JPH0546780A - 映像生成装置 - Google Patents

映像生成装置

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Publication number
JPH0546780A
JPH0546780A JP19915591A JP19915591A JPH0546780A JP H0546780 A JPH0546780 A JP H0546780A JP 19915591 A JP19915591 A JP 19915591A JP 19915591 A JP19915591 A JP 19915591A JP H0546780 A JPH0546780 A JP H0546780A
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JP
Japan
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subject
surface processing
hidden surface
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data
Prior art date
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Pending
Application number
JP19915591A
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English (en)
Inventor
Toshio Sakai
俊雄 坂井
Atsushi Kawabata
敦 川端
Norito Watanabe
範人 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】被写体の光学的な属性データを正確に反映した
リアルな映像を高速に生成可能とする。 【構成】スクリーン上の隠面処理はzバッファ隠面処理
装置5を用い、投影された被写体の形状内部に存在する
画素の色を決定する際、被写体の光学的な属性に従い、
反射,屈折などの属性が存在すれば、光線追跡装置7を
用いて色を決定することにより、上記目的は達成され
る。 【効果】スクリーン上の隠面処理はzバッファ法を用い
るので、スクリーン上に投影された被写体内で同一の処
理を避けることができる。また、被写体の光学的な属性
に従い、反射,屈折が存在する場合、光線追跡法を用い
て色を決定するので、被写体の光学的な属性を正確に反
映した映像を生成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、全体としてコンピュー
タグラフィックスの技術に関し、特に仮想的な3次元空
間を構成する被写体に関するデータベースからリアルな
映像を高速に生成する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータグラフィックスにおける映
像生成処理は、仮想的な3次元空間を構成する被写体の
形状データとその光学的な属性データから、仮想的なカ
メラで撮影したような映像を作成する処理を行なう。こ
の処理は隠面処理と陰影処理に分けることができる。隠
面処理はカメラから見える形状のみを描く処理である。
陰影処理は被写体の光学的な属性データからカメラに到
達する光の強度を計算する処理である。一般に映像生成
処理で最も時間を要する処理は隠面処理である。従来の
映像生成処理は、隠面処理として太田,竹内,大口:
「応用グラフィックス」,アスキー出版(1986)に
示すように、光線追跡法のような仮想的な光線と被写体
を構成する形状との交点を計算する処理方法と、zバッ
ファ法やスキャンライン法のような被写体を構成する形
状をスクリーン上で処理する方法を用いて映像を生成し
ていた。
【0003】光線追跡法は視点から各画素へ光線をのば
し、最初にぶつかる被写体をその画素に描くべき被写体
とする手法である。被写体の光学的な属性である反射,
屈折なども同様にぶつかった被写体から反射光線や屈折
光線をのばし、ぶつかる被写体の色を決定することで表
現できる。このように、この方法は反射や屈折による周
りの被写体の映り込みを正確に表現することができる。
【0004】zバッファ法は被写体を仮想的なカメラス
クリーンに投影し、投影された被写体の内部に存在する
画素の色を決定する処理である。よって、投影された被
写体内部において同一処理を避けることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の映像生成処
理のなかで光線追跡法は、光線ごとに計算を行なうの
で、画素毎に独立に計算する。そのため、スクリーンに
投影される被写体内部で同一の計算を必要とするので、
この方法は前記従来の映像生成処理であるzバッファ法
に比べ遅い生成法である。
【0006】逆にzバッファ法は、被写体の光学的な属
性である反射,屈折などを表現するには、塩野,河野,
「環境マッピングの一手法」,情報処理学会第42回全
国大会,2−287(1990)に述べているように、
環境マッピングなどのマッピング手法を用いなければな
らない。この環境マッピングで表現される反射,屈折は
疑似的な表現であり、正確なものではない。
【0007】本発明の目的は、仮想的な3次元空間を構
成する被写体に関するデータベースから映像を生成する
際に、被写体の光学的な属性データを正確に反映したリ
アルな映像を高速に生成することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、スクリーン
上の隠面処理はzバッファ法を用い、投影された被写体
の形状内部に存在する画素の色を決定する際、被写体の
光学的な属性に従い、反射,屈折などの属性が存在すれ
ば、光線追跡法を用いて色を決定することによって実現
する。
【0009】
【作用】スクリーン上の隠面処理はzバッファ法を用い
