JPH0544934U - 荷役作業用安全装置 - Google Patents

荷役作業用安全装置

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JPH0544934U
JPH0544934U JP10338591U JP10338591U JPH0544934U JP H0544934 U JPH0544934 U JP H0544934U JP 10338591 U JP10338591 U JP 10338591U JP 10338591 U JP10338591 U JP 10338591U JP H0544934 U JPH0544934 U JP H0544934U
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JP
Japan
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platform
cover plate
cargo handling
safety device
handling work
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Pending
Application number
JP10338591U
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English (en)
Inventor
英宏 草野
巌 岡本
勝信 高橋
光也 谷元
博文 内田
恵 大当
Original Assignee
川鉄運輸株式会社
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Publication of JPH0544934U publication Critical patent/JPH0544934U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 荷役作業用安全装置において、プラットホー
ムの隙間への足の落ち込み、荷台から地上への転落を、
簡単かつ安価に防止する。 【構成】 プラットホーム16の端部にカバー板22を
ヒンジ止めして、使用時に荷台2側へ揺動させて、プラ
ットホーム16と荷台2との間の隙間tをカバーする。
1人の作業者でカバー板の揺動作業が簡単にできる。ま
た、台車のフレームに転落防止用ネットを張って、使用
時に、プラットホームの無い側の荷台の側方へ移動させ
る。1人の作業者で台車の移動作業が簡単にできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、荷役作業用安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、荷役作業、例えば、図8に示すようなトラック1の荷台2に圧延コイル 3,…,3を積み込んだり、荷台2から圧延コイル3,…,3を積み降ろしたり する荷役作業の場合には、図9に示すように、作業者が荷台2と略同じ高さの固 定式プラットホーム4の上や荷台2の上に乗って、クレーンの吊上げ用ワイヤを 圧延コイル3から外したり、圧延コイル3に掛けたりする作業(玉掛け作業)を 行っている。
【0003】 また、例えば、図10に示すようなトラック1の荷台2に長寸の鋼材5,…, 5をピラミッド状に積み込んだり、荷台2から鋼材5,…,5を積み降ろしたり する荷役作業の場合には、図11に示すように、作業者がプラットホーム4の上 や荷台2の上、さらには鋼材5の上に乗って、クレーンの吊上げ用ワイヤを鋼材 5から外したり、鋼材5に掛けたりする作業を行っている。
【0004】 ところが、上記各荷役作業では、図9及び図11に示したように、接触事故防 止のためにトラック1の荷台2とプラットホーム4との間に隙間t(通常は30 cm程度)を隔てる必要があるから、矢印aで示すように、この隙間tに作業者 が足を落ち込ませて転倒するという危険があった。また、プラットホーム4の無 い側の荷台2の上から、矢印bで示すように、作業者が足を滑らせて地上6に転 落するという危険もあった。さらに、特に後者の荷役作業では、油等が付着して 滑りやすい鋼材5の上から、矢印cで示すように、地上6に転落するという危険 もあった。
【0005】 そこで、図12に示すように、メインのプラットホーム7に車輪8を付けて可 動式とし、トラック1の荷台2との間の隙間tを少なくするために移動させたり 、荷台2の他側にもサブの可動式プラットホーム10を設けるものが、本出願人 によって提案されている。これにより、上記隙間tに足を落ち込ませて転倒した り、荷台2の上から地上6に転落したりするという危険は解消できる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、メインのプラットホーム7は、その全長が約9mもある重量物 であり、サブのプラットホーム10も数mづつに分割できるとはいえ重量物であ るから、手動で移動させる場合には、多数の作業者を必要とした。