JPH0547489A - 帯電防止用イオン発生装置 - Google Patents

帯電防止用イオン発生装置

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JPH0547489A
JPH0547489A JP20198491A JP20198491A JPH0547489A JP H0547489 A JPH0547489 A JP H0547489A JP 20198491 A JP20198491 A JP 20198491A JP 20198491 A JP20198491 A JP 20198491A JP H0547489 A JPH0547489 A JP H0547489A
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JP
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ion generator
air
cations
water
antistatic
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Application number
JP20198491A
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English (en)
Inventor
Koji Kitagawa
北川弘二
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Kitagawa Industries Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Industries Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、静電気対策の点で好適な帯電
防止用イオン発生装置を提供すること。 【構成】 冷暖房を行なう送風ダクト2の吹き出し口3
の内側に、外側に向かってイオン発生器4が配置されて
おり、このイオン発生器4は、導線5が配置された四角
柱状の筐体6の表面に円錐形の放射部7が一列に配置さ
れたものである。そして、イオン発生器4を通過する空
気の通路には、水が通されるフィルタ46を備えた加湿
装置34が配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子部品や電子機器等
を損傷する原因となる静電気の帯電を防止する帯電防止
用イオン発生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種の電子部品や電子機器自
体、或はそれらを製造する工場や使用する場所等におい
ては、周囲の環境に応じて静電気が発生し易くなった
り、静電気が多量に帯電することがあった。そして、こ
の帯電した静電気によって、機器の誤動作が生じたり、
場合によっては多くの静電気が瞬間的に流れて電子部品
や電子機器が損傷することがあった。
【0003】そのため、近年では、電子部品や電子機器
等を扱う工場などでは、帯電した電気を徐々に除去する
目的で、工場内に酸素の陽イオンを放出するイオン発生
装置(イオナイザー)を配置することが行われている。
このイオン発生装置は、先端が尖った放電電極に高い電
圧をかけることで、電子の不足するイオンである陽イオ
ンを放出させ、その陽イオンに電子機器の周囲等に帯電
した電子を取り込ませて静電気を除去するものであり、
通常は、作業を行なう部屋の天井や壁面等に取り付けら
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様なイオン発生装置では、必ずしも十分に静電気の除去
ができるとは限らなかった。つまり、陽イオンを作業室
内に放出した場合でも、作業室内には棚,机,ベルトコ
ンベア等の各種の構造物があるので、例えば机の上板と
脚部との間の様な隅の方の空間や入り込んだ空間には十
分に陽イオンが供給されず、よって、その周囲に静電気
が溜るといった問題が生じていた。
【0005】特に、空気中の湿度が低いと静電気が発生
し易いが、作業室内で局部的にその様な低湿度の状態が
生ずると、その位置で大量の静電気が溜って電子機器等
に影響を及ぼすことがあった。本発明は、上記課題を解
決するためになされたもので、静電気対策の点で好適な
帯電防止用イオン発生装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、上記目的を達する
ためになされた本発明は、電子部品或は電子機器等を静
電気から保護するために、その周囲に陽イオンを放出す
るイオン発生器を備えた帯電防止用イオン発生装置にお
いて、上記イオン発生器から放出された陽イオンを拡散
させる送風装置を備えるとともに、該送風装置によって
送られる空気が水を用いたフィルタを通して加湿される
フィルタ装置を備えたことを特徴とする帯電防止用イオ
ン発生装置を要旨とする。
【0007】上記フィルタ装置としては、例えば容器の
中に水を入れて容器の底部などから圧搾空気を送り込