ているので、スクリーン上に投影された被写体内で同一
の処理を避けることができる。また、被写体の光学的な
属性に従い、反射,屈折が存在する場合、光線追跡法を
用いて色を決定するので、被写体の光学的な属性を正確
に反映した映像を生成することができる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。
【0011】図1は本発明の映像生成装置の構成を示
す。映像生成装置は、3次元空間データベース1に格納
されている仮想的な被写体とカメラの形状データと光学
的な属性データをデータベース入力装置2によって読み
込む。映像生成環境設定装置3は、読み込まれた被写体
の形状データと光学的な属性データからzバッファ隠面
処理装置5と陰影処理装置6と光線追跡装置7で必要と
するデータをオブジェクトメモリ4上に設定する。zバ
ッファ隠面処理装置5は陰影処理装置6と光線追跡装置
7とzバッファ9とフレームバッファ10を用いて隠面
処理し映像を生成する。生成された映像は、映像出力装
置8によって画像データベース11に出力される。フレ
ームバッファ10はCRT12に接続し、映像を表示す
る。
【0012】図2は3次元空間データベースに格納され
ている被写体に関する形状データの例を示している。2
1は座標原点を示している。仮想的なカメラは、座標原
点に存在している。22は仮想的なカメラスクリーンで
ある。23と24は被写体の形状である。23′と2
4′は被写体23と24を仮想的なカメラスクリーンに
投影した像を表現している。3次元空間データベースに
格納されている被写体の形状データは、図2に示すよう
に、3頂点の座標データP0(X0,Y0,Z0),P1
(X1,Y1,Z1),P2(X2,Y2,Z2)であ
る。
【0013】図3は3次元空間データベースに格納され
ている被写体に関する光学的な属性データの例を示す。
31は被写体の色のデータである。32は被写体の反射
率のデータである。33は被写体の屈折率のデータであ
る。これらのデータは、被写体の形状毎に設定されてい
る。
【0014】図4は、映像生成環境設定装置3によって
構成されたオブジェクトメモリ4の例を示している。形
状データ23は、データベース入力装置2によって読み
込み、オブジェクトメモリ4上に格納された形状であ
る。zバッファ隠面処理装置5用ルートポインタ41と
光線追跡装置7用ルートポインタ45は予め用意された
データである。ボクセル集合44は、光線追跡装置7の
ためのデータである。このデータは、3次元空間に構成
された全ての被写体が存在する空間を等分に分割し、各
分割された空間(以降ボクセルと呼ぶ)に存在する被写
体を格納するためのデータである。このデータは、交点
計算を効率よく処理するためのものである。リスト42
は、zバッファ隠面処理装置5が使用するためのリスト
である。リスト43は、光線追跡装置7が使用するリス
トである。各々のリストはzバッファ隠面処理装置5用
のルートポインタ41と光線追跡装置7用のルートポイ
ンタ45に独立に管理される。ここでリストは、複数の
三角形データを連結するためのデータであり、入力され
た三角形のデータのアドレス(図4では、→で示してい
る)と次に入力された三角形データのためのリストのア
ドレスを格納するデータである。図4では、1つの被写
体の形状が入力されているので、各処理装置用のリスト
がオブジェクトメモリ内に構成される。このように、被
写体の形状に対するアドレスをzバッファ隠面処理装置
5用のリストと光線追跡装置7用のリストによって独立
に管理することによって、zバッファ隠面処理と光線追
跡処理を同時に処理することを実現している。
【0015】図5は、zバッファ隠面処理装置5のフロ
ーを示している。処理51は、オブジェクトメモリ4上
に構成されたzバッファ隠面処理装置5用のルートポイ
ンタから始まり、そのルートポインタに連結されている
リストが終るまで実行される。処理52は、リストが示
しているアドレスの三角形の頂点データを仮想的なカメ
ラスクリーンに投影する処理である。処理53は、投影
された三角形内に存在するzバッファ9とフレームバッ
ファ10の各画素に対して行なわれる。処理54は、現
在注目しているzバッファ9の画素に格納されている奥
行きの値と投影した三角形の奥行きの比較を行ない、投
影した三角形が手前に存在する場合、処理55を行な
う。処理55は、現在注目しているフレームバッファ1
0の画素の色を陰影処理装置6によってもとまった色に
書き換える。同時にこの処理は、被写体の光学属性と現
在注目している画素の3次元空間上の位置を陰影処理装
置6に送る。
【0016】本実施例では、zバッファ隠面処理装置を
使用しているが、スキャンライン隠面処理装置を使用す
ることもできる。
【0017】図6は、陰影処理装置6のフローを示して
いる。処理61は、まず色を送られた被写体の色に設定
する処理である。処理62は、被写体の光学的な属性で
ある反射率を判定する処理である。この処理は、反射率
が0なら周りの被写体は映り込むことはないので、光線
追跡装置7を呼び出さないように制限する処理である。
処理63は、反射光線を算出し、光線追跡装置7を呼び
出す処理である。処理64は、まとまった反射による映
り込みの色を加算する処理である。この加算処理は、反
射率と求まった色を乗算し、加算する処理である。処理
65は、被写体の光学的な属性である屈折率を判定する
処理である。この処理は、屈折率が0なら屈折による周
りの被写体が映り込むことはないので、光線追跡装置7
をよびださないように制限している処理である。処理6
6は、屈折光線を算出し、光線追跡装置7を呼び出す処
理である。処理67は、求まった屈折による映り込みの
色を加算する処理である。
【0018】図7は、光線追跡装置7のフローを示して
いる。処理71は、光線追跡用のルートポインタが示し
ているボクセル集合を貫く光線が通るボクセルに対する
処理である。処理72は、ボクセルに登録された全ての
リストに対する処理である。処理73は、リストが示す
