している採暖部
のみ発熱量が多くなり非常に省エネルギーとな
る。また、非採暖時においては、採暖面全面にわ
たり発熱量が非採暖部レベルに低下するため、エ
ネルギーロスが小さくなるものである。
をもつため、採暖者が採暖を行うことにより、前
記暖熱材における採暖部の厚さが局所的に薄くな
り、その部分の熱抵抗が局所的に小さくなる。そ
のため、PTC発熱体の温度は、採暖部のみ局所
的に低下し、これにより、前記PTC発熱体の発
熱量は採暖部のみ多くなる。これは、発熱体とし
て常温時と高温安定時の抵抗値倍率が大きい
PTC発熱体を用いたときにのみ生じる特有の作
用であり、この結果採暖者が接触している採暖部
のみ発熱量が多くなり非常に省エネルギーとな
る。また、非採暖時においては、採暖面全面にわ
たり発熱量が非採暖部レベルに低下するため、エ
ネルギーロスが小さくなるものである。
実施例
以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづい
て説明する。
て説明する。
本発明は、第2図あるいは第3図に示すごと
く、芯糸1,1′と電極線2,2′と電極線2,
2′間のPTC抵抗体3とその外周の外装材4とで
構成されるようなPTC発熱体13を第1図に示
すように電気カーペツトに配設したものである。
同図において、5は荷重歪みの大きな多孔質材料
である発泡ウレタンであり、非荷重時の厚みが10
mm熱伝導率0.033Kcal/mh℃である。また6は比
較的荷重歪みの小さな断熱材であり厚み15mm、熱
伝導率0.05Kcal/mh℃の織物フエルトである。
なお、14は採暖者である。
く、芯糸1,1′と電極線2,2′と電極線2,
2′間のPTC抵抗体3とその外周の外装材4とで
構成されるようなPTC発熱体13を第1図に示
すように電気カーペツトに配設したものである。
同図において、5は荷重歪みの大きな多孔質材料
である発泡ウレタンであり、非荷重時の厚みが10
mm熱伝導率0.033Kcal/mh℃である。また6は比
較的荷重歪みの小さな断熱材であり厚み15mm、熱
伝導率0.05Kcal/mh℃の織物フエルトである。
なお、14は採暖者である。
次に、この一実施例の構成における作用を説明
する。先ず前記採暖者14は採暖を行うために前
記発泡ウレタン5に設けられた採暖面上に座わ
る。そのとき、前記発泡ウレタン5は荷重歪みの
大きな断熱材であるため、人体荷重を受け採暖部
のみ局所的にその厚さが薄くなる。このため、採
暖部のみPTC発熱体13の保温状態が悪くなり、
PTC発熱体13の温度は低下する。PTC発熱体
13は、第4図に示されるようなPTC特性をも
つPTC抵抗体3を介在させるものであり、この
温度低下にともない、PTC抵抗体3の抵抗値が
大きく低下するものである。つまり、非荷重時の
前記PTC発熱体13の温度は、上側熱抵抗0.3m2
h℃/Kcal、下側熱抵抗0.3m2h℃/Kcalにて断
熱され、約70℃に達しており、そのときの前記
PTC発熱体13の単位長さ当り発熱量は約
4Watt/mである。それに対して、採暖荷重時の
断熱状態は、人体荷重により前記発泡ウレタン5
の厚みが約1mm程度に圧縮され、上側抵抗が、
0.03m2h℃/Kcalと非荷重時の1/10になる。それ
に伴い、採暖者による吸熱作用も加わり、前記
PTC発熱体13の温度は約40℃に低下する。こ
れにより、PTC発熱体13の発熱量は採暖部の
み局所的に約8Watt/mに増大し、特に上方への
放熱のみが増大することにより前記採暖者14は
快適に採暖できるものである。
する。先ず前記採暖者14は採暖を行うために前
記発泡ウレタン5に設けられた採暖面上に座わ
る。そのとき、前記発泡ウレタン5は荷重歪みの
大きな断熱材であるため、人体荷重を受け採暖部
のみ局所的にその厚さが薄くなる。このため、採
暖部のみPTC発熱体13の保温状態が悪くなり、
PTC発熱体13の温度は低下する。PTC発熱体
13は、第4図に示されるようなPTC特性をも
つPTC抵抗体3を介在させるものであり、この
温度低下にともない、PTC抵抗体3の抵抗値が
大きく低下するものである。つまり、非荷重時の
前記PTC発熱体13の温度は、上側熱抵抗0.3m2
h℃/Kcal、下側熱抵抗0.3m2h℃/Kcalにて断
熱され、約70℃に達しており、そのときの前記
PTC発熱体13の単位長さ当り発熱量は約
4Watt/mである。それに対して、採暖荷重時の
断熱状態は、人体荷重により前記発泡ウレタン5
の厚みが約1mm程度に圧縮され、上側抵抗が、
0.03m2h℃/Kcalと非荷重時の1/10になる。それ
に伴い、採暖者による吸熱作用も加わり、前記
PTC発熱体13の温度は約40℃に低下する。こ
れにより、PTC発熱体13の発熱量は採暖部の
み局所的に約8Watt/mに増大し、特に上方への
放熱のみが増大することにより前記採暖者14は
快適に採暖できるものである。
また、非採暖部におけるPTC発熱体13は、
前記発泡ウレタン5と前記織物フエルト6につつ
まれ、上記の非荷重時の熱バランスと同様低発熱
量にもかかわらず高温を維持する。つまり、前記
織物フエルト6は、荷重歪みが小さいため採暖部
の下方への熱損失を防止するとともに、前記発泡
ウレタン5の非荷重時熱抵抗が前記織物フエルト
6と略同等であることにより非採暖部における保
温性の向上を図り、省エネルギー性を高めるよう
に作用する。また、前記発泡ウレタン5は、多孔
質材料であるため、クツシヨン性向上、軽量化も
同時に図るという特有の効果を有する。
前記発泡ウレタン5と前記織物フエルト6につつ
まれ、上記の非荷重時の熱バランスと同様低発熱