み、容器の上方から加湿した空気を取り出すものを用い
ることができる。または、金属や合成樹脂や合成繊維等
でメッシュを作り、このメッシュの一方から空気を送り
込んで他方から加湿した空気を取り出してもよい。
【0008】
【作用】本発明の帯電防止用イオン発生装置は、イオン
発生器から発生した陽イオンを送風装置によって拡散さ
せるとともに、水のフィルタを通して空気を送って陽イ
オンを室内に拡散させるので、陽イオンが室内に十分に
行きわたり、しかも加湿が行われることになる。つま
り、陽イオンが部屋の隅々まで行きわたるとともに湿度
が上昇するので、静電気の帯電が防止される。
【0009】
【実施例】以下に本発明による帯電防止用イオン発生装
置の実施例を、図に基づいて説明する。図1は、本実施
例の帯電防止用イオン発生装置1を示している。図1に
示す様に、本実施例の帯電防止用イオン発生装置1は、
イオン発生器2及び送風ファン3に加えて、換気用の送
風ダクト4に連通する様に加湿装置5を組み込んだもの
である。
【0010】上記イオン発生器2は、換気用の送風ダク
ト4の吹き出し口6から僅かに離れた天井7に、陽イオ
ンを下方に向かって放出する様に配置されている。そし
て、送風ダクト4の吹き出し口6の内側に、陽イオンを
拡散するための送風ファン3が設けられている。
【0011】このイオン発生器2は、図2に示す様に、
導線15が配置された四角柱状の筐体16の表面に、円
錐形の放射部17が一列に配置されたもので、放射部1
7の中央には、先端が尖った(例えばタングステン,ニ
ッケル,ステンレス等からなる)放電電極18が突設さ
れている。そして、この電極18に間欠的に高電圧がか
けられることによって、酸素の陽イオンが間欠的に放出
される。
【0012】一方、加湿装置34は、図1に示す様に、
水を入れておく保水容器35と、保水容器35の下に設
けられた保水容器35と同径の給気空間36と、この給
気空間36に圧縮空気を送風するポンプ37とから構成
されており、上記保水容器35の底部38には、給気空
間36と連通する多数の細孔39が形成されている。そ
して、ポンプ37を駆動して圧縮空気を給気空間36に
送り出すことによって、細孔39から保水容器35に入
れられた水の中に空気が吹き出し、この水を通ることに
よって加湿された空気が送風ダクト33に供給される。
【0013】尚、この場合には、保水容器35に入れら
れた水の深さtを調節することによって、空気に加える
水分量を調節することができる。この様に、本実施例で
は、加湿装置34を備えているので、空気に適度な水分
(例えば湿度55%程度)を供給することができる。従
って、イオン発生器31から放出される陽イオンの帯電
防止効果に加えて、湿度の上昇による帯電防止効果もあ
る。尚、室内に送られる空気は、一旦水中を通ってくる
ので、ちりやほこりを除去することできるという利点も
ある。
【0014】次に、第2実施例の帯電防止用イオン発生
装置40について、図3に基づいて説明する。図3に示
すように、本実施例の帯電防止用イオン発生装置40
は、換気用の送風ダクト41の吹き出し口42のすぐ外
側に、送風方向を向いてイオン発生器43が取り付けら
れており、更に送風ダクト41の途中に加湿装置45が
組み込まれている。
【0015】この加湿装置45には、金属或は合成樹脂
等のメッシュからなるフィルタ46が配置され、フィル
タ46の上方の給水口47から水が供給されるととも
に、下方の排水口48から水が排出される。つまり、フ
ィルタ46の上方から下方に向かって水を流しておき、
このフィルタ46に矢印A方向に空気を送ってフィルタ
46を通過させることによって、空気の加湿を行なうも
のである。
【0016】尚、この場合には、フィルタ46の厚さや
水の流速を調節することによって、空気に加える水分量
を調節することができる。また、フィルタ46に流す水
は循環させて使用することも可能である。この様に、本
実施例では、フィルタ式の加湿装置45を備えているの
で、容易に空気に適度な水分を供給することができる。
従って、上記第1実施例と同様に、イオン発生器43か
ら放出される陽イオンの帯電防止効果に加えて、湿度の
上昇による帯電防止効果もあり、更に、フィルタ46に
よって、ちりやほこりを除去することできるという利点
もある。
【0017】ここで、上記各実施例を作業室に適用して
使用する例について、図4に基づいて説明する。図4に
示す様に、作業室50の天井51には送風ダクト52が
設けられており、この送風ダクト52に近接してイオン
発生器53が配置されている。また、作業室50の室内
には、室内の陽イオンのイオン濃度を測定するために、
イオン濃度センサ54が天井51付近や床55付近に複
数配置されている。
【0018】上記イオン発生器53には高電圧を発生す
る電気装置56が接続されており、またイオン濃度セン
サ54にはコントローラ57が接続されている。従っ
て、イオン濃度センサ54によって室内のイオン濃度を
検出し、その濃度に応じてコントローラ57によって電
気装置56を制御してイオン発生器53を調節すること
