JPH0547871Y2 - - Google Patents

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JPH0547871Y2
JPH0547871Y2 JP1608888U JP1608888U JPH0547871Y2 JP H0547871 Y2 JPH0547871 Y2 JP H0547871Y2 JP 1608888 U JP1608888 U JP 1608888U JP 1608888 U JP1608888 U JP 1608888U JP H0547871 Y2 JPH0547871 Y2 JP H0547871Y2
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clutch
centrifugal
clutch drum
boss member
driven shaft
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は過負荷防止遠心クラツチ装置に関す
る。
従来の技術 一般に、遠心クラツチ装置は、その従動側に過
負荷が作用すると、従動側と駆動側との回転数が
相違してクラツチドラムと遠心クラツチシユーと
の間に滑りが発生し、摩擦によつて過熱されたり
異常摩耗が生じるなどの危険があつた。とくに作
業機械、例えば自動枝打機において、そのチエー
ンソーが樹木などでロツクされた場合に、チエー
ンソーに動力を伝達する遠心クラツチ装置に滑り
が発生して過熱され、遠心クラツチ装置の寿命が
極端に短くなつたりする不都合が生じる。
考案が解決しようとする問題点 そこで、本考案はこのような従来の遠心クラツ
チ装置の不都合を取除くと共に簡単で便利な形の
過負荷防止遠心クラツチ装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 即ち、本考案による過負荷防止遠心クラツチ装
置は、駆動軸に取付けられたクラツチドラムと、
従動軸に取付けられクラツチドラムの内部空間内
に配置されたクラツチボス部材と、クラツチボス
部材に半径方向に移動可能に支持され遠心力の作
用によつてクラツチドラムの内周壁部分に摩擦係
合する複数個の遠心クラツチシユーと、クラツチ
ドラム及びクラツチボス部材を互いに連結させる
ように軸線方向に作動される作動装置とを有す
る。
作 用 従つて、作業開始時に作動装置を軸線方向に作
動させてクラツチドラムとクラツチボス部材とを
互いに連結してクラツチボス部材及び従動軸を一
体的に回転させると、クラツチシユーが遠心力の
作用によつてクラツチドラムの内周壁部分に摩擦
係合する。かかる状態で作動装置を不作動状態に
すると、駆動軸の回転力はクラツチドラム、遠心
クラツチシユー及びクラツチボス部材を介して従
動軸へ伝達され、従動軸に過負荷が生じて従動軸
の回転速度が低下するとただちに、遠心クラツチ
シユーがクラツチドラムの内周壁部分から離れる
ように半径方向内方へ移動して動力がたたれ、遠
心クラツチ装置の過負荷が防止される。
実施例 次に、本考案を図面の実施例に基づいて説明す
る。
まず、第1図に図示した実施例は、駆動軸1が
円筒状の支持体2に回転可能に支持されており、
該駆動軸1はその外端部に、一端が開いたクラツ
チドラム3を一体に形成している。前記駆動軸1
から軸線方向に離間されかつそれと同軸状に配置
された従同軸4は軸受5によつて回転可能に支持
されている。該従動軸4はその内端部にクラツチ
ボス部材6をキー結合等によつて一体的に固定し
ており、該クラツチボス部材6は前記クラツチド
ラム3の内部空間7内に位置するように配置さ
れ、かつその内端部に円板状の端板部分8を一体
に形成している。該端板部分8は前記クラツチド
ラム3の内周壁部分9の内径より小さく直径を有
し、かつクラツチドラム3の端壁部分10から軸
線方向に離間している。前記クラツチボス部材6
は複数個の遠心クラツチシユー11を半径方向へ
移動し得るように案内支持しており、前記従動軸
4の回転により生じる遠心力の作用によつてそれ
ぞれの遠心クラツチシユー11はクラツチドラム
3の内周壁部分9の内周面に摩擦係合する作動位
置へ半径方向外方へ移動するようになつている。
即ち、各シユー11はその半径方向に延びる溝1
2を形成しており、該溝12はクラツチボス部材
6の半径方向外方に延びる案内部分13に遊嵌し
て各シユー11をクラツチボス部材6に係止しつ
つ半径方向へ摺動可能に案内する。
クラツチドラム3は、その端壁部分10に、支
持体2より半径方向外方の位置で角度方向に等角
度に離間して形成された複数個の軸線方向通孔1
4を有し、それぞれの通孔14には押棒15が軸
線方向に摺動可能に貫通している。各押棒15は
クラツチドラム3の内部空間7内に突出した端部
に円板状の圧板16を固定しており、前記押棒1
5の他端即ち外部端は前記支持体2の半径方向外
方に離間して配置されたリング部材17を支持し
ている。更に、各押棒15は、その周りに、クラ
ツチドラム3の端壁部分10及びリング部材17
の間に作用する圧縮コイルばね18を設けてお
り、圧板16は圧縮コイルばね18の作用によつ
て常時クラツチボス部材6の端板部分8から軸線
方向へ離れてクラツチドラム3の端壁部分10の
内面に当接する図示した不作動位置に保持され
る。また、前記リング部材17はそれに摺接する
適宜の操作レバー装置(図示せず)によつて圧縮
コイルばね18の作用に抗して軸線方向へ押圧さ
れ、それにより圧板16をクラツチボス部材6の
端板部分8へ摩擦係合する作動位置へ移動し得る
ようになつていて、作動装置Oを構成している。
駆動軸1が回転されかつ作動装置Oのレバー装
置が作動されてリング部材17を圧縮コイルばね
18の作用に抗して軸線方向へ押圧し、圧板16
を不作動位置から作動位置へ移動させてクラツチ
ボス部材6の端板部分8へ摩擦係合させると、ク
ラツチボス部材6及び従動軸4は回転され、それ
により発生された遠心力の作用によつて各遠心ク
ラツチシユー11は半径方向外方へ摺動してクラ
ツチドラム3の内周壁部分9に摩擦係合し、この
ため駆動軸1の回転力はクラツチドラム3、遠心
クラツチシユー11及びクラツチボス部材6を介
して従動軸4へ伝達され、従動軸4を回転駆動す
る。この様にして正規に回転力が伝達された後に
レバー装置の作動が解除されると、圧板16は圧
縮コイルばね18の作用によつて反対方向へ移動
してクラツチボス部材6の端板部分8との摩擦係
合から離れて図示した位置へ戻る。
かかる状態で従動軸4に過負荷が生じて従動軸
4の回転速度が低下すると、遠心力が弱まり、遠
心クラツチシユー11はただちにその作動位置か
ら半径方向内方へ摺動してクラツチドラム3の内
周壁部分9との摩擦係合を解放して回転駆動力の
伝達をたち、遠心クラツチ装置の過負荷を防止
し、かつ従動軸4は回転を停止する。
次に、第2図に図示した本考案の別の実施例で
は、作動装置Oとして、クラツチドラム3はその
端壁部分10の内面に電磁石19を固定してお
り、一方、クラツチボス部材6は、それとスプラ
イン係合して軸線方向へ移動し得るがそれと相対
的回転不能に取付けられた帯磁性材料製の環状円
板部材20を支持しており、該環状円板部材20
は電磁石19に接離可能に対面して配置されてい
る。クラツチドラム3の端壁部分10と環状円板
部材20との間に圧縮コイルばね21が配置され
ており、該圧縮コイルばね21は環状円板部材2
0を電磁石19から軸線方向へ離した図示した不
作動位置に保持する。また、環状円板部材20は
電磁石19が作動されるとその磁気吸引力によつ
て電磁石19に摩擦係合する作動位置へ軸線方向
へ移動される。この第2図の実施例のその他の部
分は第1図の実施例の対応する部分と同様な動作
をするように構成されており、かつ第1図で用い
た符号と同じ符号で指示されている。
駆動軸1の回転中に電磁石19が作動される
と、環状円板部材20はその不作動位置から作動
位置へ圧縮コイルばね21の作用に抗して移動し
て電磁石19に摩擦係合し、クラツチボス部材6
及び従動軸4を回転させる。このため、遠心クラ
ツチシユー11は遠心力の作用によつて半径方向
外方へ摺動してクラツチドラム3の内周壁部分9
に摩擦係合し、駆動軸1の回転力はクラツチドラ
ム3、遠心クラツチシユー11及びクラツチボス
部材6を介して従動軸4へ伝達される。かかる状
態で電磁石19が不作動状態にされると、環状円
板部材20は圧縮コイルばね21の作用によつて
その不作動位置へ戻されて電磁石19から離れ
る。かかる状態で従動軸4に過負荷が生じて従動
軸4の回転速度が低下すると、遠心力が弱まり、
遠心クラツチシユー11はただちにその作動位置
から半径方向内方へ摺動してクラツチドラム3の
内周壁部分9との摩擦係合を解放して回転駆動力
の伝達をたち、遠心クラツチ装置の過負荷を防止
し、かつ従動軸4は回転を停止する。
次に、第3図に図示した本考案の更に別の実施
例では、クラツチボス部材6の端板部分8がクラ
ツチドラム3の端壁部分10の内面に対面するよ
うに配置されており、更にクラツチボス部材6の
端部中心に軸線方向盲穴22が形成されており、
この盲穴22内に圧縮コイルばね23と球部材2
4とが配置されており、該球部材24は圧縮コイ
ルばね23の作用によつて軸線方向外方へ突出し
てクラツチドラム3の端壁部分10の内面の中心
部分に点接触し、クラツチボス部材6の端板部分
8をクラツチドラム3の端壁部分10から軸線方
向へ離した不作動位置に保持している。更に、こ
の実施例では、クラツチボス部材6の端板部分8
がクラツチドラム3の端壁部分10に摩擦係合す
る作動位置へ移動し得るように従動軸4及びクラ
ツチボス部材6を圧縮コイルばね23の作用に抗
して軸線方向へ移動させる適当な装置(図示せ
ず)を設けて作動装置Oを構成している。この第
3図の実施例のその他の部分は第1図の実施例の
対応する部分と同様な動作をするように構成され
ており、かつ第1図で用いた符号と同じ符号で指
示されている。
駆動軸1の回転中に、作動装置が作動されて従
動軸4及びクラツチボス部材6を圧縮コイルばね
23の作用に抗して軸線方向へ移動させ、クラツ
チボス部材6の端板部分8をクラツチドラム3の
端壁部分10に摩擦係合させてクラツチボス部材
6及び従動軸4を回転させ、遠心クラツチシユー
11を遠心力の作用によつて半径方向外方へ移動
させてクラツチドラム3の内周壁部分9に摩擦係
合させる。このため、従動軸4は駆動軸1からク
ラツチドラム3、クラツチシユー11及びクラツ
チボス部材6を介して回転駆動される。かかる状
態で作動装置が不作動にされると、クラツチボス
部材6の端板部分8は圧縮コイルばね23の作用
によつてクラツチドラム3の端壁部分10から離
れる不作動位置へ移動される。従動軸4に過負荷
が生じて従動軸4の回転速度が低下すると、遠心
クラツチシユー11はその作動位置から半径方向
内方へ摺動してクラツチドラム3の内周壁部分9
との摩擦係合をただちに解放し、遠心クラツチ装
置の過負荷を防止し、かつ従動軸4は回転を停止
する。
考案の効果 以上説明したように、本考案による過負荷防止
遠心クラツチ装置は、駆動軸に取付けられたクラ
ツチドラムと、従動軸に取付けられかつクラツチ
ドラムの内部空間内に配置されたクラツチボス部
材と、クラツチボス部材に半径方向に移動可能に
支持されかつ遠心力の作用によつてクラツチドラ
ムの内周壁部分に摩擦係合する複数個の遠心クラ
ツチシユーと、クラツチドラム及びクラツチボス
部材を互いに連結させるように軸線方向に作動さ
れる作動装置とを有して構成されているので、駆
動軸及びクラツチドラムの回転中に、作動装置を
軸線方向に作動させてクラツチドラム及びクラツ
チボス部材を互いに連結させてクラツチボス部材
及び従動軸を回転させ、クラツチシユーを遠心力
の作用によつてクラツチドラムの内周壁部分に摩
擦係合させた後に作動装置を不作動にして駆動軸
の回転力をクラツチドラム、遠心クラツチシユー
及びクラツチボス部材を介して従動軸へ正規に伝
達することができる。従動軸に過負荷が生じて従
動軸の回転速度が低下すると、遠心クラツチシユ
ーはクラツチドラムの周壁部分から離れるように
半径方向内方へただちに移動するので、遠心クラ
ツチ装置の過負荷を防止することができ、また駆
動軸がそのような回転速度で回転している時で
も、作動装置によつてクラツチドラム及びクラツ
チボス部材を連結して従動軸の回転を開始するこ
とができ、このため過負荷防止遠心クラツチ装置
の応用範囲が極めて広く、それをいろいろな機械
に使用することができるなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る過負荷防止遠心クラツチ
装置の断面図、第2図は本考案の別の実施例の断
面図、第3図は本考案の更に別の実施例の断面図
である。 1……駆動軸、3……クラツチドラム、4……
従動軸、6……クラツチボス部材、7……クラツ
チドラムの内部空間、9……クラツチドラムの内
周壁部分、11……遠心クラツチシユー、O……
作動装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動軸1に取付けられたクラツチドラム3と、
    従動軸4に取付けられ前記クラツチドラムの内部
    空間7内に配置されたクラツチボス部材6と、該
    クラツチボス部材に半径方向に移動可能に支持さ
    れ遠心力の作用によつて前記クラツチドラムの内
    周壁部分9に摩擦係合する複数個の遠心クラツチ
    シユー11と、前記クラツチドラム及び前記クラ
    ツチボス部材を互いに連結させるように軸線方向
    に作動される作動装置Oとを有する過負荷防止遠
    心クラツチ装置。
JP1608888U 1988-02-09 1988-02-09 Expired - Lifetime JPH0547871Y2 (ja)

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JP1608888U JPH0547871Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09

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JP1608888U JPH0547871Y2 (ja) 1988-02-09 1988-02-09

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JPH01119933U JPH01119933U (ja) 1989-08-14
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