三角形と光線との交点を求める処理である。この処理
は、交点が存在すれば、処理74を呼ぶ。処理74は、
交点が存在する被写体の色を求めるため、陰影処理装置
6を呼び出す処理である。
【0019】
【発明の効果】本発明により、スクリーン上の隠面処理
はzバッファ法を用いているので、スクリーン上に投影
された被写体内で同一の処理を避けることができ、高速
に映像を生成することができる。また本発明により、被
写体の光学的な属性に従い、反射,屈折が存在する場
合、光線追跡法を用いて色を決定するので、被写体の光
学的な属性を正確に反映した映像を生成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す映像生成装置の構成図
である。
【図2】3次元空間データベース1に格納されている被
写体に関する形状データの例を表す図である。
【図3】3次元空間データベース1に格納されている被
写体に関する光学的な属性データの例を表す図である。
【図4】映像生成環境設定装置3によって構成されたオ
ブジェクトメモリ4の例を表す図である。
【図5】zバッファ隠面処理装置5のフローを表す図で
ある。
【図6】陰影処理装置6のフローを表す図である。
【図7】光線追跡装置7のフローを表す図である。
【符号の説明】
1…3次元空間データベース、2…データベース入力装
置、3…映像生成環境設定装置、4…オブジェクトメモ
リ、5…zバッファ隠面処理装置、6…陰影処理装置、
7…光線追跡装置、8…映像出力装置、9…zバッフ
ァ、10…フレームバッファ、11…画像データベー
ス、12…CRT。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】仮想的な3次元空間を構成する被写体に関
    する各種パラメータを指定するデータベースと、 該データベースに格納されている被写体の形状に関する
    データから、カメラスクリーンに対する奥行きを判定す
    る隠面処理手段と、 該データベースに格納されている被写体の光学的なデー
    タから被写体の色を決定する陰影処理手段と、 光を模擬する直線と上記データベースに格納されている
    形状に関するデータとの交点を決定する光線追跡手段と
    を備え、 前記カメラスクリーン上の隠面処理は前記隠面処理手段
    によって行ない、隠面処理によって可視である被写体の
    色を決定する際、前記陰影処理手段によって被写体の光
    学的なデータにより前記光線追跡手段を用いて色を算出
    することを特徴とする映像生成装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の映像生成装置において、
    前記隠面処理手段は、前記データベースに格納されてい
    る被写体の形状データをカメラスクリーンに投影し、投
    影された仮想形状内部に存在する画素の奥行きを判定す
    る手段を備えることを特徴とする映像生成装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の映像生成装置において、
    前記隠面処理手段は、カメラスクリーンに対して前記デ
    ータベースに格納されている被写体の形状データを手前
    から順に並ぶように並び変え、最も手前に存在する被写
    体を可視とする手段を備えることを特徴とする映像生成
    装置。
JP19915591A 1991-08-08 1991-08-08 映像生成装置 Pending JPH0546780A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19915591A JPH0546780A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 映像生成装置
US07/926,518 US5680525A (en) 1991-08-08 1992-08-10 Three-dimensional graphic system with an editor for generating a textrue mapping image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19915591A JPH0546780A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 映像生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0546780A true JPH0546780A (ja) 1993-02-26

Family

ID=16403074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19915591A Pending JPH0546780A (ja) 1991-08-08 1991-08-08 映像生成装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0546780A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7328800B2 (en) 2001-08-24 2008-02-12 Seiko Epson Corporation Cushioning material for packaging and packaging matter

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7328800B2 (en) 2001-08-24 2008-02-12 Seiko Epson Corporation Cushioning material for packaging and packaging matter

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