JPH0545947Y2 - - Google Patents

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JPH0545947Y2
JPH0545947Y2 JP1986103810U JP10381086U JPH0545947Y2 JP H0545947 Y2 JPH0545947 Y2 JP H0545947Y2 JP 1986103810 U JP1986103810 U JP 1986103810U JP 10381086 U JP10381086 U JP 10381086U JP H0545947 Y2 JPH0545947 Y2 JP H0545947Y2
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JP
Japan
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cylindrical container
handle
sampler
notch
cover
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JP1986103810U
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JPS6333443U (ja
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、サンプラーに関し、特に内部負圧が
高いパイプ等の中を移送されている粉体のサンプ
ル採取に適したサンプラーに関する。
b 従来の技術 従来、粉体を採取するサンプラーとしては、実
開昭48−83888号、特開昭50−87675号、或いは特
開昭58−206945号等の各公報に記載されたものが
存在する。
これらのサンプラーは、いずれも同心状に配置
された内筒と外筒とを有し、その各々の筒体の円
筒部に形成された開口を、いずれかの筒体を回転
或いは摺動させることにより一致させ、粉体を内
筒内に採取した後、再びいずれかの筒体を回転或
いは摺動させ、開口を塞ぎ粉体を内筒内に閉じ込
め、採取した粉体をこぼすことなく搬送できるよ
うにしたものである。
c 考案が解決しようとする課題 しかしながら、上述した各公報に記載されたサ
ンプラーにあつては、内筒と外筒とのいずれかの
筒体を、他方の筒体に対し回転或いは摺動させる
構造であるため、該筒体の両者を密着させて構成
することは、回転或いは摺動に際してその抵抗が
大きくなることからできず、内筒と外筒との間に
若干の隙間を形成することとなる。
このような隙間が形成されたサンプラーによつ
て、粉体、特に微粉体を採取する場合には、該微
粉体が内筒と外筒との間の上記隙間に入り込み、
採取後の粉体の排出時に残留する憂いがあり、該
残留試料がその後の採取試料に交じり、測定・分
析結果に悪影響を与える場合がある。
また、上記隙間に入り込んだ粉体は、その後の
筒体の回転或いは摺動の邪魔となり、特にセメン
ト粉末の如く固化する性質を有する粉体のサンプ
リングに使用した場合には、該隙間に入り込んだ
セメントが、空気中の水分と水和し固化すること
から、全くその後の使用ができない場合も存在し
た。
本考案は、上述した従来技術が有する課題に鑑
みなされたものであつて、その目的は、手際よく
確実にサンプルを採取することができると共に、
採取した試料の残留が少なく、しかも簡易な構造
のサンプラーを提供することにある。
d 課題を解決するための手段 本考案は、上記課題を解決するため、円筒部の
一部に切り欠き部を有する円筒状容器と、該円筒
状容器の母線に沿つて取り付けられた上方に延び
る柄と、該柄に平行で、かつ回転可能に該柄に近
接して装着されたハンドル軸と、該ハンドル軸に
その一端が固着され、かつ該ハンドル軸の回転に
より上記円筒状容器の切り欠き部を覆う略半円筒
状カバーとから構成したサンプラーとした。
e 作用 本考案にかかるサンプラーは、上述したように
試料を収容する円筒状容器の切り欠き部を閉塞す
るカバーを設けたため、該サンプラーを粉体移送
中のパイプ等の負圧が強い場所において使用して
も、手際よく確実にサンプルを採取することがで
きる。
また、円筒状容器の切り欠き部を閉塞する上記
カバーは、その一端が、円筒状容器の母線に沿つ
て取り付けられた柄に平行で、かつ回転可能に該
柄に近接して装着されたハンドル軸に固定された
略半円筒状カバーであるため、該カバーの動きは
円筒状容器の切り欠き部を開閉する扉の如き動き
となり、該カバーと円筒状容器との間に挟まれた
粉体試料も、該カバーの開放時には簡単に落下
し、採取試料の残留が少ないサンプラーとなる。
f 実施例 以下、本考案の実施例を、添付図面に従つて詳
細に説明する。
ここで、第1図は本考案にかかるサンプラーの
実施例を示した斜視図である。また第2図及び第
3図は、各々本考案にかかるサンプラーが開放状
態にある場合及び閉塞状態にある場合を示した断
面図である。
図において1はサンプラー全体を示し、該サン
プラー1は、円筒状容器2、柄3、ハンドル軸
4、及びカバー5とから主に構成されている。
円筒状容器2は、円筒部6と、該円筒部6の下
端及び上端を閉塞する底板7、天板8とから構成
され、該円筒状容器2の上記円筒部6の一部に
は、そのほぼ全長に亘つて切り欠き部9が形成さ
れている。
柄3は、上記円筒状容器2に形成された切り欠
き部9の中心線a−aから90°程ズレた位置の該
円筒状容器2の母線に沿つて取り付けられ、上方
に延びる棒状部10と、該棒状部10の上端に設