により、好適に室内のイオン濃度を調節することができ
る。
【0019】尚、本発明は、上記実施例に何等限定され
ることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において
各種の態様で実施できることは勿論である。例えば、図
5に示す様なイオン発生器60を使用することができ、
このイオン発生器60は、暖房を行なう送風ダクト62
の吹き出し口63の内側に、陽イオンを外側に向かって
放出する様に配置されている。従って、このイオン発生
器60は、装置構成が簡単であるので装置の製造コスト
を低減できるという利点がある。
【0020】また、図6に示す様なイオン発生器70を
使用することができ、このイオン発生器70は、換気用
の送風ダクト71の吹き出し口72から僅かに離れた天
井73に、陽イオンを下方に向かって放出する様に配置
されている。このイオン発生器70では、送風ダクト7
1に送風ファンを備えていないが、送られる風量が多い
場合にはこの様な装置でも十分に機能し、しかもメンテ
ナンスが容易であるという利点がある。
【0021】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明では、イオン
発生器から放出された陽イオンを送風装置によって室内
に拡散させるので、陽イオンは室内の隅々まで行きわた
って静電気の発生や帯電が防止される。その結果、静電
気による電子部品の破損や電子機器等の誤動作が防止で
きるという効果がある。そして、送風装置としては、換
気や冷暖房用の送風ダクト等を利用できるので、装置構
成が簡単になるという利点がある。
【0022】また、水のフィルタを通して空気を送って
陽イオンを室内に拡散させるので、陽イオンが室内に十
分に行きわたるとともに加湿が行われ、それよって静電
気の発生及び帯電が防止される。その結果、より一層帯
電防止の効果が発揮されるので、電子部品等の破損が防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の帯電防止用イオン発生装
置を示す断面図である。
【図2】イオン発生器を一部破断して示す斜視図であ
る。
【図3】第2実施例の帯電防止用イオン発生装置を示す
断面図である。
【図4】帯電防止用イオン発生装置の使用状態を示す説
明図である。
【図5】他のイオン発生器を示す正面図である。
【図6】更に他のイオン発生器を示す断面図である。
【符号の説明】
1,40…帯電防止用イオン発生装置 2,43,53,60,70…イオン発生器 4,41,52,62,71…送風ダクト 34,45…加湿装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品或は電子機器等を静電気から保
    護するために、その周囲に陽イオンを放出するイオン発
    生器を備えた帯電防止用イオン発生装置において、 上記イオン発生器から放出された陽イオンを拡散させる
    送風装置を備えるとともに、該送風装置によって送られ
    る空気が水を用いたフィルタを通して加湿されるフィル
    タ装置を備えたことを特徴とする帯電防止用イオン発生
    装置。
JP20198491A 1991-08-12 1991-08-12 帯電防止用イオン発生装置 Pending JPH0547489A (ja)

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JP20198491A JPH0547489A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 帯電防止用イオン発生装置

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JP20198491A JPH0547489A (ja) 1991-08-12 1991-08-12 帯電防止用イオン発生装置

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JPH0547489A true JPH0547489A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16450013

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JP (1) JPH0547489A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126541A (ja) * 2007-04-12 2011-06-30 Halla Climate Control Corp 車両用空調システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011126541A (ja) * 2007-04-12 2011-06-30 Halla Climate Control Corp 車両用空調システム

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