JPH0547288A - 電磁開閉器 - Google Patents

電磁開閉器

Info

Publication number
JPH0547288A
JPH0547288A JP19966591A JP19966591A JPH0547288A JP H0547288 A JPH0547288 A JP H0547288A JP 19966591 A JP19966591 A JP 19966591A JP 19966591 A JP19966591 A JP 19966591A JP H0547288 A JPH0547288 A JP H0547288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
overload relay
electromagnetic switch
thermal overload
abnormal heating
electromagnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19966591A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Ichikawa
治雄 市川
Minoru Ishikawa
稔 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP19966591A priority Critical patent/JPH0547288A/ja
Publication of JPH0547288A publication Critical patent/JPH0547288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Breakers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】電磁接触器と熱形過負荷継電器よりなる電磁開
閉器に異常加熱防止機構を設け、回路の短絡保護を行
う。 【構成】電磁接触器1と熱形過負荷継電器2とを接続導
体4で接続した電磁開閉器における熱形過負荷継電器2
の少なくとも二極以上のヒーター温度上昇を検出すると
共に該検出出力により上位遮断器を遮断する異常加熱防
止機構を熱形過負荷継電器の近傍に設置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電磁接触器と熱形過負
荷継電器とを接続導体を介して組合わせた電磁開閉器に
関する。
【0002】
【従来の技術】図7は電磁接触器と熱形過負荷継電器と
を組合わせて構成した従来の電磁開閉器の正面図、図8
は図7のP矢視側面図で、電磁接触器1と熱形過負荷継
電器2とをベース3に取付け、両者の各相をそれぞれ接
続導体4で接続したものである。5a, 5bは取付け脚部
で、接続導体4の外観斜視図は図9に示している。電磁
開閉器は電動機の過負荷, 拘束 (欠相) などによる電動
機の焼損保護および開閉操作を目的としており、回路の
短絡に対しては保護能力はない。したがって短絡電流に
対してはその責務をもつ過電流遮断器 (たとえば配線用
遮断器, 限流ヒューズなど)と組合わせて使用する必要
がある。この場合過負荷, 拘束 (欠相) 保護は電磁開閉
器で行い、短絡保護は過電流遮断器で行うよう保護協調
がとられる。
【0003】図10は電磁開閉器により三相電動機の開閉
制御を行う場合の回路図で、R, S, Tは三相電源、1a
は電磁接触器の開閉部、4は接続導体、2aは熱形過負荷
継電器のヒーター、11は配線用遮断器、12は三相電動
機、13a は停止用押釦スイッチ、13b は始動用押釦スイ
ッチ、1bは電磁接触器の電磁コイル、2bは熱形過負荷継
電器の接点である。配線用遮断器11を投入したのち始動
用押釦スイッチ13b を押すと電磁接触器の電磁コイル1b
が励磁されて開閉部1aが閉じるので電動機12が駆動され
る。電動機12を停止するときは、停止用押釦スイッチ13
a を押せば電磁コイル1bが無励磁となり開閉部1aが開か
れ電動機12は停止される。また電動機12が運転中過負荷
状態になり電流が増加すれば熱形過負荷継電器のヒータ
ー2aが過熱し、そのため接点2bが開かれ電磁コイル1bが
無励磁となり開閉部1aが開かれて電動機12は停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
電磁開閉器では電磁接触器の開閉部における固定接点と
可動接点が溶着した場合、熱形過負荷継電器が作動して
も電磁接触器の開閉部は開放されず通電状態を続けるの
で電動機は運転を継続する。上述した接点溶着は通常で
は発生せず、電磁接触器の経年使用に伴い接点が消耗し
た状態のとき発生するもので、ほとんどは三相回路では
三極のうち二極が溶着する。このため三相電動機は欠相
状態 (単相) で運転を継続することになり、その負荷電
流は定格電流の2〜3倍流れるので三相電動機はこの異
常電流により焼損するに至る。
【0005】この発明の目的は上述した問題点に鑑み、
負荷が運転中に過電流により熱形過負荷継電器が作動し
ても電磁接触器の開閉部が開放されない場合に生じる異
常電流を遮断することができる異常加熱防止機構を備え
た電磁開閉器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、電磁接触
器と熱形過負荷継電器とを接続導体を用いて電気的に接
続した電磁開閉器において、前記熱形過負荷継電器の少
なくとも二極以上のヒーター温度上昇を検出すると共に
該検出出力により上位遮断器を遮断させる異常加熱防止
機構を設けたことを特徴とする。前記ヒーターの温度上
昇を検出する異常加熱検出素子としてはPCTサーミス
タを使用するのがよく、これを内蔵した異常加熱防止機
構を熱形過負荷継電器のヒーターの近傍に設置するのが
よい。
【0007】
【作用】電磁接触器の接点が溶着して熱形過負荷継電器
が動作した後にも電磁接触器の接点が開路されず負荷に
電流が流れ続けると、熱形過負荷継電器のヒーターは加
熱され続け異常加熱状態となる。この異常加熱状態はP
TCサーミスタよりなる異常加熱検出素子によって検知
され、この異常加熱検出素子の動作により電磁接触器の
上位に配置された配線用遮断器が遮断され、主回路が遮
断される。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である電磁開閉器
の正面図、図2は図1のQ矢視側面図で、従来の電磁開
閉器の部品と対応する同一の部品には同一の符号を付し
説明は省略する。この発明の実施例において従来例と異
なる点は電磁接触器1と熱形過負荷継電器2とを接続す
る接続導体4の下部に位置し、熱形過負荷継電器2の近
傍に異常加熱防止機構14A を設けた点である。
【0009】この異常加熱防止機構14A は図3のブロッ
ク図に示すように電源部21, パワーアンプ部22, 出力リ
