JPH0547905Y2 - - Google Patents

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JPH0547905Y2
JPH0547905Y2 JP1986103537U JP10353786U JPH0547905Y2 JP H0547905 Y2 JPH0547905 Y2 JP H0547905Y2 JP 1986103537 U JP1986103537 U JP 1986103537U JP 10353786 U JP10353786 U JP 10353786U JP H0547905 Y2 JPH0547905 Y2 JP H0547905Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) 本考案は圧縮空気を利用した各種機器、特に血
行促進用マツサージ器に使用される急速排気弁に
関するものである。
(従来の技術) 外部から身体患部に断続的に圧迫を加えること
により血液循環がよくなつて患部の治療が促進さ
れることは従来より認識されており、前記圧迫の
繰り返し速度が急速なほど効果がよいとされてい
る。このような血行促進器が例えば実公昭59−
2356号公報に開示されている。この血行促進器に
使用される排気弁では排気側2次室24に接続す
る排気口22端部に排気口径よりも大きい大径孔
部35を形成し、排出口28を閉成している弁体
25の給気口21側への急速復帰を可能とする受
圧面積の拡張が行われている。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、圧縮空気供給の際には弁体25によ
り排出口28を確実に閉成することが必要である
が、排出口28の閉成は2次室24側の壁面と弁
体25との接合により行われるために弁体25と
前記壁面との間に隙間を生じ易く、弁体25の急
速移動を困難とする排出口28からの空気漏洩が
発生し易い。しかも、2次室24側の空気の拡縮
作用により露が発生し、この露により弁体25が
前記壁面に付着して弁体25の急速移動を妨げ
る。又、この従来例では受圧面積の拡張が十分で
ないために排気口22と対向して弁体25に逆止
弁27を設けなければならない。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決するためになされた
ものであり、側壁の略中央に入力口を形成すると
ともに、その側壁と対向する側壁の略中央に出力
口を形成したバルブハウジングと、該バルブハウ
ジング内に入力室と出力室とを分割するように収
納され、前記入力口又は出力口からの流体圧力に
より入出力口間を摺動可能であり、且つ、前記バ
ルブハウジング内の流体通過断面積よりも断面積
の小さい弁と、前記バルブハウジングの出力室側
において前記バルブハウジングと前記弁との間に
介在される間隔保持片と、前記出力口が形成され
た側の側壁に対し、該出力口の周囲に等間隔とな
るように複数設けられ、前記弁の出力口側への移
動により閉成される一方、前記弁の入力口側への
移動により開放されて前記出力口に連通される排
気口とを備えたことを要旨としている。
(作用) すなわち、圧縮流体供給時には弁が出力口側に
移行し、前記間隔保持片により出力口側のバルブ
ハウジング壁面との間に間隔を保持しつつ弁が前
記排気口を隙間なく閉成する。そして、圧縮流体
が入力室側から出力室側へ流入し、出力口から供
給される。一方、弁が出力口側へ移行された状態
では、弁は間隔保持片の面積に相当する部分が接
触しているのみであるので、露により弁の急速移
動を妨げられることはなく、更に、出力口が側壁
の略中央に設けられるとともに各排気口が出力口
の周囲に等間隔に設けられているので、出力室側
の圧力は弁表面全体に均等に作用しており、圧縮
流体の供給が停止されて出力室側の圧力が入力室
側の圧力よりも大きくなると、弁は入力口側へ直
ちに移行し、排気口が直ちに開放される。
(実施例) 以下、本考案を具体化した一実施例を第1〜3
図に基づいて説明する。
第1図に示すように円筒状のバルブハウジング
1は一対のハウジング体2,3により嵌合構成さ
れており、一方のハウジング体2の側壁の中央に
は入力管4が突設されているとともに、他方のハ
ウジング体3の側壁の中央には出力管5が反対方
向に突設されている。又、ハウジング体3の側壁
の内面において出力管5の出力口5aの周囲には
複数の排気管6(本実施例では4つ)が等間隔を
おいて突設されており、その排気口6aが出力口
5aよりもバルブハウジング1内側へ突出してい
る。
バルブハウジング1内には円板状の弁7がスラ
イド可能に収納されており、バルブハウジング1
内を入力室S1と出力室S2とに分割している。
第2図bに示すようにバルブハウジング1内の流
体通過断面積は入力口4a及び出力口5aの流体
通過断面積よりも大きく設定されているととも
に、弁7の直径はバルブハウジング1の流体通過
断面積よりも若干小さく設定されており、しかも
第2図aに示すように弁7が出力口5a側へ移行
した状態では常に弁7はすべての排気口6aを閉
成するようになつている。
このように構成された本実施例の排気弁は例え
ば第3図に示す背もたれ用エアマツト8に使用さ
れる。背もたれ用エアマツト8の背もたれ部には
複数のベローズ9が取り付けられており、同ベロ
ーズ9の先端には加圧突片10が止着されてい
る。各ベローズ9はフレキシブルパイプ11を介
して分配管12に接続されており、分配管12は
本実施例の排気弁を介して圧縮空気供給装置13
に接続されている。圧縮空気供給装置13は圧縮
空気を所定間隔でもつて間欠的に供給するもので
あり、このサイクルは操作つまみ13aの回動操
作により調整可能となつている。
さて、通常は弁7は第1図に示すように入力口
4a側に移行しており、圧縮空気供給装置13の
作動により圧縮空気が排気弁の入力管4に供給さ
れると、この圧力により弁7が第2図aに示すよ
うに出力口6a側へ移行する。弁7が出力口5a
側に移行した状態では排気口6aが弁7により閉
成され、圧縮空気は弁7の周囲を経由して出力管
5からベローズ9へ供給される。従つて、ベロー
ズ9が膨脹し、加圧突片10が背中を押圧する。
弁7はバルブハウジング1内に突出する排気口6
aを閉成するが、排気管6との接触面積が少ない
ために両者の間に隙間が生ずることはなく、その
ために出力口5aと排気口6aとが連通してしま
うことはない。これはベローズ9への圧縮空気の
供給効率の良さを意味し、加圧受片10が急速に
飛び出す。
続いて圧縮空気供給が停止すると、ベローズ9
内の圧力、従つて出力室S2の圧力が入力室S1
の圧力より大きくなり、弁7が入力口4a側へ押
圧移動される。この場合、弁7は排気管6により
ハウジング体3の側壁内面から離間保持されてい
るために弁7の受圧面積が排気管6との接触部位
を除く全面にわたつており、それ故にバルブハウ
ジング1内周壁と弁7周縁との間に間隙が存在す
るにも関わらず弁7の移動復帰は急速である。ま
た、出力口5aが側壁の中央に設けられるととも
に各排気口6aが出力口5aの周囲に等間隔に設
けられているので、出力室S2側の圧力は弁7表
面全体に均等に作用するので、弁7は一方に傾く
ことなくスムースに移動復帰される。そのため、
ベローズ9の収縮時にはベローズ9側の空気の排
気が迅速に行われ、加圧受片10の押圧解消は急
速に行われる。
その後、圧縮空気供給及びその停止を行えば再
び加圧受片10の押圧及びその解消という繰り返
しが行われるが、弁7の往復動が急速に行われる
ことから加圧受片10の加圧及びその解消の繰り
返しが高速遂行可能である。
又、出力室S2側の空気の収縮膨脹により露の
発生もあるが、弁7とハウジング体3の側壁とが
離間しているため、露によるハウジング体3への
弁7の付着作用は生じず、弁7の高速移動が妨げ
られることはない。
本考案はもちろん前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば第4〜10図に示す実施例
も可能である。
第4図に示す実施例では排気管6がハウジング
体3の周壁に接続しており、ハウジング体3の補
強が行われている。又、ハウジング体2側の入力
口4aの周囲には間隔保持環21が一体に突設形
成されており、エア供給開始時には入力管4側か
ら流入するエアが弁7のほぼ全面に作用するよう
になつている。従つて、弁7は出力口5a側へ急
速に移行する。
第5図に示す実施例では弁7の径がバルブハウ
ジング1内に嵌入収容されており、弁7の中央部
に小孔7aが複数穿設されている。従つて、供給
流体は同小孔7aを通つて出力室S2側へ流入す
る。この小孔7aの存在にも関わらず出力室S2
側における弁7の受圧面積が十分に大きいため、
弁7の入力口4a側への復帰は急速であり、出力
室S2側の排気は急速に行われる。
