JPH0543575Y2 - - Google Patents

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JPH0543575Y2
JPH0543575Y2 JP9015387U JP9015387U JPH0543575Y2 JP H0543575 Y2 JPH0543575 Y2 JP H0543575Y2 JP 9015387 U JP9015387 U JP 9015387U JP 9015387 U JP9015387 U JP 9015387U JP H0543575 Y2 JPH0543575 Y2 JP H0543575Y2
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cut
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agc
rfagc
amplifier
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、テレビ受像機、ビデオテープレコー
ダ等の映像信号を扱う機器に利用される映像検波
用AGC装置に関する。
(従来の技術) 従来、レベル変動を伴う映像信号に対して、一
定の映像検波出力を得るためにチユーナのRF用
増幅器及び映像中間周波用増幅器にそれぞれ
AGC回路が設けられている。
第3図は、この種従来の映像検波用AGC装置
を示している。
映像中間周波(PiF)用増幅器1の入力側にこ
の増幅器1のゲインコントロールを行う映像中間
周波用AGC回路2が設けられ、このAGC回路2
から出力されるAGC電圧はチユーナのRF用増幅
器3のゲインコントロールを行うRF用AGC回路
4に入力されている。なお、符号5は映像中間周
波用AGC回路2の時定数設定端子であり、この
端子5に充放電時定数を決定するためのコンデン
サ6が接続され、また符号7はRF用AGC回路4
のカツトインレベル調整端子であり、この端子7
に可変抵抗8が接続されている。
第4図は、第3図に示す映像検波用AGC装置
において、RF入力電界(単位:dBμ)に対する
AGC電圧及び映像検波出力の特性図を示してい
る。
映像検波出力波形10は弱電界領域の所定の規
定値(同図では20dBμ)からAGC特性が働き始
め、この弱電界領域から中電界領域(60dBμ)ま
では映像中間増幅用AGC特性11が動作して映
像中間周波用増幅器1のゲインを減少させ、一方
中電界領域から強電界領域(100dBμ前後)まで
はRF用AGC特性12が作動して、チユーナの
RF用増幅器3のゲインを減少させている。この
ように電界の大きさに応じて特性の異なる2種の
AGC特性を利用して一定の映像検波出力を得て
いる。なお、第4図において前記RF用AGC特性
12のゲインが指数関数的に減少を始める個所1
3が、いわゆるRFAGCカツトインレベル(図面
では60dBμ)を示している。
(考案が解決しようとする問題点) しかるに、映像検波用AGC装置における前記
映像中間周波用増幅器1及びRF用増幅器3はそ
れぞれ約40dB以上のゲインを必要とする一方、
映像中間周波用AGC回路2は前記コンデンサ6
による充放電時定数がある為、RF入力を弱電界
から強電界に変化させた時、RF用AGC電圧がそ
の急激な変動に追従出来ず、ロツクすることがあ
る。これにより、映像中間周波用増幅器1、RF
用増幅器3のゲインがロツクして、正常な検波出
力が得られなくなる場合があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係わる映像検波用AGC装置は、映像
検波用出力を安定させるために、チユーナのRF
用増幅器及び映像中間周波用増幅器の各々に
AGC回路が設けられたもので、RF用増幅器の
AGC回路のRFAGCカツトインレベルは該AGC
回路のRFAGCカツトインレベル調整端子に印加
される電圧レベルによつて調整され、該カツトイ
ンレベル調整端子の電圧レベルが大きくなればそ
れだけカツトインレベルが低入力側に移動し、前
記映像中間周波用増幅器のAGC回路の充放電時
定数は該AGC回路の時定数設定端子に接続され
た容量素子によつて規制され、該時定数設定端子
と前記RFAGCカツトインレベル調整端子間にカ
ツトインレベル移動回路が設けられ、前記容量素
子の放電電流を前記RFAGCカツトインレベル調
整端子へ移動可能に構成したものである。
(作用) RF入力が弱電界から強電界に急激に変化した
ときに、映像中間周波用増幅器のAGC回路に接
続された容量素子からの放電電流がカツトインレ
ベル移動回路を介してRF用増幅器のAGC回路の
RFAGCカツトインレベル調整端子に流れるた
め、RF入力が急激に大きくなつても、その切り
替わりの瞬間はカツトインレベル調整端子のレベ
ルが徐々にしか変わらない。これによりRF用増
幅器のゲインが低く維持されるので、映像中間周
波用増幅器及びRF用増幅器はロツクしない。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
説明する。
第1図は、本考案に係る映像検波用AGC装置
を示している。
この映像検波用AGC装置は、第3図に示す回
路構成に対して、映像中間周波用AGC回路2の
時定数設定端子5とRF用AGC回路4のRFAGC
カツトインレベル調整端子7間にカツトインレベ
ル移動回路15を挿入したのが構成上異なり、時
定数設定端子5の電位VAはカツトインレベル調
整端子7の電位VBよりも高くされている。そし
て、RF用AGC回路4のカツトインレベル調整端
子7に印加される電圧レベルが大きくなればそれ
だけRFAGCカツトインレベルが低入力側に移動
する特性を有している。さらに、前記映像中間周
波用増幅器1、映像周間中波用AGC回路2、RF
用AGC回路4は集積された1つの回路素子で構
成され、前記時定数設定端子5、カツトインレベ
ル調整端子7はこの集積回路の端子である。
このカツトインレベル移動回路15は時定数設
定端子5に接続されたコンデンサ6の放電電流を