量にもかかわらず高温を維持する。つまり、前記
織物フエルト6は、荷重歪みが小さいため採暖部
の下方への熱損失を防止するとともに、前記発泡
ウレタン5の非荷重時熱抵抗が前記織物フエルト
6と略同等であることにより非採暖部における保
温性の向上を図り、省エネルギー性を高めるよう
に作用する。また、前記発泡ウレタン5は、多孔
質材料であるため、クツシヨン性向上、軽量化も
同時に図るという特有の効果を有する。
発明の効果
以上のように本発明によれば、荷重歪みの大き
な上部断熱材と、荷重歪みの小さな下部断熱材と
の間に、常温時と高温安定時の抵抗値倍率が大き
いPTC発熱体を設け、前記荷重歪みの大きな上
部断熱材に採暖面とするとともにし、前記上部断
熱材と前記下部断熱材の非荷重時熱抵抗を略同等
にする構成としたので次の効果を得ることができ
る。
な上部断熱材と、荷重歪みの小さな下部断熱材と
の間に、常温時と高温安定時の抵抗値倍率が大き
いPTC発熱体を設け、前記荷重歪みの大きな上
部断熱材に採暖面とするとともにし、前記上部断
熱材と前記下部断熱材の非荷重時熱抵抗を略同等
にする構成としたので次の効果を得ることができ
る。
採暖者が接触荷重する採暖部のみ上方への有効
放熱が増大し、かつ、その他の非荷重部は上方へ
の熱損失が下方同様抑えられるとともに非採暖時
の全面における発熱を少なくするため、非常に省
エネルギーとなる。
放熱が増大し、かつ、その他の非荷重部は上方へ
の熱損失が下方同様抑えられるとともに非採暖時
の全面における発熱を少なくするため、非常に省
エネルギーとなる。
第1図は本発明の一実施例における電気カーペ
ツトの使用状態を示す図、第2図は本発明の一実
施例における発熱体の構造図、第3図は本発明の
他の実施例における発熱体の構造図、第4図は本
発明の一実施例におけるPTC抵抗体の特性図、
第5図は従来の電気カーペツトの使用状態を示す
図である。 1,1′……芯糸、2,2′……電極、3……
PTC抵抗体、4……外装材、5……発泡ウレタ
ン、6……織物フエルト、11,12……織物材
料、13……PTC発熱体、14……採暖者。
ツトの使用状態を示す図、第2図は本発明の一実
施例における発熱体の構造図、第3図は本発明の
他の実施例における発熱体の構造図、第4図は本
発明の一実施例におけるPTC抵抗体の特性図、
第5図は従来の電気カーペツトの使用状態を示す
図である。 1,1′……芯糸、2,2′……電極、3……
PTC抵抗体、4……外装材、5……発泡ウレタ
ン、6……織物フエルト、11,12……織物材
料、13……PTC発熱体、14……採暖者。
Claims (1)
- 1 荷重歪みの大きな上部断熱材と、荷重歪みの
小さな下部断熱材との間に、常温時と高温安定時
の抵抗値倍率が大きい正の温度特性をもつ抵抗体
を有するPTC発熱体を設け、前記上部断熱材と
前記下部断熱材の非荷重時熱抵抗を略同等にする
とともに、前記上部断熱材を採暖面とする電気採
暖具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26115684A JPS61140084A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 電気採暖具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26115684A JPS61140084A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 電気採暖具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61140084A JPS61140084A (ja) | 1986-06-27 |
JPH0548600B2 true JPH0548600B2 (ja) | 1993-07-21 |
Family
ID=17357883
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26115684A Granted JPS61140084A (ja) | 1984-12-11 | 1984-12-11 | 電気採暖具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61140084A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4115077Y1 (ja) * | 1965-10-02 | 1966-07-14 | ||
JPS5823186A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-10 | 東芝熱器具株式会社 | 電気敷物 |
-
1984
- 1984-12-11 JP JP26115684A patent/JPS61140084A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4115077Y1 (ja) * | 1965-10-02 | 1966-07-14 | ||
JPS5823186A (ja) * | 1981-07-31 | 1983-02-10 | 東芝熱器具株式会社 | 電気敷物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61140084A (ja) | 1986-06-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |