JPH0548239Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0548239Y2 JPH0548239Y2 JP6025486U JP6025486U JPH0548239Y2 JP H0548239 Y2 JPH0548239 Y2 JP H0548239Y2 JP 6025486 U JP6025486 U JP 6025486U JP 6025486 U JP6025486 U JP 6025486U JP H0548239 Y2 JPH0548239 Y2 JP H0548239Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- braking part
- wind pressure
- support seat
- speed regulating
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 13
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 2
- 241000274582 Pycnanthus angolensis Species 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 239000011087 paperboard Substances 0.000 description 1
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Toys (AREA)
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
本考案はオルゴールの回転速度を自動調節する
ために用いるオルゴール用調速板に関する。
ために用いるオルゴール用調速板に関する。
従来用いられているオルゴールの調速装置30
では、第4図〜第6図に示すように、ドラムと連
動して回転する回転軸31に拡開片32aを有す
る一対の制動板32がスペーサー34(支え板)
を介して同軸的に固定されており、さらに制動板
32の下側にストツパを兼用した風切り板33が
別個に固定されている。回転軸31を中心とする
回転時の遠心力によつて拡開片32aは拡開して
ブレーキドラム35の内壁面35aに当接し、そ
れにより、回転軸31の回転を抑制し、オルゴー
ルの鳴奏速度を調節する。そして、この調速装置
30で使用されている制動板32はゴム製である
が、風切り板33は金属や硬質プラスチツク等の
剛性板製である。
では、第4図〜第6図に示すように、ドラムと連
動して回転する回転軸31に拡開片32aを有す
る一対の制動板32がスペーサー34(支え板)
を介して同軸的に固定されており、さらに制動板
32の下側にストツパを兼用した風切り板33が
別個に固定されている。回転軸31を中心とする
回転時の遠心力によつて拡開片32aは拡開して
ブレーキドラム35の内壁面35aに当接し、そ
れにより、回転軸31の回転を抑制し、オルゴー
ルの鳴奏速度を調節する。そして、この調速装置
30で使用されている制動板32はゴム製である
が、風切り板33は金属や硬質プラスチツク等の
剛性板製である。
制動板32と風切り板33が別造りされ、かつ
スペーサー34を介して回転軸31に固定されて
いる従来の調速装置は、調速板を構成するための
部品点数が3個必要であり、細かい部品を回転軸
に固定する作業は非常に難しく、組付け作業には
少なくとも2工程が必要であつて、コストアツプ
になることは避けられない。また、制動板32の
肉厚が薄いために回転軸31との結合状態が不安
定であつてガタつき易く、加えて、制動棒を風切
り板に係止させてオルゴールの回転を停止させる
ときに衝撃音が発生し、オルゴール本来の優れた
情調音が疎外されるだけでなく、極端な場合には
風切り板33を破損するといつた問題がある。
スペーサー34を介して回転軸31に固定されて
いる従来の調速装置は、調速板を構成するための
部品点数が3個必要であり、細かい部品を回転軸
に固定する作業は非常に難しく、組付け作業には
少なくとも2工程が必要であつて、コストアツプ
になることは避けられない。また、制動板32の
肉厚が薄いために回転軸31との結合状態が不安
定であつてガタつき易く、加えて、制動棒を風切
り板に係止させてオルゴールの回転を停止させる
ときに衝撃音が発生し、オルゴール本来の優れた
情調音が疎外されるだけでなく、極端な場合には
風切り板33を破損するといつた問題がある。
本考案は上記の問題を解決するためになされた
ものであつて、その目的は風圧制動部と遠心制動
部とをゴムを用いて一体成形し、回転軸に対する
ボス部を、連接した風圧制動部の支持座と遠心制
動部の基部とから構成して大きな固まりとし、回