第6図に示す実施例では入力口4aに流体流遮
蔽板22が一体に突設形成されており、小孔7a
を備えた弁7が入力口4a側に復帰している状態
では小孔7aが遮蔽板22により閉成されるよう
になつている。そして、流体供給開始時には流体
が窓22aを通つて弁7の周縁側に作用するよう
になつており、弁7は出力口5a側へ急速に移行
する。
第7図に示す実施例ではバルブハウジング1の
内径よりも小径の弁14の周縁にフランジ14a
が入力口4a側に向けて形成されており、ハウジ
ング体2の側壁内面と弁14とがフランジ14a
により離間されるようになつている。従つて、圧
縮空気供給時の弁14の移行は第6図の実施例の
場合のように急速である。
第8図に示す実施例ではハウジング体3の周側
に排気口3aが形成されており、小孔15aを備
えた弁15の周縁にフランジ15bが出力口5a
側に向けて形成されている。従つて、フランジ1
5aがハウジング体3の側壁内面と弁15とを離
間規制するとともに、排気口3aの開閉を行な
う。排気口3aはハウジング体3の側壁上のフラ
ンジ15aと対向する位置に形成してもよい。
第9図に示す実施例では小孔16cを備えた弁
16の周縁においてフランジ16a,16bが逆
方向に形成されており、フランジ16aが排気口
3aの開閉を行なう。
第10図に示す実施例では入力口4a及び出力
口5aから離れた弁17の周縁部に小孔17aが
複数穿設されている。
前記各実施例では弁あるいはハウジング体に排
気管あるいはフランジを一体に形成して間隔保持
片としているが、ハウジング体あるいは弁とは別
部材の間隔保持片を介在する構成も可能である。
考案の効果 以上詳述したように、本考案の急速排気弁によ
れば、間隔保持片により弁とバルブハウジングと
の間隔を保持して排気弁を隙間なく閉成し、出力
室側の圧力を弁表面に広く作用することができ、
しかも、露の付着による弁の急速移動を妨げるこ
とがない。また、出力口が側壁の略中央に設けら
れるとともに各排気口が出力口の周囲に等間隔に
設けられているので、出力室側の圧力は弁表面全
体に均等に作用するので、弁は一方に傾くことな
くスムースに移動される。従つて、圧縮流体の供
給及び排気の繰り返しを急速にかつ円滑に行うこ
とができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案を具体化した一実施例を示
し、第1図は圧縮流体非供給時の状態を示す縦断
面図、第2図aは圧縮流体供給時の状態を示す縦
断面図、第2図bは第2図aのA−A線断面図、
第3図は第1,2図の排気弁を背もたれ用マツト
に使用した状態を示す一部破断側面図、第4〜1
0図はいずれも本考案の別例を示す縦断面図であ
る。 バルブハウジング1、出力口5a、間隔保持片
としての排気管6、排気口6a、弁7、入力室S
1、出力室S2。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 側壁の略中央に入力口を形成するとともに、
    その側壁と対向する側壁の略中央に出力口を形
    成したバルブハウジングと、 該バルブハウジング内に入力室と出力室とを
    分割するように収納され、前記入力口又は出力
    口からの流体圧力により入出力口間を摺動可能
    であり、且つ、前記バルブハウジング内の流体
    通過断面積よりも断面積の小さい弁と、 前記バルブハウジングの出力室側において前
    記バルブハウジングと前記弁との間に介在され
    る間隔保持片と、 前記出力口が形成された側の側壁に対し、該
    出力口の周囲に等間隔となるように複数設けら
    れ、前記弁の出力口側への移動により閉成され
    る一方、前記弁の入力口側への移動により開放
    されて前記出力口に連通される排気口と を備えたことを特徴とする急速排気弁。 2 前記間隔保持片はバルブハウジングの各排気
    口の周縁に突設された排気管である実用新案登
    録請求の範囲第1項に記載の急速排気弁。 3 前記間隔保持片は前記出力室側において前記
    弁の周縁に一体に形成されたフランジであり、
    前記弁の出力口側への移動によりそのフランジ
    にて前記排気口が閉成されるものである実用新
    案登録請求の範囲第1項に記載の急速排気弁。
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