レー部23, および検出素子24で構成されている。この検
出素子24としてはPCTサーミスタが使用され、このP
TCサーミスタの温度−抵抗特性を図4に示す。このP
CTサーミスタは図4に示すように特定温度以下ではほ
とんど抵抗値に変化はないが、この特定温度を越えると
わずかの温度範囲において抵抗値が100 〜1000倍も急増
する性質をもっている。本実施例はこのPCTサーミス
タの温度−抵抗特性を利用して異常温度を検出するもの
で、このPTCサーミスタは熱形過負荷継電器2のヒー
ター2a (図5参照) の近傍に取付ける。ヒーター2aが異
常加熱したとき、PTCサーミスタの抵抗値の急増によ
り出力リレー部23を作動させ、この出力リレー部23から
の信号により配線用遮断器11 (図5参照) を開成し電動
機12 (図5参照) を停止させる。
【0010】図5はこの発明の実施例による電磁開閉器
により三相電動機の開閉制御を行う場合の回路図で、図
10に示す回路図と異なる点は電磁接触器の開閉部1aと熱
形過負荷継電器のヒーター2aとを接続する接続導体4の
部分であって熱形過負荷継電器のヒーター2aの近傍に異
常加熱防止機構14A を設けた点であり、他の部分は同一
であるので同一の符号を付してその説明は省略する。
【0011】図5において、電磁接触器の開閉部1aが溶
着、すなわち三極のうち二極が溶着すると、三相電動機
12は欠相状態で運転を継続することとなり、その負荷電
流は定格電流の2〜3倍となる。これによりヒーター2a
が異常加熱されてPCTサーミスタの抵抗値が変化し、
これにより出力リレー部23が作動して配線用遮断器11を
遮断させる。異常加熱防止機構14A の検出素子 (PTC
サーミスタ)24 は三相回路に設置する場合三相全てに付
加してもまた図5に示すように二相にのみ付加してもよ
い。
【0012】このような回路では電動機の過負荷および
拘束保護は電磁開閉器で行い回路の短絡保護は配線用遮
断器で行うように保護協調がとられる。この保護協調を
良好にするためには、図6に示す保護協調特性曲線図に
見られるように(1) 熱形過負荷継電器の特性曲線Aと配
線用遮断器の特性曲線Bとは交点Cにおいて交差し、か
つ両特性曲線A, Bはともに全領域にわたって切れ目が
なく、交点C以下の電流は熱形過負荷継電器で保護し、
交点C以上の電流は配線用遮断器で保護するように分担
させ、(2) 両特性曲線A, Bの交点Cは電磁開閉器にお
ける電磁接触器の遮断容量以下の電流値であること、
(3) 電動機の始動電流Dで誤動作しない特性とすること
が必要である。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば電磁接触器と熱形過負
荷継電器とを接続導体により接続した電磁開閉器におい
て、熱形過負荷継電器のヒーターの近傍に異常加熱防止
機構を設置したことにより、異常電流による異常加熱を
検出して上位遮断器を遮断するので電動機 (負荷) の焼
損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である電磁開閉器の正面図
【図2】図1のQ矢視側面図
【図3】異常加熱素子としてPTCサーミスタを使用し
た異常加熱防止機構のブロック図
【図4】PTCサーミスタの温度−抵抗特性曲線図
【図5】図1で示した電磁開閉器により三相電動機の開
閉制御を行う場合の回路図
【図6】図5に示す回路図において熱形過負荷継電器と
配線用遮断器の保護協調特性曲線図
【図7】従来の電磁開閉器の正面図
【図8】図7のP矢視側面図
【図9】従来の接続導体の外観斜視図
【図10】図7で示した電磁開閉器により三相電動機の
開閉制御を行う場合の回路図
【符号の説明】
1 電磁接触器 2 熱形過負荷継電器 2a ヒーター 4 接続導体 14A 異常加熱防止機構 24 PCTサーミスタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電磁接触器と熱形過負荷継電器とを接続導
    体を用いて電気的に接続した電磁開閉器において、前記
    熱形過負荷継電器の少なくとも二極以上のヒーター温度
    上昇を検出すると共に該検出出力により上位遮断器を遮
    断させる異常加熱防止機構を接続したことを特徴とする
    電磁開閉器。
  2. 【請求項2】請求項1記載のものにおいて、異常加熱防
    止機構はヒーターの温度上昇を検出する異常加熱検出素
    子としてPCTサーミスタを用いたことを特徴とする電
    磁開閉器。
  3. 【請求項3】電磁接触器と熱形過負荷継電器とを接続導
    体を用いて電気的に接続した電磁開閉器において、前記
    熱形過負荷継電器の少なくとも二極以上のヒーター温度
    上昇を検出すると共に該検出出力により上位遮断器を遮
    断する異常加熱防止機構を設け、この異常加熱防止機構
    を熱形過負荷継電器の近傍に設置したことを特徴とする
    電磁開閉器。
  4. 【請求項4】請求項3記載のものにおいて、異常加熱防
    止機構は異常加熱検出素子としてPTCサーミスタを内
    蔵したものであることを特徴とする電磁開閉器。
JP19966591A 1991-08-09 1991-08-09 電磁開閉器 Pending JPH0547288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19966591A JPH0547288A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 電磁開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19966591A JPH0547288A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 電磁開閉器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0547288A true JPH0547288A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16411592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19966591A Pending JPH0547288A (ja) 1991-08-09 1991-08-09 電磁開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0547288A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6516468B2 (en) 2000-02-16 2003-02-04 Fujitsu Limited Cash transaction having antitheft mechanism