転軸に固定する組付け作業が1工程で容易かつ強
固にできるように改良したオルゴール用調速板を
提供することにある。 しかして、本考案の上記目的は風圧制動部と遠
心制動部とが一体的に形成されたゴム製のオルゴ
ール用調速板であつて、前記風圧制動部は、中央
に形成された支持座と、該支持座の両側に形成さ
れた風圧を受ける一対の突片とを有しており、遠
心制動部は、風圧制動部の支持座に連接する中央
に位置する基部と、遠心力により自由端側が半径
方向に遠方に拡開するようにして該基部に接合さ
れた一対の制動片とを有しており、そして、風圧
制動部の支持座及び遠心制動部の基部には、それ
らを貫通して、調速機構の回転軸をゴムの弾性に
より緊密に保持しうる径の軸孔が形成されている
オルゴール用調速板により達成される。
ものであつて、その目的は風圧制動部と遠心制動
部とをゴムを用いて一体成形し、回転軸に対する
ボス部を、連接した風圧制動部の支持座と遠心制
動部の基部とから構成して大きな固まりとし、回
転軸に固定する組付け作業が1工程で容易かつ強
固にできるように改良したオルゴール用調速板を
提供することにある。 しかして、本考案の上記目的は風圧制動部と遠
心制動部とが一体的に形成されたゴム製のオルゴ
ール用調速板であつて、前記風圧制動部は、中央
に形成された支持座と、該支持座の両側に形成さ
れた風圧を受ける一対の突片とを有しており、遠
心制動部は、風圧制動部の支持座に連接する中央
に位置する基部と、遠心力により自由端側が半径
方向に遠方に拡開するようにして該基部に接合さ
れた一対の制動片とを有しており、そして、風圧
制動部の支持座及び遠心制動部の基部には、それ
らを貫通して、調速機構の回転軸をゴムの弾性に
より緊密に保持しうる径の軸孔が形成されている
オルゴール用調速板により達成される。
以下に、本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。 第1図及び第2図において、1は比較的軟質の
ゴムにより形成された風切り板であつて、その両
端には突片2,3が、また中央部分には支持座4
が上向きにほぼ同一高さでそれぞれ突設されてお
り、この風切り板1には支持座4を貫通して軸孔
5が穿設されている。5aは膨出したボス部であ
る。 支持座4の両端には該支持座4と一連的にその
一端4aから他端4bに向かつて円弧状に湾曲し
た1対の制動片6,7を相対向させてそれぞれ拡
開自在に設けてあり、6a,7aはその自由端で
ある。両制動片6,7の着け根部6b,7b側に
おける支持座4の部分は他の部分と比較して若干
広幅に形成し、両制動片6,7に耐屈曲性を付与
している。 以上構成の本調速板は、第2図の仮想線で示す
回転軸11に調速板自体の弾性によつて挿着固定
でき、第3図に示す如くオルゴール基板12上に
ドラム13と連動して回転できるように軸架すれ
ば、ドラム13の回転時に該ドラムの回転が増速
されると、制動片6,7が遠心力により拡開して
ブレーキドラム14の内壁面に当接し、風切り板
1による回転抵抗作用と相俟つてドラム13の回
転を自動調節することができる。なお、図示省略
したが、風切り板1が制動棒により係止され、オ
ルゴールの駆動を停止させることは従来のこの種
オルゴールと同様である。第3図中、15は発音
板、16は連動歯車、17はブレーキドラム14
の支持枠、18はゼンマイ箱である。
がら説明する。 第1図及び第2図において、1は比較的軟質の
ゴムにより形成された風切り板であつて、その両
端には突片2,3が、また中央部分には支持座4
が上向きにほぼ同一高さでそれぞれ突設されてお
り、この風切り板1には支持座4を貫通して軸孔
5が穿設されている。5aは膨出したボス部であ
る。 支持座4の両端には該支持座4と一連的にその
一端4aから他端4bに向かつて円弧状に湾曲し
た1対の制動片6,7を相対向させてそれぞれ拡
開自在に設けてあり、6a,7aはその自由端で
ある。両制動片6,7の着け根部6b,7b側に
おける支持座4の部分は他の部分と比較して若干
広幅に形成し、両制動片6,7に耐屈曲性を付与
している。 以上構成の本調速板は、第2図の仮想線で示す
回転軸11に調速板自体の弾性によつて挿着固定
でき、第3図に示す如くオルゴール基板12上に
ドラム13と連動して回転できるように軸架すれ
ば、ドラム13の回転時に該ドラムの回転が増速
されると、制動片6,7が遠心力により拡開して
ブレーキドラム14の内壁面に当接し、風切り板
1による回転抵抗作用と相俟つてドラム13の回
転を自動調節することができる。なお、図示省略
したが、風切り板1が制動棒により係止され、オ
ルゴールの駆動を停止させることは従来のこの種
オルゴールと同様である。第3図中、15は発音
板、16は連動歯車、17はブレーキドラム14
の支持枠、18はゼンマイ箱である。
本考案は上記の如くであつて、風圧制動部と遠