けられた握手部11とから構成されている。
また、ハンドル軸4は、上記柄3に固定された
2個の環状保持具12,12にその棒状部13を
通すことにより、該柄3に平行で、かつ回転可能
に該柄3に近接して装着され、上記棒状部13の
上端には、握手部14が設けられている。
カバー5は、筒体を二つ割りにした略半円筒形
状のもので、上記円筒状容器2の高さより若干高
く、かつ該円筒状容器2の円筒部6より若干長い
曲率半径を有する半円筒部15と、該半円筒部1
5の下端及び上端に設けられた底板16、天板1
7とから構成され、上記ハンドル軸4の下方の棒
状部13に、その一端が該カバー5の開口18が
上記円筒状容器2の切り欠き部9側に向いた状態
で固定されている。
上記の如く構成された本考案にかかるサンプラ
ーは、次のように使用される。
まず、ハンドル軸4の握手部14を第1図の矢
印方向に回転させることにより、第3図に示した
ように円筒状容器2の切り欠き部9をカバー5に
より塞いだ状態とする。この状態で粉体を移送す
るパイプ等に設けられた採取孔に該サンプラー1
を挿入する。挿入状態において、該サンプラー1
の上記切り欠き部9が上方に向くようにセツトす
る。
次に、再びハンドル軸4の握手部14を操作し
ることにより、第2図に示したようにカバー5を
開き、円筒状容器2の切り欠き部9が開放状態に
あるようにする。この状態とすることにより粉体
は円筒状容器2内に収容される。
粉体が収容された後、ハンドル軸4を再び回転
させ、円筒状容器2の切り欠き部9をカバー5に
より塞いだ状態とし、この状態でサンプラー1を
採取孔より引き出し、サンプル採取が完了する。
g 考案の効果 以上、説明した本考案にかかるサンプラーによ
れば、試料を収容する円筒状容器の切り欠き部を
閉塞するカバーを設けたため、該サンプラーを粉
体移送中のパイプ等の負圧が強い場所において使
用しても、手際よく確実にサンプルを採取するこ
とができる。
また、円筒状容器の切り欠き部を閉塞する上記
カバーは、その動きが円筒状容器の切り欠き部を
開閉する扉の如き動きとなり、該カバーと円筒状
容器との間に挟まれた粉体試料も、該カバーの開
放時には簡単に落下し、採取試料の残留が少ない
サンプラーとなる。
さらに、本考案のサンプラーは、その構造が簡
単であるため、製作が容易となると共に、サンプ
ル採取操作も簡単なものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるサンプラーの実施例を
示した斜視図である。また第2図及び第3図は、
各々本考案にかかるサンプラーが開放状態にある
場合及び閉塞状態にある場合を示した断面図であ
る。 1……サンプラー、2……円筒状容器、3……
柄、4……ハンドル軸、5……カバー、9……切
り欠き部、12……環状保持具。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒部の一部に切り欠き部を有する円筒状容器
    と、該円筒状容器の母線に沿つて取り付けられた
    上方に延びる柄と、該柄に平行で、かつ回転可能
    に該柄に近接して装着されたハンドル軸と、該ハ
    ンドル軸にその一端が固着され、かつ該ハンドル
    軸の回転により上記円筒状容器の切り欠き部を覆
    う略半円筒状カバーとから成ることを特徴とする
    サンプラー。
JP1986103810U 1986-07-08 1986-07-08 Expired - Lifetime JPH0545947Y2 (ja)

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JP1986103810U JPH0545947Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

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JP1986103810U JPH0545947Y2 (ja) 1986-07-08 1986-07-08

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Publication Number Publication Date
JPS6333443U JPS6333443U (ja) 1988-03-03
JPH0545947Y2 true JPH0545947Y2 (ja) 1993-11-30

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6116923B2 (ja) * 2013-01-29 2017-04-19 三菱重工業株式会社 液滴捕捉装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5087675A (ja) * 1973-11-29 1975-07-14
JPS58206945A (ja) * 1982-05-28 1983-12-02 Toshiba Corp 粉末試料採取装置

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JPS4883888U (ja) * 1972-01-10 1973-10-12

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JPS6333443U (ja) 1988-03-03

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