また、メイン のプラットホーム7を油圧シリンダ9で自動的に移動させる場合には、高値な油 圧設備を必要とするうえ、プラットホーム7にトラック1の荷台2が誤って接触 すると油圧シリンダ9が破損しやすいという問題があった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、輸送車両の荷台とプラットホームとの間の隙間への 足の落ち込みや、荷台から地上への転落を、簡単かつ安価に防止できる荷役作業 用安全装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の請求項1は、輸送車両の荷台の側方に、 該荷台と略同じ高さのプラットホームが設けられ、該プラットホームの端部に、 非使用時はプラットホーム側に上揺動させ、使用時は荷台側に下揺動させてプラ ットホームとの間の隙間をカバーするカバー板が揺動自在にヒンジ止めされてい ることを特徴としている。 また、請求項2は、輸送車両の荷台の側方に、走行自在な台車が設けられ、該 台車の上部に立設したフレームに、転落防止用ネットが張られていることを特徴 としている。
【0009】
【作用】
本考案の請求項1の装置によれば、プラットホームの端部にヒンジ止めしたカ バー板を、使用時に荷台側へ揺動させると、プラットホームと荷台との間の隙間 がカバーされるようになる。これにより、上記隙間に足を落ち込ませるという危 険がなくなる。しかも、カバー板を上下揺動させるだけであるから、1人の作業 者で簡単に作業でき、装置コストも安価である。 また、請求項2の装置によれば、台車のフレームに転落防止用ネットを張って 、使用時に、プラットホームの無い側の荷台の側方へ移動させる。これにより、 荷台または積荷の上から地上に転落するという危険がなくなる。しかも、軽量な ネット台車を移動させるだけであるから、1人の作業者で簡単に作業でき、装置 コストも安価である。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。図1に示すように、荷役 作業場の地上15には、固定式のプラットホーム16と、可動式のネット台車1 7とが設けられている。
【0011】 上記固定式プラットホーム16は、地上15に立設した多数本の支柱18,… ,18により、トラック1の荷台2と略同じ高さとなるように支持されていて( 図2参照)、地上15とプラットホーム16との間には、作業者の昇降用階段2 0が設けられている。該階段20及び上記プラットホーム16には、安全のため の手摺21が設けられている。なお、階段20には、両側に手摺21を設けるの が好ましい。
【0012】 上記プラットホーム16の端部には、プラットホーム16の全長と略同じ長さ (約9m)で、トラック1の荷台2との間の隙間tと略同じ幅(約30cm)の カバー板22が、ヒンジ部材23,…,23により上下揺動自在にヒンジ止めさ れている。上記プラットホーム16の端部には、多数本のポール24,…,24 が立設され、該各ポール24の上部にはチェーン25,…,25の一端部がそれ ぞれ接続されている。
【0013】 図2に詳細に示すように、上記ヒンジ部材23は、プラットホーム16に固定 のヒンジ金具23aと、カバー板22に固定のヒンジ金具23bとをヒンジ軸2 3cで連結した周知の構造である。
【0014】 上記カバー板22は、同図に二点鎖線で示す使用時には、荷台2側に下揺動さ れて、プラットホーム16の上面に対して面一となる位置で、プラットホーム1 6の端面に固定した下揺動ストッパー26で当て止められる。なお、カバー板2 2の長さ方向の両端面に、蛍光塗料で黒色と黄色の斜線を交互に施した安全マー ク(いわゆるトラ・マーク)を付けるのが好ましい。
【0015】 また、同図に実線で示す非使用時には、プラットホーム16側に上揺動されて 、図3に示すように、プラットホーム16の上面に対して直角より僅かに内向き となる位置で、プラットホーム16の上面に固定した上揺動ストッパー27で当 て止められる。
【0016】 上記各ポール24に一端部を接続したチェーン25の他端部は、図2に示すよ うに、カバー板22の先端部にそれぞれ接続されている。このチェーン25は、 ポール24とカバー板22との間で、カバー板22の使用時において、作業者の 足が引っ掛からない程度にたるんだ状態であるのが好ましい。
【0017】 図4に示すように、上記プラットホーム16の中央下面には、ばね式の軽力ユ ニット28が固定され、該軽力ユニット28の軽力アーム29が上記カバー板2 2の裏面に固定されている。この軽力ユニット28は、ばね力を利用してカバー 板22を軽い力で上揺動させるためのもので、その構造は周知であるから、詳細 な説明は省略する。上記ばね力は、ボルト30を操作することで調節することが できる。なお、バランサー(分銅)を利用した軽力ユニットであっても良い。
【0018】 一方、図5に示すように、上記可動式のネット台車17は、車輪(キャスター )32a付きの四角枠状の基台32の上部に、垂直なポール33a,33aと、 逆L字状のポール33b,33bとを組み合わせて立設し、各ポール33a,3 3bにU字状に湾曲させたポール33c,33cを連結して、ポール33aと3 3cにまたがって、略L字状にネット34を張った軽量かつシンプルな構造であ る。上記ネット台車17は、車輪32aにより、地上15の任意の位置に移動さ せることができる。なお、上記L字状のポール33b,33bの露出部分に、ウ レタンパッドを巻付けるのが好ましい。