カツトインレベル調整端子7に接続された可変抵
抗8へ流すことにより、このカツトインレベル調
整端子7の電位を上昇させ、RFAGCカツトイン
レベルを低RF入力側に移動させるもので、例え
ば抵抗素子等の受動素子によつて構成されてい
る。第2図に示す特性図では、カツトインレベル
移動回路15を接続したときのRF用AGC特性を
破線で示している。
なお、第1図において第3図と同じ構成ブロツ
クには同一の符号を付している。
次に、上記構成からなる映像検波用AGC装置
の動作について説明する。
いま、前記カツトインレベル移動回路15が接
続される以前のRFAGCカツトインレベルは、
RF入力が60dBμの中電界レベル(第2図におい
てD点で示す)とする。前記カツトインレベル移
動回路15を例えば抵抗素子で構成した場合、こ
の中電界レベルよりも低レベル、例えば30〜
40dBμのときには、前記時定数設定端子5の電位
VAがカツトインレベル調整端子7の電位VBの電
位よりも高いので、コンデンサ6からの放電電流
によつてカツトインレベル調整端子7の電位は上
昇し、これによりRFAGCカツトインレベルは前
記抵抗素子がない場合に比べて低RF入力側(第
2図においてC点で示す)に移動する。このよう
なとき、RF入力が60dBμよりも高い強電界に変
化すると、従来の装置(第3図)では前記電位
VAはカツトイン後の低い値まで下がり、RF用
AGC電圧もカツトインしてその電界強度の大き
さに対して所定の値まで下がるが、本例の場合に
は前記コンデンサ6に蓄積された電荷が所定の時
定数でカツトインレベル移動回路15を介してカ
ツトインレベル調整端子7側へ放電するため、電
位VA及び電位VBは徐々にしか変化せず、このた
め強電界入力の瞬間はRFAGCカツトインレベル
は前記C点のままである。しかして、コンデンサ
6に蓄積された電荷が十分放電されると、前記カ
ツトインレベル調整端子7の電位が減少するので
RFAGCカツトインレベルを60dBμの個所13で
あるD点(第2図参照)へ移行する。このように
弱電界から強電界へRF入力が急激に変化したと
きの切り替わりの瞬間には前記C点をRFAGCカ
ツトインレベルにして、RF用増幅器3のゲイン
を下げるのでRFAGCはロツクしない。
なお、第2図においてRF入力が弱電界であれ
ばそれだけ電位VA及びVBの電位が高くなるので
前記C点はそれだけ低RF入力側に移動するので、
非常に大きなRF入力があつた場合でも、
RFAGCのロツク現象を防止することができる。
すなわち、初めの電界強度が30〜40dBμのときに
比べて、初めの電界強度が極めて弱電界(例え
ば、無入力時)のときは、前記電位VA及びVB
高いのでそれだけRFAGCカツトインレベルの移
動量も大きく、強入力時でのRF用増幅器3は本
来のゲインよりも低くなるでロツク現象が起こり
難くなる。
なお、上述した実施例におけるカツトインレベ
ル移動回路15は抵抗素子で構成したが、時定数
設定端子5、RFAGCカツトインレベル調整端子
7の電位と入力電界強度との関係及びRFAGCカ
ツトインレベルの移動特性によつては、もちろん
別の回路素子が必要となる。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、映像中間
周波用AGC回路に接続された容量素子の放電時
定数を利用して弱電界から強電界への切り替わり
時においても、RFAGCカツトインレベルを低入
力側へ移したままにしているので、ロツク現象が
生じない。このため、映像中間周波用増幅器及び
RF用増幅器のゲインを高くしても安定動作が可
能であり、感度の良好な装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る映像検波用AGC装置の
実施例を示すブロツク図、第2図は第1図におけ
るRF入力とAGC電圧及び映像検波出力を示す特
性図、第3図は従来例を示すブロツク図、第4図
は第3図におけるRF入力とAGC電圧及び映像検
波出力を示す特性図である。 1……映像中間周波用増幅器、2……映像中間
周波用AGC回路、3……RF用増幅器、4……
RF用AGC回路、5……時定数設定端子、6……
コンデンサ(容量素子)、7……RFAGCカツト
インレベル調整端子、15……カツトインレベル
移動回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 映像検波出力を安定させるために、チユーナの
    RF用増幅器及び映像中間周波用増幅器の各々に
    AGC回路が設けられたもので、RF用増幅器の
    AGC回路のRFAGCカツトインレベルは該AGC
    回路のRFAGCカツトインレベル調整端子に印加
    される電圧レベルによつて調整され、該カツトイ
    ンレベル調整端子の電圧レベルが大きくなればそ
    れだけカツトインレベルが低入力側に移動し、前
    記映像中間周波用増幅器のAGC回路の充放電時
    定数は該AGC回路の時定数設定端子に接続され
    た容量素子によつて規制され、該時定数設定端子
    と前記RFAGCカツトインレベル調整端子間にカ
    ツトインレベル移動回路が設けられ、前記容量素
    子の放電電流を前記RFAGCカツトインレベル調
    整端子へ移動可能に構成したことを特徴とする映
    像検波用AGC装置。
JP9015387U 1987-06-10 1987-06-10 Expired - Lifetime JPH0543575Y2 (ja)

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JP9015387U JPH0543575Y2 (ja) 1987-06-10 1987-06-10

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JPS63198281U JPS63198281U (ja) 1988-12-20
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