心制動部とを備えた調速板が一体構成のゴム製で
あるため、回転軸に対する組付け作業は、治具及
び工具類を一切必要とせずに調速板自体の弾性を
利用して、回転軸に軸孔を強嵌合(軸孔は回転軸
より径を若干小さく形成する)させるだけの1工
程によつて素早くでき、かつ、軸孔部分の肉厚が
大きくて回転軸との結合状態は強固に確定し、従
来の別造り構造である肉厚の薄い制動板と異なつ
てガタつくという不具合を全面的に解消できる。
また、風圧制動部に制動棒が係止してオルゴール
の駆動を停止させる際でも、ゴム製の風圧制動部
によつてその衝撃音の発生や破壊を完全に防止で
きる使用上の利点があり、組付け作業の合理化、
並びに単一部品により実施できて大巾なコストダ
ウン化を達成できる等、その実用的価値は極めて
多大である。
心制動部とを備えた調速板が一体構成のゴム製で
あるため、回転軸に対する組付け作業は、治具及
び工具類を一切必要とせずに調速板自体の弾性を
利用して、回転軸に軸孔を強嵌合(軸孔は回転軸
より径を若干小さく形成する)させるだけの1工
程によつて素早くでき、かつ、軸孔部分の肉厚が
大きくて回転軸との結合状態は強固に確定し、従
来の別造り構造である肉厚の薄い制動板と異なつ
てガタつくという不具合を全面的に解消できる。
また、風圧制動部に制動棒が係止してオルゴール
の駆動を停止させる際でも、ゴム製の風圧制動部
によつてその衝撃音の発生や破壊を完全に防止で
きる使用上の利点があり、組付け作業の合理化、
並びに単一部品により実施できて大巾なコストダ
ウン化を達成できる等、その実用的価値は極めて
多大である。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
平面図、第2図は正面図、第3図は一部を断面で
示した使用状態の正面図である。第4図〜第6図
は、それぞれ、従来の調速装置の正面図、縦断面
図及び制動板の平面図である。 図中、1は風切り板、2,3は突片、4は支持
座、4aは一端、4bは他端、5は軸孔、6,7
は制動片である。
平面図、第2図は正面図、第3図は一部を断面で
示した使用状態の正面図である。第4図〜第6図
は、それぞれ、従来の調速装置の正面図、縦断面
図及び制動板の平面図である。 図中、1は風切り板、2,3は突片、4は支持
座、4aは一端、4bは他端、5は軸孔、6,7
は制動片である。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 風圧制動部と遠心制動部とが一体的に形成され
たゴム製のオルゴール用調速板であつて、 前記風圧制動部は、中央に形成された支持座4
と、該支持座の両側に形成された風圧を受ける一
対の突片2,3とを有しており、 前記遠心制動部は、前記風圧制動部の支持座に
連接する中央に位置する基部と、遠心力により自
由端側が半径方向遠方に拡開するようにして該基
部に接合された一対の制動片6,7とを有してお
り、そして、 前記風圧制動部の支持座及び前記遠心制動部の
基部には、それらを貫通して、調速機構の回転軸
11をゴムの弾性により緊密に保持しうる径の軸
孔5が形成されている、 ことを特徴とするオルゴール用調速板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025486U JPH0548239Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6025486U JPH0548239Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62173798U JPS62173798U (ja) | 1987-11-05 |
JPH0548239Y2 true JPH0548239Y2 (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=30892505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6025486U Expired - Lifetime JPH0548239Y2 (ja) | 1986-04-23 | 1986-04-23 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0548239Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-04-23 JP JP6025486U patent/JPH0548239Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62173798U (ja) | 1987-11-05 |
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