【0019】 上記構成であれば、図1に示したように、プラットホーム16のカバー板22 が上揺動位置にあり、かつネット台車17をトラック1の走行に支障がない位置 に移動させた状態で、トラック1を進入させて、荷台2をプラットホーム16と 隙間t程度を隔てて横付けさせる。
【0020】 その後、作業者がプラットホーム16の上で上揺動位置のカバー板22を足で 荷台2側へ蹴り倒すと、カバー板22は軽力ユニット28により、緩やかに下揺 動して、下揺動ストッパー26で当て止められ、プラットホーム16の上面に対 して面一となり、上記隙間tをカバーするようになる。
【0021】 また、作業者が地上15で上記ネット台車17をプラットホーム16の無い荷 台2の側方へ手で移動させる。なお、上記ネット台車17は、作業中に必要な箇 所へ随時移動させても良いし、荷台2の側方へ複数台を並べても良い。
【0022】 その後、作業者がプラットホーム16や荷台2の上で、コイル3や鋼材5の積 み込みや積み降ろし等の荷役作業を行う。
【0023】 この荷役作業中において、図6に示すように、上記隙間tがカバー板22でカ バーされているから、作業者が足を落ち込ませる危険がない。また、作業者が荷 台2や鋼材5の上で足を滑らせても、ネット台車17のネット34の上に転落す るだけであるから、地上15に転落する危険がない。
【0024】 上記荷役作業の完了後、作業者が地上15でネット台車17を再びトラック1 の走行に支障がない位置に手で移動させる。また、作業者がプラットホーム16 の上でチェーン25を手で引き上げると、カバー板22は、軽力ユニット28に より、軽い力で上揺動して、上揺動ストッパー27で当て止められ、プラットホ ーム16の上面に対して直角より僅かに内向きとなり、上記隙間tをカバーしな くなる。その後、トラック1を走行させると、トラック1の荷台2がカバー板2 2に接触する事故が発生しない。
【0025】 上記のように、プラットホーム16にヒンジ止めしたカバー板22を手動で上 下揺動させるだけで、隙間tのカバー及びアンカバー作業が1人の作業者で簡単 に行える。また、カバー板22を設けるだけであるから、装置コストも安価で故 障もない。さらに、軽量のネット台車17を移動させる作業も1人の作業者で簡 単に行え、装置コストも安価である。なお、上記プラットホーム16に車輪を取 付けて可動式としても良い。また、可動式のプラットホーム16を例えば2つに 分割して、必要時に合体させるセパレーツタイプとしても良い。
【0026】 なお、図7に示すように、上記プラットホーム16の上に昇降リフター40を 設け、該リフター40に上記カバー板22を取付けると、鋼材5の上で作業する ような場合には、より安全である。また、上記ネット台車17の基台32の上に 昇降リフター41を設け、該リフター41に上記ポール33a〜33cやネット 34を取付けると、同様に、鋼材5の上で作業するような場合には、より安全で ある。なおまた、上記実施例では、輸送車両としてトラックを例にしたが、鉄道 車両や船舶にも適用できることは言うまでもない。
【0027】
【考案の効果】
以上の説明からも明らかなように、本考案の請求項1の荷役作業用安全装置は 、プラットホームの端部にカバー板をヒンジ止めして、使用時に荷台側へ揺動さ せて、プラットホームと荷台との間の隙間をカバーするようにしたものである。 したがって、作業者が隙間に足を落ち込ませて転倒するという危険がなくなる。 また、カバー板を上下揺動させるだけであるから、1人の作業者で簡単に作業で き、装置コストも安価である。 一方、本考案の請求項2の荷役作業用安全装置は、台車のフレームに転落防止 用ネットを張って、使用時に、プラットホームの無い側の荷台の側方へ移動させ るようにしたものである。したがって、作業者が荷台または積荷の上から地上に 転落するという危険がなくなる。また、軽量な台車を移動させるだけであるから 、1人の作業者で簡単に作業でき、装置コストも安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の荷役作業用安全装置の斜視図
【図2】 カバー板のヒンジ部分の断面図
【図3】 カバー板のストッパー部分の断面図
【図4】 カバー板の軽力ユニット部分の断面図
【図5】 ネット台車の斜視図
【図6】 安全装置の使用状態説明図
【図7】 安全装置の変形例の使用状態説明図
【図8】 コイルを積載したトラックの斜視図
【図9】 図8のトラックと従来のプラットホームと
の関係説明図
【図10】 鋼材を積載したトラックの斜視図
【図11】 図10のトラックと従来のプラットホーム
との関係説明図
【図12】 先行技術の安全装置の使用状態説明図
【符号の説明】
1…トラック、2…荷台、3…圧延コイル、5…鋼材、
16…プラットホーム、17…ネット台車、22…カバ
ー板、23…ヒンジ部材、34…ネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 谷元 光也 千葉県千葉市生実町2865の1 おゆみ野12 −29−5 (72)考案者 内田 博文 兵庫県神戸市垂水区泉が丘5丁目2番20号 (72)考案者 大当 恵 兵庫県神戸市西区北山台3丁目6番12号

