JPH0545436Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0545436Y2 JPH0545436Y2 JP1987164334U JP16433487U JPH0545436Y2 JP H0545436 Y2 JPH0545436 Y2 JP H0545436Y2 JP 1987164334 U JP1987164334 U JP 1987164334U JP 16433487 U JP16433487 U JP 16433487U JP H0545436 Y2 JPH0545436 Y2 JP H0545436Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- tank
- ultrasonic
- liquid
- liquid collection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
- Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本案は超音波洗浄後に洗浄槽などから取り出さ
れた被洗浄物の内底に残留する洗浄液を吸収して
除去するとともに、これを回収する超音波洗浄装
置における洗浄液回収構造に関する。
れた被洗浄物の内底に残留する洗浄液を吸収して
除去するとともに、これを回収する超音波洗浄装
置における洗浄液回収構造に関する。
（従来の技術及びその課題）
洗浄槽にトリクロロエチレン、フロン等の有機
溶剤を洗浄液として収容するとともに洗浄槽底部
外面又はその内面に超音波発生源を配設し、前記
洗浄液中に被洗浄物を浸漬した状態で超音波発生
源を励起すると、該発生源より照射される超音波
によつて液中にキヤビテーシヨンを発生し、これ
によつて被洗浄物の表面に付着している塵埃、油
脂類を剥離、除去して清浄にする超音波洗浄装置
は公知である。また被洗浄物の形状は多種多様で
あるが、特に袋孔、有底筒体のような凹部を有す
る被洗浄物の場合には洗浄後に洗浄槽から取り出
されたとき凹部内に洗浄液の一部が残留し、被洗
浄物の搬出とともにその残留洗浄液の有機溶剤も
外部に取り出されて無駄にすてられる。従来この
有機溶剤の逸出を防止するため洗浄槽の外部にお
いて被洗浄物を加熱して凹部内の溶剤を一旦気化
させた上で冷却し再び液化して洗浄槽内へ戻すこ
とによつて高価な洗浄液の消失と作業環境の汚染
を防止する方法が行われている。従つて従来装置
では加熱器と冷却器を要するため装置が大規模と
なるだけでなく、電力消費量が多く不経済であつ
た。
溶剤を洗浄液として収容するとともに洗浄槽底部
外面又はその内面に超音波発生源を配設し、前記
洗浄液中に被洗浄物を浸漬した状態で超音波発生
源を励起すると、該発生源より照射される超音波
によつて液中にキヤビテーシヨンを発生し、これ
によつて被洗浄物の表面に付着している塵埃、油
脂類を剥離、除去して清浄にする超音波洗浄装置
は公知である。また被洗浄物の形状は多種多様で
あるが、特に袋孔、有底筒体のような凹部を有す
る被洗浄物の場合には洗浄後に洗浄槽から取り出
されたとき凹部内に洗浄液の一部が残留し、被洗
浄物の搬出とともにその残留洗浄液の有機溶剤も
外部に取り出されて無駄にすてられる。従来この
有機溶剤の逸出を防止するため洗浄槽の外部にお
いて被洗浄物を加熱して凹部内の溶剤を一旦気化
させた上で冷却し再び液化して洗浄槽内へ戻すこ
とによつて高価な洗浄液の消失と作業環境の汚染
を防止する方法が行われている。従つて従来装置
では加熱器と冷却器を要するため装置が大規模と
なるだけでなく、電力消費量が多く不経済であつ
た。
（課題を解決するための手段）
本案は上記の不具合を解消するための提案であ
つて、超音波洗浄槽の上方に配する集液タンクと
超音波霧化振動子とよりなり、集液タンクはこの
集液タンク下部に開口する帰還パイプを介して上
記洗浄槽に連通され、超音波洗浄槽から取り出さ
れた被洗浄物に残留している洗浄液を吸収するた
め被洗浄物内に挿入できる振動ホーンの先端に多
孔質部材を装着させてなるものである。
つて、超音波洗浄槽の上方に配する集液タンクと
超音波霧化振動子とよりなり、集液タンクはこの
集液タンク下部に開口する帰還パイプを介して上
記洗浄槽に連通され、超音波洗浄槽から取り出さ
れた被洗浄物に残留している洗浄液を吸収するた
め被洗浄物内に挿入できる振動ホーンの先端に多
孔質部材を装着させてなるものである。
（実施例及び作用）
第１及び第２図は本案の実施例に用いる超音波
霧化振動子を示し、Ｐは同極面同士を対向した一
対の圧電素子１，１とその異極面に積層された前
面板２及び裏打板３よりなる。上記前面板２側に
は、その外端面より突出した振動ホーン４の先端
に多孔質部材Ｍを具える。この振動子Ｐは圧電素
子１，１に接続した高周波発振器５により縦モー
ドで励起され、振動ホーン４の先端に超音波振動
を呈する。又、前面板２の振動ノードの位置に径
大のフランジ６を設け、該フランジ６を介して振
動子Ｐをケース等の保持部材（図示しない）に固
定される。次に第２図は本案の一実施例に係り、
超音波洗浄槽１４の内部に適当な洗浄液１５と該
液中浸漬した洗浄かご１６に保持された凹状部品
等の被洗浄物７が配されている。また、前記洗浄
槽１４の上方部位には、集液タンク１１が配置さ
れ、該タンク１１と槽１４は帰還パイプ１２によ
り連通結合されている。上記集液タンク１１は第
１図で述べた超音波霧化振動子Ｐとともに洗浄液
回収構造を構成し、上記振動子Ｐのホーン４がタ
ンク１１内に入出自在に配されている。そして、
本案装置の作用について説明すると、超音波洗浄
後に、洗浄槽１４から取り出した被洗浄物７の凹
部８内には第１図に詳細に示すように残留液９が
凹部内壁に被着しているので、この凹部８内に振
動ホーン４を挿入して多孔質部材Ｍの無数の気孔
１０中に毛細管作用により前記残留洗浄液９を吸
込ませる。しかる後この振動子Ｐを移動操作して
集液タンク１１内に振動ホーン端を臨ませ、高周
波発振器５によつて振動子Ｐを駆動すると、振動
ホーン４先端面が超音波振動し多孔質部材に含浸
されている洗浄液を霧状にして空中に飛散させ
る。飛散された有機溶剤の霧粒１３は集液タンク
１１内に落滴し、タンク底部の帰還パイプ１２を
通じて第３図に示すように洗浄槽１４へ戻され再