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6516468B2 (en) 2000-02-16 2003-02-04 Fujitsu Limited Cash transaction having antitheft mechanism

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6738246B1 (en) Electrical circuit breaker for protecting against overcurrents
EP1604440B1 (en) Electronic circuit breaker
JP5342641B2 (ja) サーマルスイッチ
JPH11512599A (ja) 過電流保護回路
KR20070014990A (ko) 보호 장치
US6355912B2 (en) Safety circuit for heating devices using PTC wire
JP5165797B2 (ja) 電圧低下装置の過負荷防止
EP1012940A1 (en) Circuit protection arrangements
JP5808038B2 (ja) 異常過熱検出構造を有する回路遮断器
US3987340A (en) Combination motor controller including resistor shunted fusible elements
JPH0547288A (ja) 電磁開閉器
EP0661790B1 (en) overcurrent protection circuit
JP5717291B2 (ja) 過熱検出器を備えた分電盤
JPH04212220A (ja) 電磁開閉器
JPH08508154A (ja) 短絡時に低圧回路網の枝路を切り離すための装置
JP2641440B2 (ja) 過負荷保護装置
JP2004281121A (ja) 漏電遮断器
JP2001035337A (ja) 電磁接触器
JP3813505B2 (ja) 電動機の保護装置
JPS62117226A (ja) 開閉器の遮断不能検出装置
JP2001052590A (ja) 漏電しゃ断器
JPH0562583A (ja) 熱形過負荷継電器のヒートエレメント
JPH05244787A (ja) 単相交流誘導モーターの起動回路
JPS636834Y2 (ja)
JP2001327065A (ja) 配線用遮断器