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輸送車両の荷台の側方に、該荷台と略同
    じ高さのプラットホームが設けられ、該プラットホーム
    の端部に、非使用時はプラットホーム側に上揺動させ、
    使用時は荷台側に下揺動させてプラットホームとの間の
    隙間をカバーするカバー板が揺動自在にヒンジ止めされ
    ていることを特徴とする荷役作業用安全装置。
  2. 【請求項2】 輸送車両の荷台の側方に、走行自在な台
    車が設けられ、該台車の上部に立設したフレームに、転
    落防止用ネットが張られていることを特徴とする荷役作
    業用安全装置。
JP10338591U 1991-11-19 1991-11-19 荷役作業用安全装置 Pending JPH0544934U (ja)

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JP10338591U JPH0544934U (ja) 1991-11-19 1991-11-19 荷役作業用安全装置

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JP10338591U JPH0544934U (ja) 1991-11-19 1991-11-19 荷役作業用安全装置

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JPH0544934U true JPH0544934U (ja) 1993-06-15

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JP10338591U Pending JPH0544934U (ja) 1991-11-19 1991-11-19 荷役作業用安全装置

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JP (1) JPH0544934U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012579A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 大和電機工業株式会社 区画装置及びこれを備える荷役架台
JP2018020906A (ja) * 2016-07-20 2018-02-08 大和電機工業株式会社 荷役架台

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018012579A (ja) * 2016-07-20 2018-01-25 大和電機工業株式会社 区画装置及びこれを備える荷役架台
JP2018020906A (ja) * 2016-07-20 2018-02-08 大和電機工業株式会社 荷役架台

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