使用に供される。
霧化振動子を示し、Ｐは同極面同士を対向した一
対の圧電素子１，１とその異極面に積層された前
面板２及び裏打板３よりなる。上記前面板２側に
は、その外端面より突出した振動ホーン４の先端
に多孔質部材Ｍを具える。この振動子Ｐは圧電素
子１，１に接続した高周波発振器５により縦モー
ドで励起され、振動ホーン４の先端に超音波振動
を呈する。又、前面板２の振動ノードの位置に径
大のフランジ６を設け、該フランジ６を介して振
動子Ｐをケース等の保持部材（図示しない）に固
定される。次に第２図は本案の一実施例に係り、
超音波洗浄槽１４の内部に適当な洗浄液１５と該
液中浸漬した洗浄かご１６に保持された凹状部品
等の被洗浄物７が配されている。また、前記洗浄
槽１４の上方部位には、集液タンク１１が配置さ
れ、該タンク１１と槽１４は帰還パイプ１２によ
り連通結合されている。上記集液タンク１１は第
１図で述べた超音波霧化振動子Ｐとともに洗浄液
回収構造を構成し、上記振動子Ｐのホーン４がタ
ンク１１内に入出自在に配されている。そして、
本案装置の作用について説明すると、超音波洗浄
後に、洗浄槽１４から取り出した被洗浄物７の凹
部８内には第１図に詳細に示すように残留液９が
凹部内壁に被着しているので、この凹部８内に振
動ホーン４を挿入して多孔質部材Ｍの無数の気孔
１０中に毛細管作用により前記残留洗浄液９を吸
込ませる。しかる後この振動子Ｐを移動操作して
集液タンク１１内に振動ホーン端を臨ませ、高周
波発振器５によつて振動子Ｐを駆動すると、振動
ホーン４先端面が超音波振動し多孔質部材に含浸
されている洗浄液を霧状にして空中に飛散させ
る。飛散された有機溶剤の霧粒１３は集液タンク
１１内に落滴し、タンク底部の帰還パイプ１２を
通じて第３図に示すように洗浄槽１４へ戻され再
使用に供される。
（考案の効果）
本案の構成によれば、従来のように被洗浄物に
残留した有機溶剤を回収するためこれを加熱して
蒸気とし、さらに冷却して液化させるという煩瑣
な処理工程を省略し、そのため大規模な加熱、冷
却装置と処理用の電力を必要とすることがないの
で、経済的に処理できて回収効果をあげ、また洗
浄液の無駄もなく環境汚染のおそれもない顕著な
効果を奏する。
残留した有機溶剤を回収するためこれを加熱して
蒸気とし、さらに冷却して液化させるという煩瑣
な処理工程を省略し、そのため大規模な加熱、冷
却装置と処理用の電力を必要とすることがないの
で、経済的に処理できて回収効果をあげ、また洗
浄液の無駄もなく環境汚染のおそれもない顕著な
効果を奏する。
第１図は本案装置に用いる超音波霧化振動子の
一部切截縦断正面図、第２図は本案装置の一実施
例を示す縦断正面図である。 Ｐ……超音波霧化子、Ｍ……多孔質部材、４…
…振動ホーン、７……被洗浄物、８……凹部、９
……残留液、１１……集液タンク、１２……帰還
パイプ。
一部切截縦断正面図、第２図は本案装置の一実施
例を示す縦断正面図である。 Ｐ……超音波霧化子、Ｍ……多孔質部材、４…
…振動ホーン、７……被洗浄物、８……凹部、９
……残留液、１１……集液タンク、１２……帰還
パイプ。
Claims (1)
- 集液タンクと超音波霧化振動子とよりなり、集
液タンクは洗浄槽上方に配されて、上記洗浄槽と
の間に上記集液タンク下部に開口する帰還パイプ
を介して連通され、超音波霧化振動子は高周波発
振器に接続する一対の圧電素子を具え、一方の圧
電素子側より突出する振動ホーン先端に被洗浄物
内に挿入できる多孔質部材を取付けるとともに、
集液タンク内に入出自在に別体に構成してなる超
音波洗浄装置における洗浄液回収構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987164334U JPH0545436Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987164334U JPH0545436Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0169695U JPH0169695U (ja) | 1989-05-09 |
| JPH0545436Y2 true JPH0545436Y2 (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=31449853
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987164334U Expired - Lifetime JPH0545436Y2 (ja) | 1987-10-26 | 1987-10-26 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0545436Y2 (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4118157Y1 (ja) * | 1965-03-15 | 1966-08-23 | ||
| JPS4211629Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1967-06-29 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54159870U (ja) * | 1978-04-28 | 1979-11-08 | ||
| JPS61187268U (ja) * | 1985-05-13 | 1986-11-21 |
-
1987
- 1987-10-26 JP JP1987164334U patent/JPH0545436Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4211629Y1 (ja) * | 1964-10-29 | 1967-06-29 | ||
| JPS4118157Y1 (ja) * | 1965-03-15 | 1966-08-23 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0169695U (ja) | 1989-05-09 |
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